JPH0227550A

JPH0227550A - 光学ヘッド

Info

Publication number: JPH0227550A
Application number: JP17671488A
Authority: JP
Inventors: Kan Nishisaka; 西坂　歓; Katsutoshi Wada; 勝利和田; Hideo Yamazaki; 英生山崎
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-07-15
Filing date: 1988-07-15
Publication date: 1990-01-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）この発明は光デイスク装置における光学ヘッドに係り、
特に光磁気ディスクを用いた場合に適した光学ヘッドに
関する。

（従来の技術）光ディスク（光磁気ディスクも含む）に光ビームを照射
して情報の記録及び再生を行なう光デイスク装置に用い
られる光学ヘッドは、一般に半導体レーザのような光源
からの光ビームを光デイスク面に集束・照射するための
対物レンズと、これを光ディスクの面に垂直な方向に移
動させるフォーカシングコイル及び光ディスクの半径方
向に移動させるトラッキングコイルと、これらフォーカ
シングコイル及びトラッキングコイルのためのマグネッ
トとヨークからなる磁気回路によって構成される。

このような光学ヘッドは、トラックアクセスの高速化及
び光デイスク装置の小型化を達成するために、小型・軽
量であることが要求される。そこで、例えば特開昭５９
−１２１６３６号公報に記載されているように、フォー
カシングコイルとトラッキングコイルとに共通の磁気回
路を用いた光学ヘッドが考案されている。この従来の光
学ヘッドは、光ディスクと平行な面に２つの平板状マグ
ネットを設け、さらに両マグネットの間に配置された中
心ヨーク部と、その両側に配置された側面ヨーク部と、
中心ヨーク部及び側面ヨーク部の端部を連絡する連絡ヨ
ーク部からなるヨークを設けることによって、閉磁路が
形成されている。そして、対物レンズを保持した光学ヘ
ッド本体に一体に設けられたフォーカシングコイル及び
トラッキングコイルをマグネットと中央ヨーク部との間
の磁気ギャップに貫通させている。

このような構造の光学ヘッドでは、マグネットからの漏
れ磁束が光デイスク上に漏れ出る。光ディスクが光磁気
ディスクの場合は、このような漏れ磁束が作用すると記
録・再生に悪影響を及ぼずばかりでなく、ディスク上に
設けられるバイアス磁界発生用マグネットの発生磁界を
弱める作用が生じるため、バイアス磁界発生用マグネッ
トをより強磁界を発生できるように大型なものにしなけ
ればならない。この聞届を回避するには、光学ヘッド上
に磁気シールド部材を設ければよいが、光学ヘッドの重
量及び高さ方向の寸法が増大してしまい、小型・軽量化
という要求に反する結果となってしまう。

（発明が解決しようとする課題）このように従来のフォーカシングコイル及びトラッキン
グコイルの駆動に共通の磁気回路を用いた光学ヘッドで
は、磁気回路内のマグネットからの磁束が光デイスク上
に漏れ出るのを防止するために磁気シールドを施さなけ
ればならないため、小型ψ軽量化が難しいという問題が
あった。

本発明は、フォーカシングコイル及びトラッキングコイ
ルを共通のマグネットによって駆動できる構造であり、
しかも特別な磁気シールド部材を設けることなく光デイ
スク上に磁気回路からの磁束が漏れ出ないようにした光
学ヘッドを提供することを目的とする。

［発明の構成コ（課題を解決するための手段）本発明では光ディスクと平行な面上に、両主面に磁極を
有する板状マグネットを配置するとともに、このマグネ
ットの光ディスクに対向した主面及びその反対側の主面
にそれぞれ対向して設けられた第１及び第２の対向ヨー
ク部と該対向ヨーク部間を連絡するサイドヨーク部から
なる角形リング状の一対のヨークを配置して磁気回路を
構成する。そして二対物レンズを保持するレンズホルダ
をマグネットの端縁に沿って移動可能に設け、このレン
ズホルダのマグネットに対向した両側面に、レンズホル
ダを光ディスクに垂直の方向に移動させるフォーカシン
グコイルをそれぞれ取付け、さらに一対のヨークの第２
の対向ヨーク部に、レンズホルダと一体的に連結され、
レンズホルダを光ディスクの半径方向に移動させるトラ
ッキングコイルを巻回する。

