JPH02259711A - オートフォーカス制御方法 - Google Patents

オートフォーカス制御方法

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JPH02259711A
JPH02259711A JP8085089A JP8085089A JPH02259711A JP H02259711 A JPH02259711 A JP H02259711A JP 8085089 A JP8085089 A JP 8085089A JP 8085089 A JP8085089 A JP 8085089A JP H02259711 A JPH02259711 A JP H02259711A
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JP
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intensity
light intensity
objective lens
focus
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JP8085089A
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Hiroo Fujita
宏夫 藤田
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Citizen Watch Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザ光を用いた光学的計測を行なうときの、
オートフォーカス制御方法に関する。
〔従来の技術〕
レーザ光を用いて各種の光学計測を行なう場合、対物レ
ンズにより集光したレーザ光を被測定°物に照射してそ
の反射光を検出する方法が多く用いられるが、反射光を
ベストフォーカス状態で検出することが必要で、このた
めにオートフォーカス制御が重要になってくる。従来か
ら多(用いられているオートフォーカス制御の方法は非
点収差法である。非点収差法は、シリンドリカルレンズ
と4分割光センサーを組み合せて、被測定物からの反射
光のビーム形状を検出し、所定のビーム形状が得られる
ようにオートフオ・−カス制御を行なうものである。
第2図に従来用いられている非点収差法による反射光の
ビーム形状検出の例を示す。第2図(イ)はビーム形状
検出の構成を示す図で、20はシリンドリカルレンズ、
21は4分割光センサ−22は差動アンプである。被測
定物からの反射光26をシリンドリカルレンズ20によ
りビーム形状の変換を行なう。4分割光センサ−21は
a、b。
c、dの4つの受光要素から成り、シリンドリカルレン
ズ20により変換されたビーム24を受光する。差動ア
ンプ22の一方の入力信号25は4分割光センサ−21
の受光要素a+c、、他方の入力信号26は同じ< b
+dの受光要素からの光強度信号で、出力信号27はフ
ォーカスエラー信号で、(a + c ) −(b +
 d )を出力する。
第2図(ロ)、(ハ)、に)は4分割光センサ−21に
入射される反射光ビーム24のビーム形状の例で、(司
は被測定物が対物レンズの焦点位置にある場合で、円形
のビーム形状となり、差動アンプ22の出力信号27は
0となる。被測定物が焦点位置から離れて(ると、円形
状から楕円形状へと変化する。(ハ)は焦点位置よりも
近い場合で、差動アンプ22の出力信号27は(−4−
)符号の電圧値となる。に)は焦点位置よりも遠い場合
で、差動アンプ22の出力信号27は(−1符号の電圧
値となる。
第2図(ホ)は対物レンズと被測定物の間の距離りの変
化によるフォーカスエラー信号27の関係を示すグラフ
で、グラフの横軸は距離り、縦軸は差動アンプ22の出
力信号27の電圧である。曲線28において点200は
L=Oとなるベストフォーカス位置で、出力電圧は0で
ある。この曲線28は一般にはS字曲線と呼ばれていて
、点202と点204の間において距離の変位りと差動
アンプ22の出力電圧がほぼリニアーに変化する。以上
の様にして4分割光センサ−21の各受光要素で検出し
たビーム形状からフォーカスはずれの状態を検出して、
オートフォーカス制御を行なっている。
〔発明が解決しよ5とする課題〕 前述の非点収差法による従来のオートフォーカス制御の
方法は、ベストフォーカス状態において正確な円形状の
反射光形状が得られるように、シリンドリカルレンズ2
0と4分割光センサ−21の位置関係を初期調整すると
