JPH02266267A - デジタルストレージ・オシロスコープ - Google Patents

デジタルストレージ・オシロスコープ

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JPH02266267A
JPH02266267A JP8836389A JP8836389A JPH02266267A JP H02266267 A JPH02266267 A JP H02266267A JP 8836389 A JP8836389 A JP 8836389A JP 8836389 A JP8836389 A JP 8836389A JP H02266267 A JPH02266267 A JP H02266267A
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noise
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Katsutoshi Sawano
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Iwatsu Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、デジタルストレージ・オシロスコープに間
し、特に観測信号の高周波ノイズの低減に関する。
【従来の技術】
デジタルストレージ・オシロスコープの高帯域化や高感
度化に伴い、測定器自身のノイズがデジタルストレージ
・オシロスコープの分解能を越えてしまうことがある。 第12図は、無信号入力時にデジタルストレージ・オシ
ロスコープ自身によって発生したノイズ(以下測定器ノ
イズと称する)を表示したものである0本来ならば、無
信号であるから表示画は一直線になるはすであるか、実
際には測定器ノイズにより波形が見にくくなっている。 このような場合に、波形からノイズを取り除く方法とし
ては、繰り返し現象の波形信号の場合には平均化を行う
方法があり、単発現象の波形信号の場合にはフィルタを
通して必要な周波数成分のみを取り出す方法がある。 すなわち、繰り返し現象の観測では、平均化でノイズ減
少、また、ノイズに埋もれた信号を抽出できるが、単発
現象の場合には、ノイズと信号とを分離することは不可
能である。しかし、平滑化処理(ローパスフィルタ)に
よって、見掛上、高周波ノイズを減らずことかできる。 この場合に、フィルタは、アナログ的、あるいはデジタ
ル的に実現できるが、デジタルストレージ・オシロスコ
ープでは、一般にデジタルフィルタ処理か用いられる。 このデジタルフィルタ処理は、アナログ信号を適当なサ
ンプリング周波数でサン1リンクしてデジタル値に変換
し、そのデジタル値に対しである数Iii!演算を施し
てアナログ回路のフィルタと同様の結果を得るものであ
る。 従来、この種のデジタル平滑化処理として、例えば5標
本点平滑化(Snoothingby 5s )が良く
用いられる。 すなわち、入力波形データが記憶された入力メモリの、
あるアドレスADnのデータXnに対し、その前の2標
本点及びその後の2標本点の合計5標本点のデータを用
いて yn:(X −+X −+  十Xn + X   十
X   )なる平滑化演算を行って平滑化データYnを
得る。 そして、この平滑化処理を入力メモリの全てのデータに
ついて行い、その結果をデータXnに代えて表示メモリ
に記憶し、この表示メモリの内容により波形表示を行う
。 この平滑化処理のフィルタ特性は、第13図に示すよう
になる。図中の点数は標本点数を示している。 以上のような複数標本点平滑化処理を行うことにより、
信号やデジタルストレージ・オシロスコーグ自身のノイ
ズを減少させ、見やすい波形を表示させることができる
6例えば、第14図に示すようなグリッチのある方形波
は5標本点平滑化処理を施せば、第15図に示すように
ノイズが減少した見やすい波形となる。
【発明が解決しようとする課題】
