JPH02261510A - 切換弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は飲料水等の濾過器に設置する切換弁に関するも
のである。

従来の技術 一般家庭用濾過器の中には水栓の吐出管に直接取り付け
るように構成されたものがある。そしてこのような形態
のものには原水使用時と濾過水使用時とで水通路を切り
換える為の水路切換弁が一体に設けられており、切換え
レバーを原水側に位置させると原水が直接吐出し、また
濾過側に位置させると水は濾材を通って吐出するように
なっている。以下、第５図、第６図、第７図に基づいて
従来の濾過器の構成を説明する。図において、４１は水
路切換部、４２は濾材収容部である。４４は濾材を収容
した濾過用カートリッジ、４６は濾過水吐出口である。

水路切換部４１において、５０は水路切換弁部の主要部
材となる弁部材、５１は円筒状のケーシング部材であり
、弁部材５０の内側に装着されている。弁部材５０は、
弁ケーシング部５２、原水導入口５３、濾材側供給水路
５４を備えている。

５５は棒状部材、５６は棒状部材５５に埋着されたパツ
キンである。そして前記ケーシング部材５１と弁部材５
０の弁ケーシング部５２によって筒状弁ケーシングが形
成されており、この筒状弁ゲージングに棒状部材５５が
スライド可能に収容されている。６５は原水ストレート
流出口６５．６６はシャワー用流出口である。

５７は弁球、５８は棒状部材５５に形成された弁球収容
部であり、弁球５７は弁球収容部５８に収容されている
。６１は弁部材５０に回転可能に取り付けられ、中央孔
に二条雌ねじが形成されたねじ部材である。棒状部材５
５には突起６２ａおよび６２ｂが設けられ、この突起６
２ａ、　６２ｂが上記二条雌ねじに螺合し、ねじ部材６
１を回転させると棒状部材５５は直線的に移動するよう
に構成されている。

以上のように構成された濾過器の動作は次のようになる
。第５図に示す濾過状態では、棒状部材５５は図面上に
て最も右側に位置し、原水導入口５３から弁ケーシング
内へ流入した水は濾材側供給水路５４に流れ込み、濾過
用カートリッジ４４に流れ込む。

また第６図に示す原水ストレート吐出状態では、棒状部
材５５は中間部に位置する事となり、原水導入口５３か
ら弁ケーシング内へ流入した水はそのまま原水ストレー
ト吐出口６３から外部へ吐出する事となる。

また第７図に示すシャワー状態では、棒状部材５５は図
面上にて最も左側に位置し、原水導入口５３から弁ケー
シング内へ流入した水はシャワ一部６４から外部に吐出
する事となる。

発明が解決しようとする課題 しかしながら以上のような構成では次のような。

問題があった。すなわち、原水導入口５３は流出口（ス
トレート流出口６５およびシャワー用流出口６６）から
筒状ケーシングの長手方向にずれた所に位置しており、
゛流出口の部分の水流は長手方向の成分が太き（なるよ
うな構成となっている。

すると、弁球５７が原水ストレート流出口６５またはシ
ャワー用流出口６６を塞いでいる際、原水導入口５３か
らの水流の一部は弁球収容部内にも流れ、弁球５７には
原水導入口５３の方に面した部分すなわち導入口側部と
その反対側の部分すなわち良導入口側部で異なった大き
さの水圧が加わってしまう。すなわち上記導入口側部に
て受ける水圧は良導入口側部で受ける水圧よりも高くな
り、アンバランスが生じてしまう。このような状態にな
ると、弁球５７は安定せず、良導入口方向へ僅かに動い
ては戻りまた動いては戻りと言う具合いに振動を起こし
てしまい、水漏れや騒音を起こしてしまっていた。

本発明は以上の課題に鑑みてなされたものであり、水路
切換部の弁球を安定させる事が可能な切換弁を提供する
ことを目的とする。

課題を解決するための手段 本発明は以上の課題を解決するため、棒状部材に形成さ
れた弁球収容部の良導入口側部すなわち原水導入口の方
へ向いた部分に対して反対側の部分に上記弁球収容部の
内側と外側を連通可能にする開口を設けた。

作用 以上のように構成することにより、弁球は原水導入口か
らの水流に直接さらされる事がなく、弁球に加わる圧力
を全域にわたって均一に近付け、弁体を安定させる事が
可能となる。

