JPH0225942B2 - - Google Patents

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JPH0225942B2
JPH0225942B2 JP10600381A JP10600381A JPH0225942B2 JP H0225942 B2 JPH0225942 B2 JP H0225942B2 JP 10600381 A JP10600381 A JP 10600381A JP 10600381 A JP10600381 A JP 10600381A JP H0225942 B2 JPH0225942 B2 JP H0225942B2
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JP
Japan
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sealing composition
composition according
parts
weight
sio
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JP10600381A
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JPS587451A (ja
Inventor
Masaru Yonezawa
Kunio Ito
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Momentive Performance Materials Japan LLC
Original Assignee
Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication date
Application filed by Toshiba Silicone Co Ltd filed Critical Toshiba Silicone Co Ltd
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Publication of JPS587451A publication Critical patent/JPS587451A/ja
Publication of JPH0225942B2 publication Critical patent/JPH0225942B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、シールすべき部位に吐出し硬化させ
ることによりシール材を形成するシール用組成物
に係り、特に酸化性,腐食性の強い炭化水素油に
よる劣化に対してすぐれた抵抗性を有するシール
材を形成するシール用組成物に関する。 最近、自動車メーカーなどにおいて、エンジン
周辺をシールするにあたり、室温硬化型シリコー
ンゴムを未硬化の状態でシールすべき面に塗布
し、圧着しつつ室温で硬化して、シール面の基材
に接着したシリコーンゴム層を形成するシール方
法が採用されており、その作業性、密閉性および
耐熱性が高く評価されている。 しかるにかかるシール材は、その使用個所によ
り、エンジンオイル、ギヤオイル、トランスミツ
シヨンオイルなどの炭化水素面に触れることが多
い。 通常のシリコーンゴムは、一般の汎用有機ゴム
よりも炭化水素油に対する抵抗性があるとはい
え、長時間使用されたエンジン油のように酸化
性,腐食性の強い炭化水素油に対しては十分な抵
抗性を示さず、高温で長時間にわたりかかる炭化
水素油に接触させると、シール材の接着強さが著
しく減少する。 従来から、シリコーンゴムのケイ素原子に結合
する有機基として3,3,3−トリフルオロプロ
ピル基のようなフツ化炭化水素基を導入すると耐
油性が向上することは知られているが、このよう
な基の導入には煩雑な工程が必要であつて、シー
ル材が著しく高価になるので、用途に制約を受け