ところが、第14図及び第15図から明らかなように、
全てのデータについて5標本点平滑化処理を施した場合
、グリッチの振幅がかなり小さくなってしまうとともに
、信号波形の立ち上がり及び立ち下がり部がゆるやかに
なってしまう。 また、第16図に示すような高周波繰り返し信号は、第
17図に示すように減衰してしまう。 これは、第13図の平滑化処理のフィルタ特性に示すよ
うに、高周波成分が減衰するためである。 なお、この場合、デジタル信号に対してデジタル処理を
施すことについて論じているので、高周波とはサンプリ
ング周波数に対する相対的な意味として取り扱うことと
する。 この発明は、以上の点に鑑み、測定器ノイズを減らし、
かつ、高周波特性を劣化させずに観測しやすい表示波形
を得るデジタルストレージ・オシロスコープを提供する
ことを目的とする。
【課題を解決するための手段】
請求項(1)の発明は、 入力アナログ信号をデジタル信号に変換するA/D変換
器と、 このA/D変換器からのデジタル信号を記憶する入力メ
モリ手段と、 この入力メモリ手段から記憶内容を読み出して表示に適
した処理を施す波形処理手段と、この波形処理手段の処
理結果を記憶する表示メモリ手段と、 表示メモリ手段の記憶内容を読み出して波形表示を行う
表示手段とを有するデジタルストレージ・オシロスコー
プにおいて、 上記波形処理手段が、 設定されたノイズ量を記憶するノイズ量記憶手段と、 隣り合うデジタルデータの差を検出する差分検出手段と
、 上記差分検出手段の出力が上記ノイズ量記憶手段の出力
の値を越える上記入力メモリのアドレスを境界として各
データについての平滑化標本点数を検出する標本点数算
出手段と、 上記入力メモリからの各データについて、上記算出手段
で検出された平滑化標本点数で平滑化処理を行う平滑化
処理手段とを有し、 上記平滑化処理の結果を上記各データに代えて上記表示
メモリ手段に書き込むようにしたデジタルストレージ・
オシロスコープである。 また、請求項(2)の発明は、波形処理手段が設定され
たノイズ量を記憶するノイズ量記憶手段と、 隣り合うデジタルデータの差を検出する差分検出手段と
、 上記差分検出手段の出力が上記ノイズ量記憶手段の出力
の値を越える上記入力メモリのアドレスを境界として各
データについての平滑化標本点数を検出する標本点数算
出手段と、 上記入力メモリからの各データについて、上記算出手段
で検出された平滑化標本点数で平滑化処理を行う平滑化
処理手段と、 上記平滑化処理を行った結果と対応する入力メモリのデ
ータとの差を求める比較手段とを有し、上記平滑化処理
手段では、この比較手段の出力が設定された一定値以下
になるまで標本点数を減らして平滑化処理を行うととも
に上記平滑化処理の結果をそのデータに代えて上記表示
メモリ手段に書き込むようにしたデジタルストレージ・
オシロスコープである。
【作用】
請求項(1)の発明においては、隣り合うデータの差が
ノイズ量記憶手段の出力より大きいデータの入力メモリ
のアドレスを境界として区切られた区間で連続したデー
タについて平滑化処理が行われる。 したがって、境界のデータは平滑化されずにそのまま表
示メモリ手段に書き込まれることになり、また、境界に
近いデータはそのデータを中心とする標本点数が少なく
なる。この結果、波形の立ち上がりや立ち下がりは殆ど
’AHせずにノイズのみが除去できる。 請求項(2)の発明においては、境界によって区切られ
た区間で連続したデータの、各データについての平滑化
処理の標本点数は、平滑化処理の結果のデータと対応す
る入力メモリのデータとの差を取ったとき、設定された
一定値より小さくなるまで少なくするようにされる。こ
れにより、信号波形中の小振動波形も再現することがで
きる。
【実施例) 以下、この発明によるデジタルストレージ・オシロスコ
ープの一実施例を、図を参照しながら説明しよう。 第2図は、デジタルストレージ・オシロスコープの概略
ブロック図である。 入力端子1に加えられた入力波形信号は、増幅器2によ
