JPH02268965A

JPH02268965A - カムシャフト類の鋳仕上げ機

Info

Publication number: JPH02268965A
Application number: JP9039689A
Authority: JP
Inventors: Yoshiyuki Honma; 本間　良行
Original assignee: Riken Corp
Current assignee: Riken Corp
Priority date: 1989-04-10
Filing date: 1989-04-10
Publication date: 1990-11-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）本発明はカムシャフト類の鋳仕上げ機に関し、プレス機
を用いてワークを刃型内に押込んで一度に無理なく機械
的にバリを取る様にしたカムシャフト類の鋳仕上げ機に
関する。

（従来の技術）従来、この種の装置としては、プレスバリ取り機でカム
シャフト（長細く複雑形状のもの）のバリを取って娘い
た。

又バリ取りと歪矯正を別個（何回にもわけて）に行ない
、更にグラインダーにて大きなバリを切削し、挟小部の
バリを小型砥石・サンダー等で切削していた。

（本発明が解決しようとする課Ｍ）ところが、上記した従来の装置においては、カムシャフ
トの支持が強固でなかったため、カムシャフトが回転し
たり・、或いは折損したりする危険性を伴ない、はなは
だしい時には切削が出来なかった。

又バリ取りと歪矯正を別工程で行う場合は歩留まりも悪
く、グラインダー、小型砥石及びサンダー等でのバリ切
削ではグラインダー仕上げの工数も大で、危険、疲労及
び白蝋病が伴ない、粉塵、騒音公害等多くの問題をかか
えていた。

そこで、本発明°はこれらの多くの各問題を解消（課題
を解決するための手段）上昇シリンダーと連動する下型と、下降シリンダーと連
動する上型とでワークを強固にクランブしたままで、刃
型内を通過するようにしたことである。

（作用）これによればワークは容易に回動したり、盲動したすせ
ず確実に刃型の刃で外周のバリを切削でき従来技術の各
問題を解消できる。

（実施例）本発明を具体化した、一実施例を図面に基すいて説明す
る。

図示省略した油圧プレス機の主加圧（上部）シリンダー
ＩＯに固定されている下降用ラム盤１１に上型１２を取
り付け、上昇（下部）シリンダー１３に固定されている
上昇用ラム盤１４に下型１５を取付け、油圧プレス本体
に固定された中間定盤１６に受は台１７を取り付けるの
であるが、或いは油圧プレス機の図示せざる脚柱に直接
受は台】７を取付けてもよい。

更に受は台１７上には刃型１８を強固に固定し、中間定
盤１６の内方下部にはワーク取出し板１９を回動自在に
枢着する。

前記刃型１８はワーク即ちカムシャフト２０の外観形状
に合わせて打ち抜いた空洞２１を形成し、その外周縁部
は刃２２を構成している。

又前記上型１２の下面２３はカムシャフト２０の長手方
向に複数個形式保有するカムの上方半分の外形に対応し
た凹凸面状を呈し、同様に下型１５の上面２４も、多数
カムの下方半分の外形に対応した凹凸面状を呈している
。

更に上型１２、下型１５の幅は刃型１８の空洞２１内を
通過できる様にカムシャフト２０の幅より若干小さめに
形成しである。

尋次に以上の如き構造に於ける使用について述べる。先ず
上昇シリンダー１３が上昇し、上昇用ラム盤１４と共に
下型１５の上面２４が刃型１８の刃２２よりも若干上方
へ突出して一旦停止する。

そして下型１５の上面２４上にカムシャフト２０をセン
トする。次に主加圧シリンダー１０が下降し、上型１２
の下面２３でカムシャフト２０を押圧し、上・下型１２
．１５とでカムシャフト２０を強固に把持する。

上・下型１２．１５でカムシャフト２０を強固にクラン
プした状態のまま、主加圧シリンダー１０と上昇シリン
ダー１３は共にあたかも一体の如く下降する。

ここでカムシャフト２０が刃型１８を通過する際に、刃
２ｉによりバリ２５を切削する。その後主加圧シリンダ
ー１０が上昇して上型１２はカムシャフト２０から遊離
して原位置に復帰し、カムシャフト２０は下型１５の上
面２４上にとりのこされ、単に載置された状態となる。

そこでワーク押し出し板１９が枢着まわりに回動してカ
ムシャフト２０を下型１５の上面２４上から落下させ、
シュート２６から機外に排出する。

最後に上昇シリンダー１３が所定の原位置まで上昇して
一連のバリ取り作業を終了する。

尚、刃型１８の刃２２を上面ではなく、下面に付設して
上型１２、ワーク２０、下型１５を三者一体に下方から
上方に向けて刃型１８内を通過させてバリ２５を取るこ
とも可能である。

（発明の効果）本発明によれば次の勝れた効果を奏する。

■　ワークの大小、長短、形状を問わず刃型をそれに合
わせて作成すれば全てのワークの切削加工が一度にでき
る。

■　歪、曲がり品は矯正と同時に加工されるので歩留ま
りが向上する。

■　仕上げ品質が安定し、複雑な形状のワークも加工で
きる。

■　作業性が容易で、未経験者でも作業が可能である。

■　安全性高く、粉塵及び振動、騒音がなく作業環境が
良好となる。

■　工場スペースをとらないので物流管理が容易となる
。

■　極めて生産性が高く、生産性にバラツキがなく安定
し、コスト低減となる。

■　砥石等の消耗品を全く必要としない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を具体化した一実施例の要部を分解して
示す斜視図、２及び第３図は作用説明図である。０・・・下降シリンダー　　１２・・・上型、３・・・
上昇シリンダー　　１５・・・下型、８・・・刃型、　
　　　　　　２０・・・ワーク、５・・・バリ。

Claims

【特許請求の範囲】

上昇シリンダーと連動する下型と、下降シリンダーと連
動する上型とでワークを強固にクランプして三者一体の
ままで、プレス機に固定した刃型内を通過させてワーク
のバリを取る事を特徴とするカムシャフト類の鋳仕上げ
機。