JPH02255378A - 光記録媒体 - Google Patents

光記録媒体

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JPH02255378A
JPH02255378A JP1076637A JP7663789A JPH02255378A JP H02255378 A JPH02255378 A JP H02255378A JP 1076637 A JP1076637 A JP 1076637A JP 7663789 A JP7663789 A JP 7663789A JP H02255378 A JPH02255378 A JP H02255378A
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JP
Japan
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group
stoichiometric
elements
compound
recording material
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Pending
Application number
JP1076637A
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English (en)
Inventor
Hideo Kobayashi
英夫 小林
Osamu Ueno
修 上野
Kiichi Kamiyanagi
喜一 上柳
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Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
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Publication date
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  • Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、レーザ光等の集束光を照射してその照射部位
の光学的性質を変化させ、その光学的変化を利用して情
報の記録・再生・消去を行う書換可能な光記録媒体に係
わり、特K、情報の書換操作を高速で行うことができ、
しかも、長期に亘って記録情報を保持できる光記録媒体
の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来、レーザ光等を利用して情報を記録する書換可能な
光記録媒体としては光磁気記録媒体があり、一部で実用
化されている。この方式は光エネルギと磁界により記録
材料層の磁化を反転させて記録し、磁化方向によるファ
ラデー回転角あるいはカー回転角の違いを検出して再生
信号を得る方式である。しかし、この方式においては少
なくともIt?クター以内で書換を行うための実用的な
方法が無いため、限られた分野に応用されているに過ぎ
ないものであった。
一方、書換可能なもう一つの光記録媒体としては結晶−
アモルファス間の相変化を利用する、所謂、相変化型光
記録媒体が研究途上にある。この方式においては2つの
光ビームを用いて1セクタ一以内での書換(すなわち、
記録されている情報を先行ビームで消去した後、次のビ
ームで゛記録を行う)ができるほか、結晶化時間の短い
記録材料を適用した記録媒体の場合には1つの光ビーム
によるオーバーライド(同時8換)が可能となるため、
様々な分野において応用が可能となる利点を右している
そして、この種の相変化型光記録媒体に適用される記録
材料として、従来、二元化合物であるSb  Te  
、及び三元組成物であるGe−8b−Te [特開昭6
3−225934号公報]等が提案されており、これ等
記録材料層の上に半導体レーザ等の集束光を照射し、溶
融後、急冷することでアモルファス相を形成し、通常、
これを記録状態に対応さける一方、消去に際しては記録
時に較べて低いパワーの集束光を照射し、結晶化温度に
一定時間保つことで結晶相に戻すという方法で行われて
いる。
[発明が解決しようとする課題] ところで、この相変化型光記録媒体に適用される記録材
料は、光学系の簡素化あるいは転送速度の向上を図る観
点からその結晶化時間が短いものが好ましく、かつ、記
録された情報を長期に亘って保持させる観点からそのア
モルファス相における安定性が高いものが好ましかった
しかしながら、上記Sb2Te3で構成される従来の記
録材料は、その結晶化時間が短く一の要件は具備するも
ののアモルファス相の安定性が不十分のため長期に亘っ
て記録情報を保持できない問題点があった。
一方、特開昭63−225934号公報に開示されてい
るGe−8b−Teは、上記Sb2Te3にアモルファ
ス相の安定性は高いが結晶化時間の長いGeTeを混合
して合成され、Sb2■e3とGeTeとの中間的な性
質を具備させて転送速度の向上と記録情報の保存安定性
を図ったものであるが、G e T eを混合した分だ
けその結晶化時間がSb2Te3より長くなるため、充
分な転送速度を得られない問題点があった。
そこで、本発明者等はこれ等の問題点に着目し、情報の
書換操作が高速で行え、しかも長期に亘って記録情報を
保持できる光記録媒体に係わるいくつかの発明を既に提
案している。
すなわち、これ等の発明はアモルファス相における安定
性とその結晶化速度が速い記録材料を適用した光記録媒
体に係わるもので、 その第一の改良発明は、光、熱等の手段によりてその光
学的性質が可逆的に変化する記録材料層を基板上に備え
、その光学的変化を利用して情報の記録・再生・消去を
行う光記録媒体を前提とし、上記記録材料が、3n又は
Pbから選択されるIV 、族元素とS、Se又はTe
から選択されるVl  族元素から成りその化学式がI
VbVIbで表現す されるIVbVIb型の化学量論的化合物と、sb、B
