JPH0226023Y2 - - Google Patents

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JPH0226023Y2
JPH0226023Y2 JP17221782U JP17221782U JPH0226023Y2 JP H0226023 Y2 JPH0226023 Y2 JP H0226023Y2 JP 17221782 U JP17221782 U JP 17221782U JP 17221782 U JP17221782 U JP 17221782U JP H0226023 Y2 JPH0226023 Y2 JP H0226023Y2
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JP
Japan
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pipe
lining
peripheral surface
inner peripheral
powder
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JP17221782U
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JPS5977025U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は電磁流量計に関する。
従来、電磁流量計において、第1図に示すよう
に被計量流体を流通させる非磁性金属のパイプ1
の内周全面に、ゴム、注型又はライナーのテフロ
ン(PTFE,PFA,FEP)等の絶縁材料よりな
るライニング2を施すと共に該ライニング2の両
端をパイプ1の前後端に形成したフランジ部1
a,1aの端面迄折曲延長した鍔部2a,2aに
形成し、その両鍔部2a,2aをアース電極3に
より押え保持して、ライニング2の両端が流体に
よつてはがれないようにすると共にパイプ1とラ
イニング2の隙間に流体が侵入しないように、か
つ配管時において、電極3がライニング2の両鍔
部2a,2aの表面保護を図ると共に電極3をパ
イプ1と電気的に接続して流量信号のグランド点
すなわちアースの役割をするようにしたものがあ
る。この従来構造のものにおいては、ライニング
2の材質上、該ライニング2とパイプ1との接着
力が弱いことから、ライニング2の両端に鍔部2
a,2aを形成して該鍔部2a,2aを電極3,
3で保持してライニング2のパイプ1への固着を
確保しているが、このように鍔部2a,2aを設
けることは、配管時において該鍔部2a,2aの
表面保護を考慮しなければならず配管作業に手間
がかゝり、また、電極3を別個に形成してこれを
流体に接するパイプに電気的に接続して取り付け
なければならないので、電極3の製作を要し、か
つ電極3の分だけ電磁流量計が大型、重量化し、
更に電極3の電気的接続及び取り付け作業がかゝ
るなどの欠点がある。
本考案は前記に鑑み、前記のような鍔部2a,
2aを設けず、かつ電極3を使用することなく、
ライニングをパイプの内面に、パイプの両端部を
除いて設けることにより、前記の欠点を解消する
ことを目的とするものである。
すなわち、本考案は非磁性金属性のパイプ1の
内周面に、該パイプ1の両端部を除く中央部に位
置して、絶縁性で接着力強固な樹脂粉末を粉体塗
装により接着してなるライニング4を形成し、該
ライニング4を有しないパイプ1の両端部内周面
1bをアース電極部としたことを特徴とするもの
である。
次に第2図乃至第4図に示す本考案の実施例に
ついて説明する。
第2図に示す実施例において、1は被計量流体
を流通させるパイプで、非磁性金属例えば、
SUS304で形成されており、該パイプ1の両端部
にSUS304又は鉄材よりなるフランジ1aを溶接
して固設されている。4はライニングで、前記パ
イプ1の内周面に、パイプ1の両端を夫々20mm程
度残した中央部に位置して、エポキシ樹脂又はウ
レタン樹脂、弗化エチレン樹脂(ETFE(エチレ
ン四弗化エチレン共重合体))を0.3〜0.5mm程度
の層状に付着して形成されている。5はライニン
グ4を形成する前に予め形成された孔にライニン
グ4の完了後に嵌め込んだ電極で、これに図示さ
れていない励磁コイルを取り付けることにより電
磁流量計の計測部が構成される。
第3図は本考案の他の実施例を示すもので、前
記実施例においては、フランジ1aをパイプ1に
溶接固着したが、この第3図のものは、パイプ1
の両端外周に連結用ねじ6を刻設し、ライニング
形成後に、別個に形成したフランジをねじ6によ
つてパイプ1に螺着するようにしたもので、これ
により、電磁流量計として完成した後に、所望形
状のフランジを取り付けたり、またフランジを変
更したり、更にソケツトを用いて連結できるよう
にしたものである。
第4図は第2図及び第3図に示す本考案のライ
ニング4を形成する方法の一例を示すもので、そ
の方法について説明する。エポキシ樹脂ライニン
グの場合先ず、パイプ1を150〜170℃程度に予熱
し、該予熱状態のパイプ1の両端に治具7,8を
嵌合する。該治具7,8の嵌合部7a,8aの長
さは、パイプ1の両端内周面にライニング4を形
成しない部分を設ける分だけの長さに設定されて
いる。そして一方の治具7に形成された吸引孔7
bより適宜吸引装置によりパイプ1内の空気を吸
引してパイプ1内を負圧にする。また他方の治具
8に形成された粉末供給孔8bより、熱硬化性で
まだキユアされていないエポキシ樹脂の粉体4a
を供給する。すると、粉体4aは負圧によりパイ
