JPH0225659Y2 - - Google Patents

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JPH0225659Y2
JPH0225659Y2 JP20433683U JP20433683U JPH0225659Y2 JP H0225659 Y2 JPH0225659 Y2 JP H0225659Y2 JP 20433683 U JP20433683 U JP 20433683U JP 20433683 U JP20433683 U JP 20433683U JP H0225659 Y2 JPH0225659 Y2 JP H0225659Y2
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  • Mechanical Pencils And Projecting And Retracting Systems Therefor, And Multi-System Writing Instruments (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電磁石を利用した筆記具の改良に関
するものである。
従来、一般に用いられているシヤープペンシル
は、本体の後端に設けられたノツク操作部を指で
操作することにより芯を繰出すようにしている
が、芯繰出し時にはその都度シヤープペンシルを
持ち変えなければならないという不便があつた。
これを改善するために、電磁石を利用し、スイ
ツチ操作で電磁石を励磁することにより、芯を把
持しているチヤツク部材を吸着、前進させて芯を
繰出し、次いで、電磁石を消磁することにより、
芯を筆記具先端の芯保持部に突出状態で保持した
まま、チヤツクの把持力を解除してチヤツク部材
のみを復帰用ばねによつて元位置に後退復帰さ
せ、然る後、元位置でチヤツク部材により芯を再
度把持させ、筆記時の芯の後退を阻止するように
したものが提案されている。
しかしながら、このような構造では、芯の繰出
時に、チヤツク部材全体をその復帰用ばねの弾発
力に抗して吸着前進させるため、大きな電磁石が
必要であり、筆記具に内臓するにはスペース上の
問題がある。また、消費電力量も大きくなり、と
くに、筆記具内に電源として電池を内臓する場
合、電池の容量が限られているため、長時間使用
することはできず、携帯用とした場合に非常に不
便である。しかも、電磁石の励磁、消磁によるチ
ヤツク部材の吸着ストロークが小さいため、スイ
ツチのオン、オフ操作を数回繰返す必要があり、
操作が非常に面倒である等の問題があつた。
本考案は、このような問題を解決するためにな
されたものであり、電磁石を利用した筆記具にお
いて、スイツチを所望時間オンするだけで、電磁
石と復帰用ばね等の作動によつて芯を簡単に所望
量繰出すことができ、しかも、小型の電磁石を使
用して消費電力量を少なくでき、とくに、携帯用
とした場合に電池の寿命を長くして長時間簡便に
使用できる筆記具を提供するものである。
すなわち、本考案の筆記具は、筆記具本体内
に、芯の前進を許容し後退を阻止する芯保持機構
と、電磁石とを設け、筆記具本体の先端に、芯保
護管を軸方向前後に摺動可能でかつ前後いずれか
一方に付勢した状態で設け、該芯保護管に、前記
芯保持機構より導出された芯を芯保持機構の芯後
退阻止力より小さい摩擦力で保持する芯保持部
と、前記電磁石の磁力によつて芯保護管を前記付
勢方向と逆方向に移動させる磁力応動部材とを設
け、一方、筆記具本体の外部に電磁石の作動回路
のメインスイツチを設け、該作動回路の中間に配
線される固定接点を筆記具本体内に設けるととも
に、芯保護管の移動により固定接点に当接離間し
て作動回路を開閉する可動接点を芯保護管に連設
したことを特徴とするものである。
以下、本考案の実施例を図に基いて説明する。
第1図乃至第4図は第1実施例を示すものであ
り、図において、1は筆記具本体で、全体が略円
筒形をなし、先端部材11、中間部材12,1
3、後端部材14を相互に螺着、連結する等によ
つて形成されている。この本体1内の前部には芯
保護管2と電磁石3、中間部には芯保持機構4と
押動部材5、後部には芯収納筒6がそれぞれ設け
られている。
芯保護管2の先端部内面に、小パイプ21を介
してゴムリングを嵌着する等によつて芯Aを適度
の摩擦力で保持する芯保持部22が形成されてい
