JPH02255719A - 芳香族コポリエステル - Google Patents

芳香族コポリエステル

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JPH02255719A
JPH02255719A JP7672789A JP7672789A JPH02255719A JP H02255719 A JPH02255719 A JP H02255719A JP 7672789 A JP7672789 A JP 7672789A JP 7672789 A JP7672789 A JP 7672789A JP H02255719 A JPH02255719 A JP H02255719A
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JP
Japan
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mol
formula
group
acid
dicarboxylic acid
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Application number
JP7672789A
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English (en)
Inventor
Yoshio Imai
今井 叔夫
Shunichi Koide
小出 俊一
Toshiaki Suzuki
俊明 鈴木
Hiroshi Takeshita
竹下 洋
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Showa Shell Sekiyu KK
Original Assignee
Showa Shell Sekiyu KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は新規な線状芳香族ポリエステルに関し、さらに
詳しくは、芳香族ジカルボン酸成分が2゜6−す7タレ
ンジカルボン酸と2,7−す7タレンジカルボン酸との
組合せからなる、ガラス転移温度が高く耐熱性に優れ、
高弾性率をもち且つ成形性及び機械的強度にも優れた線
状芳香族コポリエステル及びその製造法に関する。
従来から線状の芳香族ポリエステルは多数知られており
、例えばジオール成分としてビスフェノール類、ハイド
ロキノン、レゾルシノール等を用い且つジカルボン酸成
分としてテレフタル酸、イソフタル酸、2.6−ナフタ
レンジカルボン酸、2.7−す7タレンジカルボン酸等
を用いたものも、或いはp−ヒドロキシ安息香酸を用い
たもの等が提案されている。しかし、ビスフェノール類
をジオール成分とし、これに2,6−ナフタレンジカル
ボン酸と2.7−ナフタレンジカルボン酸の組合わせを
重縮合させることによって得られる芳香族コポリエステ
ルは従来まだ具体的には提案されていない。
本発明者らは、今回、ビスフェノール類と2゜6−す7
タレンジカルボン酸及び2.7−ナフタレンジカルボン
酸とを重縮合させることによって線状芳香族コポリエス
テを合成し、その物性を調べt;ところ、ガラス転移温
度が高くて耐熱性に優れており、しかも高強度、高弾性
率であって、各種の溶剤にも可溶で成形性に優れている
等の種々の優れた特性を有していることを見い出し本発
明を完成するに至った。
かくして、本発明によれば、 (a)式 で示される繰返し単位 10〜90モル%と、(b)式 で示される繰返し単位 90〜lOモル%とから実質的
になり、上記式(I)及び(If)におけるY′及びY
2は同一もしくは相異なり、各々直接結合、低級アルキ
レン基、低級アルキリデン基、酸素原子、イオウ原子、
カルボニル基又はスルホニル基を表わすことを特徴とす
る芳香族コポリエステルが提供される。
本発明の芳香族コポリエステルは下記式式中、Yは直接
結合、低級アルキレン基、低級アルキリデン基、酸素原
子、イオウ原子、カルボニル基又はスルホニル基を表わ
す、で示されるビスフェノール類の少くとも1種を、2
.6−す7タレンジ力ルポン酸lO〜90モル%及び2
,7−ナフタレンジカルボン酸90〜lOモル%の組合
せを重縮合させることにより製造することができる。
上記重縮合反応はそれ自体既知の溶融エステル交換法(
例えば、特公昭50−31918号公報参照)で行なう
ことができるが、本発明者らが新たに開発した界面重縮
合法で行なう方が一般に着色が少く高重合度の重合体が
得られるので好適である。
上記式(I[[)においてYによって表わされうる低級
アルキレン基及び低級アルキリデン基には直鎖状又は分
岐鎖状の炭素原子数1〜8個、好ましくは1〜4個のア