il又はAsから選択されるVb族元素とS、Se又は
Teから選択されるVIb族元素から成りその化学式が
Vb2”b3で表現される■b2VIb3型の化学量論
的化合物との混合体に相当する組成を右し、かつ、Se
又はTeの少なくとも一方を含んでいることを特徴とす
るものであり、 また、第二の改良発明は、 上記記録材料が、L i、Na、K、Rb、Cs、Cu
、Ag、又はAuから選択されるI族元素とS、Se又
はTeから選択されるVIb族元素から成りその化学式
がIVIr表現されるI、、VIbPb 型の化学量論的化合物と、 Ga、In、又はTlのIIIbfs元素と、Ge。
3n、又はPbのlVb族元素と、As、Sb、又はB
iのV、族元素、及び、5Sse又はTeの■、族元素
から選択された2以上の元素より構成される多元化学量
論的化合物との混合体に相当する組成を有し、 かつ、Se又はTeの少なくとも一方を含んでいること
を特徴とするものであり、 更K、第三の改良発明は、 F記記録材料が、Ga、In、又は]Iから選択される
IIIbb族元素S、Se又はTeから選択されるVl
 、族元素から成りその化学式がm、 VIbで表現さ
れるIIIbVIb型の化学量論的化合物と、Ga5I
n、又はTlの■、族元素と、Ge1Sn、又はPbの
IVb族元素と、As、5b、又はBiのVbb族元素
及び、S、Se又はTeのVIb族元素から選択された
2以上の元素より構成される多元化学量論的化合物との
混合体に相当する組成を有し、 かつ、Se又はT13の少なくとも一方を含んでいるこ
とを特徴とするものであり、 また、第四の改良発明は、 上記記録材料がGa、In、又はTlから選択されるI
IIbb族元素、S、Se又はTeから選択される■、
族元素から成りその化学式がIIIb2v■b3で表現
されるIIIb2VIb3型の化学量論的化合物と、G
a、ln、又はTlのmbb族元素、Ge、Sn、又は
P b (7) IV b族元素、及び、S、Se又は
Teの■、族元素から選択された2以上の元素より構成
される多元化学量論的化合物との混合体に相当する組成
を有し、 かつ、Se又はTeの少なくとも一方を含んでいること
を特徴とするものであった。
[課題を解決するための手段] 本発明は、これ等第−〜第四の改良発明を更に改良し、
各改良発明と同等の結晶化速度を有し、しかも、アモル
ファス相における安定性をより向上させた光記録媒体を
提供することにある。
すなわち、請求項1に係る発明は上記第一の改良発明を
更に改良にしたもので、 光、熱等の手段によってその光学的性質が可逆的に変化
する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化を利用
して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体を前提と
し、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、3n又は
Pbから選択されるIVb族元素と81Se又はTeか
ら選択されるVIb族元素から成りその化学式がTV2
VIbで表現されるIVbVIb型の化学lfi論的化
合物と、3b、Bi、又はAsから選択されるVbb族
元素S、Se又はTeから選択されるVl  族元素か
ら成りその化学式がVb2vr、3で表現されるVb2
VIb3型の化学量論的化合物との混合体に相当する組
成を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
一が、上記各族の元素及びIV 、族のSi、Geから
選択された他の元素により部分的に置換された4元以上
の固溶体にて構成されていることを特徴とするものであ
る。
尚、上記IVb、V、、並びにVl 、は周期表の族番
号を示している。
この請求項1に係る発明において上記IVb VIb型
の化学量論的化合物としては、SnS。
5nSeS3nTe、PbS、Pb5e、及び、PbT
e等があり、 一方、Vb2VIb3型の化学量論的化合物としては、
S b  S  −S b  S e  、 S b 
2王e3.Bi  S  、8i  Se  、Bi 
 Te3、AS S 1AS Se3、及び、AS2T
e3等がある。
また、上記IVb VIb型の化学量論的化合物とVb
2VIb3型の化学量論的化合物との混合体に相当する
組成を有する化学量論的3元化合物としては、Sn、又
はPbのIVb族元素と、sb、81又はAsのVb族
元素と、51Se又はTeのVIb族元素から選択され
た3種類の元素より構成され、Se又はTeの少なくと
も一方を含み、かつ、IVbVlゎ型の化学量論的化合
物とVb2■■b3型の化学量論的化合物との混合体に
相当する組成を有する化学量論的3元化合物なら任意で
あり、例えば、Sn Sb Se  Sn 5b6Se
11.2    2    5’     2SnSb
 Te 5Pb2Sb6Te11、SnB i  Te
  、PbB 14Se7、PbBi  Se  、P
bB14Te7、及び、PbB14Te7等がある。
そして、この請求項1に係る発明においては、上記化学
量論的3元化合物の構成元素の−を、上記合成の元素及
びIV 、族のSi、Geから選択した他の元素、すな
わち、3n、PbSsrl又はGeのrVb族元素と、
3b、Bi又はAsのVb族元素、及び、Se又はTe
のVIb族元素から選択した他の元素で部分的に置換し
て得られた4元以上の固溶体により上記記録材料が構成
されていることを特徴とするものである。
ここで、上記化学口論的3元化合物を構成する3元素に
ついての置換割合の限界は、この置換によって得られる
4元以上の組成物が上記化学口論的3元化合物の結晶構
造を具備する固溶体を構成できなくなるまでであり、そ
の範囲で上記構成元素を任意の割合で他の元素により部
分置換することができる。そして、一の構成元素が他の
一の元素で部分置換された場合には4元固溶体となり、
他の二つの元素で部分置換された場合には5元固溶体と
なる。また、二の構成元素が各々他の一の元素で部分置
