JP2502765Y2 - 鍛造品の製造装置 - Google Patents

鍛造品の製造装置

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JP2502765Y2
JP2502765Y2 JP2394690U JP2394690U JP2502765Y2 JP 2502765 Y2 JP2502765 Y2 JP 2502765Y2 JP 2394690 U JP2394690 U JP 2394690U JP 2394690 U JP2394690 U JP 2394690U JP 2502765 Y2 JP2502765 Y2 JP 2502765Y2
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punch
work
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deburring
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敏男 延河
典彦 木下
博 高瀬
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Mazda Motor Corp
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21JFORGING; HAMMERING; PRESSING METAL; RIVETING; FORGE FURNACES
    • B21J5/00Methods for forging, hammering, or pressing; Special equipment or accessories therefor
    • B21J5/02Die forging; Trimming by making use of special dies ; Punching during forging
    • B21J5/027Trimming

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Forging (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、コンロッド等の鍛造品を製造するための鍛
造品の製造装置に関するものである。
(従来の技術及び考案が解決しようとする課題) 一般に自動車部品のうちの多くの部品、例えばコンロ
ッド等は、鍛造品により製造されることとなっている。
ところで、このような鍛造品は、次のような工程によ
り製造されるのが通例である。
即ち、素材を適当な大きさに切断する切断工程、鍛造
前に素材を加熱する加熱工程、素材を荒鍛造する荒打工
程、荒鍛造されたものを仕上げ鍛造する仕上工程、鍛造
品の周縁に形成されたバリを切除するトリミング工程、
鍛造品に対して焼入れを行う焼入れ工程、鍛造品に対し
て焼戻しを行う焼戻し工程、鍛造品に対してショットピ
ーニングを行うショットピーニング工程、鍛造品に対し
て精度矯正のためのコイニングを行うコイニング工程を
順次実施することにより製造されることとなっている。
一方、コンロッド等の部品は非調質鋼化の傾向にある
が、上記の如き工程順に製造される場合、コイニング工
程を冷間で行わなければならなくなるところから、次の
ような不具合が生ずる。
即ち、冷間によるコイニング工程において鍛造品内部
に残留応力を発生させる結果、内部硬さが高くなり、後
加工における刃具の寿命低下および加工精度の低下を引
き起こすおそれがある。
なお、鍛造品の周縁に形成されるバリを切除するため
に使用されるバリ抜き用プレス型については、実開昭62
-86939号公報にも開示されているように公知であるが、
該公知例には、上記の如きコイニング工程における不具
合発生を解決し得る技術的課題については開示も示唆も
されていない。
本考案は、上記の点に鑑みてなされたもので、バリ取
りトリミングと同時に鍛造品に対するコイニングを熱間
により行い得るようにすることを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段) 本考案では、上記課題を解決するための手段として、
コンロッド等の鍛造品を製造する製造装置であって、ワ
ークが位置決め載置されるロアパンチと、鍛造時にワー
クの周縁に形成されるバリを切除するための上型パンチ
および下型ストリッパーとを備えたものにおいて、前記
上型パンチとともに下動せしめられ、バリ取り後におい
て前記ワークに対して圧接されるべく前記上型パンチに
対して所定量だけ相対変位可能に弾性支持されているア
ッパーパンチを付設している。
(作用) 本考案では、上記手段によって次のような作用が得ら
れる。
即ち、下型ストリッパーとともにワークのバリ取りを
行う上型パンチに対して、該上型パンチとともに下動せ
しめられ、バリ取り後において前記ワークに対して圧接
されるアッパーパンチを前記上型パンチに対して所定量
だけ相対変位可能に弾性支持したことにより、ワークの
バリ取りが行なわれた後、アッパーパンチがワークに圧
接されることとなり、バリ取りと熱間コイニングとが同
時(即ち、1ストローク内)に行なわれる。
(考案の効果) 本考案によれば、コンロッド等の鍛造品を製造する製
造装置であって、ワークが位置決め載置されるロアパン
チと、鍛造時にワークの周縁に形成されるバリを切除す
るための上型パンチおよび下型ストリッパーとを備えた
ものにおいて、前記上型パンチとともに下動せしめら
れ、バリ取り後において前記ワークに対して圧接される
べく前記上型パンチに対して所定量だけ相対変位可能に
弾性支持されているアッパーパンチを付設して、ワーク
のバリ取りが行なわれた後、アッパーパンチがワークに
圧接されるようにしたので、ワークのバリ取りトリミン
グとワークの厚さ精度矯正のための熱間コイニングとが
同時(即ち、1ストローク内)に行えることとなり、コ
ンロッド等の非調質化にも十分対応することができると
いう実用的な効果がある。
(実施例) 以下、添付の図面を参照して本考案の好適な実施例を
説明する。
本実施例の鍛造品の製造装置は、自動車用エンジン部
品の一つであるコンロッドを鍛造により製造する場合に
おいて用いられるものであり、以下に説明する如く、鍛
造時に形成されるバリを切除するトリミングと鍛造品の
厚さ精度を矯正するためのコイニングとを1ストローク
