JPH02269040A - 意匠塗膜層付きゴム成形品 - Google Patents

意匠塗膜層付きゴム成形品

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JPH02269040A
JPH02269040A JP9156489A JP9156489A JPH02269040A JP H02269040 A JPH02269040 A JP H02269040A JP 9156489 A JP9156489 A JP 9156489A JP 9156489 A JP9156489 A JP 9156489A JP H02269040 A JPH02269040 A JP H02269040A
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JP
Japan
Prior art keywords
molded product
rubber
epdm
main body
layer
Prior art date
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Application number
JP9156489A
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English (en)
Inventor
Tadanobu Iwasa
忠信 岩佐
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyoda Gosei Co Ltd
Original Assignee
Toyoda Gosei Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toyoda Gosei Co Ltd filed Critical Toyoda Gosei Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、EPDM系の成形品本体上に、pvCペース
トのゲル化層で意匠塗膜層が形成されているゴム成形品
に関する。
本発明の意匠塗膜層付きゴム成形品を適用可能な製品と
しては、ウィンドウェザストリップ(第1図)、ガラス
ウェザストリップ(第2図)、サイドモール(第3図)
等を挙げることができる。
本明細書で使用するポリマー・可塑剤略号の一覧を下記
に示す。
NBR・・・ニトリルゴム、 EPDM・・・エチレンプロピレンゴム(硫黄加硫可能
タイプ)、 PVC・・・ポリ塩化ビニル、 PP・・・ポリプロピレン、 A B S−・・アクリロニトリル・ブタジェン・スチ
レン樹脂、 SBS・・・スチレン・ブタジェン・スチレンブロック
コポリマー D OP−・・フタル酸ジオクチル。
〈従来の技術〉 ここでは、自動車用のウィンドウェザストリップを例に
採り説明するが、これに限られるものではない。
自動車等に使用されるウェザストリップの本体は、通常
、耐候性・耐オゾン性、耐熱性等の見地からEPDM系
であるものが多い。
そして、昨今の自動車における意匠性向上要求の高まり
から、ウェザストリップの意匠面が鮮やかなかつ深みの
ある黒色ないしは有彩色であるものの出現が待望されて
いる。
しかし、ゴム成形品の成形表面自体に、鮮やかなかつ深
みのある黒色ないし有彩色を得ることはゴム材料自体の
特性上はとんど困難であった。
このため、本発明者は、鋭意、開発に努力をした結果、
鮮やかな着色が容易であるとともに厚肉塗膜層(50μ
m以上)が容易に形成でき、しかも、耐候性が良好で剛
性・硬度の調製も容易なPvCペーストのゲル化層で意
匠!!!膜層を形成することに想到した(特願昭63−
334550.334551号参照:出願時未公開)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかし、成形品本体が汎用のEPDM系の場合、成形品
本体上に直接、PVCペーストの加熱ゲル化層を密着性
良好に形成することは困難であつた。このため、前処理
として、加硫ゴム表面のパフ処理、ブライマー処理等が
必要である。これらの前処理は多くの工数を必要とする
本発明は、上記にかんがみて、工数の嵩む前処理をしな
くても、ゴム成形品本体とPVCペーストのゲル化層で
形成された意匠塗膜層層との密着性が良好な意匠塗膜付
きを提供することを目的とする。
く課題を解決するための手段〉 本発明の意匠塗膜層付きゴム成形品は、下記構成により
、上記課題を解決するものである。
EPDM系の成形品本体上に、PVCペーストのゲル化
層で意匠塗膜層が形成されているゴム成形品において、
成形品本体が、NBR/EPDM(重量比)−80/2
0〜40/60の混合物100重量部に対して、スチレ
ン系ポリマー、ポリアルケナマーの少なくとも一種が5
〜20重量部添加されてなるNBR/EPDMブレンド
ポリマーのゴム配合物で成形されていることを特徴とす
る。
〈手段の詳細な説明〉 以下本発明の手段について詳細に説明をする。
なお、以下の説明で配合単位を示すr部」は「重量部」
を意味する。
′s1〜3図は、それぞれ本発明を通用可能なゴム成形
品を示し、第1図はウィンドウェザストリップ、第2図
はガラスウェザストリップ、第3図はサイドモールの各
断面図である。
(1)成形品本体1は下記NBR/EPDMブレンドポ
リマーのゴム金物で成形されている。
rNBR/EPDM (重量比)−80/20〜40/
60の混合物100重量部に対して、スチレン系ポリマ
ー、ポリアルケナマーの少なくとも一極が5〜20I!