換された場合には5元固溶体となり、また、三の構成元
素が各々他の一の元素で部分置換された場合には6元固
溶体となる。
また、「置換される元素」とこの元素の一部を置換する
「他の元素Jとが全率固溶の関係にある場合、上記置換
に伴う結晶構造の歪みが比較的小さく置換前における化
学量論的3元化合物の結晶構造が変化し難いため、その
置換割合を広い範囲で設定でき有利である。
そして、互いに全率固溶の関係にある元素の組としでは
、例えば、IVb族元素のGeとStや、Vb族元素の
sbとBi、及び、■、族元素のSeとTe等がある。
尚、「化学量論的3元化合物の結晶構造」とは、あるー
の化学量論的3元化合物のとる特有の結晶格子における
原子の配列によって特定されるその化学量論的3元化合
物の構造をいい、また、上記「化学量論的3元化合物の
結晶構造を具備する固溶体」とは、その化学量論的3元
化合物のとる特有の結晶格子の格子点に在る原子の一部
が全く不規則に別種の原子と置換し、その別種の原子が
均一に溶は込んだとみなされる状態のものをいう。
次K、請求項2〜4に係わる発明は上記第二の改良発明
を更に改良した発明に係わり、請求項2に係わる発明は
、 光、熱等の手段によってその光学的性質が可逆的に変化
する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化を利用
して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体を前提と
し、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、L t、
Na、K、Rb、C3,Cu、Ag、又はALIから選
択される■族元素とS、Se又はTeから選択されるV
Ib族元素から成りその化学式がI2VIbで表現され
るI、2VIb型の化学績論的化合物と、AS18b又
はBiから選択されるVb族元素と、S、Se又は1−
 eから選択されるvlb族元素から成り、その化学式
がVb2”b3で表現されるVb2v■b3型の化学M
論的化合物との混合体に相当する組成を有する化学量論
的3元化合物の結晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
一の元素が、上記合成の元素から選択された他の元素に
より部分的に置換された4元以上の固溶体にて構成され
ていることを特徴とするものであり、 また、請求項3に係わる発明は、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、L +1
Na、K、Rb、C31Cl、△0、又はAuから選択
される■族元素とS、Se又はTeから選択される■l
、族元素から成りその化学式がI  Vl  で表現さ
れるl2VI、型の化学量論的化b 合物と、Qa% In又はTlから選択されるIIIb
族元素と、S、Se又はTeから選択されるVIb族元
素から成り、その化学式がIIIb2VIb3で表現さ
れるIIIb2VIb3型の化学量論的化合物との混合
体に相当する組成を有する化学量論的3元化合物の結晶
構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
一の元素が、上記各族の元素及び扉、族のAIから選択
された伯の元素により部分的に置換された4元以上の固
溶体にて構成されていることを特徴とするものであり、 更K、請求項4に係わる発明は、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、L i 
1Na1KSRb、Cs、Cu、AQ、又はALIから
選択される■族元素とS、Se又はTeから選択される
VIb族元素から成りその化学式がIVI  で表現さ
れるI2v■、型の化学量論的化b 合物と、00%Sn又はPbから選択されるIVb族元
族元、S、Se又はTeから選択されるVIb族元素か
ら成り、その化学式がIVbVIb2で表現されるIV
bVIb型の化学M論的化合物との混合体に相当する組
成を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
一の元素が、上記各族の元素及びIVb族の81から選
択された他の元素により部分的に置換された4元以上の
固溶体にて構成されていることを特徴とするものである
尚、上記I、III  、IVbSVb、並’rjニV
I、ハ周期表の族番号を示しており、特K、■は■、亜
族と1.亜族を代表するものである。
そして、上記請求項2に係わる発明において、l2VI
、型の化学量論的化合物としては、L i2S、L i
2 Se、L 12Te、Na、、S。
Na25e、Na2Te、に2 S、に2 Se。
K  Te、Rb  S、Rb  Se、Rb2Te。
Cs  S、Cs  Se、Cs2Te、Cu2S1C
U 5e1Cu2Te、Ag2S1Ag2S1AAq 
 Te、Au、、5SAu2Se、及び、Au2Te等
があり、 一方、上記Vb2VIb3型の化学量論的化合物としで
は、Sb S 1Sb Se 1Sb Te3、Bi 
 S  、Bi  Se  、B+  Te3、△S 
S 1AS Se3、及び、AS2Te3等がある。
また、上記I、2VIb型の化学量論的化合物と■b2
vI、3型の化学量論的化合物との混合体に相当する組
成を有する化学量論的3元化合物としては、L + 、
Na、Ks Rbt Cst Cut AQ、又はAu
のIM元lと、A S 、 S b又ハB i (7)
Vb族元素と、8%Se又はTeのVIb族元素から選
択された3種類の元素より構成され、Se又はTeの少
なくとも一方を含み、かつ、■2VIb型の化学量論的
化合物とVb2VIb3型の化学量論的化合物との混合
体に相当する組成を有する化学量論的3元化合物なら任
意であり、例えば、Sn  Sb  Ss  、Sn 
 5b6Se、1.snsb  Te  、Pb  5
b6Te11.SnBi  Te  %PbB1  S
e7.PbBi  Se  、Pb  B14Se9.
