JPH02270282A - 面状採暖装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は電気カーペット等の面状採暖装置に係り、特に
、カーペット本体等をカバーにより被覆した場合に、そ
のカバーの目付量の多少に拘らずに、カバーの表面温度
を適正な温度に一定に制御する温度制御手段を設けた面
状採暖装置に関する。

（従来の技術） 従来、この種の電気カーペット等の面状採暖装置の温度
制御装置は第３図に示すように構成され、図示しない電
気カーペット本体に内蔵したヒータ１の温度を主温度設
定手段２により設定し、ヒータ温度検出手段３により検
出したヒータ１の検出温度を主温度設定手段の設定値と
比較し、その偏差を解消させるようにヒータ１の通電時
間を＄り即し、ヒータ温度が設定値で一定になるように
制御している。

そして、電気カーペット本体をカバーにより被覆した場
合にはそのカバーにより消費され熱最の分だけカバー表
面温度が低下するので、その低下分を補償するために、
主温度設定温度を補正する補助温度設定手段４を設けて
いる。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来の面状採暖装置では、カ
バーの目付間の多少、例えば、カバーが厚手か薄手であ
るかにより、カバー表面温度に差が出てしまい、例えば
カバーが薄手の場合には厚手の場合よりも高くなってし
まうという課題がある。

すなわち、電気カーペット等の本体をカバーによりＩｌ
ｌする場合にはそのカバーの熱伝導効率を考慮して、第
４図に示すように主温度設定温度よりも高い補助設定温
度に補助温度設定手段４により手動で設定している。

しかし、この補助温度設定手段４は電気カーペット本体
をカバーにより被覆した場合に、その主温度設定温度を
補正する手段であり、そのカバーの目付量の多少、例え
ば、厚手か薄手かに応じて補助設定温度を適宜変えてい
ないので、第４図中破線Ａに示すように、薄手のカバー
使用時のカバー表面温度が主温度設定温度よりも高くな
る一方、厚手のカバー使用時のカバー表面温度は、図中
破線Ｂに示すように主温度設定温度よりも低くなってし
まう。

したがって、このような従来の面状採暖装置の温度制御
装置では、カバーの目付けの多少に拘らず、そのカバー
表面温度を主温度設定温度に一定に制御することができ
ない。

そこで本発明は前記事情を考慮してなされたもので、そ
の目的は面状採暖装置を被覆するカバーの目付量の多少
に拘らず、そのカバー表面温度を主温度設定温度一定に
制御することができる面状採暖装置を提供することにあ
る。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明は電気カーペット等の面状採暖装置をｌｉ覆する
カバーの目付量、例えば厚手か薄手かに応じて主温度設
定温度を補正する補正温度設定温度を適宜変えることに
より、カバー表面温度を一定に制御する設定湯度カバー
補正手段を設けたものであり、次のように構成される。

すなわら本発明は、面状採暖装置本体に内蔵されたヒー
タの温度を検出するヒータ温度検出手段と、前記ヒータ
の温度を設定すると共に、この設定値と前記ヒータ温度
検出手段により検出された検出温度との偏差を解消する
ように前記ヒータの通電を制御する主温度設定手段と、
前記面状採暖装置本体を有する部屋の室温を検出する室
温検出手段と、この室温検出手段により検出された室温
に応じて前記主温度設定手段の主温度設定値を補正する
設定温度補正手段と、前記ヒータへの通電開始から、前
記ヒータ温度が前記設定温度補正手段で補正された補正
温度に達したことを前記ビータ温度検出手段により検出
するまでの時間を計測するタイマーと、このタイマーの
計測時間に対応する所定のヒータ温度に前記設定温度補
正手段の補正温度を再補正する設定温度カバー補正手段
とを有することを特徴とする。

（作用） 面状採暖装置本体に内蔵のヒータの温度は主温度設定手
段により設定される一方、ヒータ温度検出手段により検
出される。このヒータ検出温度は主温度設定手段にて主
温度設定値と比較され、両者の偏差を解消させる制御信
号がヒータに与えられる。その結果、ヒータは主温度設
定値一定にｉｂ制御される。

また、面状採暖装置本体をカバーにより被覆する場合は
室温検出手段により検出された室温に基づいて主温度設
定手段の主温度設定温度が設定温度補正手段により補正
され、カバー表面−度が一定になるように制御される。

