JPH02256684A - グリゼオール酸のモノエステル誘導体 - Google Patents

グリゼオール酸のモノエステル誘導体

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JPH02256684A
JPH02256684A JP1167663A JP16766389A JPH02256684A JP H02256684 A JPH02256684 A JP H02256684A JP 1167663 A JP1167663 A JP 1167663A JP 16766389 A JP16766389 A JP 16766389A JP H02256684 A JPH02256684 A JP H02256684A
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Koichi Hirai
平井 功一
Susumu Sato
進 佐藤
Tomihisa Yokoyama
富久 横山
Takashi Yasumoto
安本 隆志
Mitsuo Yamazaki
光郎 山崎
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Sankyo Co Ltd
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Sankyo Co Ltd
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  • Nitrogen And Oxygen Or Sulfur-Condensed Heterocyclic Ring Systems (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [目的] (産業上の利用分野) 本発明は、優れた眼圧低下作用を有する新規なグリゼオ
ール酸のモノエステル誘導体に関する。
(従来の技術) グリゼオール酸ジエステル誘導体としては、特開昭第6
0−94992号公報及び特開昭第61−100593
号公報記載の以下の化合物が公知である。
(上記式中、R1及びR2は前記と同意義を示し、R”
及びR”はメチル基又はジフェニルメチル基を示す。) しかしながら、これらの化合物は眼圧低下作用を有しな
い。
(当該発明が解決しようとする問題点)本発明者等は、
眼圧低下作用を有するグリゼオール酸誘導体の合成とそ
の薬理活性について永年に亘り鋭意研究を行なった結果
、既知のエステル誘導体とは構造を異にする、新規な置
換ベンジルモノエステル誘導体類が、点眼剤として安定
であり、点眼投与の際の角膜透過性に優れ、眼内で速や
かに加水分解され、良好な眼圧低下作用を示し、優れた
緑内障治療薬となりうろことを見出し1本発明を完成し
た。
[構成] 本発明の新規なグリゼオール酸モノエステル誘導体は、 又は、 (2)上記(1)記載の化合物において、R5及びR6
の一方が水素原子を示し、他方が、 一般式 [式中、R1及びR2は同−又は異なって、水素原子又
は保護されていてもよい水酸基を示し、R3及びR4は
同一で水素原子を示すか又はR3とR4が一緒になって
単結合を示し、RS及びR6の一方は水素原子を示し、
他方は、眼内で除去される保護基を示す。]で表わされ
る化合物、[式中、R7及びR8は、水素原子又は低級
アルキル基を示し、R9は、置換されていてもよい炭素
数1乃至18個の脂肪族アシルオキシ若しくは置換され
ていてもよい炭素数1乃至18個の脂肪族アシルチオ基
(該置換基としては、炭素数3乃至10個のシクロアル
キル基又はハロゲン原子を示す。)或いは芳香族アシル
オキシ若しくは芳香族アシルチオ基を示し、R”は、R
9と同様の基、水酸基、メルカプト基、カルボキシ基、
アミノ基、ニトロ基、低級アルキル基、ハロゲン原子又
は低級アルコキシ基を示し、mは、O乃至3の整数を示
し、nは、0乃至2の整数を示す。]を有する基で表わ
される化合物 として表わされる。
上記−取代(I)において、R1及びR2で定義された
「保護されていてもよい水酸基」の「保護基」分として
は、反応における保護基及び生体に投与する際のプロド
ラッグ化のための保護基を示し、例えば、ホルミル、ア
セチル、プロピオニル、ブチリル、イソブチリル、ペン
タノイル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル、オク
タノイル、ラウロイル、ミリストイル、トリデカノイル
、バルミトイル、ステアロイルのようなアルキルカルボ
ニル基、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロ
ロアセチル、トリフルオロアセチルのようなハロゲン化
アルキルカルボニル基、メトキシアセチルのような低級
アルコキシアルキルカルボニル基、(E)−2−メチル
−2−ブテノイルのような不飽和アルキルカルボニル基
等の脂肪族アシル基;ベンゾイル、α−ナフトイル、β
−ナフトイルのようなアリールカルボニル 4−クロロベンゾイルのようなハロゲン化アリールカル
ボニル基、2,4.6−トリメチルベンゾイル、4−ト
ルオイルのような低級アルキル化アリールカルボニル基
、4−アニソイルのような低級アルコキシ化アリールカ
ルボニル基、4−ニトロベンゾイル、2−ニトロベンゾ
イルのようなニトロ化アリールカルボニル基、2−(メ
トキシカルボニル)ベンゾイルのような低級アルコキシ
カルボニル化アリールカルボニル基、4−フェニルベン
ゾイルのようなアリール化アリールカルボニル基等の芳
香族アシル基;テトラヒドロピラン−2−イル、3−ブ
ロモテトラヒドロピラン−2−イル、4−メトキシテト
ラヒドロピラン−4−イル、テトラヒドロチオピラン−
2−イル、4−メトキシテトラヒドロチオピラン−4−
イルのようなテトラヒドロピラニル又はテトラヒドロ・
チオピラニル基:テトラヒドロフラン−2−イル、テト
ラヒドロチオフラン−2−イルのようなテトラヒドロフ
ラニル又はテトラヒドロチオフラニル基;トリメチルシ
リル、トリエチルシリル、イソプロピルジメチルシリル
、t−ブチルジメチルシリル、メチルジイソプロピルシ
リル、メチルジ−t−ブチルシリル、トリイソプロピル
シリルのようなトリ低級アルキルシリル基、ジフェニル
メチルシリル、ジフェニルブチルシリル、ジフェニルイ
ソプロピルシリル、フエニルジイソプロピルシリルのよ
うな1乃至2個のアリール基で置換されたトリ低級アル
キルシリル基等のシリル基;メトキシメチル、1、1−
ジメチル−1−メトキシメチル、エトキシメチル、プロ
ポキシメチル、イソプロポキシメチル、ブトキシメチル
、t−ブトキシメチルのような低級アルコキシメチル基
、2−メトキシエトキシメチルのような低級アルコキシ
化低級アルコキシメチル基、2,2,2−トリクロロエ
トキシメチル、ビス(2−クロロエトキシ)メチルのよ
うなハロゲン化低級アルコキシメチル等のアルコキシメ
チル基;1−エトキシエチル、1−メチル−1−メトキ
シエチル、1−(イソプロポキシ)エチルのような低級
アルコキシ化エチル基、2,2,2−トリクロロエチル
のようなハロゲン化エチル基、2−(フェニルゼレニル
)エチルのようなアリールゼレニル化エチル基等の置換
エチル基;ベンジル、フェネチル、3−フェニルプロピ
ル、α−ナフチルメチル、β−ナフチルメチル、ジフェ
ニルメチル、トリフ呈ニルメチル、α−ナフチルジフェ
ニルメチル、9−アンスリルメチルのような1乃至3個
のアリール基で置換された低級アルキル基、4−メチル
ベンジル、2,4.6−トリメチルベンジル、3,4,
5−トリメチルベンジル、4−、メトキシベンジル、4
−メトキシフエニルジフェニルメチル、2−ニトロベン
ジル、4−ニトロベンジル、4−クロロベンジル、4−
ブロモベンジル、4−シアノベンジル、4−シアノベン
ジルジフェニルメチル、ビス(2−ニトロフェニル)メ
チル、ピペロニルのような低級アルキル、低級アルコキ
シ、ニトロ、ハロゲン、シアノ基でアリール環が置換さ
れた1乃至3個のアリール基で置換された低級アルキル
基等のアラルキル基;゛メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニル、t−ブトキシカルボニル、イソブトキシカ
ルボニルのような低級アルコキシカルボニル基、2、2
.2−トリクロロエトキシカルボニル、2−トリメチル
シリルエトキシカルボニルのようなハロゲン又はトリ低
級アルキルシリル基で置換された低級アルコキシカルボ
ニル基等のアルコキシカルボニル基;ビニルオキシカル
ボニル、アリルオキシカルボニルのようなアルケニルオ
キシカルボニル基エベンジルオキシ力ルボニル、4−メ
トキシベンジルオキシカルボニル、3,4−ジメトキシ
ベンジルオキシカルボニル、2−ニトロベンジルオキシ
カルボニル、4−ニトロベンジルオキシカルボニルのよ
うな1乃至2個の低級アルコキシ又はニトロ基でアリー
ル環が置換されていてもよいアラルキルオキシカルボニ
ル基のような反応における保護基及びピバオイルオキシ
メチルオキシカルボニルのような生体に投与する際のプ
ロドラッグ化のための生体内で加水分解され易い保護基
を示し、好適には脂肪族アシル基及び芳香族アシル基で
ある。
R5及びRGの定義における[眼内で除去される保護基
」としては、眼における生化学的条件下(例えば、アシ
ルトランスフェラーゼ、エステラーゼ)において、除去
される保護基を示す。
R7、R8及びRloで定義された「低級アルキル基」
としては、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、
ブチル、イソブチル、S−ブチル、t−ブチル、ペンチ
ル、イソペンチル、2−メチルブチル、ネオペンチル、
1−エチルプロピル、ヘキシル、4−メチルペンチル、
3−メチルペンチル、2−メチルペンチル、■−メチル
ペンチル、3,3−ジメチルブチル、2.2−ジメチル
ブチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジメチルブ
チル、1,3−ジメチルブチル、2,3−ジメチルブチ
ル、2−エチルブチルのような炭素数1乃至6個の直鎖
又は分枝鎖アルキル基を挙げることができるが、好適に
は゛炭素数1乃至4の直鎖又は分枝鎖アルキル基である
R9の定義における「置換されていてもよい炭素数1乃
至18個の脂肪族アシルオキシ」及び「置換されていて
もよい炭素数1乃至18個の脂肪族アシルチオ」の「炭
素数1乃至18個の脂肪族アシル基」としては、例えば
、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチリル、ブテ
ニルカルボニル、イソブチリル、ペンタノイル、ペンテ
ニルカルボニル、ピバロイル、バレリル、イソバレリル
、オクタノイル、ノニルカルボニル、デシルカルボニル
、3−メチルノニルカルボニル、8−メチルノニルカル
ボニル、3−エチルオクチルカルボニル、3,7−シメ
チルオクチルカルボニル、ウンデシルカルボニル、ドデ
シルカルボニル トラデシルカルボニル、ペンタデシルカルボニル、ペン
タデセニルカルボニル、ヘキサデシルカルボニル、■ー
メチルペンタデシルカルボニル、14−メチルペンタデ
シルカルボニル、13J3−ジメチルテトラデシルカル
ボニル、ヘプタデシルカルボニル、15−メチルヘキサ
デシルカルボニルのような飽和。
又は不飽和の直鎖又は分枝鎖脂肪酸アシル基を挙げるこ
とができるが、好適には炭素数1乃至6個の直鎖又は分
枝鎖脂肪族アシル基である。
R9で定義された「炭素数3乃至10個のシクロアルキ
ル基」としては、例えば、シクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシル、シクロヘプチル
、シクロオクチル、シクロノニル、シクロデシルのよう
な3乃至10員飽和環状炭化水素基を示し、好適には5
乃至7員飽和環状炭化水素基である。
R9及びR”の定義における「ハロゲン原子」としては
、弗素、塩素、臭素又は沃素を示し、R9における、「
ハロゲン原子の置換した脂肪族アシル基」としては、例
えば、クロロアセチル、ジクロロアセチル、トリクロロ
アセチル、トリフルオロアセチルのようなハロゲン化ア
ルキルカルボニル基を挙げることができる。
R9の定義における「芳香族アシルオキシ」及び「芳香
族アシルチオ」の「芳香族アシル基」としては、置換基
を有していてもよいアリールカルボニル基を示し、かか
る「アリール」とは、例えばフェニル、ナフチルのよう
な炭素数5乃至12個の芳香族炭化水素基を挙げること
ができ、好適にはフェニル基である。ここで、「置換基
を有していてもよいアリールカルボニル基」とは、上記
「アリール」の環上に、■乃至4個の下記より選択され
る置換基を有していてもよいアリールカルボニル基を示
し、該環上の置換基としては、アミノ基;ニトロ基;シ
アノ基;前記低級アルキル若しくは、例えばトリフルオ
ロメチル、トリクロロメチル、ジフルオロメチル、ジク
ロロメチル、ジブロモメチル、フルオロメチル、2,2
.2−トリクロロエチル、2,2.2−トリフルオロエ
チル、2−ブロモエチル、2−クロロエチル、2−フル
オロエチル、2,2−ジブロモエチルのようなハロゲン
化低級アルキル基で置換されていてもよいカルボキシ基
;カルバモイル基;前記ハロゲン原子;前記低級アルキ
ル基:例えばメトキシ、エトキシ、n−プロポキシ、イ
ソプロポキシ、n−ブトキシ、イソブトキシ、S−ブト
キシ、t−ブトキシ、n−ペントキシ、イソペントキシ
、2−メチルブトキシ、ネオペントキシ、n−へキシル
オキシ、4−メチルペンチルオキシ、3−メチルペンチ
ルオキシ、2−メチルペンチルオキシ、3.3−ジメチ
ルブチルオキシ、2,2−ジメチルブチルオキシ、■、
1−ジメチルブチルオキシ、1,2−ジメチルブチルオ
キシ、1,3−ジメチルブチルオキシ、2゜3−ジメチ
ルブチルオキシのような低級アルコキシ基(R10の定
義においても同様。);前記ハロゲン化低級アルキル基
及び前記「炭素数1乃至18個の脂肪族アシル基」を挙
げることができ、好適には、ハロゲン原子又はハロゲン
化低級アルキル基である。
本発明の化合物(I)は、塩にすることができるが、そ
のような塩としては、好適にはナトリウム塩、カリウム
塩又はカルシウム塩のようなアルカリ金属又はアルカリ
土類金属の塩;メチルアミン、エチルアミン、モルホリ
ン、ピペリジンのような有機塩基の塩:弗化水素酸塩、
塩酸塩、臭化水素酸塩、沃化水素酸塩のようなハロゲン
化水素酸塩、硝酸塩、過塩素酸塩、硫酸塩、燐酸塩等の
無機酸塩;メタンスルホン酸塩、トリフルオロメタンス
