JPH02262936A - 工具交換装置を備えた工作機械 - Google Patents

工具交換装置を備えた工作機械

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JPH02262936A
JPH02262936A JP4853590A JP4853590A JPH02262936A JP H02262936 A JPH02262936 A JP H02262936A JP 4853590 A JP4853590 A JP 4853590A JP 4853590 A JP4853590 A JP 4853590A JP H02262936 A JPH02262936 A JP H02262936A
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JP
Japan
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tool
cam
spindle
shaft
headstock
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JP4853590A
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English (en)
Inventor
Mitsuo Kobayashi
光生 小林
Hiroaki Nomura
裕昭 野村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は工具交換装置を備えた工作機械に関する。
[従来技術] 従来、一端に各種工具を着脱可能に保持し、内部に前記
工具に対する工具クランプ機構を内蔵する主軸と、前記
主軸を回転可能に支持する主軸台と、その主軸台を、前
記主軸に保持された工具と相対する被加工物に対して相
対的に、前記主軸の回転軸線と同方向に往復移動可能に
支持するフレームと、複数の各種工具を保持する工具マ
ガジンと、その工具マガジンに保持された工具の一つを
選択して前記主軸に装着された工具と交換するための工
具交換装置とを備えた工作機械において、前記主軸と工
具マジガンとの間に工具交換アームを配置し、該工具交
換アームによる工具の把持、主軸の回転軸線と同方向へ
の往復動及び該軸線を中心としだ回動運動により主軸と
工具マガジン上の工具とを交換するものが知られている
最近では、上記工具交換アームの動きを一個の駆動源に
より制御されるカムにより制御することにより工具交換
を行うものもあるが、いずれも工具交換アームの運動の
みを制御するものであって、工具交換時には必須の主軸
の工具のクランプ及びアンクランプ動作は、別の駆動源
若しくは前記カムとは無関係に別の位置に配置されたカ
ム等により行われていた。
[発明が解決しようとする課題] このため、工具のクランプ及びアンクランプ用の駆動源
を配置するものにおいては、全体が大型化したり、コス
トアップになる等の問題点があった。
また、工具のクランプ及びアンクランプ用のカムを工具
交換アームの運動を制御するためのカムと無関係に配置
したものにおいては、工具交換を行う毎に工具のクラン
プ及びアンクランプを行うための予め決められた工具交
換位置に主軸台を復帰させる必要が有り、工具交換に要
する時間が長びくと共に、加工時間の短縮化の妨げにな
る等の問題点があった。
本発明は上記の問題点を解決するするためになされたも
のであり、工具交換に必要な全ての運動を主軸台の位置
に拘らず任意の位置で行うことができ、工具交換に要す
る時間を短縮することができる工具交換装置を備えた工
作機械を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するために本発明においては、一端に
各種工具を着脱可能に保持し、内部に前記工具に対する
工具クランプ機構を内蔵する主軸と、前記主軸を回転可
能に支持する主軸台と、その主軸台を、前記主軸に保持
された工具と相対する被加工物に対して相対的に、前記
主軸の回転軸線と同方向に往復移動可能に支持するフレ
ームと、複数の各種工具を保持する工具マジガンと、そ