量部添加されてなるブレンドポリマー、」 当該ブレンドポリマーは、特開昭61−53340.5
3341号公報で開示されているもののうちの一部であ
り、通常、乳化重合法により調製したものを使用する。
■上記NBRは汎用のものでもよいが、67g163〜
90℃、結合ニトリル量−10〜50%の要件と満たす
ものが望ましい(特開昭61−53340号公報参照)
■上記EPDMとは、エチレン、プロピレンに第三成分
としてエチリデンノルボルネン、シクロペンタジェン、
1.4−へキサジエン等の非共役ジエンを微量添加し、
共重合させて側鎖に二重結合を導入し硫黄加硫可能とし
たものである。
■NBR/EPDMにおいて、NBRが過剰であると、
成形品本体の耐オゾン性が悪く、EPDMが過剰である
と意匠塗膜層層(PVCペースト層)フとの密着性に問
題を生じやすくなる。
■上記スチレン系ポリマーとしては、ABS。
SBS等を挙げることができ、ポリアルケナマーとして
は、トランスポリベンテナマー、トランスポリオクテナ
マー等を挙げることができる。
■上記ブレンドポリマーには、通常、補強性充填剤(カ
ーボンブラックまたホワイトカーボン)、可塑剤、滑剤
、加硫系薬剤、必要により着色剤等の副資材を配合する
。第1・2表にそれぞれ、カーボンブラック配合系、白
色充填剤配合系(色ゴム用)のゴム配合処方を示す。
(2)そして、成形品本体1の意匠面り上に、PvCペ
ーストのゲル化層で意匠塗膜層3が形成されている。
ここで、PVCペーストとは、数μm以下の粒子系の微
細なペースト用レジンを、可塑剤中又は可塑剤に希釈剤
を添加した分散媒中に分散させてペースト状としたプラ
スチゾル又はオルガノゾルであって、僧形後、加熱溶融
によりゲル化(硬化)させるものであり、塗料として使
用した場合、溶剤型塗料に比して、成膜操作による重量
変化がなく(固形分濃度時100%)、−回の塗装によ
る付着量も大きく、さらには、火災・衛生上の危険性も
ほとんどない(「プラスチック加工技術便覧」日刊工業
新聞社刊、昭和52年12月20日発行、第485〜4
86頁参照)、そしてこのPvCペーストには、通常、
安定剤、カーボンブラック又は着色剤(顔料、染料)等
の副資材を配合しておく。
(3)本発明のゴム成形品の製造方法としては、下記の
ような方法がある。
■通常は、成形品本体(ウェザストリップ本体)1を上
記N B R/E P D Mブレンドポリマーを使用
して押出成形する。なお、成形品本体を射出・トランス
ファ・コンプレッション等の型成形で形成してもよい。
■つづいて、成形品本体1を加熱加硫後、pvCペース
トを成形品本体1の意匠面りに塗布し、加熱ゲル化させ
て意匠塗膜層3を形成する。
上記PvCペーストの塗布方法は、汎用の塗布方法のう
ち、流し塗り(フローコート)、刷毛塗り、ローラ塗り
、浸漬塗り、スプレー塗り等が通用可能であるが、塗布
面が凹凸形状を有していたり、変形しやすい場合は、流
し塗りが望ましい。
このときの塗布量は、要求される意匠性に応じて、塗膜
厚so〜2000μmとなるような塗布量とする、加熱
ゲル化後の意匠塗膜層3の膜厚は、ゲル化前の塗膜厚と
ほとんど変らず50〜2000μ′mとなるこのPVC
ペーストの加熱ゲ、ル化工程は、上記の如く、成形品本
体1の加硫完了後行なってもよいが、熱効率・生産性の
見地から、成形品本体1の加硫工程で兼ねるようにする
ことが望ましい(EPDM系ゴムの加硫条件とPvCペ
ーストの加熱ゲル化条件は路間−でよい、)、この場合
は、成形品の押出し・意匠塗膜層形成・加硫・加熱ゲル
化の連続工程の通用が可能となる。すなわち、成形品本
体1・意匠塗膜層3を連続的に押出しないしは塗布した
後、加硫(加熱ゲル化)工程に移送させればよい。
〈発明の作用・効果〉 本発明の意匠塗膜層付きゴム成形品は、上記の如<EP
DM系の成形品本体上に、PvCペーストのゲル化層で
意匠塗膜層が形成されているゴム成形品において、成形