るという難点がある。 また特開昭50−109953号公報には、粘度範囲
1000000〜200000000cPのポリオルガノシロキサ
ンと補強性シリカ充填剤および不活性な無機質充
填剤、さらに酸化マグネシウム(または酸化マグ
ネシウムの混合物)から成る組成物を、例えば有
機過酸化物を用いて高温においてプレス成形して
使用する方法が開示されているが、この方法では
架橋が高温下で行なわれるため、シールすべき部
位に吐出して、常温ないしは100〜200℃の乾燥機
中における加熱によりシール材を形成するような
簡便な方法を採ることは不可能である。 さらに付加型シリコーンゴムに、機械的強度や
硬さを出すために補強性シリカ微粉末や酸化マグ
ネシウムのような無機質充填剤を配合することは
公知であるが、これらの無機質充填剤の種類や組
合せ、さらには配合量を調整することにより耐油
性を向上させる技術は未だ知られていない。 本発明者の1人は、先に縮合型シリコーンゴム
に係わる発明について特許出願(特願昭55年第
151892号)を行つたが、この発明は、主としてフ
ランジ面に縮合型シリコーンゴム組成物を塗布し
たのち上蓋をかぶせて、すぐさまウエツトの状態
でボルト、ナツト等で締付けて迅速にシール作業
を行う作業態様に使用するもので、万一シール後
に何等かの理由で該締付部分を弛緩させて、あら
ためてシール作業をやり直す場合には、上記のシ
リコーンゴムを再度同一個所に塗布して、前記の
締付作業を行う方法が採られた。 これに対し、本願発明に係わる付加型シリコー
ンゴム組成物を用いて前記と同様の再シール作業
を行う場合には、先に塗布し加熱硬化させたドラ
イ状態のシール用組成物を、そのまま利用して再
度の塗布作業等付加的な作業を一切行うことなく
シールすることができるので、シール構体を幾度
も解体する場合に好都合であり、作業時間を短縮
させるばかりでなく、シール材組成物そのものの
使用量を著しく少くできるという利点がある。も
ちろん前述したように再度塗布してシールする方
法を採用しても、何等支障はない。 本発明者らは、現在のシール材の問題点である
耐油性を改良すべく鋭意研究をすすめた結果、補
強性シリカ微粉末とともに比表面積50m2/g以上
の酸化マグネシウム微粉末を付加型ポリオルガノ
シロキサン組成物中に配合することにより、シー
ルすべき部位に吐出し、硬化させて酸化性,腐食
性の強い炭化水素油による劣化に対してもすぐれ
た抵抗性を有するシール材を形成するシール用組
成物が得られることを見出した。 本発明はかかる知見に基いてなされたもので、 (A) 一般式
【式】 (式中、R1はアルケニル基、R2は脂肪族不飽
和結合を含まぬ置換または非置換の1価の炭化
水素基、aは1および2から選ばれた数、bは
0,1および2から選ばれた数で、a+bが
1,2および3から選ばれた数を示す。)で表
わされる単位を分子中に少くとも2個有するポ
リオルガノシロキサン 100重量部、 (B) 一般式
【式】 (式中、R3は置換または非置換の1価の炭素
水素基、cは0,1および2から選ばれた数、
dは1および2から選ばれた数で、c+dが
1,2および3から選ばれた数を示す。)で表
わされる単位を有し、かつケイ素原子に結合し
た水素原子を分子中に少くとも3個有するポリ
オルガノハイドロジエンシロキサンを、(A)のポ
リオルガノシロキサン中のR11個に対してケイ
素原子に結合した水素原子の量が0.5〜4.0個に
なるような量、 (C) 補強性シリカ充填剤 5〜50重量部 (D) 比表面積が50m2/g以上の酸化マグネシウム
1〜10重量部 (E) 白金および白金化合物から選ばれた触媒を白
金として 0.1〜100ppm 含有する、シールすべき部位に吐出し、硬化させ
ることにより、酸化性,腐食性の強い炭化水素油
による劣化に対してすぐれた抵抗性を有するシー
ル材を形成するシール用組成物を提供しようとす
るものである。 本発明に用いられる(A)のポリオルガノシロキサ
ンは、ケイ素原子に結合せるアルケニル基を1分
