JPH06313137A - 導電性インキ - Google Patents

導電性インキ

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JPH06313137A
JPH06313137A JP10385093A JP10385093A JPH06313137A JP H06313137 A JPH06313137 A JP H06313137A JP 10385093 A JP10385093 A JP 10385093A JP 10385093 A JP10385093 A JP 10385093A JP H06313137 A JPH06313137 A JP H06313137A
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JP
Japan
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inorganic
cuo
glass
substrate
weight
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Application number
JP10385093A
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English (en)
Inventor
Kazuhiro Miura
和裕 三浦
Sei Yuhaku
祐伯  聖
Minehiro Itagaki
峰広 板垣
Yasuhiko Hakotani
靖彦 箱谷
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は、平面方向に収縮を起こさない高精度
のガラスセラミック多層基板に使用しても信頼性の高い
良好な状態の電極となる導電性インキを供給することを
目的とする。 【構成】導電性物質がCuOからなる無機組成物で、無
機成分中のCuOが68.0〜94.5重量%、無機バ
インダが5.0〜30.0重量%、ZnOが0.5〜
2.0重量%からなる混合物を無機成分として 、少な
くとも溶剤と有機バインダを加え、無機成分を分散さ
せ、無機バインダに使用するガラスが840℃までは軟
化せず、850〜950℃間に軟化し、結晶化するホウ
珪酸鉛結晶化ガラス、またはホウ珪酸アルミ結晶化ガラ
スであり、導電性物質として使用するCuO粒径が3.
0〜7.0μmである導電性インクとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は半導体LSI、チップ部
品などを搭載し、かつそれらを相互配線するためのセラ
ミック多層基板の内外部の電極パターンに適用するため
の導電性インキに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体LSI、チップ部品等は小
型、軽量化が進んでおり、これらを実装する配線基板も
小型、軽量化が望まれている。このような要求に対し
て、セラミック多層基板は、要求される高密度配線が得
られ、なお薄膜化が可能なことより、今日のエレクトロ
ニクス業界において重要視されている。
【0003】このセラミック多層基板に使用される電極
材料としての導体組成物は、一般に導電性金属、無機酸
化物、ガラス粉末が有機媒体中に分散されているペース
ト状組成物である。近年、低温焼結ガラス・セラミック
多層基板の開発によって、使用できる導体材料は、金、
銀、銅、パラジウムまたはそれらの混合物が用いられる
ようになった。これらの金属は従来使用されたタングス
テン、モリブデンなどに比べ導体抵抗が低く、かつ使用
できる設備も安全で低コストに製造できる。
【0004】一方これらの金属の内、貴金属である金、
銀、パラジウムは高価でかつ価格変動が大きいことか
ら、安価で価格変動の少ない卑金属系が使用されてきて
いる。この中でも銅が比抵抗が小さく半田濡れ性も優れ
ているため、この銅の電極材料の使用が望まれている。
【0005】低温焼結多層基板に銅を使用する方法とし
て、内層および最上層に銅電極を用いる方法がある。導
体抵抗、半田濡れ性、コストの点で最も良いが、すべて
窒素などの中性雰囲気で焼成しなければならず、その作
