JPH02269723A - 水系ウレタン樹脂組成物 - Google Patents

水系ウレタン樹脂組成物

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JPH02269723A
JPH02269723A JP1092115A JP9211589A JPH02269723A JP H02269723 A JPH02269723 A JP H02269723A JP 1092115 A JP1092115 A JP 1092115A JP 9211589 A JP9211589 A JP 9211589A JP H02269723 A JPH02269723 A JP H02269723A
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JP
Japan
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water
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nco
urethane prepolymer
groups
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JP1092115A
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Shuichi Wada
秀一 和田
Kazuo Sato
一雄 佐藤
Tadayuki Sugimoto
忠之 杉本
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DKS Co Ltd
Original Assignee
Dai Ichi Kogyo Seiyaku Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/0804Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups
    • C08G18/0819Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups
    • C08G18/0823Manufacture of polymers containing ionic or ionogenic groups containing anionic or anionogenic groups containing carboxylate salt groups or groups forming them
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G18/00Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates
    • C08G18/06Polymeric products of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen
    • C08G18/08Processes
    • C08G18/10Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step
    • C08G18/12Prepolymer processes involving reaction of isocyanates or isothiocyanates with compounds having active hydrogen in a first reaction step using two or more compounds having active hydrogen in the first polymerisation step

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【発明の目的】
(産業上の利用分野〕 本発明は、水系ポリウレタン樹脂組成物、さらに詳しく
は、自体製品安定性に優れると共に、耐水性、耐溶剤性
、耐屈曲性、耐寒性及び耐摩耗性にも優れた新規水系ウ
レタン樹脂組成物に関するものである。 〔従来の技術〕 (1)背景 従来の水系ウレタン樹脂組成物は、例えばウレタン樹脂
骨格中に7ニオン性、カチオン性又は非イオン性等の親
水性基を導入して自己乳化分散性を与えた後、これを水
中に分散させるか、又は疎水性のウレタン樹脂に多量の
乳化剤を併用して強制的に水に分散させたものである。 (2)従来技術の問題点 ところが、前者の水系ウレタン樹脂組成物では、遊離イ
ソシアネート基を含有するウレタンプレポリマーを水中
に分散後、水又はポリアミン化合物により鎖伸長させる
場合、有機ポリイソシアネートとして芳香族ポリイソシ
アネートを使用すると、その遊離イソシアネート基の反
応性が非常に高いため、11mイソシアネート基含有ウ
レタンプレポリマーを水中に分散する過程で、水と接触
したMtg&イソシアネート基が瞬時に高分子化反応を
起こすため、均一な分散状態を形成させることができず
1分散不良又は非常に粒径の粗い−直ぐ沈降物が発生す
るような、製品安定性の悪い一実用上不適当な水系ウレ
タン樹脂m酸物しか得られない。 そのため、芳香族ポリイソシアネート系の水系ウレタン
樹脂を合成する方法として、ウレタン樹脂骨格中に7ニ
オン性、カチオン性又は非イオン性等の親水基を多量に
