JPH02261743A - 用紙供給装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は積層された単票用紙を１枚ずつ供給する用紙
供給装置に関する。

［従来の技術］ 従来のこの種の用紙供給装置について図面を参照して説
明する。

第３図及び第４図はそれぞれ用紙供給装置としてのホッ
パー１６の右側断面図及び部分平面図である。

ホッパー１６は単票用紙Ｐを積層収容するための縦断面
はぼＬ字状をなす左右一対の用紙収容部材２７と、この
両用紙収容部材２７間において単票用紙Ｐをその背面側
から支持する用紙支持部材２８とを備えている。そして
、前記両用紙収容部材２７及び用紙支持部材２８が架設
部材１４上に用紙の幅方向へ移動可能に支持されている
。又、一対の送出ローラ１９が駆動軸１８上に一体に回
転可能に嵌合支持され、かつ用紙収容部材２７と一体に
用紙の幅方向へ移動させ得るようになっている。

ホッパー１６において、押上板２９．３０は後端にてピ
ン３１により各用紙収容部材２７及び用紙支持部材２８
上に回動可能に支持され、それらの前端が、その下面前
端間に用紙幅方向に橋わたした押上ロッド３２により一
体に上下動可能に構成されている。押上用バネ３３は両
用紙収容部材２７の側フレーム２７ａ内のばね掛止体３
４と押上ロッド３２上の掛止コロ３５との間に張設され
、この押上用ばね３３の作用により押上板２９，３０が
第３図の時計方向に回動付勢されて、ホッパー１６内の
単票用紙Ｐが送出ローラ１９に向かって押付けられてい
る。

案内片３９は前記側フレーム２７ａの一側内面に突設さ
れるとともに、案内ローラ４０は操作軸４１を介して側
フレーム２７ａの一側内面に回転可能に支持され、この
案内片３つ及び案内ローラ４０に沿って前記押上用バネ
３３が張設案内されている。

次にホッパー１６内の単票用紙Ｐが送出ローラ１９の回
転に伴い送出されるときの構成について説明する。

第５図及び第６図は単票用紙を送出する機構の右側断面
図及び分解斜視図をそれぞれ示す。

支持板５１は前記両用紙収容部材２７の側フレーム２７
ａ内において、支軸４２に回動可能に支持され、その先
端が単票用紙の送出方向端部付近でその積層方向に移動
可能に構成されている。その支持板５１の先端には移動
方向に延びる案内溝５１ａが形成されると共に、中間部
には長孔５１ｂが形成されている。

板ばね５２はカシメピン５３により支持板５１の先端に
固着されて単票用紙の積層方向に延在し、その上端には
ホッパー１６内の単票用紙に対しその送出方向端部の両
側前縁に係合可能な係合部５２ａが用紙送出方向へ若干
傾斜して設けられている。そして、板ばね５２の上端係
合部５２ａは単票用紙送出方向に撓むことができる。

押さえ板５４は前記両側フレーム２７ａ内においてピン
５５により支持板５１の内面にそれぞれ相対回動可能に
支持され、その先端には支持板５１の案内溝５１ａに嵌
合する突片５４ａが形成されると共に、中間部には長孔
５４ｂが形成されている。又、押さえ板５４の先端上部
には平面形はぼ三角状の押圧片５４ｃが折曲形成され、
この押圧片５４ｃがホッパー１６内の単票用紙Ｐに対し
その送出方向端部付近の両側上面に係合可能に対向され
ている。

第一のばね５６は前記支持板５１と押さえ板５４との間
に張設され、この第一のばね５６の作用により支持板５
１と押さえ板５４が互いに逆方向に回動付勢されて、常
には第５図に示すように、前記案内溝５１ａの底部と突
片５４ａとの当接により、板ばね５２の係合部５２ａと
押圧片５４ｃとが所定の狭い間隔をおいて対応配置した
状態に保持され、ている。前記第一のばね５６よりも弱
い付勢力の第二のばね５７は押さえ板５４と側フレーム
２７ａ内のピン５８との間に張設され、この第二のばね
５７により押さえ板５４及び支持板５１が一体的に第５
図の反時計方向に回動付勢されて、押圧片５４ｃがホッ
パー１６内の単票用紙Ｐの上縁に押付けられている。