ルキレン基が及びアルキリデン基が包含され、例えばメ
チレン、エチレン、エチリデン、トリメチレン、プロピ
レン、インプロピリデン、ブチレン、ヘキサメチレン等
が挙げられる。
しかして、式(III)のビスフェノール類の具体例と
しては次のものが挙げられる。
ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1.1−ビス
(4−ヒドロキシフェニルエタン、l、2−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)エタン、2.2−ビス(4−ヒド
ロキシフェニル)プロパン、2゜2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)n−ブタン、1.1−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)n−ブタン、2.2−ビス(4−ヒドロ
キシフェニル)ペンタン、3.3−ビス(4−ヒドロキ
シフェニル)ペンタン、2.2− (4−ヒドロキシ7
エ二ル)ヘキサン、1.1−1:’ス(4−ヒドロキシ
フェニル)シクロヘキサン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)シクロへキシルメタ:/ 、2 、4 F−ジヒ
ドロキシジフェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)フェニルメタン、ビス(4−ヒドロキシフェニル
)ジフェニルメタン、2.2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)へブタン。ビス(4−ヒドロキシフェニル)−
4’−メチルフェニルメタン、l、4−ビス(4−ヒド
ロキシクミル)ベンゼン、l、3−ビス(4−ヒドロキ
シクミル)ベンゼン、2.2−ビス(4−ヒドロキシフ
ェニル)ヘキサフルオロプロパン、9.9−ビス(4−
ヒドロキシフェニル)フルオレン、4.4′−ジヒドロ
キシ・ジフェニルエーテル% 4.4’−”/ヒドロキ
シ・ジフェニルスルフィド 4 、4 ’ −ジヒドロ
キシやジフェニルスルフォン キシジフェニルスルフォン シ・ジフェニルケトン、2.2’−ジヒドロキシジフェ
ニルなど。
これらビスフェノール類はそれぞれ単独で使用すること
ができ、或いは2種もしくはそれ以上を併用してもよい
前述した溶融エステル交換法による本発明の芳香族コポ
リエステルの製造は、(a)上記ビスフェノール類をジ
エステルに変え、そのジエステルを2.6−ナフタレン
ジカルボン酸及び2.7−ナフタレンジカルボン酸と混
合し、エステル交換触媒の存在下に溶融し反応させるか
、(b)上記ビスフェノール類を2.6−ナフタレンジ
カルボン酸ジアリールエステル及び2.7−ナフタレン
ジカルボン酸ジアリールエステルと混合し、エステル交
換触媒の存在下に溶融し反応させる方法によって行なう
ことができる。
ここで使用しうるビスフェノール類のジエステルとして
は、例えばビスフェノール類のジアセテート、プロピオ
ネート、ベンゾエート等が挙げられる。
また、2,6−ナフタレンジカルボン酸及び2。
7−す7タレンジカルボン酸のジアリールエステルとし
ては特にジフェニルエステルが好適である。
上記のエステル交換方法は、両モノマー成分が溶融する
温度、一般には180°C以上、好ましくは250℃以
上で且つ該七ツマー成分が熱分解しない範囲の温度、さ
らに好ましくは280〜310℃の範囲内の温度におい
て、任意の圧力下、好ましくは減圧下に実施することが
できる。
また、上記反応に使用しうるエステル交換触媒としては
、例えば、チタニウムテトラブトキシド、チタニウムテ
トラエトキシド、シュウ酸チタニルなどのチタン化合物
が好適であるが、その他に三酸化アンチモン、酢酸亜鉛
、酢酸マンガン等も使用可能である。これらは触媒量、
例えば酸成分の合計量に対して0.005〜1.0モル
%、特に0、05〜0.5モル%程度の量で用いるのが
好都合である。
一方、界面重縮合法によれば、本発明の芳香族コポリエ
ステルは、前記式(III)のビスフェノール類の少な
(とも1種を水性媒体中に溶解した溶液(水性相)と、
2,6−ナフタレンジカルボン酸ハライド及び2.7−
す7タレンジカルポン酸ハライドを上記水性媒体と混和
しない有機溶媒に溶解した溶液(有機相)とを、相間移
動触媒の存在下に接触させ重縮合反応を行なわせること
により、製造することができる。
式(III)のビスフェノール類を溶解するのに使用さ
れる水性媒体としては通常水が用いられる。
該水性媒体中における式(III)のビスフェノール類
の濃度は厳密に制限されるものではないが一般にはO.
