JPH0227498Y2 - - Google Patents
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- JPH0227498Y2 JPH0227498Y2 JP15983283U JP15983283U JPH0227498Y2 JP H0227498 Y2 JPH0227498 Y2 JP H0227498Y2 JP 15983283 U JP15983283 U JP 15983283U JP 15983283 U JP15983283 U JP 15983283U JP H0227498 Y2 JPH0227498 Y2 JP H0227498Y2
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- Japan
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- lead wire
- pin
- bulb
- valve
- type light
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- Expired
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- WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N lead(0) Chemical compound [Pb] WABPQHHGFIMREM-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 21
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- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 1
- 229910052782 aluminium Inorganic materials 0.000 claims 1
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Landscapes
- Vessels And Coating Films For Discharge Lamps (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案はピン式電球に関し、一層詳細にはリー
ド線にニツケルめつきを施すことによつて、バル
ブのクラツク発生を有効に防止しうるピン式電球
に関する。
ド線にニツケルめつきを施すことによつて、バル
ブのクラツク発生を有効に防止しうるピン式電球
に関する。
近年ピン式電球は安価に提供するため、第1図
に示すように、まず、リード線12,12として
鉄−ニツケル合金線に銅を被覆したジユメツト線
を用い、リード線12,12にガラス10を溶着
したステム14を形成し、このステム14をバル
ブに組み込んで真空炉中で約700℃〜800℃で加熱
して排気・封止するいわゆる真空炉方式と呼ばれ
る方法でステム14をバルブ16に気密封止して
いる(第2図)。
に示すように、まず、リード線12,12として
鉄−ニツケル合金線に銅を被覆したジユメツト線
を用い、リード線12,12にガラス10を溶着
したステム14を形成し、このステム14をバル
ブに組み込んで真空炉中で約700℃〜800℃で加熱
して排気・封止するいわゆる真空炉方式と呼ばれ
る方法でステム14をバルブ16に気密封止して
いる(第2図)。
ところでピン式電球は、フイラメント18を支
持する内部リード線12−1,12−1をその中
途で外方にほぼくの字状にふくらむように屈曲
し、この両ふくらみ部がバルブ16内壁に近接し
て、バルブ16の径方向に対置するようにしてず
れ防止し、フイラメント18をバルブ16の中央
径方向に位置せしめるようにしている。このよう
に内部リード線12−1,12−1の両ふくらみ
部がバルブ16内壁に近接しているため、真空炉
で加熱する際にしばしば前記ふくらみ部がバルブ
16内壁に当接し、ふくらみ部がバルブ16内壁
面のガラスによつてそのまま溶着されてしまう事
態が生ずる。そしてガラスの熱膨張率よりもリー
ド線の熱膨張率の方が大きいから、冷却時にリー
ド線に引張力が作用し、バルブ16内壁面にクラ
ツクが発生するという難点がある。この場合にも
リード線の太さが0.25mm程の細いものであれば、
上記収縮による引張力作用時にリード線が伸長す
るからクラツク発生のおそれが少ないが、この種
ピン式電球は、外部リード線がそのままソケツト
等への接続ピンとして使用されるから、強度的な
面からリード線として0.3mm以上の太さのものが
要求され、この場合に前記引張力による伸長度が
小さいためバルブ16のクラツク発生が免れな
い。
持する内部リード線12−1,12−1をその中
途で外方にほぼくの字状にふくらむように屈曲
し、この両ふくらみ部がバルブ16内壁に近接し
て、バルブ16の径方向に対置するようにしてず
れ防止し、フイラメント18をバルブ16の中央
径方向に位置せしめるようにしている。このよう
に内部リード線12−1,12−1の両ふくらみ
部がバルブ16内壁に近接しているため、真空炉
で加熱する際にしばしば前記ふくらみ部がバルブ
16内壁に当接し、ふくらみ部がバルブ16内壁
面のガラスによつてそのまま溶着されてしまう事
態が生ずる。そしてガラスの熱膨張率よりもリー
ド線の熱膨張率の方が大きいから、冷却時にリー
ド線に引張力が作用し、バルブ16内壁面にクラ
ツクが発生するという難点がある。この場合にも
リード線の太さが0.25mm程の細いものであれば、