子中に少くとも2個有し、かつケイ素原子に結合
せるヒドロキシ基を実質的に有しないもので、直
鎖状のポリオルガノシロキサンでも分岐状のポリ
オルガノシロキサンでもよく、またこれらの混合
物でもよい。 前記一般式におけるR1としては、ビニル基、
アリル基、1−プテニル基、1−ヘキセニル基な
どが例示されるが、合成のしやすさおよび硬化後
のシール材の耐熱性からビニル基が最も有利であ
る。 R2および他のシロキサン単位のケイ素原子に
結合した有機基としては、メチル基、エチル基、
プロピル基、ブチル基、アミル基、ヘキシル基、
ドデシル基などのアルキル基、フエニル基のよう
なアリール基、β−フエニルエチル基、β−フエ
ニルプロピル基のようなアラルキル基が例示さ
れ、さらに、クロロメチル基、3,3,3−トリ
フルオロプロピル基などの置換炭化水素基も例と
して挙げられる。 これらのうち合成のしやすさ、硬化後の良好な
物理的性質を保つのに必要なポリオルガノシロキ
サンの重合度をもちながら硬化前の低い粘度を保
持する点から、メチル基が最も好ましく、また機
械的性質のすぐれていることを必要とする用途に
は、(A)のうちの5重量%以上が、分岐したシロキ
サン鎖をもつものであることが好ましい。 上記の
【式】で表わされる単位 は、オルガノシロキサンの分子鎖の末端、途中の
いずれに存在しても、またその双方に存在しても
よいが、硬化後の組成物にすぐれた機械的性質を
与えるためには、少くとも末端に存在することが
好ましい。 (A)のポリオルガノシロキサンとしては、CH2
CHR2 2SiO〔R2 2SiO〕oSiR2 2CH=CH2(式中、nは
20〜5000の数を示す)で表わされるものが例示さ
れる。 本発明に用いられる(B)成分のポリオルガノハイ
ドロジエンシロキサンは、架橋により組成物を網
状化するために、ケイ素原子に結合せる水素原子
を1分子中に少くとも3個有することが必要であ
る。 R3ならびにその他のシロキシ単位のケイ素原
子に結合した有機基としては、前述の(A)成分にお
けるR2と同様なものが例示されるが、合成の容
易さから、メチル基が最も好ましい。 かかるポリオルガノハイドロジエンシロキサン
は、直鎖状、分岐状、および環状のいずれであつ
てもよく、またこれらの混合物でもよい。 (B)のポリオルガノハイドロジエンシロキサンと
しては、(CH32HSiO1/2単位とSiO2単位から成
り、ケイ素原子に結合した水素原子の含有量が
0.3〜1.2重量%のものが好適である。また(B)のポ
リオルガノハイドロジエンシロキサンとしては、
一般式R4(CH32SiO〔(CH3)HSiO〕p
〔(CH32SiO〕qSi(CH32R4(式中、R4は水素原子
またはメチル基、pは1〜100、ただしR4がメチ
ル基のときpは3〜100、qは0〜100の数を示
す)で表わされるものが例示される。 (B)成分の使用量は、(A)成分中のアルケニル基1
個に対し、(B)成分中のケイ素原子に結合した水素
原子が0.5〜4.0個、好ましくは1.0〜3.0個となる
ような量が良い。これよりも水素原子が少なすぎ
ると組成物の硬化が十分に進行せず、硬化後の組
成物の硬さが低くなり、多すぎると硬化後の組成
物の物理的性質と耐熱性が低下するようになる。 本発明で用いられる(C)の補強性シリカ微粉末
は、好ましくは比表面積が50m2/g〜400m2/g、
さらに望ましくは120m2/g〜300m2/gのもので
ある。比表面積が50m2/g以下では補強効果が弱
く、400m2/g以上のものは実質市場に出廻つて
いなく、たとえあつたとしても極めて高価なもの
で使用できない。このような補強性シリカ微粉末
としては、煙霧質シリカ、沈殿シリカ、焼成シリ
カ、シリカエアロゲルなどが例示される。これら
は、単独で用いても、2種以上を混合して用いて
もよく、またそのまま用いても、表面をポリジメ
チルシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロ
キサン、ヘキサメチルジシラザンのような有機ケ