l=l Omol/12 、好ましくは0.2〜5mo
l/Qの範囲内が好都合である。
また、この水性相には、重縮合反応で副生ずるハロゲン
化水素を捕捉中和するための中和剤を含ませておくこと
が好ましく、そのような中和剤としては、水酸化ナトリ
ウム、水酸化カリウム、水酸化カルシウム、水酸化バリ
ウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、炭酸水素ナトリ
ウムなどのアルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化
物、炭酸塩又は炭酸水素塩等が挙げられるが、中でも水
酸化ナトリウムが好適である。これらの中和剤は通常、
0.5〜2M、好ましくは0.9〜1.1M程度の濃度
で水性相中に存在させることができる。
一方、有機相における2、6−ナフタレンジカルボン酸
ハライド及び2,7−す7タレンジカルボン酸ハライド
としては、クロライド、ブロマイド、フルオライドのい
ずれであってもよいが、般にはクロライドが好適であり
、これら酸ハライド成分を溶解するの使用しうる有機溶
媒としては、例えば、ジクロロメタン、クロロホルム、
l、2−ジクロロエタン、sym−テトラクロロエタン
等のハ臥ゲン化脂肪族炭化水素や、ベンゼン、トルエン
、アニソール、クロロベンゼン、アセトフェノン、ベン
ゾニトリル、ニトロベンゼン等の芳香族炭化水素が包含
されるが、特にトルエン及びニトロベンゼンが好適であ
る。これら溶媒中における上記す7タレンジカルボン酸
ハライドの濃度には特に制限はないが、一般には、2,
6−ナフタレンカルボン酸ハライドと2,7−す7タレ
ンジカルボン酸ハライドの合計の濃度が0.05〜1m
o1/f2.特にO,i〜0.5mol/αの範囲内と
なるようにするのが適当である。
さらに相間移動触媒としては、例えば、テトラブチルア
ンモニウムクロリド(TBAC)、ベンジルトリエチル
アンモニウムクロリド、ベンジルトリフェニル7オスホ
ニウムブロマイ)’ (CTBPB)、18−クラウン
・−6、ジベンゾ−18−クラウン−6、ジシクロへキ
シル−18−クラウン−6等が使用可能であり、中でも
ベンジルトリエチルアンモニウムクロリドが有利に使用
できる。
これらの触媒は通常、酸クロライド成分の合計量を基準
にして0〜4モル%、好ましくは1〜3モル%の範囲内
で使用することができる。
上記水性相と有機相の接触は通常、撹拌下に行なわれる
。反応は一般に室温ないし約100℃までの温度、好ま
しくは室温において、常圧下に約5〜約120分程度行
なうことができる。
また、水性相と有機相の混合割合は、通常、有機相中の
酸ハライド成分の合計量1モルに対して水性相中のビス
フェノール類が1−1.5モルとなるように調整するの
が適当である。
以上に述べた溶融エステル交換法又は界面重縮合法にお
いて酸成分として組合わせて使用される2、6−す7タ
レンジカルボン酸及び2,7−ナフタレンジカルボン酸
の併用割合は、得られる芳香族コポリマーに望まれる物
性等に応じて変えることができるが、前者の2,6−ナ
フタレンジカルボン酸は10〜90モル%、好ましくは
25〜80モル%、さらに好ましくは50〜75モル%
、そして後者の2,7−ナフタレンジカルボン酸は90
〜lOモル%、好ましくは75〜20モル%、さらに好
ましくは50〜25モル%の範囲内とするのが適当であ
る。
また、本発明の芳香族コポリエステルの製造に際して、
ジオール成分として、式(III)のビスフェノール類
の他に、例えば、エチレングリコール、プロピレングリ
コール、ブタンジオール、ベンタンジオール、ヘキサン
ジオール、ヘプタンジオール、2−メチル%13−プロ
パンジオール、ネオペンチルグリコール、2−エチル−