の工具マガジンに保持された工具の一つを選択して前記
主軸に装着された工具と交換するための工具交換装置と
を備えた工作機械において、前記工具クランプ機構が、
主軸の中心孔内に設けられ、常には付勢手段によって主
軸の前記工具着脱部と逆の側に付勢されるドローバーを
含み、そのドローバーは、前記主軸に設けられた軸線方
向に長い長孔から半径方向に突出する工具リリースピン
を備えていることと、前記工具交換装置を駆動するため
に、前記主軸台に設けられ、一個のモータによって回転
される駆動軸と、その駆動軸に取付けられた一個のカム
と、そのカムによって作動され、前記リリースピンを介
して前記ドローバーを前記付勢手段の付勢力に抗して作
動し、工具の主軸に対するアンクランプを行わせるため
のカムフォロワーとを備えている。
[作用] 本発明は上記構成により、一個のモータにより駆動軸が
回転されると、工具交換装置が駆動されて工具マガジン
に保持された工具の一つと主軸に装着された工具とが交
換されると共に、駆動軸に取付けられた一個のカム及び
カムフォロワーによりリリースピンを介してドローバ−
が付勢手段の付勢力に抗して作動されて、工具の主軸に
対するアンクランプがなされ、主軸台を被加工物から相
対的に必要以上に復帰させることなく、任意の位置で工
具交換が行わ°れる。
それにより、−加工終了時点から工具交換を行うために
必要な距離だけ被加工物から離間させた後工具交換を行
い、再び被加工物の加工位置まで移動する時間を従来に
比較して短縮することができる。
[実施例] 本発明の実施例について図面に従って具体的に説明する
第2図は本発明に係る工具交換装置が搭載されたマシニ
ングセンタを示す斜視図、第3図は平面図である。
基台1に直立して固定されたコラム2に主軸台3が支持
されている。主軸台3はリニアガイド4に案内され2軸
送りモータ5及び送りねじ6により上下方向に移動され
る。テーブル7は水平面でX−Y方向に移動可能である
。主軸台3には主軸11及び主軸11に直線連結された
主軸モータ10の他に、回転型の工具マガジン8が搭載
されている。工具マガジン8はマガジンモータ12によ
り回転され選択工具が割出される。また、主軸台3には
、工具マガジン8と主軸11との間で工具13を交換す
る工具交換装置(ATC装置)が組込まれている。両端
に工具把持爪15を備えた旋回アーム16、工具交換駆
動モータ17(以下ATCモータ17と称す)等がその
部材である。
第1図は本発明に係る工具交換装置の機構の概要を示す
模式図である。
ATCモータ17の回転はウオーム21及びウオーム歯
車22により工具交換駆動軸23(以下ATC駆動軸2
3と称する)に伝えられる。ATC駆動軸は軸受24,
25により主軸台に回転自在に軸支されている。ATC
駆動軸23には4つ一方、第1のスリーブ26が軸受2
7,28により主軸台3に回転自在に軸支されている。
第1のスリーブ26の内周面にはスプラインキー29が
形成され、第2のスリーブ30のスプライン部31が係
合する。第2のスリーブ30は第1のスリーブ26の内
周面及びメタル軸受32を介して主軸台3に支承され、
第1のスリーブ26ど一体に回転されると共に軸方向に
摺動可能である。第2のスリーブ30の先端には旋回ア
ーム16が固定されている。第2のスリーブ30は旋回
アーム軸をなす、旋回アーム16内には工具把持爪15
を開閉する開閉81棺が内蔵されている。その開閉it
Rの駆動部に、第2のスリーブ30に押通され主軸台3
に回転自在に支持された回動ロッド33が係合し、回動
ロッド33の回転により工具把持爪15を開閉する。そ
して、旋回アーム16の回転及び軸方向への移動により
主軸11と工具マガジン8の工具ボット34との間で工
具13を交換する。
ATCmIFIJ軸23に設けられた第1ノカムハ2枚
の板カム35.36からなる複合カムであり、いわゆる
パラレルカム37と称されるものである。
2枚の板カム35.36は、第1のスリーブ26と一体
に構成された従動子38の従節ローラ39゜40に当接
し、第1のスリーブ26の回転位置を規制する。そして
、ATC駆動軸23の一回転の間に第1のスリーブ26
を間欠的に180°回転させる。
ATC駆動軸23に設けられた第2のカムは円筒部材4