及び、PbB 14Te、等がある。
そして、この請求項2に係る発明においては、上記化学
量論的3元化合物の構成元素の−を、上記各族の元素か
ら選択した他の元素、すなわち、L t 、Na、K、
Rb、Cs、CLI、AQ、又はAuの■族元素と、A
s、Sb又はBiのVb族元素と、S、Se又はTeの
■■b族元素から選択した他の元素で部分的に置換して
得られた4元以上の固溶体により上記記録材料が構成さ
れていることを特徴と、するものである。
次K、請求項3に係わる発明において上記■2Vl 、
型の化学it論的化合物としては上記請求項2のそれと
同一であり、一方の”b2VIb3型の化学量論的化合
物としては、Ga S SGa Se3.Ga  Te
  、)n  S  、Irt、、Se3.In  T
e  、Tj  S  、■Ij S03、及び、Tl
 I03等がある。
また、上記I、 VIb型の化学量論的化合物とIII
b2VIb3型の化学量論的化合物との混合体に相当す
る組成を有する化学量論的3元化合物とし又は、L i
、Na、に1Rb、C81Cl、AQ、又はAuの王族
元素と、Ga、tn又はTlのmb族元素と、S、Se
又はTeのVIb族元素から選択された3種類の元素よ
り構成され、Se又はTeの少なくとも一方を含み、か
つ、I2 VI、型の化学量論的化合物とIIIb2V
Ib3型の化学量論的化合物との混合体に相当する組成
を有する化学量論的3元化合物なら任意であり、 例えば、CLJGaSe  、cu I n5e2、C
u1nTe  5AalnTe2、 △qGase  、及び、A (J I n 2 S 
e a等がある。
そして、この請求項3に係る発明においては、上記化学
量論的3元化合物の構成元素の−を、ト記合成の元素及
びIIIb族のAlから選択した他の元素、すなわち、
l i 、 Na、K、Rb、Cs、QGaAQl又は
AuのI族元素と、AI、Ga、In又はTlのmb族
族元と、s%se又はTeのVIb族元素から選択した
他の元素で部分的に置換して得られた4元以上の固溶体
により上記記録材料が構成されていることを特徴とする
ものである。
尚、化学量論的3元化合物の構成元素の一部を置換する
「他の元lkJが■、族のTlにて構成される場合には
、得られる4元以上の固溶体における結晶化速度が向上
する利点があり有利である。
更K、請求項4に係わる発明において上記■2■、型の
化学量論的化合物としては上記請求項2のそれと同一で
あり、一方のIVbVIb2型の化学量論的化合物とし
rは、GeS 1GeSe2、5nS2、及び、S「)
S02等がアル。
また、上記I2VIb型の化学量論的化合物とIVbV
Ib2型の化学量論的化合物との混合体に相当する組成
を有する化学量論的3元化合物としては、L i SN
a、K、Rb、Cs、CulAg%又はAuの王族元素
と、Ge、Sn又はPbのrVb族元族元、S、Se又
はTeの■、族元素から選択された3種類の元素より構
成され、Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、
l2VIb型の化学量論的化合物とIVbVIb2型の
化学量論的化合物との北合体に相当する組成を右する化
学量論的3元化合物なら任意であり、 例、t−ハ、Cu25nSe3等がある。
そして、この請求項4に係る発明においては、上記化学
量論的3元化合物の構成元素の−を、上記6族の元素及
びIVb族のBiから選択した他の元素、すなわち、L
 i、Na、K、Rb、Cs。
C1,AQ、又はAuの■族元素と、St、Ge。
Sn又はPbのrVb族元素と、S、Se又はTeのV
Ib族元素から選択した他の元素で部分的に置換して得
られた4元以上の固溶体により上記記録材料が構成され
ていることを特徴とするものである。
更K、請求項5〜7に係わる発明は上記第三の改良発明
を更に改良した発明に係り、 請求項5に係わる発明は、 光、熱等の手段によってその光学的性質が可逆的に変化
する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化を利用
して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体を前提と
し、 上記記録材料が、 Se又はl” eの少なくとも一方を含み、かつ、Ga
、In、又はT Iから選択されるIIIb族元素とS
、Se又はTeから選択されるVIb族元素から成りそ
の化学式がIIIbVIbで表現される■。
■Ib型の化学口論的化合物と、Ge、Sn、又はPb
から選択されるIVb族元素とS、Se、又は1”eか
ら選択されるVIb族元素から成りその化学式がIVb
VIbで表現される■ゎVIb型の化学量論的化合物と
の混合体に相当する組成を有する化学量論的3元化合物
の結晶構造を具備し、この化学量論的3元化合物の3の
構成元素の少なくとも一の元素が、上記各族の元素、I
IIb族のAl、及び■ゎ族の81から選択された他の
元素により部分的に置換された4元以上の固溶体にて構
成されていることを特徴とするものであり、また、請求
項6に係わる発明は、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ga、I
n、又はTjから選択されるllIb族元素とS、Se
又はTeから選択されるVIb族元素から成りその化学
式が!II2VIbで表現される■。
VIb型の化学W論的化合物と、Ge、Sn、又はP 
bから選択されるIVb族元素と、S、Se又はFeか
ら選択されるVIb族元素から成り、その化学式がIv
、VIb2で表現されるIVbVII、型の化学量論的
化合物との混合体に相当する組成を有する化学量論的3
元化合物の結晶構造を具備し、この化学量論的3元化合
物の3の構成元素の少なくとも一の元素が、上記各族の