さて、前記のように構成された用紙供給装置において、
ホッパー１６内に腰の強い単票用紙Ｐ１例えばはがきな
どが送出ローラ１９の回転に伴い送出される際には、そ
の単票用紙Ｐは板ばね５２の係合部５２ａを送出方向に
湾曲させて、その係合部５２ａと押さえ板５４の押圧片
５４ｃとの間を通って送出される。

［発明が解決しようとする課題］ しかしながら、第７図の単票用紙の送出状態を示す概略
断面図が示すように、送出ローラ１９が最上側の単票用
紙Ｐを送出するとき、２枚目の単票用紙も最上側の用紙
との摩擦により送出されようとする。

前述したように単票用紙Ｐははがきのように腰の強い用
紙であり、また抑圧片５４ｃは第二のばね５７により単
票用紙Ｐを押圧する方向へ付勢されているので、送りロ
ーラ１９が単票用紙Ｐを送出する力はほぼそのまま板ば
ね５２の上端の係合部５２ａを撓ませる力となり、２枚
の単票用紙Ｐはそのまま２枚同時に送出されてしまい、
１枚ずつ正確に送出するというホッパー１６の本来の機
能を果たせなくなってしまうという問題があった。

［課題を解決するための手段］ 本発明の用紙供給装置は、単票用紙を積層収容するため
のホッパー（１６）と、そのホッパー（１６）内の最上
側の単票用紙と対向するように設けられ、最上側の単票
用紙をホッパー（１６）から送出する送出ローラ（１９
）と、一端において支軸（４２）により回動可能に支持
され、他端が単票用紙の送出方向の端部付近でその積層
方向に移動可能な支持板（５１）と、その支持板（５１
）に支持され、前記ホッパー（１６）内の単票用紙の前
記端部付近において最上側の単票用紙に上面から当接し
てホッパー（１６）内の単票用紙を押さえ保持する押さ
え板（５４）と、単票用紙の前記端部に位置し、単票用
紙の送出方向に撓むことが可能で、前記押さえ板（５４
）との間に用紙の送出方向に対して上方に傾いた方向の
隙間を形成する板ばね（５２）とを備え、単票用紙が前
記押さえ板（５４）と前記板ばね（５２）の上端との間
より送出されるときに、前記支持板（５１）が前記支軸
（４２）を中心に前記板ばね（５２）の下端から上端へ
向かう方向に回動する構成となっている。

【作用］ 前述した本発明の構成により、最上側の単票用紙が送出
ローラ（１９）により送出され、押さえ板（５４）と板
ばね（５２）との間を通る時、その単票用紙は斜め上方
に湾曲されようとするが、はがきなどの単票用紙の腰の
強さから押さえ板（５４）を押し上げ、支持板（５１）
を板ばね（５２）とともに上方に回動させる。その結果
、最上側の単票用紙の前端部が２枚目の単票用紙から上
方へ離隔し、その最上側の単票用紙のみ送出されること
になる。

［実施例コ 以下、この発明を具体化した一実施例を図面に従って説
明する。尚、従来技術の項で同一番号を符したところは
その説明を省略する。

第１図は本発明の用紙供給装置の単票用紙を送出する機
構の右側断面図を示したものである。

押さえ板５４はピン５５により支持板５１に相対回動可
能に支持されているが、第一のばね５６により支持板５
１と一体に移動可能に保持されている。

一方、支持板５１は一端において支軸４２に回動可能に
支持されている。従来技術の項で述べた第二のばね５７
はこの実施例では存在しないので、押圧片５４ｃは自重
で積層された単票用紙Ｐを上面から押さえるように当接
している。

従って、支持板５１は支軸４２を中心に板ばね５２の下
端から上端へ向かう方向に自由に回動することが可能で
ある。

ここで送出ローラ１９により、はがきなどのように腰の
強い単票用紙の積層部から最上側の単票用紙Ｐ１を送出
するとき、２枚目の単票用紙Ｐ２も最上側の単票用紙Ｐ
１との摩擦により同時に送出されようとする。

第１図に示すように、実際に用紙が送出される隙間、す
なわち押圧片５４ｃと板ばね５２の係合部５２ａとの隙
間は単票用紙の積層方向に対して微少角度だけ上方に傾
いた方向にあるので、第２図の単票用紙の送出状態を示
す概略断面図で明らかなように、最上側の単票用紙Ｐ１
は湾曲されながら斜め上方に向かって送出される。