1の周面に形成された第1の円筒溝カム42である。第
1の円筒溝カム42に従動して揺動される揺動レバー4
3に設けられた接触子44が、第2のスリーブ30外周
の円周消45に係合し、第2のスリーブ30の軸方向位
置を規制する。
ATC駆動軸2・3の一回転の間に第2のスリーブ30
は軸方向に間欠的に一往復される。
A’rCWXwJ軸23に設けられた第3のカムは円板
46の上面に形成された千面消カム47である。
千[Nflカム47に従動して往復動されるラック48
がl!i]勤口・ソド33のビニオンAQJ−ぶ呑1 
血動ロッド33の回動位置を規制する0回動ロッド33
の回動位置に従って工具把持爪15が開閉される。
ATC駆動軸23に設けられた第4のカムは円筒部材4
1の上部に形成された第2の円筒溝カム51である。第
2の円筒溝カム51に従動して揺動される揺動部材52
により工具脱着装置のドローバー53に連結された工具
リリースピン54を押圧し、主軸11の工具13をアン
クランプ状態とすることが可能である。
以下、上記のamの詳細について説明する。
第4図は主軸台3の左側面を覆う工具マガジン8を取外
して見た第3図のA−A線矢視図であり、第5図は第2
のスリーブ30の縦断面図である。
主軸台3の上部に円筒形状のブラケット57が固定され
ている。その円筒状ブラケット57及び主軸台3のリブ
部58に軸受59.60を介して第1のスリーブ26が
回転自在に支承されている。
第1のスリーブ26は、多数の従節ローラ39゜40を
支承する上下3板の円板からなるパラレルカム37の従
動子38と一体に構成されている。
また、その内周面にはスプラインキー29が形成されて
いる。
第2のスリーブ30の上部にはスプライン31が形成さ
れ、そのスプライン31が第1のスリーブ26のスプラ
インキー29と係合して第2のスリーブ30の上部を支
承する。第2のスリーブ30の下部はメタル軸受32に
より主軸台3に回転自在かつ軸方向に移動自在に支承さ
れている。第2のスリーブ30の中央部外周にはリング
部材61がねじ62により固定されており、そのリング
部材61の円周溝45に揺動レバー43の接触子44が
係合して第2のスリーブ30の軸方向位置を規制し支持
している。
第2のスリーブ30の内部には、工具把持爪15を開閉
するための回動ロッド33が押通されている0回動ロッ
ド33は上端部を円筒状ブラケット57内で軸受63に
より回転自在に支持されている0回動ロッド33は軸方
向には移動することができない0回動ロッド33の上端
に設けられたピニオン49は、円筒状ブラケット57に
摺動自在に支持され平面溝カム47に従動して往復動さ
れるラック48と係合する。
第2のスリーブ30を回転駆動するカムインデックス機
構について第5図及び第6図を参照し説明する。第6図
は第4図のB−B線断面図である。
ATC駆動軸23に固定された2枚の板カム35.36
はそれぞれ真内部35A、36Aと山部35B、36B
とからなるカム輪郭を有し、2枚の板カム35.36の
山部35B、36Bは互いにずらして構成されている。
第1のスリーブ26と一体に形成された3枚の円板38
の間には、それぞれ4つの従節ローラ39.40が回転
自在に支持されパラレルカム37の従動子38を構成し
ている。上段の従節ローラ39と下段の従節ローラ40
とは互い違いに位置するように配役されている。2枚の
板カム35.36はそれぞれ4つの従節ローラ39.4
0のいずれかに当接する。
ATC駆動軸23の回転に従い、仮カム35゜36の山
部35B、36Bが一種のギアの様になって従節ローラ
39,40と噛み合い、従動子38即ち第1のスリーブ
26を回転させる。また、第6図に示す様に板カム35
.36の真内部35A。
36Aが従節ローラ39.40に当接しているときは、
上下段の互い違いの従節ロニラ39.40が板カム35
.36の真内部35A、36Aを挟んだ状態になり、板
カム35.36の回転にかかわらず従動子38即ち第1
のスリーブ26は完全にロックされた停止状態になる。
板カム35゜36のカム輪郭は180°の回転で従動子
38を180°回転し、残りの180°の回転では従動
子38を停止状態にロックするように形成されている。