プ1内に導入されて、加熱されているパイプ1の
内周面には付着するが、加熱されていない治具
7,8には付着せず、その余分な粉体は吸引孔7
bより流出して再使用される。尚、パイプ1にあ
けられた電極の孔は栓をしておく。このような粉
体付着作業が終了した後、治具7,8をパイプ1
より取り外し、そのパイプ1を加熱炉に入れて約
200℃近くに加熱し、付着した粉体をキユアさせ
てライニング4とする。治具7,8により粉体が
付着されなかつたパイプ1の両端部内周面1b
は、ライニング4が形成されずパイプ1の内面が
露出する。ライニング4の厚さはパイプ1の前記
予熱温度により決まり、その厚さは約0.3〜0.5mm
程度となるようにする。他のウレタン樹脂、弗化
エチレン樹脂の場合、予熱前にパイプ1にプライ
マーを塗布することと予熱及びキユアさせるため
の加熱温度が異なるが工程の大部分はエポキシ樹
脂の場合と同様である。
以上のように本考案によれば、接着力強固な樹
脂粉末を粉体塗装により接着してライニング4を
形成したから、該ライニング4をパイプ1に対し
て強固に接着できると共に薄肉に形成できるの
で、該ライニング4をパイプ1の中央部における
内周面にのみ設けて、そのライニング4の端面を
パイプ1の内周面より突出させて被計量流体の流
れに対向させても、流体の流れによりライニング
4がはがれることなく、しかも流体の流れをライ
ニング4によつて乱すことも少ない。このように
ライニング4をパイプ1の中央部内周面のみに形
成できることは、パイプ1の両端部内周面1b,
1bにライニング4を形成しない部分を設けて、
該両端部内周面1b,1bを被計量流体と接触さ
せてパイプ1自体をアース電極とすることがで
き、従来のような電極3を別に設置する必要がな
い。したがつて電磁流量計を小型、軽量に形成で
きる上に部品点数の減少により安価に成できる。
また、被計量流体と接触するアース電極部を大面
積に形成でできるので、小型電磁流量計にてアー
スを低インビータンスにできて安定性を増すこと
ができる。また、ライニング4はパイプ1の内周
面にのみ存在し、従来のようなパイプ1の前後端
面に折曲する鍔部がないので、配管時において従
来のようなライニング保護の考慮を要せず、配管
作業が容易となる。更に、ライニング4にエポキ
シ樹脂を使用すれば、そのパイプへの付着も強固
であり、また、材料も安価で、しかもその肉厚
を、従来のゴム、注型又はライナーのテフロンに
おいては3〜6mmとなるのに対しエポキシ樹脂に
よれば0.3〜0.5mmとすることができ、同じ流通断
面積とした場合、エポキシ樹脂を用いた場合には
パイプ径を小さくでき、パイプ材料の節約と、電
磁流量計の小型、軽量、安価を図ることができる
など実用上有効なものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来構造を示す断面図、第2図は本考
案の実施例を示す断面図、第3図は他の実施例を
示す断面図、第4図はライニングを成形する状態
を示す断面図である。 1……パイプ、1a……両端部内周面、4……
ライニング。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 非磁性金属製のパイプ1の内周面に、該パイ
    プ1の両端部を除く中央部に位置して、絶縁性
    で接着力強固な樹脂粉末を粉体塗装により接着
    してなるライニング4を形成し、該ライニング
    4を有しないパイプ1の両端部内周面1bをア
    ース電極部としたことを特徴とする電磁流量
    計。 2 前記ライニング4がエポキシ樹脂で形成され
    ている実用新案登録請求の範囲第1項記載の電
    磁流量計。
JP17221782U 1982-11-12 1982-11-12 電磁流量計 Granted JPS5977025U (ja)

Priority Applications (1)

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JP17221782U JPS5977025U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 電磁流量計

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JP17221782U JPS5977025U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 電磁流量計

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Publication Number Publication Date
JPS5977025U JPS5977025U (ja) 1984-05-24
JPH0226023Y2 true JPH0226023Y2 (ja) 1990-07-17

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ID=30375451

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JP17221782U Granted JPS5977025U (ja) 1982-11-12 1982-11-12 電磁流量計

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JPS5977025U (ja) 1984-05-24

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