JPH02263298A - 蓄積型火災警報装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、熱、煙、光あるいはガス等の検出量に基づい
て火災異常を判断する蓄積型火災警報装置に関するもの
である。

［従来の技術］ 従来、蓄積式火災感知器や蓄積式火災受信機は、一定時
間間隔ごとに検出される熱、煙等の火災現象に係わる検
出量が所定レベルを超えたときに蓄積時間の計数を開始
し、所定レベルを下回ったときには計数されてきた蓄積
時間を解除し、検出量が所定レベルを超えている状態が
成る所定の蓄積時間に渡って継続した場合に火災と判断
するようにしている。これにより、例えば煙感知器の場
合にはタバコ等の一過性の煙による非火災報が防止され
るという利点を有している。

［発明が解決しようとする問題点］ しかしながら、火災異常でありながら、センサ・レベル
が蓄積を開始する所定レベルを長時間に渡って上下して
いる場合には、センサ・レベルが所定レベルを下回るご
とに蓄積時間の計数を解除してしまうため、−向に火災
動作までは至らす週報あるいは失報となってしまう、こ
のような火災パターンは燻焼火災の場合に多く見られ、
特に空調機器が運転されている場合には空気の流れが乱
れ、天井の感知器の設置場所までには煙が来たり来８な
かつたりして、感知器が所定レベル以上のセンサ・レベ
ルを検出し続けるのが難しい、このような欠点を持つ従
来の蓄積型火災警報装置では、火災の発見が遅くなり被
害が拡大する恐れがある。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、センサ・レベルの上下が激しい場合にも早期
に火災を発見できる蓄積型火災警報装置を得ることを目
的とするものであり、このため、火災現象に関する物理
量を検出して一定時間間隔ごとにセンサ・レベルを出力
する火災現象検出部からのセンサ・レベルを第１の所定
時間分に渡って記憶していく記憶手段と、 該記憶手段に記憶されたセンサ・レベルの中で所定レベ
ルを超えている合計時間を算出し、該合計時間が第２の
所定時間を超えている場合に火災である旨を判別する火
災判別手段と、 を備えたことを特徴とする蓄積型火災警報装置を提供し
ている。

［作用］ センサ・レベルを第１の所定時間分に渡って記憶手段に
記憶させ、該記憶されたセンサ・レベルの中で所定レベ
ルを超えている合計時間に基づいて火災判別を行うよう
にしている。これによりセンサ・レベルが波を打って上
下している場合にも早期に火災を発見できる。

［実施例］ 以下、本発明の実施例を図について説明する。

第１図は、本発明をアナログ式の火災警報装置に適用し
た場合の一実施例を示すブロック回路図であり、図にお
いて、ＲＥは火災受信機、ＳＥ〜ＳＥＮは、例えば一対
の電源兼信号線のような伝送ラインＬを介して火災受信
機ＲＥに接続される複数個のアナログ式火災感知器であ
る。なお、一番の火災感知器ＳＥ、についてのみ内部回
路を詳細に示しているが、他の火災感知器についても同
様の内部構成を有している。

火災受信機ＲＥにおいて、 ＭＰＵ１は、マイクロプロセッサ、 ＲＯＭＩＩは、プログラム記憶領域、 ＲＯＭ１２は、各火災感知器のアドレスを格納した端末
アドレス・マツプの記憶領域、ＲＯＭ１３は、各種定数
の記憶領域、 ＲＡＭ１１は、センサ・レベルの記憶領域、ＲＡＭ１２
は、作業用領域、 ＴＲＸ１は、直・並列変換器や並・直列変換器等で構成
される送受信部、 ＯＰは、各種スイッチ等を有する操作部、ＤＰは、ＣＲ
Ｔ等の表示器を有する表示部、ＩＦｌ　１、ＩＦｌ２及
びＩＦｌ３は、それぞれ伝送用、表示用及び操作用のイ
ンターフェース、である。