って適度に増幅された後、A/D変換器3に供給される
。A/D変換器3では、データ取得コントローラ5から
のクロックによって、入力波形信号がサンプリングされ
、そのサンプリング値が順次デジタルデータに変換され
る。変換されたデジタルデータは、データ取得コントロ
ーラ5によりタイミングが取られて入力メモリ4に記憶
される。 また増幅器2からは、トリガ用信号が得られ、このトリ
ガ用信号がトリガ回路10に供給される。 トリガ回l1t810は、トリガ条件の成立によってデ
ータ取得コントローラ5を駆動する。 入力メモリ4へのデータの記憶が完了すると、波形処理
手段6によりデータは、後述のようにして表示に適した
形に変換処理され、表示メモリ7に転送される0表示メ
モリ7に書き込まれたデータは、表示コントローラ9に
より読み比され、表示手段8の表示素子、例えば陰極線
管の画面にその波形が表示される。 この発明は第2図において、特に波形処理手段6の構成
に特徴がある。 この発明は、測定器ノイズの大きさは、特定の測定条件
の下では固有であることに着目する。 そして、■測定器ノイズの大きさが一定値以下であるこ
とは、無信号のときは隣り合うデータ間の値の差は一定
値以下であり、■隣り合うデータ間の差が一定値以上で
あることは、そこに信号が存在することを意味している
と考えることかできる。 そこで、この発明では以上の2つの条件から、隣り合う
データの差が一定値以下の連続したデータにおいて平滑
化処理を行ってノイズ除去あるいは軽減し、一定値より
大きな変化を持っているところは、そのままのデータを
使うという方法で全データを処理する。 第1図は、この発明による波形処理手段6の一実施例の
ブロック図である。 第1図において、ノイズ量記憶手段61には、測定条件
に対応した測定器ノイズを含むノイズの最大値が記憶さ
れている。このノイズ量記憶手段61のノイズ量は、測
定条件が変われば書き替えられる。 入力メモリ4のデータは、読み出しコントローラ66か
らの読み出しコントロール信号により読み出され、読み
出されたデータは差分検出手段62に供給されるととも
に平滑化処理手段67に供給される。 読み出しコントローラ66は、入力メモリ4のあるアド
レスADnのデータDnに対し、先ず、その前後のアド
レスA D 14+  、 A D (1−+ のデー
タ0口+1  + Dn−1を読み出す。 差分検出比較手段62では、アドレスADnのデータD
nとその前後のデータとの差の絶対値Dn  Dn++
  l 、  l Dn−Dn−+  lを求める。 求められた差の絶対値は比較手段63に供給される。比
較手段63では、これら2つの絶対値とノイズ量記憶手
段61のノイズ量出力との大小判別を行う、そして、2
つの絶対値が両方共にノイズ量出力より小さければ、標
本点数検出手段64に標本点数を+2加算する制#信号
を供給する。 標本点数検出手段64では、標本点数の初期値は1であ
るので、標本点数は3にされる。 比較手段63で、2つの絶対値が両方共にノイズ量出力
より小さいと判別されたときは、その判別出力が読み出
しコントローラ66に供給されることにより、読み出し
コントローラ66は、入力メモリ4のアドレスADn+
2.ADロー2のデータD n+ 2 + D n−2
を読み出し、差分検出手段62に送る。差分検出手段6
2では、絶対値lDn+2−Dn++  l 、IDn
−2Dn−+  lを求め、これら2つの絶対値を比較
手段63に供給する。比較手段63は、これら絶対値と
ノイズ量記憶手段61のノイズ量出力との大小判別を行
う、そして、2つの絶対値が両方共にノイズ量出力より
小さければ、標本点数検出手段64に標本点数を、さら
に+2加算する制御信号を供給する。したがって、標本
点検出手段64では、標本点数が3+2=5とされる。 比較手段63及び標本点数検出手段64は、標本点数算
出手段を構成する。 以上の処理が1つのデータDnについて、2つの差の絶
対値のいずれかがノイズ量記憶手段のノイズ出力以上に
なるまで、あるいは標本点数が標本点数記憶手段65に