ルホン酸塩、エタンスルホン酸塩のような低級アルキル
スルホン酸塩、ベンゼンスルホン酸塩、P−トルエンス
ルホン酸塩のようなアリールスルホン酸塩、フマール酸
塩、コハク酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩、蓚酸塩、マレ
イン酸塩等の有機酸塩及びグルタミン酸塩、アスパラギ
ン酸塩のようなアミノ酸塩をあげることができる。
本発明の化合物(I)は、分子内に不斉炭素を有し、各
々がS配位、R配位である立体異性体が存在するが、そ
の各々、或いはそれらの混合物のいずれも本発明に包含
される。
化合物(I)において、好適な化合物としては、(1)
R1が、水酸基である化合物、 (2) R′Lが、水酸基である化合物、(3)R3と
R4が一緒になって単結合を示す化合物。
(4)R3及びR4が水素原子を示す化合物、(5)R
’又はR6が、一般式(II)を有する基である化合物
、 (6)R7が、水素原子又は低級アルキル基である化合
物、 (7)R8が、水素原子である化合物、(8) R’が
、炭素数1乃至18個の脂肪族アシルオキシ基である化
合物、 (9)R’が、炭素数1乃至6個の脂肪族アシルオキシ
基である化合物、 (10) R”が、R9と同様の基、低級アルキル基、
低級アルコキシ基又はハロゲン原子である化合物、 (11) mが、O乃至2である化合物、(12) n
が、0乃至1である化合物、(13) R”及びR2が
、水酸基であり、R3とR4が一緒になって単結合を示
し、R5又はRGが、一般式(II)を有する基であり
、R7が、水素原子又は低級アルキル基であり、R−’
が、水素原子であり、R9が、炭素数1乃至18個の脂
肪族アシルオキシ基であり、R”が、R9と同様の基、
低級アルキル基、低級アルコキシ基又はハロゲン原子で
あり、mが、0乃至2であり、nが、0乃至1である化
合物、 (14) R1及びR2が、水酸基であり、R3及びR
4が水素原子を示し、R5又はR6が、一般式(II)
を有する基であり、R7が、水素原子又は低級アルキル
基であり、R8が、水素原子であり、R9が、炭素数1
乃至18個の脂肪族アシルオキシ基であり、R”が、R
9と同様の基、低級アルキル基、低級アルコキシ基又は
ハロゲン原子であり、mが、0乃至2であり、nが、0
乃至1である化合物、 (15) R”及びR2が、水酸基であり、R3とR4
が一緒になって単結合を示し、R5又はR6が、一般式
(II)を有する基であり、R7が、水素原子又は低級
アルキル基であり、R8が、水素原子であり、R9が、
炭素数1乃至6個の脂肪族アシルオキシ基であり、R1
0が、R9と同様の基、低級アルキル基又は低級アルコ
キシ基であり、mが、0乃至1であり、nが、O乃至1
である化合物、 (16) R1及びR2が、水酸基であり、R3及びR
4が水素原子を示し、R5又はR6が、一般式(II)
を有する基であり、R7が、水素原子又は低級アルキル
基であり、R8が、水素原子であり、R9が、炭素数1
乃至6個の脂肪族アシルオキシ基であり、R”が、R9
と同様の基、低級アルキル基又は低級アルコキシ基であ
り、mが、O乃至1であり、nが、O乃至1である化合
物、 を挙げることができる。
本発明の代表的化合物としては、例えば、第1〜6表に
記載する化合物を拳げることかできるが、本発明はこれ
らの化合物に限定されるものではなR’=OH。
R′L=OH。
R3とR4が一緒になって単結合。
R5=H。
化合物R7R8 番号 4−0COCH3 4−OCOCH2CH。
4−OCO(CH2) 2CH3 4−OCOCH(C:R3)2 4−OCOC(CHx)x 4−QC:0CC13 4−OCOCFI 4−OCOCH3 4−OCOCHx 4−OCOCH3 4−OCOCH3 4−OCOCHx 3−OCOCH3 3−OCOCHa 2−OCOCH3 (RIG)、 HO O HO HO HO HO H0 2−CH30 3−C(C:R3)30 3−0CH30 3−Br     0 3.5−di−Br O H0 5−OClh   O H0 化合物R7R8 番号 (Rol)。
化合物R7R8 番号 (RIG)、 H H H H CR3H CR3H H3H CHl  H ChCl(3H ChCH3H C1h  CHI CR3CH3 CH3CH3 CH3CH3 CH2CH3CH3 2−OCOCHa 2−QC:0CIh 4−OCOPh 4−OCO(4−Now−Ph) 4−OCOCHx 4−OCOCFx 4−OCO(CH2)2(、R3 4−OCOCk−シクロヘキシル 4−0COCH3 4−OCOCC13 4−OCOCH3 4−OCOCCh 4−OCOPh 4−COCF3 4−OCOCH3 4−OCOCC13 4−OCOCF3 4−OCOCH3 4−OCOCHzCth 4−OCO(CL)zcHa 4−OCOCH(CHl)2゜ 4−OCOC(CH3)3 4−OCOCC13 4−OCOCF3 4−OCOCH3 4−0COCH3 4−0COCH3 4−OCOCH3 4−0COCH3 3−OCOCH3 3−OC2Hs   0 2−OCOCH31 Z−OCOCH30 3−OCOCI(i   、Q 3−OCOCH30 2−OCOCH30 3−OCOCH31 2,3−0COCH30 3,5−OCOCH30 2t5−OCOCH30 3−OCOCCb  0 2.5−0CH30 2−OCOCHt   0 化合物R7R8 番号 (RIG)。
化合物R7R8 番号 (R”)。
■ CR3 C)13 CR3 CR3 CH,CH3 CH2CR3 3−OCOCH3 4−OCOCH3 2−OCOCHt 2−OCOCH3 4−OCOCH3 2−OCOCT。
2−OCOCt(3 4−OCOPh 4−OCO(4−NOy、−Ph) 4−OCOCH3 4”0COCF3 4−OCO(CL)zcIh 4−OCOCHz−シクロヘキシル 4−OCOCHi 4−OCOCC13 2,5−QC,0CR3 3−OCH3 5−0COCH3 6−OCOClh 3−OCOCH3 3−OCOCI(3 3−OCOCH。
2−OCOCHx 3−OCOCIh 2−OCOCIh 3.5−OCHq 2−OCOCH3 3,5−0COCH3 3−OCOCH3 2−OCOCH3 CR3 CR3 CR3 CR3 CH2CR3 CH2CR3 CH2CH。
CR3 CH。
CR3 CR3 CR3 tb CR3 4−QC:0CR3 4−OCOCC13 4−OCOPh 4−COCF3 4−OCOCR。
4−OCOCC13 4−oCoCF。
4−8COCR3 4−3COC:HzCH3 4−5CO(C1b)2cH3 4−5COCH(CH:+)z 4−5COC:(CH3)3 4−3COCCb 4−5COCF3 4−5COCH3 3−OCOCH3 3,5−OCH3 2−OCOCH3 3−OCOCH3 3,5−OCOCH3 2−OCOC)b 3−OCOCH3 −COOH −CH3 化合物R7R8 番号 4−5COCH3 4−5COCIh 4−5COCHx 4−5COCH3 3−5COCIh 3−8COCH3 2−5COCHt 2−3COCH3 4−5COPh 4−5COCHa 4−3COCHzC1h 4−5CO(CH2) 2CH3 4−3COCH(CHxh 4−5COC(CH3)i 45COCC13 (R10)= 3−C(CH2CH3)3 3−OCOCH3 −Br 3 、5−di−Br −CHx −CI 3−3COCH3 2−5COCH3 2−3COCIh 3−5COCH3 3−5COCH3 2−3COCH3 化合物R7R8 番号 91    HH4−5COCF3 92   HH4−5COCH3 93HH4−8COCIh (R1G )、 3−5COCIh   O 2,3−3COCH30 3,5−3COCH30 第2表 R”=OH。
R”=OH。
R3とR4が一緒になって単結合。
R’=H 化合物R7R8 番号 4−OCOCHa 4−OCOCH2CH3 4−OCO(Ch) zcHx 4−OCOCH(CHt)z 4−OCOC(C)(3)i 4−OCOCCb (RIG)、 の場合 化合物H7R8 番号 100    HH 101HH 102HH 103CH3H 104CH3H 105CH3H 106C1h  H 107CH2CH3H 108ChCH3H 109G)(3CH3 110CkCH3CHi 111    HH 112HH 113HH 114HH 4−0COCH3 4−OCOCF。
4−OCO(4−NOz−Ph) 4−OCOCH3 4−OCOCFa 4−0CO(Ch) zcH3 4−OCOCHz−シクロへ午シル 4−0COCH3 4−OCOCCh 4−OCOCH3 4−OCOCF3 4−OCOCH3 4−OCOCH3H3 4−OCO(CH2)2CH3 4−OCOCH(CH3)z (R1G )、 −0CH3 !I I ■ 3−OCOCHz −OCH3 2−OCOCH3 3−OCOCH3 化合物R7R8 番号 4−OCOC(CH3)3 4−OCOCCli 4−OCOCH3 4−QC,OCH3 4−0COCH3 4−OCOC!(3 4−OCOCHl 4−OCOCH3 3−OCOCH3 3−OCOCIh 2−OCOCH1 2−OCOCH3 4−5COCHa 4−5COCkCHx 4−3CO(CH2) 2CH3 (R10)、 3−OCOCHx 2−OCOCH3 3−OCOCH3 2,3−OCOCH3 3,5−OCR。
2.5−0COCH3 3−OCOCCb 2.50COCC13 2−OCOCHa 2.5−0COCH3 3−OCOCH3 4−QC,OCH3 化合物R’  R’ 番号 4−3COC)((CH3)2 4−5COC(CH3) 3 4−3COCC:b 4−3COCF3 4−3COCH3 4−3COCHx 4−5COCH3 4−3COCHI 4−3COCT。
3−8COCH3 3−5COCH3 4−3COCH3 4−5COCH2CH3 4−3CO(CH2) zcHx 4−3COCH(CHa)z (RIO)。
−CHa 3−C(ChCH3)i 3−OClhCH3 −Br 3.5−di−Br −CH3 3−5COCH3 2−5COCH3 2−3COCH3 3−5COClh 化合物R7R8 番号 4−3COC(CH3)3 4−3COCC13 4−3COCF3 4−5COCHt (RIO)、。
3−3COCH3 2−5COCHx 3−3COCH3 2、3−5COCH。
負(」トノ( R’=OH。
R′L=H。
R3とR4が一緒になって単結合。
R’=H の場合 化合物R7R8 番号 (R1G )、 4−OCOCH3 4−OCOChCHa 4−OCO(CL)zcH3 4−OCOCH(CHxh 4−OCOC(CH3) 3 化合物R7R8 番号 4−OCOCH3 4−OCOCC13 4−OCOCF3 4−OCO(4−No2.−Ph) 4−OCOCHi 4−OCOCHzCIh 4−OCO(CI(z)2cIh 4−OCOCH(CTo)z 4−OCOC(CH3)i 4−OCOCClx 4−OCOCF3 4−0COCH3 4−OCOCH3 4−OCOCH3 4−OCOCH3 (RIO)。
3−OCR30 HO H0 3−0CH31 2−OCOCH31 2−OClh    0 3−OCOCH30 3−OCOCH30 2−OCOCIh   0 3−OCOCH31 2,3−OCOCH30 3,5−0CH30 2,5−OCOCI−130 3−OCOCH30 化合物R7R8 番号 4−OCOCHa 3−OCOCH3 3−OCOCHx 2−OCOCHi 2−OCOCH3 (R10)、 2.5−OCOC(:13 2−OCOCH3 2、5−OCOCH3 3−0COCH3 4−OCOCH3 第4表 R’=OH。
R2=H。
R3及びR4が同一で水素原子。
R5=H の場合 化合物R7R8 番号 (Rlo)。
化合物R’  R8 番号 (RIO)+* 4−OCOCC13 4−OCOCF3 4−OCO(4−Now−Ph) 3−OCOCHx 3−OCOCH3 2−OCOCH3 2−OCOCH3 4−0(:0Cfb 2’−OCH3 2,5−OCOCHx 3−OCOCH3 4−OCH。
3−OCI(。
4−OCOCH。
4−OCOCHxCH3 4−OCO(CH2)zcH3 4−OCOCH(CH3)2 4−OCOC(CTo)3 角シ)トノえ R”=OH。
R”=H。
R3とR4が一緒になって単結合。
R’=H 化合物R’  R8 番号 4−QC,0CHa 4−OCOCHzCHx 4−OCO(CH2)zcH3 4−OCOCH(CH3)z 4−OCOC(CH3)3 (R10)、 の場合 化合物H7R8 番号 4−OCOCH3 4−OCOCC13 4−OCOCFx 4−OCO(4−Now−Ph) 4−OCOClb 4−OCOCH2CHi 4−OCO(CH2) 2CH3 4−OCOCR(CHx)2 4−OCOC(CH3)3 4−OCOCC13 4−OCOCH3 4−OCOCth 4−OCOCIh 4−0COCH] 4−0COCH3 (RIO)。
3−OCH。
−0CH3 2−OCOCH3 2−OCH。
3−OCOCth 3−OCOCHa 2−OCOCHx 3−OCOCH3 2,3−0COCH3 3,5−0CH3 2、5−OCOCH3 3−OCOCC13 化合物R7R8 番号 4−OCOCfh 3−OCOCH3 3−OCOCT。
2−0COCH3 2−OCOCH3 (rtlG)。
2.5−OCOCC13 2−OCOCHi 2.5−0COCH3 3−OCOCH3 4−OCOCH3 負(ニトソi R”=OH。
R2=H。
R3及びR4が同一で水素原子。
R6=H の場合 化合物R7R8 番号 (RIO)。
4−OCOCH3 4−OCOCH2CH3 4−OCO(CH2)zcH3 4−OCOCH(CH3)z 4−OCOC(CH3)3 化合物R7R” 番号 (RIG)。
口 217   HH4−OCOCH3H0218HH4−
OCOCH3H2 219HH4−OCO(4−NO2−Ph)  H02
20HH3−0COCH32−OCH30221HH3
−OCOCH32,5−OCOCH30222HH2−
0COCH33−OCOCH31223HH2−0CO
CH34−OCth    0224   HH(OC
OCHi      3−OCO30188,190,
191,192,196,198,204,208,2
11,212,213,215及び224の化合物を挙
げることができる。
更に、好適な化合物としては、1,2,3,4,5,1
.0,11,15゜16.33,44,45,47,4
8,49,50,52,55,68,94,95,96
,97,100゜111.119,127,136.!