第2のスリーブ30を軸方向に往復動さぜる軸送り機構
について第4図及び第7図を参照し説明する。第7図は
第4図のC−C線断面図である。
揺動レバー43が主軸台3の隔壁65に枳けられた軸6
6を支点として揺動自在に支承されている。従動レバー
43の中央部には四方に突出した円筒形状のカムフォロ
ワー67が設けられ、先端部にはローラからなる接触子
44が設けられている。カムフォロワー67は第1の円
筒溝カム42に係合され、先端の接触子44は第2のス
リーブ30に固定されたリング部材61の円周溝45に
係合されている。ATC駆動軸23の回転に従い第2の
スリーブ30が軸方向に上下動される。
回動ロッド33を平面渭カム47に従動して回動する8
!構について第8図及び第9図を参照し説明する。第8
図は第4図のD−DB階段断面図、第9図は第8図のE
−E線矢視図である。
主軸台3の天井壁70に水平レバー71が中央部を軸7
2に支承され、水平面内で揺動自在に取付けられている
。水平レバー71の一端には下方に突出した円筒状のカ
ムフォロワー73が設けられ、他端には上方に突出した
円筒状の接触子74が設けられている0回動ロッド33
の上端を支持する円筒状ブラケット57には水平方向に
貫通ずる円形の案内孔75が形成され、その案内孔75
にラック48が摺動自在に押通され案内されている。ラ
ック48は回動ロッド33の上端に設けられたピニオン
49と噛合する0円筒状ブラケット57の側面から突出
したラック48の後端部には係合溝76が形成され、そ
の係合fM76に水平レバー71の接触子74が係合す
る。また、水平レバー71のカムフォロワー67は千面
講カム47に係合する。ATC駆動軸23の回転し従い
、水平レバー71が揺動され、ラック48が前後に摺動
されて回動ロッド33が回動される。
回動ロッド33の回動に従って工具把持爪15を開閉す
る把持爪開閉機構について第5図及び第10図を参照し
て説明する。第10図は第5図のに−に線断面図である
回動ロッドの下端部には円筒形状をしたソケット80が
ピン81により取付ちれている。ソケット80は第2の
スリーブ30の内周面に摺接し、回動ロッド33の下端
を第2のスリーブ30の回転中心軸線上に支持する。回
動ロッド33の下h1には、水平方向に突出して係合ピ
ン82が設けられている。
一方、第2のスリーブ30の先端に固定された旋回アー
ム16の中心には、ピニオン軸83が軸受84,85を
介し垂直に軸支されている。ピニオン軸83の上端面に
は回動ロッド33の係合ピン82と係合するための0字
泊86が形成されている。第5図に示す鶴に、第2のス
リーブ3oが上昇端に位置したときに、係合ピン82が
0字泊86に係合し回動ロッド33の回動に従動してピ
ニオン軸83が回動される。
旋回アーム16内には、ピニオン、軸83のとニオンに
噛合するラック部材88がケーシング89に案内され左
右に摺動自在に設けられている。ラック部材88は、そ
の先端部90がケーシング89から突出し工具ホルダの
消に係合するノツチを兼ねる部材である。ラック部材8
8の摺励面をなず側面には2つのV?i91,92が垂
直に形成されている。ケーシング89の上記V?1i9
1,92に対応する位置に孔93が設けられ、その孔9
3に、ねじ94によって圧縮されなばね95により付勢
されたボール96が配設されている。ボール96は■溝
91.92に係合可能であり、ラック部材88を前進位
置又は後退位置に保持することができる。ラック部材8
8の中央部には長孔状の透孔97が設けられ、その透孔
97を押通して2木の固定ビン98.99が直立してケ
ーシング89に固定されている。透孔97はラック部材
88の直線移動を逃がすためのものである。
一方の工具把持爪15Δが2つのレバー101゜102
により固定ビン98.99に連結されている。各レバー
101,102はピン103,104により工具把持爪
15Aと連結されており、各レバー101,102は揺
動自在である。一方の工具把持爪15Aを連結するレバ
ー401,102はラック部材88の上方で固定ビン9
8.99に連結し、対となる他方の工具把持爪15Bを
連結するレバー1°05,106はラック部材88の下
方で固定ビン98.99に連結する。各レバー101.