記憶された値SMPLになる−隣り合うデータの2つの
絶対値を求める演算回数を(SMPL−1>/2回まで
行ったときである−まで行う、このため、標本点数検出
手段64で標本点数が値SMPLになったことを判別し
たときの判別信号は読み出しコントローラ66に供給さ
れる。 以上の動作が完了した時点の標本点数検出手段64の標
本点数出力は平滑化処理手段67に供給される。平滑化
処理手段67では、アドレスADnのデータを中心とし
た、その標本点数分のデータを用いて平滑化処理を行う
、そして、その平滑化処理結果のデータをアドレスAD
nに対応した表示メモリ7のアドレスDADnに格納す
る。 以上の処理を入力メモリ4の先頭番地から最終番地まで
繰り返す。 以上の処理をより理解し易くするため、第3図に示すよ
うな0番地から始まる入力データ列を、ノイズ量記憶手
段61のノイズ量が3、標本点数記憶手段65の標本点
数が5として処理する場合を例にとって説明する。 第3図において、一番上の数字は番地を示し、その下の
数値−6,−7,−6,・・・・・・はデータの値であ
る。 0番地のデータは、前のデータがないので、平滑化処理
手段67では平滑化処理は行わす、データ[−6Jをそ
のまま表示メモリ7の0番地に書き込まれる。 1番地のデータは、両隣りのデータが使えるので、これ
ら隣り合ったデータの差を求め、その差の絶対値とノイ
ズ量との大小判別を行う。この場合、差の絶対値は共に
3より小さいので、平滑化処理手段67では、3標本点
平滑化処理が行われる。そして、その平滑化処理結果が
表示メモリ7の1番地に記憶される。 次に、2番地のデータに対しては、前後それぞれ2デー
タずつ収ることができる。この場合、先ず2番地のデー
タの前後のアドレス1番地及び3番地のデータが入力メ
モリ4から読み出され、2番地のデータとこれらのデー
タとの差の絶対値を求める。これらの差の絶対値はノイ
ズ量3より小さいので、さらの0番地及び4番地のデー
タを読み出し、これらと隣り合うデータの差の絶対値を
求める。その差の絶対値はやはりノイズ量3より小さい
ので、標本点数検出手段64の平滑化標本点数は5とさ
れ、5標本点平滑化が平滑化処理手段67で行われる。 3番地のデータに対しては、前後それぞれ3データずつ
取ることができる。そして、隣り合うデータの差の絶対
値は、それぞれノイズ量より小さい、したがって、7標
本点平滑化処理が可能である。しかし、標本点数記憶手
段65の標本点数が5であるので、この3番地のデータ
はその前後2データずつを用いて5標本点平滑化処理が
行われ、その結果が表示メモリ7の3番地に記憶される
。 同様にして、4〜6番地のデータは、5標本点平滑化処
理が行われ、その平滑化処理の結果が表示メモリ7の対
応するアドレスに記憶される。 次に7番地のデータに着目する。この7番地デ−タとそ
の前後の6.8番地のデータとの差の絶対値は、ノイズ
量3より小さいが、8番地と9番地のデータの差の絶対
値はりとなり、ノイズ量より大きい、したがって、この
7番地のデータに対しては、標本点数は3となり、3標
本点平滑化処理がなされ、その結果が表示メモリ7の7
番地に記憶される。 8番地は、そのデータと後の9番地のデータとの差の絶
対値がノイズ量より大きいので、隣り合うデータの差の
絶対値がノイズ量3より小さい連続データの境界となる
。この場合、標本点数はIとなるので、8番地のデータ
はその′iま表示メモリ7の8番地に記憶される。 同様にして、隣り合うデータ間の差の絶対値がノイズ量
より大きくなる入力メモリ4のアドレス14番地を境界
として、隣り合うデータ間の差の絶対値がノイズ量より
小さい9番地〜14番地までの連続データが処理される
。 155番地データは、両隣りのデータが大きく異なった
値となっているため、そのまま表示メモリ7に書き込ま
れる。 以下、さらに同様の処理が行われる。 こうして、隣り合うデータの差の絶対値がノイズ量より
大きい入力メモリ4のアドレスを境界として区切られた