37,149,150,153,154,158,16
6.170゜i73,1.74,175,177.18
6,187,188,191J92.IO2,204,
208゜211、.212,213,215及び224
の化合物を挙げることができる。
最も好適な化合物としては、1,10.68,94,1
00,127゜149.154474,186,187
,192,212及び224の化合物を挙げることがで
きる。
上記例示化合物のうち、好適な化合物としては、■、2
゜3.4,5,6,7,9,10,11,12,13,
15.!6.i7,20,24,26,30,33゜3
5.40,41,42,44,45,46,47,48
,49,50,52,55,56,61,68゜70.
72,77.78,82,85,93,94,95,9
6,97,98,100,109,111゜112.1
18,119,123,126,127,134,13
6,137.i49,150,152゜153.154
,158,160,166.170,173,174,
175477.186,187゜本発明のグリゼオール
酸のモノエステルは、以下に記載する方法によって製造
することができる。
−W法 Ω広 上記式中、R1、R2、R3及びR4は、前記と同意義
を示し、R5′は、R5の定義における一般式(II)
を有する基を示し、R”は、R6の定義における一般式
(II)を有する基を示す。R1!は、メチリデン、エ
チリデン、イソプロピリデンのような低級アルキリデン
基;ベンジリデンのようなアラルキリデン基又はメトキ
シエチリデン、エトキシエチリデンのようなアルコキシ
エチリデン基等のジヒドロキシ基の保護基を挙げること
ができ、好適にはイソプロピリデンである。
R12は、例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピル、ブチル、イソブチル、S−ブチル、t−ブチル
、ペンチル、ヘキシルのような低級アルキル基;2,2
.2−トリクロロエチル、2−ブロモエチル、2−クロ
ロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジブロモエチ
ルのようなハロゲノ低級アルキル基;ベンジル、フェネ
チル、3−フェニルプロピル、α−ナフチルメチル、β
−ナフチルメチル、ジフェニルメチル、トリフェニルメ
チル、α−ナフチルジフェニルメチル、9−アンスリル
メチルのような1乃至3個のアリール基で置換された低
級アルキル基、4−メチルベンジル、2,4.6−トリ
メチルベンジル、3,4.5−トリメチルベンジル、4
−メトキシベンジル、4−メトキシベンズヒドリル、4
,4′−ジメトキシベンズヒドリル、4−メトキシフエ
ニルジフェニルメチル、2−ニトロベンジル、4−ニト
ロベンジル、4−クロロベンジル、4−ブロモベンジル
、4−シアノベンジル、4−シアノベンジルジフェニル
メチル、ビス(2−ニトロフェニル)メチル、ピペロニ
ルのような低級アルキル、低級アルコキシ、ニトロ、ハ
ロゲン、シアノ基でアリール環が置換さ汎た1乃至3個
のアリール基で置換された低級アルキル基等のアラルキ
ル基等の反応における保護基を示すが、−取代(II)
を有する基に対して、選択的に除去される基が選択され
る。従って、アラルキル基のような酸により容易に除去
される基が好ましい。
へ法は、9′位モノエステル誘導体の製造法であり、B
11hは、8′位モノエステル誘導体の製造法であり、
ルは、8′位モノエステル誘導体及び9′位モノエステ
ル誘導体の製造法である。
第1工程は、原料化合物(V)の7′位水酸基と9′位
カルボキシ基の水酸基を、溶媒の存在又は非存在下に、
酸触媒の存在下、ジヒドロキシ基の保護基で保護し、化
合物(VI)を製造する工程である。
この工程においては、硫酸銅、硫酸ナトリウム、炭酸カ
ルシウムのような脱水剤やモレキュラーシーブを用いた
り、共沸を利用して水を除きながら行なうこともできる
ジヒドロキシ基の保護化工程に用いられる試薬としでは
、ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、アセトンのよ
うな低級アルキルカルボニル化合物;ベンズアルデヒド
のようなアリールカルボニル化合物又はトリメチルオル
トギ酸エステル、トリエチルオルトギ酸エステルのよう
な低級アルキルオルトギ酸エステルを拳げることかでき
、好適には低級アルキルカルボニル化合物であり、更に
好適にはアセトンである。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピルのよう
なエステル類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタンのようなエーテル類;メタノー
ル、エタノール、n−プロパツール、イソプロパツール
、n−ブタノール、イソブタノール、イソアミルアルコ
ールのようなアルコール類寥ジメチルホルムアミド、ジ
メチルアセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミド
のようなアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスル
ホキシド類;アセトンのようなケトン類を挙げることが
でき、保護化の試薬としてアセトンが使用される場合に
は溶媒を兼ねてアセトンが用いられる。
使用される酸触媒としては、通常の反応においし酸触媒
として使用されるものであれば特に限定はないが、好適
には塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸のような無機酸
又はパラトルエンスルホン酸、酢酸、トリフルオロ酢酸
、トリフルオロメタンスルホン酸のような有機酸等のブ
レンステッド酸或いは塩化亜鉛、四塩化スズ、三弗化ホ
ウ素エーテレートのようなルイス酸をあげることができ
、好適には有機酸であり、更に好適には有機強酸である
反応温度は一10℃乃至100℃で行なわれるが、好適
には、0℃乃至室温である。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される
溶媒、酸触媒の種類によって異なるが、通常10分間乃
至3日間である。
反応終了後、本反応の目的化合物(VI)は常法に従っ
て、反応混合物から採取できる。例えば1反応混合物に
水と混和しない有機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去す
ることによって得られる。得られた目的化合物は必要な
らば、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフ
ィー等によって更に精製できるが、好適には、炭酸ナト
リウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウムのようなアルカ
リ金属炭酸塩;炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウム
のようなアルカリ金属炭酸水素塩;水素化リチウム、水
素化ナトリウム、水素化カリウムのようなアルカリ金属
水素化物;水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化
バリウム、水酸化カルシウムのようなアルカリ金属水酸
化物等の有機溶媒に不溶性の塩基を用いて中和し、不溶
物を濾去した後、溶媒を留去する操作をするのみで、特
に単離精製することなく、第2工程に付される。
策λ工程は、原料化合物(VI)を溶媒中で脱酸剤の存
在下に、1〜1.5当量の一般式R12−X (式中、
R1ftは、前記と同意義を示し、Xは、塩素、臭素、
沃素のようなハロゲン原子;アセトキシ、プロピオニル
オキシのようなアルキルカルボニルオキシ基、クロロア
セチルオキシ、ジクロロアセチルオキシ、トリクロロア
セチルオキシ、トリフルオロアセチルオキシのようなハ
ロゲン化アルキルカルボニルオキシ基、メトキシアセチ
ルオキシのような低級アルコキシアルキルカルボニルオ
キシ基、(E)−2−メチル−2−ブテノイルオキシの
ような不飽和アルキルカルボニルオキシ基等の脂肪族ア
シルオキシ基;ベンゾイルオキシのようなアリールカル
ボニルオキシ基、2−ブロモベンゾイルオキシ、4−ク
ロロベンゾイルオキシのようなハロゲン化アリールカル
ボニルオキシ基、2,4.6−トリメチルベンゾイルオ
キシ、4−トルオイルオキシのような低級アルキル化ア
リールカルボニルオキシ基、4−アニソイルオキシのよ
うな低級アルコキシ化アリールカルボニルオキシ基、4
−ニトロベンゾイルオキシ、2−ニトロベンゾイルオキ
シのようなニトロ化アリールカルボニルオキシ基等の芳
香族アシルオキシ基;トリクロロメチルオキシのような
トリハロゲノメチルオキシ基;メタンスルホニルオキシ
、エタンスルホニルオキシのような低級アルカンスルホ
ニルオキシ基;トリフルオロメタンスルホニルオキシ、
ペンタフルオロエタンスルホニルオギシのようなハロゲ
ノ低級アルカンスルホニルオキシ基;ベンゼンスルホニ
ルオキシ、P−トルエンスルホニルオキシのようなアリ
ールスルホニルオキシ基;ジアゾ基等の脱離基を示す。
)で示されるエステル化試薬を反応させ、化合物(VI
I)を製造する工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジ
メチルスルホキシドのようなスルホキシド類;アセトニ
トリルのようなニトリル類;アセトンのようなケトン類
又はテトラヒドロフラン、エーテル、ジオキサンのよう
なエーテル類及び上記溶媒の混合溶媒を挙げることがで
きる。
使用される脱酸剤としては、通常の反応において脱酸剤
として使用されるものであれば特に限定はないが、好適
にはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N、N−ジメ
チルアミノ)ピリジン、N、N−ジメチルアニリン、1
,5−ジアザビシクロ[4,3,0]ノナ−5−エン(
DBN)、■、4−ジアザビシクロ[2,2,2]オク
タン、1,8−ジアザビシクロ[5,4,O]ラウンク
−7−エン(DBLI)のような有機塩基類を拳げるこ
とかでき、特に好適にはDBU及びDBNである。
エステル化試薬の脱離基Xとしては、好適には塩素、臭
素、沃素のようなハロゲン原子又はジアゾ基であり、特
に好適には沃素原子である。
反応温度は0℃乃至100℃で行なわれるが、好適には
、20℃乃至70℃であり、特に好適には室温である。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される
溶媒、脱酸剤の種類によって異なるが、通常1時間乃至
4日間である。
第3工程は、化合物(VII)のジヒドロキシ基の保護
基を、溶媒の存在又は非存在下に、酸触媒で除去し、化
合物(VIII)を製造する工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ベンゼン、トルエン、キシレンのような芳香族炭
化水素類;メチレンクロリド、クロロホルムのようなハ
ロゲン化炭化水素類;酢酸エチル、酢酸プロピル、のよ
うなエステル類;エーテル、テトラヒドロフラン、ジオ
キサン。
ジメトキシエタンのようなエーテル類;メタノール、エ
タノール、n−プロパツール、イソプロパツール、n−
ブタノール、イソブタノール、イソアミルアルコールの
ようなアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチル
アセトアミド、ヘキサメチルホスホロトリアミドのよう
なアミド類;ジメチルスルホキシドのようなスルホキシ
ド類;アセトンのようなケトン類を挙げることができる
使用される酸触媒としては、通常の反応において酸触媒
として使用されるものであれば特に限定はないが、好適
には塩酸、臭化水素酸、硫酸、過塩素酸のような無機酸
又はパラトルエンスルホン酸、トリフルオロ酢酸、トリ
フルオロメタンスルホン酸、クエン酸のような有機酸等
のブレンステッド酸の水溶液をあげることができ、好適
には有機酸の水溶液であり、更に好適にはトリフルオロ
酢酸水溶液である。
反応温度は一10℃乃至100℃で行なわれるが、好適
には、0℃乃至室温である。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される
溶媒、酸触媒の種類によって異なるが、通常10分間乃
至1日間である。
又、酸触媒を用いず、上記含水溶媒中、単に加熱するの
みでも、保護基の除去は可能である。
反応終了後、目的化合物(VIII)は常法に従って、
反応混合物から採取される。例えば、反応混合物に水と
混和しない有機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去するこ
とによって得られる。得られた目的化合物は必要ならば
、常法、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー
等によって更に精製できる。
尚、上記第3工程、下記第4.5.8及び9工程におい
て、所望により、特開昭60−94992号公報記載の
方法により、7′位の水酸基を、水素原子又は配位の同
−又は異なった「保護されていてもよい水酸基」に変換
することができる。
爪主工程は、化合物(VIII)と、−取代R6′−X
を有する化合物(式中、R”及びXは、前記と同意義を
示す。)とを反応させ、化合物(VIII)の9′位カ
ルボキシ基を、R”基で修飾し、化合物(IX)を製造
する工程であり、第2工程に準じて実施される。
策旦工程は、化合物(IX)の8′位のカルボキシの保
護基R”を除去し、所望により、R1及び/又はR″の
水酸基の保護基を除去することにより、本発明化合物(
X)を製造する工程である。
カルボキシ基の保護基の除去はその種類によって異なる
が、一般にこの分野の技術において周知の方法によって
以下の様に実施される。