きに複雑な調整を要する。又、このとき4分割光センサ
−21の出力信号27の電圧がOとなるよ5に、差動ア
ンプ22のゲイン調整も必要になって(る。更にはフォ
ーカスはずれの状態を検出してフォーカス制御を行なう
場合、第2図(ホ)に示したS字曲線28からでは、得
られたフォーカスエラー信号27の電圧に対して、フォ
ーカスはずれの位置状態が2通り対応することになり、
位置の区別がつかないため、初期においてフォーカス制
御量を一義的に決定することができないという欠点を有
している。
本発明の目的は、複雑な調整を要さないで簡素な構成に
より、高精度なオートフォーカスを実現する方法を提供
することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本発明は次のような方法
から成る。
レーザ光源から放射されるレーザ光を対物レンズにより
集光して被測定物面上に照射し、前記被測定物からの反
射光を検出して、前記対物レンズの光軸方向の距離を変
化させてフォーカス制御を行なうオートフォーカス制御
方法において、前記被測定物からの反射光の光軸方向と
直交する方向の光強度の分布における強度最大部を含み
、一部の強度部分を受光器に入射させるための反射光マ
スキング部を設け、前記対物レンズの光軸方向への第1
の距離変化の前後の反射光強度の差からフォーカス制御
方向を決定し、前記対物レンズの光軸方向への第2の距
離変化の前後の反射光強度差がOの状態を検出してフォ
ーカス制御を行なうものである。
〔作用〕
レーザ光を用いる場合、反射光の光軸に直交する方向の
光強度分布はガウス型分布を示すが、このガウス型強度
分布の強度ピーク付近の光を透過させ、他の部分を透過
しないようにマスキングを行なって反射光を検出すると
、焦点位置ズレが起ると反射光強度の減少が太き(なる
ため、反射光強度の変化によってフォーカス位置ズレな
高感度に判定することができる。フォーカス制御を行な
うときは、制御の前後での反射光強度の増加、減少を判
定して、反射光強度が増加する方向へフォーカス制御を
行なわせ、反射光強度の変化が0あるいは増加から減少
へと反転する状態からベストフォーカス位置を決定する
〔実施例〕
以下に本発明の実施例を図面を用いて詳細に説明する。
第1図に本発明のオートフォーカス制御方法を説明する
ための動作ブロック図を示す。
1はレーザ光源で、例えばHe −N eレーザ発振管
から成り、波長が0.633μmのレーザ光100を放
射する。2は光学系で、入射されるレーザ光100のビ
ーム形状変換、ビーム進路変換等を行なうもので、レン
ズ102.104.106、ビームスプリンター108
、対物レンズ6、及び図示してないが他の各種の光学素
子から構成される。対物レンズ乙により微小なスポット
径に集光された照射ビーム110を作成して、被測定物
4に照射する。対物レンズ乙の焦点位置に被測定物4を
置くと、ベストフォーカス状態となる。5は対物レンズ
6をZ方向の光軸方向に移動させて、被測定物4との間
の距離を変化させるための対物レンズ駆動部で、例えば
ボイスコイル・型アクチュエータ、PZTアクチュエー
タ、リニアモータ等から構成することができる。本例で
は対物レンズ6を移動させる例であるが、被測定物4を
パルスステージ等を用いて移動させてもよく同等の効果
が得られる。照射ビーム110が被測定物4で反射され
ると、ビームスプリッタ−108で進路を変換され、反
射光112として取り出されるが、このとき凸レンズ1
06で集光する。
6は反射光マスキング部で、反射光112に対して、そ
のビームの中のある部分だけの光強度成分を透過させ、
他の部分の光強度成分は透過させないようなマスキング
を行な5゜レーザ光100の光軸方向に直交する方向の
光強度分布はガウス型分布を有するため、反射光112
においても同様のガラス型強度分布を持つ。反射光11
2の光強度はビームの中心部で最も強度が強(、中心か
ら離れるに従って、中心部に対して左右対称に強度が減
少するような強度分布を有する。反射光マスキング部6
は反射光112のビームの中で強度最大となる領域をふ
(み、予め設定された領域の光強度のみを透過させるが
、反射光マスキング部6はスリット、ピンホール等で容
易に構成することができる。反射光マスキング部′6を
透過したビーム114を受光器7で検出する。以後の説
明ではこのビムム114を単に反射光と表現することに
する。
受光器7は単一の受光面だけから構成すればよいが、場
合に応じては反射光マスキング部6のマスキング数に応
じた数の受光面を持たせ壬もよ(、被測定物4の形状に