さらに、ヒータの通電開始から、ヒータ温度が設定温度
補正手段により補正された補正温度に達したことをヒー
タ温度検出手段により検出するまでの時間がタイマーに
より計測される。

このタイマーの計測時間は設定温度カバー補正手段に与
えられ、ここで、タイマー計測時間からカバーの目付ｍ
１例えば厚手であるか薄手であるか￥１１断し、その目
付量に応じた温度に主温度設定手段の主温度設定値を再
補正する。

したがって本発明によれば、カバーの目付量の多少に応
じて主温度設定手段の主温度設定値を補正することがで
きるので、カバー表面温度をカバーの目付量の多少に拘
らずに一定に制御することができる。

（実施例） 以下本発明の一実施例を第１図および第２図に基づいて
説明する。

第１図は本発明の一実施例の全体構成を示すブロック図
であり、図において、ヒータ１１は図示しない電気カー
ペット等の面状採暖装置本体に内蔵されており、そのヒ
ータ温度はヒーター度検出手段１２により検出されると
共に、主温度設定手段１３により設定され、この主温度
設定値でヒータ温度が一定になるように制御されるよう
になっている。

また、主温度設定手段１３の主温度設定値は電気カーペ
ット等の面状採暖装置を設けた部屋の室温を検出する室
温検出手段１４により検出された室温に基づいて主温度
設定手段１３の主温度設定値を補正する設定温度補正手
段１５により、図示しないカバーの表面温度が主温度設
定手段１３の主温度設定値で一定になるように補正する
。

したがって、面状採暖装置本体をカバーにより被覆した
場合でも、そのカバーの表面温度を主温度設定手段の主
温度設定値一定に制Ｗ　することができる。

しかしながら、前記したように設定温度補正手段１５は
カバーの目イ寸徂、すなわちカバーの厚さによる保温力
や熱伝導率に差がある場合にはカバー表面温度を主温度
設定値一定に制御することができないので、タイマー１
６と設定温度カバー補正手段１７とを設けている。

タイマー１６はヒータ１１の通電開始時にノノウントを
開始し、このヒータ１１の温度が設定温度補正手段１５
の補正値に達したことをヒータ温度検出手段１２により
検出するまでの時間を計測し、その計ヨ１１時間を設定
温度カバー補正手段１７に与えるようになっている。

すなわち、第２図に示すようにヒータ１１の温度が主温
度設定手段１３と設定温度補正手段１５とによって設定
した温度に達するまでの時間がカバーの目付量、例えば
厚手のカバーを使用する場合ＴＡと、薄手のカバーを使
用する場合ＴＢとで差が生じ、ＴＡ＜ＴＢとなる。

これは厚手のカバーの保温力の方が薄手のカバーの保温
力よりも大きいために厚手のカバーを使用した方が短時
間でヒータ温度が設定温度に達するためである。

そして、タイマー１６により計測された計測時間がＴＡ
である場合には設定温度カバー補正手段７７は第２図中
実線Ａで示す補正温度に設定すると共に、タイマー１６
の計測時間がＴＢである場合にはカバーが薄手であるの
で、第２図中実線の補正温度に設定し、この補正温度Ｂ
は補正温度Ａよりも低目に設定されている。

このように、設定温度カバー補正手段１７で補正した補
正温度Ａ、Ｂを主温度設定手段１３に与え、この主温度
設定手段１３に既に与えられている設定温度補正手段１
５からの補正温度をさらに再補正するようになっている
。

再補正された潟疫は厚手のカバーと薄手のカバーの保温
力の差を考慮して、カバー表面温度が同一になるように
設定されている。

次に本実施例の作用を説明する。

本実施例の面状採暖装置の図示しないメインスイッチを
ＯＮに投入すると、ヒータ１２が通電されて胃温し、そ
のヒータ温度はヒータ温度検出手段１２により検出され
る。

ここで検出されたヒータ温度は主温度設定手段１３に与
えられ、ここで主温度設定値と比較されて、偏差が算出
され、この偏差を解消させる制御信号がヒータ１１に与
えられる。これは、ヒータ温度検出手段１２により検出
されたヒータ温度が主温度設定手段１３の主温度設定値
と一致するまで繰り返され、一致したときにヒータ１１
の通電を停止させる。