カルボキシ基の保護基として、低級アルキル基又はアリ
ール基を使用した場合には、酸又は塩基で処理すること
により除去することができる。酸としては、第1工程に
記載した酸触媒が用いられ、塩基としては、化合物の他
の部分に影響を与えないものであれば特に限定はないが
、好適には炭酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアル
カリ金属炭酸塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムの
ようなアルカリ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノ
ールを用いて実施される。使用される溶媒としては通常
の加水分解反応に使用されるものであれば特に限定はな
く、水又は水とメタノール、エタノール、n−プロパツ
ールのようなアルコール類若しくはテトラヒドロフラン
、ジオキサンのようなエーテル類のような有機溶媒との
混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発物
質及び用いる塩基等によって異なり特に限定はないが、
副反応を抑制するために、通常は0℃乃至150℃で、
■乃至10時間である。
カルボキシ基の保護基がジフェニルメチルのようなジア
リール置換メチル基である場合には、通常、溶媒中、酸
性条件下で除去する。使用される反応溶媒としては、本
反応に関与しないものであれば特に限定はなく、好適に
は、メタノール、エタノール、n−プロパツールのよう
なアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類又は酢酸のような有機酸を挙げることが
できる。酸としては、第1工程において記載した酸触媒
を使用する。反応温度及び反応時間は出発物質等によっ
て異なるが、通常は室温で10分乃至3日間である。
カルボキシ基の保護基がアラルキル基又はハロゲノ低級
アルキル基である場合には、通常還元剤と接触させるこ
とにより除去することができる。
還元剤としては、カルボキシ基の保護基がノ)ロゲノ低
級アルキル基である場合には、亜鉛−酢酸が好適であり
、アラルキル基である場合には、パラジウム炭素、白金
のような触媒を用い、接触還元を行なうか、又は硫化カ
リウム、硫化ナトリウムのようなアルカリ金属硫化物を
用いて実施される。
反応は溶媒の存在下に行なわれ、使用される溶媒として
は本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、
メタノール、エタノールのようなアルコール類;テトラ
ヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類;酢酸の
ような脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が
好適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び用い
る還元剤等によって異なるが、通常は0℃乃至室温付近
で、5分乃至12時間である。
カルボキシ基の保護基がアルコキシメチル基である場合
には、通常酸で処理することにより除去することができ
る。使用される酸としては、好適には第1工程において
記載した酸触媒である。反応は溶媒の存在下に行なわれ
、使用される溶媒としては本反応に関与しないものであ
れば特に限定はないが、メタノール、エタノールのよう
なアルコール類;テトラヒドロフラン、ジオキサンのよ
うなエーテル類又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒
が好適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び用
いる酸の種類等によって異なるが、通常は0℃乃至50
℃で、10分乃至18時間である。
所望の工程である水酸基の保護基の脱保護の工程はその
保護基の種類によって異なるが、一般にこの分野の技術
において周知の方法によって以下の様に実施される。
水酸基の保護基として、トリ低級アルキルシリル基を使
用した場合には、通常弗化テトラブチルアンモニウムの
ような弗素アニオンを生成する化合物で処理することに
より除去する。反応溶媒は反応を阻害しないものであれ
ば特に限定はないが。
テトラヒドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類が
好適である。反応温度及び反応時間は特に限定はないが
、通常室温で10乃至18時間反応させる。
水酸基の保護基が、アラルキルオキシカルボニル基又は
アラルキル基である場合には、通常、還元剤と接触させ
ることにより除去することができる。例えば、パラジウ
ム炭素、白金、ラネーニッケルのような触媒を用い、常
温にて接触還元を行なうことにより達成される。反応は
溶媒の存在下に行なわれ、使用される反応溶媒としては
本反応に関与しないものであれば特に限定はないが、メ
タノール、エタノールのようなアルコール類、テトラヒ
ドロフラン、ジオキサンのようなエーテル類、酢酸のよ
うな脂肪酸又はこれらの有機溶媒と水との混合溶媒が好
適である。反応温度及び反応時間は出発物質及び使用す
る還元剤等によって異なるが、通常は0℃乃至室温で、
5分乃至12時間である。
又、液体アンモニア中若しくはメタノール、エタノール
のようなアルコール中において、−78℃〜−20℃で
、金属リチウム若しくはナトリウムを作用させることに
よっても除去できる。
更に、塩化アルミニウムー沃化ナトリウム又はトリメチ
ルシリルアイオダイドのようなアルキルシリルハライド
類を用いても除去することができる。反応は溶媒の存在
下に行なわれ、使用される反応溶媒としては本反応に関
与しないものであれば特に限定はないが、好適には、ア
セトニトリルのようなニトリル類、メチレンクロリド、
クロロホルムのようなハロゲン化炭化水素類又はこれら
の混合溶媒が使用される。反応温度は出発物質等によっ
て異なるが、通常は0℃乃至50℃である。
尚、反応基質が硫黄原子を有する場合においては、好適
には、塩化アルミニウムー沃化ナトリウムが用いられる
水酸基の保護基が、脂肪族アシル基、芳香族アシル基又
はアルコキシカルボニル基である場合には、溶媒の存在
下に、塩基で処理することにより除去することができる
。塩基としては、化合物の他の部分に影響を与えないも
のであれば特に限定はないが、好適にはナトリウムメト
キシドのような金属アルコラード類、アンモニア水、炭
酸ナトリウム、炭酸カリウムのようなアルカリ金属炭酸
塩、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムのようなアルカ
リ金属水酸化物又は濃アンモニア−メタノールを用いて
実施される。使用される溶媒とじては通常の加水分解反
応に使用されるものであれば特に限定はなく、水、メタ
ノール、エタノール、n−プロパツールのようなアルコ
ール類若しくはテトラヒドロフラン、ジオキサンのよう
なエーテル類のような有機溶媒又は水と有機溶媒との混
合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は出発物質
及び用いる塩基等によって異なり特に限定はないが、副
反応を抑制するために、通常は0℃乃・至150℃で、
1乃至10時間である。
水酸基の保護基が、アルコキシメチル基、テトラヒドロ
ピラニル基、テトラヒドロフラニル基又は置換されたエ
チル基である場合には、通常溶媒中で酸で処理すること
により除去することができる。使用される酸としては、
好適には塩酸、酢酸−硫酸、p−トルエンスルホン酸又
は酢酸等である。使用される溶媒としては本反応に関与
しないものであれば特に限定はないが、メタノール、エ
タノールのようなアルコール類;テトラヒドロフラン、
ジオキサンのようなエーテル類又はこれらの有機溶媒と
水との混合溶媒が好適である。反応温度及び反応時間は
出発物質及び用いる酸の種類等によって異なるが、通常
は0℃乃至50℃で、10分乃至18時間である。
水酸基の保護基が、アルケニルオキシカルボニル基であ
る場合は、通常前記水酸基の保護基が脂肪族アシル基、
芳香族アシル基又はアルコキシカルボニル基である場合
の除去反応の条件と同様にして塩基と処理することによ
り脱離させることができる。尚、アリルオキシカルボニ
ルの場合は、特にパラジウム及びトリフェニルホスフィ
ン若しくはニッケルテトラカルボニルを使用して除去す
る方法が簡便で、副反応が少な〈実施することができる
尚、上記のようなカルボキシ基の保護基を除去する操作
によって、水酸基の保護基が同時に除去されることもあ
る。
上記のカルボキシ基の保護基の除去反応及び所望の水酸
基の保護基の除去反応は、順不同で希望する除去反応を
順次実施することができる。
反応終了後、目的化合物(X)は常法に従って、反応混
合物から採取される。例えば、反応混合物に水と混和し
ない有機溶媒を加え、水洗後、溶剤を留去することによ
って得られる。得られた目的化合物は必要ならば、常法
、例えば再結晶、再沈殿又はクロマトグラフィー等によ
って更に精製できる。
策旦工穐は、第1工程と同様の工程である。
策J工程は、化合物(VI)と、−取代R5′−Xを有
する化合物(式中、R”及びXは、前記と同意義を示す
。)とを反応させ、化合物(VI)の8′位カルボキシ
基を、R”基で修飾し、化合物(XI)を製造する工程
であり、第2工程に準じて実施される。
l工程は、化合物(XT)のジヒドロキシ基の保護基を
、溶媒の存在又は非存在下に、酸触媒で除去し、所望に
より、R1及び/又はR2の水酸基の保護基を除去する
ことにより、本発明化合物(XII)を製造する工程で
あり、主工程は第3工程に準じ、所望の工程は第5工程
に準じて実施される。
第9工程は、原料化合物(XIII)を溶媒中、脱酸剤
の存在下に、1当量の、前記−取代R” −X (式中
、R”及びXは前記と同意義を示す。)で示されるエス
テル化試薬を反応させ、所望により、R1及び/又はR
′Lの水酸基の保護基を除去し、本発明化合物である8
′−モノエステル体(XII)及び9′−モノエステル
体(X)を製造する工程である。
使用される溶媒としては、反応を阻害せず、出発物質を
ある程度溶解するものであれば特に限定はないが、好適
には、ジメチルホルムアミド、ジメチルアセトアミド、
ヘキサメチルホスホロトリアミドのようなアミド類;ジ
メチルスルホキシドのようなスルホキシド類又はアセト
ニトリルのようなニトリル類及び上記溶媒の混合溶媒を
挙げることができる。
使用される脱酸剤としては、通常の反応において脱酸剤
として使用されるものであれば特に限定はないが、好適
にはトリエチルアミン、ジイソプロピルエチルアミン、
N−メチルモルホリン、ピリジン、4−(N、N−ジメ
チルアミノ)ピリジン、N、N−ジメチルアニリン、1
,5−ジアザビシクロ[4,3,O]ノナ−5−エン、
1,4−ジアザビシクロ[2,2,21オクタン、■、
8−ジアザビシクロ[5,4,O]ラウンク−7−エン
(DBU)のような有機塩基類を挙げることができ、特
に好適にはDBUである。
エステル化試薬の脱離基Xとしては、好適には塩素、臭
素、沃素のようなハロゲン原子であり、特に好適には沃
素原子である。
反応温度は0℃乃至100℃で行なわれるが、好適には
、20℃乃至70℃であり、特に好適には室温である。
反応時間は、主に反応温度、原料化合物又は使用される
溶媒、脱酸剤の種類によって異なるが、通常1時間乃至
4日間である。
尚、リチウム塩基の存在下に上記反応を行なうと、医薬
品として好ましい9′−モノエステル体(X)を、−段
階で、しかも良好な収率で得ることができる。
かかるリチウム塩基としては、リチウムを含有する塩基
であれば特に限定はないが、好適には、炭酸リチウム、
水酸化リチウム、水素化リチウムのようなリチウム無機
塩基及びリチウムジメチルアミド、リチウムジイソプロ
ピルアミド等のリチウムアミドのようなリチウム有機塩
基を挙げることができる 本発明の原料化合物は、公知化合物であり、例えば、特
開昭第56−68695号公報、特開昭第60−949
92号公報、特開昭第60−149394号公報、特開
昭第60−246396号公報及び特開昭第61−10
0593号公報に記載の方法で製造することができる。
又、本発明の一般式R5′−X又はR”−Xで表わされ
るエステル化試薬は、次のようにして製造さロキシ化合
物(XIV)を製造しく第10工程)、次いで、常法に
従って、水酸基のX化(例えば、ハロゲン化等)を行な
い、前記脱離基に変換し、本発明の一般式R5′−X又
はR”−Xで表わされるエステル化試薬(XVII)を
製造する(第11工程)。
又は、公知化合物又は公知化合物から容易に誘導される
化合物(XVI)のベンジル位若しくはアリル位を、N
−ブロモコハク酸等のN−ハロゲノコハク酸のようなハ
ロゲン化剤によりハロゲン化し、所望により、かかるハ
ロゲン原子を、常法に従って、他の脱離基に変換し、−
取代R”−X又はR”−Xで表わされるエステル化試薬
(XVII)を製造する。
(上記式中、R7、Rθ、R9、R10、m、n及びX
は前記と同意義を示す。) 即ち、公知化合物又は公知化合物から容易に誘導される
化合物を還元するか、又は例えば、グリニヤール反応に
よりアルキル化等を行ない、ヒド[効果] 以下の試験例1乃至3の実験においては、下記の供試動
物を使用し、下記の様にして検体調製を行なった。
共臥蝮仇:  体重2.5 kg前後の雄性ニューシー
ラント ホワイトウサギを1群5匹として実験に使用し
た。入荷後、ウサギを、温度23℃、相対湿度60X、
12時間の点燈下(7:OO〜19:00)ニ管理され
た飼育室内で、自由原水、給餌側眼下にて飼育し、眼に
異常の認められないものを実験に用いた。
検有軛帽毀: 100 mMの燐酸ナトリウム緩衝液(pH7,2)と
少量の0.1規定水酸化ナトリウムに溶解した。マレイ
ン酸チモロールは、0.5%点眼液(チモプトール0.