導入する方法、多量の界面活性剤を添加する方法、ウレ
タンプレポリで−を低分子、低架橋構造化する方法など
が考えられているものの、これらは、乳化分散性や製品
安定性がまだまだ不充分であると共に、得られた樹脂皮
膜の耐水性、耐溶剤性等の諸物性の低下を強いるもので
あった・ 以上芳香族ポリイソシアネート系の水系ウレタン樹脂と
異り、脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシアネー
ト系の水系ウレタン樹脂の合成においては、 *離イソ
シアネート基の反応性が非常に低いため、 tiSイソ
シアネート基含有ウレタンプレポリマーを水中に分散し
ても、該イソシアネート基と水との反応が徐々にしか起
こらないから、均一な乳化分散が可能となる。 しかし脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシアネー
ト系の水系ウレタン樹脂組成物は、それから形成される
皮膜が耐候性に優れているものの、製造原価が高くつく
、シかも満足しうる耐寒性、耐溶剤性、耐熱性等の皮膜
諸物性を得るためには、遊離イソシアネート基を含有す
るウレタンプレポリマーを高密度に架橋化すると共に、
高分子量化する必要があり、生成するイソシアネート基
含有ウレタンプレポリマーは、非常に高粘性体となるた
め多量の稀釈溶剤を用いる必要があると共に、均一な分
散状態を形成させるのが困難となる。 〔発明が解決しようとする課題〕 そこで本発明が解決しようとする課題は、芳香族イソシ
アネートを主成分とするに拘らず、自体製品安定性に優
れると共に、耐寒性、耐溶剤性。 耐屈曲性、耐寒性及び耐摩耗性にも優れた有機ポリイソ
シアネート系の新規水系ウレタン樹脂組成物を提供する
ことである。
【発明の構成】
(1)概要 以上の課題を解決せんがため、この発明は、有機ポリイ
ソシアネートと、NCO&と反応性のヒドロキシル基を
少なくとも2個以上含有する化合物とから得られる末端
NCO基を有するウレタンプレポリマーを、水中で乳化
後、水又は1分子中で第1級及び/又は第2級アミノ基
を2個以上含有するアミン化合物で鎖伸長させて得られ
る水系ウレタン樹脂組成物において、 ■ 上記有機ポリイソシアネートが、芳香族ポリイソシ
アネートと脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシア
ネートから選ばれる少なくとも一種以上との混合物であ
り、かつ、 ■ 上記ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロキシル
基比が、1.4〜1.03の範囲内であり。 か免 ■ 上記有機ポリイソシアネート中の脂肪族。 脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシアネートから選ばれる
少なくとも一種以上の配合量が、NCO/ヒドロキシル
基比として0.05〜0.70の範囲内であり、かつ。 ■ 上記ウレタンプレポリマーの架橋密度が1000原
子量あたり0.02〜0.60個の範囲内であることを
特徴とする、 改良された製品安定性を有する芳香族イソシアネート系
水系ウレタン樹脂組成物を要旨とする。 以下1発明の構成に関連する主要な事項につき項別して
説明する。 (2)2個以上のヒドロキシル基を有する化合物本発明
組成物の原料として使用される2個以上のヒドロキシル
基を有する化合物は1通常、末端又は分子中に2個以上
のヒドロキシル基を含む公知のポリエーテル、ポリエス
テル、ポリエーテルエステル、ポリチオエーテル若しく
はポリアセタール又はポリブタジェン等であり、好まし
くは末端に2個以上のヒドロキシル基を有するポリエー
テル、ポリエステル及び低分子量鎖伸長剤である。ここ
にポリエーテルとしては、ポリオキシエチレングリコー
ル、ポリオキシプロピレングリコール、ポリオキシエチ
レンプロピレングリコール、エチレングリコール、フロ
ピレンゲリコール、グリセリン、トリメチロールプロパ
ン、ペンタエリスリトール又はンルビトール等のポリオ
ール類とエチレンオキサイド、プロピレンオキサイド又
はブチレンオキサイド等のフルキレンオキサイドの一種
又は二種以上の付加物(ランダム又はブロック)及びテ
トラヒドロフランの開環重合物であるポリオキシテトラ
メチレングリコール等が挙げられる。 またポリエステルとしては、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、ブチレンゲリコール、ヘキシレング
リコール、ジエチレングリコール、ネオペンチルグリコ
ール、グリセリン又はトリメチロールプロパン等のポリ
オール類とコハク酸、ゲルタール酸、アジピン酸、マレ
イン酸、フマル酸又はフタル酸等の、多価飽和又は不飽
和カルボン酸若しくはそれらの酸無水物との縮合生成物
やε−カプロラクトンの開環重合物であるポリカプロラ
クトンポリオール等が挙げられる。 さらに、2個以上のヒドロキシル基を有する低分子量鎖
伸長剤としては、エチレングリコール。 プロピレングリコール、ブタンジオール、ネオペンチル
グリコール、ヘキサンジオール、ジエチレングリコール
、3−メチル−1,5−ベンタンジオール、トリメチロ
ールプロパン等の多価アルコール類が例示され、これら
は必要に応じ配合される。 (3)ポリアミン化合物 次に、本発明組成物の鎖延長剤として使用される1分子
中に第1級及、び/又は第2級アミ7基を2個以上含有
するポリアミン化合物は1通常のウレタンエマルジョン
の製造に用いられるものと同じであって1例えばエチレ