実施例 以下、本発明の実施例として切換弁を備えた濾過器つい
て説明する。第１図は本発明の実施例における濾過器を
示すものである。第１図において、１は水路切換部、２
は濾材収容部である。なお３は水栓の吐出管である。４
は濾過用カートノッジである。濾過層カートリッジ４内
には中空糸フィルタ２５および粒状活性炭２６が収容さ
れており、これらの二つの濾材によって水を濾過するよ
うに構成されている。

第５図は平面図である。濾材収容部２は第５図に示すよ
うに互いに分割可能な本体部５と蓋部材６から成り、濾
過用カートリッジ４は本体部と蓋部材６によって構成さ
れた空間内に収容されている。７は濾材収容部２内に突
設され、原水を濾過層カートリッジ４内に導くための注
入管である。

注入管７は濾過用カートリッジ４に設けられ原水流入口
に填まり込む事となる。

′８は濾過用カートリッジ４に突設された濾、過水用結
合部であり、濾過水用結合部８は濾材収容部２内に設け
られ、濾過水吐出口に連通した結合部９と結合する。

次に水路切換部１について詳細に説明する。第１図にお
いて、１０は水路切換部の主要部材となる弁部材である
。弁部材１０には、ケーシング部１２、原水導入口１３
、濾材側供給水路１４が形成されている。また前記注入
管７も弁部材１０の一部によって構成され、注入管７の
内部が濾材側供給水路１４となっている。

１８は円筒状のケーシング部材であり、弁部材１０の内
側に装着されている。１９は弁部材１０とケーシング部
材１８との間を密閉するパツキンである。１７は弁座部
材であり、ケーシング部材１８に形成された開口に埋め
込まれている。弁座部材１７には原水をストレートに吐
出させる為の原水ストレート出口１５および原水をシャ
ワー側から吐出させる為のシャワー出口１６が形成され
ている。

２０は棒状部材であるｏ　２１　ａｌ　２　ｌ　ｂ＋　
２１　ｃは棒状部材２０に埋着された断面Ｖ字状のパツ
キンであり、棒状部材２０にはこれら合計３つのパツキ
ンが設けられている。その中でも、カートリッジ側に隣
接した方の端部にはパツキン２１ａ、２１ｂが二重に装
着され、濾過時の高い圧力に対しても十分な水密能力を
持つようになっている。そして前記ケーシング部材１８
と弁部材１ｏのケーシング部１２によって筒状弁ケーシ
ングが形成されており、この筒状弁ケーシングに棒状部
材２０がスライド可能に収容されている。第４図は棒状
部材２０を示す斜視図である。ただし第４図においては
パツキン２１ａ、２１ｂ、２１ｃは省略している。２２
は弁球、２３は棒状部材２０に形成された弁球収容部で
あり、弁球２２は弁球収容部２３に収容されている。そ
して、弁球２２によって原水ストレート出口１５または
シャワー出口１６を塞ぐように構成されている。３６は
弁球収容部２３の外縁部の中の導入口側縁部、３７は上
記外縁部の中の良導入口部であり、良導入口部３７は導
入口側縁部３６よりもその高さは低くなっている。そし
て上記外縁部の中の良導入ロ側縁部３７以外の部分では
弁ケーシングとの間にはほとんど透間は形成されず、第
１図に示されるように良導入口側縁部３７と弁ケーシン
グとの間のみに開口３８が形成され、その開口３８によ
って弁球２２に水圧が加わるようになっている。

２４は弁部材１０に一体に形成された断面四角形の棒部
である。また２５は棒状部材２０に形成された断面四角
形の穴であり、棒部２４は穴２５にスライド可能に填ま
るようになっている。そしてこの棒部２４と穴２５とが
棒状部材２０の回り止めの作用を持っている。３０は弁
部材１０に回転可、能に取り付けられたねじ部材であり
、その中央孔には二条雌ねじが形成されている。３１ａ
および３１ｂはそれぞれ棒状部材２０に設けられた突起
であり、突起３１ａ、３　ｌｂが上記二条雌ねじに螺合
しており、ねじ部材３０を回転させると棒状部材２０は
直線的に移動するようになっている。