応じて使いわければよい。反射光マスキング部6は受光
器7に直接取りつけた構成にしてもよく、また受光器7
の光軸方向の設定位置は凸レンズ106の焦点位置の近
くで、受光器7の受光面の大きさとほぼ等しいか、それ
よりも若干小さ(なるビーム径が得られる程度の位置に
設定すればよ(、特にきびしい制約条件は無い。
しかし受光器7の位置設定は初期の設定時において、反
射光114の強度最大部が受光器7の受光面のほぼ中央
部に入射されるように、図のX方向に移動させて初期調
整を行な5ことが必要であるが、この場合も単なる位置
調整だけであって特に複雑な調整は必要としない。受光
器7はPINフォトダイオード等の光検出器で反射光を
受光して電流−電圧変換を行なって、反射光強度に比例
した電圧を発生するが、以下の説明ではこの電圧のこと
を単に反射光強度と表現する。この検出される反射光強
度については、4分割センサーの如き複雑なゲイン調整
は不要である。
以上の構成を用いて反射光114を検出すると、ベスト
フォーカス状態では、特にビーム中心部のピーク強度が
最大となり、フォーカスはずれが起こるとピーク強度が
減少する。従ってビーム中心部の反射光強度の大きさを
検出することにより、フォーカス状態の判断を行なうこ
とができる。なおフォーカス状態に対する反射光強度の
関係は後で詳しく説明する。
8は第1の移動制御部で、フォーカス制御を開始する以
前の初期状態における反射光強度の太きさに応じて、予
め設定された方向へ対物レンズ6を初期移動させるもの
で、信号120により対物レンズ駆動部5を駆動する。
ここで第1の移動制御部8によって対物レンズ6が移動
させられたときの距離の変化を第1の距離変化と呼ぶ。
9は第1のデータ設定部で、対物レンズ6と被測定物4
との間の距離の変化に対する反射光1140強度の変化
データを記憶しておく。この記憶される強度データは、
距離の大まかな変化に対するデータで良い。従って初期
状態で検出された反射光1140強度と第1のデータ設
定部9に記憶されているデータを比較して、概略のフォ
ーカスはずれ状態を判断して第1の距離変化を与える。
10はフォーカス制御判定部で、前述の第1の距離変゛
化を与えた後の反射光強度を検出し、対物レンズ乙の移
動前後における反射光強度の差から、フォーカス制御を
行なうべき方向を決定すると共に、その方向にフォーカ
ス制御を行なうときの概略の制御量を決定する。
前述の第1の移動制御部8で、予め設定された方向に対
物レンズ6を移動させたとき、移動の後の反射光強度が
移動前に比べて増加すれば、予め設定した移動方向はフ
ォーカス制御の順方向であり、逆に反射光強度が減少す
れば予め設定した方向は逆方向であるから、予め設定し
た方向とは逆方向へ制御を行なうことを判断する。この
とき、第1の距離変化を与えた後の反射光1140強度
を、第1のデータ設定部9に記憶されているデータと比
較を行なって、概略のフォーカス状態を判定して、概略
のフォーカス制御量を決定する。
11は第2の移動制御部で、前述のフォーカス制御を行
な5方向へ対物レンズ6を移動するもので、信号125
により対物レンズ駆動部5を駆動する。ここで第2の移
動制御部11によって対物レンズ6が移動させられる距
離の変化を第2の距離変化と呼ぶ。12は第2のデータ
設定部で、前述の第1のデータ設定部9と同様に、対物
レンズ3と被測定物4との間の距離に対する反射光11
40強度のデータを記lしてお(もので、第1のデータ
設定部9に記憶されているデータに対して、ベストフォ
ーカス位置に近い領域での反射光強度データを記憶して
おくが、距離の大まかな変化に対するデータで良い。第
2の移動制御部11では、検出された反射光強度と第2
のデータ設定部12に記憶されているデータを比較して
第2の距離変化を設定するが、−船釣には第2の距離変
化は第1の距離変化よりは小さく設定する。
16は差分判定部で、第2の移動制御部11で移動させ
られたときの移動の前後における反射光強度の増減を判
定する。移動後と移動前の反射光強度の差を差分強度と
呼ぶことにするが、差分強度の大きさの符号が正の・場
合は、まだ反射光強度が増加する方向にあり、ベストフ
ォーカス位置に達していないことを意味しているため、
信号160により第2の移動制御部11による移動の動
作を続行する。なお、検出された反射光強度の大きさに
応じて第2の距離変化の量を変化させてもよい。差分強
度の大きさが0になった場合は、移動前後の反射光強度
の差が無いということで、反射光強度がピーク点にある
ことになり、ベストフォーカス位置に達したと判定され