2−メチル−1,3−プロパンジオール、トリエチレン
グリコール、2.2.4.4−テトラメチルシクロブタ
ンジオールなどのジオール類、及び/又はジカルボン酸
成分として、2,6−ナフタレンジカルボン酸及び2,
7ナフタレンジカルボン酸に加えて、例えば2.6−ナ
フタレンジカルボン酸及び2.7−ナフタレンジカルボ
ン酸以外の他のす7タレンジカルポン酸の異性体;テレ
フタル酸、イソフタル酸、ジフェニルスルホンジカルボ
ン酸、ジフェノキシエタンジカルボン酸、アジピン酸、
セバシン酸などのジカルボン酸類、及び/又はp−オキ
シ安息香酸、m−オキシ安息香酸、3−クロル−4−オ
キシ安息香酸、3−メトキシ−4−安息香酸、2,6−
オキシナフトエ酸、1,4−オキシナフトエ酸などのオ
キシ酸を、生成する本発明の芳香族コポリエステルの物
性を実質的に損わない程度の少量、例えば15モル%以
下の量で配合してもよい。
以上に述べた如き方法によって製造される本発明に芳香
族ポリエステは、ガラス転移温度が高くて耐熱性に優れ
ており、各種の有機溶媒に可溶性で成形性にも優れてお
り、さらに高強度、高弾性率を有しており、電気分野、
自動車分野、機械分野、医療雑貨分野の成を品、フィル
ム、繊維、塗料、接着剤等の用途に対して広範に使用す
ることができる。
かかる用途1こ対して使用するに際して、本発明の芳香
族フボリリエステルには、ガラス繊維、炭素繊維、アス
ベストなどの強化剤:充填剤、核剤、難燃化剤、顔料、
酸化防止剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、着色防止剤、可
塑剤、滑剤、離型剤などの添加剤を配合することができ
、或いは他の熱可塑性樹脂と混練することもできる。
次に実施例を揚げて本発明をさらに具体的に説明する。
なお、物性の測定は以下の方法に従った。
粘度t)inh: ポリマー0.1 gをフェノール/テトラクロロエタン
(50150)20mlに溶かしく0.5g/di)、
そのうち10m1をオストワルド粘度計にとり、30℃
の恒温槽に入れ、落下時間を測定する(1)。次に測定
溶媒だけで同様に測定する(to)。これらの値より次
の式を使って固有粘度? inhを求める。
η1nh−1n (t/l、)10.5注)仁。の目安
として120秒ぐらいの粘度計で測る。
ガラス転移点(Tg)、融点(Tm):セイコー電子工
業社製示差走差熱量計(DSC−20型)を用いて測定
した。得られたポリマーをアルミ製パンに約10mgを
精秤し、窒素ガス気流中で50℃から400°Cまで1
0℃/minで昇温し、最初の変曲点ビークTgとし、
吸熱ビーク点をTmとした。
熱分解温度: セイコー電子工業社製示差熱熱重量同時測定装置(Tg
/DTA−20型を用いて測定した。白金製パンに約1
0mgを精秤し、空気ガス気流10℃/m inで昇温
し10%wt減量点を熱分解温度とした。
監コ凱Jし鷹: 高滓熱機械分析装置(TMA−40型)を用いて測定し
た。厚さ約50μmの試料を試料台の上にのせ、荷重5
gで直径0.5mmの石英ガラス製針を試料の上にのせ
る。窒素ガス気流中lO℃/ m i nで上昇させ石
英ガラス針が試料に針入し始める温度を測定する。
溶解性: 試験管に測定溶媒をとり、1〜3%のポリマーを入れ室
温で24hr放置し、目視により溶解性を判断した。ま
た、24時間放置後、熱により溶解し冷却してもポリマ
ーの析出しないものについては溶解したものとみなした
引っ張り強度、伸度、引っ張り弾性率:東洋ボールドウ
ィン社製のRTM−25rtm−を用いてASTMD−
822−83に従い測定した。フィルムを縦120mm
幅100mmに切断し、試験片をグリップからすべらな
いように両端10mmを紙で抑え接着する。厚さ計で5
