JPH0226630Y2 - - Google Patents

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JPH0226630Y2
JPH0226630Y2 JP16801683U JP16801683U JPH0226630Y2 JP H0226630 Y2 JPH0226630 Y2 JP H0226630Y2 JP 16801683 U JP16801683 U JP 16801683U JP 16801683 U JP16801683 U JP 16801683U JP H0226630 Y2 JPH0226630 Y2 JP H0226630Y2
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motor
circuit
screw
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JP16801683U
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  • Details Of Spanners, Wrenches, And Screw Drivers And Accessories (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は生産ラインのねじ締め工程、あるいは
単独のねじ締め作業工程に使用される自動ねじ締
め装置に関するもので、ねじ締め終了後、ねじバ
カねじなしの自動検出を行い、ねじ締めの良否判
定をする制御方式を有する装置に関するものであ
る。
従来例の構成とその問題点 従来のねじ締め装置の制御方式は、第1図の1
点鎖線で囲んだブロツク図で表わしたように、定
電圧電源回路1の出力で電動モータ2を駆動する
とともに、定電圧電源回路1より分圧したトルク
設定回路3と電動モータ2の電流検知回路4とを
比較器5に入力し、出力を遅延回路6保持回路7
を通して、比較器の出力レベルが零になるとトル
ク出力回路8から出力信号を出すとともに、スイ
ツチング回路9に伝えて電動モータ2を停止させ
るもので、第2図に示す電流波形のように起動電
流I0に対しこれよりも幾分低い設定レベルI1を設
け、一定の遅延時間t2をもたせ、可変な保持時間
t3後に電動モータ2の電源を切るものであつた。
t2は起動電流I0が一定レベルまで下るまでの時間
t1に対しt1<t2なる関係に設定されている。従来
このように電動モータ2の負荷電流をもつてねじ
締めトルクを間接的に検知していたが、被締付け
物(ライナー)が軟かい材質(例えば樹脂又は木
材)でねじ込み負荷が大きい場合に、ねじ頭が被
締付け物座面に陥没し締付け不良になることがし
ばしばあつた。
考案の目的 本考案は上記欠点に鑑み、電動モータの負荷電
流の観測とねじの高さ検出を併用し、座面陥没に
よるねじ締め不良や、ねじバカ・ねじなし検出を
行なつてねじ締め工程に信頼性の高いねじ締め装
置を提供するものである。
考案の構成 本考案はねじ締め駆動用の電動ドライバーと、
ねじを締付け可能な前記電動ドライバーのビツト
軸と、このビツト軸に固定されたナツトと、被締
付物と当接可能で、かつ前記ビツト軸と相対移動
可能に設けられたシヤフトと、このシヤフトに設
けられ、前記ビツト軸にねじ込まれたねじのねじ
込み高さが一定になると前記ナツトと当接可能な
スイツチと、前記電動ドライバーのモータの負荷
電流を検知する検知回路と、前記モータを駆動す
る定電圧電源回路と、この定電圧電源回路より分
圧したトルク設定回路と、モータ負荷電流とトル
ク設定値とを比較する比較器と、比較器の出力レ
ベルが零になると出力信号を発生するトルク出力
回路と、前記スイツチにより前記モータを停止さ
せ、かつトルク出力回路から締付け良否判定の信
号を発生させる回路とから成り、ビツト軸が締付
け面に対し一定の高さになると、スイツチにより
モータを停止するが、同時にねじ込み時の負荷を
も検出し、負荷が一定値になりかつスイツチが働
くと良好なねじ締めの判定をして、ねじ締付け製
品の良否判定を確実に行うという特有の効果を有
している。
実施例の説明 以下本考案の一実施例について図面を参照しな
がら説明する。
第3図は本考案の実施例における全体図を示す
ものである。第3図において、10は電動ドライ
バー、11はその制御ユニツトで、上部スライド
ユニツト12に固定され、先端よりビツト軸13
が延びている。ビツト軸にはナツト14が固定さ
れている。15は下部スライドユニツトで、スタ
ンドブラケツト16に固定されたポール17上の
上部フレーム18、下部フレーム19で固定され
た2本のスライドシヤフト20a,20b上を上
部スライドユニツト12とともにシリンダー21
によつて上下に移動可能で双方が一定距離以上離
れないようコンロツド22でつながれている。シ
リンダー21の下方向移動に伴ない上部スライド
ユニツト12、下部スライドユニツト15ともに
下方への移動を開始するが、下部スライドユニツ
ト15はストロークS1後ストツパー23に当接
し、さらにシリンダー21の下降が進むとコンロ
ツド22中のばね24がたわみつつ上部スライド
ユニツト12がS2のストローク移動しストツパー
25に当接し移動は止る。この時下部スライドユ
ニツト15にブロツク26にて固定されたYパイ
プ(ねじ供給用口金)27はワーク28上部で停
止するが、ビツト軸13はさらに下降してねじ2
9をワーク28に螺合する。第4図はビツト軸1
3と下部スライドユニツト15及びYパイプ27
の位置関係を示すもので、下降前の状態を表わ
