JPS59183881A - 浄水器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は浄水器に係り、特に処理性能の安全化、安全機
構動作の安定化を図った浄水器に関する。

従来より、家庭用の水道水等の飲料水を対象とする浄水
器には活性炭やその他の吸着材が広く用いられており、
それらの処理材の性能は、浄水器が小形である必要性か
ら充分な余裕を与えることができず、通水量のばらつき
による浄水の処理度合のばらつきが多かった。すなわち
、家庭用の上水道水圧やポンプ等の水圧は一定ではなく
、圧力のばらつきに伴ない通水量もばらつくためである
。

また、これらの浄水器は浮遊物質を取り除くためフィル
タを用いるのが常であるが、このフィルタの目詰りによ
る水量の変化も太きかった。コスト面からは、低コスト
＆目的と゛するため、その主な構成要素をプラスチック
で与えることが多く、そのため耐圧強度が金属の場合よ
りも弱くなるが、この対応策として、一定圧力以上にな
ると水を逃がす安全機構を設けることが多かったが、こ
れがフィルタの目詰９を知らせる手段を兼ねるため、大
きな供給水圧のばらつきの中で確実な動作が要求される
ため、精度の良い、高価なものが必要となっていた。

本発明の目的は、供給水圧にばらつきを生じても、通水
量のばらつきを抑えて性能のばらつきを抑えると共に、
安全機構の動作を助けて比較的精度の悪い安価な構造の
ものでも確実に動作させる手段を有する浄水器を与える
にある。

本発明は、浄水器の他の部分よシも大きな通水抵抗を有
する抵抗をフィルタ部よシも上流側に設けて供給水圧の
変動やフィルタの目詰シの程度により通水量がばらつく
のを抑えて浄水性能がばらつくのを抑えると共に、フィ
ルタ部と抵抗との間に圧力応動の安全機構を設けるよう
にし、安全機構の精度による線通水量のばらつきなどを
防いでなる浄水器に関する。

以下本発明の一実施例を図面に基づき説明する。

第１図は本発明の実施例になる浄水器ｌの断面図で、蛇
口接続部２、ボデー３、コック４、ダイヤル５、カート
リッジ６、カバー７を主構成要素としている。浄水器１
は蛇口接続部２により蛇口（水道栓）８へ着脱可能であ
る。コック４は、ボデー３内の切換通路９内で、コック
４に直結されたダイヤル５と共に回転することにより、
原水口１０側あるいは浄水口１１側へ水流を切シ換える
ことができる。カートリッジ６は、ボデー３の切換通路
９に臨むオリフィス１２を入口とする流入通路１３、浄
水口１１へ開口する流出通路１４でガスケット１５．１
６でボデー３に水封可能に接続できる様になっている。

カートリッジ６の上面部には滞流部１７が、カバー７と
の間に設けられ、０リング１８にｘ９水封される様にな
っている。

／Ｗｉ流部１７は、逆止弁１９を介して流入通路１３と
、穴２０を介してカートリッジ６の内部に連通しており
、カートリッジ６の内部下端には水中の浮遊物を濾し取
る多孔質のフィルタ２１が設けられその上部には、水中
の塩素等を除却する活性炭２２が満たされている。０リ
ング１８は、カートリッジ６のケース２３の上端外周の
案内部２４によシ、内圧に抗して支えられているが、案
内部２４の一部には切欠２５が設けられておシ、滞流部
１７の圧力がフィルタ２１が目詰まりを起こして異常に
高くなった時に０１Ｊング１８は切欠き２５内に落ち込
み、水を漏らせる様になっている。

この水はポデー３下部の逃し穴２６から外部に放出され
るようになっており、フィルタ２１０目詰り、すなわち
カートリッジ６の寿命を知らせる機能を有する。これは
異常圧による、ボデー３、カバー７などの変形、破損を
防止することに効果を有するもので、安全機構の一例で
ある。

カートリッジ６は、ボデー３に螺着する力、（−７内に
押し付けられ固定されているが、力／（−を取ってカー
トリッジ６を新しいものと交換することが可能でおる。

以上のごとき浄水器で、カートリッジ６で水を処理する
時には、水は、蛇口８→蛇ロ接続部２→コック４→切換
通路９→オリフィス１２→流入通路１３→逆止弁１９→
滞流部１７→穴２０→活性炭２２→フィルタ２１→流出
通路１４→浄水器１１へ流れ、処理される。この水流は
オリフィス１２で絞られ、オリフィス１２以後の通水部
力！低圧に保たれると共に、通水量のばらつきを抑えて
活性炭２２の除塩素性能が維持されている。活性炭２２
の塩素等の処理性能は、活性炭２２の容量を■、水の流
ｔヲＱ、とした場合、Ｖ、Ｓ、＝Ｑ／Ｖで示される体積
流量Ｖ、Ｓ、に大きく影響され、Ｖ、Ｓ、が過大になる
と処理が完了しないままの水が浄水口から出て来ること
となり好ましくない。

浄水器１は上水道やポンプ送水路の蛇口８に取付けられ
るものであるが、給水圧によシ通水量力ぶ大幅に変化し
たのでは浄水効果を充分果たさせることができなくなシ
、この通水量を小量に迎制し、処理性能を維持させるこ
とに、本艶明になる第１ノフイス１２の第二の効果がち
る。

カバー７やケース２３は、美観や製造コストからプラス
チックで与えられるのが常であるが、蛇口８の開閉時、
毎日給水圧が直接これらのグラスチック部品に加わって
は耐圧強度が問題となり、グラスチックの容、器構造部
はすべて厚肉構造とする必要が生じる。これを、フィル
タ２１よシも大きな通水抵抗を有するオリフィス１２を
、これらのプラスチック部品の上流側に位置させること
により、はとんど圧力が加わらないようにすることが可
能となって、カバー７やケース２３を経済的な薄肉構造
とすることができる。この様に、浄水器１の容器構造部
を経済的なプラスチック薄肉構造にすることを可能にす
ることが、第二の効果である。

