JPH02263268A - データ検索方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明はデータ検索システムにおけるデータ検索方式に
関する。

（従来の技術） 一般に計算機システムにおいて大量のデータをレコード
単位で分類、検索、更新などを効率良く行うときのデー
タ検索方式としては、ハツシュ分類法、索引付順次アク
セス法、あるいは仮想記憶アクセス法など、いくつかの
データ検索方式が知られている。

しかし、それらのデータ検索方式はデータアクセス要求
の種類によって、処理に要する時間が異なり、たとえば
ハツシュ分類法ではランダムアクセスが非常に高速に実
行できる反面、順次アクセスが特に高速には実行できな
いというように各データアクセス方式に固有の性質があ
り、全ての種類の検索要求に対し高速に処理を行えるデ
ータ検索方式は知られていない。そこで通常は目的に応
じたデータ検索方式を採用し、それに基づいたデータ構
造とするのが普通である。また、データ検索方式とデー
タ構造は密接に関連している。しかしながらそのように
単一のデータ検索方式を採用し、データ構造を固定する
と、データ検索要求が変更された場合には効率良く処理
できない場合が生ずる。さらにデータ検索方式を固定し
た場合においてもデータ構造や計算機の仕様によってデ
ータ検索の性能は全く異なる。たとえば索引付順次アク
セス法における主キーの選び方で、同じデータ検索方式
でもデータ検索要求によって処理に要する時は異なる。

例として従業員ファイルで従業員番号、年齢、氏名、所
属などのうちの１つが主キーとして選ばれ、他が副キー
として選ばれるときを考えると、データは主キーの順に
格納されるので主キーに対する順次ラフセスは効率が良
いが、副キーに関しては、副キーの順に（主キーの順に
格納されたデータへの）ポインタを格納しているので副
キーに対する順次アクセスは効率が良くないことが一般
に知られている。従って上記の例では従業員番号を主キ
ー、氏名を副キーとした場合、氏名についての順次アク
セスは従業員番号についての順次アクセスよりも処理に
時間がかかるため氏名に関する順次アクセスを行なう応
用プログラムにとっては不都合である。

（発明が解決しようとする課題） このように従来、単一のデータ検索方式及びそれに伴う
データ構造に基づくデータベースにおいては効率良く処
理できないデータ検索要求が存在するという問題が避け
られなかった。

本発明は上記のような従来技術の欠点を除去し、応用プ
ログラムに適した効率良いデータ検索を行うことを目的
とするものである。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明においては第１図に
示すようなデータ検索方式を提供する。

すなわち、記憶装置（１）と、その記憶装置と接続され
、あらかじめ定められたデータ検索方式（２）により記
憶装置との間でデータ授受を行うデータ検索サブシステ
ム制御装置（３）とから構成される複数のデータ検索サ
ブシステム（４）と、それらデータ検索サブシステムに
対しデータ検索要求やデータ更新要求を指示する制御装
置（５）とから構成されるデータ検索システム（６）に
おいて、各データ検索サブシステムの各記憶装置に異な
るデータ検索方式に基づく形式で同一のデータのコピー
をそれぞれ格納せしめ、同時に複数の異なる方式に基づ
いてデータ検索を行なうことを特徴とするデータ検索方
式を提供する。

（作　用） 本発明によれば、中央処理装置（７）よりデータ検索シ
ステム（６）に送られる処理要求は以下の如くなる。

すなわち、中央処理装置（７）の、データ検索システム
に対する処理要求（８）はまず制御装置（５）が′受は
取り、次にその制御装置（５）が通信手段（９）を介し
て各データ検索サブシステム（４）内のデータ検索サブ
システム制御装置（３）に送る。各データ検索サブシス
テム（４）にはあらかじめ異なるデータ検索方式（２）
が割り当てられていて、そのデ−タ検索結果に基づくデ
ータ構造で同一のデータのコピーを記憶装置（１）に格
納しておく。データ検索サブシステム制御装置はデータ
検索方式（２）により送られてきたデータ検索要求を処
理するが、各データ検索サブシステム毎にデータ検索方
式が異なるので、当然、処理に要する時間が異なる。そ
こで各データ検索サブシステムは制御装置（５）からデ
ータ検索要求を受けた後、最も早く検索を終えたデータ
検索サブシステムが制御装置（５）と、（その時点でデ
ータ検索中である）他のデータ検索サブシステムに、デ
ータ検索終了の信号を送り、その後データ検索結果を制
御装置（５）に送る。データ検索終了の信号を受けたデ
ータ検索サブシステムは処理中のデータ検索を打ち切り
、制御装置（５）はデータ検索終了の信号と、データ検
索結果を受は取るとただちにそれらを中央処理装置（７
）に送り、データ検索システム全体の処理が完了する。

なお、以上述べた各データ検索サブシステムにおける処
理手順を第２図に示す。

このようにデータ検索を行うことにより、常に検索要求
に対して最も早く応答したデータ検索方式が結果を返す
ことになるので、単一のデータ検木刀式を採用したとき
に較べると、高速なデータ検索システムを実現すること
ができる。