イ素化合物で処理して用いてもよい。さらにシー
ル材の施工時の垂れ流れを防止し、かつ硬化後に
すぐれた物理的性質を発揮させるためには、煙霧
質シリカに上述の表面処理を行うことが好まし
い。 (C)成分の配合量は、(A)成分100重量部あたり5
〜50重量部、好ましくは10〜30重量部である。(C)
成分の量が5重量部未満では、硬化前に垂れ流れ
が生じ易く、かつ必要とする補強効果や耐油性が
得られず、10重量部未満では接着強度がまだ十分
とはいえない。また30重量部を越えると増粘効果
のために押出しが困難となり、50重量部を越すと
押出作業が不可能となる。 本発明で用いられる(D)の酸化マグネシウムは、
シール材に耐油性を付与するもので、比表面積が
50m2/g以上、好ましくは100〜300m2/gのもの
である。50m2/g未満では分散性が悪く、シール
材の物理的性質が損われるうえ、耐油性の十分な
向上が認められない。なお、300m2/gを越すと、
耐油性の向上に必要な量の(D)を配合したとき、シ
ール材の押出作業性が悪くなる。 (D)成分の配合量は、(A)成分100重量部あたり1
〜10重量部である。1重量部未満では炭化水素
油、特にエンジンオイル、ギヤオイルに対する十
分な抵抗性が得られず、10重量部を越すとシール
材の物理的性質を損うようになる。 (E)成分の白金および白金化合物は、(A)および(B)
各成分の付加反応を進行させるための触媒であ
り、白金黒、塩化白金酸、塩化白金酸とオレフイ
ンもしくはアルデヒドとの錯体、塩化白金酸とア
ルコールとの錯体、塩化白金酸と不飽和基含有ポ
リオルガノシロキサンとの錯体が例示される。 (E)成分の必要量は、白金として(A)成分に対し
0.1〜100ppm、好ましくは1〜20ppmである。
0.1ppm未満では硬化速度が遅く、また100ppmを
越えて用いても特別顕著な効果がなく、不経済で
あるのでいずれも好ましくない。 本発明の組成物には、更に粉砕シリカ、けいそ
う土、炭酸カルシウム、酸化アルミニウム、ケイ
酸アルミニウム、酸化亜鉛のような非補強性充填
剤を配合することにより、シール材の硬さを調整
することができる。また酸化鉄、酸化チタン、カ
ーボンブラツクのような顔料を配合してもよい。 これらの充填剤などの使用量は、本発明の効果
を損わない範囲で任意に設定することができる。 また本発明の組成物には、従来から既知の反応
調整剤、たとえば、1,3,5,7−テトラメチ
ル−1,3,5,7−テトラビニルシクロテトラ
シロキサン、アセチレンアルコール、トリアリル
イソシアヌレート、アセチレン基含有シランやシ
ロキサンを配合することもできる。 本発明の組成物の硬化速度は、(E)成分の白金お
よび白金化合物の種類および配合量を調整するこ
とにより、室温下において数時間から数日間まで
任意に調節することができる。 また必要に応じて基材のシールすべき部位にひ
も状に吐出された上記組成物を、基材と共に100
〜200℃の乾燥機中に入れて加熱し、数十分で完
全硬化させることも可能である。 本発明の組成物は、以下のようにして使用され
る。すなわち、まず本発明の組成物を自動吐出機
その他の公知の押出装置に収容し、基材のシール
すべき部位の一方の面、例えばフランジ面にひも
状に押出し完全硬化させて、この面にシール材を
形成させる。次にこのシール材を介して基材のシ
ールすべき部位をボルト、ナツト等により締付け
ることにより、完全なシールが行なわれる。 本発明の組成物により形成されるシール材は、
酸化性,腐食性の強い炭化水素油に対して優れた
耐性を有しており、しかも自由にボルト、ナツト
の締め直しが可能であつて、例えば炭化水素油に
高温で長時間接触する自動車、自動自転車、耕運
機、建設機械などにおけるオイルバン、カムハウ
ジング、ペアリングキヤツプシール、オイルフイ
ルターなどのエンジンまわりや、更には建築工
業、電気、電子工業などにおいて、炭化水素油に
長時間接する部位のシールに好適している。 以下に本発明を実施例にもとづき説明する。な
