JPH02274446A - シートリング挿入装置 - Google Patents

シートリング挿入装置

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JPH02274446A
JPH02274446A JP9616789A JP9616789A JPH02274446A JP H02274446 A JPH02274446 A JP H02274446A JP 9616789 A JP9616789 A JP 9616789A JP 9616789 A JP9616789 A JP 9616789A JP H02274446 A JPH02274446 A JP H02274446A
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JP
Japan
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seat ring
ring
main body
cylinder
valve
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Application number
JP9616789A
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English (en)
Inventor
Seiji Matsumiya
松宮 清次
Michio Shibata
道夫 柴田
Yoshitake Nishizawa
西澤 善武
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Chuo Giken Kk
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Chuo Giken Kk
Murata Machinery Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、バタフライバルブの組立に際し、バルブ本体
の内周にそれよりも大径なシートリングを自動的に挿入
するシートリング挿入装置に関する。
[従来の技術] バタフライバルブは、流体の配管ラインに介設されて流
量制御等の目的に利用されるが、同バルブの一種に、第
13図と第14図に示すような構造のものがある。即ち
、この種のバルブでは、剛体からなるバルブ本体■の内
周に、弾性体(硬質ゴム製)からなる両鍔付きのシート
リング(弁座)Rを、その両側のフランジ部Fでバルブ
本体Vを両側の周溝Gから挾持するようにして密嵌させ
る。
そして、バルブ本体■とシー!・リングRとにそれぞれ
穿孔されている軸穴Hv 、 Hv 、 Ha 、 H
Rを直径方向の鉛直位置で心合せし、これらの軸穴にバ
ルブ本体Vの下部に連なる支筒部Pの軸穴Hからバルブ
シャフト(弁棒)Sを回転自在に挿貫し、該シャフトS
に上記シートリングRと摺接するバタフライ(弁体)B
を軸支させる構造となっている。
また、この種のバルブでは、シートリングRに開口され
る軸穴HR,HHの周囲に、バルブシャフトSに対する
シール性を高める目的で、小径な二次リングrが嵌着さ
れる。この二次リングrは、各軸穴HRを締め付ける働
きをするもので、組立前、シートリングRの外周面に凹
設された環状講gに圧入もしくは接着して予め装填され
ている。
なお、バルブ本体■の支筒部下端には、台座部PSが設
けられ、その両側に取付穴Hs、Hsが開口される。
ところで、上記のバルブを組み立てる際には、シートリ
ングRの外径がバルブ本体■の内径よりも大きい故に、
弾性体のシートリングRを変形させて、−旦バルブ本体
■の内径よりも小さくしてから、バルブ本体V内に挿入
するようにしなければならない。
このような変形、挿入作業は、機械化になじまないため
専ら手動作業によっている現状にある。
その際、従来、普通に執られている挿入方法は、第15