す。下部スライドユニツト15上にはブロツク2
6中を摺動するシヤフト30に固定されたスライ
ドブロツク31にピン32で回転自在に取付けら
れ、スライドブロツク31との間にばね33を付
勢し、一端に鋼球34を有し他端がスライドブロ
ツク31に固定されたプレート35上に取付けら
れたスイツチ36に回動当接するような位置関係
にある検出レバー37があり、検出レバー37に
螺合されたボルト38でスイツチ36のオーバー
ストロークを防止している。39はYパイプ29
とブロツク26をつなぐパイプで、スライドブロ
ツク31はこれで摺動時の回り止めをしている。
40はシヤフト30とブロツク26間に止め輪4
1、カラー42で付勢されたばね、43はスライ
ドブロツク31のストツパークツシヨン、44は
ビツト軸に着脱自在に取付けられたビツトであ
る。第5図はシヤフト30がワーク28のライナ
ー28aの上面に当接し、ビツト軸13の下降に
より一定高さでねじ29がねじ締めされた状態を
示す。45はYパイプ29にその先端が開閉自在
に取付けられたねじ29のキヤツチヤーである。
第1図に戻り制御ユニツトを説明する。46は電
動ドライバー10のメインコントロール部(一部
鎖線枠内)に外部信号を受けて動作開始を指令す
る入力回路である。47はビツト軸13とワーク
28の上面との高さが一定レベルになると作動す
るスイツチ36を包含する高さ検出回路で、この
出力とメインコントロール部の電動モータ2の負
荷電流検出出力のアンド回路48からねじ締め良
否判定出力が出るようになつている。この回路構
成においてはスイツチング回路9は機能停止し、
高さ検出回路47よりモータ停止信号が出るよう
構成されている。
以上のように構成されたねじ締め装置について
以下その動作を説明する。
第3図及び第4図のリセツト状態より電動ドラ
イバー10の制御ユニツト11にスタート信号が
入るとシリンダー21が下降動作を起し上部スラ
イドユニツト12、コンロツド22でつながれた
下部スライドユニツト15が下方に移動し、スト
ロークS1で下部スライド15が下方に移動し、ス
トロークS1で下部スライドユニツト15はストツ
パー23に当接し停止するが、この間第5図のよ
うにシヤフト30の下部端面がワークのライナー
28aの上面に当接し、矢印A方向に移動する。
上部スライドユニツト12はコンロツド22中の
ばね24を撓ましながらさらに矢印B方向に下降
し、キヤツチヤー45内のねじ29はビツト44
で押し出され、第6図のようにワーク28に到達
する。電動ドライバー10の回転に伴ない、ねじ
29はワーク28中に侵入していく。下部スライ
ドユニツト15はすでに停止しているため、ブロ
ツク26中を摺動するシヤフト30がワーク28
のライナー28aに当接するとスライドブロツク
31は下部スライドユニツト15に対し移動し一
定高さで静止しているが、なじ29の座がワーク
28のライナー28a上面に当接するやいなやビ
ツト軸13のナツト14が検出レバー37の一端
に有した鋼球34に当接し、検出レバー37をピ
ン32を中心に回動させてスイツチ36を作動す
る。一方ねじ(タツピンねじ)29がワーク28
に侵入する際発生するねじ込み負荷は電動ドライ
バー10によつて克服されるが、その反力は第1
図の電動モータ2に負荷電流として発生し、電流
検知回路4でピツクアツプされ、トルク設定回路
3とともに双方の出力が比較器5にインプツトさ
れる。比較器5の出力は遅延回路6、保持回路7
を通りトルク出力回路8に入る。本考案の実施例
は保持回路7からスイツチング回路9への入力は
行なわず電動モータ2の停止はトルク出力回路8
出力の有無に係らず高さ検出回路47の出力のみ
で行なつている。良否判定は高さ検出回路47の
出力とトルク出力回路8の出力のアンド回路48
でインプツトするよう構成している。尚遅延回路
6は第2図に示す電動モータ2の負荷電流の起動
時のパルス電流が設定レベルI1まで落ちるまでの
時間t1をオーバーするような遅延時間t2を作るた
めのものである。
高さ検出回路47は第7図のようにねじ29が
ワークライナー28aの座面に陥没することのな
いよう、ねじ頭とライナー28a上面の位置関係
が出るように、ビツト軸13上のナツト14で高
さ調節できるようになつている。
アンド回路48の出力は第8図に示すように、
Aの場合負荷電流が設定レベルまで達し、Dのス
イツチ出力にて電動モータ2が停止した事を表わ
し、正常な締付けであるが、Bは負荷電流が設定
レベルに達しないままに止つた事を表わすねじバ
カ状態、Cは起動電流のみでねじ込み負荷が全く
ないねじなし状態で、いずれも異常なねじ締めで
あり、この3つの場合をAは良品B、Cは不良品
判定して外部出力するものである。この外部出力
は不良警告ブザー、不良表示ランプ等に接続さ
れ、装置を定常停止するなどの処置が行われる。
尚高さ検出回路出力をブレーキ回路に接続し、
電動モータ2を制動させることが出来ることはい
うまでもない。また高さ検出回路が働かない場合
はねじ浮き不良判定を行わせることも可能である
し、設定レベルを可変すれば、ワークの下穴径、
材質の違いに伴なうねじ込みトルクの変化にも対
応できるものである。
考案の効果 以上のべたように本考案は、モータの負荷電流
を観測するのみならず、電動ドライバーのメイン
コントロールユニツトに高さ検出回路を付加した
制御ユニツトを構成し、ねじ締め駆動装置とねじ
締め高さ検出のメカ機構をドツキングすることに
より、ワークのライナー材質が軟かい弾性体(例
えばゴム)、粘弾性体(ABS,PS,PPなどの樹
脂)及び木材で、ワーク(被締付け物)が鉄板、