5%、参入製薬)をそのまま実験に使用した。
試験 1.水 荷により沃 される眼圧上 への作井工
水漁過1uリ−[第1図参照] ウサギをウレタン(1,0g/kg、 i、v、)にて
麻酔後両眼の眼圧を測定し、直ちに片眼(実験眼)に検
体50μmを点眼した。他県は対照眼として同量のve
hicleを点眼した。点眼90分後に眼圧を測定し、
次いで水負荷試験を行なった。すなわち、麻酔下のウサ
ギに水道水をウサギの体重1 kg当たり60m1の割
合で強制的に経口投与し、その後両眼の眼圧を経時的に
測定した。
2.0%の検体点眼90分後の対照眼および実験眼の眼
圧は、それぞれ17.1±1.1 mmHg及び16.
8±1.0mmHgとなった。この時ウサギに水道水を
負荷したところ、対照眼の眼圧は一過性に上昇した。す
なわち、水道水負荷後0.5.1.0、■、5.2.0
及び2.5時間の対照眼の眼圧は、それぞれ28.7±
1.8.26゜3±2.4.20.3±1.6.17.
4±1.5及び17.4±1.9mmHgとなった。一
方、検体点眼眼(実験眼)の眼圧は、同様に25.6±
2.2.22.6±2.3.17.5±1.2.17.
1±1.1及び15.6±1.5 mmHgとなり、水
負荷後0.5、■、0.1.5及び2.5時間の両眼の
眼圧には、統計的に有意(p<0.05)な差が認めら
れた。同様に0.5%マレイン酸チモロールの作用を検
討したが、対照眼眼圧と実験眼眼圧との間には有意な差
は認められなかった。
2、正   −[第2図参照] ウサギの角膜表面を塩酸オキシブプロ力イン(ベノキシ
ール0.4%液、参天製薬)点眼により麻酔後、空圧圧
平式眼圧計(Alcon ApplanationPn
eumatonograph、日本アルコン)にてウサ
ギ眼圧を測定した。測定はウサギの片眼につき2乃至3
回行ない、その平均値を算出し眼圧値とした。眼圧測定
後、25μmの検体を片眼(実験眼)に、2分間隔で3
回点眼し、他県は対照眼として同量のvehicleを
点眼した。その後、両眼の眼圧を経時的に測定した。
点眼開始直前の対照眼および実験眼の眼圧は、それぞれ
19.7±1.1 mmHg及び19.6±1.0 m
mHgと、はぼ同じ値を示した。2.0%の検体点眼1
時間後の対照眼眼圧と実験眼眼圧は、それぞれ20.7
±1.4mmHg及び19.5±1.4 mmHg、点
眼2時間後は、それぞれ21.4±1.3 mmHg及
び19.3±1.3 mmHg、点眼5時間後は、それ
ぞれ22.8±0.5 mmHg及び20.6±0.7
 mmHgと、全ての実験眼眼圧は対照眼眼圧よりも統
計的に有意(p<0.05)に低く、正常眼圧低下作用
が認められた。一方、0.5%マレイン酸チモロール点
眼実験では、点眼開始直前の対照眼および実験眼の眼圧
は、共に18.9±0.5 mmHgであったが、点眼
2時間後には、それぞれ19.2±1.1 mmHg及
び17.9±1.5 mmHgと、マレイン酸チモロー
ル点眼により有意(p<0.05)な眼圧低下が認めら
れた。
−3,]釈■ ウサギの角膜表面を塩酸オキシブプロ力イン(ベノキシ
ール0.4%液、参入製薬)点眼により麻酔後、空圧圧
平式眼圧計(Alcon ApplanationPn
eumatonograph、日本アルコン)にてウサ
ギ眼圧を測定した。測定はウサギの片眼につき2乃至3
回行ない、その平均値を算出し眼圧値とした。ウサギの
眼圧を測定後、片眼(実験眼)に、25μmの被検物質
を2分間隔で合計3回点眼した。他県(対照眼)には同
様にvehicleを点眼した。点眼終了後、経時的に
ウサギの眼圧を測定した。
この測定結果を基にして、縦軸を眼圧値、横軸を点眼後
の時間として、実験で得られた対照眼及び実験眼の眼圧
値をプロットした。対照眼の折れ線と実験眼のそれとで
囲まれた領域の面積値を算出し、0.5%マレイン酸チ
モロールのその値を1として各被検物質の値を求め、試
験化合物の眼圧低下作用の指標とした。
綾−果 被検物質 点眼濃度(%)眼圧低下作用 実施例4の化合物   2.o      2,35実
施例12の化合物   0.03     1.62実
施例18の化合物   0.5     3.29実施
例27の化合物   0.5     1.88ウサギ
の眼圧を10:00(明期)と23:00(晴朗)に測
定した。23:00の眼圧測定後、2%の検体25μm
を片眼(実験眼)に、2分間隔で3回点眼し、他県は対
照眼として同量のvehicleを点眼した。点眼3時
間後に両眼の眼圧を測定した。
10:00(明期)の対照眼および実験眼の眼圧は、そ
れぞれ14.3±0.7 mmHg及び14.3±0.
8 mmHgであったが、23:00の晴朗では、それ
ぞれ21.4±1.0mmHg及び21.8±0.9 
mmHgと、共に約7mmHgの眼圧上昇が認められた
。23:00の眼圧測定直後に2.囲の検体を点眼し、
3時間後の2=00に両眼の眼圧を測定したところ、対
照眼眼圧と実験眼眼圧は、それぞれ21.9±0.8 
mmHg及び20.8±0.8 mmHgとなり、両者
の間には統計的に有意(P<0.05)な差が認められ
た。
5、8alb/3T3   におけるcAMP   量
の定 Ba1b/3T3細胞は、10%牛脂児血清を含むDu
lbecco’s modified Eagle m
edium (高グルコース)にて培養した。コンフル
エントに達した細胞を、0.05%トリプシン−o、o
i%エチレンジアミンテトラアセテート(EDTA)で
処理後、140mM食塩、3 mM塩化マグネシウム、
10 mMへペスを含む緩衝液(pH=7.4)で洗浄
し、同緩衝液に2〜3xlO’/mlとなるように浮遊
させて細胞懸濁液を調製した。検体は、同緩衝液に、さ
らに塩化カルシウム4 mMを添加した緩衝液に溶解し
た。この時、水に難溶性の検体は、ジメチルスルホキシ
ド(スルホキシド)に溶解後、緩衝液で希釈した(スル
ホキシドの最終濃度は0.1%とした)。細胞懸濁液は
、30℃、5分間ブレインキュベートし、その100μ
mを検体溶液100μmに添加することにより反応を開
始した。
30℃、10分間インキュベートした後、1規定塩酸2
0μmを添加して反応を停止させた。300Orpm、
3分間遠心して上清100μmを採取し、サイクリック
 3’、5’−アデノシンモノホスフェート(cAMP
)をラジオイムノアッセイ(Yamasa cAMPr
adioimmunoassay kit、  YSI
−7701)にて定量しBALB/3T3細胞における
cAMP蓄積作用(コントロールに対する比) 訪悔: 雄性のF344ラットを、1群3匹として使用した。
゛ ; および  : 実施例4の化合物を蒸留水に溶解し、ラットの体重10
0g当たり、0.5 mlの割合で皮下に投与した。ラ
ットの観察は、1週間にわたり行なった。
試験結果: 投与量(mg/kg)   25   50   10
07、−一  に   る4   1 ¥M!!L= 雄性のF344ラットを、1群5匹として使用した。
W   ゝ    : 実施例4の化合物を、蒸留水に溶解し、ラットの体重1
00g当たり、0.4 mlの割合で皮下に投与した。
投与は毎日午前9:00とし、4日間行なった。
最終投与から、24時間後にラットをエーテルで麻酔し
、血液および臓器を摘出、秤量し、病理学的検査に供し
た。
試験結果: 投与量(mg/kg)  6.25 12.5 25 
 50亡       015  015  015 
515これらの結果は、本化合物が治療用量に於いて毒
性のないことを示している。
試  8.−   濃 q画定 wJl!L: 雄性のアルピノウサギ(体重約2.5 kg)を、8匹
実験に使用した。
薬物調製および投与: 実施例4の化合物を、0.1にjIA酸ナトナトリウム
緩衝液H7,2)に溶解し、25μmを、2分間隔で3
回、ウサギの片眼に投与した。同じウサギの他県にはv
ebicleを同様に投与した。投与4時間後、ウサギ
を、過量のベントパルビタールナトリウム塩の投与によ
り殺した。次いで、眼に注射針を刺入し、房水を注射筒
内に吸引採取した。得られた房水の蛋白濃度の測定は、
蛋白定量用キット(BIO−RAD)を用いて行なった
拭狭緯果: Vehicle及び2ぶの実施例4の化合物を点眼した
眼の房水蛋白濃度は、それぞれ0.27±0.03μg
/ml及び0.27±0.04μg/mlとなり、実施
例4の化合物の点眼による房水蛋白濃度の変化は認めら
れなかった。
臥仇: 体重約2.5 kgのアルピノウサギを、1群5匹とじ
て使用した。
釆掬将聚U週堕投堡: 実施例4の化合物を、0.1M燐酸ナトリウム緩衝液(
pH7,2)に溶解し、25μmを、2分間隔で3回、
ウサギの片眼に投与した。点眼は1日2回、午前10:
00と午後4二00とし、1週間にわたり実施した。
但し、最終点眼目には午後4二00の点眼は行なわなか
った。他群のウサギには点眼を行なわず、対照群として
用いた。最終点眼終了4時間後、ウサギの耳介静脈から
血液を採取し、遠心分離し、血清を得た。
鬼泣虫化学吟檜変: ウサギの血清を生化学的に検査した。検査項目は以下の
とおりであり、分析はオートアナライザー (HITA
CHI)を用いて行なった。
■トリグリセライド(TG)、 震総コレステロール(T−CHO)、 ■リン脂質(PL)、 ■アルカリフォスファターゼ(ALP)、■総タンパク
(TP)、  ■尿素窒素(UN)、■グルコース(G
LU)、 ■トランスアミナーゼ(GOTとGPT)、■アルブミ
ン(ALB)、 ■総カルシウム(CA)、閣無機リン
(IP)、   ■クレアチニン(CRE)、■アルブ
ミン/グロブリン比(A/G比)。
試秋績果: 以下の表に示すように、全ての検査項目において有意(
Student’ s を−検定)な変化は見られなか
った。
TG (mg/di) T−CHO(mg/dl) PL(mg/di) ALP(IU/1) TP(g/di) UN (mg/dl) GLU (mg/di) GOT(IU/1) GPT(IU/1) ALB (g/di) CA(mg/di) IP (mg/di) CRE(mg/dl) A/G 58.4±5.4 45.0±3.2 91.8±4.6 379.0±49.0 5.3±0.2 17.9±0.9 137.0±3.0 9.6±1.5 19.6±3.9 5.0±0.1 14.0+0.2 5.1±0.5 0.90±0.05 15.6±2.5 47.0±11.3 35.0±3.3 84.8±2.4 327.0±34.0. 5.0+0.1 21.7±1.6 139.0±3.0 7.6±0.7 16.4±0.9 4.7±0.1 13.8±0.5 5.1±0.3 0.80±0.06 15.1±23 試  10 訪仇: 体重2.5 kg前後のアルピノウサギ7匹を実験に使
用した。
粂物遇i1らμ月交チ: 実施例4の化合物を、0.1M燐酸ナトリウム緩衝液(
pH7,2)に溶解し、2%の濃度としたものを実験に
使用した。これを1日3回(9:00.13:00及び
17:00)、7日間点眼した。眼の肉眼的所見を毎日
18:00に観察し、Draize法[J、H,Dra
ize at al、。