102及び105.106の揺動を可能とするスペース
を空けるため、ラック部材88の透孔97が設けられた
附近は上下面が削られ板厚が薄くされている。
ピニオン軸83が回転駆動されラック部材88が前進す
ると、ラック部材88の後方の段部107がレバー10
1の側端を押圧し、固定ビン98を中心にレバー101
が回転されて工具把持爪】。
5Aを閉じる。そして、ボール96がV消91に係合し
た状態でラック部材88が保持される。その後、第2の
スリーブ30が下降し回動ロッド33の係合ビン82と
U’?’?i86との係合が外れ、ピニオン軸83がフ
リーになった状態でも、作用角の関係から工具把持爪1
5からの力によりラック部材88が移動することはない
0回動ロッド33によりピニオン軸83が逆方向に回転
されラック部材88が後退すると、ラック部材88の前
方の段部108がレバー102の側端を押圧し、工具把
持爪15Aを開く。
工具脱着装置駆動I!1構について第11図、第12図
及び第13図を参照し説明する。第11図は第4図のF
−F線断面図、第12図は第11図のG−Ga断面図、
第13図は主軸の縦断面を示す第11図のH−H!1f
lJi面図である。
主軸台3の側壁111には、上下方向に延びる突出部1
12が形成され、その内側面には内面に円柱形状の空間
を有するフランジ部113が形成されている。主軸台3
の隔壁65には、内面に前記フランジ部113と路間−
の空間を有するフランジ部114が形成されている。そ
して、前記フランジ部113,114の空間には、すべ
り軸受121.122が夫々取付けられ、そのすべり軸
受121,122には夫々支持棒123,124が上下
方向G:摺動可能に支持されている。その各支持棒12
3.124の上部には、連結部材125がねし126.
127により夫々固定されている。連結部材125の先
端は主軸台3の隔壁65の窓128を押通してATC駆
動軸23が配設された室に述するようにされている。そ
の連結部材125の先端にはカムフォロワ116が回転
自在に取付られ、第2の円筒溝カム51に係合する。
連結部材125とは垂直な方向に揺動部材52が配設さ
れる。揺動部材52は側壁111及び隔M65に支持さ
れた水平軸117に中央部を支承され上下方向に揺動自
在である。揺動部材52の一端には上下方向に二つに岐
れた二股部118が形成され、その二股部118が連結
部材125の略中間部を挟持して、揺動部材52が連結
部材125に係合されている。揺動部材52の他端は水
平方向に7字状に2つに岐れ、その7字部119が主軸
11の側面に突出した工具リリースピン54を上方から
押圧可能である。
第2の円筒溝カム51のカム高さが低いときは揺動部材
52の7字部119は工具リリースピン54から離れ、
第2の円筒溝カム51のカム高さが高いときは揺動部材
52が揺動され7字部119が工具リリースピン54を
上方から押圧する。
工具脱着装置1二ついて第13図を参照し説明する。こ
の装置は、テーパー形状のアーバー130及びプルスタ
ッド131を備える工具13を着脱自在に装着するもめ
である。主軸11の軸端面にはアーバー130が密着し
テーパ嵌合するテーパ孔132が設けられている。テー
パ孔132に連通ずる上方のコレット室133には円筒
形状をしたコレット134が軸方向に摺動自在に設けら
れている。コレット134の周上に設けられた複数の小
さなテーパ孔135cこボール136が配設され、複数
のボール136がプルスタッド131のネック部を囲む
ように保持されている。コレット134が上昇したとき
には、各ボール136はコレット室133上部のテーパ
部137に押圧されて中心方向に移動し、複数のボール
136がプルスタッド131を挟持して引き上げる。一
方、コレット134が下降したときは、第13図に示す
様に、コレット室133の側壁がやや拡がっているため
各ボール136は径方向に逃げることができ、プルスタ
ッド131は自由にコレット134内を通過することが
できる。
コレット134にはドローバ−53が固着され、ドロー
バ−53の上端には、ねじによりプラグ138が固定さ
れている。プラグ138は主軸1】の中空部内を軸方向
に摺動自在である。プラグ138と、主軸11の中堅部
に形成された段部139との間に一群の皿ばね140が