ンジアミン、テトラメチレンジアミン、ヘキサメチレン
ジアミン、ジエチレントリアミン、トリエチレンテトラ
ミン、ピペラジン、ヒドラジン、トリレンジアミン、キ
シリレンジアミン等が好ましい。 これらポリアミン化合物は、遊離イソシアネート基との
反応性が非常に高いため、遊離インシアネーB&含有ウ
レタンプレポリマーを一旦水中に分散後、VA加鎖伸長
しなければならない。 (4)有機ポリイソシアネート 次に1本発明における有機ポリイソシアネートは、従来
より慣用されている全ての芳香族、芳香脂肪族、脂肪族
及び脂環族系有機ポリイソシアネートを指すが、ここに
いう芳香族ポリイソシアネートとしては、例えばトリレ
ンジイソシアネート(TDr) 、ジフェニルメタンジ
イソシアネート0101) 、ナフタレンジイソシアネ
ート(MDI)、粗ジフェニルメタンジイソシアネート
(粗MDI)、液状ジフェニルメタンジイソシアネート
 (液状)101)等のポリイソシアネート並びにこれ
らポリイソシアネート類のビユレット化物やイソシアヌ
レート化物等の芳香族環に直接遊離イソシアネート基が
結合している芳香族ポリイソシアネート類の単独若しく
は混合物が挙げられる。 また、ここにいう脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイ
ソシアネートとしては、ヘキサメチレンジイソシアネー
ト()101)、ジシクロヘキシルメタンジイソシアネ
ート()IuMDI)、インホロソジイソシアネー) 
(IPDI)、水素添加T[1I(87口り、キシリレ
ンジイソシアネート(xor)、テトラメチルキシリレ
ンジインシアネー) (TMXDI)等のポリイソシア
ネート並びにこれらイソシアネート類のビユレット化物
やインシアヌレート化物等の芳香族環に直接ti離イソ
シアネート基が結合していない脂肪族及び脂環族及び芳
香脂肪族ポリイソシアネート類の単独若しくは混合物が
挙げられる。 (5)反応量比 本発明組成物の製造に当たり、遊離イソシアネート基含
有ウレタンプレポリマーの反応に際しては、NCO/ヒ
ドロキシル基比を!。4〜1.03の範囲に設定するこ
とが必要であり、かつ使用される有機ポリイソシアネー
トが芳香族ポリイソシアネートと詣肪族、脂環族及び芳
香脂肪族ポリイソシアネートから選ばれる少なくとも一
種以上との混合物であり、さらにその有機ポリイソシア
ネート中の脂肪族及び脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシ
アネートから選ばれる少なくとも一種以上の配合埴ヲN
CO/ヒドロキシル基比で0.05〜0.70の範囲内
に設定することが必要である。 有機ポリイソシアネート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂
肪族ポリイソシアネートから選ばれる少なくとも一種以
上の配合量がNCO/ヒドロキシル基比で0.05以下
であれば、遊離イソシアネート含有ウレタンプレポリマ
ーの末端遊離イソシアネートの大部分が芳香族イソシア
ネートとなり、水中に混合分散する過程で水と接触した
遊離イソシアネート基が瞬時に水と高分子化反応を起こ
すため、均一な分散状態を形成できず、′!A品安品性
定性れた水系ウレタン樹脂が得られない。 逆に、有機ポリイソシアネート中の脂肪族、脂環族及び
芳香脂肪族ポリイソシアネートから選ばれる少なくとも
一種以上の配合量がNCO/ヒドロキシル基比で0.7
0以上となると、製品安定性の良好な水系ウレタン樹脂
が得られるが、皮膜の耐水性1溶剤性、耐熱性等の皮膜
諸物性において満足しうる水系ウレタン樹脂を得るのは
困難である。 ざらに、有機ポリイソシアネート全量のHCO/ヒドロ
キシル基比が1.4以上となると、生成する遊離イソシ
アネート基含有ウレタンプレポリマーが低分子量化する
のみでなく、製品安定性の良好な水系ウレタンを得るた
め有機ポリイソシアネート中の脂肪族、脂環族及び芳香
脂肪族ポリイソシアネートから選ばれる少なくとも一種
以上の配合qを0.70以上に設定する必要が生じるの
で、満足しうる皮膜諸物性(耐水性、耐溶剤性、#熱性
等)を与える水系ウレタン樹脂を得られなくなる。 また、有機ポリイソシアネート全量中のNeo/ヒドロ
キシル基比が1.03以下になると、生成するイソシア
ネート基含有ウレタンプレポリマーが非常に高分子量の
高粘性体となるため、均一な分散状態を形成させるのが
困難となる。 (6)架橋密度 本発明組成物の製造にあたり、′Ii敲イフィンシアネ
ート基含有ウレタンプレポリマ一応に際しては、遊離イ
ンシアネー)&含有ウレタンプレポリマーの架橋密度が
1000原子量あたり、0.02〜0.60個であるこ
とが必要である。 ここで、本発明でいう架橋密度とは、例えば次のように
計算されるものである。即ち、分子量MW+ 、官能基
数F+のヒドロキシル基含有化合物v+gと、分−ft
iHW2.官能基数F2のヒドロキシル基含有化合物w
2gと、 分子量M6.官能基aFnのヒドロキシル基含有化合物
WIIgと、分子fit MW’ 、 、官能基数F’
l の有機ポリイソシアネートv’1gと。 分子量MV’s、官能基aF’、の有機ポリイソシアネ
ートW゛・gと反応せしめて得られるTL遊離ソシアネ
ート基含有ウレタンプレポリマーの架橋密度は1次式 %式% で計算される。 *aイソシアネート基含有ウレタンプレポリマー架橋密
度が10001に子量あたり0.02個以下になると、
製品安定性の良好な水系ウレタン樹脂が得られるが、形