点厚さを測りその平均を厚さとする。試験片グリップで
挟み、グリップ間距離を1100roに合わせる。荷重
10kgで50mm/minの引っ張り速度で荷重−伸
び曲線を記録し、下式より引っ張り強度、伸度を算出す
る。
引っ張り強度(k g f/mm”)−Ak g f 
/断面積mm’伸度(%) =(Lmm −i 00m
m)/ l 00 mm フィルムを縦270mm幅10mmに切断し、両端10
mmを紙で抑え接着し試験片を作成する。
厚さ計により5点の厚さを測りその平均を厚さとする。
試験片をグリップで挟み、グリップ間距離を250mm
にあわせる。荷重10kgで25m m / m i 
nの引っ張り速度で荷重−伸び曲線を記録し、下式より
引っ張り弾性率を算出する。
引っ張り弾性率(kgf/mm”)=Bkgf −10
0mm/Mmm/断面積mm’ 実施例 1 メカニカル撹拌機のついた三ツロフラスコに1M水酸化
ナトリウム水溶液20.4mlをとり2゜2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビス7zノール−A
)2.284g (10mmol)とベンジルトリエチ
ルアンモニウムクロリド 6−ナフタレンジカルボニルジクロリド)’1.898
g (7.5mmol)と2、7−す7タレンジカルポ
ニルジクロリド0.6 3 3 g (2.5mmol
)を56m!のニトロベンゼンに溶解した溶液を撹拌し
ながら一度に加え、室温で100分間撹拌速度800r
pmで撹拌する。その後重合溶液を静置分離してポリマ
ーの含んだニトロベンゼン溶液を分離し、ついで酢酸水
で洗浄し、さらにイオン交換水で洗浄した後、アセトン
に投入してポリマーを析出させる。析出したポリマーを
濾過し、水洗後減圧下で乾燥した。得られたポリマー3
gを、20mlのテトラクロロエタンに完全に溶解しこ
の溶解を、表面を洗浄したガラス板上に、ガラス棒を使
って流延させる。このガラス板を真空乾燥器に水平に入
れて室温で12時間、80℃で12時間、150°Cで
24時間乾燥させ、フィルムを作成した。ポリマーの固
有粘度y+inh,ガラス転移温度Tg1軟化温度、熱
分解温度、溶解性、フィルムの性質を後記表−lに示す
実施例 2 メカニカル撹拌機のついた三ツロフラスコに1M水酸化
ナトリウム水溶液20.4mlをとり2。
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフ
ェノール−A)2.284g (10mmol)とベン
ジルトリエチルアンモニウムクロリド0.06gを加え
て溶解する。この溶液に2、6−ナフタレンジカルボニ
ルジクロリド1.265g(5mmol)と2、7−ナ
フタレンジカルボニルジクロリド1.265g (5m
mol)を42mlのニトロベンゼンに溶解した溶液を
撹拌しながら一度に加え、室温で100分間撹拌速度8
00rpmで撹拌する。その後重合溶液を静置分離して
ポリマーを含んだニトロベンゼン溶液を分離し、ついで
酢酸水で洗浄し、さらにイオン交換水で洗浄した後、ア
セトンに投入してポリマーを析出させる。析出したポリ
マーを濾過し、水洗後減圧下で乾燥した。得られたポリ
マー3gを、20mlのテトラクロロエタンに完全に溶
解しこの溶解を、表面を洗浄したガラス板上に、ガラス
棒を使って流延させる。このガラス板を真空乾燥器に水
平に入れて室温で12時間、80°0で12時間、15
0℃で24時間乾燥させ、フィルムを作成した6ボリマ
ーの固有粘度?7inh,ガラス転移温度T g s軟
化温度、熱分解温度、溶解性、フィルムの性質を後記表
−1に、そして引っ張り強度、伸度、引っ張り弾性率を
後記表−2に示す。
実施例 3 メカニカル撹拌機のついた三ツロフラスコに1M水酸化