、信号165を発して対物レンズ駆動部5の駆動の動作
を停止する。また差強度の符号が正から負へと変化した
場合は、反射光強度の変化が増加→減少へ変化したこと
になり、反射光強度のピークとなるベストフォーカス状
態を通り過ぎたことになる。第2の距離変化の量が比較
的小さい場合は、前述の差強度がO5あるいはOとみな
せる状態が存在するが、第2の距離変化の量が前述の場
合よりも大きい場合は、ベストフォーカス状態を通り過
ぎる場合もある。この場合は信号165により対物レン
ズ駆動部5の順方向への移動の動作を停止させると共に
、差分強度の大きさの変化に応じて逆方向に一定量反転
させれば、ベストフォーカス状態に設定することができ
る。
次に前述の反射光マスキングについて詳細に説明する。
第3図に被測定物4からの反射光112のビーム形状及
び反射光マスキングの構成例を示す。
第3図(イ)、(ロ)は被測定物4からの反射光112
のガウス強度分布となるビーム形状を表わしたもので、
(イ)のビーム形状波形60はベストフォーカス状態、
(ロ)のビーム形状波形62はベストフォーカス状態か
らはずれた場合である。波形30のピーク強度が600
、波形62のピーク強度が605で、ピーク強度の位置
は波形の中心部であり、ピーク強度600の方がピーク
強度605よりは強度が強く、ベストフォーカス状態に
おいて、ピーク強度が最大となる。波形60はピーク強
度が最大で、横方向のビーム径の広がりは最小となり、
波形62はピーク強度が減少すると共に、横方向のビー
ム径は広がって(る。波形60及び波形32の全体強度
を比較すると、ピーク強度600及び605が変化する
割合よりは、全体強度の変化は小さい。波形62が、フ
ォーカスはずれが少ない状態の場合は、波形60の場合
の全体強度と程んど差がない。従って反射光112の全
体強度からフォーカス状態を判定するのは、感度が低い
ため実用的ではないが、前述した如(反射光112の中
心部のピーク強度は、フォーカス状態の変化に対して感
度が高い。
第3図(ハ)、に)は反射光マスキングの形状例を示す
もので、円形の基板部64に対してスリット状の長方形
状の穴を設げたもので、第3図(ハ)は単一のスリット
部310を設け、に)はスリット部312を中心として
、左右対称な位置にスリット部614.316を設けた
場合である。以上の形状の反射光マスキングにおいて、
スリット部だけが反射光を透過し、他の部分は反射光を
カットする。
第3図(ホ)、(へ)は反射光マスキングを行なったと
きの、透過する反射光の光強度分布を示したもので、い
ずれも図面の斜線部がカットされる部分で、(ホ)は反
射光マスキングがe→の場合、(へ)は同じくに)の場
合に対応する。
第4図(イ)、(ロ)に受光器7で検出される反射光強
度及び差分強度とフォーカス状態の関係のグラフを示す
。第4図(イ)の波形40の横軸は焦点方向の距離Zで
、Zz0がベストフォーカス位置であり、縦軸は反射光
強度である。Zz0において反射光強度は最大となり、
焦点がはずれてくると反射光強度は減少してくる。この
減少はZ−0を中心とし、て左右はぼ対称的に変化する
。この場合、反射光強度値400に対して、焦点方向位
置は2<0となる点410及びZ〉0となる点420が
対応するため、反射光強度だけからはベストフォーカス
位置に対する焦点はずれの方向の判別ができない。
第4図(ロ)の波形42は、波形40の差分(あるいは
微分)を示すもので、横軸は(イ)の場合と同じく焦点
方向の距離Z、縦軸は差分強度である。差分強度の波形
42では、z−00ベストフオーカス状態において、差
分強度はOとなり、Zく0の領域では差分強度は正の値
、Z〉0の領域では負の値となり、差分強度の符号から
フォーカスはずれの位置状態(Z〉0.2<0 >が判
別できる。
更に例えば差分強度値460の場合、Zく0の領域にお
いて、焦点方向の位置は点440及び点450が対応し
、差分強度だけからでは点440と点450の区別が一
つかないが、(イ)に示した波形40の反射光強度の値
を参照することにより、点440と点450の区別が可
能となる。なお差分強度は対物レンズ3の移動前後の反
射光強度の差から得られる。以上の如くして、反射光強
度及び差分強度の2つのデータを互いに参照することに
より、フォーカス状態を容易に判別することが可能とな
る。
次に第4図に示した強度変化の波形から実際のフォーカ
ス制御を行なうときの具体的な方法を第5図で説明する
第5図(イ)、(ロ)は第1の移動制御部8での移動の
動作を説明する図で、図示の波形40は第4図(イ)に
