JPH0227205Y2 - - Google Patents

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JPH0227205Y2
JPH0227205Y2 JP14422185U JP14422185U JPH0227205Y2 JP H0227205 Y2 JPH0227205 Y2 JP H0227205Y2 JP 14422185 U JP14422185 U JP 14422185U JP 14422185 U JP14422185 U JP 14422185U JP H0227205 Y2 JPH0227205 Y2 JP H0227205Y2
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JP
Japan
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annular groove
annular
lock ring
retainer
hole
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JP14422185U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内部に断面円形の孔を有する本体の
孔内面に接して、ブツシユ、スリーブ、リテー
ナ、スペーサリング等の環状機械部品を軸方向に
移動しないように固定する装置に関し、例えば、
偏心型バタフライ弁の環状バルブシートを弁本体
の内面に取付けるのに使用されるリテーナの固定
装置等に用いて好適のものである。
(従来の技術) 従来、例えば偏心型バタフライ弁においては、
第3図に示すように、弁本体1の内面に形成され
た段部1aに当接するように、環状をなしたシー
トリング2が配置され、該シートリング2は、弁
本体1の内面に形成されたねじ部1bに螺合する
リテーナ3を矢印方向に締め付けることによつて
軸方向に移動しないように上記段部1aに強固に
取付けられている。一方、弁軸4にアーム5を介
して偏心して取付けられた弁体6は、弁閉塞時、
前記シートリング2に密接するように構成されて
いる。
上記した従来のシートリングを取付けるのに使
用されるリテーナのねじによる軸方向移動防止構
造は、比較的小径のものに用いられるのに対し、
第4図に示すものは、径の大きい場合に用いられ
る従来のシートリングの取付け構造を示す要部断
面図であつて、シートリング2は、弁本体1の段
部1aに当接するように、他の段部1cに当接す
るつばを有するリテーナ3Aを、数本のボルト7
により軸方向に締め付けることによつて背後より
軸方向に押圧固定されている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来の環状機械部品の軸方向移動防止
構造は、前述のように小径の場合(第3図)はね
じを切り、また大径の場合(第4図)は数本のボ
ルト等を用いているが、これらは何れも、構造上
に起因する使用の制約を受けていた。
即ち、ねじを切る場合は、めねじ、おねじの両
方を切るために、量産時の加工コストを引上げて
しまうし、特に径の大きい場合には、この方法を
採ることは難かしく、また複数のボルト等によつ
て固定する場合が一般的であるが、構造上スペー
スを取り、部品が大型化し、加工コストも引上げ
てしまうという問題点があつた。
本考案は、構造を単純化して部品点数を削減
し、量産化を可能とし、部品を小型化して低コス
ト化することを技術的課題としている。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上記した従来技術の問題点及び技術
的課題を解決するために、断面円形の孔を有する
本体の該孔の内面に、ロツクリング保持用環状溝
を設け、該ロツクリング保持用環状溝の環状機械
部品の挿入側である後面を後方へ向けて広がる傾
斜面で構成し、一方、上記本体の孔内面に挿入さ
れるブツシユ、スリーブ、リテーナ、スペーサリ
ング等の環状機械部品の外周面に、自由状態即ち
外力を加えない状態にある弾性ロツクリングを完
全に収納する環状溝によつて構成された凹部を設
け、該環状機械部品の内部には、該環状機械部品
を本体孔内面に軸方向に固定するとき、上記凹部
を構成する環状溝に収納されたロツクリングをロ
ツクリング保持用環状溝内に一部収納させるよう
に内方より強制的に押し広げるセツトスクリユ等
の押圧部材を備えていることを特徴としている。
(作用) 本考案は上記のように構成したことにより、環
状機械部品を本体の内面に挿入して軸方向の移動
を防止する場合、先ず、自由状態にある弾性ロツ
クリングを環状機械部品の凹部を構成する環状溝
に完全に収納した状態で、本体内の所定位置、即
ち前進が阻止され且つ保持用環状溝と凹部を構成
する環状溝とが対向する位置まで前進させる。次
いでこの位置で、環状機械部品の内部に設けられ
たセツトスクリユ等の押圧部材を前方へ押し進
め、その外周面を利用して弾性ロツクリングを強
制的に押し広げ、これらの両環状溝の双方に跨が
るように変形させる。この際、弾性ロツクリング
は、ロツクリング保持用環状溝の後面の傾斜面と
凹部を構成する環状溝の内面とによつて挾持され
た状態となり、軸方向の相対運動特に軸方向の後
退が阻止され、その軸方向位置に環状機械部品を
固定する。
一方、環状機械部品を取り外すときには、環状
機械部品の内部に設けられたセツトスクリユ等の
押圧部材を後退させると、外力によつて強制的に
押し広げられた弾性ロツクリングの該外力が取り
除かれるので、該弾性ロツクリングは自由状態に
復帰し再び環状機械部品の凹部を構成する環状溝
内に完全に収納された状態となる。従つて、この
状態で環状機械部品を後退させて取り外すことが
できる。
(実施例) 次に、本考案の実施例を図面と共に説明する。
第1図a及びbは、本考案の一実施例の異なつ
た作動状態を示す要部断面図であつて、11は偏
心型バタフライ弁の弁本体の一部を示し、該弁本
体11の段部11aには、弁閉鎖時、図示しない
弁体周面に密接するシートリング12が当接され
ており(第3図参照)、また弁本体11の円形開
口の内面11bには、シートリング12を段部1
1aに押圧して固定するリテーナ13が挿入され
ている。また弁本体11の内面11bには、ロツ