元素、IIIb族のΔl、及びIVbFAのSiから選
択された他の元素により部分的に置換された4元以上の
固溶体にて構成されていることを特徴とするものであり
、また、請求項7に係わる発明は、 上記記録材料が、 3e又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ga’I
n1又はTjから選択されるIIIb族元素とS、Se
又はl−eから選択されるVIb族元素から成りその化
学式が■ゎVl 、で表現される2種類のIIIbVI
b型化学理論的化合物を混合した混合体に相当する組成
を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
一の元素が、上記各族の元素及びIIIb族のAlから
選択された他の元素により部分的に置換された4元以上
の固溶体にて構成されていることを特徴とづるものであ
る。
尚、上記111.IVb並びに■、は周期表の族b 番号を示している。
そして、上記請求項5に係る発明においてIIIbVI
b型の化学tA論的化合物としては、GaS、GaSe
、GaTe、  Ink、  InSe。
in王e、IIS、TlSe、及び、TlTe等があり
、 一方、上記IVbVIb型の化学量論的化合物としては
、GeS、Gene、GeTe、SnS。
5nSO,5nTe、PbS、Pb5e、及び、PbT
e等がある。
また、ト記IIIbVIb型の化学M論的化合物とIV
bVfb’J!lの化学量論的化合物との混合体に相当
する組成を有する化学量論的3元化合物としては、Ga
、(n又はTlのllIb族元素と、QeS3n。
又はPbのIVb族元族元、S、Se、又はTeのVI
b族元素から選択された3種類の元素より構成され、s
e又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ill、V
Ib型の化学量論的化合物とIVbVIb型の化学M論
的化合物との混合体に相当する組成を有する化学量論的
3元化合物なら任意であり、例えば、Ga2Ge−Te
3、GaGeTe2、In  GeTe  X In 
 5nTe4.1nPbTe  、InGeTe2、 rilGeTe  、及び、Tl GeTe3等がある
そして、この請求項5に係る発明においては、上記化学
lIt論的論的3含化の構成元素の−を、上ムC合成の
元素、■ 族のAI、及びrVbMのBiから選択した
他の元素、すなわち、AI、Ga、ln又は1−1のl
1lb族元素と、3 i 、 Ge、3n1又はPbの
IVb族元族元、S、Se、又はTeのVIb族元素か
ら選択した他の元素で部分的に置換して得られた4元以
上の固溶体により上記記録材料が構成されていることを
特徴とするしのである。
次K、請求項6に係わる発明において上記1112VI
b型の化学量論的化合物としては上記請求項5のそれと
同一であり、一方のIVbVIb2型の化学M論的化合
物としては、GeS   Gene2、SnS2.5n
Se2、及び、5nTe2等がある。
また、上記nl2VIb型の化学量論的化合物とIVb
VIb2型の化学量論的化合物との混合体に相当する組
成を有する化学量論的3元化合物としては、Ga、 I
n又はTlのmb族元素と、Ge13n、又はPbのI
V  族元素と、S、Se、又はTeのVIb族元素か
ら選択された3種類の元素より構成され、Se又はTe
の少なくとも一方を含み、かつ、I[I2VIb型の化
学量論的化合物とIVbVIb2型の化学量論的化合物
との混合体に相当する組成を有する化学量論的3元化合
物なら任意であり、例えば、G a G e S 83
等がある。
そして、この請求項6に係る発明においては、上記化学
量論的3元化合物の構成元素の−を、上記各族の元素、
IIIb族のAl、及び!■ゎ族のBiから選択した他
の元素、すなわち、Aj、Ga、in又はTlのllI
b族元素と、Si 、Qe、3n。
又はPbの■ 族元素と、S、Se、又はTeの■、族
元素から選択した他の元素で部分的に置換して得られた
4元以上の固溶体により上記記録材料が構成されている
ことを特徴とするものである。
更K、請求項7に係わる発明K、おいて、上記各ni、
vrb型の化学量論的化合物としては上記請求項5のそ
れと同一であり、また、2種類の■。
vI、型化学M論的化合物の混合体に相当する組成を有
する化学量論的3元化合物としては、Qa。
In又はTlのllIb族元素と、5Sse又は王eの
vI、族元素から選択された3)ii類の元素より構成
され、Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、2
種類のm、vi、型化学は論的化合物のi12合体に相
当する組成を有する化学U論的3元化合物なら任意であ
り、例えば、Ga I nSe2、Ga  I nse
  、Ga3SeTt、、Ga  5eTe、Ga1l
)Se  、&U、In”1lse2等がある。
そして、この請求項7に係る発明におい−(は、上記化
学品論的3元化合物の構成元素の−を、上記各族の元素
及びIIIb族のAlから選択した他の元素、すなわち
、Aj、Ga、inl又はTJのIIIb族元素と、S
、Se、又はTeの■、族元素から選択した他の元素で
部分的に置換して得られた4元以上の固溶体により上記
記録材料が構成されていることを特徴とするものである
更K、請求項8〜9に係わる発明は上記第四の改良発明
を更に改良したもので、 請求項8に係わる発明は、 光、熱等の手段によってその光学的性質が可逆的に変化
する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化を利用
して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体を前提と