図のように、シートリングRを円周上の片側で相対的に
180°程強制的にねじって反転させ、安定な減径状態
を作り出し、この減径されたシートリングRをバルブ本
体■の内周に挿入し、しかる後、本体V内で元の姿勢に
戻しつつフランジ部Fをバルブ本体■の両側周溝Gに嵌
め込ませるというのが一般的な手法である。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記手作業によると、シートリングが機
能上、相当固いゴムで成形されているため、大きいもの
では変形を繰り返すと、作業者に指先や腕が痛くなる苛
酷な力仕事を強いることになる。また、シー1−リング
の軸穴をバルブ本体の軸穴と整合させて精度よく挿入す
るためには、作業に熟練と細かな神経を必要とする。こ
のため、この種バタフライバルブの組立には手間と労力
の掛かる作業を余儀なくされている。
本発明は、このような現状に鑑み、シートリングの変形
方法を改良することと併せて、バルブ本体に対し大径な
シートリングを自動的に挿入して組み立てることができ
るように工夫したシートリング挿入装置を新たに提供す
るものである。
[課題を解決するための手段] 本発明のシートリング挿入装置は、シートリングを円周
上の一箇所のみ約90°ねじれを与えて変形させるリン
グ変形機構と、このリング変形機構で変形されたシート
リングにバルブ本体を外挿して同心位置に位置決めする
本体位置決め機構とを具備して構成される。
[作用] この装置では、まずリング変形1a横を作動してシート
リングに円周上の一箇所のみ約90°ねじれた変形が与
える。この変形によって、シートリングは、ねじれ側が
固定側に対し引っ張られて直立されると共に、ねじれ側
の周辺は傾きながら後方に逃げた状態となる。この状態
で、本体位置決め機構を作動すると、ねじれ側が後方に
逃げ出し減径しているので、バルブ本体を前方から固定
側の直上に外挿することができる。そして、この挿入状
態からバルブ本体をシートリングと同心位置に位置決め
する。このとき、シートリングの固定側がバルブ本体の
内周に嵌合される。しかる後、リング変形機構を逆作動
して、シートリングのねじれ側をねじり戻すと、既に嵌
合された固定側を起点に、シートリングの外周が順次バ
ルブ本体の内周に嵌合して行き、ねじれ側を元の姿勢に
戻したとき、シートリングの全周が自動的にバルブ本体
と完全に嵌合される。
[実施例] 以下、本発明の一実施例を図示して具体的に説明する。
第1図と第2図は本発明に係るシー1〜リング挿入装置
の好適な実施例を示す。
この装置は、シートリングRを円周上の一箇所のみ約9
0°ねじれを与えて変形させるリング変形機構1と、こ
のリング変形機構1で変形されたシートリングRの上に
バルブ本体■を外挿して同′心位置に位置決めする本体
位置決め機構2・とを主要な機構として構成される。
以下、各機構について詳細に説明する。
リング変形機構1は、図中の上方部に位置し、シートリ
ングRを下方部の一箇所で保持してシートリングRを固
定する固定ユニット3と、シートリングRを上方部の一
箇所で保持してシートリングRに約90°の範囲でねじ
れ与え、或いはねじれを戻す動作を営む回転ユニット4
とから構成されている。
固定ユニット3は、第2図に示、すように、ベースジ上
に立設された支板6の先端部に固定板7を支持させ、該
固定板7の先端部下面側に、シートリングRの上方部軸
穴HRが種皮される下受ピア8を突設させて構成される
。下受ビン8は、この場合、固定板7の上面側に固設し
たホルダブロック9内にスプリング10を介し突没自在
に格納される構造となっている。固定ユニット3は、固
定板7が前方へ水平に延出される作動姿勢(図示実線)
と、固定板7の先端が上方に揺動アップされる待機姿勢
(図示二点鎖線)とを執ることができるよう、支板6に
対し固定板7の中央部が揺動可能に軸支11されている
。そして、固定板7の基端部とその下方で支板6に固設
したブラケット12とに、それぞれ一端を揺動自在に軸