製が困難である。一般に銅電極を使用するには、基板上
に銅ペーストをスクリーン印刷にて配線パターンを形成
し、乾燥後、銅の融点以下の温度(850〜950℃程
度)で、かつ銅が酸化されず、導体ペースト中の有機成
分が十分燃焼するように、酸素分圧を制御した窒素雰囲
気中で焼成を行なうものである。多層にする場合は、同
様の条件で絶縁層を印刷焼成して得られる。しかし、焼
成工程における雰囲気を適度な酸素分圧下にコントロー
ルすることは困難であり、また多層化する場合、各ペー
ストを印刷後その都度焼成を繰り返し行なう必要があ
り、リードタイムが長くなり、設備などのコストアップ
につながるなどの課題を有している(特願昭55-128899
)。
【0006】そこで特開平3-20914 号公報において、セ
ラミック多層基板の作製にあたり、酸化第二銅ペースト
を用い、脱バインダ工程、還元工程、焼成工程の3段階
とする方法がすでに開示されている。それは酸化第二銅
を導体の出発原料として多層体を作製し、脱バインダ工
程は、炭素に対して充分な酸素雰囲気で、かつ内部の有
機バインダを熱分解させるに充分な温度で熱処理を行な
う。次に酸化第二銅を銅に還元する還元工程、基板の焼
結を行なう焼成工程により成立しているものである。こ
れにより、焼成時の雰囲気制御が容易になり緻密な焼結
体が得られるようになった。
【0007】一方、セラミック多層基板は焼成時に焼結
に伴う収縮が生じる。この焼結に伴う収縮は、使用する
基板材料、グリーンシート組成、粉体ロットなどにより
異なる。これにより多層基板の作製においていくつかの
問題が生じている。まず第1に、多層セラミック基板の
作製において前述のように内層配線の焼成を行なってか
ら最上層配線の形成を行なうため、基板材料の収縮誤差
が大きいと、最上層配線パターンと寸法誤差のため内層
電極との接続が行えない。その結果、収縮誤差を予め許
容するように最上層電極部に必要以上の大きい面積のラ
ンドを形成しなければならず、高密度の配線を必要とす
る回路には使用できない。そのため収縮誤差にあわせて
最上層配線のためのスクリーン版をいくつか用意してお
き、基板の収縮率に応じて使用する方法が取られること
もある。この方法ではスクリーン版が数多く用意しなけ
ればならず不経済である。
【0008】また最上層配線を内層焼成と同時に行なえ
ば大きなランドを必要としないが、この同時焼成法によ
っても基板そのものの収縮誤差はそのまま存在するの
で、最後の部品搭載時のクリーム半田印刷において、そ
の誤差のため必要な部分に印刷できない場合が起こる。
また部品実装においても所定の部品位置とズレが生じ
る。
【0009】第2にグリーンシート積層法による多層基
板は、グリーンシートの造膜方向によって幅方向と長手
方向によってもその収縮率が異なる。このこともセラミ
ック多層基板の作製の障害となっている。
【0010】これらの収縮誤差をなるべく少なくするた
めには、製造工程において、基板材料およびグリーンシ
ート組成の管理はもちろん、粉体ロットの違いや積層条
件(プレス圧力、温度)を十分管理する必要がある。し
かし、一般に収縮率の誤差は±0.5%程度存在すると
言われている。
【0011】このことは多層基板にかかわらずセラミッ
ク、およびガラス・セラミックの焼結を伴うものに共通
の課題である。そこで特願平3-257553号において、低温
焼結ガラス・セラミックよりなるグリーンシートに電極
パターンを形成したものを所望枚数積層し、この積層体
の両面、もしくは片面に前記ガラス・セラミック低温焼
結基板材料の焼成温度では焼結しない無機組成物よりな
るグリーンシートで挟み込むように積層し、前記積層体
を焼成する。しかる後に焼結しない無機組成物を取り除
くという発明がなされた。これにより基板材料の焼結が
厚み方向だけ起こり、平面方向の収縮がゼロの基板が作
製でき上記のような課題が解決できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】以上のことから平面方
向の収縮が起こらない基板が作成されているが、ここに
は幾つかの課題がある。それは基板収縮が厚み方向のみ
に起こるため、前述のような従来の電極用ペ−スト状組
成物では焼成後の電極が粗な状態になってしまうことで