弾力的に圧縮介挿されている0皿ばね111oの強い圧
縮力にJ:リブラグ138は上方に付勢され、ドローバ
−53及びコレット134が上方に付勢されている。主
軸11には長円形の長孔141が対向的に設けられ、そ
の長孔141がらプラグ138に直交して挿通固定され
た工具リリースピン5 /lが突出し°Cいる。
揺動部材52の7字部119により、工具リリースピン
54を皿ばね140の付勢力に抗して下方に押圧するこ
とにより工具13をアンクランプ状態とすることができ
る。
工具マガジン8の搭造について第14図を参j(1し説
明する。第14図は第3図のJ−J線断面図である。
フレーム150の中央部に突出した円筒状部分151に
、軸受152を介して円盤153が回転自在に支持され
ている0円盤153の裏面に固定された環体154には
、同一円周上に多数のローラ155が配設されている。
これらのローラ155はバレルカム156のカムフォロ
アをなす、カム軸157が垂直にフレーム150に軸支
されている0円筒部材にスパイラル状に溝が創成された
バレルカム156がカム軸157に固定され、複数のロ
ーラ155と係合する。カム軸157は減速機158を
介してフレーム150上部に配設されたマガジンモータ
12に連結されている。カム軸157の回転に従動して
次々にローラ155がバレルカム156に係合し、円盤
153を同幅駆動する。
円盤の表面には多数の工具ボット34を支持する支持部
材160が固定されている。支持部材160は円盤15
3の周囲で放射状にかつ内部の方向(図面左方向)に延
出し、その各延出部161に設けられた支持軸162に
各工具ボット34が揺動可能に支持されている。
各工具ボット34には圧縮ばね164で付勢されたボー
ル165からなるラッチ機構が設けられており、工具1
3を圧縮ばね164の付勢力に抗して強く押し込むとプ
ルスタッド131にボール165が係合して工具13が
保持され、圧縮ばね164の付勢力に抗して強く引き抜
くと工具]3を工具ボット34がら取外すことができる
各工具ボット34の後端にはビン166が設けられてい
る。このビン166に係合可能なU字溝167を有する
スライダ168が上下方向に摺動自在にフレーム150
下方に支持され、エアシリンダ170のピストンロッド
171に連結されている。最も下の位置に割出された工
具ボット34のビン166がスライダ168のU字溝1
67に係合する。ピストンロッド171を後退してスラ
イダ168を上昇さぜることにより、想像線に示す様に
、割出された工具ボット34が90’回転されてマガジ
ンから取出され、旋回アーム16により工具交換が可能
な姿勢にされる。マガジンの周囲を囲む円筒状のカバー
172は工具13が取出される最下部の箇所だけ切欠が
れている。
以上の構成に基き作動について第15図及び第16図を
参照し説明する。第15図は工具交換装置の作動を示す
タイミングチャート、第16図はシーケンス図である。
加工が終了するとZ@送りモータ5が駆動され、工具1
3が被加工物と干渉しない位置まで主軸台3が上昇され
る(状R202>、同時に主軸11の定位値停止が行な
われる(状!202)、また、工具マガジン8のシリン
ダ170が上昇され割出された工具ボット34が90′
″回転され・て工具交換が可能な姿勢にされる(状B5
02)。
主軸定位値停止が確認されると直ぢにATCモータ17
が駆動されATC駆動軸23が回転を始める。ATCI
IK動軸23が約20°回転したところから平面溝カム
47のカム高さが上昇を始め、回動ロッド33を回転し
て工具把持爪15を閉じる(状B2O3,303>、こ
れにより、主軸11及び工具マガジン8の工具13が旋
回アーム16に保持される。ATC駆動軸23が約35
°回転すると第2の円筒溝カム51のカム高さが上昇を
始め、揺動部材52により工具リリースピン54を押し
下げ、主軸11に保持された工具13をアンクランプ状
態にする(状!204)、さらにATC駆動軸23の回
転が進み約65°の回転角に達すると、第1の円筒溝カ
ム42のカム高さが下降を始め、゛第2のスリーブ30
を下降させて工具13の抜取りを開始する(状態205
,305)。
工具13の抜取りはATC駆動軸23の65゛がら11
5°の回転角の間に行なわれる。一方、ATC駆動軸2
