JPH02270315A - 金属化フィルムコンデンサ - Google Patents

金属化フィルムコンデンサ

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JPH02270315A
JPH02270315A JP28327489A JP28327489A JPH02270315A JP H02270315 A JPH02270315 A JP H02270315A JP 28327489 A JP28327489 A JP 28327489A JP 28327489 A JP28327489 A JP 28327489A JP H02270315 A JPH02270315 A JP H02270315A
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film
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capacitor element
electrode
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JP28327489A
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Nobuyuki Kume
久米 信行
Harumi Yoshino
吉野 晴美
Yoshiyuki Nagaoka
美行 長岡
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は誘電体フィルムの表面に金属電極を蒸着などに
より形成した金属化フィルムを巻回することにより構成
される金属化フィルムコンデンサに関するものである。
従来、金属化フィルムコンデンサにおいては、第1図I
Lsbに示すように、ポリプロピレンフィルム、ポリエ
ステルフィルム、ポリカーボネートフィルムなどの誘電
体フィルム10片面または両面に、蒸着法、スパッタリ
ング法などによ多金属の電極2を前記誘電体フィルム1
の幅方向の端部にo、asm〜6W程度の絶縁溝部(通
常、マージン部と呼ばれておシ、以下マージン部という
)3を設けて形成することにより金属化フィルム4を得
ている。
そして、このような金属化フィルム4を用いてコンデン
サを得る場合、2枚の金属化フィルム4を重ねて巻回し
、その巻回した金属化フィルム4の両端面K Zn 、
 Sn 、 Cu 、 Pb  などの金属材料を溶射
して電極引出部を形成し、その電極引出部にリード線を
溶接などにより接続してコンデンサ素子とするか、また
は第2図に示すように金属化フィルム4を1枚1枚マー
ジン部3が反対側にくるる。
ところで、このような巻回型、積層型のコンデンサを生
産性、コンデンサ特性などの面から詳細に分析評価をす
れば、それぞれ一長一短がある。
特に、特性上における大きな違いは、積層型のコンデン
サにおいては小容量コンデンサを並列に複数個接続した
構造となるため、使用中何らかの異常によ多金属化フィ
ルムの一部が破壊現象を起しても、1個のコンデンサ要
素部分が機能を失なうだけとなり、他のコンデンサ要素
部分への影響はほとんど生じなく、この結果わずかな容
量減少のみとなる。このことは、非常に安全性の高い安
全機能付のコンデンサであると言えるのである。
一方、巻回型のコンデンサにおいては、従来からの一般
的な設備で簡単に製造することができるため、現在の主
流となっているものの、使用中に何らかの異常により金
属化フィルムの一部が破壊現象を起すと、その破壊現象
による容量変化は、金属化フィルムの電極の減少した面
積に比例した減少のみであるため、初期の段階において
は無視できる程度であるが、この種の巻回型のコンデン
サは全体が1個のコンデンサであるため、一部の破壊部
分を核として止ることなく徐々に進行し、遂には発煙発
火に至ってしまう。このため、この巻回型のコンデンサ
においては、何らかの安全装置を付加しなければ、充分
な安全性を確保することができない。
本発明らはこのような現状に鑑み、巻回型のコンデンサ
の持つ高い生産性と、積層型のコンデンサの持つ高い安
全性とを兼ね備えたコンデンサの開発を進めた。その結
果、第3図に示すように幅方向の端部に設けたマージン
部3とは別個に、電極2を金属化フィルム4の長さ方向
に複数個の矩形の島状に分離するように前記マージン部
3につながるマージン部6を設けた金属化フィルム4゛
を用い、そしてこのような金属化フィルム41を2枚重
ね合せて巻回してコンデンサ素子6を構成すれば、製造
する時は巻回型のコンデンサと同様に製造することがで
き、また電極構造は積層型と同様な構造となるため、電
極2の一部で破壊現象が生じても、全体に波及すること
が′なく、発煙発火などの事故を防ぐことができる。す
なわち安全機能を持たせられることを見出したのである
。なお、第2図において、7はコンデンサ素子6の端面
に形成した電極引出部、8はリード線である。
このようなコンデンサにおいて、使用中に伺らかの異常
によシ、金属化フィルム4′の一部が破壊現象を起した
ならば、破壊電流が電源よシミ極引出部7と電極2との
接触部を介して破壊個所に集中する。この際、電極引出
部7と電極2との機械的な接触部にはある一定の電気接
触抵抗を保有しているため、前記破壊電流が接触部を通
過する時、ジュール熱が発生し、接触部付近の電極金属
膜は蒸発飛散を起こす。この接触部の一部の電極金属膜
が飛散して導通を失なえば、残った導電性を持つ接触部
を流れる電流の密度が増大し、さらに大きなジュール熱
が発生するため、残った導電性を持つ接触部付近の電極
金属膜飛散は加速度的に進み、最終的には破壊個所を含
む電極2と電極引出部7との間は、絶縁帯が形成され、
電気的に絶縁される。従って、このような状態となった
時、破壊個所を含む電極2はコンデンサ本体と完全に絶
縁され、破壊点への電流が遮断されるため、前記従来品
で見られるような破壊の進行はなく、よって発煙発火に
は至らない。