J、 Pharmacol、 Exp、 Ther、、
 82.377 ′(1944)]に従って評点した。
区狭紘果: 評点から推察される本化合物の刺激性を、Kay−Ca
1andra法[J、H,Kay and J、C,C
a1andra、 J。
Soc、 Cosmet、 Chem、、 13.28
i (1962)]に準じて判断したが、顕著な刺激性
は認められなかった。
上記の様に、本発明の新規なグリゼオール酸モノエステ
ル誘導体は、良好な眼圧低下作用等を有し、且つ、毒性
もないので、緑内障の治療剤として有用である。
本発明の化合物(I)の投与形態としては、溶液、懸濁
液、ゲル、軟膏または固形挿入剤の如き、眼への局所投
与に適した眼科用医薬組成物の形で投与されるのが好ま
しい。これらの組成物の処方は0.01乃至10%、特
に0.1乃至5%の本願発明化合物を含むことができる
。また本願発明化合物を単一の医薬として含む以外にマ
レイン酸チモロールのようなβ−ブロッカ−剤もしくは
副交感神経刺激興奮剤であるピロカルピンのような薬剤
を共に含むこともできる。
活性組成物を含む医薬製剤は、好便に無毒の医薬用無機
または有機担体を混合することができる。
典型的な医薬的に受容し得る担体は、例えば水、低級ア
ルカノールまたはアラルカノールのような水と混和する
溶剤と水との混合物、植物油、ポリアルキレングリコー
ル、石油を基剤とするシェリー、エチルセルロース、オ
レイン酸エチル、カルボキシメチルセルロース、ポリビ
ニルピロリドン、ミリスチン酸イソプロピル及びその他
の好便に使用する受容可能な担体である。また医薬製剤
は、乳化剤、防腐剤、湿潤剤、賦形剤などのような無毒
の補助物質、例えばポリエチレングリコール200.3
00.400及び600、カーボワックス1,000、
i、soo、4.000.6,000及び10,000
、低温殺菌性を持つことが知られており且つ使用して無
毒な、第四級アンモニウム化合物、フェニル水銀塩のよ
うな抗菌剤、チメロサール、メチル及びプロピルパラベ
ン、ベンジルアルコール、フェニルエタノール、食塩、
ホウ酸ナトリウム、酢酸ナトリウムのような緩衝剤成分
、グルコン酸緩衝剤、及びソルビタンモノラウレート、
トリエタノールアミン、ポリオキシエチレンソルビタン
モノパルミテート、ジオクチルナトリウムスルホサクシ
ネート、モノチオグリセロール、チオソルビトール、エ
チレンジアミン四酢酸などを含むこともできる。更に適
当な眼科用賦形剤を本発明の目的の担体媒質として使用
することができ、それらには通常のリン酸緩衝賦形剤系
、等張性ホウ酸賦形剤、等張性食塩賦形剤、等張性ホウ
酸ナトリウム賦形剤などが含まれる。
また医薬製剤は、薬剤を投与した後にほぼ完全な状態で
残存する固形挿入剤の形、または涙液に溶解するかまた
は他の方法で崩壊する生崩壊性挿入剤の形とすることも
できる。
一般に本発明の化合物の体重kg当り約0.00I乃至
約50 mg、好ましくは約0.01乃至約20 mg
を使用することができる。必要な1日当り投与量により
、投与は単一または頻回投与とし、また単位投与と以下
に、実施例、参考例及び製剤例をあげて本発明を更に具
体的に説明する。
グリゼオール酸 8′−ベンズヒドリルエステル380
 mg及び1,5−ジアザビシクロ[4,3,0]−5
−ノネン130 mgをジメチルホルムアミド3 ml
に溶解し、これに3−アセトキシベンジルブロマイド2
30 mgを加え、室温にて終夜攪拌した。反応溶液を
酢酸エチルで抽出し水、飽和重曹水、飽和食塩水にて順
次洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を留去し
た。残渣をカラムグロマトグラフィー(シリカゲル2x
メ、タノール/塩化メチレンで展開)にて精製し、目的
化合物215 mgを得た。
融点: 109−111℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
32゜8.12(2x s、2H); 7.41−7.
02(m、14H); 6.71(sJH); 6.5
3(s、IH); 6,23(dd、IH,J=2.4
,5.3 Hz); 5.25(d、IH,J=2.4
 Hz); 5.04,4.94(2x d、2H,J
=12.7Hz); 4.78(s、IH); 4.6
2(d、IH,J=5.3 Hz); 2.27(s。
3H)。
実施例2 グリゼオール  9′−3−アセトキシベンジルエステ
ル 実施例1の化合物208 mgを酢酸2 mlに溶解し
、これに三フッ化ホウ素・エチルエーテル錯体86mg
を加え、室温にて1時間30分攪拌した。反応溶液にジ
エチルエーテル201mlを加え析出する結晶を濾取し
た。このものを水及び酢酸エチルの二層系に懸濁しよく
攪拌後、結晶を濾取後、乾燥して目的化合物85 mg
を得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.33.8.18(2x s、2H); 7.4
1−7.13(m、4H);6.49(s、IH); 
6.06(dd、IH,J=2.4,4.9 Hz);
 5,20゜5.10(2x d、2H,J=12.7
 Hz); 5.09(d、LH,J=2.4 Hz)
; 4.66(s、LH); 4.58(d、IH,J
=4.9 Hz); 2.26(s、3H)実迦幽良 実施例1の操作においてグリゼオール酸 8′−ベンズ
ヒドリルエステル440 mgを用い3−アセトキシベ
ンジルブロマイドの代りに4−アセトキシベンジルブロ
マイド(230mg)を用いる以外は同様の操作[DB
N=130 mg、 DMF=6 mllで目的化合物
380 mgを得た。
NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
32゜8.13(2x s、2H); 7.42−7.
04(m、14H); 6.66(s、LH); 6.
53(s、IH); 6.25(dd、LH,J=2.
4,5.3 Hz); 5.24(dJH,J=2.4
 Hz); 5.03.4.93(2x d、2H,J
=12.7Hz); 4.78(sJH); 4.64
(d、IH,J=5.3 Hz); 2.28(s。
3H)。
実施例3の化合物1.2gを用い、実施例2と同様の操
作[酢酸=10 ml、BF3 ・EtzO=850 
mg]により目的化合物640 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δpPm
: 13.34.8.21(2x s、2H); 7.
42.7.13(2x d、4H。
J=8.8 Hz); 6.49(s、IH); 6.
07(dd、LH,J=2.2,4.9Hz); 5.
19.5.08(2x d、2H,J42.7 Hz)
; 5.10(d。
IH,J=2.2 Hz); 4.67(s、IH);
 4.61(d、]、H,J=4.9 Hz); 2.
27(s、3H)。
実施例1の操作においてグリゼオール酸 8′−ベンズ
ヒドリルエステル440 mgを用い、3−アセトキシ
ベンジルブロマイドの代わりに2−アセトキシベンジル
ブロマイド(230mg)を用いる以外は同様の操作[
DBN=130 mg、 DMF=5 mllにて目的
化合物380mgを得た。
融点: 120−122℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
32゜8.12(2x s、2H); 7.44−7.
12(mJ4H); 6,75(s、LH); 6.5
3(s、LH); 6.24(dd、LH,J=2.4
,5.3 Hz); 5.24(d、IH,J=2.4
 Hz); 5.03.4.85(2x d、2H,J
=12.7Hz); 4.73(s、LH); 4.6
2(d、IH,J=5.3 Hz); 2.22(s。
3H)。
実施例5の化合物208 mgを用い、実施例2と同様
の操作[酢酸=5 ml、BF3− EtzO=150
 mg]により目的化合物85 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.32.8.20(2x s、2H); 7.5
1−7.14(DI、14H);6.48(s、LH)
; 6.04(ddJH,J=2.4,4.9 Hz)
; 5.14゜4.99(2x d、2H,J=12.
7 Hz); 5.11(dJH,J=2.4 Hz)
; 4.61(s、IH); 4.59(d、IH,J
=4.9 Hz); 2.29(s、3H)実差(8)
■ tゼ −   9′−4−ピバロ    ぐベンゝ゛ル
ー8′−ベンズヒドリルエステル 実施例1の操作においてグリゼオール酸 8′−ベンズ
ヒドリルエステル545 mzを用い、3−アセトキシ
ベンジルブロマイドの代わりに4−ピバロイルオキシベ
ンジルブロマイド(406mg)を用いる以外は同様の
操作[DBN−186mg、 DMF=5 ml]にて
目的化合物620 ragを得た。
NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
28゜7.81(2x s、2H); 7.33−6.
92(n+、14H); 6.81(s、IH); 6
.38(s、LH); 6,18(dd、11(、J=
2.5,5.1 Hz); 5.13(d、LH,J=
2.5 Hz); 5.05,4.90(2x d、2
8.J=12.2Hz); 4.89(s、LH); 
4.65(d、LH,J−5,1Hz); 1.35(
s。
9H)。
実施例7の化合物368 mgを用い、実施例2と同様
の操作[酢酸=4 ml、 BF3 ・EtzO=14
2 mglにて目的化合物95 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.33.8.19(2x s、2H); 7.4
3,7.10(2x d、4H。
J=8.8 Hz); 6.48(s、IH); 6.
04(dd、LH,J=2.4,4.13Hz); 5
.18.5.07(2x d、2H,J=12.7 H
z); 5.09(d。
IH,J=2.4 Hz); 4.64(s、IH);
 4.58(d、IH,J=4.8 Hz); 1.3
0(s、9H)。
実施例1の操作においてグリゼオール酸 8′−ベンズ
ヒドリルエステル545 mgを用い、3−アセトキシ
ベンジルブロマイドの代わりに3,4−ジアセトキシベ
ンジルブロマイド(430mg)を用いる以外は同様の
操作[DBN=186 mg、 DMF=4ml]にて
目的化合物230 mgを得た。
融点: 124−126℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
28゜7.81(2x s、2H); 7.33−7.
01(m、13H); 6.88(s、LH); 6.
37(s、LH); 6.12(dd、IH,J=2.
5,4.7 Hz); 5.13(d、IH,J=2.
5 Hz); 4.96.4.87(2x d、2H,
J=12.4Hz); 4.90(s、LH); 4.
