JPH02270163A - 磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は磁気ディスク装置に関し、特に同一のデータが
異なる磁気ディスク媒体に夫々重複して記憶された磁気
ディスク装置に関する。

従来技術 従来、磁気ディスク装置においては故障の際の救済手段
として、磁気ディスク媒体に書込まれるデータの内容の
写しを磁気テープ装置等に記憶して保存しておくという
方法があった。これにより、磁気ディスク装置が故障し
てデータの内容が破壊された場合にも磁気テープ装置等
に保存しであるデータの内容の写しを使用してデータの
内容を再現することができた。

ところが、最近の磁気ディスク装置おいては記憶容量が
著しく増大しており上述の方法ではデータの修復に長時
間を要するという不都合が生じてきた。そこで、この対
策として同一のデータを異なる磁気ディスク媒体に夫々
重複して記憶しておくという二重記憶方式が採用されて
きた。つまり、一方の磁気ディスク装置が故障した場合
には正常な磁気ディスク装置のみで稼動し、その後故障
が修復され次第もとの二重記憶方式に戻すという方法で
ある。

この従来の二重記憶方式による磁気ディスク装置におい
ては、書込み動作時には２台の磁気ディスク装置に対し
て同じように書込む。そして、読出し動作時は２台の磁
気ディスク装置に同じデータが記憶されているので、ど
ちらの磁気ディスク装置から読出すかを予め決めておき
、その磁気ディスク装置を読出し専用として通常その磁
気ディスク装置からデータを読出していた。

また、その読出し専用の磁気ディスク装置が故障した場
合には他の磁気ディスク装置に切換えて読出しを行うよ
うに制御を行っていた。

しかし、このような制御方法の場合には２台の磁気ディ
スク装置を使用しているにもかかわらずシステムの処理
性能の向上、特に読出しの際のアクセスタイムの向上に
対して何等の配慮がなされておらず、それらが有効に活
用されていないという欠点があった。

発明の目的 本発明の目的は、上述した二重記憶方式による磁気ディ
スク装置における読出しの際のアクセスタイムを短縮す
ることである。

発明の構成 本発明による磁気ディスク装置は、同一のデータが記憶
された複数の磁気ディスク媒体と、これら磁気ディスク
媒体を互いに独立に駆動する駆動手段とを含み、上位装
置からの読出し指令に応答して前記磁気ディスク媒体に
対して所定の読出し準備動作を行った後前記データが読
出し可能となる磁気ディスク装置であって、前記複数の
磁気ディスク媒体のうち最先に読出し準備動作が終了し
た磁気ディスク媒体からデータの読出しを行う読出し制
御手段を有することを特徴とする。

実施例 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明による磁気ディスク装置の一実施例の主
要部の構成を示すブロック図である。図において、本発
明の一実施例による磁気ディスク装置１は磁気ディスク
切替装置２と、磁気ディスク駆動部７及び８とを含んで
構成されており、上位装置１０からの指令に応答してデ
ータの読出し又は書込みを行うものである。

磁気ディスク切替装置２は上位装置１０とのデータの授
受を制御するインタフェース制御回路３と、これに接続
され磁気ディスク駆動部７及び８からの各読出し準備完
了信号を受けて、これら２つの磁気ディスク駆動部７及
び８のうち一つを選択する選択回路５を含んで構成され
る制御回路４と、選択回路５からの指示によりデータバ
スを切替え、データ１００又は１０１を択一的に入力す
るインタフェース切替回路６とを含んで構成されている
。

また、磁気ディスク装置１は図示せぬ２つの磁気ディス
ク媒体を含んでおり、それら磁気ディスク媒体は互いに
独立に磁気ディスク駆動部７及び８によって夫々駆動制
御されている。したがって、磁気ディスク駆動部７及び
８は互いに非同期に動作することとなる。

かかる構成からなる磁気ディスク装置１において、上位
装置１０からデータの書込み命令が出力された場合には
、従来と同様に２つの磁気ディスク媒体に同一のデータ
が書込まれる。これにより、それら磁気ディスク媒体の
記憶内容は常に同一となる。