上記収縮による引張力作用時にリード線が伸長す
るからクラツク発生のおそれが少ないが、この種
ピン式電球は、外部リード線がそのままソケツト
等への接続ピンとして使用されるから、強度的な
面からリード線として0.3mm以上の太さのものが
要求され、この場合に前記引張力による伸長度が
小さいためバルブ16のクラツク発生が免れな
い。
本考案は上記難点に鑑みてなされ、その目的と
するところは、バルブにクラツクが発生せず、強
度的に優れる信頼度の高いピン式電球を提供する
にあり、その特徴とするところは、リード線が太
さ0.3mm以上のジユメツト線からなり、その内部
リード線先端近傍にフイラメントが継線されると
共に、外部リード線がそのままソケツト等への接
続ピンとなるピン式電球において、リード線に、
少なくとも前記内部リード線のバルブに近接する
部分にニツケルめつきを施したところにある。
するところは、バルブにクラツクが発生せず、強
度的に優れる信頼度の高いピン式電球を提供する
にあり、その特徴とするところは、リード線が太
さ0.3mm以上のジユメツト線からなり、その内部
リード線先端近傍にフイラメントが継線されると
共に、外部リード線がそのままソケツト等への接
続ピンとなるピン式電球において、リード線に、
少なくとも前記内部リード線のバルブに近接する
部分にニツケルめつきを施したところにある。
以下本考案の好適な実施例を添付図面に基づき
詳細に説明する。
詳細に説明する。
第3図はステム20の説明図、第4図はピン式
電球の説明図である。
電球の説明図である。
22,22はジユメツト線からなるリード線で
あり、接続ピンとして必要な強度を有する太さ
0.3mm以上のものが用いられる。両リード線22,
22は所定の間隔を存してガラス24によつて固
定される。次にリード線22,22の露出部の酸
化膜を酸処理して除去して後、無電解光沢ニツケ
ルめつき26を施す。めつき厚は特に限定されな
いが、0.1μm〜1.2μm程度が好適である。なお内
部リード線22−1,22−1は通常のごとく中
途部で外方に、互いに反対方向にくの字状にふく
らむように屈曲され、両ふくらみ部の間隔はバル
ブ28の内径とほぼ等しく形成されている。
あり、接続ピンとして必要な強度を有する太さ
0.3mm以上のものが用いられる。両リード線22,
22は所定の間隔を存してガラス24によつて固
定される。次にリード線22,22の露出部の酸
化膜を酸処理して除去して後、無電解光沢ニツケ
ルめつき26を施す。めつき厚は特に限定されな
いが、0.1μm〜1.2μm程度が好適である。なお内
部リード線22−1,22−1は通常のごとく中
途部で外方に、互いに反対方向にくの字状にふく
らむように屈曲され、両ふくらみ部の間隔はバル
ブ28の内径とほぼ等しく形成されている。
内部リード線22−1,22−1の先端近傍に
はタングステンフイラメント30が打込み等によ
つて継線される。タングステンフイラメント30
を打込み継線する場合に、前述のニツケルめつき
層があまり厚いとニツケルが硬いことによつて打
込みが困難になる。したがつてめつき厚は前述の
ように最高1.2μmが好適である。このように形成
したステム20をバルブ28に組み込み、通常の
ごとく真空炉中でバルブ28内の空気を排出する
とともに、炉温を700℃〜800℃に昇温してガラス
24をバルブ28内壁に気密封止する。
はタングステンフイラメント30が打込み等によ
つて継線される。タングステンフイラメント30
を打込み継線する場合に、前述のニツケルめつき
層があまり厚いとニツケルが硬いことによつて打
込みが困難になる。したがつてめつき厚は前述の
ように最高1.2μmが好適である。このように形成
したステム20をバルブ28に組み込み、通常の
ごとく真空炉中でバルブ28内の空気を排出する
とともに、炉温を700℃〜800℃に昇温してガラス
24をバルブ28内壁に気密封止する。
ニツケルとガラスとの濡れ性は低いから、真空
炉中においてニツケルめつき26を施したリード
線22,22のふくらみ部がバルブ28内壁に当
接しても、バルブ28内壁の当接部に小気泡が発
生してリード線22,22を濡らさず、溶着現象
がほとんど生じない。したがつて冷却時リード線
22,22が収縮しても、従来のようなバルブ2
8内壁のクラツク発生が皆無となり、歩留りよく
製造できる。また溶着現象が生じていないから、
電球の使用中にクラツクが発生するおそれもな
く、信頼性の高い電球を得ることができたもので
ある。
炉中においてニツケルめつき26を施したリード
線22,22のふくらみ部がバルブ28内壁に当
接しても、バルブ28内壁の当接部に小気泡が発
生してリード線22,22を濡らさず、溶着現象
がほとんど生じない。したがつて冷却時リード線
22,22が収縮しても、従来のようなバルブ2
8内壁のクラツク発生が皆無となり、歩留りよく
製造できる。また溶着現象が生じていないから、
電球の使用中にクラツクが発生するおそれもな
く、信頼性の高い電球を得ることができたもので
ある。
上記実施例においては外部リード部22−2,
22−2にもステムの段階でニツケルめつき26
が施されているから、従来真空炉工程の後に外部
リード部22−2,22−2にニツケル、金等の
耐食めつきを施していたものが、ステム段階での
上記のニツケルめつきで替えることができ、従来
と同様の工数で行うことができる。
22−2にもステムの段階でニツケルめつき26
が施されているから、従来真空炉工程の後に外部
リード部22−2,22−2にニツケル、金等の
耐食めつきを施していたものが、ステム段階での
上記のニツケルめつきで替えることができ、従来
と同様の工数で行うことができる。
なお、本考案においては内部リード線22−
1,22−1のうちの、バルブ28内壁に当接し
