JPH02265537A

JPH02265537A - 超音波観測装置

Info

Publication number: JPH02265537A
Application number: JP1086943A
Authority: JP
Inventors: Kuniaki Kami; 邦彰上
Original assignee: Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1989-04-07
Filing date: 1989-04-07
Publication date: 1990-10-30

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、超音波ビームを生体のような被検体に照射し
て、生体組織等の内部を診断するために用いる超音波観
測装置に関する。

〔従来の技術〕

超音波を利用して被検体の断層像を得て生体組織の観測
を行う装置は、これまでにも種々提案されている。

この中には、特開昭５６−１４３１４８号公報に開示し
であるように被検体のひとつの断層像と、この断層像と
交わるもうひとつの断層像とを両者の位置関係を示しな
がら表示するようにして、各種の病巣を立体的な像とし
て認識できるようにしたものがある。これは、電子リニ
ア走査と電子セクタ走査とを組合わせて立体的断層像を
作成するものである。

また、実開昭６３−７４１０８号公報には機械的リニア
走査と機械的ラジアル走査との両方を実施できる超音波
プローブが開示しである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来の方法のうち前者のものは目的
とする断層像を得るために２つの断層像の位置関係を変
更・する必要がある場合、術者手元側においてマニュア
ルで操作しなければならず、また２つの断層像の交わる
部位を示すことはできるものの、観測したい部位に自動
的に走査位置を移動して断層像を交わらせて表示すると
いうことはできないという不具合がある。

次に従来の方法のうち後者のものは、機械的リニア走査
と機械的ラジアル走査を同時に行い、３次元的なデータ
を取り込みその中からほぼ直交する２つの断面を取り出
して表示するようにできるが、２つの断層像を表示する
のに時間を要するという不具合がある。

本発明は、こうした不具合を解決すべく提案されるもの
で、一方の走査方式による断層像上で指示した位置に自
動的に他方の走査方式による走査位置を移動させること
により他方の断層像を得て、観測したい部位について２
つの交わる断層像を迅速に表示させることのできる超音
波観測装置を提供することを目的としたものである。

〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、上
記目的を達成するため複数の走査方式により超音波ビー
ム走査面を形成するように被検体に照射して内部状況を
観測する超音波観測装置において、一方の走査方式で走
査して得た超音波断層像に他方の走査方式による走査位
置を表示する手段と、表示された走査位置に他方の走査
方式による走査面を移動する手段とを設けたものである
。

このように一方の走査方式による断層像に対し他方の走
査方式による走査位置を指示して自動的に他方の走査方
式による走査面を移動することにより、２つの断層像を
任意に交わらせることができ、両断層像の位置関係も明
らかとなる。

〔実施例〕

第１図は、本発明の第１実施例に係る要部を示したもの
で、体腔内への挿入部１の先端に超音波振動子２を設け
てあり、この超音波振動子２は挿入部１内を延在するフ
レキシブルシャフト３の先端に接続しである。フレキシ
ブルシャフト３は、モータ４の駆動力により回転し、超
音波振動子２を回転させることによりラジアル走査が可
能となっている。モータ４の回転量はエンコーダ５によ
り検知されるようにしてあり、モータ４、エンコーダ５
は支持体６に固定され前記フレキシブルシャフト３、超
音波振動子とともに後述の移動手段を介して挿入部１軸
方向に進退動できるようにしである。

支持体６の移動方向に直交する方向の片側面にラック６
ａを形成し、噛合するピニオン７とで移動できる。この
ピニオン７はモータ８の駆動力により回転でき、モータ
８の回転量はエンコーダ９により検知される。モータ８
、エンコーダ９は前記支持体６を含む全体を内装する外
装体１０に固定されている。したがって、前記超音波振
動子２は、フレキシブルシャフト３を介して回転動でき
るとともにラック６ａ、ピニオン７を介して出没動でき
るのである。

第２図は、超音波観測装置の全体を示すブロック図であ
る。超音波振動子２は、スイッチ１１を介してバルサ回
路１２に接続しであるとともに受信回路１３に接続しで
ある。受信回路１３からの信号は、Ａ／Ｄコンバータ１
４によりデジタル信号に変換され、メモリ１５．１６に
入力されるようになっている。メモリ１５．１６からの
出力は、スイッチ回路１７を介してＤ／Ａコンバータ１
８に入力されアナログ信号に変換された後、モニタ１９
に表示されるようになっている。