支15.16してリンク13.14を連結し、これらリ
ンク13.14の他端をアーム17に同軸18で枢支連
結すると共に、同アーム17を後方に配したシリンダ1
9のシリンダロッド19aに連結して、該シリンダ19
の伸縮動作で固定板7を姿勢変更できるようにしている
。なお、20は固定板7の直下で支板6の前面側に設け
たリングストッパを示す。
一方回転ユニット4は、第2図のように、前記作動姿勢
の固定板7と平行に対設される回転板21と、この回転
板21の上に揺動自在に、かつ前後に進退自在に保持さ
れる上クランプ23とを具備して構成される。回転板2
1は、その先端部21aが細幅に絞られて前方へ突出さ
れると共に、先端部21aの上面側には、シートリング
Rの上方部軸穴Haを種皮する上受ピン22を突設して
いる。この上受ピン22は、前記下受ピン8と鉛直同心
位置に位置している。
上クランプ23は、回転板21の基端部上面に固定され
たブラケット24に取り付けられているシリンダ25に
支持されているり即ち、シリンダ25から前方に延出さ
れるシリンダロッド25aの先端に二股支持具26を固
着し、この支持具26に、上クランプ23をその重心前
方位置で位置決めして、支軸27により揺動自在に止着
している。この上クランプ23は、第2l:点鎖線の待
機姿勢から、シリンダ25の伸長動作によって前進され
ると共に、その基端側の下面に、回転板21の基端部下
面側に固定されているシリンダ28から上方に突設され
たシリンダロッド28aが当接されて、該シリンダ28
の伸長動作で第2図実線の作動姿勢に保持される。この
とき、上クランプ23の先端部23aは、回転板21の
上面に固設したガイド部材29.29の間°に案内され
て、上受ビン22の直上へ到来し、該回転板21と平行
に保持される。なお、上クランプ23の先端部23aは
、その下面がシートリングRの外周に密着する先細形状
に形成されている。
かかる回転ユニット4は、回転板21、上クランプ23
及び上クランプ23を動作するための二つのシリンダ2
5.28が一体となって、支点Oのまわりに約90°の
角度範囲で回転(第2図において反時計回り)できるよ
うに装置されている。
具体的には、第1図に図示するように、回転板21の両
端が、両側に設けた側板30.30に回転自在に軸承さ
れたクランク軸(軸心0)31.31に対設されたクラ
ンクアーム32.32に連結されている。そして、側板
30の一方から賞出されたクランク軸31と、同(iI
板30に固定されたブラケット33上に搭載されたロー
タ34のロータシャフト34aとを、直交方向で噛合さ
れるベベルギヤ35.36を介して係合させ、ロータシ
ャフト34aの回転運動をクランク軸31.31に伝達
して、回転板21をクランク軸31.31の軸心(支点
)Oまわりに正逆回転できるようにしている。この際、
回転ユニット4の支点(回転中心)Oは、前記上受ビン
22にセットされるシートリングRの後端面上端の近傍
に位置される。
なお、ロータ34には、その回転角度を自在設定して停
止させるための回転ストッパ(図示せず)が付帯されて
いる。
次に、本体位置決め機構2について説明する。
同機構2は、図中の下方部に位置し、バルブ本体■を保
持する本体保持体37と、該本体保持体37を昇降・揺
動動作させてバルブ本体■を所定の挿入位置に位置決め
するための二つのシリンダ38.39とを主要な要素と
して構成される。
本体保持体37は、バルブ本体■の支筒部台座部PSを
載せる台座40と、その上面中央から垂直に突設される
長寸のピン軸41と、ピン軸41の両側から突設される
一対の受ピン42.42とからなり、バルブ本体■の支
筒部Pに貫通されている前記軸穴Hをピン軸41に、ま
た支筒部台座部PSに開口されている前記取付穴Hs、
Hsを受ビン42.42にそれぞれ嵌め込んで、バルブ
本体■が台座40の上に安定に挿着できるようになって
いる。
上記本体保持体37は、台座40の下面に連設した連結
部43が下方の受台44に挟持され、支軸45で該受台