区間ごとに、その区間の連続データが平滑化処理される
。 第1図は、各手段をディスクリート回路で構成した場合
の例であるが、デジタルストレージ・オシロスコープに
、セント全体の制御や波形データの処理あるいは測定に
必要な計算を行わせるための搭載されているマイクロコ
ンピュータを用い、ソフトウェア処理によって同様に結
果を得ることができる。 第4図は、その場合のマイクロコンピュータで実行する
ためのフローチャートの一例である。 先ず、入力メモリ4から読み出した入力データ列の隣り
合うデータの差の絶対値がノイズより大きい番地を求め
ることにより、平滑化処理の連続データの境界の入力メ
モリ4の番地を求める(ステップ101)。 次に、着目したデータに対して、平滑化標本点数を決定
する(ステップ102)、決定の仕方は、着目データの
前後で入力データの先頭番地や最終番地あるいは急激変
化点(隣り合うデータの差の絶対値がノイズ量よりも大
きくなる点)を含まないで、何個ずつのデータが収れる
かを調べることにより行う、但し、データの前後の片側
最大(SMPL−1)/2個までとする。求めた個数を
片l′111mとする。 次に、着目データの前後それぞれ11個ずつの合計2m
+1個のデータを用いて平滑化処理を行う(ステップ1
03)。 平滑化処理の結果を、着目データの入力メモリアドレス
に対応する表示メモリのアドレスに記憶する(ステップ
104)。 次に、着目データが入力メモリの最後のアドレスのデー
タか否か判別する(ステップ105)。 判別の結果、最後のアドレスのデータでなければステッ
プ102に戻り、Mf&のアドレスのデータであればプ
ログラム終了となる。 以上の例の10グラムでは、全データにわたって、急激
変化点を予め求めて平滑処理する連続データの境界を予
め知って、平滑化標本点数を各着目データについて求め
るようにしたが、第1図例と同様に、入力メモリ4の先
頭番地から11頁に急激変化点をチエツクしながら平滑
化標本点数を算出するようにするプログラムとすること
も勿論できる。 また、入力メモリ4の先頭番地と最終番地も標本点数算
出の条件としたが、必すしもその必要はない0例えば、
先頭番地の前や最終番地の後に、それぞれ先頭番地のデ
ータや最終番地のデータと同一のデータがあると仮定し
て平滑化処理を行うようにしてもよい。 以上のような平滑化処理を施すことにより、例えば第5
図に示すような速い立ち上がりや細いグリッチがある波
形ら、第6図に示すように、立ち上がりの早さやグリノ
チの振幅を損なうことなく、高周波ノイズを減らした波
形を表示波形として得ることができる。なお、第6図の
例では、標本点数記憶手段65の標本点数を5としてい
る。 ところで、第13図に示したように、平滑化標本点数を
多くすればノイズは、より低い周波数成分まで減らすこ
とができる。ところが、平滑化標本点数を多くすると、
例えば第7図のように方形波に小振動の振動波形が含ま
れているような波形の場合、第8図に示すように、波形
のベース部のノイズは良く減衰されているものの、方形
波上の振動波形部分が乱れてしまう、第8図の例は、平
滑化標本点数が20の場合である。 これは、標本点数の中に含まれる小振動は、隣り合うデ
ータの差が小さいために平滑化処理の境界にもならない
し、平滑化処理を行うと平均化されて振動波形が減衰し
てしまうことによる。 上述の例では、標本点数を多くせず、例えば5程度にす
ることにより、上記の欠点が生じるのを回避し、方形波
上の小振動も再現できるようにしている。 しかし、標本点数を多くとって低い周波数成分までノイ
ズを軽減できれば、より効果的である。 そこで、この発明においては、次のようにすることによ
り、標本点数を多くとっても前述のような小振動波など
も再現できるようにしている。 第9図は、この場合の一実施例のブロック図で、第1図
例と同様の部分には、同一符号を付しである。 この例では、第1図例に対して比較手段68が追加され
ている。そして、この例の場合、標本点数記憶手段65
