JPH0226588Y2 - - Google Patents

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JPH0226588Y2
JPH0226588Y2 JP13150986U JP13150986U JPH0226588Y2 JP H0226588 Y2 JPH0226588 Y2 JP H0226588Y2 JP 13150986 U JP13150986 U JP 13150986U JP 13150986 U JP13150986 U JP 13150986U JP H0226588 Y2 JPH0226588 Y2 JP H0226588Y2
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piston
spring
shaft
clamp
rotation
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Description

【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は、クランプ具をクランプ軸を介して単
動ばね復帰式シリンダで駆動する流体圧クランプ
において、そのシリンダのピストンロツドにクラ
ンプ軸をねじ嵌合していくときにピストンの回転
を拘束するための装置に関し、ピストン復帰用圧
縮コイルばねを大形で強力なものにできるように
すること、ピストンロツドに対するクランプ軸の
ねじ嵌合寸法の調節幅を大きくできるようにする
こと、及び、ピストン復帰用圧縮コイルばねを位
置決め支持するための形状を簡素化できるように
することを特徴とする技術である。
<従来技術> 本考案は、前提構造が次のようになつているも
のの改良に関する。
例えば第1図と第2図、又は第3図に示すよう
に、単動ばね復帰式流体圧作動シリンダのシリン
ダ本体7内でピストン8の一側に作動室9を、他
側にばね室10を設け、ピストン8の一側面から
ピストンロツド14を作動室9の端壁9a外に突
出させるとともに、ばね室10にピストン復帰用
圧縮コイルばね15を設け、ピストンロツド14
の外端面14aからピストン8側に向つて出力用
ねじ穴17をあけ、この出力用ねじ穴17にクラ
ンプ軸19を進退調節可能にねじ嵌合し、クラン
プ軸19の先端部にクランプ具20を連動連結
し、前記ピストン8の他側面から回転拘束用軸2
6を偏心状に突出させ、ばね室10の端壁10a
に回転拘束用穴27を偏心状に形成し、この偏心
位置で回転拘束用穴27に回転拘束用軸26を摺
動自在に嵌合することにより、ピストン8の回転
を拘束するように構成したものである。
この前提構造によれば、出力用ねじ穴17に対
してクランプ軸19を進退調節してその嵌合寸法
を変更することにより、クランプ具20の高さを
変更して、背丈の低いワークから高いワークまで
クランプできる点で優れている。また、クランプ
軸19を出力用ねじ穴17に対して回転させて進
退調節するときにピストン8がつれ回ろうとする
が、回転拘束用軸26が回転拘束用穴27に受け
止められるのでピストン8のつれ回りが防がれ、
クランプ軸19の進退調節操作が円滑に行なわれ
る。
このような前提構造において、ピストン復帰用
圧縮コイルばね15をばね室10内に組込むため
の構造として、本考案者は第3図に示すものを先
に提案した(実願昭60−81711号)。
上記構造によれば、回転拘束用軸26の下端面
からピストン8の下部内までにばね挿入穴30を
形成するとともに、回転拘束用穴27の底面上に
ばね位置決め突起31を形成し、ピストン復帰用
圧縮コイルばね15をばね挿入穴30に挿入して
ばね位置決め突起31に外嵌させている。
<考案が解決しようとする問題点> 上記先考案例では次の問題が残されていた。
イ ピストン復帰用圧縮コイルばね15は、回転
拘束用軸26のばね挿入穴30よりも小径のも
のしか用いることができないので、ばね力が弱
く、強いアンクランプ力が得られない。
ロ 回転拘束用軸26にばね挿入穴30を形成し
た分だけ出力用ねじ穴17の深さが浅くなるの
で、クランプ軸19の進退調節範囲が狭くな
り、これに伴つて、背丈の低いワークから高い
ワークまでをクランプするためのクランプ高さ
調節幅が狭くなる。
ハ ピストン復帰用圧縮コイルばね15のばね上
部を収容するためにばね挿入穴30が必要であ
り、かつ、ばね下部を位置決めするためにばね
位置決め突起31が必要であることから、ばね
を位置決め支持するための形状が複雑となり、
加工に手間がかかる。
本考案は、ピストン復帰用圧縮コイルばねのば
ね力を強力にしてアンクランプ力を強化するこ
と、クランプ高さ調節幅を広くすること、及び、