ナトリウム水溶液20.4mlをとり2。
2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフ
ェノール−A)2.284g (lomrnol)トペ
ンジルトリエチルアンモニウムクロリド0.06gを加
えて溶解する。この溶液に2、6−ナフタレンジカルボ
ニルジクロリド0.6338g (2−5mmol)と
2、7−す7タレンジカルポ二ルジクロリド1.898
g (7.5mm。
りを35mlのニトロベンゼンに溶解した溶液を撹拌し
ながら一度に加え、室温でlOO分間撹拌速度800r
pmで撹拌する。その後重合溶液を静置分離してポリマ
ーを含んだニトロベンゼン溶液を分離し、ついで酢酸水
で洗浄し、さらにイオン交換水で洗浄した後、アセトン
に投入してポリマーを析出させる。析出したポリマーを
濾過し、水洗後減圧下で乾燥した。得られたポリマー3
gを、20mlのテトラクロロエタンに完全に溶解しこ
の溶解を、表面を洗浄したガラス板上に、ガラス棒を使
って流延させる。このガラス板を真空乾燥器に水平に入
れて室温で12時間、80°0で12時間、150℃で
24時間乾燥させ、フィルムを作成した。ポリマーの固
有粘度vinh、ガラス転移温度T g s軟化温度、
熱分解温度、溶解性、フィルムの性質を後記表−1に示
す。
比較例 l メカニカル撹拌機のついた三ツ−フラスコに1M水酸化
ナトリウム水溶液20.4 mlをとり2゜2−ビス(
4−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール−
A)2.284g (10mm o l)とベンジルト
リエチルアンモニウムクロリド0.06gを加えて溶解
する。この溶液に2.6−ナフタレンジカルボニルジク
ロリド2.530 g (l Ommol)を42m1
のトルエンに溶解した溶液を撹拌しながら一度に加え、
室温で100分間撹拌速度800rpmで撹拌する。そ
の後重合溶液を静置分離してポリマーを含んだトルエン
溶液を分離し、ついで酢酸水で洗浄し、さらにイオン交
換水で洗浄した後、アセトンに投入してポリマーを析出
させる。析出しI;ポリマーを濾過し、水洗後減圧下で
乾燥した。得られたポリマー3 g ヲ、20 mlの
7エノール/テトラクロロエタン(50150)に完全
に溶解しこの溶液を、表面を洗浄したガラス板上に、ガ
ラス棒を使って流延させる。このガラス板を真空乾燥器
に水平に入れて室温で12時間、80℃で12時間、1
50℃で12時間、200℃で24時間乾燥させ、フィ
ルムを作成した。ポリマーの固有粘度lin h sガ
ラス転移温度Tg、軟化温度、熱分解温度、溶解性、フ
ィルムの性質を後記表−1に示す。
比較例 2 メカニカル撹拌機のついた三ツロフラスコに1M水酸化
ナトリウム水溶液20−4m1をとり2゜2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール−A
)2.284g (lommol)とベンジルトリエチ
ルアンモニウムクロリド0.06gを加えて溶解する。
この溶液に2.7−ナフタレンジカルボニルジクロリド
2.530g(lommol)を42m1のニトロベン
ゼンに溶解した溶液を撹拌しながら一度に加え、室温で
100分間撹拌速度800rpmで撹拌する。
その後重合溶液を静置分離してポリマーを含んだニトロ
ベンゼン溶液を分離し、ついで酢酸水で洗浄し、さらに
イオン交換水で洗浄した後、アセトンに投入してポリマ
ーを析出させる。析出したポリマーを濾過し、水洗後減
圧下で乾燥した。得られたポリマー3gを、20m1の
テトラクロロエタンに完全に溶解しこの溶解を、表面を
洗浄したガラス板上に、ガラス棒を使って流延させる。
このガラス板を真空乾燥器に水平に入れて室温でi2時