オリフィス１２が無い場合の圧力、流量特性を第２図に
示すが、蛇口８の供給圧力にＡ、Ｂのようなばらつきが
ある場合、浄水器１の抵抗の大部分とフィルタ２１と活
性炭２２で占めるため、滞流室１７の圧力もＡ、Ｂのよ
うにばらつき、浄水口１１からの処理水の流量もＡ、Ｈ
のごとくばらつくこととなる。フィルタ２１のつまりの
影響がそのまま滞流部１７の圧力や流量に表われること
となり、流量変化による活性炭２２の処理性能変化も大
きく、安全機構を動作させる設定圧に１帝流室圧力が到
達する総水量も大きくばらつくこととなシ、通水量が大
きくなった時活性炭２２の性能を充分に発揮されること
が難しくなる。安全機構の設定圧も、蛇口供給圧力のば
らつきの下限ぎシぎりまでもっていく必要が、滞流室圧
力のばらつきの範囲を完全に上回るように設定するため
に生じ、安全機構の精度も要求され、高価な安全弁式等
のものが必要となる。

オリフィス１２を設けた場合の圧カ、流量特性を第３図
に示すが、フィルタ２１がつまるまでは、抵抗の大部分
をオリフィス１２で生じる。ため、滞流室１７の圧力も
、蛇口８の供給圧力がばらついてもほとんどばらつかな
いこととなシ、同時に流量のばらつきも抑えられる。フ
ィルタ２１がつまり、オリフィス１２と同等以上の抵抗
を有するようになると、抵抗を急速にフィルタ２１で受
は持つこととなり、滞流室圧力は急速に蛇口供給圧力近
づくこととなる。この結果、安全機構の動作する供給水
量もばらつかず、活性炭の処理性能も安定し、活性炭の
能力も充分に発揮さぞることができる。また、初期の滞
流室圧力が１氏く、ばらつきなく得られるので、安全機
構の動作設定圧も低くでき、多少の設定圧のばらつきが
許されるようになり、安全機構を第１図の１例のごとく
、単に０リング１８と案内部２４の切欠２５程度のもの
でも充分な機能を得ることができる。安全機構としては
、単にＯＩＪソング８等のガスケット様のものを、水封
面から圧力によシはみ出させる様なものでも、カートリ
ッジ６のプラスチック部品たとえばケース２３の一部に
耐圧強度の弱い薄肉部などを設けた様なものでもよい。

この様に、安全機構を簡単な構造のものにでき、その上
動作するまでの総水量のばらつきを抑えられることが、
本発明の第３の効果である。

オリフィス１２は、水中のゴミなどで詰まる恐れがある
が、本発明のように、カートリッジ６などの分解取出し
が容易で交換できる部品に設けることによシ、掃除、再
生、更新が可能となシ、保守性の良いものとなる。これ
は、０リング１８などの安全機構要素の上流側なればど
こでも良く、第１図の実施例の様に流入通路１３の入口
でも、ガスケット１５にでも、逆止弁１９の部分にでも
設置可能であ本。

第４図は、本発明の他の実施例であり、オリフィス１２
勿ガスケツト１５に設け、更に定流量弁１５ａとしたも
のである。すなわち、ゴム等め弾性体で与えられた定流
量弁１５ａの通水量が増そうとして前後の圧力差が増加
すると、点線のごとく中央部が撓み、それに伴ないオリ
フィス１２ａの通水面積が縮まって抵抗を増大させるこ
とによシ、流量を一定に保たんとするものである。これ
によシ、浄水の通水量を更に安定させ、加うるにフィル
タ２１がつまって来ても水量の変化を抑えることが可能
となり、活性炭の処理性能を四に安定なものとでき、本
発明の効果を更に高めることができる。カートリッジ６
の内部に充填されるものは、活性炭やフィルタに限るも
のでもなく、ゼオライト等用途目的に合った水処理用の
ものに適用できる。また本発明は簡単な構造でその目的
を達成することが可能であることを特徴とする。

本発明によれば、構造簡単にして、供給圧力やフィルタ
目詰りの度合によらず通水量のばらつきを抑えて浄水性
能を安定させ、かつ低精度の安全機構の動作を精度良く
、ばらつきなくすると左が可能となる浄水器を与えるこ
とができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例になる浄水器の断面図、第２
図は従来の浄水器の総給水量に対する滞流部圧力、流量
の変化を表わす特性図、第３図は本発明の実症例になる
浄水器の総給水量に対する滞流部圧力、流量の変化を表
わす特性図、第４図は、不発明の他の、是施例の部分断
面図を示す。 １・・・浄水器、２・・・蛇口接続部、３・・・ボデー
、６・・・カートリッジ、８・・・蛇口、１２，１２ａ
・・・オリフィス、１５ａ・・・定流量弁、１８・・・
Ｏ’Ｊソング２１絹　２　囚 第　３　目 第４　后

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、蛇口への接続部と、活性炭やフィルタ等の処理材を
   有し内部に通水することによシ水中の被処理成分を処理
   してなり、交換が可能なカートリッジと、前記接続部と
   カートリッジとを連通、通水可能にして、カートリッジ
   を着脱可能にしてなるボデーと、前記処理材より上流側
   でボデーより下流側に、抵抗を設けてなる浄水器。 ２、第１項の請求範囲において、前記抵抗は定流量形と
   したこと。 ３、第１項の請求範囲において、前記抵抗と前記処理材
   の間に、一定圧力以上で漏水を発生させる安全機構を設
   けてなること。