44に揺動自在に支持されている。
そして、受台44はその下面側に、前記支板6の下方部
に収り付けたブラケット46に直立姿勢で固設されてい
る上記シリンダ38のシリンダロッド38aを連結して
いる。かくて、シリンダ38を作動すると、シリンダロ
ッド38aが両側に並設した支持盤47.47に挿通さ
れるガイドロッド48.48と共に伸縮して受台44を
昇降し、これに連動してバルブ本体■を保持する本体保
持体37が昇降される。このとき、本体保持体37は、
そのピン軸41が前記リング変形機構2の上、下受ビン
22.8の鉛直下方の同心位置に位置する直立姿勢で昇
降されることになる。
また、上記本体保持体37には、台座40の後端から揺
動板49が突設され、この揺動板49にアーム50が揺
動自在に軸支51されていると共に、同アーム50に後
方に配した上記シリンダ39、のシリンダロッド39a
を連結して、該シリンダ39の伸縮動作で本体保持体3
7を前方に傾いた待機姿勢(第2N:点鎖線)と、直立
した作動姿勢(図示実線)とに姿勢変更できるようにし
ている。
シートリング挿入装置は、上述の基本機構に加えて、変
形挿入時にシートリングRを押えるためのシートリング
押え52と、同じくバルブ本体■を押さえるための一対
の本体クランプ53.53とを具備している。
シートリング押え52は、前記固定ユニット3における
固定板7と、前記回転ユニット4における回転板21と
の中間位置で、前記シリンダ28を両側から迂回するよ
うに分岐して配置される平面U字形の部材からなってい
る。このシートリング押え52は、前記支柱6の後方で
水平に配したフレーム54にブラケット55を介して取
り付けられているシリンダ56のシリンダロッド56a
に連結支持されて、該シリンダ56の伸縮動作に連動し
て前後に進退動作し、前進状態で先端が、リング変形機
構1の固定ユニット3(下受ビン8)と回転ユニット4
く上受ビン22)とに保持されたシートリングRの両サ
イドに当接される。
一方、本体クランプ53.53は前記支板6の前方に位
置し、バルブ本体■の投入、取り出しを容易にするため
に、正面から見て外側から内側に傾斜した状態で左右一
対に配置されている。各本体クランプ53は、基端側(
図示省略)が傾立状悪で安定に固持されているシリンダ
57と、このシリンダ57の上端部に軸支58されたア
ーム59に揺動自在に軸支60されると共に、下面側に
シリンダ57のシリンダロッド57aが当接される揺動
板61と、この揺動板61の前方上面側に植立した押え
ロッド62とからなり、第2N:点鎖線の待機姿勢から
シリンダ57を伸長させて揺動板61を押し上げると、
押えロッド62・が上方旋回して、その先端部62aが
本体位置決め機構2に位置決めされたバルブ本体■の両
サイドにそれぞれ直角に当接されるようになっている。
なお、上記のシートリング挿入装置に搭載されるシリン
ダ19.25.28.38.39.56.57及びロー
タ34は、すべて空圧で作動されるニューマチックシス
テムとされる。
次いで、上記構成からなるシートリング挿入装置の作動
を、第2図〜第7図を参照して順次説明して行く。
リング変形機構1と本体位置決め機構2とを待機姿勢に
おいた状態(第2図に二点鎖線で図示する状y[りで、
シートリングRをリング変形機構1に、バルブ本体■を
本体位置決め機′W42にそれぞ九セットする。具体的
には、シートリングRは上方部軸穴HRを回転板21の
上受ビン22に引っ掛けて垂直に吊持させ、バルブ本体
■は本体保持体37に挿着する。この状態から、まず固
定ユニット3側のシリンダ19を伸長動作して、固定板
7を水平姿勢に戻すと、固定板7の先端部下面から突設
される下受ピン8が自動的にシーl−リングRの上方部
軸穴HRに嵌合し、シートリングRが固定板7と回転板
21とでしっかりと位置決め保持される。そして、シー
トリングRを保持したら、シリンダ25を伸長させ、次
いでシリンダ28を伸長上昇させて、上クランプ23を