3が約90°の回転角に達するとパラレルカム37の2
枚の板カム35.36の山部35B、36Bが従節ロー
ラ39,40に当接し始め、第1のスリーブ26を回転
させて旋回アーム16の回転が開始される(状8206
)、ここで、ATCWA動軸23の回転角が90”から
115゜の間には、第2のスリーブ30の下降による工
具13の抜取り動作と旋回アーム16の回転による工具
13の交換動作が一部重複して行なわれる(第15図に
401で示す)、このように、動作を一部重複させるこ
とにより工具交換時間をより短縮することができる。旋
回アーム16はATC駆動軸23の90@から270′
までの回転の間に180°回転され工具位置が交換され
る。
そして、ATC駆動軸23が約255°の位置まで回転
すると、第1の円筒溝カム42のカム高さが上昇を始め
、第2のスリーブ30が上昇して新しい工具13の挿入
が開始される (状態207゜307)、ここでも、旋
回アーム16の回転と上昇とが一部重複して行なわれ(
第15図に402で示す)、工具交換時間の短縮が図ら
れている。
次に、ATC駆動軸23が約305°の位置まで回転す
ると、第2の円筒溝カム51のカム高さが下降して揺動
部材52が工具リリースピン54から離れ、皿ばね14
0の付勢力により工具13が主軸11にクランプされる
 (状8208)、そして、ATC駆動軸23の回転角
が320°がら350°の間に、千面渭カム47のカム
高さが下降し、回動ロッド33が逆回転されて工具把持
爪15が開かれて(状B209,309)、工具13が
旋回アーム16から離脱する。
ATC駆動軸23が1回転し最初の状態に戻ると、AT
Cモータ17が停止され、工具交換が終了する。工具交
換が終了すると直ちにZ輸送りモータ5及び主軸モータ
10が駆動され(状態210)、次の加工作業に入る(
状!21.1)、一方、工具マガジン8では、シリンダ
170が下降し工具ボット34が90゛回転されて格納
され(状態310)、マガジンモータ12が駆動されて
次に交換する工具の割出が開始され(状態311)、次
の工具交換に備える。
第15図では動作を明確に示すため各カム37゜42.
47.51のカム輪郭が直線的に変化するかのように図
示したが、実際には各カムのカム輪郭は滑らかな曲線に
形成され、各部材にショックを与えることなく高速に動
作させることを可能としている。
以上述べた本実施例は次のような利点がある。
(1)工具交換時に、旋回アーム16が下降しながら回
転するなど(第15図の401,402に示す)、動作
に一部重複部分を設けているため、工具交換に要する時
間をより短縮することができる。
(2)カムに、平面泪カム47、第1及び第2の円筒溝
カム42,51.パラレルカム37などの拘束カムを用
いているから、高速動作をさせても従動される各部材の
動作位置が確実に規制できる。
このため、旋回アーム16の下降と回転などの各動作を
限界まで重複させることができ、工具交換時間をより短
縮することができる。
(3)主軸台3に工具マガジン8及び旋回アーム16等
の工具交換装置が設けられているから、主軸台3の位置
にかかわらず工具交換を行うことができ、特定の工具交
換位置まで戻る必要がない。
(4) 工具マガジン8の割出しにバレルカム156を
用いているから、マガジンの割出しのためのノツチ等が
不要であり、騒音も発生しない、また、バレルカム15
6はセルフロック機能が働き円盤153側から回転させ
ることができないから、搭載された工具′m旦のアンバ
ランスによりマガジンが回転されることはなく、また、
マガジンモータ12の停止時にマガジンの慣性力により
回り過ぎ割出しに失敗することがない。
(5)ATC駆動軸23に設けられた各カム37゜42
.47.51のカム輪郭が、ATC駆動軸23の1回転
により1回の工具交換動作を行うように形成されている
から、動作が単純になり制御が容易である。
(6)  ドローバ−53が、主軸11に設けられた軸
線方向に長い長孔141から半径方向に突出する工具リ
リースピン54を備えているので、主軸11の上部から
それらの機構を排除でき、主軸11と主軸モータ10と
を直接連結することができる。それにより、主軸11と
主軸モータ10を離間して配置し主軸モータ10の駆動