に記憶されている標本点数は、例えば20とされている
。 比較手段68では、ある着目アドレスの入力メモリ4の
データと、そのデータについて平滑化処理手段67で求
められた平滑化データとの差を求める。そして、その差
をノイズ量記憶手段61のノイズ量出力と比較する。差
がノイズ量より大きければ、標本点数検出手段64の標
本点数を2個ずつ減らす。 平滑化処理手段67は、この2個(前後1個ずつ)減ら
された標本点数で再度平滑化処理を行う。 比較手段68は、この再度の平滑化処理の結果と入力メ
モリ4の着目データと比較する。 以上の動作を、比較手段68で、入力メモリ4の着目デ
ータと、平滑化処理結果データとの差がノイズ量より小
さくなるまで繰り返す、そして、差がノイズ量より小さ
くなったときの標本点数で行った平滑化処理の結果を表
示メモリ7の対応するアドレスに記憶する。 以上の動作を入力メモリ4の先頭番地から最終番地まで
行う。 第9図例によって、前述した第7図のような波形を処理
した場合の表示波形を第10図に示す。 二の第10図から明らかなように、波形のベース部のノ
イズの減衰と、方形波のトップの部分の小振動部の再現
の両方の作用効果が得られている。 なお、比較手段68で求める入力メモリ4の着目データ
と、平滑化処理結果データとの差の臨界値は、ノイズ量
記憶手段61の出力、そのままではなく、このノイズ量
を一定値で除算した、例えばノイズ量の1/2としても
よい、また、ノイズ量記憶手段61のノイズ量とは別個
に設定しても勿論よい。 この例の場合にも、第1図例と同様にマイクロコンピュ
ータを用いてプログラム処理することも可能である。 第11図にそのフローチャートを示す。 すなわち、この例では、第9図のプログラムのステップ
103とステップ104との間に、ステップ201〜2
03を加入する。 ステップ201では、ステップ102で求めた標本点数
で、ステップ103で行った平滑化処理結果と、着目デ
ータとの差の絶対値を求める。 ステップ202では、その差の絶対値が(ノイズ量/2
)より小さいか否か判別する。損判別の結果、差が大き
ければステップ203に進む。 ステップ203では、標本点数を2個減らして再度、平
滑化処理する。その後、ステップ201に戻って以上の
動作を繰り返す。 ステップ202での判別の結果、差が小さければステッ
プ104に進み、平滑化処理結果を表示メモリに格納す
る°、そして、以上を最終データまで繰り返す。 【発明の効果】 この発明によれば、測定器ノイズよりも大きな変化が隣
り合うデータ間に存在するところを境界として、その境
界で区切られた区間ごとに、その区間の連続データにつ
いて平滑化処理を施すようにしたので、境界に近付くに
したがって平滑化の標本点数が少なくなる。したがって
、信号の変化が緩やかな部分では平滑化処理によってノ
イズが軽減され、しかも、グリッチや立ち上がりなどの
信号変化の急激な部分ではそのままデータが残ることに
なる。すなわち、ノイズよりも大きな急激な変化がある
信号近辺では、周波数特性の劣化が起きず、高周波特性
を改善することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例のブロック図、第2図はデ
ジタルストレージ・オシロスコープの概略のブロック図
、第3図はこの発明の詳細な説明のための図、第4図は
この発明の他の実施例の説明のためのフローチャート、
第5図は高速の立ち上がり、立ち下がりとグリッチを含
む波形の例を示す図、第6図は第5図の波形に対しこの
発明による平滑化を施した結果を表示した例を示す図、
第7図は入力データ波形の一例を示す図、第8図及び第
10図は第7図の波形に対しこの発明を適用した結果の
一例を示す図、第9図はこの発明の一実施例のブロック
図、第11図はこの発明の他の実施例の説明のためのフ
ローチャート、第12図は入力データ波形をその、4ま
表示した例を示す図、第13図は平滑化処理によるフィ
ルタ特性を示す図、第14図は入力データ波形の一例を
示す図、第15図は第14図の波形に対し、従来技術に