ある。配線電極が粗であると基板との密着が弱く、電極
が基板から剥離を起こしてしまうこと、また電極の酸化
がされやすく、信頼性の低いものとなる等の課題があ
る。また緻密性を上げるため、導体材料の配合比を増加
させたり、粒径を小さくするなどの方法をとると、ガラ
ス・セラミック多層基板焼成時に、基板焼結よりも導体
材料の焼結の方が早く起きるために、基板が導体の焼結
を抑えることができず、焼成後の基板において電極周辺
にクラックが発生してしまう。
【0013】本発明は前記従来の問題に留意し、高精度
の平面方向の収縮の起きないガラス・セラミック多層基
板を使用するに、前記基板に適応した導電性インキを提
供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の導電性インキは、導電性物質がCuOからな
る無機組成物で、無機成分中で、CuOが68.0〜9
4.5重量%、無機バインダが5.0〜30.0重量
%、ZnOが0.5〜2.0重量%からなる混合物を無
機成分として、これに溶剤と有機バインダを加え、前記
無機成分を分散させたことを特徴とするものであり、無
機バインダとして使用するガラスが840℃までは軟化
せず850〜950℃の間で軟化し結晶化するホウ珪酸
鉛結晶化ガラス、またはホウ珪酸アルミ結晶化ガラスで
あり、導電性物質として使用するCuO粒径が3.0〜
7.0μmのものである。
【0015】さらに本発明の導電性インキは、ポリiso
−ブチルメタクリレートとポリα−メチルスチレンの共
重合体、またはエチルセルロースを有機バインダとし、
この有機バインダの含有量がインキ全体に対し、重量比
で0.5〜2.0重量%であることを特徴とするもので
ある。
【0016】
【作用】本発明は前記構成により、平面方向に収縮を起
こさないガラス・セラミック多層基板に使用しても、電
極周辺の基板にクラックが発生することが無く、かつ電
極が密な状態で、基板と電極との密着を図ることができ
るものである。
【0017】以下に本発明の作用を説明する。無機組成
物と有機バインダの配合比を前記構成にし、CuOの粒
径を3.0〜7.0μmにすることにより焼成時のCu
焼結を遅らせる。また無機バインダに基板焼結までは軟
化の挙動を起こさない高軟化点のガラスを使用している
ため、ガラス・セラミック基板焼結までは電極の焼結を
抑える。そして基板焼結後に配線中のガラスが軟化を起
こし焼結が始まるため、電極が密な状態であり、かつ電
極周辺の基板のクラックが発生しないものとなる。また
添加物として、ZnOを使用しているため、焼成時にZ
nと基板中のSiとが結晶化を起こし、基板との密着を
向上させ、焼成後基板からの電極の剥離が発生せず、信
頼性も良好なものとなる。
【0018】また、この無機組成物の配合に最適な有機
バインダとバインダの配合比の選択によって、ファイン
ライン印刷時に発生しやすくなる欠けやだれを防止する
等の良好な印刷性を有するインキとなる。
【0019】
【実施例】以下本発明の具体例について述べる。 (実施例1)ここで用いたペーストは、無機組成はCu
O(平均粒経4.5μm)89.0重量%、ガラスフリ
ット(日本電気硝子社製 GA−33ガラス粉末、平均
粒経2.0μm 軟化点930℃)10.0重量%、Z
nO(平均粒経3.5μm)1.0重量%からなるもの
で、ペースト全体としての組成は(表1)に示す。この
(表1)に示すそれぞれの組成のミルベースをセラミッ
ク3本ロールに6回通して混合し、CuOインキを作製
した。
【0020】
【表1】 このCuOインキを使用してスクリーン印刷機を使用し
て、低温焼成用ガラス・セラミックのグリーンシート上
に印刷を行った。このとき得られたパターンにおいて
(試料3)〜(試料6)のインキは、直線性が良好であ
り、だれ、欠けの無い高品質のものであるが、(試料
1)、(試料2)、(試料9)のインキは印刷ラインに
だれ、欠けがみられていた。
【0021】またこのCuOパターンを印刷したグリー
ンシートを、必要枚数積層し、両面にアルミナグリーン
シートを積層する。この状態で熱圧着して積層体を形成
した。熱圧着条件は、温度が80℃、圧力は200Kg/c
m2であった。この積層体を箱型炉において空気中で50
0℃、2時間保持し有機バインダ除去を行ない、還元炉