ピストン復帰用圧縮コイルばねを位置決め支持す
るための形状を簡素化することを目的とする。
<問題点を解決するための手段> 本考案は上記目的を達成するために、前記の前
提構造において回転拘束用軸26と回転拘束用穴
27との嵌合面間にばね介装用空間28を空け、
ばね介装用空間28にピストン復帰用圧縮コイル
ばね15を配置して、回転拘束用軸26を回転拘
束用穴27にピストン復帰用圧縮コイルばね15
を介して摺動自在に嵌合させた事を特徴とするも
のである。
<実施例> 以下、この考案の実施例を第1図と第2図によ
り説明する。第1図は第2図の部分拡大図であつ
て流体圧クランプの要部を示し、第2図はクラン
プ装置の全体図を示している。
第2図中、1は工作機械に取り付けられたワー
クパレツトで、このワークパレツト1上にワーク
2が流体圧クランプ3を介して固定される。この
流体圧クランプ3は、ワークパレツト1内に設け
られた油圧式シリンダ4と、このシリンダ4に連
動連結されたクランプ手段5とで構成される。
まず、上記シリンダ4について、主として第1
図に基づいて説明する。
このシリンダ4は、単動ばね復帰式に構成され
ており、上下方向に延びるシリンダ本体7を有し
ている。このシリンダ本体7内に円柱状のピスト
ン8が油密摺動自在に挿入される。上記ピストン
8で仕切られたシリンダ本体7内の上・下両室の
うち上側の室に作動室9が設けられ、下側の室に
ばね室10が設けられる。
上記作動室9の端壁9aに給排油ポート11が
形成される。この給排油ポート11の終端部を作
動室9に臨ませて開口させるとともに、その始端
部をワークパレツト1内の油路12を介して油圧
発生源(図示せず)に連通させている。また、前
記ピストン8の上面側から円柱状のピストンロツ
ド14が作動室9の端壁9a外に突出される。こ
のピストンロツド14はピストン8の軸心Aと同
軸上に形成されている。
一方、前記ばね室10にピストン8の復帰用圧
縮コイルばね15が設けられる。即ち、シリンダ
本体7の下端にシリンダカバー16が螺締され、
このシリンダカバー16によつてばね室10の端
壁10aが形成される。この端壁10aとピスト
ン8との間に、角形断面の圧縮コイルばね15が
装着される。
また、ピストンロツド14の外端面14aから
ピストン8側に向つて出力用ねじ穴17があけら
れる。この出力用ねじ穴17に前記クランプ手段
5が連動連結される。
上記クランプ手段5を主として第2図に基づい
て説明する。
クランプ手段5はボルト状のクランプ軸19を
有し、このクランプ軸19の下端部が、出力用ね
じ穴17に上下方向で進退調節可能にねじ嵌合さ
れる。また、クランプ軸19の上端部にアーム状
のクランプ具20の中途部が枢支される。上記ク
ランプ具20の一端側20aがワークパレツト1
上の支持ボルト21の頭部に当接し、ここを支点
として、同上クランプ具20の他端側20bが上
下方向に揺動可能とされている。
上記の流体圧クランプ3は次のように作動す
る。
シリンダ本体7の作動室9内に給排油ポート1
1を介して圧油を供給すると、圧縮コイルばね1
5の付勢力に抗してピストン8が下降駆動され
る。このピストン8と同行して下降するクランプ
軸19によつて、クランプ具20の他端側20b
が一端側20aを支点として下方揺動され、この
他端側20bがワーク2をワークパレツト1に押
圧し、クランプ状態が得られる。
一方、作動室9内の油圧力を開放すると、圧縮
コイルばね15の弾性復元力によつてピストン8
が上昇駆動されてもとの位置に復帰する。このピ
ストン8と同行して上昇するクランプ軸19によ
つて、クランプ具20の他端側20bが一端側2
0aを支点として上方揺動され、ワーク2の押圧
が解除されてアンクランプ状態が得られる。
なお、ばね室10は、シリンダ本体7の周壁に
形成された呼吸孔23を介して外気側に連通さ
れ、この呼吸孔23内にはフイルタ24が装着さ
れている。
上記構成の流体圧クランプ3において、クラン
プ軸19を出力用ねじ穴17に対して回転させて
進退調節するときに、ピストン8がつれ回るのを
防止するためのピストン回転拘束装置が設けられ
る。以下、この装置について説明する。
ピストン8の下面側から円柱状の回転拘束用軸
26が偏心状に突出される。この回転拘束用軸2
6の軸心Bは、ピストン8の軸心Aから距離eだ
け偏心するように配置されている。一方、ばね室
10の端壁10aには、上記回転拘束用軸26の
軸心Bと同軸上で円形の回転拘束用穴27が形成
される。この回転拘束用穴27の内径は回転拘束
用軸26の外径よりも大径に形成されており、こ
れら回転拘束用軸26の外周面と回転拘束用穴2
7の内周面との間には、軸心方向に延びるばね介