よる平滑化処理を施した結果を表示した例を示す図、第
16図は高周波の入力データ波形の一例を示す図、第1
7図は第16図の高周波入力波形に対し従来技術による
平滑化処理を施した結果を表示した例を示す図である。 3 ; A/D変換器 4;入力メモリ゛ 6 ; 7 ; 8 ; 波形処理手段 表示メモリ 表示素子 ノイズ量記憶手段 差分検出手段 標本点数検出手段 標本点数記憶手段 平滑化処理手段 比較手段 代理人 弁理士 佐 藤 正 美 釆千乃り理チ段。アロツク図 第1図 テ゛ジ°タルストレージ、7シ0スコ−7/1社TL瞬
■乙第2図 フローチャート 第4図 ドロ ]」 卸)!屯哨口 入カデ′−のt形左Yntコ液ホし賞例第5図 第4111月によりM蜀Pしぞ経果のイ列第6図 第 図 〕−9レコイタリ1ユよる夕4王!し1ヒ釆台来a「イ
タ11第10図 フローチャート 第11図 執会1号丘ぞf)まは表示し′F脅1 第12図 第14図 従来/1子文拐テ1;よ′ノ心理はt古来め例第15図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)入力アナログ信号をデジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 このA/D変換器からのデジタル信号を記憶する入力メ
    モリ手段と、 この入力メモリ手段から記憶内容を読み出して表示に適
    した処理を施す波形処理手段と、 この波形処理手段の処理結果を記憶する表示メモリ手段
    と、 表示メモリ手段の記憶内容を読み出して波形表示を行う
    表示手段とを有するデジタルストレージ・オシロスコー
    プにおいて、 上記波形処理手段が、 設定されたノイズ量を記憶するノイズ量記憶手段と、 隣り合うデジタルデータの差を検出する差分検出手段と
    、 上記差分検出手段の出力が上記ノイズ量記憶手段の出力
    の値を越える上記入力メモリのアドレスを境界として各
    データについての平滑化標本点数を検出する標本点数算
    出手段と、 上記入力メモリからの各データについて、上記算出手段
    で検出された平滑化標本点数で平滑化処理を行う平滑化
    処理手段とを有し、 上記平滑化処理の結果を上記各データに代えて上記表示
    メモリ手段に書き込むようにしたデジタルストレージ・
    オシロスコープ。
  2. (2)入力アナログ信号をデジタル信号に変換するA/
    D変換器と、 このA/D変換器からのデジタル信号を記憶する入力メ
    モリ手段と、 この入力メモリ手段から記憶内容を読み出して表示に適
    した処理を施す波形処理手段と、 この波形処理手段の処理結果を記憶する表示メモリ手段
    と、 表示メモリ手段の記憶内容を読み出して波形表示を行う
    表示手段とを有するデジタルストレージ・オシロスコー
    プにおいて、 上記波形処理手段が、 設定されたノイズ量を記憶するノイズ量記憶手段と、 隣り合うデジタルデータの差を検出する差分検出手段と
    、 上記差分検出手段の出力が上記ノイズ量記憶手段の出力
    の値を越える上記入力メモリのアドレスを境界として各
    データについての平滑化標本点数を検出する標本点数算
    出手段と、 上記入力メモリからの各データについて、上記算出手段
    で検出された平滑化標本点数で平滑化処理を行う平滑化
    処理手段と、 上記平滑化処理を行った結果と対応する入力メモリのデ
    ータとの差を求める比較手段とを有し、上記平滑化処理
    手段では、この比較手段の出力が設定された一定値以下
    になるまで標本点数を減らして平滑化処理を行うととも
    に、上記平滑化処理の結果をそのデータに代えて上記表
    示メモリ手段に書き込むようにしたデジタルストレージ
    ・オシロスコープ。
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