し、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ga、I
n、又はTlから選択されるIIIb族元素と、S、S
e又はTeから選択されるVIb族元素から成りその化
学式が”b2VIb3で表現される2種類のIIIb2
”b3型化学量論的化合物を混合した混合体に相当する
組成を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し
、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
一の元素が、上記各族の元素及びIIIb族のAlから
選択された他の元素により部分的に置換された4元以上
の固溶体にて構成されていることを特徴とするものeあ
り、 また、請求項9に係わる発明は、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも1方を含み、かつ、Ga、I
n、又はTlから選択される1lIb族元索とS、Se
又はTeから選択されるVIb族元族元素成りその化学
式が■ゎ2VIb3で表現されるIIIb2VIb3型
の化学51論的化合物と、Ge、3n、又はPbから選
択されるIVb族元素とS、Se、又はTeから選択さ
れる■、族族元から成りその化学式がIVbVlゎで表
現されるIVbVIb型の化学量論的化合物との混合体
に相当する組成を有する化学量論的3元化合物の結晶構
造を具備し、この化学量論的3元化合物の3の構成元素
の少なくとも一の元素が、上記各族の元素、IIIb族
のAl、及びIVb族の81から選択された他の元素に
より部分的に置換された4元以上の固溶体にて構成され
ていることを特徴とするものである。
尚、上記■ 、lVb、並びにVIbは周期表の族す 番号を示している。
そして、請求項8に係わる発明において上記各IIIb
2VIb3型の化学量論的化合物としては、Ga  S
  、Ga  Se  、Ga2Te3.In  S 
 、In  Se  、In2Te3.Tj  S  
、Tl  Se  、及び、T12Te3等がある。
また、上記2種類のIIIb2VIb3型化学j論的化
合物を混合した混合体に相当する組成を有する化学量論
的3元化合物としては、Ga、In又は1−1の■、族
元素と、S、Se又はTeのvib族元素から選択され
た3種類の元素より構成され、Se又はTeの少なくと
も一方を含み、かつ、”b2v■b3型の化学量論的化
合物を2種類以上混合した混合体に相当する組成を有す
る化学量論的3元化合物なら任意であり、 例えば、In 5Te2等がある。
そして、この請求項8に係る発明においては、上記化学
量論的3元化合物の構成元素の−を、上記各族の元素及
び■1族のAllから選択した他の元素、すなわち、A
I、Ga、In、又はTlのllIb族元素と、S、S
e又はTeのVIb族元素から選択した他の元素で部分
的に置換して得られた4元以上の固溶体により上記記録
材料が構成されていることを特徴とするものである。
次K、請求項9に係わる発明において上記”b2Vlゎ
、型の化学量論的化合物としては上記請求項8のそれと
同一であり、一方のIVbVlゎ型の化学量論的化合物
としては、GeS、、Gene。
GeTe、SnS、5nSe、5nTe、PbS。
Pb3e、及び、PbTe等がある。
また、上記IIIb2v!b3型の化学量論的化合物と
IVbVIb型の化学量論的化合物との混合体に相当す
る組成を有する化学量論的3元化合物としては、Ga、
[n又はTlのmb族元素と、Ge、Sn、又はPbの
IVb族元素と、S、Se、又はl−eのVIb族元素
から選択された3種類の元素より構成され、Se又はT
eの少なくとも一方を含み、かつ、上記IIIb2VI
b3型の化学量論的化合物とrv、vi、型の化学量論
的化合物との混合体に相当する組成を有する化学量論的
3元化合物なら任意であり、例えば、Ga  5nTe
7等がある。
そして、この請求項9に係る発明においては、上記化学
量論的3元化合物の構成元素の−を、上記各族の元素、
■ゎ族のAIl、及びIVb族のBiから選択した他の
元素、すなわち、AI、Ga。
(n 又LL T l (7)III B族元素と、s
+、Ge、sn。
又はPbのIVb族元素と、S、Se、又はTeのVI
b族元素から選択した他の元素で部分的に置換して得ら
れた4元以上の固溶体により上記記録材料が構成されて
いることを特徴とするものである。
尚、上記請求項2〜9に係わる発明において、化学量論
的3元化合物を構成する3元素についての置換割合の限
界は、請求項1に係わる発明と同様にこの置換によって
得られる4元以上の組成物が上記化学量論的3元化合物
の結晶構造を具備する固溶体を構成できなくなるまでで
あり、その範囲で上記構成元素を任意の割合で他の元素
により部分置換することができる。
また、上記請求項2〜9に係わる発明において、r置換
される元素」とこの元素の一部を置換する「他の元素」
とが全率固溶の関係にある場合、上記置換に伴う結晶構
造の歪みが比較的小さく置換性における化学量論的3元
化合物の結晶構造が変化し難いため、請求項1゛に係°
わる発明と同様にその置換割合を広い範囲で設定できる
利点がある。
また、上記請求項5・−9に係わる発明において、化学
量論的3元化合物の構成元素の一部を置換Jる「他の元
素Jが■、族の−「lにて構成される場合、得られる4
元以上の固溶体における結晶化速度が向上するため、請
求項3に係わる発明と同様な利点を有する。
次K、これ等記録材料を適用した光記録媒体の基本構造
は、光透過性の基板とこの面上に形成された記録材料層
とで構成される。尚、記録材料層が溶融後固化するまで
に変形することを防止する目的、あるいは、記録材料層
の機械的損傷、酸化等を防止する目的で上記記録材料層
