JPH02267990A - 回路基板の製造方法 - Google Patents

回路基板の製造方法

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JPH02267990A
JPH02267990A JP8950689A JP8950689A JPH02267990A JP H02267990 A JPH02267990 A JP H02267990A JP 8950689 A JP8950689 A JP 8950689A JP 8950689 A JP8950689 A JP 8950689A JP H02267990 A JPH02267990 A JP H02267990A
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JP
Japan
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temperature
atmosphere
cuo
copper paste
copper
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JP8950689A
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English (en)
Inventor
Yuji Umeda
勇治 梅田
Hitoshi Yoshida
均 吉田
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NGK Insulators Ltd
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NGK Insulators Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は回路基板の製造方法に関し、−層詳細には、比
誘導率が6.5未満の結晶化ガラス(例えば、コージー
ライト結晶化ガラス)を素地とし且つこの素地からなる
グリーンシートに導電材料として銅を用いて回路基板を
製造するに際し従来欠点とされていた素地と導電体との
間の収縮不整合を防止する技術に関する。
[従来の技術] 絶縁材料として結晶化ガラスを使用すると共に導電材料
として銅を使用するセラミック多層回路基板の従来代表
的な製造技術としては特開昭55−128899号が挙
げられ、この技術は「銅の融点よりも低い温度で結晶化
するガラス粒子からなるグリーンシートの表面に、導電
層となる銅を含むペーストによるパターンを印刷すると
共に、予めグリーンシートの必要な位置に穿設したスル
ーホールに該銅ペーストを注入して得た複数のシートを
積層して一体化したのち、炭素には酸化性、銅に対して
は非酸化性を呈する湿った水素の雰囲気中で、上記ガラ
スの徐冷温度と軟化温度の間で加熱して上記グリーンシ
ートの積層体に含まれる有機質粘結剤を分解し、ついで
該雰囲気を不活性雰囲気に置き換えて積層体を上記ガラ
スの結晶化温度まで加熱する」 ことを特徴とする。然しながら、この技術においては工
程管理の面(量産性に関係する)や最終生産物の品質面
に難点があった。
この難点を解消すべく特開昭第62−48097号の方
法が開発され、この方法は 「結晶化可能のガラス粒子からなるグリーンシートを製
作する工程と、銅または酸化銅、若しくは両者の混合物
に、上記結晶化可能のガラス粒子と等質のガラス粒子を
銅を基準として重量比で5:95〜25 : 75の割
合で配合した銅ペーストを製造する工程と、上記グリー
ンシートに、上記銅ペーストによって回路パターンを印
刷する工程と、上記回路パターンを印刷したグIJ −
ンシート上に、該グリーンシートと等質のガラス粒子の
絶縁ペーストを塗布して絶縁層として被覆する工程と、
上記絶縁ペースト上に、上記銅ペーストによる回路パタ
ーンを印刷すると共に、該回路パターンを上記グリーン
シート上の回路パターンに導通する銅ペーストを、予め
絶縁ペース°トに設けた小孔に注入する工程と、前工程
の絶縁ペーストと銅ペーストによる回路パターンまたは
両者の複数層を積層、導通する工程と、酸化性雰囲気中
400〜850℃に加熱する工程と、還元性雰囲気中8
50〜1050℃に加熱する工程」 からなることを特徴とする。然しなから、この方法は最
終の還元性雰囲気における還元処理を850〜1050
℃の高温度で行なう結果、銅の収縮が急激に起って素地
との間に収縮不整合が生じ、回路パターンに亀裂を発生
したり、スルーホール導体の充填が不充分となったり、
あるいは最終製品に反り(変形)を残してこの製品の使
用を困難にする等の欠点を有した。
さらに、銅ペーストに使用したバインダーを除去する脱
バインダー工程に関し、カーボンの不完全な焼却に起因
する難点を解消すべく、特開昭第63−233090号
の方法が開発され、この方法は脱バインダー処理を空気
雰囲気下で行なうことにより脱カーボン処理をより完全
にすることを特徴とする。然しなから、この方法におい
ては脱バインダー処理を酸化雰囲気中で行なう結果、こ
の工程でCuがCuOまで酸化して体積膨張を生ぜしめ
、銅と素地との間の収縮不整合は依然として未解決のま
まである。
[発明が解決しようとする課題] 上記から明らかなように、従来技術はいずれも焼成工程
における銅と素地との間の収縮不整合の問題を考慮して
おらず、また解決もしていない。
従って、本発明の目的は、導電体として銅を用い且つ素
地として結晶ガラス(例えば、コージーライト)を用い