示した焦点方向の位置に対する反射光強度の変化の関係
を表わすものである。反射光強度500がピーク位置Z
=0での強度で、502及び504は第1のデータ設定
部9で設定されている焦点方向の距離に対する反射光強
度のデータである。反射光強度502は焦点方向の位置
がzl及び”Is反射光強度504は同じ<Zz及びZ
の位置に対応するが、Z=Oの中心位置に対して、はぼ
対称な位置にあるために、Z>0.Z<0にかかわらず
Z〉0の位置に対しての反射光強度のデータとすればよ
い。また、制御方向に対してはZ)0となる方向への制
御方向をCF方向、Zく0となる場合をCB方向とする
第5図信)において初期状態で検出された反射光強度が
点5100点であったとする。この状態ではz〉0、z
〈0のいずれの状態かは判別できない。また、反射光強
度510は設定強度502に比べて小さいため、焦点ハ
ズレが大きいと判定できる。従って第1の距離変化はZ
lよりは小さいが大きな距離変化を与えればよい。今、
初期の制御方向としてCF方向を設定することを仮定す
る。
初期の反射光強度510が左側の固点にあれば、CF方
向に移動したとき、反射光強度512が得られ、反射光
強度が増加する方向に変化するためCF方向は制御の順
方向である。逆に初期の反射光強度510が右側の(B
点にあれば、CF方向に移動したとき、反射光強度51
4が得られ、反射光強度が減少する方向であるため、C
F方向は逆方向となり、CB方向が制御の順方向である
と判定する。この場合は一度の対物レンズの移動で制御
方向の判定ができる。
第5図(ロ)において初期の反射光強度が520の強度
点にあるとする。この場合は設定した反射光強度の設定
強度504よりも大きいため、ベストフォーカス位置Z
=0に比較的近いと判定できる。
(イ)の場合と同様に、初期にCF方向に制御を行なう
と仮定する。初期反射光強度520が右側の(D)点に
ある場合は、反射光強度が減少する方向に変化するため
、逆方向であると判断できて順方向となるCB方向へと
反転させる。初期の反射光強度520が左側の(0点に
ある場合は、CF方向の制御は順方向である。この場合
、第1の距離変化の大きさに応じては、CF方向へ移動
後の反射光強度がピーク強度500を通り過ぎて点52
20強度点に達する場合も考えられる。反射光強度52
2は反射光強度520より強度が大きいが、この場合C
F方向の制御はもはや順方向ではな(なる。(反射光強
度522がピーク反射光強度500より小さいことは不
明であると仮定している。)しかし前述した判定は2点
間の反射光強度の差からは明確に決定できないため、更
にC’F方向へもう一度対物レンズ3を移動さ命る。こ
のとき反射光強度524が得らハたならば、反射光強度
522よりは減少しているため、CB方向の制御が順方
向であると判定できる。このように初期の反射光強度が
比較的大きくて、ベストフォーカス位置に近い場合は、
少な(とも2回連続して対物レンズ6を移動させ、3点
の間での反射光強度の増減から、フォーカス制御方向を
決定することが必要となる。
第5図(ハ)、に)は第2の移動制御部11での移動の
動作を説明する図で、(ハ)は前述の(イ)、(ロ)と
同じく反射光強度の波形40、(→は第4図(ロ)に示
した差分強度波形42である。CF方向の制御が順方向
であると仮定すると、第2の距離変化を与えて、例えば
(づの場合の反射光強度512の状態から制御を開始す
る。このとき反射光強度530の状態が得られる。反射
光強度560は前述の設定強度504よりも太き(、ベ
ストフォーカス状態に近づいたと判定でき、対物レンズ
3を移動させるときの第2の距離変化を小さくさせて、
順次CF方向へ移動させる。反射光強度562と反射光
強度530の差分強度がに)の点540に対応するが、
差分強度の符号が正であるから、未だベストフォーカス
状態に達していないため、更にCF方向へ制御を行なう
。反射光強度535及び反射光強度567が得られたと
ぎの差分強度が点542に対応するが、この場合の差分
強度はほぼOとみなせることができ、ベストフォーカス
状態に達したと判断できる。例えば第2の距離変化が前
述の場合よりも少し粗い場合はベストフォーカス状態の
飛びこしが起る場合もある。例えば反射光強度535の
状態から反射光強度539の状態へ変化する場合、差分
強度は点544の状態となる。このとき差分強度の符号
は負となるため、ベストフォーカス状態を飛びこしたと
判断する。このときはCB方向に一定量反転させて、ベ
ストフォーカス状態に設定する。
前述の各種の判定動作はマイクロプロセッサ−を用いた