この場合、一対のマグネットを第１及び第２の対向ヨー
ク部に対向する磁極の極性関係が互いに逆となるように
配置することがより望ましい。

（作　用）本発明においては、マグネット及びヨークからなる磁気
回路内の磁束の作用によってトラッキングコイルが駆動
され、この磁気回路を構成するマグネットの端部からの
漏れ磁束の作用によってフォーカシングコイルが駆動さ
れる。すなわち、フォーカシングコイル及びトラッキン
グコイルが共通のマグネットによって駆動される。

そして、この磁気回路においてはマグネットと光ディス
クとの間に第１の対向ヨーク部が存在しているため、こ
の第１の対向ヨーク部の磁気シールド作用によって、マ
グネットからの光デイスク側へ向かう磁束が遮蔽され、
光デイスク上への磁束の漏出が防止される。

（実施例）以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明の一実施例に係る光学ヘッドの構成を示
す斜視図であり、第２図はその要部を詳細に示す断面図
である。

第１図において、固定光学系１は半導体レーザ等の光源
やコリメータ及びビームスプリッタ等により構成される
。この固定光学系１から出射された光ビーム２はガルバ
ノミラ−３を経て可動光学系４に案内され、可動光学系
４のキャリジ５内に設けられた反射ミラー６を経て対物
レンズ７に導かれる。対物レンズ７により集束された光
ビームは、光ディスク（例えば光磁気ディスク）８に下
側から照射される。

対物レンズ７はレンズホルダ９の上部に、光ディスク８
に対向するように保持されている。レンズホルダ９はキ
ャリジ５に長手方向が光ディスク８の半径方向に一致す
るように固定された２枚の板ばね１０ａ、１０ｂの先端
部に支持され、上下方向（光ディスク８に垂直の方向）
にのみ移動可能となっている。

レンズホルダ９の両側に、磁気回路を構成する一対の板
状マグネット１１．１２及び一対のヨーク１３．１４が
配置されている。マグネット１１゜１２は両主面にＮ、
Ｓ両磁極を有し、光ディスク８と平行な同一面上に、少
な（とも対向した端縁が互いに平行となるように配置さ
れている。ヨーク１３はマグネット１１の光ディスク８
に対向した主面及びその反対側の面にそれぞれ対向して
設けられた第１及び第２の対向ヨーク部１３ａ。

１３ｂと、対向ヨーク部１３ａ、１３ｂ間を連絡するサ
イドヨーク部１３ｃ、１３ｄからなり、ヨーク１４も同
様にマグネット１２の光ディスク８に対向した主面及び
その反対側の面にそれぞれ対向して設けられた第１及び
第２の対向ヨーク部１４ａ、１４ｂと、対向ヨーク部１
４ａ、１４ｂ間を連絡するサイドヨーク部１４ｃ、１４
ｄからなっている。マグネット１１．１２は、光ディス
ク８に対向する側の第１の対向ヨーク部１３ａ。

１４ａの内側に固定されており、第２の対向ヨーク部１
３ｂ、１４ｂとの間に磁気ギャップ１５゜１６を形成す
る。

レンズホルダ９のマグネット１１．１２に対向した両側
面には、フォーカシングコイル１７゜１８が取付けられ
ている。また、第２の対向ヨーク部１３ｂ、１４ｂの回
りに微少間隙を介してコイルボビン１９．２０が設けら
れ、これらのボビン１９．２０にトラッキングコイル２
１．２２が巻回されている。フォーカシングコイル１７
゜１８及びトラッキングコイル２１．２２のリード部は
、ＦＰＣ板（フレキシブルプリント配線板）２３を介し
て図示しないフォーカシング及びトラッキング用の駆動
回路に接続されている。なお、ＦＰＣ板２３はキャリジ
５の下部のスペースに左右対称に配置されることが望ま
しい。