また、火災感知器Ｓ　Ｅ　＋において、ＭＰＵ２は、マ
イクロプロセッサ、 ＲＯＭ２１は、プログラムの記憶領域、ＲＡＭ２１は、
作業用領域、 ＦＳは、火災現象検出部であり、本実施例では例えば散
乱光式であって良い煙検出部としている。

火災現象検出部ＦＳは、図示しないが、増幅器、サンプ
ルホールド回路、アナログ・ディジタル変換器等を有し
ている。

ＴＲＸ２は、ＴＲＸ１と同様の送受信部、ェＦ２１及び
ｌＦ２２は、それぞれ伝送用及び検出用のインターフェ
ース、 である。

第１図の動作を、火災受信機ＲＥの動作を示す第２図の
フローチャート、及び各火災感知器ＳＥｎの動作を示す
第３図のフローチャートに従って説明する。

火災受信機ＲＥは、１番の火災感知器ＳＥ、〜Ｎ番の火
災感知器ＳＥＮから順番にセンサ・レベルＳＬＶを収集
して火災判別動作を行って行く。

１番の火災感知器ＳＥ、からＮ番の火災感知器ＳＥＮま
での１周期分もしくは１回り分の収集動作は例えば５秒
等の略々一定時間間隔で行われ、従って、各火災感知器
は該一定時間間隔で火災受信機ＲＥからの命令により物
理量を検出してセンサ・レベルＳＬＹを送出している。

ｎ番の火災感知器ＳＥｎに対する火災受信機ＲＥの動作
を説明すると、まず、ｎ番火災感知器ＳＥｎのアドレス
が付加されてデータ返送命令が伝送ラインＬ上に送出さ
れる（ステップ２０３；第２図へデータ返送命令に応答
してｎ番火災感知器ＳＥｎからデータすなわちセンサ・
レベルＳＬＹが返送されてくれば（ステップ２０４のＹ
）・該返送データＳＬＶをインターフェースＩＦ１１か
ら読込んでセンサ・レベル記憶領域ＲＡＭＩＩに格納す
る（ステップ２０５）。

センサ・レベルの記憶領域ＲＡＭＩＩには、各火災感知
器ごとに、例えば５分等の第１の所定時間分のセンサ・
レベルが収集されて記憶されており、新しいセンサ・レ
ベルＳＬＹが読込まれるごとに一番古いデータは捨てら
れる。

次に、今返送されたデータすなわちセンサ・レベルＳＬ
Ｙは、各種定数の記憶領域ＲＯＭ１３内に記憶されてい
る所定レベルＡと比較され、返送データＳＬＹが所定レ
ベルＡよりも小さければ（ステップ２０６のＮ）、当該
０番火災感知器ＳＥｎで検出されたセンサ・レベルＳＬ
Ｙは正常であると判断され、ステップ２１０を介して次
の火災感知器に対する火災判別もしくは監視動作に行く
。

もし、返送データＳＬＶが所定レベルＡ以上であれば（
ステップ２０６のＹ）、センサ・レベルの記憶領域ＲＡ
ＭＩＩに格納されているセンナ・レベルの内、所定レベ
ルＡを超えているデータの数Ｃ０ＵＮＴを計数しくステ
ップ２０７）、該データの数Ｃ０ｕＮＴを第２の所定値
Ｂと比較する（ステップ２０８）。

本実施例では、センサ・レベルＳＬＶが所定レベルＡ以
上であった合計時間が、例えば１分である第２の所定時
間である場合に火災と判断するものとしている。従って
、第２の所定値Ｂは、該第２の所定時間を、前述の各感
知器の収集動作が行われる一定時間間隔で除算した値に
設定される。

比較の結果、もし、データの数Ｃ０ｕＮＴが第２の所定
値Ｂよりも小さければ（ステップ２０８のＮ）、ステッ
プ２１０を介して次の感知器の火災判別もしくは監視動
作に行く。

もし、データの数Ｃ０ＵＮＴが第２の所定値Ｂ以上であ
れば（ステップ２０８のＹ）、当該感知器のアドレスを
インターフェースＩＦ１２を介して表示部ＤＰに表示す
る等の火災動作が行われ（ステップ２０９）、これによ
り火災受信機ＲＥの所に居るオペレータは該火災感知器
の設置場所で火災が発生した旨を知ることができる。