鋼板のような硬い材質にタツピンねじを締付ける
ような場合、ねじ座面がライナー上面に当接して
もねじ締めトルクは急激な上昇を示さない為に、
モータ負荷電流の検知方法だけではモータを停止
することの出来ない締付け作業に有効である。即
ち電動ドライバーのモータはねじのねじ込み高さ
を検出するスイツチで停止するため、従来のよう
なモータの負荷電流の上昇値で止める方式で起こ
りがちなねじの座面の陥没やワークを破壊するこ
となく正常なねじ締めができる。ねじバカ・ねじ
なしの不良検出を確実に行うことができ、その実
用的効果は大なるものがある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回路と、これに新らたに本考案
の回路を付加した構成の両方を表わす回路図、第
2図は従来の電動ドライバーコントロール方式に
よる検知原理を表わすモータの負荷電流波形図、
第3図は本考案の一実施例を示す全体図、第4図
は第3図の高さ検出機構のリセツト状態を示す断
面図、第5図は第3図の高さ検出機構の検出時を
示す一部断面図、第6図はねじとワークのねじ込
み直前を表わす断面図、第7図はねじがワークに
陥没した状態を表わす断面図、第8図はモータの
負荷電流波形と高さ検出用スイツチの切り変わり
のタイミングを示すタイミング図である。 10……電動ドライバー、11……制御ユニツ
ト、13……ビツト軸、14……ナツト、36…
…スイツチ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) ねじ締め駆動用の電動ドライバー10と、ね
    じを締付け可能な前記電動ドライバー10のビ
    ツト軸13と、このビツト軸13に固定された
    ナツト14と、被締付物と当接可能で、かつ前
    記ビツト軸と相対移動可能に設けられたシヤフ
    ト30と、このシヤフト30に設けられ、前記
    ビツト軸13にねじ込まれたねじ込み高さが一
    定になると前記ナツト14と当接可能なスイツ
    チ36と、前記電動ドライバー10のモータ2
    の負荷電流を検知する検知回路4と、前記モー
    タを駆動する定電圧電源回路1と、この定電圧
    電源回路1より分圧し、モータ2の印加電圧を
    可変し、負荷電流設定レベルを決めるトルク設
    定回路3と、モータ負荷電流とモータ2の印加
    電圧で発生する起動電流より幾分低い値である
    トルク設定値とを比較する比較器5と、比較器
    5の出力レベルが零になると出力信号を発生す
    るトルク出力回路8と、前記スイツチ36によ
    り前記モータを停止させ、かつトルク出力回路
    8からモータの負荷電流がトルク設定値に達し
    たかどうかで判断する締付け良否判定の信号を
    発生させる回路48とから成るねじ締め装置。 (2) ナツトをビツト軸の軸方向移動可能に設けた
    実用新案登録請求の範囲第1項記載のねじ締め
    装置。
JP16801683U 1983-10-28 1983-10-28 ねじ締め装置 Granted JPS6074966U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP16801683U JPS6074966U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ねじ締め装置

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JP16801683U JPS6074966U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ねじ締め装置

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Publication Number Publication Date
JPS6074966U JPS6074966U (ja) 1985-05-25
JPH0226630Y2 true JPH0226630Y2 (ja) 1990-07-19

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ID=30367427

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JP16801683U Granted JPS6074966U (ja) 1983-10-28 1983-10-28 ねじ締め装置

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JP (1) JPS6074966U (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6027670B1 (ja) * 2015-09-28 2016-11-16 ベクトリックス株式会社 タッピンねじの締付軸力の決定方法及びその表示装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6027670B1 (ja) * 2015-09-28 2016-11-16 ベクトリックス株式会社 タッピンねじの締付軸力の決定方法及びその表示装置

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JPS6074966U (ja) 1985-05-25

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