コイルボビン１９．２０はキャリジ５に一体に設けられ
るとともに、ローラ２５によってガイドシャフト２６．
２７に支持され、ガイドシャフト２６．２７に沿って光
ディスク８の半径方向に移動可能になっている。

上記構成において、フォーカシングコイル１７゜１８は
、マグネット１１．１２の端縁に近接して対向している
ため、第２図に破線矢印で示すようにマグネット１１．
１２の端縁からの漏れ磁束が鎖交する。従って、フォー
カシングを行なうために、フォーカシングコイル１７．
１８に駆動回路から対物レンズ７の焦点誤差に応じた電
流を流すと、コイル１７．１８の光ディスク８と平行な
導体部分に磁束が鎖交することにより生じる電磁力によ
って、レンズホルダ９は光ディスク８に垂直方向に移動
し、フォーカシング、すなわち対物レンズ７の焦点位置
が光ディスク８の記録面に一致するような制御が行なわ
れる。

一方、トラッキングコイル２１．２２は、磁気ギャップ
１５．１６に設けられているため、第２図に実線矢印で
示すように磁気回路内の磁束が作用する。従って、トラ
ッキングを行なうために、トラッキングコイル２１．２
２に駆動回路からトラッキング誤差に応じた電流を流す
と、コイル２１．２２の光ディスク８に平行な導体部分
に磁束が鎖交することで生じる働く電磁力によって、レ
ンズホルダ９は光ディスク８の半径方向に移動し、トラ
ッキング、すなわち対物レンズ７によって光ディスク８
に集束照射される光ビームを光デイスク８上のトラック
に追従させる制御が行なわれる。なお、トラッキングコ
イル２１．２２のみでは安定したトラッキングが難しい
場合は、ガルバノミラ−３をトラッキングのための補助
アクチュエータとして用いることにより、トラッキング
コイル２１．２２のみによるトラッキングでは追従しき
れないトラッキング誤差を補償することが可能である。

このようにフォーカシングコイル１７．１８及びトラッ
キングコイル２１．２２は同一のマグネット１１．１２
からの磁束が鎖交することによって駆動される。すなわ
ち、フォーカシングコイル及びトラッキングコイルが共
通のマグネットによって駆動される。

光ディスク８が光磁気ディスクの場合、第２図に示すよ
うにディスク８の光学ヘッドと反対側にバイアス磁界発
生用マグネット２８が設けられる。

この場合、ディスク８上にマグネット１１．１２からの
磁束が漏れ出ると、この漏れ磁束によってマグネット２
８の発生磁界が乱され、記録・再生動作に悪影響を及ぼ
すばかりでなく、マグネット２８の発生磁界が漏れ磁束
によって弱められることにより、マグネット２８として
磁界強度の大きい大型なものが必要となる。また、この
問題を避けるために、光学ヘッド上に磁気シールド部材
を設けると、光学ヘッドの高さ寸法が増すばかりでなく
、重量も増大する。

しかし、本発明ではマグネット１１．１２と光ディスク
８との間は第１の対向ヨーク部１３ａ。

１４ａによって磁気的に遮断されているため、マグネッ
ト１１．１２からの漏れ磁束が光デイスク８上には漏れ
出ることはない。従って、マグネッ）１１．１２からの
漏れ磁束によってバイアス磁界発生用マグネット２８の
発生磁界が乱されたり、弱められたりすることはない。

