JPH02260324A - 電力ケーブル - Google Patents

電力ケーブル

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Publication number
JPH02260324A
JPH02260324A JP8081389A JP8081389A JPH02260324A JP H02260324 A JPH02260324 A JP H02260324A JP 8081389 A JP8081389 A JP 8081389A JP 8081389 A JP8081389 A JP 8081389A JP H02260324 A JPH02260324 A JP H02260324A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
polybutene
weight
insulating layer
power cable
Prior art date
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Pending
Application number
JP8081389A
Other languages
English (en)
Inventor
Toraichi Ishikawa
虎一 石川
Susumu Takahashi
享 高橋
Michinori Hatada
畑田 道則
Mitsuru Igarashi
満 五十嵐
Kenji Nagai
永井 建二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Publication date
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Publication of JPH02260324A publication Critical patent/JPH02260324A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、架橋ポリエチレン絶縁ケーブルなどの電力
ケーブルに関し、その半導電層の剥離性を良好にしたも
のである。
〔従来の技術〕
架橋ポリエチレン絶縁ケーブル(CVケーブル)などの
電力ケーブルにあっては、ケーブル間の接続時などに行
われる端末処理作業を容易にするために、架橋ポリエチ
レンや架橋エチレンプロピレンゴムなどからなる絶縁層
から半導電層を剥ぎ取り易くする必要がある。また、同
時に電力ケーブルに曲げ外力が加った際に、絶縁層と半
導電層とが界面剥離を起さないことも必要である。よっ
て、半導電層は絶縁層に対して適度の剥離性と適度の密
着性を併せ持つことが必要となる。
このため、従来はポリ塩化ビニル、塩素化ポリエチレン
、エチレン−酢酸ビニル共重合体などの極性ポリマーや
フッ素樹脂、シリコーン+111Wなどにポリエチレン
などのポリオレフィン樹脂を適量配合してベースポリマ
ーとし、これに導電性カーボンブラックを配合した樹脂
組成物から半導電層を構成し、架橋ポリエチレンや架橋
エチレンプロピレンゴムなどのポリオレフィン系樹脂か
らなる絶縁層に対して適度の剥離性および密着性が得ら
れるようにしている。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記樹脂組成物からなる半導電層にあっ
ては、この樹脂組成物がポリオレフィン樹脂と本来この
ポリオレフィン樹脂に対して相溶性の乏しい極性ポリマ
ーとのブレンド物であることから、混線時に均一に分散
されにくく、したがってこの樹脂組成物から得られる半
導電層を絶縁層から剥離する際には、方向性が発現し、
任意の方向に剥離することができず、電カケ上プルの端
末処理作業を容易に行うことができない問題があった。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、半導電層をなす樹脂組成物として、ポリ
ブテン−1またはポリブテン−1とこれ以外のポリオレ
フィン系ポリマーとのブレンドポリマー100重量部に
対して導電性カーボンブラフ2り10〜100重量部を
配合したものを使用することによって、上記問題点を解
決するようにした。
以下、この発明の詳細な説明する。
第1図は、この発明の電力ケーブルの一例を示すもので
、図中符号1は導体である。この導体1の外周には内部
半導電層2が被覆されている。この内部半導電層2は、
ボンドタイプの半導電層であり、本発明での剥離性良好
なものとタイプが異なるものである。さらにこの内部半
導電層2上には、絶縁層3が被覆されている。この絶縁
層3は、架橋ポリエチレン、架橋エチレンプロピレンゴ
ムなどのポリオレフィン樹脂を押出被覆したのち加熱し
て架橋させた樹脂組成物から構成されている。
さらにこの絶縁層3上には、外部半導電層4、遮蔽層5
およびシース6が順次被覆されて電力ケーブルとされて
いる。
外部半導電層4は、ポリブテン−I単独あるいはポリブ
テン−1が5重量%以上とこれ以外のポリオレフィン系
ポリマーが95重量%以下とのブレンドポリマー100
重量部に対して導電性カーボンブラックを1. O−1
00重量部配合した樹脂組成物を絶縁層3上に押出P&
覆して形成されたものである。
ここで用いられるベースポリマーの一方の成分であるポ
リブテン−1は、下記の構造式を有する熱可塑性の結晶
性ポリマーであり、耐水性、耐薬品性、電気絶縁性に優
れたポリマーである。
−CH,−CHhy C,H。
また、ベースポリマーの他方の成分であるオレフィン系
ホリマーとしては、エチレン−プロピレン共重合体、エ
チレン−ブテン−1共重合体、エチレン−エチルアクリ
レート共重合体、エチレン酢酸ビニル共重合体などのエ
チレン−α−オレフィン共重合体ならびにこれらの2種
以上のブレンドポリマーがあげられるが、なかでもエチ
レン酢酸ビニル共重合体、エチレン−エチルアクリレー
ト共重合体が特に好適である。エチレン−酢酸ビニル共
重合体としては、その酢酸ビニル自重が10〜35重量
%程度のもので、かつメルトフロレートが1〜20のも
のが好ましい。このエチレン−酢酸ビニル共重合体は、
ベースポリマーの加工性を良好とし、かつベースポリマ
ー中へのカーボンブラックの分散を容易とするものであ
る。
また、エチレン−エチルアクリレート共重合体としては
、そのエチルアクリレート含量が10〜25重量%程度
のものがベースポリマーに適度の柔軟性を付与する点で
好ましい。