る回路基板の製造に際し、従来難点とされていた銅と素
地との間の収縮不整合の問題を解消することにより、最
終製品における亀裂や反り(変形)を防止すると共に導
体の充填率が充分なスルーホールを形成することにある
[課題を解決するための手段] 前記の課題を解決するために、本発明はCuOとCuと
の重量比が40 : 60〜95:5の範囲内にあるC
uOとCuからなる銅ペーストを比誘電率が6.5未満
である結晶化ガラスの素地からなるグリーンシートに塗
布し、次に、前記グリーンシートと前記銅ペーストとの
両者が収縮する温度より低い温度の中性雰囲気下におい
て脱バインダーおよび脱カーボン処理を行ない、次いで
前記銅ペーストの中、Cuが焼結および収縮しない温度
の還元雰囲気下においてCuOをCuまで還元処理した
後、中性雰囲気下において最終焼成温度900〜105
0℃まで20℃/min以上の昇温速度で高速焼成する
工程を含むことを特徴とする。
[実施態様] 以下、本発明に係る回路基板の実施態様について説明す
る。
本発明に用いる銅ペーストとしては、−従来技術と同様
にCuOとCuと通常のバインダー、溶剤および分散剤
とからなる銅ペーストを使用するが、本発明においては
CuOとCuとの重量比を40 : 60〜95:5の
範囲にすることが必須である。何故なら、Cuが5重量
%以下では焼成時における銅ペーストの収縮率が大とな
って素地の収縮率との間に整合が得られず、また、Cu
が60重量%以上では脱バインダー時にCu粉末同士の
焼結が生じて銅ペーストが収縮する結果、基板に反りが
生ずるからである。なお、銅ペースト中には上記成分の
他に実質的に素地と同じ組成のセラミック粉末を混入す
ることも出来る。
本発明において素地として用いる結晶化ガラスは比誘電
率が6.5未満の結晶化ガラスであって、例えば、次の
組成 M go    12重量% Al2O233重量% SiO348重量% B、O,+    5重量% TiO22重量% を有するコージーライト、方よび次の組成5I02  
 71.0重量% A Il ’203  13.0重量%BaO2,0重
量% ZnO2,5重量% Li=0   8.0重量% に20    2.0重量% P2O,1,5重量% を有するβ−スポジューメン等が包含される。
銅ペーストをグリーンシートに塗布する方法はスクリー
ン印刷を含め全ゆる当業界で知られた任意の手段を採用
し得るが、スクリーン印刷法を用いるのが好適である。
なお、このグIJ −ンシートには必要に応じスルーホ
ールを予め所定位置に適宜穿設することは勿論である。
このように作成された材料を任意の枚数で積層した後、
本発明による焼成処理を行なう。先ず最初に素地と銅ペ
ーストとの両者が収縮する温度より低い温度、すなわち
、第1図から諒解されるように、800℃以下、好まし
くは400〜800℃、特に好ましくは脱バインダーと
脱カーボンとをより迅速に生せしめるべく約800℃の
温度にて中性雰囲気下、好ましくはN2+H20水蒸気
よりなる雰囲気下(特開昭第63−233090号の酸
化雰囲気に対比)で脱バインダーおよび脱カーボン処理
を行なう。この工程は素地の急激な焼結・収縮が生ずる
温度よりも低い温度で行なわれるため、銅と素地との間
の収縮不整合が起こらない。
次いで、脱バインダーおよび脱カーボン処理の後、銅ペ
ーストに含有されるCuが焼結および収縮しない温度、
すなわち400〜600℃(特開昭62−48098号
の850〜1050℃に対比)の温度にて還元雰囲気下
(好ましくは、N2+H2)で処理してCuOをCuま
で還元する。この工程においても銅と素地との間に収縮
不整合が生じないことは勿論である。
最後に、中性雰囲気(好ましくは、N2雰囲気)にて銅
と素地との間の収縮不整合を回避すべく高速焼成を行な
い、その条件は昇温速度20℃/min以上且つ最終焼
成温度900〜1050℃である。
このような条件を用いることにより、収縮不整合が防止
される結果、最終生産物には亀裂も反り(変形)も出現
せず、さらにスルーホール中への銅の充填も十分となっ
て良品質の最終製品が得られる。
[実施例] 以下、限定はしないが好適実施例により本発明をさらに
説明する。
実施例1 コージーライト原料粉末をシャモットルツボ内で150
0℃にて溶融させ、次いで水中に投入してガラス化させ
た。これをアルミナボールを用いる振動ミルにて平均粒
径3μmまで粉砕した。
この平均粒径3μmのコージーライト結晶化ガラス粉末
100部をアクリル結合剤10部、トルエン溶剤40部
および分散剤2部と混合し、この混合物をアルミナポッ
トによりスラリー化した後、ドクターブレード法により
成形して0.4mm厚みのグリーンシートを作成した。
他方、平均粒径2μmのCu09HBと平均粒径1μm
のCulO部とアクリル結合剤2部と適量のテルピネオ
ールとをトリロールミルにより混錬ペースト化して銅ペ
ーストを作成した。
上記のように作成したグリーンシートの上に上記の銅ペ
ーストをスクリーン印刷して回路パターンを形成すると
共ににスルホール印刷を施した。その任意の枚数を80
℃の温度且つ100 kg/c[a2の圧力にて積層さ
せた。
次いで、積層体を水蒸気分圧0.3atmの湿潤窒素雰
囲気中に入れて200℃/hrの速度で800℃まで昇
温し、この温度に2時間保持して脱バインダーおよび脱
カーボン処理を行なった。
続いて、N2 :H,の比を1:3とした還元雰囲気に
て550℃で30分間保持し、CuOをCuまで還元し
た。
最後に、メツシュベルト炉にて窒素雰囲気下に25℃/
minの昇温速度で1000℃まで昇温し、この温度に
1時間保持して多層回路基板を得た。
