JPH02270179A - テープカートリッジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は９本体ケースの前面にテープローディング用の
ポケットを有するテープカートリッジに関する。

更に詳しくは、不使用時に該ポケットの開口下面から侵
入して来る塵埃がケース前面に導出しなテープ部分に付
着するのを防止するダストカバーを備えたテープカート
リッジにおいて９本体ケースの底壁の外側下面にダスト
カバーを前後摺動可能に装着したものである。

〔従来の技術〕

デ・７キに装填したとき１本体ケースからテープが前方
に引き出される形態のビデオ用やオーディオ用のテープ
カートリッジにおいては２本体ケースの前面に前方およ
び下方が開口するテープローディング用のポケットが入
り込み状に凹設されている。そして不使用時には、ケー
ス前面に導出したテープの前面外側をカバーして保護す
る前蓋が本体ケースに枢着され、更に該ポケットの開口
下面から侵入して来る塵埃や他物からテープを保護する
ためのダストカバーを本体ケースに付設することが知ら
れている。

そこではテープカートリッジをデツキに装填したとき、
前蓋は上向きに開くが、ダストカバーもポケットの開口
下面を閉じ姿勢から開き姿勢へ切り替わるものでなけれ
ばならない。

問題はこのダストカバーをいかに作動させるかである。

この点に関して、前蓋とダストカバーとを別体に形成し
、ダストカバーの左右端にカムフォロアを設け１本体ケ
ース側の前記ポケットの左右側面に形成せるカム溝に該
カムフォロアを案内係入し、そのうえで前蓋とダストカ
バーとを別に連動連結しておき、前蓋が開くとこれに連
動してダストカバーも本体ケースの後ろ側上方に開くよ
うにしたものが、３ｍｍビデオ用で提案されている。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、特にテープカートリッジの小型化を図る場合に
、ダストカバーを前蓋と連動するよう同時一体内に組み
付ける作業は極めて面倒であるところに最大の欠点があ
る。また本体ケース側にカム溝を高精度に形成する必要
があってケース成形上、およびケース強度確保の点で不
利が生じ、更にカム溝でのカムフォロアの円滑な滑り効
果を確保するのが困難である。更にダストカバーがこれ
の開閉時にテープに接当干渉したり１本体ケースの上方
へ大きく突出して邪魔になるなどの問題が残されていた
。

そこで本発明の目的は、ダストカバーが前記ポケットこ
れ自体の開口下面を前後摺動して開閉する形態にし、不
使用時の防塵効果の完璧を図り。

デツキ装填時にはポケットの下面を開放状態にしてテー
プローディングが一切の支障なく行えるテープカートリ
ッジを得るにある。

本発明の他の目的は１本体ケースと前蓋との間にわたっ
てダストカバーを連動連結する従来の複雑な開閉機構を
止め９本体ケースに対してダストカバーを簡単な摺動機
構で容易に組み込めるテープカートリッジを得るにある
。

本発明の更に他の目的は、ダストカバーが開き作動する
ときにテープに接当干渉することがなく。

本体ケースの外側に大きくはみ出し突出することもない
テープカートリッジを得るにある。

本発明の更に別の目的は１本体ケースからダストカバー
が脱落するのを確実に防止できるテープカートリッジを
得るにある。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、上ケース１ａと下ケース１ｂとを盃合わせ状
に結合してなる本体ケース１の前面に、テープローディ
ング用のポケット１５が凹設されているテープカートリ
ッジにおいて。

本体ケース１に前記ポケット１５の開口下面を閉じるダ
ストカバー１６を備えていること。

このダストカバー１６は、第１図に示すごとく下ケース
１ｂの底壁４の外側下面に添う主面板１７と、該主面板
１７の左右端から立ち上げ連設されて下ケース１ｂの左
右側壁１２・１２の外側面に添う側面板１８・１８と、
各側面板１８・１８の上端から内向きに折り曲げ連設し
た係合片１９・１９とを有すること。

本体ケース１の左右側壁１２・１２には、上下ケース１
ａ・１ｂの蓋合わせ面間にそれぞれ前後方向に走るスリ
ット２０・２０が形成されていること。

本体ケース１の左右側壁１２・１２の内面側に。

例えば第３図に示すごとく前記スリン）２０・２０を介
してダストカバー１６の係合片１９・１９が前後摺動自
在に回り込み係合していること。

本体ケース１に対して、ダストカバー１６はこれの主面
板１７の前端部１７ａが前記ポケット１５の開口下面を
閉合する前方への進出姿勢と、該ポケット１５の開口下
面を開放状態にする後方への退入姿勢とにわたって前後
方向に摺動可能に装着されていることを要件とする。