お、実施例および比較例中の部はすべて重量部を
示す。 実施例 1 760部のトリメチルクロロシラン、141部のメチ
ルビニルジクロロシラン、146部の正ケイ酸エチ
ルをトルエン中で共加水分解し、常法により脱
酸、中和、水洗したのちカセイカリ水溶液で処理
し、酢酸で中和し、水洗、脱水して、ケイ素原子
に結合したヒドロキシ基を実質的に有せず、ケイ
素原子に結合したビニル基を有する樹脂を得た。 25℃における粘土が10000cStのα、ω−ジビニ
ルポリジメチルシロキサン90部、前述のビニル基
含有樹脂10部、25℃における粘土が40cStで、末
端がトリメチルシリル基で封鎖され、各50モル%
のジメチルシロキシ単位とメチルハイドロジエン
シロキシ単位から成るポリメチルハイドロジエン
シロキサン4部、ヘキサメチルジシロキサンで表
面処理された比表面積が、200m2/gの煙霧質シ
リカ15部、けいそう土50部および第1表に示され
る量の比表面積が120m2/gの酸化マグネシウム
を、混練機によつて均一に混合して試料11〜13を
調製した。 また比較のために酸化マグネシウムを配合しな
い試料14を調製した。 これらの試料のそれぞれに白金原子2重量%を
含む塩化白金酸イソプロパノール溶液0.08部を均
一に混合してシール用組成物を調製した。
【表】 評価(A)1 これらの調製した未硬化のシール用組成物を、
表面をテフロン加工処理した鉄板上に押出して厚
さ2mmのシート状に成形し、150℃の乾燥機中に
30分間静置して硬化させたのち、JIS K6301(「加
硫ゴム物理試験方法」)により物質的性質を測定
した。 ついで、2種類のエンジンオイル〔10W−30
(トヨタ自動車販売(株)商品名、以下オイルE1とい
う)、10W−40(日産自動車(株)商品名、以下オイル
E2という)〕にそれぞれ120℃で10日間および30
日間浸漬したのち、JIS K6301にもとずき物理的
性質を測定した。 これらの測定結果を第2表に示す。
【表】
【表】 評価B1 図示するように、開口部周縁にフランジ1を有
する内径110mm、外径150mm、幅20mmの複数個の有
底円筒状容器2のフランジ端面に、前記の試料11
〜14の組成物を、各組成物につき2個ずつ、押出
装置によりビードの直径が約5mmとなるように押
出し、これらの容器2を170℃の乾燥機中に60分
間静置して組成物を完全硬化させ、シール材3を
形成させた。 次にこの容器2のフランジ1面にシール材3を
介して給油パイプ4を接続させた同形の上蓋5の
フランジ6面を重ね合せ、シール材3の圧縮率が
30%になるように、ボルト7でフランジ1,6を
締付けた。 次いで、前述のオイルE1およびギヤオイル
(トヨタ自動車販売(株)商品名、以下オイルGとい
う)を各容器毎に給油パイプの上部から注入し、
オイルE1またはオイルGがシール材に完全に触
れる状態とした。 このように金型の内部にエンジンオイルまたは
ギヤオイルが注入されている状態で、各容器を
120℃の乾燥機中に一定時間静置し、しかる後と
り出して室温下に24時間放置後10分間2Kgf/cm2
の空気圧をかけオイルがもれた時の圧力を油圧ゲ
ージ8で読み取つた。 その測定結果を第3表に示す。
【表】 実施例 2 25℃における粘土が5000cStのα,ω−ジビニ
ルポリジメチルシロキサン80部、実施例1で得ら
れたビニル基含有樹脂20部、分子式H
(CH32SiO〔(CH3)HSiO〕2〔(CH32SiO〕20Si
(CH32Hで示されるポリメチルハイドロジエン
シロキサン4部、ヘキサメチルジシロキサンで表
面処理された比表面積が200m2/gの煙霧質シリ
カ12部、ステアリン酸で表面処理された平均粒径
2μの炭酸カルシウム20部、ベンガラ3部、けい
そう土80部、および第4表に示される量の比表面
積が120m2/gの酸化マグネシウムを、混練機に
より均一に混合して、試料21〜23を調製した。 また比較のために、酸化マグネシウムを配合し
ない試料24を調製した。 これらの試料のそれぞれに白金原子2重量%を