成皮膜の耐水性、耐溶剤性、耐熱性等の皮膜諸物性にお
いて、満足しうる水系ウレタン樹脂を得るのは困難であ
る。 また、Mglイソシアネート基含有ウレタンプレポリマ
ーの架橋密度が、1000原子量あたり、 0.80個
以上になると、MMイソシアネート基含有ウレタンプレ
ポリマーは、高密度の架橋体となり、非常に高粘性体と
なるため、大量の稀釈溶剤を用いる必要があると共に、
均一な分散状態を形成させるのが困難となる。 (7)イソシアネート基含有ウレタンプレポリマーの製
造 本発明組成物を得るための2個以上のヒドロキシル基を
有する化合物の一種又はそれ以上と有機ポリイソシアネ
ート、並びに場合により、NCO基と反応性の活性水素
原子含有化合物及び塩形成基を有する化合物或はモノア
ルコール又は多価アルコールのエチレンオキサイド付加
物単独若しくはエチレンオキサイド及びプロピレンオキ
サイド付加物との反応は、従来から公知の重付加反応法
により、50〜120℃の温度条件下で行なう。 この際、必要に応じてリン酸、安息香酸、パラトルエン
スルホン酸、アジピンS、S水フタル酸、ベンゾイルク
ロライド等の反応制御剤、ジブチルチンジラウレート、
スタナスオクトエート。 トリエチルアミン、トリエチレンジアミン等の反応触媒
、さらには、イソシアネート基と反応しない有機溶媒類
を反応段階で、又は反応終了後添加してもよい、因に、
これらの有機溶媒類としては、アセトン、メチルエチル
ケトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチルホ
ルムアミド、酢酸エチル、トルエン、キシレン、塩化メ
チレン等が例示される。 なお若し必要ならば1反応段階で又は反応終了後、酸化
防止剤、紫外線吸収剤等の安定剤を添加することもでき
る。 (8)水系ウレタン樹脂組成物の製造 本発明水系ウレタン樹脂組成物の製造方法としては。 ■ 2個以上のヒドロキシル基を有する化合物の一種又
は二種以上と、有機ポリイソシアネート並びにNCO基
と反応性の活性水素原子及び塩形成基を有する化合物か
ら合成される塩形成基を有するL?イソシアネート基含
有ウレタンプレポリマーを、塩形成剤を使用することに
より、公知の方法で水中で混合、乳化させた後、水又は
1分子中に第1級及び/又は第2級アミ7基を2個以上
含有するアミン化合物で鎖伸長してアニオン性、又はカ
チオン性水系ポリウレタン樹脂組成物を得る方法。 ■ 2個以上のヒドロキシル基を有する化合物の−・種
又は二種以上と、有機ポリイソシアネート、並びにモノ
アルコール又は多価アルコールのエチレンオキサイド単
独又はエチレンオキサイド及びプロピレンオキサイド付
加物から合成されるTtfaイソシアネート基含有ウレ
タンプレポリマーを水中で混合、乳化させた後、水又は
1分子中に第1級及び/又は第2級アミ7基を2個以り
含イiするアミン化合物で鎖伸長して非イオン性水系ポ
リウレタン樹脂組成物を得る方法・ ■ 2個以上のヒドロキシル基を有する化合物の一種又
は二種以上と、有機ポリイソシアネート並びに有機ポリ
イソシアネートから合成される1Mイソシアネート基含
有ウレタンプレポリマーを7ニオン性、カチオン性、非
イオン性等の界面活性剤を添加した水中に混合乳化させ
た後、水又は1分子中に第1級及び/又は第2級アミノ
基を2個以上含有するアミン化合物で鎖伸長して得られ
る強制乳化型水系ポリウレタン樹脂を得る方法。 ■ 以上■〜■の組成物を任意に複合する方法。 などを挙げることができる。 以上の反応に際し、水とイソシアネート基との副反応を
制御するため、ウレタン化反応制御剤として、リン酸、
ベンゾイルクロライド等を添加することができる。ウレ
タンポリマー、水及びポリアミン化合物の反応は乳化分
散と同時に進行し、通常30〜50℃において10〜1
20分で完結する。 また、乳化分散物中に有機溶媒を含有する場合、要すれ
ば減圧下、 30〜70℃で溶媒を留去することにより
、水系ウレタン樹脂組成物を得ることができる。 (9)組成物の用途 本発明に係る水系ウレタン樹脂組成物は、#水性、耐溶
剤性、耐熱水性等に優れた皮膜諸物性を有し、かつ製品
安定性にも優れた芳香族水系ウレタン樹脂組成物である
。従って、この水系ウレタン樹脂組成物は1部維編織物
、不織布、木、紙。 皮革、金属等に対する含浸剤、コーティング剤。 接着剤、塗料、インキ用ビークルその他、広範囲の用途
に利用できる。また2水組成物は、他の水系樹脂エマル
ジョン、例えば酢酸ビニル、エチレン酢酸ビニル共重合
体、アクリル酸エステル樹脂エマルジョン及び天然ゴム
、スチレンブタジェンゴム、ニトリルゴム等のゴムラテ
ックス等との相溶性が良好なため、これらの改質剤とし
ても有用である。 〔作用〕 、有機ポリイソシアネートと、NCO,lと反応性のヒ
ドロキシル基を少なくとも2個以上含有する化合物とか
ら得られる末端NCO5を有するウレタンプレポリマー
を、水中で乳化後、水又は1分子中で第1級及び/又は
第2級アミ7基を2個以上含有するアミン化合物で鎖伸
長させて得られる水系ウレタン樹脂組成物において、有
機ポリイソシアネートとして芳香族系ポリイソシアネー
トを使用すると、製品安定性の悪い、実用上不適当な水
系ウレタン樹脂組成物しか得られない。 これに反し有機イソシアネートとして脂肪族。 脂環族及び芳香脂肪族系のポリイソシアネートから選ば
れる少なくとも一種以上を使用すると安定した乳化物が
得られ、形成される皮膜も耐候性に優れているが、物性
の良好な皮膜形成性組成物を得るには製造コストが嵩、
むと共に、均一な分散状態を形成させるのが困難となる