る。芯保護管2の後端部外周には磁力応動部材と
しての筒状永久磁石24が取付け部材23を介し
て固着されている。芯保護管2は前記本体1の先
端部材11に軸方向前後に摺動可能に保持され、
かつ、取付け部材23の後端と先端部材11の内
側に固着されたばね受け部材15との間に介装さ
れた復帰用ばね25によつて前方に付勢されてい
る。
電磁石3は、先端部材11の内側で永久磁石2
4の外周に対応する箇所に設けられ、永久磁石2
4を包囲している。電磁石3は、その通電時に永
久磁石24をばね25に抗して後方に反発する磁
界が発生するように、そのコイルの巻き方向が設
定されている。
前記取付け部材23は導電体により形成され、
その後端にリード線31を介して電磁石3の一方
の端子が接続され、その先端は可動接点として、
固定接点32に当接離間自在となるように設けら
れている。固定接点32は絶縁体からなるプリン
ト基板33を介して先端部材11の前記取付け部
材23に対向する箇所に突設され、この固定接点
32と電磁石3の他方の端子が電磁石3の作動回
路34(第2図参照)に接続されている。
電磁石3の作動回路34は、本体1内にプリン
ト配線等によつて配線されるもので、中間部材1
2に設けられた押し釦35によつて開閉されるメ
インスイツチ36と電源37を具備している。こ
の場合、通常は携帯に便利なように、電源37と
して、本体1の空間部に円筒状、リング状、棒
状、板状その他任意の形状の水銀電池、リチウム
電池等の小型、軽量の電池を内臓させ、あるいは
本体1の表面に太陽電池を付設するが、本体1か
らリード線を導出して外部電源に接続できるよう
にしてもよい。
一方、芯保持機構4は、内筒41と外筒42か
らなる二重筒構造に形成され、その先端に芯Aの
前進を許容し後退を阻止するチヤツク部が設けら
れている。さらに、この実施例ではノツク操作で
も芯Aの繰出ができるように、ノツク操作に応じ
て芯保持機構4による芯Aの保持、解除が行える
ように構成されている。
すなわち、芯保持機構4の内筒41は、その中
心に軸方向に貫通した芯挿通孔41aを有し、先
端に複数のスリツトを設ける等によつて拡縮可能
なチヤツク部41bが形成され、この内筒41が
外筒42内に軸方向に摺動可能に挿入されてい
る。また、内筒41の先端チヤツク部41bの外
側と、外筒42の先端部内面に形成された先広が
りのテーパ面42aとの間に適宜数のボール43
が回動自在に設けられ、該内筒41の後端部と外
筒42の後端部との間に、内筒41を外筒42に
対して後退方向に付勢する弾発力の弱いチヤツク
ばね44が介装されている。これにより内筒41
に挿通された芯Aに後退方向の外力が加わつたと
きには、これに対向する大きな芯把持力がチヤツ
ク部41bに働き、前進方向に外力が加わつたと
きにはほとんど把持力が働かず、また、内筒41
を外筒42に対して前進させたときは芯Aの後退
方向の力に対しても把持力が働かない、芯保持機
構4が構成されている。なお、この芯保持機構4
による芯保持状態において、内筒41の後端が外
筒42の後端より後方に突出している。
前記外筒42の前端付近の外周には前進規制用
鍔部42bが突設され、外筒42の中間部外周に
形成された段部42cにリング状のばね受け部材
45が摺動自在に嵌合され、外筒42の後端に押
動部材5を介して芯収納筒6が接続されている。
押動部材5は、芯挿通孔51と、数個のスリツ
ト52によつて弾力性を付与された接続用筒状部
53と、前記内筒41の後端に対抗する押動面5
4と、ばね受け用鍔部55とを有する。前記筒状
部53を外筒42の後端部に外嵌させることによ
り、押動部材5がそれ自身の弾力により適度の摩
擦力をもつて外筒42に接続されている。
押動部材5の後端には芯収納筒6が取付けら
れ、ばね受け部材45と鍔部55との間に主復帰
用ばね56が設けられ、このばね56によつて押
動部材5と芯収納筒6が後方に付勢されて筆記具
本体1内の所定位置に弾性的に保持されている。
芯収納筒6の後端には筆記具本体1の後方に突出
するノツク式の操作部61が設けられている。
なお、筆記具本体1の内部には、前進規制用鍔
部42bに対向するストツパ16と、ばね受け部
材45の位置決め用ストツパ17と、押動部材5
の鍔部55に対する後退規制用ストツパ18とが
設けられている。
次に、この筆記具の作用を説明する。
まず、第1図に示すように、芯Aの先端を芯保
護管2の先端に設けられた芯保持部22に保持さ
