JPH02267238A - 電子機器用銅合金 - Google Patents

電子機器用銅合金

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Publication number
JPH02267238A
JPH02267238A JP8639689A JP8639689A JPH02267238A JP H02267238 A JPH02267238 A JP H02267238A JP 8639689 A JP8639689 A JP 8639689A JP 8639689 A JP8639689 A JP 8639689A JP H02267238 A JPH02267238 A JP H02267238A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper alloy
alloy
weight
strength
electronic equipment
Prior art date
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Pending
Application number
JP8639689A
Other languages
English (en)
Inventor
Takefumi Ito
武文 伊藤
Keizo Kitakaze
北風 敬三
Koji Nakajima
孝司 中島
Kenji Kubozono
久保薗 健治
Kimio Hashizume
橋爪 公男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
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Publication of JPH02267238A publication Critical patent/JPH02267238A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は集積回路のリードフレーム材等の電子機器用
銅合金に関するものである。
[従来の技術] 電子機器に使用される材料は、部品の小型化や高信頼性
の要求に伴い、高強度、高電導性に加え、耐食性や耐熱
性のより優れたものが望まれている6 集積回路のリー
ドフレーム材の例では、従来鉄系の4270イ(Fe−
42%Ni)と銅系に大別されるが、近年は高集積度化
による発熱から熱を逃がすため、銅系材への変更が進み
つつある。しかしながら一方では小型化の進行にともな
って材料自体も薄板化が進み、従来の銅合金の強度水準
では不十分でQFP(クラオード・フラット・パッケー
ジ)タイプのICパッケージにおいては、4270イが
依然として使用されている。これらの動きの中で、広範
囲のニーズに応じられる水準の目安として、4270イ
と同等の強度、即ち引張り強さで70ににf/1Irr
f相当、電気伝導率としては30%lAC3以上を合わ
せ持つ材料が望まれている。
従来の電子機器用銅合金としてはCDA (Coppe
rDevelopment  As5ociation
)Cl9400合金やCu−0,1%Sn、Cu−0,
1%Peなどの高専を型(引張り強さは約50Kgf/
mイ程度であるが、電気伝導率は60%lAC3以上)
や、りん青銅の様な高強度型(強度は42アロイ水準で
あるが、電気伝導率は20%lAC3以下)が主に使わ
れていた。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上記従来の合金は強度と電気伝導率の両
方を満足させることが出来なかった。
この発明はかかる課題を解決するためになされたもので
、強度と電気伝導率の両方に優れた特性を有し、さらに
高温環境における信頼性低下を抑制することができる電
子機器用銅合金を得ることを目的とする。
[課題を解決するための手段] この発明の電子機器用銅合金は重量組成比にてNi 0
.8〜4.0%、P 0.17〜0.84%であって、
添付図面の斜線範囲内のNi、Pおよび0.5%重量を
越えて8.0重量%以下のZnを含有し、残部がCu及
び不可避の不純物からなることを特徴どするものである
[作用] この発明において、Ni、P等の比較的安価な構成元素
からなる銅系合金であり、特にNiとPを原子比で5:
2、即ち重量比的に約5:1の比率で含有させることに
より、生成するN15P2をマトリックス中に均一に分
散させて、強度向上と同時に優れた電気伝導率が得られ
るものである。また、Znの添加により、ハンダ付また
はハンダメツキ後の高温環境におけるハンダ層の剥離等
の信頼性低下を抑える効果が認められる。
[実施例] 図面はこの発明の電子機器用銅合金のNiとPの組成範
囲を示す線図であり1図中縦軸はNi含有量(%)を、
横軸はP含有jk(%)を示す。
以下にこの発明の電子m器用銅合金に係わるNiおよび
Pの添加理由と、その組成範囲の限定理由を説明する。
NiおよびPの元素が金属開化合物を効率よく生成し、
強度の向上と電気伝導率の低下の少ない範囲としは、N
i 0.8%〜4.0重量%であり、0.8%以下では
金属間化合物が少なく、強度の向上が少なく、4.0%
を越えると強度水準の向Eが配合量に比し少なく、又電
気伝導率の低下と、ハンダメツキ耐熱性が劣化する傾向
にある。NiとPは、いくつかの金属化合物をつくるこ
とが例えば刊行物(FrancisA、5hunk:C
on5titution  of  Binary  
A11oy  p550)でも示されており、中でもこ
れらの元素を原子比で5=2即ち重量比的に約5=1の
比率で添加することにより生成するN15P2 をマト
リックス中に均一に分散させたときに優れた強度と電気
伝導率が得られる、なおP含有量の範囲はこの金属間化
合物の組成比率と上記Niff1より一義的に定められ
るが特に量産時のPのバラツキを加味して、上下に20
%の許容幅を設定し0.17〜0.84重量%とじた。