。 しかるに、有機イソシアネートとして芳香族ポリイソシ
アネートと脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシア
ネートから選ばれる少なくとも一種以上とを一定量的範
囲内で併用し、かつ全ウレタンプレポリマー中のNCO
/ヒドロキシル基比を一定の範囲内で選ぶこと及びその
ウレタンプレポリマー中の架橋密度を−・定の範囲内で
選ぶことによって、製品安定性に優れると共に、#水性
耐溶剤性、耐屈曲性、##寒性及び耐摩耗性にも優れた
新規水系ウレタン樹脂組成物を得ることができる。 〔実施例〕 以下、合成例、比較育成例、使用例及び比較使用例t−
掲げ発明実施の態様及び効果につき記するが、各例示は
説明用のものであって1発明思想の限定をt図したもの
ではない。 合成例エ ポリブチレンアジベートジオール(官能基数2、平均分
子@1000) 100部、トリメチロールプロパン(
官能基数3、平均分子if!4.17) 2部。 ジメチロールプロピオン酸(官能基82.平均分子41
134.13) 5 m、ジフェニルメタンジイソシア
ネート(官能基数2.平均分子111250.28) 
33.2部、インホロンジイソシアネート(官能7M数
2、平均分子1222 ) 10部から、イソシアネー
ト末端を有するプレポリマーをメチルエチルケトン中で
合成後、トリエチルアミン3.8部を含む水350部を
加えて乳化後、これに5%エチレンジアミン水溶液21
.5部を添加し、60分間攪拌後、メチルエチルケトン
を減圧加熱下に留去し、乳白色の水系ウレダン樹脂組成
物を得た。このとき、上記ウレタンプレポリマーのNC
O/ヒドロキシル基比は1.11であり、また、有機ポ
リイソシアネート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポ
リイソシアネートから選ばれる少なくとも−!!以上の
配合量は、 NCO/ヒドロキシル基比で0.28であ
った。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は、 10
00原子量あたり、 0.10個であった。 合成例2 ポリオキシテトラメチレングリコール(官能基数2.平
均分子fil1000) 100部、ポリエチレングr
) :!−ル(を部系a 2 、 平均分子1600 
) 8.2部、ポリオキシエチレンプロピレンランダム
共重合グリコール(官能!ti数2.平均分子i 34
00)8.2部、1.4ブタンジオール(官能基数2、
平均分子ff190.12 ) 1.5部、トリメチロ
ールプロパン(官能基数3、平均分子:1134.17
) 2.8部、ジフェニルメタンジイソシアネート(官
能基数2゜平均分子1250.2B) 33.8部及び
インホロンジイソシアネート(官能基数2.平均分子量
222 ) 11部から、イソシアネート末端を有する
プレポリマーをメチルエチルケトン中で合I&後、ポリ
オキシエチレンアルキルフェニルエーテル型非イオン界
面活性剤8.3部を混合し、さらに水250部を加えて
乳化後、これに5%エチレンジアミン水溶液24.8部
を添加し、60分間攪拌後、メチルエチルケトンを減圧
加熱下に留去し、乳白色の水系ウレタン樹脂組成物を得
た。 このとき、上記ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロ
キシル基比は1.13であり、また、有機ポリイソシア
ネート中の脂肪族4脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシア
ネートから選ばれる少なくとも−・種以上の配合量は、
NCO/ヒドロキシル基比で0.30であった。 また、上記ポリウレタンポリマーの架橋密度は1000
原子星あたり0.13個であった。 合成例3 ポリカプロラクトンポリオール(官能基数2、平均分子
量1000) 100部、N−メチルジェタノールアミ
ン(官能基数2.平均分子11119.18) 5部5
.トリメチロールプロパン(官能基数3.平均分子量1
34.17) 3部、ヘキサメチレンジイソシアネート
(官能基数2.平均分子11B8.2 ) 15部、ト
リレンジイソシアネート(2,4/2.6−異性体比=
80/20)  (官能基数2、平均分子量174.2
 )I8.6部から、イソシアネート末端を有するプレ
ポリマーをメチルエチルケトン中で合成後、蟻酸2.0
部を含む水330部を加えて乳化し、60分間攪拌後、
メチルエチルケトンを減圧加熱下に留去し、乳白色の水
系ウレタン樹脂組成物を得た。 このとき、上記ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロ
キシル基比は1.15であり、また、有機ポリイソシア
ネート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシア
ネートから選ばれる少なくとも一種以上の配合量はNC
O/ヒドロキシル基比で0.51であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
原子量あたり、0.18個であった。 合成例4 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、平均分
子量+000) 100部、トリメチロールプロパン(
官能基数3、平均分子量134.17) 3.5部、1
.4−ブタンジオール(官能基数2.平均分子量90.
12 ) 5部、テトラメチルキシリレンジイソシアネ