せる。その手段として、当初、筆記具後端のノツ
ク操作部61を数回ノツクする。
このノツク操作により、ノツク操作部61と、
芯収納筒6と、押動部材5が主復帰ばね56に抗
して一体に前進するとともに、筒状部53と外筒
42の後端との摩擦力により、芯保持機構4全体
すなわち外筒42、ボール43、内筒41が一体
に前進し、その前進時に、芯収納筒6から押動部
材5の芯挿通孔51を経て内筒41内に導入され
た芯Aに対し、外筒42先端のテーパ面42aと
ボール43および内筒41先端のチヤツク部41
bを介して把持力が働き、芯Aが把持された状態
で芯保持機構4と一体に前進し、芯Aが一定量繰
出される。
そして、芯保持機構4全体が一定量前進する
と、鍔部42bがストツパ16に当つて外筒42
の前進が阻止され、次いで、前記筒状部53と外
筒42との間でスリツプしながら押動部材5が前
進し、その押動面54が内筒41の後端に当り、
内筒41が外筒42に対してさらに前進され、そ
の先端のチヤツク部41bがそれ自身の弾力によ
つて開き、芯Aに対する把持力が解除される。
然る後、ノツク操作を解除すると、主復帰ばね
56のばね力によりノツク操作部61と、芯収納
筒6と、押動部材5と、外筒42とが後退し、こ
れに伴つて、チヤツクばね44を介して内筒41
も後退する。ただし、この場合、チヤツクばね4
4のばね力は弱く、従つて、ボール43による把
持力が働くことなく、チヤツク部41bはその素
材自身の弾力によつて開いたままで、かつ、芯A
が自重によりもしくは芯保護管2の先端の芯保持
部22の保持力により、前記繰出し位置に停止、
残存されたままで、芯Aに対して内筒41のみが
後退する。
こうしてノツク操作を数回繰返すことにより芯
Aを一定量ずつ繰出し、その先端を芯保護管2に
挿入して芯保持部22に保持させる。なお、この
ノツク操作は、使用当初に芯Aを芯保護管2の芯
保持部22に保持させるための一手段であり、そ
の保持後は、ノツク操作をせずに、筆記姿勢のま
まで、後述する作動によつて芯Aを自動的に繰出
すことができる。
なお、第1図の状態つまり芯Aの先端を芯保護
管2の先端から所定量突出させた状態で筆記作業
を行うと、芯Aが筆圧により後退しようとする
が、このとき、ボール43とテーパ面42aによ
りチヤツク部41bに大きな把持力が働き、芯A
が後退することなく、筆記作業はスムーズに行わ
れる。
次に、筆記により芯Aが摩耗した場合、その他
必要に応じて芯Aを所定量繰出す場合は、前記ノ
ツク操作をすることなく、押し釦35を押すだけ
でよい。なお、押し釦35の操作は、筆記具本体
1を持ち変えることなく、筆記姿勢のままで容易
に行うことができる。
而して、押し釦35を押すと、電磁石作動回路
34のメインスイツチ36が閉じられ、このと
き、ばね25により取付け部材23と永久磁石2
4および芯保護管2が前方に付勢され、取付け部
材23が可動接点として固定接点32に当接され
ているので、前記メインスイツチ36が閉じられ
ると同時に、前記作動回路34が閉成されて電磁
石3が励磁される。これにより電磁石3に磁界が
発生し、この磁界によつて第3図に示すように永
久磁石24が後方に反発される。
この場合、永久磁石24と一体に取付け部材2
3と芯保護管2もばね25に抗して後退させられ
るが、これらはその後方の芯保持機構4より小
型、軽量であるから、従来のように電磁石によつ
て芯保持機構全体を吸着もしくは反発する場合に
比べて電磁石3の磁力は小さくてよく、従つて、
電磁石3を小型、軽量化できるとともに、その消
費電力量も少なくできる。
また、電磁石3の励磁で永久磁石24が反発さ
れることによつて芯保護管2等が後退される際、
芯保持部22の摩擦力により芯Aが芯保護管2と
一体に後退されようとするが、その芯Aの中間部
が芯保持機構のチヤツク部41bにより、芯保持
部22の摩擦保持力より大きな力で把持されてい
るので、芯Aは後退することなく、芯保持部22
と芯Aとの間でスリツプしながら芯保護管2のみ
が後退する。このため、芯保持部22の芯Aに対
する接触位置が後方にずれ、かつ、芯保護管2の
先端が芯Aの先端より後退し、その結果、芯Aの
先端が芯保護管2の先端より突出することにな
る。
次いで、前記芯保護管2等が後退すると、取付
け部材23が固定接点32から離れるため、電磁
石3の作動回路34が開成されて電磁石3が消磁
され、前記永久磁石24に対する反発力が解除さ
れる。これに伴つて、第4図に示すように芯保護