装用空間28が形成される。このばね介装用空間
28内で、ピストン8の肩部8aとばね室10の
端壁10aとの間に圧縮コイルばね15が装着さ
れる。
そして、回転拘束用軸26は、上記圧縮コイル
ばね15を介して、回転拘束用穴27に上下摺動
自在に嵌合し、これによつてピストン8の回転が
拘束される。
なお、上記実施例ではシリンダ4を油圧式とし
たが、これは空圧式であつてもよい。
<考案の効果> 本考案は次の効果を奏する。
イ ピストン復帰用圧縮コイルばねは、回転拘束
用軸よりも大径のものを用いることができるの
で、ばね力の強力なものを選定することができ
る。このため充分に強力なアンクランプ力が得
られる。
ロ 出力用ねじ穴は、回転拘束用軸にまで延長し
てその深さを深くすることができるので、この
出力用ねじ穴にねじ嵌合するクランプ軸の進退
調節範囲を広くすることができる。従つて、ク
ランプ具のクランプ高さ調節幅を拡大でき、第
3図に示す先考案例ではクランプできなかつた
背丈の高いワークでも充分にクランプすること
ができる。
ハ しかも、ピストン復帰用圧縮コイルばねのば
ね上部は回転用拘束軸の外周面の外側に設けら
れ、ばね下部はばね室の内周面で位置決めされ
るので、第3図に示す先考案例におけるばね挿
入穴30及びばね位置決め突起31を省略で
き、ばねを位置決め支持するための形状を簡素
化してその加工コストを節減することができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図と第2図はこの考案の実施例を示し、第
1図は流体圧クランプの要部拡大図、第2図は全
体図で、第3図は従来例を示す第1図相当図であ
る。 7……シリンダ本体、8……ピストン、9……
作動室、9a……端壁、10……ばね室、10a
……端壁、14……ピストンロツド、14a……
外端面、15……ピストン復帰用圧縮コイルば
ね、17……出力用ねじ穴、19……クランプ
軸、20……クランプ具、26……回転拘束用
軸、27……回転拘束用穴、28……ばね介装用
空間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 単動ばね復帰式流体圧作動シリンダのシリンダ
    本体7内でピストン8の一側に作動室9を、他側
    にばね室10を設け、ピストン8の一側面からピ
    ストンロツド14を作動室9の端壁9a外に突出
    させるとともに、ばね室10にピストン復帰用圧
    縮コイルばね15を設け、ピストンロツド14の
    外端面14aからピストン8側に向つて出力用ね
    じ穴17をあけ、この出力用ねじ穴17にクラン
    プ軸19を進退調節可能にねじ嵌合し、クランプ
    軸19の先端部にクランプ具20を連動連結し、
    前記ピストン8の他側面から回転拘束用軸26を
    偏心状に突出させ、ばね室10の端壁10aに回
    転拘束用穴27を偏心状に形成し、この偏心位置
    で回転拘束用穴27に回転拘束用軸26を摺動自
    在に嵌合することにより、ピストン8の回転を拘
    束するように構成した単動ばね復帰式シリンダ形
    流体圧クランプのピストン回転拘束装置におい
    て、回転拘束用軸26と回転拘束用穴27との嵌
    合面間にばね介装用空間28を空け、ばね介装用
    空間28にピストン復帰用圧縮コイルばね15を
    配置して、回転拘束用軸26を回転拘束用穴27
    にピストン復帰用圧縮コイルばね15を介して摺
    動自在に嵌合させた事を特徴とする単動ばね復帰
    式シリンダ形流体圧クランプのピストン回転拘束
    装置。
JP13150986U 1986-08-28 1986-08-28 Expired JPH0226588Y2 (ja)

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JP13150986U JPH0226588Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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JP13150986U JPH0226588Y2 (ja) 1986-08-28 1986-08-28

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Publication Number Publication Date
JPS6338933U JPS6338933U (ja) 1988-03-12
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