65(d、LH,J=4.7 Hz); 2.29゜2
.28(2x s、6H)。
実施例9の化合物220 nagを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=2ml、BF3 ・EtzO=85 
mg]にて目的化合物130 ragを得た。
NにRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δPpm
: 8.34.8.19(2x s、2H); 7.3
1−7.24(ns、3H);6.49(s、LH);
 6.06(dd、LH,J=2.4,4.9 Hz)
; 5.15゜5.09(2x d、2H,J=14.
6 Hz); 5.09(d、IH,J=2.4 Hz
); 4.15g(s、LH); 4.58(d、II
、J=4.9 Hz); 2.28゜2.27(2x 
s、6H)− ジ 一8′−ベンズヒ勺ルエスール 実施例1の操作においてグリゼオール酸 8′−ベンズ
ヒドリルエステル545 mgを用い、3−アセトキシ
ベンジルブロマイドの代わりに4−イソブチリルオキシ
ベンジルブロマイド(380mg)を用いる以外は同様
の操作[DBN486 mg、 DMF=3 ml]に
て目的化合物190 mgを得た。
融点: 193−195℃ NMRスペクトル(重クロロホルム〕 δppm: 8
.32゜8.12(2x s、2H); 7,43−7
.01(m、14H); 6.70(s、IH); 6
.53(s、、LH); 6,23(dd、IH,J:
2.4,4.9 Hz); 5.25(d、IH,J=
2.4 Hz); 5,01.4.95(2x d、2
H,J=12.7Hz) ; 4−77 (s p I
H) ; 4−62 (d t IHp J=4−9 
Hz) ; 2−82(dt、IH,J=6.8 Hz
); 1.24(d、6H,J=6.8 Hz)。
実施例11の化合物110 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=1ml、BF3 ・Et20=56 
mg]にて目的化合物60 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.43.8.29(2x s、2H); 7,4
2.7.11(2x d、4H。
J=8.3 Hz); 6.51(s、LH); 6.
01(dd、LH,J=2.0,5.3Hz); 5.
19.5.10(2x d、2H,J=12.7 Hz
); 5.14(d。
IH,J=2.0 Hz); 4.67(s、IH);
 4.60(d、IH,J=5.3 Hz); 2.8
1(dt、IH,J=6.8 Hz); 1.23(d
、6H,J=6.8 Hz)。
実施例1の操作において、グリゼオール酸 8′−ベン
ズヒドリルエステル381 mgを用い、3−アセトキ
シベンジルブロマイドの代わりに4−アセトキシ−3−
ブロモベンジルブロマイド(308mg)を用いる以外
は同様の操作[DBN=124 mg、 DMF=3 
mllにて、目的化合物280 mgを得た。
融点: 118−120℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
27゜7.81(2x s、2H); 7.49−6.
99(m、13H); 6.86(s、LH); 6.
39(s、IH); 6.17(dd、IH,J=1.
9,4.9 Hz); 5.15(d、LH,J=1.
9 Hz); 4,92(s、LH); 4.93.4
.89(2xd、2H,J=10.2 Hz); 4.
66(d、LH,J=4.9 Hz); 2.34(s
3H)。
実施例13の化合物255 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=2 nil、 BF3 ・Et20=
99 mg]により目的化合物180 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.39.8.24(2x s、2H); 7.7
6−7.27(m、3H);6.51(s、IH); 
6.05(dd、LH,J=1.5.5.3 Hz);
 5.20?5.11(2x d、2H,J=13.2
 Hz); 4.69(s、IH); 4.59(d、
IH,J=5.3 Hz); 2.32(s、3H)。
実施例1の操作において、グリゼオール酸 8′−ベン
ズヒドリルエステル381 mgを用い、3−アセトキ
シベンジルブロマイドの代わりに、4−アセトキシ−3
−t−ブチルベンジルブロマイド(313mg)を用い
る以外は同様の操作[DBN=124 mg、 DMF
=3 mllにて、目的化合物230 mgを得た。
融点: 124−125℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
27゜7.80(2x s、2H); 7.30−6.
90(m、13H); 6.77(s、IH); 6.
38(s、IH); 6.15(dd、IH,J=2.
5,5.1 Hz); 5.14(d、IH,J=2.
5 Hz); 5.00.4.91(2x d、2H,
J=12.0Hz); 4.89(s、LH); 4.
64(d、LH,J=5.1 Hz); 2.33(s
3H); 1.34(s、9H)。
実施例15の化合物220 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=2 ml、BFI ・EtzO=83
 mg]により目的化合物50 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8,34.8.19(2x s、2H); 7,4
0−7.01(m、3H);6.49(s、LH); 
6.09(dd、IH,J:2.4,4.9 Hz);
 5.14−5.10(m、3H); 4.66(s、
IH); 4.58(d、LH,J=4.9 Hz);
2.31(s、3H); 1.31(s、9H)。
実施例1の操作においてグリゼオール酸 8′−ベンズ
ヒドリルエステル381 mgを用い、3−アセトキシ
ベンジルブロマイドの代わりに、4−アセトキシ−3−
メトキシベンジルブロマイド(259mg)を用いる以
外は同様の操作[DBN424 mg、 DMF=6 
mllにて、目的化合物405 mgを得た。
融点: 11B−120℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
28゜7.80(2x s、2H); 7.30−6.
89(m、3H); 6.77(sJH);6.37(
s、IH); 6.17(dd、LH,J=2.2,4
.9 Hz); 5.15(d、LH,J−2,2Hz
); 4.95(bs、2H); 4.90(s、IH
);4.65(d、LH,J=4.9 Hz); 3.
84(s、3H); 2.31(s、3H)。
災施鐙U 実施例17の化合物333 rngを用い、実施例2と
同様の操作[酢酸=4ml、BF3 ・Et、0=14
2 mg]により目的化合物120 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.34.8.20(2x s、2H); 7.1
6−6.93(m、3H);6.50(s、IH); 
6.10(dd、IH,J=2.5,4.9 Hz);
 5.15(s。
2H); 5.13(d、IH,J=2.5 Hz);
 4.70(s、IH); 4.60(d。
IH,J=4.9 Hz); 3.82(s、3H);
 2.25(s、3H)。
実施例1の操作においてグリゼオール酸 8′−ベンズ
ヒドリルエステル381 mgを用い、3−アセトキシ
ベンジルブロマイドの代おりに、2,5−ジアセトキシ
ベンジルブロマイド(287mg)を用いる以外は同様
の操作[DBN=124 mg、 DMF=6 ml]
にて、目的化合物280 mgを得た。
融点: 124−126℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
26゜7.79(2x s、2H); 7,33−7.
04(m、13H); 6.92(s、IH); 6.
35(s、LH); 6.1.2(dd、LH,J=2
.2,4.7 Hz); 5.11(d、IH,J=2
.2 Hz); 5.06.4.86(2x d、2H
,J=12.9Hz); 4.89(s、IH); 4
,67(d、LH,J=4.7 Hz); 2.30゜
2.29(2x s、6H)。
エステル 実施例19の化合物240 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=3 ml、 BF3 ・Et2o:i
oo mg]により目的化合物150 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.33.8.18(2x s、2H); 7.2
6−7.14(m、3H);6.49(s、LH); 
6,07(dd、IH,J=1.8,4.9 Hz);
 5.14゜5.00(2x d、2H,J43.I 
Hz); 5.11(d、LH,J=1.8 f(z)
; 4,63(s、IH); 4.57(d、IH,J
=4.9 Hz); 2.30゜2.27(2x s、
6H)。
実施例1の操作において、グリゼオール酸 8′−ベン
ズヒドリルエステル381 mgを用い、3−アセトキ
シベンジルブロマイドの代わりに、2,6.−ジアセト
キシベンジルブロマイド(287mg)を用いる以外は
同様の操作[DBN−124mg、 DMF=6 ml
]にて、目的化合物400 mgを得た。
融点: 121−123℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
26゜7.77(2x s、2H); 7,11−6.
98(m、13H); 6,89(s、LH); 6.
34(s、IH); 6.11(dd、IH,J=2.
5,5.1 Hz); 5.37゜4.79(2x d
、2H,J=11.7 Hz); 5.07(d、LH
,J=2.5Hz); 4.74(s、IH); 4.
67(dJH,J=5.1 Hz); 2.31(sx
2,6H)。
実施値U 実施例21の化合物360 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=4 ml、 BF3 ・Et20=1
42 mglにより目的化合物190 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.33.8.19(2x s、2H); 7.5
1−7.11(m、3H);6.48(s、IH); 
6.05(dd、IH,J=2.4,4.9 Hz);
 5.14゜4.92(2x d、2H,J=12.2
 Hz); 5.09(d、LH,J=2.4 Hz)
; 4.58(d、IH,J=4.9 Hz); 4.
46(s、IH); 2.31(sx2゜6H) 実施例1の操作において、グ、リゼオール酸 8′−ベ
ンズヒドリルエステル381 mgを用い、3−アセト
キシベンジルブロマイドの代わりに、2,3−ジアセト
キシベンジルブロマイド(287mg)を用いる以外は
、同様の操作[DBN=124 mg、 DMF=6 
ml]にて、目的化合物270 mgを得た。
融点: 123−124℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
25゜7.77(2x s、2H); 7.34−7.
12(m、13H); 6.91(s、LH); 6.
36(s、LH); 6.11(dd、LH,J=1.
8,4.8 Hz); 5.21゜4.82(2x d
、2H,J=12.1 Hz); 5.11(d、IH
,J=1.8Hz); 4.87(s、IH); 4.
65(d、LH,J=4.8 Hz); 2.30゜2
.26(2x s、6H)。
実施例23の化合物270 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=2ml、BF3・Et40=102 
mg]により目的化合物100 mgを得た。
NMRスペク1−ル(重ジメチルスルホキシド)δpp
m: 8,35.8.20(2x s、2H); 7.
40−7.25(m、3H);6.49(s、LH);
 6.06(dd、IH,J=2.4,5.4 Hz)
; 5.16゜5.02(2x d、2H,J=13.
1 Hz); 5.12(d、IH,J=2.4 Hz
); 4.62(s、IH); 4.60(d、IH,
J=5.4 Hz); 2.31゜2.27(2x s
、6H)。
実施例1の操作において、グリゼオール酸 8′−ベン
ズヒドリルエステル381 mgを用い、3−アセトキ
シベンジルブロマイドの代わりに、4−プロピオニルオ
キシベンジルプ[マイト(232mg)を用いる以外は
、同様の操作[DBN=124 mg、 DMF=6 
mllにて、グリゼオール酸 9’−(4−プロピオニ
ルオキシベンジル)−8′−ベンズヒドリルエステル2
40 mgを得た。
これを240 mgを用い、実施例2と同様の操作[酢
酸=3 ml、 BF3 ・EtlO=142 mg]
により、目的化合物120 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.34.8.19(2x s、2H); 7,4
2.7.13(2x d、4H。
J=10.5 Hz); 6.49(s、IH); 6
.06(dd、IH,J=2.4,4.9Hz); 5
.19.5.09(2x d、2H,J=12.7 H
z); 5.11(d。
LH,J=2.4 Hz); 4.66(s、LH);
 4.59(d、LH,J=4.9 Hz); 2.5
1(q、2H,J=7.8 Hz); 1.13(t、
3H,J=7.8 Hz)。
実高1引U 実施例1の操作において、グリゼオール酸 8′−ベン
ズヒドリルエステル1.09 gを用い、3−アセトキ
シベンジルブロマイドの代わりに、2−アセトキシシン
ナミルブロマイド(265mg)を用いる以外は、同様
の操作[DBN=372 mg、 DMF=5 mll
にて、目的化合物290 mgを得た。
融点: 111−113℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
26゜7.78(2x s、2H); 7.40−7.
02(m、14H); 6,96(s、LH); 6.