管2等がばね25により前方に押し戻され、取付
け部材23が固定接点32に当接する位置まで前
進復帰される。このとき、芯保護管2の先端の芯
保持部22が芯Aに対して前回の保持位置より後
方にずれた位置を保持した状態で、芯Aを伴つて
前進する。
なお、この前進時において、芯Aの中間部がチ
ヤツク部41bに把持されているが、このチヤツ
ク部41bは芯Aの後退は阻止するが前進は許容
する構造となつており、かつ、この前進時には、
チヤツク部41bに対して緩める方向に前進力が
働くので、芯Aは芯保持部22の摩擦力で保持さ
れた状態で、芯保護管2と一体となつてチヤツク
部41bから滑出されるようにしてスムーズに導
出される。これにより芯保持部22の芯Aに対す
る保持位置が後方にずれた長さに対応する分だ
け、芯Aが芯保護管2の先端から突出した状態で
繰出されることになる。
図例では、便宜上芯保護管2等の前進、後退の
ストロークを大きく図示している。電磁石3の磁
力が大きい場合は図示の如く、1ストロークでの
芯Aの繰出量を大きくできるが、通常は小型の電
磁石を用いるので1ストロークでの芯Aの繰出量
は少ない。このような場合は、押し釦35を押し
続けて芯保護管2等を数回前進、後退させる。
すなわち、前記の作動後、さらに押し釦35を
押し続けて、メインスイツチ36を閉じたままに
しておくと、前記同様の作動によつて、芯保護管
2等の前進により取付け部材23が固定接点32
に当接すると同時に、電磁石3が再度励磁される
とともに、永久磁石24が反発され、芯Aを残存
させたままで芯保護管2等が後退され、取付け部
材23が固定接点32から離間して電磁石3が消
磁され、芯保護管2等がばね25の復元力により
芯Aを伴つて前進され、以下、ブザーと同様の原
理で芯保護管2等の前進、後退が繰返され、芯A
が一定量ずつ繰出される。
こうして芯Aを所定長さ繰出した後、押し釦3
5から指を放し、メインスイツチ36を切れば、
芯保持機構4のチヤツク部41bにより前記芯A
の突出状態を保持した状態で、芯Aの後退が阻止
され、次の筆記作業がスムーズに行われる。
なお、本考案の筆記具は、上記実施例に限定さ
れるものではなく、次のように構成してもよい。
第5図は、本考案の第2実施例を示すものであ
り、この実施例では、先端部材11の内側にプリ
ント基板33aを介して一対の固定接点32a,
32bを設け、その一方の接点32aを電磁石3
aの一方の端子に接続するとともに、他方の接点
32bと電磁石3aの他方の端子を、メインスイ
ツチ36と電源37を備えた電磁石作動回路34
に接続し、両接点32a,32bに跨がつて当接
離間する可動接点部材23aと、永久磁石24a
とを芯保護管2に連設している。また、この実施
例において、前記第1実施例と同様に芯保護管2
の先端に芯保持部を設けてもよいが、第5図で
は、芯保護管2の後端にフランジ部材38を連設
し、このフランジ部材38をばね25aにより前
方に付勢するとともに、フランジ部材38の内径
部にゴムリング等を取付けて芯保持部22aを形
成している。
なお、この第2実施例において、他の構成なら
びに作動は、第1実施例の場合と実質的に同一で
あるが、可動接点部材23aの後端と電磁石3a
の他方の端子とを、第1実施例の取付け部材23
と電磁石3のようにリード線によつて接続する必
要がないので、それだけ製作を容易にできる。
第6図および第7図は、第3実施例を示すもの
であり、この実施例では、磁力応動部材として、
第1、第2実施例で用いられた永久磁石の代りに
磁性体を用いている。すなわち、芯保護管2の後
端に磁性体からなるフランジ部材39を連設し、
このフランジ部材39をばね25bにより後方に
付勢するとともに、電磁石3bにより前進方向に
吸着できるようにしている。この場合、フランジ
部材39に別途導電体からなる可動接点を付設し
てもよいが、この実施例では、フランジ部材39
を磁性体であると同時に導電性を有する素材にて
形成し、このフランジ部材39を可動接点とし
て、先端部材11にプリント基板33bを介して
設けられた一対の固定接点32a,32bに当接
離間できるようにしている。なお、両固定接点3
2a,32bの電磁石作動回路に対する配線は第
2実施例の場合と同じである。また、この第3実
施例でも、第1実施例と同様に芯保護管2の先端
に芯保持部を設けてもよいが、図例では、芯保護
管2の後端に連設したフランジ部材39の内径部