次に上位装置１０から読出し命令が出力された場合につ
いて説明する。

上位装置１０からの指令はインタフェース制御回路３を
経て制御回路４に送られる。すると、上位装置１０から
の指令を解読し、上位装置１ｏにより指定された磁気デ
ィスク駆動部に対して読出し命令が出力される。

ここで、磁気ディスク駆動部７及び８の装置アドレスを
同じにしておけば上位装置１０からは磁気ディスク駆動
部７と８とが同一装置と認識され、磁気ディスク駆動部
７及び８に対して共に読出し命令が出力される。

磁気ディスク駆動部７及び８はその指令を受けて周知の
シーク動作等の読出準備を開始する。そして、読出準備
が整い次第、磁気ディスク切替装置２の選択回路５に対
して読出し準備完了信号を送出する。

磁気ディスク駆動部７及び８の動作は互いに同期してい
ないため、第２図に示されているように制御回路４から
送出された読出し命令を受けて磁気ディスク駆動部７及
び８は夫々読出準備を開始する。そして、読出準備が整
い次第読出しＩ＄備完了信号Ｐ１及びＰ２を選択回路５
に送出する。この第２図の例では磁気ディスク駆動部７
からの読出し準備完了信号Ｐ１のほうが先に発生してい
る（立上がっている）。これを受けた選択回路５はイン
タフェース切替回路６に指令を送り、磁気ディスク駆動
部７からのデータ１００がインタフェース切替回路６に
入るようにデータバスを切換える。

これにより、磁気ディスク駆動部７からのデータ１００
はインタフェース切替回路６を経てインタフェース制御
回路３に送られ、上位装置１０へと送出される。

上述した動作例によれば、磁気ディスク駆動部７及び８
の動作は互いに非同期の状態であり、読出し命令を受け
てから実際にデータを読出せるまでの時間は、一般に第
２図のＴ１及びＴ２のように異なっている。そこで、上
述のようにデータバスを切換えることにより、読出しま
での待時間は常に何れか短い方の時間となる。これによ
って、平均のアクセスタイムを短縮することができるの
である。

つまり、目的のデータトラックのサーチ時間すなわちデ
ィスクの平均回転待時間は従来のように読出し動作をど
ちらか一方の磁気ディスク駆動部に固定して行った場合
にはＴ／２時間（Ｔはディスクが１回転するために要す
る時間）かかる。しかし、本実施例のように２台の磁気
ディスク駆動部７及び８のうちのいずれか早く読出し準
備が完了したほうに対応する媒体から読出すとすれば平
均Ｔ／３時間となり、およそ５０〔％〕の性能向上が得
られることになる。

なお、本実施例においては磁気ディスク装置に磁気ディ
スク媒体及び磁気ディスク駆動部が２つ含まれている場
合について説明したが、さらに多く含まれている場合に
ついても同様の効果があることは明白である。

発明の詳細 な説明したように本発明は、同一のデータが記憶されて
いる磁気ディスク媒体からデータを読出す場合、両方に
同じ読出し命令を出力していずれか先に読出せる方の磁
気ディスク媒体からのデータを選択して読出すことによ
り、読出しの際の平均アクセスタイムを短縮できるとい
う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例による磁気ディスク装置の主要
部の構成を示すブロック図、第２図は第１図の磁気ディ
スク装置内の２台の磁気ディスク媒体に対するデータ読
出動作を示すタイムチャートである。 主要部分の符号の説明 ３・・・・・・インタフェース制御回路４・・・・・・
制御回路 ５・・・・・・選択回路

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）同一のデータが記憶された複数の磁気ディスク媒
   体と、これら磁気ディスク媒体を互いに独立に駆動する
   駆動手段とを含み、上位装置からの読出し指令に応答し
   て前記磁気ディスク媒体に対して所定の読出し準備動作
   を行った後前記データが読出し可能となる磁気ディスク
   装置であって、前記複数の磁気ディスク媒体のうち最先
   に読出し準備動作が終了した磁気ディスク媒体からデー
   タの読出しを行う読出し制御手段を有することを特徴と
   する磁気ディスク装置。