において水素100%中で400℃、5時間保持しCu
O還元を行ない、メッシュベルト炉において純窒素中で
950℃、1時間の焼成を行った。(試料1)〜(試料
6)のものは電極のSEMの観察から、焼成後の導体膜
は密に充填されたものであったが、(試料7)、(試料
8)、(試料9)は導体膜が充填が粗悪な状態であっ
た。印刷時の印刷性、焼成後の導体膜の緻密性の両方か
ら見たときに必要性能を満たしているものは、有機バイ
ンダ含有量がインキ全体に対し0.5〜2.0重量%と
なる(試料3)〜(試料6)であり、この中でも最も性
能の良いものは(試料5)の有機バインダが1.5重量
%のときであった。 (実施例2)ここで用いたペースト組成は、(実施例
1)の(試料5)に用いた組成を使用した。無機粉体に
はCuO(平均粒経5.0μm)、ZnO(平均粒経
2.5μm)、ガラスフリット(コーニングジャパン社
製ホウ珪酸アルミガラス #1733 平均粒径2.5
μm 軟化点928℃)を使用し、この無機粉体の組成
を(表2)に示す。
【0022】
【表2】 (表2)に示すそれぞれの組成のミルベースをセラミッ
ク3本ロールに6回通して混合し、CuOインキを作製
した。このCuOインキを使用してスクリーン印刷機を
使用して、低温焼成用ガラス・セラミックのグリーンシ
ート上に印刷を行った。この印刷したグリーンシートを
必要枚数積層し、両面にアルミナグリーンシートを積層
する。この状態で熱圧着して積層体を形成した。熱圧着
条件は、温度が80℃、圧力は200Kg/cm2であった。
この積層体を箱型炉において空気中で500℃、2時間
保持し有機バインダ除去を行ない、還元炉において水素
100%中で400℃、5時間保持しCuO還元を行な
い、メッシュベルト炉において純窒素中で950℃、1
時間の焼成を行った。この焼成後の導体電極を接着強度
での性能評価を行った。 (性能評価方法)接着強度:基板上に2mm×2mm導
体膜12箇所のパターンの印刷を行ない焼成した。その
後パターン上にクリーム半田を付け、ベルト伝熱式リフ
ロー炉においてリフロー温度350℃、ベルトスピード
0.6m/minで導体膜上に金メッキしたリン青銅の
ピンを付けた。このサンプルを試験機でピンの垂直方向
から力を加え、基板から導体膜が剥がれるときの接着強
度を測定した。
【0023】(表2)に示されるように、接着強度はガ
ラスが30重量%まではガラス量が増加するごとに高く
なるが、添加量が30重量%以上に増加しても強度は向
上しない。ZnOの添加は0.5〜2.0重量%までは
接着強度への効果はあるが、2.0重量%以上の添加で
は強度の向上は見られない。このことから実際の使用時
に必要な性能として接着強度2.0kg/2mm2 以上となる
のは、無機組成においてCuOが68.0〜94.5重
量%、無機バインダであるガラスが5.0〜30.0重
量%、ZnOが0.5〜2.0重量%から構成されると
きである。そして、CuOが69.0重量%、無機バイ
ンダであるガラスが30.0重量%、ZnOが1.0重
量%から構成されるときが最も好ましい。 (実施例3)ここで用いたペ−スト組成は、(実施例
1)の(試料4)に用いた組成を使用した。無機粉体に
はCuO 69.0重量%、ガラスフリット(日本電気
硝子社製ホウ珪酸鉛ガラス 平均粒径2.0μm)3
0.0重量%、ZnO(平均粒径2.5μm)1.0重
量%を使用した。CuO粒径、ガラス軟化点は(表3)
に示す。
【0024】
【表3】 (表3)に示すそれぞれの組成のミルベースをセラミッ
ク3本ロールに6回通して混合し、CuOインキを作製
した。このCuOインキを使用してスクリーン印刷機を
使用して、低温焼成用ガラス・セラミックのグリーンシ
ート上に印刷を行った。この印刷したグリーンシートを
必要枚数積層し、両面にアルミナグリーンシートを積層
する。この状態で熱圧着して積層体を形成した。熱圧着
条件は、温度が80℃、圧力は200Kg/cm2であった。
この積層体を箱型炉において空気中で500℃、2時間
保持し有機バインダ除去を行ない、還元炉において水素
100%中で400℃、5時間保持しCuO還元を行な
い、メッシュベルト炉において純窒素中で950℃、1
時間の焼成を行った。この焼成後の試料のSEM観察に