このように作成した多層回路基板は比誘電率5.8 (
at I MHz)でありシート抵抗値が3mΩ/口(
厚さ20mm換算)である特性が得られた。
比較例1 実施例1における最#焼成工程を昇温速度10℃/mi
nで行なった以外は、実施例1の手順を反復した。得ら
れた多層基板には、うねりが発生したため実用品として
供し得なかった。
実施例2 コージーライトの代わりにβ−スポジューメンを用いた
以外は実施例1と同じ手順によりグリーンシートを作成
した。
他方、平均粒径2μmのCuO55部、平均粒径1um
のCu40gr!3、素地と同じ組成と3μmの平均粒
径とを有するβ−スポジューメン結晶化ガラス5部、ア
クリル結合剤2部および適量のテルピネオールを用いて
トリロールミルで混錬ペースト化することにより銅ペー
ストを作成した。
上記で得られた銅ペーストとグリーンシートとを用いて
実施例1におけると同様に回路パターンの形成および積
層化を行なって積層体を得た。
この積層体を、200℃の昇温速度で600℃まで昇温
し且つこの温度に10時間保持することにより水素分圧
OJatmの湿潤窒素雰囲気下で脱バインダーおよび脱
カーボン処理を行なった。
その後の工程は、最終の高速焼成におけるピーク温度を
950℃とした以外は実施例1と同様に還元処理と最終
の高速焼成を行なって多層回路基板を得た。
このように作成した多層回路基板は比誘電率6.3 (
at I MHz)およびシート抵抗値3.5mΩ/口
(厚さ20μm換算)という特性が得られた。
なお、以上の実施例においては、積層体としての多層基
板について説明しているが、本発明方法は多層回路基板
に限定されるものではなく、−層の回路基板に適用出来
ることは謂うまでもない。
[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、銅ペーストとして特定
比率でCuOとCuとを含有するペーストを使用し且つ
特定の比誘電率を有する素地を使用すると共に、脱バイ
ンダーおよび脱カーボン処理を素地と銅ペーストとの両
者が収縮する以前の温度で行ない、さらに還元処理を6
00℃以下という比較的低温度で行なった後、素地と銅
との間の収縮不整合を生ぜしめないような高速焼成(2
0℃/min以上)により処理するので、素地と銅との
間に収縮不整合が起こらず、得られる最終製品には亀裂
も反り(変形)も発生せず、しかも導体の充填率が充分
なスルーホールを形成することが出来る。
以上、本発明について好適な実施例を挙げて説明したが
、本発明はこれらの実施例に限定されるものではなく、
例えば、素地や銅ペーストの組成あるいは焼成処理条件
等本発明の範囲内において種々改変をなし得ること等、
本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良並び
に設計の変更が可能なことは勿論である。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)CuOとCuとの重量比が40:60〜95:5
    の範囲内にあるCuOとCuからなる銅ペーストを比誘
    電率が6.5未満である結晶化ガラスの素地からなるグ
    リーンシートに塗布し、次に、前記グリーンシートと前
    記銅ペーストとの両者が収縮する温度より低い温度の中
    性雰囲気下において脱バインダーおよび脱カーボン処理
    を行ない、次いで前記銅ペーストの中、Cuが焼結およ
    び収縮しない温度の還元雰囲気下においてCuOをCu
    まで還元処理した後、中性雰囲気下において最終焼成温
    度900〜1050℃まで20℃/min以上の昇温速
    度で高速焼成する工程を含むことを特徴とする回路基板
    の製造方法。
  2. (2)請求項1記載の製造方法において、脱バインダー
    および脱カーボン処理する条件はその温度が400〜8
    00℃であり、好ましくは約800℃の温度であり且つ
    その雰囲気が窒素と水蒸気とからなる中性雰囲気であり
    、CuOをCuまで還元処理する条件はその温度が40
    0〜600℃の温度であり且つその雰囲気が窒素と水素
    とからなる還元雰囲気であり、さらに最終工程における
    高速焼成の条件においてその雰囲気が窒素雰囲気である
    ことを特徴とする回路基板の製造方法。
  3. (3)請求項1または2記載の製造方法において、回路
    基板は複数枚積層した多層回路基板であることを特徴と
    する回路基板の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496396A (ja) * 1990-08-13 1992-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd セラミック多層基板の製造方法
US5261950A (en) * 1991-06-26 1993-11-16 Ngk Spark Plug Co., Ltd. Composition for metalizing ceramics

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0496396A (ja) * 1990-08-13 1992-03-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd セラミック多層基板の製造方法
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