一方、エンコーダ５．９からの信号はエンコーダ信号処
理回路２０に入力された後、比較回路２１を介してカー
ソル位置記憶回路２２に保持した値と比較され、モータ
制御回路２３に入力されてモータ４゜８を回転させるよ
うにしである。また、カーソル位置記憶回路２２の値は
、カーソル表示回路２４によりＤ／Ａコンバータ１８を
有してモニタ１９に表示されるようになっている。２５
は、前記各回路を制御する制御回路である。

第３図は、超音波観測装置の外観を示したものである。

操作パネル２６上の切換スイッチにより、ラジアル走査
、リニア走査を切換えて走査するようにしてあり、それ
ぞれの走査線は操作パネル２６上方に位置するモニタ１
９上に表示される。カーソルは、操作パネル上のジョイ
ステック２６ａを介してモニタ１９上を移動させること
ができ、このジョイステック２６ａの動作は制御回路２
５により検知される。

第４図は、各走査時のモニタ１９上の表示像を示したも
ので、このうちＡ図はリニア走査時のもの、Ｂ図はラジ
アル走査時のもので、Ｋはカーソルを示している。

このよう構成した本実施例の動作を示すと、操作パネル
２６上の切換えスイッチを介して先ずリニア走査を選択
すると、超音波振動子２はモータ８の駆動力により挿入
部１内を進退動する。と同時にエンコーダ９から出力さ
れる信号により、バルサ回路１２から駆動信号が超音波
振動子２へ出力されて励振することにより超音波が放射
される。被検体を照射して反射したエコー信号は、再び
超音波振動子２で受信され、受信回路１３、Ａ／Ｄコン
バータ１４、メモリ１５．１６、スイッチ１７、Ｄ／Ａ
コンバータ１８を経てモニタ１９上に表示される。こう
した動作を繰り返すことにより第４図Ａに示すようなリ
ニア走査像が得られるのである。

次に、リニア走査像の任意の部分のラジアル走査線を得
るには、先ず操作パネル２６上のジョイステック２６ａ
を操作してカーソルに１を所要の部分に移動させる。切
換えスイッチにより走査方式をリニア走査からラジアル
走査へ切換えると、モニタ１９上に表示されているリニ
ア像はメモリ１５に書き込まれるとともにカーソルに、
の位置がカーソル位置記憶回路２２に書き込まれる。超
音波振動子２は、モータ制御回路２３、モータ８により
回転させられるとともにエンコーダ９、エンコーダ信号
処理回路２０からの信号を比較回路２１によりカーソル
位置記憶回路２２に書き込まれた値と比較することによ
り、カーソルに、で指示した位置に移動されるのである
。

次に超音波振動子２を回転させながら励振させてラジア
ル走査を行うのである。この場合、メモリ１５に記憶さ
れているリニア走査面を第４図Ｂに示すカーソルに２の
ように表示しておいてもよい。

モニタ１９上に表示しているラジアル走査像とメモリ１
５に記憶させているリニア走査像は、操作パネル２６上
の別のスイッチで切換えて表示することにより、各々の
位置関係を認識することができるようになっている。ラ
ジアル走査像の走査位置を操作パネル２６上のスイッチ
で移動させることができ、この場合はカーソル位置記憶
回路２２に記憶させている値も変更される。したがって
、メモリ１５に記憶されているリニア走査像に表示を切
換えた場合は、ラジアル走査像の走査位置に対応した位
置にカーソルに、が表示される。リニア走査像を表示さ
せておきカーソルに、を移動させることにより、ラジア
ル走査像の走査位置を変更させることもできることはい
うまでもない。

リニア走査からラジアル走査への変更については前記の
通りだが、ラジアル走査からリニア走査へ変更する場合
も前記と同様の動作を行えばよいことはいうまでもない
。

以上のごとく、本実施例によればリニア走査像、ラジア
ル走査像の走査位置をカーソルで指示するとともに走査
面を移動させることにより容易に両者の所望の個所を関
連づけて観測できるとともに、両者の位置関係をも容易
に認識することができる。