このような本発明のコンデンサについて、さらに検討を
進めた結果、前述のような安全機能を十分に発揮させる
ためには、第3図に示すようなコンデンサ素子6を開口
部分とその他の部分とで充填樹脂との間の密着性の異な
る外装ケース内に収納するとともに、その外装ケース内
に充填樹脂を充填するか、コンデンサ素子eを外装ケー
ス内に収納するとともに、その外装ケース内に外装ケー
ス内面との間の密着性の異なる211以上の充填樹脂を
充填すればよいとのことを見出したのである以下、本発
明の内容について、具体的実施例を用いて説明する。
(実施例1) 第3図に示すような構造の金属化ポリエステルフィルム
(厚み7μ)を2枚重ね合せて巻回してコンデンサ素子
6を作り、電極引出し、リード線8の接続を行った後、
第4図に示すようにFR−PET(帝人麹の商品名)の
外装ケース9内に収納するとともに、その外装ケース9
内に外装ケース9との間の密着性の異なる充填樹脂10
.11を充填して完成品とした。
(実施例2) 実施例1と同様な金属化ポリエステルフィルムと従来の
金属化していないポリプロピレンフィルム(厚み6μ)
とを重ね合せて巻回してコンデンサ素子6を作った後、
従来と同様に電極引出し、リードls8の接続を行い、
その後第6図に示すように内面に薬品、熱、機械加工等
の特殊な処理を施こすことにより、開口部分12&とそ
の他の部0  分12bとで充填樹脂13との間の密着
性を異ならせたポリブチレンテレフタレート樹脂よりな
る外装ケース12内に、前記コンデンサ素子6を収納し
、そしてその外装ケース12内に充填樹脂13を充填し
て完成品とした。
(実施例3) 実施例1と同様なコンデンサ素子eを作った後、第6図
に示すように外装ケース9内に収納し、実施例1とは逆
になるように充填樹脂10.11を充填して完成品とし
た。
(比較例1) 実施例1と同様なコンデンサ素子6を作った後、第7図
に示すように外装ケース9内に収納し、充填樹脂11の
みを充填して完成品とした。
(比較例2) 実施例2と同様なコンデンサ素子6を作った後、内面に
特殊な処理をしていない外装ケース9内に収納し、充填
樹脂11を充填して完成品とした。
(比較例3) 第1図すに示す従来構造の両面金属化ポリエステルフィ
ルム(厚み7μ)と従来の金属化していないポリプロピ
レンフィルム(厚みθμ)とを重ね合せて巻回してコン
デンサ素子を作った後、従来と同様に電極引出し、リー
ド線の接続を行い、その後実施例と同様な外装を行って
完成品とした。
上記実施例1.2.3および比較例1.2.3により得
られたコンデンサについて、安全性確認試験を行った結
果を天衣に示している。この試験方法は、コンデンサに
定格の2倍および3倍の電圧を室温および120℃の雰
囲気中で印加し続け、電流値が零になるまでにケース、
充填樹脂が飛散、若しくは割れが発生するか、また発火
、発煙が起るか否かで判定した。
以下余白 また、参考として、第8図に実施例1で使用した充填樹
脂10.11と外装ケース9との密着性試験の結果と、
実施例2で使用した外装ケース12の内面処理状態と充
填樹脂13との密着性試験の結果を示している。
上記衣より明らかなように本発明によるコンデンサにお
いては、室温においても、120℃の雰囲気中において
も、外装材料の割れ、飛散が全く発生しなく、100%
の安全性を持たせることができる。
一方、比較例1,2から判るように、金属化フィルムの
構造が本発明と同じであっても、外装構造が異なるもの
、または外装構造が同じであっても、金属化フィルムの
構造が異なるものにおいては、室温の場合と、フィルム
材料としてポリエチレンテレフタレートとポリプロピレ
ンとを組合せた場合のみほぼ満足する結果が得られるも
のの、120°Cの雰囲気中においては安全性確保率が
66俤となり、満足する結果が得られない。
このように本発明によれば、従来の巻回型のコンデンサ
と同様な構造で1oo%の安全性を持たせることができ
、安価で小形の安全機能付の金属化フィルムコンデンサ
を提供することができるのである。
【図面の簡単な説明】
第1図a、bけ一般の金属化フィルムを示す斜視図、第
2図は従来の積層型の金属化フィルムコンデンサの要部
を示す斜視図、第3図は本発明における金属化フィルム
コンデンサの要部を示す斜視図、第4図〜第6図はそれ
ぞれ本発明による金属化フィルムコンデンサの具体的実
施例を示す断面図、第7図は本発明の比較例としての金
属化フィルムコンデンサを示す断面図、第8図は本発明
の金属化フィルムコンデンサにおける外装ケースと充填
樹脂との間の密着強度の一例を示す図である。 1・・・・・・誘電体フィルム、2・・・・・・電極、
3,5・・・・・・マージン部、4′・・・・・・金属
化フィルム、6・・・・・・コンデンサ素子、9.12
・・・・・・外装ケース、10゜11.13・・・・・
・充填樹脂、12a・・・・・・開口部分、12b・・
・・・・その他の部分。 代理人の氏名 弁理士 テ野事)タ ほか1名第1図 第 2 図 第3図 第4図 155図 第6図    第7図 第8図 外兼ゲース9      九cX紗旧指t3手続補正書 平成元年11月29日

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 誘電体フィルムの片面または両面に電極を形成するとと
    もに、その電極がフィルムの長さ方向に複数個の島状に
    分離されるように複数の絶縁溝部を設けて金属化フィル
    ムを構成し、その金属化フィルムを巻回してコンデンサ
    素子を構成し、かつそのコンデンサ素子を外装ケース内
    に収納するとともに、その外装ケース内に外装ケース内
    面との間の密着性の異なる2種以上の充填樹脂を充填し
    たことを特徴とする金属化フィルムコンデンサ。
JP28327489A 1981-02-10 1989-10-30 金属化フィルムコンデンサ Granted JPH02270315A (ja)

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