したがって、ヒータ１１の温度は主温度設定手段１３の
主温度設定値一定に制御される。

そして、図示しない面状採暖装置本体を図示しないカバ
ーにより被覆し、設定温度補正手段１５により主温度設
定手段１３の主温度設定値を所定温度に上げる補正を行
なった場合には、ヒータ温度検出手段１２を介してヒー
タ１１の通電開始時にタイマー１６がカウントを開始す
る。

一方、面状採暖装置本体を設けた部屋の室温は室温検出
手段１４により検出され、その検出室温が設定温度補正
手段１５に与えられ、ここで補正値とのａ；ａ差が求め
られ、この偏差信号が主温度設定手段１３に与えられる
。

主温度設定手段１３はこの偏差を解消させる制御信号を
ヒータ１１に与え、その通電を制御する。

その結果、ヒータ１１のカバー表面温度は主温度設定温
度一定に保持される。

一方、ヒータ１１の温度が第２図に示すように主温度設
定手段１３と設定温度補正手段１５とによってそれぞれ
設定した温度に達したことをヒータ温度検出手段１２に
より検出すると、タイマー１６がカウントを停止させて
、その計測時間を設定温度カバー補正手段１７に与える
。

設定温度カバー補正手段１７はタイマー１６からの計測
時間に応じて予め設定したｆｆ１ｌ補正値を主温度設定
手段１３に与える。

すなわち、設定温度カバー補正手段１７は例えばタイマ
ー１６からの計測時間が丁Ａである場合には、第２図に
示すように厚手のカバー温度補正１ｆＩＡを主温度設定
手段１３に与える一方、タイマー１６の計測時間がＴＢ
である場合には薄手のカバーの温度補正値Ｂを主温度設
定手段１３に与える。

したがって、ヒータ１１はカバーの目付量が例えば厚手
である場合には温度補正値Ａまで昇温し、薄手カバーで
ある場合には温度補正１ｉ１１１１Ｂまで昇温される。

これら温度補正値Ａ、Ｂはカバーの目付量に応じた保温
力や熱伝導率を考慮してカバーの表面温度が両者で同一
温度となるように設定されているので、第２図中破線で
示すように厚手カバーの表面温度ＡＡと薄手のカバー表
面温度ＢＢとがほぼ一致する。

したがって本実滴例によれば、面状採暖装置本体を１＆
旧するカバーの目付量の多少、例えば薄手であるか厚手
であるかに拘らずに自動的にカバー表面温度を一定に制
御することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、ヒータを内蔵する面状採
暖装置本体をカバーにより被覆した場合には、前°記ヒ
ータの温度が設定温度補正手段の温度補正値に達するま
での通電時間をタイマーにより計測することにより、前
２カバーの目付量、例えば厚手か薄手かを判断し、その
目付■に応じて、カバー表面湿度を一定にするように主
温度設定手段の主温度設定値を補正するので、カバーの
目付量の多少、例えば厚手か薄手かに拘らずにカバーの
表面温度を一定に自動的に補正することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る面状採暖装置の一実施例の全体構
成を示すブロック図、第２図は第１図で示す実施例の作
用等を示すグラフ、第３図は従来例の全体構成を示すブ
ロック図、第４図は第３図で示す実施例の作用等を示す
グラフである。 １１・・・ヒータ、１２・・・ヒータ温度検出手段、１
３・・・主温度設定手段、１４・・・室温検出手段、１
５・・・設定温度補正手段、１６・・・タイマー、１７
・・・設定温度カバー補正手段。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 面状採暖装置本体に内蔵されたヒータの温度を検出する
   ヒータ温度検出手段と、前記ヒータの温度を設定すると
   共に、この設定値と前記ヒータ温度検出手段により検出
   された検出温度との偏差を解消するように前記ヒータの
   通電を制御する主温度設定手段と、前記面状採暖装置本
   体を有する部屋の室温を検出する室温検出手段と、この
   室温検出手段により検出された室温に応じて前記主温度
   設定手段の主温度設定値を補正する設定温度補正手段と
   、前記ヒータへの通電開始から、前記ヒータ温度が前記
   設定温度補正手段で補正された補正温度に達したことを
   前記ヒータ温度検出手段により検出するまでの時間を計
   測するタイマーと、このタイマーの計測時間に対応する
   所定のヒータ温度に前記設定温度補正手段の補正温度を
   再補正する設定温度カバー補正手段とを有することを特
   徴とする面状採暖装置。