また、ベースポリマーとしてポリブテン−1とこれ以外
のポリオレフィン系ポリマーとのブレンドポリマーを用
いる場合の混合割合は、ポリブテン−11<5重ffi
%以上でこれ以外のポリオレフィン系ポリマーが95重
1%以下の割合とされ、好ましくはポリブテン−1が2
0重重%以上、これ以外のポリオレフィン系ポリマー8
0重量%以下とされる。ポリブテン−1が5重量%未満
では外部半導電層4の剥離が困難となって不部合である
このようなベースポリマーには導電性を付与するために
導電性カーボンブラックが添加される。
ここでの導電性カーボンブラックとしては、アセチレン
ブラック、ファーネスブラック等の周知のカーボンブラ
ンクが使用できる。導電性カーボンブラックのベースポ
リマ、−に対する混合量は、外部半導電層4に要求され
る導電性を考慮して定められ、ベースポリマー100重
量部に対して10〜100重量部の範囲で決められる。
また、上記ベースポリマーとカーボンブラックとの混合
物よりなる樹脂組成物には、必要に応じて架橋剤、架橋
助剤、老化防止剤等を加えることができる。架橋剤とし
ては、ジクミルパーオキサイド(DCP) 、2.5−
ジメチル−2,5−ジ(t−ブチルパーオキシ)ヘキシ
ン−3等の通常の過酸化物架橋剤が好適に使用できる。
架橋剤の配合量はベースポリマー100重量部に対して
02〜32〜3重量部程れる。また、架橋助剤としては
、トリアリルイソシアヌレート、トリアリルシアヌレー
ト、テトラアリルオキシエタン、NN’−m−フ二二し
ンピスマレイミド、p、pノベンゾイルキノンジオキシ
ム、p−キノンジオキシム等が使用でき、ベースポリマ
ー100ffffi部に対し0.5〜3重量部程度配合
できる。これらの架橋剤および架橋助剤は両者を併用す
るか、またいずれかが単独で使用される。架橋助剤を単
独で使用する場合には、絶縁体中の架橋剤が一部半導電
層に架橋時移行してこの移行架橋剤と反応して架橋する
。また、老化防止剤としては、4゜4゛−チオビス(6
−t−ブチル−3−メチルフェノール)等が使用でき、
その他必要に応じてステアリン酸亜鉛、酸化亜鉛、マグ
ネシアなどを添加することもできる。
そして、このような組成物を用いた外部半導電層4を形
成するには、従来方法と同様に押出被覆法を適用して行
うことができる。この押出被覆時の押出温度は120〜
140°C程度とされる。
このような電力ケーブルにあっては、外部半導電層4が
、ポリブテン−1またはポリブテン−1とこれ以外のポ
リオレフィン系ポリマーを主体とする樹脂組成物からな
るため、架橋ポリエチレンや架橋エチレンプロピレンゴ
ムなどからなル絶縁層3に対して、適度の密着性と適度
の剥離性とを備えるとともに、ベースポリマー自体が均
分散−系となり、半導電層剥離の際に、特定の方向に剥
離しやすいなどの不都合が生じず、任意の方向に必要な
だけ容易に剥離することができる。
以下、実施例を示してこの発明の作用効果を明確にする
〔実施例〕
第1表に示す配合の樹脂組成物を外部半導電層として用
意した。導体(500mm”)上に、内部半導電層(厚
さ1mm)、絶縁層(架橋ポリエチレン、厚さ11ml
11)、外部半導電層(厚さ0 、511117+)を
3層間時押出彼覆によって被覆し、ついで遮蔽層、シー
スを順次施して電力ケーブルを製造した。
得られた電力ケーブルについて、外部半導電層の剥離の
際の方向性の有無について検討した。また、別にこの樹
脂組成物と架橋ポリエチレンからなる二層構造のシート
片を押出成形し、これの剥離力を求めた。結果を第1表
に併せて示した。
以下余白 第1表から明らかなように、この発明の電力ケーブルに
あっては、半導電層の剥離時において方間性がなく、任
意の方向に剥離できることがわかり、かつ絶縁層に対す
る剥離力と密着力とがバランスしていることがわかる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明の電力ケーブルは、ポリ
ブテン−1またはポリブテン−1とこれ以外のポリオレ
フィン系ポリマーとのブレンドポリマー100重量部に
対して導電性カーボンブラック10〜100重量部を配
合した樹脂組成物からなる半導電層を有するものである
ので、端末処理作業等において絶縁層から半導電層を剥
離する際に任意の方向に必要なだけ剥離することができ
、したがって端末処理作業を容易に行うことができる。
また、この半導電層は架橋ポリエチレンなどからなる絶
縁層に対して、適度の密着性と適度の剥離性を有するも
のとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の電力ケーブルの一例を示す概略断
面図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリブテン−1またはポリブテン−1とこれ以外
    のポリオレフィン系ポリマーとのブレンドポリマー10
    0重量部に対して導電性カーボンブラック10〜100
    重量部を配合した樹脂組成物からなる半導電層を有する
    電力ケーブル。
  2. (2)ポリブテン−1が5重量%以上、これ以外のポリ
    オレフィン系ポリマーが95重量%以下のブレンドポリ
    マーである請求項(1)記載の電力ケーブル。
JP8081389A 1989-03-31 1989-03-31 電力ケーブル Pending JPH02260324A (ja)

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JP8081389A JPH02260324A (ja) 1989-03-31 1989-03-31 電力ケーブル

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JP8081389A JPH02260324A (ja) 1989-03-31 1989-03-31 電力ケーブル

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JPH02260324A true JPH02260324A (ja) 1990-10-23

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JP8081389A Pending JPH02260324A (ja) 1989-03-31 1989-03-31 電力ケーブル

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