間、80℃で12時間、150℃で12時間、200℃
で24時間乾燥させ、フィルムを作成した。ポリマーの
固有粘度?inh、ガラス転移温度T g s軟化温度
、熱分解温度、溶解性、フィルムの性質を後記表−1に
示す。
比較例 3 メカニカル撹拌機のついた三ツロフラスコに1M水酸化
ナトリウム水溶液20.4mlをとり2゜2−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)プロパン(ビスフェノール−A
)2.284g (1Ommol)とベンジルトリエチ
ルアンモニウムクロリド0.06gを加えて溶解する。
この溶液にイソフタル酸クロリド1.016g (5m
mol)とテレフタル酸クロリドl−016g (5m
mol)を42m1のニトロベンゼンに溶解した溶液を
撹拌しながら一度に加え、室温で100分間撹拌速度8
00rpmで撹拌する。その後重合溶液を静置分離して
ポリマーを含んだニトロベンゼン溶液を分離し、ついで
酢酸水で洗浄し、さらにイオン交換水で洗浄した後、ア
セトンに投入してポリマーを析出させる。析出したポリ
マーを濾過し、水洗後減圧下で乾燥した。得られたポリ
マー3gを、20 m lのテトラクロロエタンに完全
に溶解しこの溶解を、表面を洗浄したガラス板上に、ガ
ラス棒を使って流延させる。このガラス板を真空乾燥器
に水平に入れて室温で12時間、80℃で12時間、1
50℃で24時間乾燥させ、フィルムを作成した。ポリ
マーの固有粘度yinh、ガラス転移温度Tg、軟化温
度、熱分解温度、溶解性、フィルムの性質を表−1に、
引っ張り強度、伸度、引張弾性率を表−2に示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(a)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ ( I ) で示される繰返し単位10〜90モル%と、(b)式 ▲数式、化学式、表等があります▼ (II) で示される繰返し単位90〜10モル% とから実質的になり、上記式( I )及び(II)におけ
    るY^1及びY^2は同一もしくは相異なり、各々直接
    結合、低級アルキレン基、低級アルキルリデン基、酸素
    原子、イオウ原子、カルボニル基又はスルホニル基を表
    わすことを特徴とする芳香族コポリエステル。 2、式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 式中、Yは直接結合、低級アルキレン基、低級アルキリ
    デン基、酸素原子、イオウ原子、カルボニル基又はスル
    ホニル基を表わす、 で示されるビスフェノール類の少くとも1種を含有する
    水性媒体中の溶液と、2,6−ナフタレンジカルボン酸
    ハライド10〜90モル%及び2,7−ナフタレンジカ
    ルボン酸ハライド90〜10モル%を含有する上記水性
    媒体と混和しない有機溶媒中の溶液とを、相間移動触媒
    の存在下に接触させて重縮合反応を行なわせることを特
    徴とする請求項1記載の芳香族コポリエステルの製造方
    法。
JP7672789A 1989-03-30 1989-03-30 芳香族コポリエステル Pending JPH02255719A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005255990A (ja) * 2004-02-13 2005-09-22 Fuji Photo Film Co Ltd フィルム及び該フィルムを用いた画像表示装置

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