第５図は、本発明の第２実施例に係る要部断面図である
。第１実施例と対応する個所には同一符号を付した（以
下の実施例についても同様）。本実施例では超音波振動
子２７は、多数の超音波振動子を円環状に配列して形成
し、シャフト２８の先端に設けている。シャフト２８後
端に支持体６にラック６ａを形成し、噛合するビニオン
７等とで超音波振動子２７が進退動することができるの
は第１実施例と同様である。

第６図は、本実施例に係る全体のブロック図である。円
環状に配列した超音波振動子２７はそれぞれ信号線によ
りスイッチ回路３０に接続してあり、これらの任意の一
つある゛いは複数個を群として選択できるようにしであ
る。超音波振動子を順次切換えて励振させると、ラジア
ル方向に走査が可能となるのである。スイッチ回路３０
により選択された超音波振動子は、位相制御／加算回路
３１を介してバルサ回路１２に接続されるとともに受信
回路１３に接続される。バルサ回路１２からの駆動信号
は、位相制御／加算回路３１により適当な位相差が与え
られて各超音波振動子に印加される。そして被検体へ出
射される超音波ビームをフォーカシングして走査するの
である。

一方、各超音波振動子で受信した受信信号は、位相制御
／加算回路３１により適当な位相差が与えられた後、加
算され受信回路３１に入力されるようになっている。他
の構成については、第１実施例とほぼ同様である。

本実施例では、このように構成しているので、超音波振
動子２７の各々をスイッチ回路３０により切換えて選択
することによりラジアル走査を行うことができる。また
、モータ８、ピニオン７、ラック６ａ等を介して進退動
させながらリニア走査を行うこともできる。リニア走査
像の中の任意の個所に相当する位置に超音波振動子２７
を移動させるには、モータ９を駆動させて行うことは第
１実施例と同様である。移動させた位置でラジアル走査
を行うことができるが、逆にラジアル走査像の中の任意
の個所をリニア走査するには、カーソルで指示された位
置の超音波振動子をスイッチ回路３０で選択してモータ
９を駆動させて行えばよい。

第７図は、本発明の第３実施例を示したもので、本実施
例では各超音波振動子を直線上に配置し、スイッチ回路
で順次切換えて励振することによりリニア走査を行うよ
うにしている。ラジアル走査を行うにはリニア走査像の
中の任意の個所にカーソルを移動させ、当該個所に対応
する超音波振動子をスイッチ回路で選択してモータ８に
よりシャフト３１を回転させ超音波振動子２９を一体的
に回転させればよい。第７図Ｂは、本実施例の超音波振
動子２９を正面から見た図である。

第８図は、本発明の第４実施例に係る要部の外観斜視図
である。本実施例ではリニア走査用超音波振動子３３と
、セクタまたはコンベックス走査用超音波振動子３２の
２つの独立した超音波振動子をモータで移動可能にして
いる。前記第３実施例、本実施例ともそれぞれの走査位
置を任意に選択して断層像め表示をさせることができる
ことはいうまでもない。

〔発明の効果〕

以上のごとく、本発明によれば一つの走査方式により走
査した断層像における所要個所にカーソル表示をし、さ
らに当該個所に他の走査方式による走査面を移動できる
ので、両断層像を関連させて表示できる。また両断層像
の位置関係も的確に把握できる。したがって、超音波に
よる診断を効果的に行えることとなった。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例に係る要部断面図、第２図は、全体を示すブロック図、第３図は、装置全体の斜視図、第４図Ａ、Ｂは、走査表示図、第５図Ａは、本発明の第２実施例に係る要部断面図、Ｂ
はＡ−Ａ方向正面図、第６図は、全体を示すブロック図、第７図Ａは、本発明の第３実施例に係る要部断面図、Ｂ
は超音波振動子の正面図、第８図は、本発明の第４実施例の要部斜視図である。２・・・超音波振動子４．８・・・モータ１３・・・受信回路１５、１６・・・メモリ１９・・・モニタ２１・・・比較回路２２・・・カーソル位置記憶回路２４・・・カーソル表示回路

Claims

【特許請求の範囲】１、複数の走査方式により超音波ビーム走査面を形成す
るように被検体に照射して内部状況を観測する超音波観
測装置において、一方の走査方式で走査して得た超音波断層像に他方の走査方式による走査位置を表示する手段と、
表示された走査位置に他方の走査方式による走査面を移
動する手段とを設けたことを特徴とする超音波観測装置
。