上に保Fj層を設けることも可能である。
そして、上記光透過性の基板としては、ガラスの他アク
リル、ポリカーボネート、エポキシ等の樹脂材料が利用
できる。ここで、基板として樹脂材料を適用した場合に
は樹脂材料の熱的損傷を防ぐため、記録材料層と基板間
K、例えばsho、、、ZrO、ZnS等、あるいはこ
れ等の混合物等で構成される無機誘電体層を設けてもよ
い。尚、基板の反対側から集束光を照射して記録・再生
・消去を行う光記録媒体においては、アルミニウム等の
光不透過性の材料により基板を構成しtも当然のことな
がらよい。
また、上記保護層を構成する材料としては、上記無機誘
電体層を構成する材料と同様の材料の他、紫外線硬化樹
脂、アクリル、ポリカーボネート、エポキシ等の樹脂材
料、及び、ガラス等を挙げることができる。また、上記
保護層はこれ等材料の単一層で構成してもよく、あるい
は上記材料を複数積層して構成してもよく任意である。
更K、上記記録材料層と接する部分が樹脂材料の場合に
は、基板と同様にこれ等間に無機誘電体層を介装してし
よい。
一方、上記記録材料層の形成方法としてはスパッタリン
グ法や真空蒸着法等が利用できる。ツなわら、上記スパ
ッタリング法としては複数のターゲットを用い、夫々の
ターゲットに加える電力Ljを適宜調整することにより
目的の組成物を合成lろと同時にこの組成物を1A板に
着膜させる同時スパッタリングの他、目的の組成物に対
応した10合金ターゲツトを用いてスパッタリングを行
うことも可能である。
また、上記真空蒸着法としては複数の蒸着源を使用し、
夫々の蒸着達磨を調整りることにより目的の組成物を得
ると同時にこれをLl板に着膜させる共蒸着法が利用℃
・きる。
尚、この技術的手段における光記録媒体においては、従
来同様、記録材料層の7モルノ?ス相を記録状態に対応
させその結晶相を消去状態に対応させてもよく、この反
対K、記録材料層のア[ルノ7ス相を消去状態に対応さ
せその結晶相を記録状態に対応さけてもよくその選択は
任意である。
[作用] 請求項1に係る発明によれば上記記録材料層を構成する
記録材料が、3n又はPbから選択されるIVb族元素
と8%Se又はTeから選択される■ 族元素から成り
その化学式がIVbVIbで表現す されるIVbVIb型の化学量論的化合物と、sb、B
i、又はASから選択されるVb族元素とS、Se又は
7’ eから選択されるVIb族元素から成りその化学
式がVb2VIb3で表現されるVb2VIb3型の化
学量論的化合物との混合体に相当する組成を右する化学
量論的3元化合物の結晶構造を具備しており、 また、請求項2に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、L+、Na、K、Rb、 Cs、C
U、AQ、又は△Uから選択される王族元素と5SSe
、又はTeから選択される■、族元素から成りその化学
式が■2■、ぐ表現されるI2VIb型の化学量論的化
合物と、As、sb又はB1から選択されるVb族族元
と、51Se又はTeから選択されるVIb族元素から
成り、イの化学式がv、2■■ゎ、で表現されるVb2
■Ib3型の化学量論的化合物とのn1合体に相当する
組成を右4る化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し
、一方、請求項3に係る発明によれば上記記録材料層を
構成する記録材料が、上記I2VIb型の化学量論的化
合物と、Ga、In又は王lから選択される11Ib族
元素と、S、Se、又はTOから選択されるVIb族元
素から成り、その化学式が”b2■1  で表現される
IIIb2VIb3型の化学量論的化合物との混合体に
相当する組成を右する化学量論的3元化合物の結晶構造
を具備し、 更K、請求項4に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、上記I2VIb型の化学量論的化合
物と、Qe、3n又はPbから選択されるIVb族元素
と、S、Se、又はTeから選択されるVIb族元素か
ら成り、その化学式がIV 。
Vl  で表現される■v、VIb2型の化学量論的化
合物との混合体に相当する組成を有する化学量論的3元
化合物の結晶構造を具備しており、 また、請求項5に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、Ga1 ln又はTltから選択さ
れるIIIb族元素とS、Se、又はTeから選択され
るVIb族元素から成りその化学式がIII  Vl 
 で表現されるI2VIb型の化学量論的化b 合物と、Ge、Sn又はPbから選択されるIVb族元
素とS、Se、又はTeから選択されるVIb族元素か
ら成りその化学式がrV、 VIbで表現されるtv、
vt、型の化学量論的化合物との混合体に相当する組成
を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し、 一方、請求項6に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、上記III、 VIb型の化学量論
的化合物と、Ge、Sn、又はPbから選択されるIV
b族元東と、S、Se、又はTeから選択される■ 族
元素から成りその化学式がIVbVl  で表現される
IVbVIb2型の化学量論的化合物との混合体に相当
する組成を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具
備し、 更K、請求項7に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、2種類のm、vi、型化学績論的化
合物を混合した混合体に相当する組成を有する化学量論