上限はマトリックス中に過剰のPが含有されると、電気
伝導率が低下するため、下限はこれ以下であると金属間
化合物の生成が少なく強度向上が期待でき無くなるため
に制限するものである。
Znの添加は、Znがハンダ付またはハンダメツキ後の
高温環境におけるハンダ層の剥離等の信頼性低下を抑え
る効果が認められるため行われる。0.5重量%以下で
は効果が見られず、上限については応力腐食の点で8.
0重量%とした。
以下この発明の実施例および比較例について説明する。
試料の製作は高周波誘導炉にて溶解後厚さ20mmの鋳
型に鋳込み表面を面前後に冷間圧延と熱処理を繰り返し
、最終50%の冷間加工をして0.25mmの板状に仕
上げた。なお、最終仕上げ圧延前の熱処理は800℃で
30分間加熱後水中に焼き入れし、更にその後450℃
で2時間の焼き戻し処理を施した1表にこの発明の実施
例と比較例の諸特性を示す。
表の結果より、Ni、Pの含有量の少ない試料Nolで
は強度水準が低く、またNo2ではNi含有量が多いも
ののPが少なく所定の重量比率となっていないために1
強度も約50Kgf/mイと低い、一方Ni、Pの含有
量を増大させ、それらの元素の重量比率も約5=1とし
かつはんだ耐熱性の向−ヒのために適量のZnを含有す
る試料No3〜7では強度的に優れたものが得られ、電
気伝導率も30%■八C3へ上の高水準にある。または
んだ耐熱性についてもZnが含有されていない試料N。
8と比べると著しく改善されている。しかし、NiとP
の含有量が上記この発明の実施例に係わるNiとPの含
有量より多い試料No9は電気伝導率が低い、なお、は
んだ耐熱性は溶融した90%Pb−1,0%Snハンダ
浴中に試料を浸漬してハンダ付をした後150℃の温度
にて保持し、ハンダ付部の密着面げを行い剥離等が生じ
るまでの時間を測定した。
銅合金中のZnは、しばしば応力腐食面で問題となるこ
とがあり1発明者らははんだ耐熱性の改善効果との兼ね
合からZnの最適添加量を決定するため、試料に最大曲
げ30kfg/mm12を負荷し、40℃のアンモニア
ガス雰囲気(市販のアンモニア試薬1級を等量の水で希
釈)中のもとて200時間保持し、供試前後での引っ張
り強さを測定して腐食による引っ張り強さの低下率を求
めた。その結果、Znを8.73%含有する試料Nol
0は応力腐食感受性が大きくなる兆候が認められ、逆に
Znjlが0.29%と少ない試料Nol 1でははん
だ耐熱性に対する改善効果が小さく、自ずと下限と上限
がs1限される。
なおこの発明の電子機器用鋼合金は電子機器用として集
積回路のリードフレーム材、リレー、スイッチ等の広範
囲な用途に適用できるだけでなく、比較的安価な成分か
ら成るため他の用途にも安価な銅合金として有用である
[発明の効果コ 以上説明したとうり、この発明は重量組成比にてNx 
0.δ〜4.0%、P 0.17〜0.84%であって
、添付図面の斜線範囲内のNi、Pおよび0.5重量%
を越えて8.0重量%以下のZnを含有し、残部がCu
及び不可避の不純物からなることを特徴とするものを用
いることにより、強度と電気導電率の両方に優れた特性
を有し、さらに高温環境における信頼性低下を抑制する
ことができるする電子機器用銅合金を得ることができる
【図面の簡単な説明】
1−面はユ。発、。電7機。□銅。金。、□8.。 組成範囲を示す線図であり、図中縦軸はNi含有量を、
横軸はP含有量を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 重量組成比にてNi0.8〜4.0%、P0.17〜0
    .84%であって、添付図面の斜線範囲内のNi、Pお
    よび0.5重量%を越えて8.0重量%以下のZnを含
    有し、残部がCu及び不可避の不純物からなることを特
    徴とする電子機器用銅合金。
JP8639689A 1989-04-05 1989-04-05 電子機器用銅合金 Pending JPH02267238A (ja)

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JP8639689A JPH02267238A (ja) 1989-04-05 1989-04-05 電子機器用銅合金

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JP8639689A JPH02267238A (ja) 1989-04-05 1989-04-05 電子機器用銅合金

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Publication Number Publication Date
JPH02267238A true JPH02267238A (ja) 1990-11-01

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ID=13885713

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JP8639689A Pending JPH02267238A (ja) 1989-04-05 1989-04-05 電子機器用銅合金

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2021077241A1 (zh) * 2019-10-24 2021-04-29 宁波博威合金材料股份有限公司 一种折弯性能优异的铜合金及其制备方法和应用

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WO2021077241A1 (zh) * 2019-10-24 2021-04-29 宁波博威合金材料股份有限公司 一种折弯性能优异的铜合金及其制备方法和应用

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