第３図は、各火災感知器で行われる動作を説明するため
のフローチャートであり、伝送ラインＬを介して何等か
の伝送信号を受信すると（ステップ３０１のＹ）、該伝
送信号に付随したアドレスが、記憶領域ＲＯＭ２１に格
納されている自己アドレスと一致するか否かが判定され
（ステップ３０２）、自己アドレスと一致したならば、
それがデータ返送命令か否かについて判定される（ステ
ップ３０３）。

今、受信した伝送信号が、第２図のステップ２０３で受
信機ＲＥから伝送ラインＬに送出されたｎ番火災感知器
ＳＥｎに対するデータ返送命令であるならば（ステップ
３０３のＹ）、インターフェースＩ　Ｆ２２から、火災
現象検出部ＦＳで検出されたセンサ・レベルＳＬＶを読
込み（ステップ３０４）、それをインターフェースｌＦ
２１にセットすることにより、送受信部ＴＲＸ２から返
送する（ステップ３０５）、これにより第２図のステッ
プ２０４では返送信号が受信される。

前述したように、火災受信機ＲＥは全火災感知器から一
定時間間隔の周期でデータ収集動作を行っているので、
各火災感知器は一定時間間隔ごとに火災受信機ＲＥから
のデータ返送命令を受信している。

もし、受信した伝送信号がデータ返送命令でなければ（
ステップ３０３のＮ）、種別コード命令であるので、記
憶領域ＲＯＭ２１に格納されている当該火災感知器の種
別を表わすコードをインターフェースｌＦ２１にセット
することにより送受信部ＴＲＸ２から伝送ラインＬ上に
送出するが（ステップ３０６）１．この動作については
本発明と直接関係が無い。

なお、上記実施例では、アナログ式火災感知器から送出
されたセンサ・レベルに基づいて火災受信機または中継
器等で火災判別を行うアナログ式の火災警報装置に本発
明を適用した場合を示したが、火災感知器自体で火災判
別を行って火災信号及び／またはアドレス信号を火災受
信機や中継器に送出するようにした火災警報装置に本発
明を適用することも可能である。そのようにする場合に
は、記憶領域ＲＯＭＩＩに格納されたプログラムや、記
憶領域ＲＯＭ１３内の各種定数を各火災感知器側におい
て記憶させるようにすると共に、センサ・レベルの記憶
領域ＲＡＭＩＩを各火災感知器に設けるようにすれば良
い。

［発明の効果］ 以上、本発明によれば、センサ・レベルを例えば５分の
ような第１の所定時間分に渡って記憶手段に記憶させ、
該記憶されたセンサ・レベルの中で所定レベルを超えて
いる合計時間が例えば１分のような第２の所定時間に達
した場合に火災と判断するようにしているので、センサ
・レベルが波を打って上下している場合でも火災を早期
に発見できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例による蓄積型火災警報装置
を示すブロック回路図、第２図は、第１図の火災受信機
ＲＥの動作を説明するためのフローチャート、第３図は
、第１図の各火災感知器の動作を説明するためのフロー
チャートである０図において、ＲＥは火災受信機、ＲＯ
Ｍ１３は各種定数の記憶領域、ＲＡＭ１１はセンサ・レ
ベルの記憶領域、ＤＰは表示部、ｏＰは操作部、ＳＥ。 〜ＳＥｎは火災感知器、ＦＳは火災現象検出部、である
。 第１図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 火災現象に関する物理量を検出して一定時間間隔ごとに
   センサ・レベルを出力する火災現象検出部からのセンサ
   ・レベルを第１の所定時間分に渡って記憶していく記憶
   手段と、 該記憶手段に記憶されたセンサ・レベルの中で所定レベ
   ルを超えている合計時間を算出し、該合計時間が第２の
   所定時間を超えている場合に火災である旨を判別する火
   災判別手段と、 を備えたことを特徴とする蓄積型火災警報装置。