JPH02261032A - 電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、分割コアーからなる固定子に回転子を収納
し、回転子を周回するようにコイルか巻回されてなる電
動機に関するものである。

〔従来の技術〕

第６図は例えば特開昭５８−３３９４５号公報に示され
た従来の電動機を示す斜視図であり、図において（１）
はヨーク（２）と磁極（３）からなる磁極片（イ）とが
一体に形成された鉄心板、＋５１はこの鉄心板が積層さ
れた固定子、（６）はこの固定子のスロットで、図示さ
れない巻線が収納される。（７）はこのスロット開口部
である。

従来の電動機は上記のように構成され、鉄心板（１）が
複数枚積層され、固定子（５）が形成される。そして巻
線が磁極片（４１にインサート方式により巻回されるこ
とにより、スロット（６）内に収納され、図示されない
電動機の外筐に回転子（図示せず）と−緒に収納される
。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のような従来の電動機では、ヨーク（２）と磁極片
（４）とが一体に形成され、磁極（３）が固定子（５）
内側方向へ突出する形状であることより巻線方式がイン
サート式になる為、磁極片は）に巻回された巻線部の外
周長が長くなり固定子（５）両端より外側へ余分なはみ
だしができ、巻回後に成形、フェス処理、レーシング等
の後加工を要するという課題があった。

この発明は係る課題を解決するためになされたもので、
固定子両端より外側へのはみ出しを小さくし、後加工の
少ない組立性の良い電動機を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明は係る課題を解決するためになされたもので、
ヨーク部と、このヨーク部と同心状に設けられた固定子
リングと、この固定子リングよりスロットを形成して突
設された複数の磁極片とからなる固定子と、上記固定子
リング内に設けられ、軸受が圧入された回転軸に嵌通さ
れた回転子と、この回転子を直線にて周回するようスロ
ットに巻回されたコイルとを備え、上記回転軸に貫通し
て回転子と対向するとともに、上記固定子の端面を覆う
絶縁カバーを設け、この絶縁カバーの回転子対向面に軸
受保持部を突設させたものである。

〔作用〕

この発明においては、絶縁カバーの回転子対向面に軸受
保持部を突設させたことより、軸受が回転子近傍に配設
される。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す電動機の半断面図、
第２図は同じく固定子の組立断面図、第３図は固定子の
単品の平面図、第４図は同しくヨークの平面図であり、
００）、（１１）は電動機（１２）の外筺を形成するフ
レームおよびブラケット、（１３）はこのフレーム、ブ
ラケットを接合するネジ、（１４）は上記フレーム００
）の内壁に外周が当接するヨーク部で、鉄心板（１５）
が積層されてなり内周に複数の切欠き部（１６）が設け
られている。（１７）はこのヨーク部と同心状に設けら
れた固定子リング、（１８）はこの固定子リングよりス
ロット（１９）を形成して突設された複数の磁極片で、
この形状の鉄心板が積層されて固定子（２０）を形成す
る。（２１）はこの固定子の内に設けられた回転子で、
中央に上記ブラケット（１１）より突出する回転軸（２
２）が嵌通されている。（２３）はこの回転子が上記固
定子（２ｏ）内に収納された状態にて、上記回転軸（２
２）に貫通し回転子（２１）と対向するとともに、固定
子（２０）の上端面を覆う絶縁カバーで、例えば合成樹
脂にて一体成形された漏斗状からなり、回転子（２１）
と後述されるコイルおよび固定子リング（１７）とコイ
ルのセパレートする役目をなす。＜２３　ａ　’）はこ
の絶縁カバーの回転子対向面より突設された軸受保持部
、（２４）は上記絶縁カバーの回転軸貫通口で、方形状
に形成されコイルの巻回時の絶縁カバー（２３）の回転
防止と位置決めをなす。（２４ａ）は上記絶縁カバー（
２３）と同形状、同材質からなる絶縁樹脂で・、上記固
定子（２０）下部端面に成形固着される。（２５）は上
記絶縁カバー（２３）上に配置されるコイルで、主コイ
ル（２６）と補助コイル（２７）とからなる。（２８）
は軸受で、例えばホールベアリングよりなり回転軸（２
２）に圧入され、上記軸受保持部＜２３ａ）に配設され
る。