より、導体電極の状態と電極周辺の基板のクラックの発
生の有無を評価した。(表3)に示されるようにCuO
粒径が3.0μm未満のときはガラスの軟化点に関係が
無く電極周辺の基板にクラックが発生していた。CuO
粒径3.0〜7.0μmでは、ガラス軟化点が850℃
未満ではやはり電極周辺の基板にクラックが発生してい
た。またガラス軟化点が950℃を越えると電極焼結が
進まず電極状態が粗くなってしまう。この現象はCuO
粒径が7.0μmより大きくなった場合も等しく、やは
り電極状態が粗いものとなり基板との密着も悪化してい
る。このことから基板にクラックの発生が無い、電極状
態の密なものとなるのは無機成分に使用するCuO粒径
が3.0〜7.0μmであり、無機バインダに使用する
ガラスの軟化点が850〜950℃で構成されるときで
ある。そして、CuO粒径が5.0μmで、ガラス軟化
点が900℃で構成されるときが最も好ましい。
【0025】またこの実施例では有機バインダにエチル
セルロースを使用しているが、ポリiso −ブチルメタク
リレートとポリα−メチルメタクリレートの共重合体
を、有機バインダとして使用しても同様の結果を得るこ
とができる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように本発明の導電性イン
キは、前記構成をとることによりCuの焼結を遅らせ、
ガラスセラミック基板焼結までは、高軟化点ガラスが電
極の焼結を抑え、基板焼結後に軟化を起こし焼結が始ま
るため、電極が密な状態であり、かつ電極周辺の基板の
クラックが発生しないものとなる。また添加物として、
ZnOを使用しているため、Znと基板中のSiとが結
晶化を起こし、基板との密着を向上させて、焼成後基板
からの電極の剥離が発生せず、信頼性も良好なものとな
る。
【0027】また、この無機組成物の配合に最適な有機
バインダとバインダの配合比の選択によって、ファイン
ライン印刷時に発生しやすくなる欠けやだれを防止する
等の良好な印刷性を有するインキとなる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 箱谷 靖彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導電性物質がCuOからなる無機組成物
    で、無機成分中のCuOが68.0〜94.5重量%、
    無機バインダが5.0〜30.0重量%、ZnOが0.
    5〜2.0重量%からなる混合物を無機成分として、少
    なくとも溶剤と有機バインダを加え、無機成分を分散さ
    せてなる導電性インキ。
  2. 【請求項2】 無機バインダに使用するガラスが840
    ℃までは軟化せず、850〜950℃間に軟化し、結晶
    化するホウ珪酸鉛結晶化ガラス、またはホウ珪酸アルミ
    結晶化ガラスである請求項1に記載の導電性インキ。
  3. 【請求項3】 無機成分中のCuOは粒径が3.0〜
    7.0μmである請求項1に記載の導電性インキ。
  4. 【請求項4】 有機バインダがポリiso−ブチルメタク
    リレートとポリα−メチルスチレンの共重合体、または
    エチルセルロースから構成された請求項1に記載の導電
    性インキ。
  5. 【請求項5】 有機バインダの含有量がインキ全体に対
    し、重量比で0.5〜2.0重量%である請求項1に記
    載の導電性インキ。
JP10385093A 1993-04-30 1993-04-30 導電性インキ Pending JPH06313137A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114615798A (zh) * 2022-04-01 2022-06-10 广州三则电子材料有限公司 一种零收缩填孔导电浆料及其制备方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114615798A (zh) * 2022-04-01 2022-06-10 广州三则电子材料有限公司 一种零收缩填孔导电浆料及其制备方法

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