軸と主軸11とをベルト等を介して連結する必要がない
[発明の効果] 以上詳述したように本発明においては、主軸に装着され
た工具のアンクランプを行うためのカムを、工具交換装
置を駆動するた晰駈動軸に設け、一個のモータによって
回転されるようにしたので、工具交換動作の全てを主軸
台の位置に拘らず行うことができ、工具交換時間を短縮
することができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例を示し、第1図は工具交換装置
の概要を示す模式図、第2図は外観を示す斜視図、第3
図は平面図、第4図は第3図のA−A線矢示図、第5図
は第2のスリーブの縦断面図、第6図はパラレルカムを
示す第4図のB−B線断面図、第7図は第1の円筒溝カ
ムを示す第4図のC−C縦断面図、第8図は平面溝カム
を示す第4図のD−D線階段断面図、第9図は第8図の
E−E線矢示図、第10図は旋回アームを示す第5図の
に−に線断面図、第11図は第2の円筒溝カムを示す第
4図のF−F線断面図、第12図は第11図のG−G線
断面図、第13図は主軸の縦断面を示す第11図のH−
H線断面図、第14図は工具マガジンの縦断面を示す第
3図のJ−J線断面図、第15図は作動を示すタイミン
グチャート、第16図はシーケンス図である。 図中、3は主軸台、11は主軸、15は工具把持爪、1
6は旋回アーム、17はATCモータ、23はATC駆
動軸、26は第1のスリーブ、30は第2のスリーブ(
ATC軸)、33は回動ロッド、37はパラレルカム(
第1のカム)、42は第1の円筒溝カム(第2のカム)
、47は平面溝カム(第3のカム)、51は第2の円筒
溝カム(第4のカム)、156はバレルカムである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一端に各種工具を着脱可能に保持し、内部に前記工
    具に対する工具クランプ機構を内蔵する主軸と、前記主
    軸を回転可能に支持する主軸台と、その主軸台を、前記
    主軸に保持された工具と相対する被加工物に対して相対
    的に、前記主軸の回転軸線と同方向に往復移動可能に支
    持するフレームと、複数の各種工具を保持する工具マガ
    ジンと、その工具マガジンに保持された工具の一つを選
    択して前記主軸に装着された工具と交換するための工具
    交換装置とを備えた工作機械において、前記工具クラン
    プ機構が、主軸の中心孔内に設けられ、常には付勢手段
    によって主軸の前記工具着脱部と逆の側に付勢されるド
    ローバーを含み、そのドローバーは、前記主軸に設けら
    れた軸線方向に長い長孔から半径方向に突出する工具リ
    リースピンを備えていることと、 前記工具交換装置を駆動するために、前記主軸台に設け
    られ、一個のモータによって回転される駆動軸と、 その駆動軸に取付けられた一個のカムと、 そのカムによって作動され、前記リリースピンを介して
    前記ドローバーを前記付勢手段の付勢力に抗して作動し
    、工具の主軸に対するアンクランプを行わせるためのカ
    ムフォロワーと を備えていることを特徴とする工具交換装置を備えた工
    作機械。 2、前記主軸の一端に、主軸駆動用のモータが直接連結
    されていることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記
    載の工具交換装置を備えた工作機械。
JP4853590A 1990-02-28 1990-02-28 工具交換装置を備えた工作機械 Pending JPH02262936A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5845836A (ja) * 1981-08-31 1983-03-17 Tsugami Corp 工作機械の工具交換装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5845836A (ja) * 1981-08-31 1983-03-17 Tsugami Corp 工作機械の工具交換装置

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