JPH02267205A - 高炉ステーブの更新施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は高炉ステーブの更新時に、更新ステーブと残
存耐火物または鉄皮との隙間に圧入・充填する不定形耐
火物がステーブ間の隙間から洩れないように事前にシー
ル吹付けを行なう時の当該吹付材（シール材）の接着強
度を高めることを目的とする高炉ステーブの更新施工方
法に関する。

従来の技術 高炉ステーブを更新するする方法としては、第４図（Ａ
＞に示すごとく、ステーブ（１）とステーブ（１）の間
にシール用当板（２）を取付け、鉄皮（３）との間にキ
ャスタブル等の不定形耐火物（４）を圧入・充填する方
法、図（Ｂ）に示すごとく、ステーブ（１）とステーブ
（１）の間に炉内側よりシール材（５）を吹付け、ステ
ーブ（１）と鉄皮側残存耐火物（６）もしくは鉄皮（３
）との間に不定形耐火物（４）を圧入・充填する方法と
、ステー１間の隙間が大きい場合には図（Ｃ）に示すご
とく、ステーブとステーブの間に金網（７）を介在させ
てシール材（５）を吹付け、鉄皮（３）との間に不定形
耐火物（４）を圧入・充填する方法、図（Ｄ＞に示すご
とく、ステーブとステーブの間に金網（７）とシールプ
レート（８）を介在させてシール材（５）を吹付け、鉄
皮（３）との間に不定形耐火物（４）を圧入・充填する
方法、図（Ｅ）に示すごとく、一方のステーブ（１）に
シールプレート（９）を取付け、該シールプレ−トの他
端を隣接ステーブ（１）に重ね合せて当該部分をシール
材（５）にて固定し、鉄皮（３）との間に不定形耐火物
（４）を圧入・充填する方法等が知られている。

しかし、前記従来の方法には以下に示す欠点があった。

（Ａ）の方法は、シール周当て板（２）の取付は作業（
溶接）を炉内で行なうことができないため、当該方法を
実際に用いることはほとんど不可能である。

（Ｂ）の方法は、鉄皮（３）との間に不定形耐火物（４
）を圧入・充填した際、シール材（５）の接着強度が弱
いために不定形耐火物側からの圧力で該シール材（５）
とステーブ（１）との境界部が剥離しシール材（５）に
亀裂が生じ、該シール材（５）が脱落するおそれがある
。

（Ｃ）の方法は、ステーブとステーブの間に介在させる
金網（力の取付は作業に多くの手間と時間を要し、また
ステーブ取付は時に接触して金網（７）が変形したり落
下すると、後の処理に苦慮する。

（Ｄ）の方法も（Ｃ）の方法と同様、金網（７）とシー
ルプレート（８）の取付は作業により多くの手間と時間
を要するとともに、金網とシールプレー１・が落下した
場合の俊処理に苦慮する。

（Ｅ）の方法は、事前に更新ステーブ（１）に取付けた
シールプレート（９）を重ね合せるため、ステーブの取
付は順序が決ってしまうという不都合がある。

発明が解決しようとする課題 この発明は前に述べたような実情よりみて、待に前記（
Ｂ）の方法における欠点、すなわちシール材の接合強度
が弱いために鉄皮との間に充填する不定形耐火物側から
の圧力で該シール材に亀裂が生じ脱落するという欠点を
解消すべく、ステーブとステーブ間に吹付けるシール材
の接合強度を高め、鉄皮との間を埋めるキャスタブル等
の不定形耐火物圧入時の亀裂防止をはかる高炉ステーブ
の更Ｆｒ施工方法を提案しようとするものである。

課題を解決するための手段 この発明に係るステーブ更新施工方法は、ステーブにシ
ール材固定金物を取付けることによって、シール材とス
テーブ間の接合強度を高めたもので、その要旨は、更新
ステーブの上下面および両側面の四面に適度の剛性を有
するシール材固定金物を溶接等の手段により取付け、こ
の固定金物がシール材に埋まるようにステーブとステー
ブの間に炉内側からシール吹付けを行なう方法である。

作　　　用 更新ステーブに取付けるシール材固定金物としては、例
えばエキスバンドメタル、鋼板製板部材、多数の突起物
を設けた板部材等を用いることができる。これらの固定
金物は溶接によりステーブに取付ける。

シール材固定金物を取付けた更新ステーブを用いた場合
、この更新ステーブどうし間、または更新ステーブと既
設ステーブとの間に炉内側からシール材を吹付けると、
該シール材は更新ステーブに取付けられた固定金物によ
りステーブに対する接合強度が向上する。

したがって、シール材吹付は後に行なわれる鉄皮間への
キャスタブル等の不定形耐火物圧入時に、当該不定形耐
火物側からの圧力によりシール材が容易に隔離すること
がなく、シール材に亀裂が生じることがないのである。