含む塩化白金オクテン錯体のオクタノール溶液
0.08部を混合してシール用組成物を調製した。
【表】 評価A2 これらの調整した未硬化のシール用組成物を、
表面をテフロン加工処理した鉄板上に押し出して
厚さ6mmのシート状に成形し、180℃の乾燥機中
に40分間静置して硬化させたのち、実施例1で用
いたオイルE1およびE2中でJIS K6301にもとづ
く、長期の圧縮永久歪試験を行つた。 その測定結果は第5表に示すとおりである。
【表】 評価B2 試料21〜24の組成物を用いて評価B1と同様の
方法で、耐圧オイル漏れ試験を行つた。 その試験結果を第6表に示す。
【表】 実施例 3 25℃における粘土が4000cStのα,ω−ジビニ
ルポリジメチルシロキサン100部、実施例1で得
られたビニル基含有樹脂8部、(CH32HSiO1/2
位およびSiO2単位から成り両者のモル比が2:
1で25℃における粘度が20cStであるメチルハイ
ドロジエンポリシロキサン5部、ヘキサメチルジ
シロキサンで表面処理された比表面積が200m2
gの煙霧質シリカ20部、ステアリン酸で表面処理
された平均粒径2μの炭酸カルシウム10部、けい
そう土100部および第7表に示される量の比表面
積が120m2/gの酸化マグネシウムを、混練機に
より均一に混合して試料31〜34を調製した。 また比較のために、酸化マグネシウムを配合し
ない試料35を調製した。 これらの試料のそれぞれに白金原子2重量%を
含む塩化白金酸イソプロパノール溶液0.08部を均
一に混合してシール用組成物を調製した。
【表】 評価A3 これらの調整した未硬化のシール用組成物を、
表面をテフロン加工処理した鉄板上に押し出して
厚さ5mmのシート状に成形し、180℃の乾燥機中
に40分間静置して硬化させたのち、実施例1およ
び実施例2で用いたオイルE1およびオイルE2
でJIS K6301にもとづく、長期の圧縮永久歪試験
を行つた。 その測定結果は第8表に示すとおりである。
【表】 評価B3 試料31〜35の組成物を用いて評価B1と同様の
方法で、耐圧オイル漏れ試験を行つた。 その試験結果を第9表に示す。
【表】 実施例 4 25℃における粘度が7000cStで、両末端が
(CH2=CH)(CH32SiO0.5単位で閉塞され、15モ
ル%の(C6H52SiO単位と残余の(CH32SiO単
位から成る、ポリジオルガノシロキサン100部、
実施例1で得られたビニル基含有樹脂10部、
(CH32HSiO0.5単位、C6H5SiO3/2単位、SiO2単位
から成り、3者のモル比が8:1:3である25℃
における粘度が80cStであるメチルフエニルハイ
ドロジエンポリシロキサン5部、ヘキサメチルジ
シロキサンで表面処理された比表面積が250m2
gの煙霧質シリカ20部、ステアリン酸で表面処理
された平均粒径2μの炭酸カルシウム10部、けい
そう土100部および第10表に示される量の比表面
積が150m2/gの酸化マグネシウムを前記実施例
と同様混練機にかけて均一に混合して試料41〜43
を得た。 また比較のため酸化マグネシウムを全く配合し
ない試料44を作り、これらの各試料のそれぞれに
白金原子2重量%を含む塩化白金酸イソプロパノ
ール溶液0.08部を均一に混合してシール用組成物
を調製した。
【表】 評価A4 これらの調製した未硬化のシール用組成物を表
面をテフロン加工処理した鉄板上に押し出し厚さ
5mmのシート状に成形し、180℃の乾燥機中に40
分間静置して硬化させたのち、実施例1および実
施例2で用いたオイルE1およびオイルE2中でJIS
K6301にもとづく長期の圧縮永久歪試験を行つ
た。 その測定結果は第11表に示すとおりである。
【表】 評価B4 試料41〜44の組成物を用いて評価B1と同様の
方法で耐圧オイル漏れ試験を行つた。 その試験結果を第12表に示す。
【表】 【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例の耐油性試験に用いた容