上記のように構成された電動機において、その組み立て
は絶縁樹脂（２４ａ）が固定子（２０）の下部面に例え
ば射出成形により回転軸貫通口（２４）、軸受保持部（
２３ａ）を有する漏斗状の形状が一体成形され、この回
転軸貫通口（２４）を貫通するように軸受（２８）を有
する回転軸（２２）の一端が貫通されて固定子（２０）
内に回転子（２１）が収納される。次に固定子（２０）
の上面に単独にて成形された絶縁カバー（２３）が軸受
保持部（２３ａ）に軸受（２８）が固定されるように回
転軸（２２）を貫通して嵌着される。そして固定子（２
０）に主コイル（２６）、補助コイル（２７）からなる
コイル（２５）が回転子（２１）表面を直線にて周回す
るように、例えばフライヤータイプの巻線機により固定
子（２０）のスロット（１９）間を所定巻数を巻回され
る。コイル（２５）が巻回された固定子（２０）がヨー
ク部（１４）に切欠き部（１６）を介して圧入され、ヨ
ーク部（１４）とコイル（２５）との間に図示されない
絶縁片が挿入される。この後、コイル（２５）の端末に
図示されない電源リード線が半田により接続され、この
接続部に図示されない絶縁チューブが挿入され糸縛りに
より固定される。さらに、図示されない絶縁フェスがコ
イル（２５）上に滴下、加熱硬化される。最後に上記固
定子（２０）を有するヨーク部（１４）がフレーム００
）に圧入され、ブラケット（１１）がフレーム（１０１
に接合するように装着後、ネジ（Ｉ３）により取着され
る。このように、絶縁カバー（２３）および絶縁樹脂（
２４ａ）に軸受保持部（２３ａ）を設け、回転子（２１
）表面を上下に横断して直線状にコイル（２５）を固定
子（２０）に巻回することにより、コイル（２５）の周
長が短縮されコイル（２５）量が大幅削減されるととも
に、フレーム００）、ブラケット（１１）に軸受保持を
設ける必要がなく、材料費、加工費が安価になる。さら
に、軸受（２８）が電動機（１２）内部へ入り込むため
、フレームＱＯＩ、ブラケット（１１）間の端面間距離
が短くなり、電動機（１２）全長が小さく、小型にでき
る。

〔発明の効果〕

この発明は以上説明したとおり、ヨーク部と、このヨー
ク部と同心状に設けられた固定子リングと、この固定子
リングよりスロットを形成して突設された複数の磁極片
とからなる固定子と、上記固定子リンク内に設けられ、
軸受が圧入された回転軸に嵌通された回転子と、この回
転子を直線にて周回するようスロットに巻回されたコイ
ルを備え、上記回転軸に貫通して回転子と対向するとと
もに、上記固定子の端面を覆う絶縁カバーを設け、この
絶縁カバーの回転子対向面に軸受保持部を突設させたこ
とより、軸受が回転子近傍に配設されるため電動機の全
長が短くされ、小型化ができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す電動機の半断面図、
第２図は同じく固定子の組立断面図、第３図は固定子の
単品の平面図、第４図は同じくヨークの平面図、第５図
は従来の電動機を示す断面図である。 なお、〈１４）はヨーク部、（１７）は固定子リング、
（１８）は磁極片、（１９）はスロット、（２０）は固
定子、（２１）は回転子、（２２）は回転軸、（２３）
は絶縁カバー（２３ａ）は軸受保持部、（２５）はコイ
ル、（２８）は軸受である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. ヨーク部と、このヨーク部と同心状に設けられた固定子
   リングと、この固定子リングよりスロットを形成して突
   設された複数の磁極片とからなる固定子と、上記固定子
   リング内に設けられ、軸受が圧入された回転軸に嵌通さ
   れた回転子と、この回転子を直線にて周回するようスロ
   ットに巻回されたコイルとを備え、上記回転軸に貫通し
   て回転子と対向するとともに、上記固定子の端面を覆う
   絶縁カバーを設け、この絶縁カバーの回転子対向面に軸
   受保持部を突設させたことを特徴とする電動機。