ソフトウェアで行なう。第6図に前述した本発明のオー
トフォ−カス制御方法の動作のフローチャート図を示す
ステップ600〜ステツプ618までの各ステップは第
5図(イ)、(ロ)で説明した内容の第1の移動の動作
を行なうもので、フォーカス制御を開始する前の反射光
114の強度を検出し、そのときの強度レベルを判定し
て(ステップ600〜604)、予め設定した方向へ対
物レンズを移動させ、移動前後の反射光強度の増減から
、フォーカス制御を行なわせる方向を設定すると共に、
概略のフォーカスはずれ量な判定するものである(ステ
ップ606〜618)。ステップ620〜ステツプ64
4までの各ステップは第5図(ハ)、に)で説明した、
ベストフォーカス位置への制御を行なうときの第2の移
動の動作を行なうものである。ステップ620〜′63
6は対物レンズ3の移動の前後における反射光強度の差
分値の符号の判定を行なうもので、差分値の符号が0よ
り大きい正の場合は、ベストフォーカス状態に達してい
ないため制御を続行する。ステップ668〜644は、
差分値が0あるいは差分値の符号が正→負へ反転した場
合で、差分値がOの場合はベストフォーカス状態となり
フォーカス制御を完了する。差分値が負の場合は、差分
値の正→負への変化量から制御のオーバーシェードを算
出して、その量を補正するべ(対物レンズの移動を反転
させればベストフォーカス状態が得られる。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかな如く、本発明のオートフォ・−
カス制御方法は、反射光のビーム中心部の最も強度の高
い領域の光強度を検出することにより、フォーカス状態
の変化を高感度に計測することができる。又、シリンド
リカルレンズ、4分割光センサーを用いないために、光
学系及び反射光を検出して処理を行なう電子回路の調整
が極めて簡単になる。
更に、反射光強度と共に差分強度の両方のデータに基づ
いてフォーカス制御を行なうため、信頼性の高いオート
フォーカスが可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のオ−トフォーカス制御の動作を説明す
る動作説明ブロック図、第2図は従来用いられている非
点収差法の動作を説明を示し、第2図(イ)はビーム形
状検出の説明図、第2図(句〜(=1はビーム形状の説
明図、第2図(ホ)はフォーカスエラー信号の関係を示
すグラフ、第3図は本発明の反射光マスキングの構成及
び方法の説明を示し、第3図(イ)、(ロ)はビーム形
状、第3図(ハ)、(−1は反射光マスキングの形状例
、第3図(ホ)、(へ)は透過する反射光の光強度分布
のそれぞれ説明図、第4図(イ)、(ロ)は反射光強度
及び差分強度がフォーカス位置によって変化する様子を
説明するためのそれぞれ波形図、第5図(イ)〜に)は
反射光強度及び差分強度に対しての本発明のオートフォ
ーカスの制御の方法を説明するためのそれぞれ波形図、
第6図は第5図に示したオートフォーカス制御の方法を
説明するためのフローチャート図である。 1・・・・・・レーザ光源、 6・・・・・・対物レンズ、 6・・・・・・反射光マスキング部、 10・・・・・・フォーカス制御判定部、13・・・・
・・差分判定部、 20・・・・・・シリンドリカルレンズ、21・・・・
・・4分割光センサー 第2図 (オ0 第5図 (q) z=Q (ハ) (ニ) 差分態 第6図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. レーザ光源から放射されるレーザ光を対物レンズにより
    集光して被測定物面上に照射し、前記被測定物からの反
    射光を検出して、前記対物レンズの光軸方向の距離を変
    化させてフォーカス制御を行なうオートフォーカス制御
    方法において、前記被測定物からの反射光の光軸方向と
    直交する方向の光強度の分布における強度最大部を含み
    、一部の強度部分を受光器に入射させるための反射光マ
    スキング部を設け、前記対物レンズの光軸方向への第1
    の距離変化の前後の反射光強度の差からフォーカス制御
    方向を決定し、前記対物レンズの光軸方向への第2の距
    離変化の前後の反射光強度差が0の状態を検出してフォ
    ーカス制御を行なうことを特徴とするオートフォーカス
    制御方法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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