実　　施　　例 第１図はこの発明方法における更新ステーブを例示した
もので、（Ａ＞はシール材固定金物にエキスバンドメタ
ルを用いた更新ステーブを示す斜視図、（Ｂ）はシール
材固定金物に鋼製の板状プレートを用いた更新ステーブ
を示す斜視図、第２図は第１図（Ｂ）の更新ステーブを
用いた場合のシール材吹付は部を拡大して示す縦断平面
図、第３図は他のシール材固定金物を示す斜視図でおる
。

第１図（Ａ）（Ｂ）において、（１１）はステーブ本体
、（１２）は冷却パイプ、（１３〉はエキスバンドメタ
ル、（１４）は板状プレートをそれぞれ示す。

エキスバンドメタル（１３）および板状プレート（１４
〉は、ステーブ本体（１１）の上下面および両側面に溶
接にて固着する。

エキスバンドメタル（１３）の幅および厚さ、板状プレ
ート（１４）取付範囲および当該プレートの突出量は、
ステーブの厚さおよび大きざ、ステー１間の長さに応じ
て適当に設定すればよいが、その好ましい範囲としては
、第２図に示すごとく、ステーブ本体（１１）の厚さを
し、ステーブ間の艮ざをＷ、シール材固定金物の取付は
範囲を２、シール材固定金物の突出量をｈとすると、ｈ
はステーブ取付は施工に支障をきたさない程度にとどめ
る意味でＷ／１０．２はＬ／２が好ましい。

エキスバンドメタルヤ板状プレートの材質としては、例
えばＳＳ材、　ＳＵＳ材が好適でおる。

なおシール材固定金物としては、前記エキスバンドメタ
ル、板状プレートの外に、第３図に示すごとく棒Ｗ４（
１５）で製作した金網、あるいは長方形板（１６）に複
数の突起（１７）を設けたもの等でもよく、要はステー
ブ本体の上下面および両側面に凹凸を付与できてシール
材の接合強度の向上に有効なものであればその構造や形
状は限定されない。

シール材固定金物を取付けた更新ステー１間にシール材
を吹付けた場合、第２図に示すごとく、例えば板状プレ
ート（１４）の作用により該シール材（５）の接合強度
が高められ、鉄皮間に圧入・充填されるキャスタブル等
の不定形耐火物側からの圧力により当該シール材（５）
がステーブ本体から剥離することがない。したがって、
シール材自体に亀裂等が生じることがなくなり、ステー
１間のシールが完全となる。

発明の詳細 な説明したごとく、この発明方法によれば、次に記載す
る効果を奏する。

■　エキスバンドメタルや板状プレート等のシール材固
定金物をステーブ本体に溶接するだけでよいので、事前
加工が簡単でコストが高くつくことがない。

■　シール材固定金物のカサ厚みが薄いため、ステーブ
取付けの際はとんど支障にならず、また隣接ステーブに
接触したとしても変形したり、取れることがないため施
工が容易である。

■　シール材固定金物によってステーブとシール材の接
合強度が高められるため、ステーブと鉄皮間への不定形
耐火物圧入時のシール材の亀裂防止がはかられ、大なる
シール効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明方法における更新ステーブを例示した
もので、（Ａ＞はシール材固定金物にエキスバンドメタ
ルを用いた更新ステーブを示す斜視図、（Ｂ）はシール
材固定金物に板状プレートを用いた更新ステーブを示す
斜視図、第２図は第１図（Ｂ）の更新ステーブを用いた
場合のシール材吹付は部を拡大して示す縦断平面図、第
３図（Ａ）（Ｂ）は他のシール材固定金物を示す斜視図
である。 第４図は従来の高炉ステーブ更新施工方法を示す縦断側
面図で、（Ａ＞はステーブとステーブ間にシール周当て
板を固着して更新施工する方法、（Ｂ）はステーブとス
テーブ間に炉内側よりシール材を吹付けて更新施工する
方法、（Ｃ）はステーブとステーブの間に金網を介ケさ
せてシール吹付けを行ない更新施工する方法、＜Ｄ）は
ステーブとステーブ間に金網とシールプレートを介在さ
せてシール吹付けを行ない更新施工する方法、（Ｅ）は
シールプレートを重ね合せてシール吹付けを行ない更新
施工する方法である。 ４・・・不定形耐火物　　５・・・シール材１１・・・
ステーブ本体　　１３・・・エキスバンドメタル１４・
・・板状プレー１〜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 高炉ステーブを更新するに際し、更新ステーブと鉄皮側
   残存耐火物もしくは鉄皮との間に不定形耐火物を圧入・
   充填する前に、隣接ステーブとの隙間に炉内側からシー
   ル吹付けを行なうステーブ更新施工方法において、更新
   ステーブの上下面および両側面に適度の剛性を有するシ
   ール材固定金物を取付け、該固定金物が埋設されるごと
   く炉内側からシール吹付けを行なうことを特徴とする高
   炉ステーブの更新施工方法。