JPH022617Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はフオトカード、即ち、私製ハガキに写
真、メツセージを入れて送れる通称フオトカード
に関する改良である。

従来、写真を送る場合に封筒に手紙と共に同封
して送ることが一般的である。本考案は私製ハガ
キの裏面に全面に貼着剤を塗布し、剥離紙の中央
を周縁を額縁状に残せるように切取線を入れて中
央を剥ぎ取れるように形成し、その上に通信用そ
の他を記入するメツセージ用紙を重ね、更にその
上に透明ビニル用紙に中央を残して周縁を額縁状
に着色して重ねて透明用紙の上下一端を貼着して
成るもので、受信者において透明ビニル用紙を開
封し、剥離紙の中央を切取線に沿つて剥ぎ取つて
写真を現わし、透明ビニル用紙を再び貼着して残
した中央の透明部より写真を透視できるもので、
その目的とするところは取扱簡単で、便利に使用
できるフオトカードを提供するにある。

以下、図面について詳細に説明すれば、第１図
はフオトカード、即ち私製ハガキＡの表面１で略
中央に横線を施して受信人の住所面１ａ、発信人
の住所、記入面１ｂと郵便番号記入箇所１ｃ、切
手貼着箇所１ｄを印刷し、第２図は裏面を示した
もので、透明用紙、例えば透明フイルムを使用
し、中央２ａを残して周縁２ｂを着色または装飾
等を印刷して額縁状に形成して通信文用紙、即ち
メツセージ用紙Ｃが中央に残した透明部分より透
視できるもので、図面はメツセージ用紙Ｃに漫画
を表示している。

このフオトカードＡの裏面２の詳細については
第３図に分解して示した。即ち、この第３図にお
いて透明用紙２をフオトカードＡの裏面より略８
％位い剥離彎曲した状態を示して剥離紙３を示す
と共に、内部の写真Ｂ、メツセージ用紙Ｃを分離
して示した。しかして剥離用紙３は周枠縁３ａを
残して中央３ｃが剥ぎ取れるように切取線３ｄを
施す。また周枠縁３ａに切割線４を施してこの部
分を彎曲することにより周縁３ａをはじめ中央３
ｃを剥ぎ取り易く形成する。写真Ｂは剥離紙３に
前記のように切取線３ｄを施して中央３ｃを剥ぎ
取るようにしたので、この中央３ｃの下に写真Ｂ
を貼着して置いてメツセージ用紙Ｃに代えて剥ぎ
取る中央３ｃにメツセージ文を記入してメツセー
ジ用紙３に代用しても良い。更にメツセージが長
文になる場合は両者を併用できる。また、写真Ｂ
は写真とは限らず新聞の記事、景色の絵等も使用
できる。

次に第４図は、剥離紙３の中央３ｃを剥ぎ取
り、貼着面に写真Ｂを貼着し、更に周枠縁３ａを
剥ぎ取り貼着面を表わしてメツセージ用紙Ｃを貼
着して写真を保護すると共に、メツセージ用紙３
を剥ぎ取れば写真Ｂが現われ透明用紙２の中央の
透明部分２ａを通じて写真を透視できるので、フ
オトカードＡをそのまま保存できるものである。

本考案は以上のようにフオトカードＡ、即ち私
製ハガキの裏面の全面に貼着剤を塗布して剥離紙
３を貼着し、この剥離紙３に周縁に周枠縁３ａを
残して中央３ｃが剥ぎ取れるように切取線３ｄを
施し、更にその上に透明用紙２を中央２ａを残し
て周縁に周枠縁２ｂを残してこれに着色または模
様を施し、更に上下両端に細巾５を残して貼着
し、内部に写真Ｂを剥離紙３の中央の剥取部分の
下に貼着して封入し、メツセージ用紙Ｃに要件を
書いて収納できるので、発信者は記念の写真Ｂと
メツセージ用紙Ｃを封入するのみで送れ、受信者
は剥離紙３の中央３ｃを切取線３ｄに沿つて切取
ることで写真Ｂが現われ、透明用紙２を再び貼着
すれば中央の透明部２ａを通じて写真の透視がで
き、そのまま保存ができて手数を省くと共に写真
の保護もできる等、使用上多大の便益があるもの
である。

【図面の簡単な説明】

図面第１図は正面図、第２図は裏面図、第３図
は分解斜視図、第４図は使用状態の説明図、第５
図は縦断面図を示す。 Ａ……フオトカード、Ｂ……写真、Ｃ……メツ
セージ用紙、１……表面、２……透明用紙、３…
…剥離紙。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フオトカード（私製ハガキ）Ａの裏面の全面に
   貼着材を塗布して剥離紙３を貼着し、この剥離紙
   ３に周縁に周枠縁３ａを残して中央３ｃを剥ぎ取
   れるように切取線３ｄを施し、またその上面に透
   明用紙２を中央２ａを残して周縁を着色または模
   様を施して周枠縁２ｂを設け、更に上下両端に細
   巾５を残して貼着材に貼着して内部に写真Ｂ、メ
   ツセージ用紙Ｃを封入して成るフオトカード。