クリング14を保持する環状溝15が設けられ、
該ロツクリング保持用環状溝15は、リテーナ1
3の挿入側(図の左側)である後面を後方へ向け
て広がる傾斜面15aで構成し、前面(図の右側
面)を軸に垂直な面15bで構成している。一
方、リテーナ13の外周面13aには、上記弁本
体11の環状溝15と対応する凹部を構成する環
状溝16が形成され、該環状溝16は、自然状態
にあるロツクリング14が完全に収納される大き
さに構成されており、且つ該環状溝16の半径方
向内側は、軸方向に穿設されたセツトスクリユ挿
入孔17と連通されている。なお、図中、18は
セツトスクリユを示す。
次に、作用について説明する。先ず、弁本体1
1の段部11aに当接されているシートリング1
2へ向つて、リテーナ13を前進させるときに
は、同図aに示すように、自然状態にあるロツク
リング14をリテーナ13の環状溝16内に完全
に収納した状態で軸方向に(図の右方へ)移動さ
せる。そしてリテーナ13の前端面がシートリン
グ12に当接し、同時に弁本体11及びリテーナ
13の両環状溝15と16が対向する所定位置ま
でリテーナ13を前進させる。次いで、この位置
で同図bに示すように、挿入孔17内にセツトス
クリユ18をねじ込むと、環状溝16内に収納さ
れたロツクリング14は、該セツトスクリユ18
の外周面に押圧されて強制的に押し広げられ、図
示のように、両環状溝15と16の双方に跨がる
位置を占める。この際、環状溝15の傾斜面15
aと環状溝16の内面の角(かど)部でロツク作
用が行われ、リテーナ13を軸方向に移動しない
ように固定する。これにより、シートリング12
は弁本体の段部11aに当接保持される。
また、リテーナ13を取り外すときは、先ずセ
ツトスクリユ18を挿入孔17より取り去り、ロ
ツクリング14を同図aのようにばね力により収
縮してリテーナの環状溝16内に収納させた状態
で、リテーナ13を取り外せばよい。
上記実施例において、本考案の軸方向移動防止
装置を、偏心型バタフライ弁の弁本体にリテーナ
を介してシートリングを取付ける構造について説
明したが、本考案は上記の実施例に限らず、内部
に断面円形の孔を有する本体の内面に、ブツシ
ユ、スリーブ、リテーナ、スペーサリング等の環
状機械部品を挿入し、これらを軸方向に移動しな
いように固定するものに広く適用できることは勿
論である。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、本体内
面に設けたロツクリング保持用環状溝と、環状機
械部品の外周面に設けた凹部に弾性ロツクリング
を介在させるようにし、該ロツクリングを変形さ
せてその占める位置を変化させることにより、環
状機械部品を軸方向に固定したり外したりできる
ようにしたので、従来のようなねじ切りやボルト
等が不要となり、また、本体の口径の大小の如何
を問わず、適用させることができる。
また構造が簡単で、部品点数も少なく、操作が
容易であり、また部品を小型化して低コスト化す
ることが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図a及びbは、本考案の一実施例の作動状
態を示す要部断面図、第2図は弾性ロツクリング
の正面図、第3図は従来の偏心型バタフライ弁の
シートリングの取付構造を示す要部断面図、第4
図は従来の他のシートリングの取付け構造を示す
要部断面図である。 11……弁本体、12……シートリング、13
……リテーナ、14……弾性ロツクリング、15
……ロツクリング保持用環状溝、15a……傾斜
面、16……環状溝(凹部)、18……セツトス
クリユ(押圧部材)。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 断面円形の孔を有する本体の該孔の内面に、
    ロツクリング保持用環状溝を設け、該ロツクリ
    ング保持用環状溝の環状機械部品の挿入側であ
    る後面を、後方へ向けて広がる傾斜面で構成
    し、一方、上記本体の孔内面に挿入されるブツ
    シユ、スリーブ、リテーナ、スペーサリング等
    の環状機械部品の外周面に、自由状態にある弾
    性ロツクリングを完全に収納する環状溝によつ
    て構成された凹部を設け、該環状機械部品の内
    部には、該環状機械部品を本体孔内面に軸方向
    に固定するとき、上記凹部を構成する環状溝に
    収納されたロツクリングをロツクリング保持用
    環状溝内に一部収納させるように内方より強制
    的に押し広げる押圧部材を備えていることを特
    徴とする環状機械部品の軸方向移動防止装置。 2 前記ロツクリング保持用環状溝は、前面が軸
    に垂直な面で構成されている実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の環状機械部品の軸方向移動
    防止装置。
JP14422185U 1985-09-24 1985-09-24 Expired JPH0227205Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14422185U JPH0227205Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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JP14422185U JPH0227205Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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Publication Number Publication Date
JPS6254314U JPS6254314U (ja) 1987-04-04
JPH0227205Y2 true JPH0227205Y2 (ja) 1990-07-24

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JP14422185U Expired JPH0227205Y2 (ja) 1985-09-24 1985-09-24

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