（実施例） 第３図に本発明の第１の実施例を示す。このデータ検索
システム（１０）は２つのデータ検索サブシステム（１
１）、　（１２）から構成され、各データ検索サブシス
テムはそれぞれハツシュ分類法、及び索引付順次アクセ
ス分類法により記憶装置としてのディスクドライブ（１
３）（１４）に同一のデータを重複して格納する。この
データ検索システム（１０）におけるデータ検索の実際
の動作は以下の如くなる。すなわち、中央処理装置（１
５）がデータ検索システム（１０）にデータ検索要求（
１６）を出すと、そのデータ検索要求はまず制御装置（
１７）に送られ、次に制御装置（１７）はそのデータ検
索要求を各データ検索サブシステム（１１）（１２）に
送り、いずれかのデータ検索サブシステムからの検索終
了の信号を持つ、各データ検索ザシステム（１１）（１
２）はデータ検索要求を受は取ると、それぞれデータ検
索サブシステム制御装置（１ｇ）　（１９）がそのデー
タ検索要求に応じたデータ検索を各データ検索方式（ハ
ツシュ分類法、索引付順次アクセス分類法）に応じた方
法で行なう。そして早く処理が終了したデータ検索サブ
システムのデータ検索サブシステムの制御装置（（１８
）あるいは（１９））は制御装置（１７）と他のデータ
検索サブシステムの制御装置（（１９）あるいは（１ｇ
））に検索終了の信号を送り、次に制御装置（１７）に
検索結果を送る。検索が未終了である他のデータ検索サ
ブシステムのデータ検索サブシステム制御装置は検索終
了の信号を受は取るとその時点で行っていたデータ検索
処理を打ち切るようにする。一方、制御装置（１丁）は
最も早く検索を終えた方のデータ検索サブシステムから
検索終了の信号を受けると、続いて検索結果を受は取り
、次にその検索結果を中央処理装置（１５）に送り、デ
ータ検索要求に対する処理が終了する。このように、本
実施例によれば、データ検索要求に対して最も早く処理
できるデータ検索方式がハツシュ分類法、索引付順次ア
クセス分類法のうちから常に選ばれるようになるので、
どちらか一方だけを採用した場合と較べると、高速なラ
ンダムアクセス（ハツシュ分類法による）と順次アクセ
ス（索引付順次アクセス分類法による）の両方が可能な
データ検索システムが実現でき、データ検索装置から中
央処理装置に対する平均応答時間も向上する。

次に第４図に本発明の第２の実施例を示す。この例では
第４図（ｂ）に示されるように、ルコードが従業員番号
、年齢、氏名、所属の各項目から構成されるデータの集
合に対するデータ検索処理を想定している。また、ここ
ではデータ検索要求としては従業員番号をキーとするラ
ンダムアクセス及び、従業員番号あるいは所属をキーと
する順次アクセスの頻度が高いと仮定し、そのようなデ
ータ検索要求に対して処理速度の良いデータ検索システ
ムを考えることにする。第４図（ａ）に構成図を示す。

このデータ検索システム（２３）は、３つのデータ検索
サブシステム（２４）、　（２５）、　（２Ｂ）から構
成されそれぞれハツシュ分類法（データ検索システム（
２４））　、索引付順次アクセス分類法（データ検索シ
ステム（２５）　（２Ｂ））に基づくフォーマットでデ
ータを記憶装置としての各ディスクドライブ（２７）　
（２８）　（２９）に格納し、それらの検索方式でデー
タにアクセスする。

ここでデータ検索サブシステム（２４）は“従業員番号
″をキーとするハツシュ分類法、また、データ検索サブ
システム（２５）は“従業員番号”の項目を主キー、他
の項目を副キーとする索引付順次アクセス分類法、デー
タ検索サブシステム（２６）は“所属”の項目を索引に
用いてレコードを″所属”項目順に格納する索引付順次
アクセス分類法としておく。

また、データは第１の実施例と同様に各データ検索サブ
システム間で同一のデータを重複して保存する。このデ
ータ検索システム（２３）のデータ検索の動作は先の第
１例と同様であるが、これら３つのデータ検索サブシス
テム（２４）、　（２５）、　　（２Ｂ）はそれぞれ順
に、従業員番号をキーとするランダムアクセス、従業員
番号をキーとする順次アクセス、所属をキーとする順次
アクセスを高速に実行できるので、システム全体として
はこれら３種類のデ−夕検索要求を高速に処理でき、目
的とするデータ検索システムを実現できる。なお、ここ
では３種類のデータ検索要求のみを考慮したが、他のデ
ータ検索要求に対しても同様にデータ検索サブシステム
を付は加えることで柔軟に対応できる。

〔発明の効果〕

以上の結果から明らかな如く、本発明の方式を用いるこ
とにより単一のデータ検索方式よりも高速なデータ検索
が可能なデータ検索システムを実現することができるよ
うになる。また同一のデータを異なるデータ構造で複数
の記憶装置に重複して配置するため、耐障害性という点
でもすぐれたデータ記憶システムが実現できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実現するためのデータ検索システムの
概略図、第２図は第１図の各データ検索サブシステム内
のデータ検索サブシステム制御装置における処理手順を
説明するための図、第３図、第４図はそれぞれ本発明の
第１．第２の実施例を実現するためのデータ検索システ
ムの概略図であ第１図 ・・・記憶装置 ・・・データ検索方式 ・・・データ検索サブシステム制御装置・・・データ検
索サブシステム ・・・制御装置 ・・・データ検索システム ・・・中央処理装置 ・・・処理要求 ・・・通信手段 代理人　弁理士　則　近　憲　佑 同　　松山光之 ］０ 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記憶装置と、この記憶装置と接続されあらかじめ定めら
   れたデータ検索方式に従い該記憶装置との間でデータ授
   受を行うデータ検索サブシステム制御装置とから構成さ
   れる複数のデータ検索サブシステムと、この複数のデー
   タ検索サブシステムに対しデータ検索要求やデータ更新
   要求を指示する制御装置とから構成されるデータ検索シ
   ステムにおいて、各データ検索サブシステムの各記憶装
   置に夫々異なるデータ検索方式に基づく形式で同一のデ
   ータのコピーを格納せしめ、夫々該当する前記データ検
   索方式に基づいて同時にデータ検索を行なうことを特徴
   とするデータ検索方式。