にゴムリング等を取付けて芯保持部22bを形成
している。
第3実施例において、平常時は、フランジ部材
39がばね25bにより後退方向に付勢され、可
動接点として両固定接点32a,32bに当接し
ている。この状態で、芯保護管2の先端より突出
する芯Aが筆記により摩耗したとき、押し釦35
を押すと、メーンスイツチ36がオンされて電磁
石3bが励磁され、この電磁石3bによりフラン
ジ部材39が吸着され、フランジ部材39がばね
25bに抗して前進され、これに伴つて、芯保護
管2がその芯保持部22bにて芯Aを保持した状
態で一体に前進される。
次いで、この前進により、フランジ部材39が
固定接点32a,32bから離れて電磁石3bが
消磁され、フランジ部材39に対する吸着が解除
され、フランジ部材39がばね25bにより後退
復帰されるとともに、芯Aを前記繰出位置に残存
させたまま、芯保護管2が後退復帰され、芯保護
管2の芯保持部22bによる芯Aに対する保持位
置が後方にずらされ、然る後、フランジ部材39
が再度固定接点32a,32bに当接する。以
下、前記同様に電磁石3bによる吸着前進と、ば
ね25bによる後退復帰が繰返され、芯Aが一定
量ずつ繰出されることになる。
この第3実施例によれば、永久磁石の省略によ
り、電磁石3bの内径部を芯保護管2に近接させ
ることができるので、電磁石3bをさらに小型、
軽量化できる。
以上説明したように、本考案の筆記具による
と、押し釦等によつてメインスイツチを所望時間
オンするだけで、電磁石の励磁、消磁が自動的に
繰返されるとともに、芯保護管等の前進、後退が
自動的に繰返され、芯が一定量ずつ自動的に繰出
されるので、操作が極めて簡単であり、かつ、メ
インスイツチをオフすれば、その芯の繰出が停止
され、芯を所望量だけ的確に繰出すことができ
る。
とくに、本考案では、従来のように電磁石によ
つて芯保持機構全体を吸着もしくは反発するので
はなく、自動的に励磁、消磁される電磁石によつ
て、芯保持機構より小型、軽量の芯保護管等を反
発後退、前進復帰もしくは吸着前進、後退復帰さ
せて芯を一定量ずつ繰出すので、電磁石の磁力は
比較的小さくてよく、それだけ電磁石を小型、軽
量化できるとともに、消費電力量を少なくでき
る。これに伴つて電源として電池を内臓した場合
に、その電池の寿命を向上でき、携帯用として非
常に簡便に使用できる、等実用性大なる効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案筆記具の第1実施例を示す断面
図、第2図はその電気回路図、第3図および第4
図はその芯繰出動作を示す各要部の断面図、第5
図は第2実施例を示す要部の断面図、第6図およ
び第7図は第3実施例における芯繰出動作を示す
各要部の断面図である。 1……筆記具本体、2……芯保護管、3,3
a,3b……電磁石、4……芯保持機構、22,
22a,22b……芯保持部、23……取付け部
材(可動接点)、23a……可動接点、24,2
4a……永久磁石(磁力応動部材)、25,25
a,25b……ばね、32,32a,32b……
固定接点、35……押し釦、36……メインスイ
ツチ、37……電源、39……フランジ部材(磁
力応動部材兼可動接点)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 筆記具本体内に、芯の前進を許容し後退を阻止
    する芯保持機構と、電磁石とを設け、筆記具本体
    の先端に、芯保護管を軸方向前後に摺動可能でか
    つ前後いずれか一方に付勢した状態で設け、該芯
    保護管に、前記芯保持機構より導出された芯を芯
    保持機構の芯後退阻止力より小さい摩擦力で保持
    する芯保持部と、前記電磁石の磁力によつて芯保
    護管を前記付勢方向と逆方向に移動させる磁力応
    動部材とを設け、一方、筆記具本体の外部に電磁
    石の作動回路のメインスイツチを設け、該作動回
    路の中間に配線される固定接点を筆記具本体内に
    設けるとともに、芯保護管の移動により固定接点
    に当接離間して作動回路を開閉する可動接点を芯
    保護管に連設したことを特徴とする筆記具。
JP20433683U 1983-12-26 1983-12-26 筆記具 Granted JPS60106780U (ja)

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