最上側の単票用紙Ｐ１は板ばね５２を送出方向に撓ませ
ると同時に、用紙の腰の強い性質からまつ・すぐになろ
うとして抑圧片５４ｃを上方へ押し上げる。従って支持
板５１は支軸４２を中心に微少量上方に回動され、それ
に伴って板ばね５２も上方へ移動する。

その結果、最上側の単票用紙Ｐ１の前端部は上方へ移動
して２枚目の単票用紙Ｐ２から離隔する。

一方、最上側の単票用紙Ｐ１と２枚目の単票用紙Ｐ２と
の摩擦力は、送出方向に対して垂直な方向には働かない
ので、２枚目の単票用紙Ｐ２はそのまま積層されている
単票用紙Ｐとともに残る。

この結果、最上側の単票用紙Ｐ１は２枚目以降の単票用
紙から離れて板ばね５２の上端側から押圧片５４ｃとの
隙間を通って送出される。

従って、支持板５１が支軸４２を中心に板ばね５２の下
端から上端へ向かう方向に回動することが可能なので、
送出ローラ１９が最上側の単票用紙Ｐ１を送出するとき
、２枚目の単票用紙Ｐ２も最上側の用紙Ｐ１との摩擦に
より送出された場合でも、実際に板ばね５２の係合部５
２ａと押圧片５４ｃとの隙間より送出されるのは最上側
の１枚だけであり、ホッパー１６は１枚ずつ正確に送出
するという本来の機能を果たすことができる。

尚、本実施例では、支持片５１を支軸４２を中心に板ば
ね５２の下端から上端へ向かう方向に回動可能としたが
、同方向へある程度の回動が可能であるなら、支持片５
１に単票用紙の腰の強さよりも弱い力のばねを掛けて、
ある程度の付勢力で板ばね５２の下端側へ引っ張ること
に差し仕えはない。

［発明の効果］ 以上詳述したようにこの発明によれば、積層された単票
用紙を１枚ずつ供給する用紙供給装置において、支持板
を支軸を中心に板ばねの下端から上端へ向かう方向へ回
動可能としたので、その支持片に支持された押さえ板及
び板ばねの動きにより、送出ローラが最上側の単票用紙
を送出するとき、２枚目の単票用紙も最上側の用紙との
摩擦により送出された場合でも、実際に送出される単票
用紙は１枚だけであり、ホッパーは正確に１枚ずつ用紙
を供給できるという効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の用紙供給装置の単票用紙を送出する機
構の右側断面図、第２図は単票用紙の送出状態を示す概
略断面図、第３図は従来の用紙供給装置の右側断面図、
第４図は従来の用紙供給装置の部分平面図、第５図は従
来の用紙供給装置の単票用紙を送出する機構の右側断面
図、第６図は支持板、押さえ板、板ばねの分解斜視図、
第７図は、従来の用紙供給装置の単票用紙の送出状態を
示す概略断面図である。 図中、１６はホッパー、１９は送出ローラ、４２は支軸
、５１は支持板、５２は板ばね、５４は押さえ板、Ｐは
単票用紙である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、積層された単票用紙を１枚ずつ供給する用紙供給装
   置において、 単票用紙を積層収容するためのホッパー（１６）と、 そのホッパー（１６）内の最上側の単票用紙と対向する
   ように設けられ、最上側の単票用紙をホッパー（１６）
   から送出する送出ローラ（１９）と、 一端において支軸（４２）により回動可能に支持され、
   他端が単票用紙の送出方向の端部付近でその積層方向に
   移動可能な支持板（５１）と、その支持板（５１）に支
   持され、前記ホッパー（１６）内の単票用紙の前記端部
   付近において最上側の単票用紙に上面から当接してホッ
   パー（１６）内の単票用紙を押さえ保持する押さえ板（
   ５４）と、 単票用紙の前記端部に位置し、単票用紙の送出方向に撓
   むことが可能で、前記押さえ板（５４）との間に用紙の
   送出方向に対して上方に傾いた方向の隙間を形成する板
   ばね（５２）とを備え、単票用紙が前記押さえ板（５４
   ）と前記板ばね（５２）の上端との間より送出されると
   きに、前記支持板（５１）が前記支軸（４２）を中心に
   前記板ばね（５２）の下端から上端へ向かう方向に回動
   することを特徴とする用紙供給装置。