〔作用〕

ダストカバー１６はその主面板１７および左右側面板１
８・１８が本体ケース１の底壁４および左右側壁１２・
１２の外面にそれぞれガイドされて前後方向に摺動する
。その際にダストカバー１６の係合片１９・１９も本体
ケース１の左右側壁１２・１２に形成したスリット２０
・２０を介して前後方向に摺動できる。

テープカートリッジの不使用時には、ダストカバー１６
が前方の進出姿勢にあってポケット１５の開口下面を閉
じており、デツキに装填したときはダストカバー１６が
後方の退入姿勢に切り替わって該ポケット１５の下面を
開放状態にする。

本体ケース１の外面に配したダストカバー１６の左右側
面板１８・１８が横外側方に拡開するような外力を受け
たとき、ダストカバー１６の保合片１９・１９が本体ケ
ース１の左右側壁１２・１２の内面に接当係合して、ダ
ストカバー１６の左右側面板１８・１８が横外側方に拡
開するのを接当規制する。

〔発明の効果〕

本発明のダストカバー１６は、その主面板１７が本体ケ
ース１の底壁４の外側下面にあって前後方向に進退摺動
することでポケット１５の開口下面を開閉する。従って
、テープカートリッジの不使用時には前記主面板１７の
前端部１７ａでポケット１５の開口下面をほぼ全面的に
閉じて、該ポケット１５の下面から塵埃が侵入して来る
のを確実に防止できる。テープカートリッジをデ・ツキ
に装填した時には、ダストカバー１６が後方に退入摺動
してポケット１５の下面を開放状態にするので、デツキ
側のテープローディング部材が確実にポケット１５内に
下方から係入できる。

ダストカバー１６の主面板１７は本体ケース１の底壁４
の外側下面に位置しているので１本体ケース１内のテー
プパスに一切干渉しない。しかも本体ケース１の前面に
おけるテープパスについても、主面板１７の前端部１７
ａはテープ２の下方を前後に摺動するだけであるから、
テープ２と接当干渉することがなく、テープ２の損傷防
止に完璧を図れる。

本発明のダストカバー１６は従来の前蓋７と連動する揺
動式とは異なり１前後方向に直線摺動する形式を採る。

しかも主面板１７が本体ケース１の底壁４の外側下面に
添って、左右側面板１８・１８が本体ケース１の左右側
壁１２・１２の外側面に添って直線摺動するので、ダス
トカバー１６が本体ケース１の外側に大きくはみ出し突
出することもない。従って、デツキへの抜き差し時など
にも、デツキ側に余分な空間を必要とせず、ダストカバ
ー１６がデツキ側の部材に干渉するトラブルを防止する
に有効である。

加えて、ダストカバー１６は左右側面板１８・１８が本
体ケース１の左右側壁１２・１２の外側面に案内されて
前後方向に直線摺動するので、この摺動時にダストカバ
ー１６の全体が傾いてこじれを生じたりすることがなく
１作動が確実である。

しかも、ダストカバー１６の左右側面板１８・１８の上
端から係合片１９・１９をそれぞれ内向きに突設し１本
体ケース１の左右側壁１２・１２に設けたスリット２０
・２０を介して該左右側壁１２・１２の内面側に係合片
１９・１９が回り込み係合するようにしたので、該係合
片１９・１９の存在でダストカバー１６の左右側面板１
８・１８が横外側方に拡開するよう変形してダストカバ
ー１６の全体が本体ケース１から脱落することも確実に
防止できる。更に前記スリット２０・２０は本体ケース
１を構成する上下ケース１ａ・１ｂの蓋合わせ面間に形
成する仕様としたので、該スリット２０・２０の形成に
際して上下ケース１ａ・１ｂがアンダーカットを生じる
ことな（プラスチック成形できるし、下ケース１ｂにダ
ストカバー１６を先組みしたのち上ケース１ａを被せ付
けて行けばよく１組み付は作業性も良好に確保できる。