58(d、IH,J=16.I Hz); 6.37(
s、IH); 6.16(dd。
LH,J−1,8,4,8Hz); 5.95(dt、
IH,J=6.2,16.1 Hz);5.15(d、
IH,J=1.8 Hz); 4.90(s、LH);
 4.64(d、LH。
J=4.8 Hz); 4,59−4.53(m、2H
); 2.36(s、3H)。
実施例26の化合物255 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=2 ml、 BF3・Et20=i、
OOmg]により目的化合物60 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.33.8.18(2x s、2H); 7.6
7−7.09(m、4H);6.71(d、11(、J
=16.I Hz); 6.49(s、11(); 6
.34(dt、It(。
J=5.9,16.1 Hz); 6.07(dd、I
H,J=2.4,4.9 Hz);5.11(d、LH
,J=2.4 Hz); 4.78(d、2H,J=5
.9 Hz);4.63(s、IH); 4.58(d
、IH,J=4.9 Hz); 2.34(s、3H)
実施例1の操作において、グリゼオール酸 8′−ベン
ズヒドリルエステル763 mgを用い、3−アセトキ
シベンジルブロマイドの代わりに、4−アセトキシ−3
−メトキシシンナミルブロマイド(855mg)を用い
る以外は、同様の操作[DBN=372 mg、 DM
F=10ml]にて、目的化合物460 mgを得た。
融点: 116−118℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
24゜7.79(2x s、2H)冨7.33−6.8
4(m、14H); 6.46(d、IH。
J=15.8 Hz); 6.38(s、LH); 6
.14(dd、IH,J=2.2,5.2Hz); 5
.92(dt、IH,J=6.0,15.8 Hz);
 5.16(d、IH,J=2.2 Hz); 4.9
1(s、IH); 4.66−4.55(m、2H);
 4.65(d。
IH,J=5.2 Hz); 3.81(s、3H);
 2.31(s、3H)。
実施例28の化合物320 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=5ml、BF3 ・Et20=212
 mg]により、目的化合物60 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8,34.8.18(2x s、2H); 7,2
1−7.04(2x s、3H);6.70(d、IH
,J=15.6 Hz); 6.49(s、LH); 
6.35(dt。
IH,J=6.0,15.6 Hz); 6,05(d
d、IH,J=2.4,5.3 Hz);5.11(d
、IH,J=2.4 Hz); 4.76(d、2H,
J=5.9 Hz);4.65(s、IH); 4.5
9(d、IH,J=5.3 Hz); 3.36(s、
3H);2.24(s、3H)。
実施例1の操作において、グリゼオール酸 8′−ベン
ズヒドリルエステル381 mgを用い、3−アセトキ
シベンジルブロマイドの代わりに、4−アセチルチオベ
ンジルブロマイド(245mg)を用いる以外は、同様
の操作[DBN=124 mg、 DMF=3 ml]
にて、目的化合物250 mgを得た。
融点: 114−II6℃ NMRスペクトル(重クロロホルム)δppm: 8.
28゜7.80(2x s、2H); 7.63−7.
17(m、14H); 6.83(s、IH); 6.
38(s、IH); 6.18(dd、IH,J=2.
5,4.8Hz); 5.24(d、IH,J−2,5
Hz); 4.91(s、LH); 4.64(d、I
H,J=4.8Hz) ; 2,42(s、3H)。
尖施桝叶 実施例30の化合物220 mgを用い、実施例2と同
様の操作[酢酸=3 ml、 BF3 ・EtzO=1
00 mg]により、目的化合物120 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.33.8.20(2x s、2H); 7.4
9−7.35(m、4H);6.49(s、IH); 
6.06(dd、IH,J=2.4,4.8 Hz);
 5.23゜5.13(2x d、2H,J=13.2
 Hz); 5.11(d、IH,J=2.4 Hz)
; 4.69(s、LH); 4.60(d、IH,J
=4.8 Hz); 2.43(s、3H)水冷下、グ
リゼオール酸380 mg及びモレキュラーシーブ4 
A 500 mgをアセトン10 mlに懸濁させ、こ
れにトリフルオロメタンスルホン酸450 mgを滴下
し、2時間攪拌した。反応溶液に炭酸カルシウム220
 mgを加え、1.5時間攪拌後、不溶物を濾去し、濾
液を濃縮乾固した。残渣をジメチルホルムアミド5 m
lに溶解し、これに、■、5−ジアザビシグロ[4,3
,0]−5−ノネン370 mg及び4−アセトキシベ
ンジルブロマイド340 mgを加え、室温にて終夜攪
拌した。反応液を酢酸エチルで抽出し、水、飽和食塩水
にて順次洗浄し、硫酸マグネシウムにて乾燥後、溶媒を
留去した。残渣をメタノール−水(7ml−3ml)に
溶解し、2時間加熱攪拌した後、溶媒を留去し、残渣を
酢酸エチルで抽出した。これを水洗後、乾燥し、溶媒を
留去して得られた結晶をエーテルで洗浄しながら濾取し
、目的化合物120mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8,33.8.15(2x s、2H); 7.4
3.7.11(2x d、4H。
J=8.3 Hz); 6.47(s、LH); 6.
04(dd、LH,J=2.0,4.4Hz); 5.
20.5.13(2x d、2H,J=13.0 Hz
); 5.08(d。
IH,J=2.0 Hz); 4.52(d、IH,J
=4.4 Hz); 4.35(s、IH); 2.2
6(s、3H)。
実施例33 実施例32の操作において、4−アセトキシベンジルブ
ロマイドの代わりに、4−アセトキシ−3−メトキシベ
ンジルブロマイド(360mg)を用いる以外は、同様
の操作にて、目的化合物80 mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.34.8.15(2x s、2H); 7.1
3−6.94(m、3H);6.51(s、LH); 
6.11(dd、IH,J=2.5,4.9 Hz);
 5.17(bs、3H); 4.59(d、LH,J
=4.9 Hz); 4.56(s、LH);3.72
(s、3H); 2.24(s、3H)。
夜攪拌した。反応溶液を酢酸エチルで抽出し、飽和食塩
水で洗浄した。次に飽和重層水にて逆抽出し、この水溶
液を希塩酸にて、pH3,0に調整し、析出する結晶を
濾取後、乾燥して目的化合物51mgを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δpPm
: 8.32,8.14(2x s、2H); 7.4
2,7.09(2x d、4H,J=12.9 Hz)
; 6.46(s、LH); 6.07(dd、IH,
J=2.9,4.9[(z); 5.17(d、LH,
J=2.9 Hz); 5.08(d、iH,J=2.
4 Hz); 4.56(d、LH,J=4.9 Hz
); 3.17,2.80(2x d、2H,J=16
.6 Hz); 2.26(s、3H)。
7′−デオキシグリゼオール酸363 mg及び1,5
−ジアザビシクロ[4,3,0]−5−ノネン124 
mgをジメチルホルムアミド5 ilに溶解し、これに
4−アセトキシベンジルブロマイド229 mgを加え
、室温にて、終上記の操作において、4−アセトキシベ
ンジルブロマイドの代わりに、4−アセトキシ−3−メ
トキシベンジルブロマイド(259mg)を用い、目的
化合物42mgを得た。
NMRスペ、クトル(重ジメチルスルホキシド)δpp
m; 8.32,8.12(2x s、2l−1); 
7.38−6.96(m、3H); 6.45(s、I
H); 6.06(dd、IH,J=2.5,5.0 
Hz); 5.17(s、3H); 5.10(d、L
H,J=2.5 Hz); 4.56(d、IH,J=
5.0 Hz);3.70(s、3H); 3.18,
2.82(2x d、2H,J=16.6 Hz);2
.24(s、3H)。
(1)炭酸リチウムを用いる方法 グリゼオール酸1g及び4−アセトキシベンジルブロマ
イド1.8&を、ジメチルホルムアミド(DMF)40
m1に溶解し、これに炭酸リチウム1.17 gを加え
、室温にて8時間攪拌した。反応液に酢酸エチル50 
mlを加え希釈し、生成物は水50m1を加え、アルカ
リ性水溶液として抽出した。この水層を、更に50m1
のメチレンクロリドで洗浄後、水冷下、濃塩酸にて、p
H3−4に調整し、析出する結晶を酢酸エチル:テトラ
ヒドロフラン(1:1)混合溶媒50m1で3回抽出し
た。少量の飽和食塩水にて洗浄後、硫酸マグネシウムで
乾燥し、溶媒を留去すると、目的化合物560 mgを
得た。
物性値は、実施例4で得た化合物と一致した。
(2)水酸化リチウムを用いる方法 グリゼオール酸1g及び4−アセトキシベンジルブロマ
イド1.2gを、ジメチルホルムアミド(DMF)40
mlに溶解し、これに水酸化リチウム450 mgを加
え、室温に″?:、17時間攪拌した。′上記(1)と
同様に処理し、目的化合物320 mgを得た。
物性値は、実施例4で得た化合物と一致した。
(3)水素化リチウムを用いる方法 グリゼオール酸1g、ジメチルホルムアミド(DMF)
20 mlに懸濁し、これに水素化リチウム42mgを
加え、室温にて30分間攪拌した。これに、4−アセト
キシベンジルブロマイド1.2gを加え、室温にて17
時間攪拌した。上記(1)と同様に処理し、目的化合物
550 mgを得た。
物性値は、実施例4で得た化合物と一致した。
実高O町程 グリゼオール酸25 g及び4−アセトキシ−3−メト
キシベンジルブロマイド35 gを、ジメチルホルムア
ミド(DMF)650 mlに溶解し、これに炭酸リチ
ウム14.6 gを加え、室温にて8時間攪拌した。上
記実施例36(1)と同様に処理し、目的化合物13.
2 gを得た。
物性値は、実施例18で得た化合物と一致した。
参考例 グTゼオール  8′−ベンズヒ゛°Tルエスール水冷
下、グリゼオール酸4゜84 g及びモレキュラーシー
ブ4A12gをアセトン120 mlに懸濁させ、これ
にトリフルオロメタンスルホン酸3.38 mlを滴下
し、1.5時間攪拌した。反応溶液に水酸化カルシウム
1.41 gを加え15分間攪拌後、不溶物を濾去した
。濾液に更に炭酸カルシウム3.8gを加え、20分攪
拌し、反応溶液を中和後不溶物を濾去した。
ろ液にジフェニルジアゾメタン3.7gを加え室温にて
2時間攪拌した。溶媒を留去した後、残渣をメタノール
−水(70ml−30ml)に溶解し、1時間加熱攪拌
し析出する結晶をろ取し、冷メタノールで洗浄後乾燥し
、目的化合物5.18 gを得た。
NMRスペクトル(重ジメチルスルホキシド)δppm
: 8.31.8.12(2x s、2H); 7.4
5−7.23(m、l0H);6.81(sJH); 
6.52(s、IH); 6.20(dd、LH,J=
2.0,4.9Hz); 5.20(d、LH,J=2
.0 Hz); 4.6i(d、IH,J=4.9製弁
遼lヨヱ渭U吐り 実施例4の化合物 リン酸二ナトリウム リン酸−ナトリウム 塩化ナトリウム p−ヒドロキシ安息香酸メチル P−ヒドロキシ安息香酸プロピル 滅菌精製水 水酸化ナトリウム 1.0g 0.716g 0.728g 0.400g 0.026g 0.014g 適量 適量 全量 100m1 pH7,0として常法により点眼液を調製した。
製剤例2(点眼剤) 実施例8の化合物 リン酸二ナトリウム リン酸−ナトリウム 塩化ナトリウム 塩化ペンザトニウム 滅菌精製水 1.0g O,500g 1.100g 0.300g 0.010g 適量 全量 100m1 pH7,0として常法により点眼液を調製した。
製剤例3(点眼剤) 実施例10の化合物 リン酸二ナトリウム リン酸−ナトリウム 塩化ナトリウム 10%塩化ベンザルコニウム溶液 滅菌精製水 1.0g 0.400g 1.000g 0.690g 100μm 適量 全量 100ml pH7,0として常法により点眼液を調製した。
眼圧(醜llH区)
【図面の簡単な説明】
第1図は、試験例1に記載の水負荷試験を実施例4の化
合物に適用した場合の実験結果を示し、 第2図は、試験例2に記載の正常眼圧低下作用の試験を
実施例4の化合物に適用した場合の実験結果を示す。 時間(hr)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) [式中、R^1及びR^2は同一又は異なって、水素原
    子又は保護されていてもよい水酸基を示し、R^3及び
    R^4は同一で水素原子を示すか又はR^3とR^4が
    一緒になって単結合を示し、R^5及びR^6の一方は
    水素原子を示し、他方は、眼内で除去される保護基を示
    す。]で表わされる化合物及びその塩。
  2. (2)請求項1記載の化合物において、R^5及びR^
    6の一方が水素原子を示し、他方が、 一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼(II) [式中、R^7及びR^8は、水素原子又は低級アルキ
    ル基を示し、R^9は、置換されていてもよい炭素数1
    乃至18個の脂肪族アシルオキシ若しくは置換されてい
    てもよい炭素数1乃至18個の脂肪族アシルチオ基(該
    置換基としては、炭素数3乃至10個のシクロアルキル
    基又はハロゲン原子を示す。)或いは芳香族アシルオキ
    シ若しくは芳香族アシルチオ基を示し、R^1^0は、
    R^9と同様の基、水酸基、メルカプト基、カルボキシ
    基、アミノ基、ニトロ基、低級アルキル基、ハロゲン原
    子又は低級アルコキシ基を示し、mは、0乃至3の整数
    を示し、nは、0乃至2の整数を示す。]を有する基で
    表わされる化合物及びその塩。
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