器の断面図である。 1,6…フランジ、2…有底円筒状容器、3…
シール材、4…給油パイプ、5…上蓋、8…油圧
ゲージ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 (A) 一般式【式】 (式中、R1はアルケニル基、R2は脂肪族不飽
    和結合を含まぬ置換または非置換の1価炭化水
    素基、aは1および2から選ばれた数、bは
    0、1および2から選ばれた数で、a+bが
    1、2および3から選ばれた数を示す。) で表わされる単位を分子中に少なくとも2個有
    し、ケイ素原子に結合せるヒドロキシ基を実質
    的に有しないポリオルガノシロキサン100重量
    部、 (B) 一般式【式】 (式中、R3は置換または非置換の1価の炭化
    水素基、cは0、1および2から選ばれた数、
    dは1および2から選ばれた数で、c+dが
    1、2および3から選ばれた数を示す。) で表わされる単位を有し、かつケイ素原子に結
    合した水素原子を分子中に少なくとも3個有す
    るポリオルガノハイドロジエンシロキサンを、
    (A)のポリオルガノシロキサン中のR11個に対し
    てケイ素原子に結合した水素原子の量が0.5〜
    4.0個になるような量、 (C) 補強性シリカ充填剤 5〜50重量部、 (D) 比表面積が50m2/g以上の酸化マグネシウム
    1〜10重量部 および (E) 白金および白金化合物から選ばれた触媒を、
    (A)に対し白金として0.1〜100ppmを含有するこ
    とを特徴とするシール用組成物。 2 (A)のR1がビニル基である特許請求の範囲第
    1項記載のシール用組成物。 3 (A)のポリオルガノシロキサンが一般式CH2
    CHR2 2SiO〔R2 2SiO〕oSiR2 2CH=CH2(式中R2は前
    述のとおり、nは20〜5000の数を示す)で表わさ
    れる特許請求の範囲第2項記載のシール用組成
    物。 4 (A)のR2がメチル基である特許請求の範囲第
    1項乃至第3項のいずれか1項記載のシール用組
    成物。 5 (A)のポリオルガノシロキサンのうちの5重量
    %以上が分岐したシロキサン鎖をもつポリオルガ
    ノシロキサンである特許請求の範囲第1項記載の
    シール用組成物。 6 (B)のポリオルガノハイドロジエンシロキサン
    が一般式R4(CH32SiO〔(CH3)HSiO〕p
    〔(CH32SiO〕qSi(CH32R4(式中、R4は水素原子
    またはメチル基、pは1〜100、ただしR4がメチ
    ル基のときpは3〜100、qは0〜100の数を示
    す)で表わされる特許請求の範囲第1項乃至第5
    項のいずれか1項記載のシール用組成物。 7 (B)のポリオルガノハイドロジエンシロキサン
    が(CH32HSiO1/2単位とSiO2単位から成り、ケ
    イ素原子に結合した水素原子の含有量が0.3〜1.2
    重量%である特許請求の範囲第1項乃至第5項の
    いずれか1項記載のシール用組成物。 8 (C)の補強性シリカ充填剤の比表面積が50m2
    g以上である特許請求の範囲第1項乃至第7項の
    いずれか1項記載のシール用組成物。 9 (C)の補強性シリカ充填剤が有機ケイ素化合物
    で表面処理された煙霧質シリカである特許請求の
    範囲第1項乃至第8項のいずれか1項記載のシー
    ル用組成物。 10 (C)の補強性シリカ充填剤の量が10〜30重量
    部である特許請求の範囲第1項乃至第9項のいず
    れか1項記載のシール用組成物。 11 (D)の酸化マグネシウムの比表面積が100〜
    300m2/gである特許請求の範囲第1項乃至第1
    0項のいずれか1項記載のシール用組成物。
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