品本体が、N B R/E P DM(重量比)■80
/20〜40/60の混合物100重量部に対して、ス
チレン系ポリマー、ポリアルケナマーの少なくとも一種
が5〜20重量部添加されてなるNBR/EPDMブレ
ンドポリマーのゴム配合物で成形されている構成である
ため°、下記のような作用・効果を奏する。
本発明の意匠塗膜層付きゴム成形品は、成形品本体と、
PVCペーストのゲル化層で形成された意匠塗膜層との
間に、良好な密着性を得るために、従来は、パフ処理、
ブライマー処理等の工数の嵩む前処理を必要とした。こ
れに対し、本発明の仕上げ塗膜付きゴム成形品は、この
ような工数の嵩む前処理をしなくても、特定のブレンド
ポリマーのゴム配合物を成形品本体の成形材料とするだ
けで、成形品本体と意匠塗膜層との間に良好な密着性を
確保できる。従って、PvCペーストの加熱ゲル化層か
らなる意匠塗膜層を有するウェザストリップを生産性良
好に製造できる。
〈実施例〉 以下、本発明の効果を確認するために行なった実施例に
ついて説明をする。
実施例■: 汎用の押出機(仕様ニジリンダ径60m5φ、圧縮比1
.5)により第1表に示す配合処方のゴム材料を使用し
て、第1図に示す断面の成形品本体(ウェザストリップ
:但し、意匠塗膜層3を除く、)1を押出した(条件:
押出速度5m/分)、続いて該押出物(成形品本体)1
を、第3表に示す配合処方のPVCペースト(真空脱泡
後の)をシャワーコート法により膜厚100μmとなる
ように塗布して意匠塗膜層(PVCペースト層)3を形
成し、該押出物を熱風槽に搬入し、200tX10分の
条件で、成形品本体1および意匠塗膜層3の加硫の加熱
ゲル化を同時におこなった。
実施例■: 上記実施例■において、成形品本体1を押出し後、該成
形品本体1を熱風槽に搬入し、220℃×5分の条件で
成形品本体1の加硫を行なった後、PVCペーストを塗
布して意匠塗膜層3を上記と同様に形成し、同様の条件
で加熱ゲル化させたこうして調製した実施例の、■につ
いて室温で24h放置後、意匠塗膜層3とウェザストリ
ップ本体1との間の接着強さを、180°剥離試験(引
張速度; 10 ca+/分)で測定したところ、剥離
強度は、■5.2kg/am、■4.5kg/ crs
 (いずれもゴム基材破壊)であった、なお、意匠塗膜
層はいずれも鮮やかな深みのある黒色であった。
第 表 (単位二重置部) ※日本合成ゴム−製造:カーボン 配合系(NBR/EPDM冨70/30)第 /30: 重量部) ※日本合成ゴム■製造:白色充填剤配合系(N B R
/E P D M−70/30.)第 表 ※住友化学■製造
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を通用可能な成形品の一例であるウィン
ドウェザストリップの断面図、第2図はおなじく他の例
であるガラスウェザストリップの断面図、 第3図は同じくさらに他の例を示すサイドモールの断面
図である。 1・・・成形品本体、 3・・・意匠塗膜層、 D・・・意匠面。 特 許 出 願 人 第 図 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 EPDM系の成形品本体上に、PVCペーストのゲル化
    層で意匠塗膜層が形成されているゴム成形品において、 前記成形品本体が、NBR/EPDM(重量比)=80
    /20〜40/60の混合物100重量部に対して、ス
    チレン系ポリマー、ポリアルケナマーの少なくとも一種
    が5〜20重量部添加されてなるNBR/EPDMブレ
    ンドポリマーのゴム配合物で成形されている ことを特徴とする意匠塗膜層付きゴム成形品。
JP9156489A 1989-04-10 1989-04-10 意匠塗膜層付きゴム成形品 Pending JPH02269040A (ja)

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