て溶着現象の生ずるおそれがある個所、すなわち
ふくらみ部のみに部分ニツケルめつきを施して
も、クラツク発生を防止する目的は達せられる。
この場合外部リード部22−2,22−2にはス
テム段階あるいは真空炉工程の後でニツケル等の
耐食めつきを行えばよい。
1,22−1のうちの、バルブ28内壁に当接し
て溶着現象の生ずるおそれがある個所、すなわち
ふくらみ部のみに部分ニツケルめつきを施して
も、クラツク発生を防止する目的は達せられる。
この場合外部リード部22−2,22−2にはス
テム段階あるいは真空炉工程の後でニツケル等の
耐食めつきを行えばよい。
なおまた内部リード線22−1,22−1は第
5図に示すように、ガラス24によつて溶着され
ている基端近傍でそれぞれ外方に屈曲されてその
ままほぼ直線状に伸び、先端部がバルブ28内壁
に近接して、フイラメント30をバルブ28の径
方向へ向くように位置決めするものであつてもよ
い。
5図に示すように、ガラス24によつて溶着され
ている基端近傍でそれぞれ外方に屈曲されてその
ままほぼ直線状に伸び、先端部がバルブ28内壁
に近接して、フイラメント30をバルブ28の径
方向へ向くように位置決めするものであつてもよ
い。
この場合にも少なくともバルブ28内壁に近接
する内部リード線22−1,22−1の先端付近
にニツケルめつきを施すことによつて前記と同様
の作用効果を奏する。
する内部リード線22−1,22−1の先端付近
にニツケルめつきを施すことによつて前記と同様
の作用効果を奏する。
以上のように本考案に係るピン式電球によれ
ば、接続ピンとして充分な強度を有する0.3mm以
上のジユメツト線を用いて、使用時等においても
バルブにクラツク発生のおそれがない信頼度の高
いピン式電球を提供できるという著効を奏する。
ば、接続ピンとして充分な強度を有する0.3mm以
上のジユメツト線を用いて、使用時等においても
バルブにクラツク発生のおそれがない信頼度の高
いピン式電球を提供できるという著効を奏する。
以上本考案につき好適な実施例を挙げて種々説
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多く
の改変を施し得るのはもちろんのことである。
明したが、本考案はこの実施例に限定されるもの
ではなく、考案の精神を逸脱しない範囲内で多く
の改変を施し得るのはもちろんのことである。
第1図、第2図はそれぞれ従来のステム、ピン
式電球の説明図、第3図、第4図はそれぞれ本考
案におけるステム、ピン式電球の説明図である。
第5図はピン式電球の他の実施例を示す説明図で
ある。 10……ガラス、12……リード線、12−1
……内部リード線、14……ステム、16……バ
ルブ、18……フイラメント、20……ステム、
22……リード線、22−1……内部リード線、
22−2……外部リード部、24……ガラス、2
6……ニツケルめつき、28……バルブ、30…
…タングステンフイラメント。
式電球の説明図、第3図、第4図はそれぞれ本考
案におけるステム、ピン式電球の説明図である。
第5図はピン式電球の他の実施例を示す説明図で
ある。 10……ガラス、12……リード線、12−1
……内部リード線、14……ステム、16……バ
ルブ、18……フイラメント、20……ステム、
22……リード線、22−1……内部リード線、
22−2……外部リード部、24……ガラス、2
6……ニツケルめつき、28……バルブ、30…
…タングステンフイラメント。
Claims (1)
- リード線が太さ0.3mm以上のジユメツト線から
なり、その内部リード線先端近傍にフイラメント
が継線されると共に、外部リード線がそのままソ
ケツト等への接続ピンとなるピン式電球におい
て、リード線に、少なくとも前記内部リード線の
バルブに近接する部分にニツケルめつきを施して
成るピン式電球。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15983283U JPS6067657U (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | ピン式電球 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15983283U JPS6067657U (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | ピン式電球 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6067657U JPS6067657U (ja) | 1985-05-14 |
JPH0227498Y2 true JPH0227498Y2 (ja) | 1990-07-25 |
Family
ID=30351722
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15983283U Granted JPS6067657U (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | ピン式電球 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6067657U (ja) |
-
1983
- 1983-10-14 JP JP15983283U patent/JPS6067657U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6067657U (ja) | 1985-05-14 |
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