作動状態におく。このとき、上クランプ23の先端部2
3aは、シートリングRのフランジ部F、F間の溝に密
着されると共に、二次リングrを含む軸穴HRの周辺部
をしっかりと拘束する(以上第2図参照)。
こうして、シートリングRの押えを完了したらロータ3
4を回転して、第3図のように、回転ユニット4を支点
0のまわりに約90°回転させる。
第8図はこのときシートリングRが受ける変形の概要を
、また第9図(a)、(b)は変形後のシートリングR
の状態を図示している。即ち、シートリングRを、第3
図及び第8図に示すように、円周上の下部一箇所を押え
て固定した状態で、反対側の上部一箇所を掴んで約90
°ねじるようにすると、シートリングRは正面から見る
と、第9図(a)のように、上方に引っ張られて楕円形
を呈する。また、同図(b)のように縦断面で見ると、
上部ねじれ側は下部固定側に対して直立されると共に、
途中から円弧状に傾きながらねじれ側とその周辺部が後
方に逃げ出した状態となる。
この状態で、第3図のように、シリンダ56を伸長させ
、シートリング押え52をシートリングRの両サイドに
当接させて押込むようにすると、固定側の直上に位置す
るシートリングRの外径が更に小さくなる。そして、こ
の減径状態でシリンダ39を縮退させ、本体保持体37
を当初の前傾姿勢から直立姿勢に直すと、同図のように
、該本体保持体37に挿着されたバルブ本体■が前方か
ら旋回しながら到来してシートリングRの上にスムーズ
に外挿できる。
次に、バルブ本体■をシートリングRと同心位置に位置
決めする操作を行なう。即ち、シリンダ56を縮退させ
てシーl−リング押え52を一旦後退させてから、シリ
ンダ38を伸長させ、本体保持体37と共にバルブ本体
■を上昇させる。すると、第4図のように、バルブ本体
■とシートリングRとが同心に位置決めされる。このと
き、本体保持体37から突設されるピン軸41の先端部
41aがバルブ本体■の軸穴Hvを貫通して上昇し、固
定板7の下受ピン8と衝突されることになる。
第4図の位置決め状態では、第10図のように、シート
リングRの下部固定側で、その両側フランジ部F、Fが
バルブ本体■の両側用W4G、Gにきっちりと嵌合され
る。
そして、この状態で第4図に併記するように、各シリン
ダ57を伸長させ、左右の本体クランプ53.53をバ
ルブ本体■の両サイドに前方から当接させて、バルブ本
体■を固定する。しかる後、シリンダ56を伸長させて
シートリング押え52を再度シートリングRの両サイド
に後方から当接させて、シートリングRを押込むように
すると、シートリングRの両サイドも順次両側フランジ
部F、Fがバルブ本体■の周溝G 、 Gにきっちり嵌
め込まれて行く。
しかして、今度は回転ユニット4を反転させてシートリ
ングRを上部れじれ側をねじり戻す行程に移る。この際
、第5図のように、ロータ34を逆転して回転ユニット
4を約40°反転させた状態で、−旦回転を停止させる
。この状態で、シートリングRの上部ねじれ側を回転板
21に挾み込んでいる上クランプ23の拘束を解除する
。具体的には、シリンダ28を縮退させて上クランプ2
3の押えを解除し、次いでシリンダ25を縮退させて上
クランプ23をシートリングRとバルブ本体■との隙間
から斜め上方に脱出させて後退させる。このときシート
リングRは、第11図に示すように、上部ねじれ側の近
傍のみが後方にはみ出した状態におかれる。
こうして、上クランプ23を脱外し、同時にシ−トリン
グ押え52を後退させてから、回転ユニット4を更に約
50°反転させて、第6図のように、元の水平姿勢に復
帰させると、シートリングRは回転板21を保持された
まま、上部ねじれ側のフランジ部F、Fがバルブ本体V
の両側周溝G、Gに上面側で嵌合し、第12図に示すよ
うに、完全なシートリングRの挿入組立状態が得られる
そして、回転ユニット4をスタート位置に戻したら、左
右の本体クランプ53.53も待機位置に反転させる。
もっとも、本装置ではこの状態で、上、下受ピン22.