のプレス操作により行い得るように構成されている。
本実施例の鍛造品の製造装置は、基台1と、該基台1
上に固定され、仕上鍛造されたバリ取り前の鍛造品W
(以下、ワークという)が位置決め載置されるロアパン
チ2と、鍛造時にワークWの周縁に形成されるバリWvを
切除すべく昇降自在とされた上型パンチ3と、該上型パ
ンチ3とともに前記バリWvを切除すべく作用し、前記ロ
アパンチ2にガイドされつつ相対変位可能な如く前記基
台1に対して弾性支持されている下型ストリッパー4
と、前記上型パンチ3とともに下動せしめられ、バリ取
り後において前記ワークWに対して圧接されるべく前記
上型パンチ3に対して所定量だけ相対変位可能に弾性支
持されているアッパーパンチ5とを備えている。
前記ロアパンチ2上面は、ワークWの製品部Ws(即
ち、コンロッド部)の形状と同一形状とされており、ワ
ークWの製品部Wsが位置決め載置されることとなってい
る。
前記上型パンチ3は、ワークWの製品部Ws外周形状
(即ち、コンロッド外周形状)に沿う刃部3aを有してお
り、適宜の加圧手段(図示省略)により昇降自在とされ
た可動台6に対して交換可能に取り付けられている。
また、前記下型ストリッパー4も、前記上型パンチ刃
部3aに対応する刃部4aを有している。そして、この下型
ストリッパー4は、前記ロアパンチ2に対してガイド部
4bにより昇降自在にガイドされる構成とされており、前
記基台1に対してスプリング7を介して弾性支持されて
いる。
さらに、前記アッパーパンチ5の下面は、前述のロア
パンチ2と同様に、ワークWの製品部Ws(即ち、コンロ
ッド部)の形状と同一形状とされている。そして、この
アッパーパンチ5は、その外周に前記上型パンチ3の上
面に対して係合すべく突設されたスプリング受8と前記
可動台6との間に介設されたスプリング9によって下向
きに付勢された状態で上型パンチ3に対して弾性支持さ
れている。なお、可動台6の上動時においては、可動台
6とアッパーパンチ5との間には、所定量の間隙Sが形
成されることとなっており、このことにより、可動台6
の下動によるバリ取り後において、前記アッパーパンチ
5が前記ワークWに対して圧接されるべく前記上型パン
チ3に対して所定量だけ相対変位可能とされることとな
っているのである。
上記の如き構成の鍛造品の製造装置は、次のように作
用する。
通常の工程により素材切断、加熱、荒鍛造および仕上
鍛造されたワークW(製品部WsとバリWvとからなってい
る)は、ロアパンチ2の上面に位置決め載置される(第
1図参照)。この時、可動台6は上動せしめられてい
る。この状態のもとに、図示しない加圧手段の作動によ
り可動台6を下動させると、まず、上型パンチ3の刃部
3aがワークWにおける製品部Wsの外周に圧接され、下型
ストリッパー4の刃部4aと共動してバリWvが切除される
(即ち、バリ取りが行なわれる)。その後、なお、可動
台6が下動せしめられると、第2図図示の如く、アッパ
ーパンチ5がワークWに当接され、該アッパーパンチ5
上端と可動台6とが衝接すると、アッパーパンチ5に対
しては前記加圧手段からの加圧力が作用することとな
り、該アッパーパンチ5によるワークWへの厚さ精度矯
正(即ち、コイニング)が実施されることとなる。この
時、ワークWは冷却前の状態にあるところから、熱間コ
イニングとなる。つまり、本実施例の場合、前記ロアパ
ンチ2はロアコイニングダイとしての作用をなすととも
に、前記アッパーパンチ5はアッパーコイニングダイと
しての作用をなすこととなっているのである。
つまり、本実施例によれば、ワークWのバリ取りと熱
間コイニングとが同時(即ち、1ストローク内)に行え
ることとなっている。ところで、コンロッド等を非調質
化した場合には、冷間コイニングを行うと、残留応力の
発生に起因して内部硬さが上昇し、後加工における刃具
の寿命、加工精度の低下を引き起こす場合があるが、本
実施例における如く、1ストロークのプレス操作によ
り、バリ取りと熱間コイニングとを行い得るようにした
場合、残留応力の発生に起因する内部硬さの上昇が防止
できる。
なお、上記の如き製造装置による作業が終わると、放
冷後ショットピーニングが施される。
本考案は、上記実施例の構成に限定されるものではな
く、考案の要旨を逸脱しない範囲において適宜設計変更
可能なことは勿論である。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実施例にかかる鍛造品の
製造装置の作動前および作動後の状態を示す縦断面図で
ある。 2……ロアパンチ 3……上型パンチ 4……下型ストリッパー 5……アッパーパンチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭59−225842(JP,A) 特開 昭60−191623(JP,A) 特開 平1−202330(JP,A) 実開 昭56−80842(JP,U) 実開 平1−177035(JP,U) 実開 昭52−77485(JP,U) 実開 昭54−46831(JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンロッド等の鍛造品を製造する製造装置
    であって、ワークが位置決め載置されるロアパンチと、
    鍛造時にワークの周縁に形成されるバリを切除するため
    の上型パンチおよび下型ストリッパーと、前記上型パン
    チとともに下動せしめられ、バリ取り後において前記ワ
    ークに対して圧接されるべく前記上型パンチに対して所
    定量だけ相対変位可能に弾性支持されているアッパーパ
    ンチとを備えていることを特徴とする鍛造品の製造装
    置。
JP2394690U 1990-03-09 1990-03-09 鍛造品の製造装置 Expired - Lifetime JP2502765Y2 (ja)

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CN110180941B (zh) * 2019-07-02 2021-01-15 上海裴椒汽车部件制造有限公司 中间套接头多台阶一次性切边模具及其加工工艺方法
CN110814167B (zh) * 2019-11-01 2021-02-05 江苏保捷锻压有限公司 一种调整带齿轴齿部外形尺寸的整形成型工艺

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