ート(官能基数2.平均分子量244.3 ) 20部
及びジフェニルメタンジイソシアネート(官能基数2.
平均分子1250.28) 37.64部から、イソシ
アネート末端を有するプレポリマーをメチルエチルケト
ン中で合成後、タウリン3.8部、水酸化ナトリウム1
.2gを含む水20部を加えて10分間攪拌後、水30
0部を加えて乳化した。この乳化物に。 エチレンジアミン5%水溶液28.9部を添加して60
分間授拌後、メチルエチルケトンを減圧加熱下に留去し
、乳白色の水系ウレタン樹脂組成物を得た。 このとき、該ウレタンプレポリマーのHCO/ヒドロキ
シル基比は1.20であり、また、有機ポリイソシアネ
ート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシアネ
ートから選ばれる少なくとも一種以上の配合量は、80
0/ヒドロキシル基比で0.42であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
原子量あたり0.16個であった。 比較合成例1 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、平均分
子[1000) 100部、トリメチロールプロパン(
官能基数3、平均分子量134.17) 2部、ジメチ
ロールプロピオン酸(官能基数2.平均分子Ji134
.13) 5部及びジ−フェニルメタンジイソシアネー
ト(官能基数2、平均分子量250.2B) 44.5
部から、イソシアネート末端を有するプレポリマーをメ
チルエチルケトン中で合成後、トリエチルアミツ3.8
部を含む水350部を加えて乳化を試みたが、ゲル状物
が発生し、安定な水系ウレタン樹脂組成物が11Jられ
なかりた。 このとき、上記ウレタンプレポリマーNCO/ヒドロキ
シル基比は1.11であり、また、有機ポリイソシアネ
ート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシアネ
ートから選ばれる少なくとも一種以上の配合量はNCO
/ヒドロキシル基比でOであった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
9子量あたり、 0.10個であった。 比較合成例2 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、平均分
子量1000) 100部2 トリメチロールプロハフ
 (官能基* 3、平均分子!+34.+7) 2 P
l、、ジメチロールプロピオン酸(官能基数2、平均分
子!!34.+3) 5部及びインホロンジイソシアネ
ート(官能基数2.平均分子量222 ) 40部から
、イソシアネート末端を有するプレポリマーをメチルエ
チルケトン中で合成後、トリエチルアミン3.8部を含
む水350部を加えて乳化し、これにエチレンジアミン
5%水溶液を21.5部添加、60分間攪拌後、メチル
エチルケトンを減圧加熱下に留去し。 乳白色の水系ウレタン樹脂組成物を得た。 このとき、上記ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロ
キシル基比は1.11であり、また、有機ポリイソシア
ネート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシア
ネートから選ばれる少なくとも一種以上の配合量は、 
NCO/ヒドロキシル基比で1.11であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
原子量あたり0.10個であった。 比較合成例3 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、平均分
子量1000) 100部、トリメチロールプロパン(
官能基数3.平均分子量134.17) 2部。 ジメチロールプロピオン酸(官能基a2.平均分子量1
34.13) 5部、ジフェニルメタンジイソシアネー
ト(官能基数2.平均分子量250.26) 11部及
びインホロンジイソシアネート(官能基数2.平均分子
[222) 30部から、イソシアネート末端を有する
プレポリマーをメチルエチルケトン中で合成後、トリエ
チルアミン3.8部を含む水350部を加えて乳化し、
これにエチレンジアミン5%水溶液を21.5部添加、
60分間攪拌後、メチルエチルケトンを減圧加熱下に留
去し、乳白色の水系ウレタン樹脂組成物を得た。 このとき、上記ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロ
キシル基比は1.12であり、また、有機ポリイソシア
ネート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシア
ネートから選ばれる少なくとも一種以上の配合量は、N
CO/ヒドロキシル基比で0.85であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
原子量あたり0.10個であった。 比較合成例4 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、平均分
子量1000) 100部、トリメチロールプロパン(
官能基数3、平均分子量134.17) 2部。 ジメチロールプロピオン酸(官能基数2.平均分子11
134.13) 5L ジフェニルメタンジイソシアネ
ート(官能基数2.平均分子量250.28) 43.