8がシートリングRの軸穴Hn、Hiに係合したままな
ので、バルブ本体Vを取り出すことができない。そこで
、第7図のように、再度回転ユニット4を約90°正転
させて、上受ビン22を回転板21と共にシートリング
Rの軸穴Haから除去し、しかる後、シリンダ38を縮
退させて本体保持体37を下降してから、シリンダ3つ
を伸長させ本体保持体37を前傾すると、当初、本体保
持体37に空で差し込んだバルブ本体■が内周にシート
リングRを挿入した組立状態で戻されて来る。そして、
組立品を取り出す間に、回転ユニット4を水平姿勢に反
転しておけば、装置全体がスタート時の待機姿勢に復帰
されて、次のサイクルを開始でき、連続運転が可能とな
る。
このように本装置によれば、既述のようなリング変形機
構1と本体位置決め機1112とを組み合わせることに
よって、バルブ本体■に対するシートリングRの困難で
疲れ易い挿入作業が自動的に行なわしめることができる
。即ち、作業者は最初にシートリングRとバルブ本体■
とを各々セットする作業と、組立品を本体保持体37か
ら取り出す作業のみとを行えば足りる。
そして、特に実施例装置の場合にあっては、シートリン
グRとバルブ本体■の軸穴HR,HVが鉛直方向の同心
位置で正確に位置決めされ、両者の軸穴相互に位置ずれ
を生じる挿入位置不良を惹起する心配がない。また、シ
ートリングRの上部ねじれ側を押える上クランプ23は
、同時に軸穴Haの周囲に嵌着された二次リングrを押
える役目も果すため、二次リングrが変形時に脱落乃至
破損するといったトラブルも未然に防止できる。
そして又、実施例装置のように、追加機構として、シー
トリング押え52と左右一対の本体クランプ53.53
とを設けたものでは、バルブ本体VにシートリングRの
下部固定側を嵌合した後に、両者の協動作業でシートリ
ングRの両サイドをバルブ本体Vにきっちりと嵌合させ
ることが確実に実行でき、以降の行程でシートリングR
に部分的な挿入不良を来すおそれがなく、装置の信頼性
が高められる。
[発明の効果] 以上に説明したように、本発明のシートリング挿入装置
によれば、バルブ本体にその内径よりも外径の大きな弾
性体のシートリングを自動的に挿入して組み立てること
ができる。従って、本装置を利用すれば、手作業による
場合の作業者の苦痛を解放すると共に、作業の省力化が
図れ、同時に組立作業の能率も向上して経済性の改善に
寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図は、本発明の一実施例を示す。 第1図はシートリング挿入装置の正面図、第2図は同側
面図である。第3図〜第7図は装置の挿入行程を示す要
部の各側面図である。第8図〜第12図はシートリング
挿入装置で変形されるシートリングの変遷を示し、第8
図は変形方法の概要を示すシートリングの縦断面図、第
9図(a)は変形後におけるシートリングの正面図、同
図(b)は同縦断面図、第10図はバルブ本体に対する
シー 1−リングの固定側挿入状態を示す縦断面図、第
11図はバルブ本体に対するシートリングの固定側及び
両サイドの挿入状態を示す縦断面図、第12図はバルブ
本体に対するシートリングの完全挿入状態を示す縦断面
図である。 第13図と第14図は本発明に係るバタフライバルブを
図示し、第13図は破断分解斜視図、第14図は組立状
態における要部の縦断面図である。 第15図は従来の挿入方法を示す変形シートリングの側
面図である。 ■・・・バルブ本体    G・・・側面周溝P・・・
支脚部     PS・・・台座部Hs・・・取付穴 
    S・・・バルブシャフトB・・・バタフライ 
  H,Hv、HR・・・軸穴R・・・シートリング 
  F・・・フランジ部r・・・二次リング    g
・・・環状溝0・・・支点

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. シートリングを円周上の一箇所のみ約90°ねじれを与
    えて変形させるリング変形機構と、このリング変形機構
    で変形されたシートリングにバルブ本体を外挿して同心
    位置に位置決めする本体位置決め機構とを具備してなる
    ことを特徴とするシートリング挿入装置。
JP9616789A 1989-04-14 1989-04-14 シートリング挿入装置 Pending JPH02274446A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9616789A JPH02274446A (ja) 1989-04-14 1989-04-14 シートリング挿入装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9616789A JPH02274446A (ja) 1989-04-14 1989-04-14 シートリング挿入装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02274446A true JPH02274446A (ja) 1990-11-08

Family

ID=14157778

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9616789A Pending JPH02274446A (ja) 1989-04-14 1989-04-14 シートリング挿入装置

Country Status (1)

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JP (1) JPH02274446A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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