〔実施例〕

図面は本発明の実施例を示しており、具体的にはディジ
タル記録再生方式のオーディオ用テープカートリッジを
挙げた。

第２図において、１は本体ケースである。本体ケース１
はプラスチック製の上ケース１ａと下ケース１ｂとから
なる。これら上下ケース１ａ・１ｂは数箇所で蓋合わせ
状にねし結合されている。

本体ケース１の内部左右には、テープ２が巻かれるハブ
３・３を有する。これらのハブ３・３は本体ケース１の
底壁４に透設した左右の各駆動軸挿入孔上にあって回転
できる。本体ケースＩの前方左右にテープガイド部材が
あって、テープ２は一方のハブ３からケース前面に導出
されて他方のハブ３に巻き取られる。本体ケース１の上
壁５には透明窓６を設けてあり、この透明窓６を通して
各ハブ３へのテープ巻き量が外部から視認できる。

本体ケース１には、不使用時にケース前面に導出したテ
ープ２の前方外側をカバーして保護する前蓋７が開閉操
作可能に枢着されている。

この前蓋７は本体ケースｌの前面を左右間にわたって閉
合する前面板９と、この前面板９の左右両端から後方に
連出した連結片１０−１０と、連結片１０・１０の内面
に対向状に突設した枢軸１１・１１とを有するプラスチ
ック成形品である。

本体ケース１の左右側壁１２・１２の前端部には、第１
図に示すごとく枢支孔１３・１３を設けてあり、この枢
支孔１３・１３に前記枢軸１１・１１をそれぞれ外方か
ら嵌入枢支することにより。

本体ケース１に対して前蓋７が枢軸１１まわりに開閉回
動自在に連結されている。

更に具体的には、第１図に示すごとく本体ケース１の左
右側壁１２・１２は前端壁部分１２ａ・１２ａが左右方
向の接続壁１４・１４を介してケース内方側に向けて凹
設されており、この前端壁部分１２ａ・１２ａに前蓋７
の連結片１０・１０の外側面がケース左右側壁１２・１
２のそれと面一状になるよう嵌まり込んでいる。

本体ケース１の前方中央部位には、第１図に示すごと（
テープローディング用のポケット１５が入り込み状に凹
設しである。このポケット１５の上面は上ケース１ａの
上壁５で閉じられているが。

前面および下面は開口している。デツキ側のテープロー
ディング部材がケース下方から該ポケット１５に突入し
て来るのを許し１次にテープ２をケース前方に引き出し
可能とするためである。

第１図において１本体ケース１には不使用時に該ポケッ
ト１５の開口下面を閉じるダストカバー１６を備えてい
る。

このダストカバー１６は、第１図に示すとと（本体ケー
ス１の底壁４の外側下面に添う平板状の主面板１７と、
該主面板１７の左右端から連設されて下ケース１ｂの左
右側壁１２・１２の外側面に添う側面板１８・１８と、
各側面板１８・１８の上端からこれの前後間にわたって
それぞれ内向きに連設したＬ字形の係合片工９・１９と
からなる。

本体ケース１に対して、ダストカバー１６はこれの主面
板１７の前端部１７ａがポケット１５の開口下面を閉じ
る前方への進出姿勢と、ポケット１５の下面を完全に開
放状態にする後方への退入姿勢とにわたって前後方向に
摺動自在に抜は止め装着される。そして１本体ケースｌ
とダストカバー１６との間に、該カバー１６を前方へ摺
動付勢する図外のバネ手段を備えている。

すなわち、ダストカバー１６の側面板１８・１８が横外
側方に拡開するよう変形して本体ケース１からダストカ
バー１６が下方に脱落するのを防止するために、第３図
に示すごとく本体ケース１の左右側壁１２・１２には、
上下ケース１ａ・１ｂの蓋合わせ面間にそれぞれ前後方
向に走るスリット２０・２０を形成し、この各スリット
２０・２０を介して本体ケース１の左右側壁１２・１２
の内面側にダストカバー１６の前記係合片１９・１９が
回り込み係合している。各係合片１９は各スリット２０
を利用して前後方向には摺動自在に嵌合している。

従って組付に際しては、下ケース１ｂにダストカバー１
６を下方から案内して前記係合片１９・１９が下ケース
１ｂの左右側壁１２・１２の上端を跨ぐ状態で仮組みし
たのち、下ケース１ｂに上ケース１ａをそのまま被せ付
けるだけでよい。