8部及びインホロンジイソシアネート(官能基数2平均
分子1222 ) 13部からなるイソシアネート末端
プレポリマーをメチルエチルケトン中で合成後、トリエ
チルアミン3.8部を含む水350部を加えて乳化を試
みたが、乳化途中ゲル化し、安定な水系ウレタン樹脂組
成物が得られなかった。 このとき、上記ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロ
キシル基比は1.46であり、また、有機ポリイソシア
ネート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシア
ネートから選ばれる少なくとも一種以上の配合量は、N
CO/ヒドロキシル基比で0.37であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
!!に+量あたり、 0.09個であった。 比較合成例5 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、平均分
子量+000) 100部、トリメチロールプロパン(
官能基数3、平均分子1134.17) 2部、ジメチ
ロールプロピオンm(官能基数2、平均分子5H+4.
t3) 5部、ジフェニルメタンジイソシアネート(官
能基数2.平均分子量250.28) 31部及びイソ
ホロンジイソシアネート(官能基数2.平均分子fi1
222 ) 8.9部からなるイソシアネート末端を有
するプレポリマーをメチルエチルケトン中で合成しよう
としたが、中途でゲル化した。 このとき、に、記該ウレタンプレポリマーのNCo/ヒ
ドロキシル基比は1.028であり、また、有機ポリイ
ソシアネート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイ
ソシアネートから選ばれる少なくとも一種以上の配合量
は、NCO/ヒドロキシル基比で基比25であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
原子優あたり、0.10個であった。 比較合成例6 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、f均分
1量1000) 100部、トリメチロールプロパン(
官イ七基数3.モ均分子琶134.17) 3.5部、
1.4−ブタンジオール(官能jJi数2.モ均分子i
90.I2 ) 5Mとテトラメチルキシリレンジイソ
シアネート(官能基数2.平均分子量244.3 ) 
2部、ジフェニルメタンジイソシアネート(官能基数2
.平均分子J!250.28) 56.2部か、イソシ
アネート末端を有するプレポリマーをメチルエチルケト
ン中で′合成し、これにタウリン3.6部及び水酸化ナ
トリウム1.2gを含む水20部を加えて10分間攪拌
後、水300部を加えて乳化した。この乳化物に、5%
エチレンジアミン5%水溶液28.9部を添加し、60
分間攪拌後、メチルエチルケトンを減圧加熱下に留去し
たが、得られた乳化物は、ザテッキのある水系ウレタン
樹脂組成物であった。 このとき、上記ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロ
キシル基比は基比20であり、また、有機ポリイソシア
ネート中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシア
ネートから選ばれる少なくとも一種以上の配合量は、 
NCO/ヒ、ドロキシル基比で0.04であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度はl000
原子量あたり、0.16個であった。 比較合成例7 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、平均分
子量+000) 100部、ジメチロールプロピオン酸
(官能基数2、平均分子1134.+3) 5部、ジフ
ェニルメタンジイソシアネート(官能基数2、平均分子
量250.26) 24.4部、インホロンジイソシア
ネート(官能基数2、平均分子31222 )13部か
ら、イソシアネート末端を有するプレポリマーをメチル
エチルケトン中で合成後、トリエチルアミン3,8部を
含む水350部を加えて乳化後。 これに5%エチレンジアミン水溶液22.4部を添加し
、60分間攪拌後、メチルエチルケトンを減圧加熱下に
留去し、乳白色の水系ウレタン樹脂組成物を得た。この
とき、上記ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロキシ
ル基比は基比14であり、また、有機ポリイソシアネー
ト中の脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシアネー
トから選ばれる少なくとも一掃以北の配合量は、HCO