３２はシャワーキャップであり、原水をストレートに吐
出させる原水ストレート吐出口３３および多数の孔を備
えたシャワ一部３４を備え、０リング３５ａおよび３５
ｂによって水漏れが生じないように弁部材１０に取り付
けられている。そして原水ストレート出口１３から流出
した水はシャワーキャップ３２の原水ストレート吐出口
３３から外部へ吐出し、シャワー出口１４から流出した
水はシャワ一部３４の多数の孔から吐出する事となる。

以上のように構成された濾過器の動作は次のようになる
。第１図に示す濾過状態では、棒状部材２０は図面上に
て最も右側に位置している。すなわちこの状態では、原
水導入口１３から濾材側供給水路１４への水路が開かれ
る事となり、またパツキン２１ａ、２　ｌｂによってケ
ーシング部材１８内への水の流入が阻止され、原水導入
口１３から弁ケーシング内へ流入した水は濾材側供給水
路１４に流れ込み、そのまま注入管４を通って濾過層カ
ートリッジ４に流れ込む。そして水が濾過用カートリッ
ジ４内を通る事により、粒状活性炭および中空糸フィル
タによって残留塩素や鉄錆等の濁りの成分および一般細
菌等が除去される。

第２図は原水ストレート吐出状態を、また第３図はシャ
ワー状態をそれぞれ示す。第２図の原水ストレート吐出
状態では、弁球２２はシャワー出口１４を塞ぐ。この時
、弁球収容部２３の内側と外側間を連通させるための開
口は良導入口側に形成された開口３８のみであるので、
たとえ弁ケーシングの長手方向の流れがあっても、弁球
収容部２３内の水の流れは非常に小さ（、弁球２２へは
全体に均一な圧力が加わり、弁球２２は安定した状態を
保つ事となる。第３図のシャワー状態では、弁球２２は
原水ストレート出口１３塞ぐ。この場合も同様に弁球２
２へは全体に均一な圧力が加わる事となり、弁球２２は
安定した状態を保つ事となる。

発明の効果 以上のように本発明は、弁球収容部の良導入口側のみに
開口を設けた事により、弁球は原水導入口からの水流に
直接さらされる事がなく、弁球に加わる圧力を全域にわ
たって均一に近付け、弁体を安定させる事が可能となる
。従って、たとえケーシング内へ水を流入させる為の原
水導入口が原水ストレート流出口およびシャワー用流出
口等の流出口から比較的大きく離れていても、弁球が振
動を起こし水漏れや騒音等が生じる事が無い。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例における切換弁を備えた濾過器
の濾過状態の断面図、第２図は同濾過器の原水ストレー
ト吐出状態の断面図、第３図は同濾過器のシャワー状態
の断面図、第４図は同濾過器の棒状部材の斜視図、第５
図は従来の濾過器の濾過状態の断面図、第６図は同濾過
器の原水ストレート吐出状態の断面図、第７図は同濾過
器のシャワー状態の断面図である。 第２図 ４：濾過層カートリッジ　　１０：弁部材１３：原水導
入口　　１４：Ｉ！！材側供給水路１８：ケーシング部
材　　１７：弁座部材１５：原水ストレート出口 １６：シャワー出口　　２０：棒状部材２１ａ、２　ｌ
ｂ、２１ｃ　：パッキン　　２２：弁球２３：弁球収容
部　　３６二弁球収容部３７：反導入口部　　３８二開
口 ２４：棒部　　２５：穴　　３０：ねじ部材３１ａ、３
１ｂ：突起 代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名第３図 第 図 １ａ 第６図 第７図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 筒状弁ケーシング内にその長手方向に沿って移動可能に
   収容された棒状部材を備え、 上記棒状部材に形成された弁球収容部に弁球を収容し、 上記筒状弁ケーシングは、原水導入口と、上記原水導入
   口から離れた所に互いに隣接した第１の流出口および第
   ２の流出口とを備え、 棒状部材を移動させる事によって上記弁球の位置を変え
   、上記弁球が第１の流出口又は第２の流出口の一方を塞
   ぐ事によって上記原水導入口より流入した水が第１の流
   出口から流出する水路と第２の流出口から流出する水路
   とを切換えるように構成され、 上記弁球収容部の上記原水導入口に向いた部分に対して
   反対側の部分のみに上記弁球収容部の内側と外側とを連
   通可能にする開口を設けた事を特徴とする切換弁。