図の各係合片１９・１９は先端が下向きの５字形状に形
成されているので、下ケース１ｂにダストカバー１６を
仮組みした状態においても、該係合片１９・１９でダス
トカバー１６の左右側壁１２・１２が横外側方に拡開な
いし位置ずれするのを接当規制し１組付ライン上での振
動等でダストカバー１６が下ケース１ｂから脱落するこ
とを防止できる。

なお、第１図に示すごとく下ケース１ｂの左右側壁１２
・１２に設けた前記接続壁１４・１４の上端には、切欠
き２１・２１を形成してあり、該切欠き２１・２１を介
してダストカバー１６の両派台片１９・１９を前方から
導入案内してもよい。

この切欠き２１・２１の存在によって１両派合片１９・
１９が接続壁１４・１４に突っ掛かることなくダストカ
バー１６は前後方向に自在に摺動できる。

いま、テープカートリッジが不使用状態にあるときは、
前蓋７がテープ２の前面外側を閉じており２図外のバネ
手段で前方に摺動付勢されているダストカバー１６は、
これの主面板１７の前端部１７ａがポケット１５の開口
下面をほぼ全面的に閉じている。

テープカートリッジをデツキに装堪すると、前Ｍ７が上
開き回動じ、テープ２がケース前方に引き出し可能なス
タンバイ状態になる。そして、ダストカバー１６はデツ
キ側の部材で後方に退入させられてポケット１５の下面
が全面的に開放状態になり、デツキ側のテープローディ
ング部材が下方から該ポケット１５に突入して来るのを
許す。

本体ケース１の左右側壁１２・１２の内面側にダストカ
バー１６の係合片１９・１９が回り込み係合しているの
で９ダストカバー１６の左右側面板１８・１８が外力を
受けて横外側方に拡開するのを接当規制し１本体ケース
ｌからダストカバー１６が脱落するのを防止する。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第３図は本発明に係るテープカートリッジ
の実施例を示しており。 第１図は本体ケースとダストカバーを示す斜視図。 第２図は全体の斜視図。 第３図は要部の拡大縦断正面図である。 １・・・・・・本体ケース。 １ａ・・・・・上ケース。 １ｂ・・・・・下ケース。 ２・・・・・・テープ。 ４・・・・・・本体ケースの底壁。 ７・・・・・・前蓋。 １２・・・・・本体ケースの左右側壁。 １５・・・・・ポケット。 １６・・・・・ダストカバー。 １７・・・・・主面板。 １７ａ・・・・主面板の前端部。 １８・・・・・側面板。 １９・・・・・係合片。 ２０・・・　・・スリット。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、上ケース（１ａ）と下ケース（１ｂ）とを蓋合わせ
   状に結合してなる本体ケース（１）の前面に、テープロ
   ーディング用のポケット（１５）が凹設されていること
   、 本体ケース（１）に前記ポケット（１５）の開口下面を
   閉じるダストカバー（１６）を備えていること、 このダストカバー（１６）は、下ケース（１ｂ）の底壁
   （４）の外側下面に添う主面板（１７）と、該主面板（
   １７）の左右端から立ち上げ連設されて下ケース（１ｂ
   ）の左右側壁（１２・１２）の外側面に添う側面板（１
   ８・１８）と、各側面板（１８・１８）の上端から内向
   きに折り曲げ連設した係合片（１９・１９）とを有する
   こと、 本体ケース（１）の左右側壁（１２・１２）には、上下
   ケース（１ａ・１ｂ）の蓋合わせ面間にそれぞれ前後方
   向に走るスリット（２０・２０）が形成されていること
   、 本体ケース（１）の左右側壁（１２・１２）の内面側に
   、前記スリット（２０・２０）を介してダストカバー（
   １６）の係合片（１９・１９）が前後摺動自在に回り込
   み係合していること、 本体ケース（１）に対して、ダストカバー（１６）はこ
   れの主面板（１７）の前端部（１７ａ）が前記ポケット
   （１５）の開口下面を閉合する前方への進出姿勢と、該
   ポケット（１５）の開口下面を開放状態にする後方への
   退入姿勢とにわたって前後方向に摺動可能に装着されて
   いることを特徴とするテープカートリッジ。