/ヒドロキシル基比で基比43であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
!FX子量あたり、0個であった。 比較合成例8 ポリブチレンアジペートジオール(官能基数2、平均分
子量1000) 100部、トリメチロールプロパン(
官能基数3、平均分子量134.17) 22部、ジメ
チロールプロピオン酸(官能基数2、モ均分1a134
.+3) 5部、ジフェニルメタンジイソシアネート(
官能基数2.平均分子量250.26) 71.9部、
インホロンジイソシアネート(官能基t!i、2゜平均
分子f1222 ) 40部から、イソシアネート末端
を有するプレポリマーを多量のメチルエチルケトン中で
合成後、トリエチルアミン3,8部を含む水500部を
加えて乳化を試みたが、乳化途中ゲル化し、安定な水系
ウレタン樹脂組成物が得られなかった。このとき、上記
ウレタンプレポリマーのNCO/ヒドロキシル基比は基
比22であり、また、有機ポリイソシアネート中の脂肪
族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシアネートから選ば
れる少なくとも一種以上の配合量は、NCO/ヒドロキ
シル基比で基比47であった。 また、上記ウレタンプレポリマーの架橋密度は1000
原了礒あたり、0.68個であった。 実施例1 合成例1〜4及び比較合成例1〜8で得られた各水系ウ
レタン樹脂組成物について乳化状態並びに形成皮膜の抗
張力、耐水性及び耐溶剤性を比較検討した。 結果を下表−1に示す。 1表から明らかなように、有機ポリイソシアネートが芳
香族ポリイソシアネートと脂肪族ポリイソシアネートと
の混合物であり、かつ、ウレタンプレポリマーのNCO
/ヒドロキシル基比が基比4〜1.03の範囲内であり
、さらに上記有機ポリイソシアネート中の脂肪族、脂環
族及び芳香脂肪族ポリイソシアネートから選ばれる少な
くとも一種以上の配合量が゛、NCO/ヒドロキシル基
比として基比05〜0.70の範囲内であり、また上記
ウレタンプレポリマー中の架橋密度が1000原子屋あ
たり0.02〜0.60の範囲内である合成例1〜4の
組成物はいづれも乳化状態が良好であり、しかも形成皮
膜物性も良好であるが、脂肪族ポリイソシアネートから
選ばれる少なくとも一種以上を含まないか(比較合成例
1)又は仮に含んでいても上記0.05〜G、70の量
比内にないか(比較合成例2〜3゜6)及びさらに上記
P?条件を満たしていても、全有機ポリイソシアネート
中のNCO/ヒドロキシル基比が基比4〜1.03の範
囲内にないもの(比較合成例4,5)及び上記ウレタン
プレポリマー中の架橋密度が1000原子量あたり、0
.02〜0,60個の範囲内にないもの(比較合成例7
,8)は、比較合成例2〜3.7を除き乳化がうまく行
かず、かつ、いづれも形成皮膜の物性に欠陥のあること
は窺われる。
【発明の効果】
以上、説明しかつ実証した通り1本発明は1.芳香族イ
ソシアネートを主成分とするに拘らず、自体製品安定性
に優れると共に、耐水性、耐溶剤性、耐屈曲性、耐寒性
及び耐摩耗性にも優れた有機ポリイソシアネート系の新
規水系ウレタン樹脂組成物を提供できたことにより、繊
維、Ia物、不織布、木5紙、皮革等の加工、金属表面
処理、接着剤、塗料及び印刷インキの製造その他、ウレ
タン樹脂エマルジョンを利用する広範囲な産業界に対し
貢献しうる。 特許出願人 第一工業製薬株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 有機ポリイソシアネートと、NCO基と反応性のヒ
    ドロキシル基を少なくとも2個以上含有する化合物とか
    ら得られる末端NCO基を有するウレタンプレポリマー
    を、水中で乳化後、水又は1分子中で第1級及び/又は
    第2級アミノ基を2個以上含有するポリアミン化合物で
    鎖伸長させて得られる水系ウレタン樹脂組成物において
    、 (a)上記有機ポリイソシアネートが、芳香族ポリイソ
    シアネートと脂肪族、脂環族及び芳香脂肪族ポリイソシ
    アネートから選ばれる少なくとも一種以上との混合物で
    あり、かつ、(b)上記ウレタンプレポリマーのNCO
    /ヒドロキシル基比が1.4〜1.03の範囲内であり
    、かつ、 (c)上記有機ポリイソシアネート中の脂肪族、脂環族
    及び芳香脂肪族ポリイソシアネートから選ばれる少なく
    とも一種以上の配合量が、NCO/ヒドロキシル基比と
    して0.05〜0.70の範囲内であり、かつ、 (d)上記ウレタンプレポリマーの架橋密度が1000
    原子量あたり0.02〜0.60個の範囲内であること
    を特徴とする、 改良された製品安定性を有する芳香族イソシアネート系
    水系ウレタン樹脂組成物。
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