また、磁気シールド部材を特別に設ける必要がないので
、光学ヘッドの小型化（特に薄型化）と軽量化を達成す
ることができる。

また、本実施例では第２図に示したように、−対のマグ
ネットｌ’ｌ、１２を対向ヨーク部１３ａ。

１３ｂ及び１４ａ、１４ｂに対向する磁極の極性関係が
互いに逆となるように配置している。

すなわち、マグネット１１はヨーク１３の第１の対向ヨ
ーク部１３　ａ　１．：　Ｓ極が対向し、第２の対向ヨ
ーク部１３ｂにＮ極が対向しているのに対して、マグネ
ット１２は逆にヨーク１４の第１の対向ヨーク部１４ａ
にＮ極が対向し、第２の対向ヨーク部１４ｂにＳ極が対
向している。

このようにすると、マグネット１１．１２の端部からの
漏れ磁束は、それぞれ反対側のマグネット１２．１１に
引付けられるため、漏れ磁束がフォーカシングコイル１
７．１８に鎖交し易くなり、フォーカシングコイル１７
．１８の駆動に漏れ磁束がより効果的に利用されるとい
う利点がある。

なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、
例えば実施例ではマグネット、ヨーク、フォーカシング
コイル及びトラッキングコイルがいずれも一対ずつ設け
られているが、これらが１個ずつであっても構わない。

その他、本発明は要旨を逸脱しない範囲で種々変形して
実施することが可能である。

［発明の効果］本発明によれば、トラッキングコイルの駆動にマグネッ
トとヨークによる磁気回路内の磁束を利用し、またフォ
ーカシングコイルの駆動にマグネットの端縁からの漏れ
磁束を利用するようにし、光ディスク（特に光磁気ディ
スク）に対して、フォーカシングコイル及びトラッキン
グコイルの駆動のためのマグネットからの漏洩磁束がヨ
ークによって遮蔽される構造としたことにより、磁気シ
ールド部材を特別に設ける必要がなくなり、光学ヘッド
の小型・軽量化を効果的に達成できる。これにより装置
の小型・軽、量化と、トラックアクセスの高速化を図る
ことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例に係る光学ヘッドの構成を示
す斜視図、第２図は第１図の要部の断面図である。１・・・固定光学系、２・・・光ビーム、３・・・ガル
バノミラ−１４・・・可動光学系、５・・・キャリジ、
６・・・反射ミラー　７・・・対物レンズ、８・・・光
ディスク、９・・・レンズホルダ、１０ａ、１０ｂ・・
・板ばね、１１．１２・・・マグネット、１３．１４・
・・ヨーク、１３ａ、１４ａ−第１の対向ヨーク部、１
３ｂ。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）光ディスクと平行な同一面上に少なくとも一つの
端縁を平行にして配置され、それぞれの両主面に磁極を
有する一対の板状マグネットと、これら一対の板状マグ
ネットの前記光ディスクに対向した主面及びその反対側
の主面にそれぞれ対向して設けられた第１及び第２の対
向ヨーク部と該対向ヨーク部間を連絡するサイドヨーク
部からなる一対のヨークと、前記一対の板状マグネットのそれぞれの前記端縁の間を
移動可能に設けられたレンズホルダと、このレンズホル
ダに前記光ディスクに対向するように保持された対物レ
ンズと、前記レンズホルダの前記マグネットに対向した両側面に
取付けられ、前記レンズホルダを前記光ディスクに垂直
の方向に移動させる一対のフォーカシングコイルと、前記一対のヨークの前記第２の対向ヨーク部にそれぞれ
巻回されるとともに、前記レンズホルダと一体的に連結
され、前記レンズホルダを前記光ディスクの半径方向に
移動させる一対のトラッキングコイルとを備えたことを
特徴とする光学ヘッド。
（２）前記一対のマグネットを前記第１及び第２の対向
ヨーク部に対向する磁極の極性関係が互いに逆となるよ
うに配置したことを特徴とする請求項１記載の光学ヘッ
ド。