的3元化合物の結晶構造を具備しており、 また、請求項8に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、Ga、In又はTlから選択される
mb族元素と、5Sse又はTeから選択される■。族
元素から成りその化学式が” b2VIb3で表現され
る2種類の” b2VIb3型化学蝋論的化合物を混合
した混合体に相当する組成を有する化学量論的3元化合
物の結晶構造を具備し、一方、請求項9に係る発明によ
れば上記記録材料層を構成する記録材料が、上記III
b2VIb3型の化学を論的化合物と、Ge、Sn、又
はPbから選択されるIVb族元素とS、Se又はTe
から選択されるVIb族元素から成りその化学式がIV
bVIbで表現されるIVbVIb型の化学量論的化合
物との混合体に相当する組成を有する化学量論的3元化
合物の結晶構造を具備しているため、 記録材料層の結晶化速度が速まると共に記録材料層にお
けるアモルファス相の安定性も^くなる。
また、請求項1〜9に係わる発明において上記記録材料
層を構成する記録材料が、化学量論的3元化合物、の3
の構成元素の少なくとも−を他の元素により部分的に置
換させた4元以上の固溶体にて構成されているため、記
録材料層におけるアモルファス相の安定性を更に高める
ことが可能となる。
更K、請求項1〜9に係わる発明において上記記録材料
層を構成する記録材料がSe又はT eの少なくとも一
方を含んでいるため、可視及び近赤外光に対しての光吸
収を有する。
ここで、従来におけるGe−8b−Teに較べて請求項
1〜9に係る発明において上記記録材料層の結晶化速度
が速まる理由について本発明者等は以下のように推察し
ている。
まず、請求項1に係る発明のIVb VIb型化学l論
的化合物は、第1表に示すような融点を有している。こ
の融点とは同相を形成している原子間結合を切断するの
に必要な温度を意味し1おり、結晶構造が同一の場合に
は融点の値が原子間の結合力をそのまま反映していると
考えられ、従って、融点が高いほど結晶相の原子間結合
力が強いものと考えられる。そして第1表に示されるI
VbVIb型化学l論的化合物の結晶構造は全てNaC
1型でありこの考え方が適用可能である。但し、Ge1
”eについては室温でGeTe型あるいはAs型と呼ば
れる層状構造を有しているが、440℃以上の温度にお
いては上記NaCl型に変態するため、第1表に示され
たGeTeの融点はNaCl型に対する値ということが
できる。
すなわち、上記rV、 VIb型化学愚論的化合物の融
点がGeTeより高いことから、その結晶相におけるI
Vb−VIb原子間の結合力が上記Ge−丁e原子間の
結合力より強いと考えられる。このため、■ゎ■、型の
化学量論的化合物とVb2■■b3型の化学量論的化合
物との混合体に相当する組成を有する化学ffi論的3
元化合物においてもIVb−■、原子間の結合力が強く
、その結晶相における自由エネルギが低い。
従って、請求項1に係わる発明の記録材料は、従来の記
録材料であるGe−8b−Teと比較して結晶相とアモ
ルファス相との自由エネルギ差、すなわち、変態エネル
ギが大きくなるため、その結晶化速度が速まるものと推
察される。
第 表 次K、請求項2〜9並びに従来における記録材料層を構
成する元素は第2表に示すような電気陰性度を有してい
る。この表で示した電気陰性度の値はPauling 
 (ポーリング)の電気陰性度の値に価電子による遮蔽
効果を加味して求められたPh1llips(フィリッ
プス)の電気陰性度の値である(J、C,Ph1lli
ps、“Bonds and Bands 1nSei
+1conductors、’  Acadesic 
 Press、New  Yorkand Londo
n、 1973.)が、K1Rb1及びC8については
Phi I l +E)8の電気陰性度の値が求められ
てないためPau t Ingの電気陰性度の飴が記載
されている。この電気陰性度の値から原子間の結合状態
を考察した場合、各原子における電気陰性度の値の差が
大きい程合原子間の結合におけるイオン結合性が増加す
る傾向を示すことが解明されている。
ところで、上記Ph1llipSの電気陰性度の数値は
正四面体構造に対する計算結果値であるが、上記記録材
料層を構成する原子においても非結合電子対まで含める
と電子軌道は正四面体的であるので、これ等原子につい
てPh1llipsの電気陰性唯の数値を適用すること
は可能である。
そこで、このPhi I I ipsの電気陰性度の数
値を用いて従来のG e −S b −T eにおける
各原子間の結合状態をみてみると、第2表から上記Ge
の値Lt 1.35 、Sbの値は1.31 、及び、
Teの値は1.47であることから、Ge−8b間の電
気陰性度差は0.04.5b−Te間の電気陰性度差は
0.1B 、及び、Qe−1”e間の電気陰性度差は0
.12Fあり、上記Ge−8b−Teを構成するGe−
8b結合、5b−Te結合、及び、GeTe結合におけ
るイオン結合力は弱い。
これに対し、請求項2〜4における上記記録材料の一部
を構成するI、 VIb型の化学量論的化合物は、その
電気陰性度の値が上記Vlゎ腰元素中最小のT e (
1,47)と、電気陰性度の値が上記■族元素中最大の
L i (1,00)間における電気陰性度差が0.4
7あり、一方、その電気陰性度の値が上記■、族元素中
最大の3 (1,87)と、電気陰性度の値が上記工族
元素中最小のA Q (0,57)間における電気陰性
度差、が1.30あり、■族元素−■、族元素間におけ
る電気陰性度差が0.47〜1.30と太きく■広原子
−■、族原子間におけるイオン結合力が強い。
また、請求項5〜9における上記記録材料の一部を構成
するm2VIb型の化学量論的化合物、並びに”b2■
Ib3型の化学M論的化合物は、その電気陰性度の値が
上記■、族元素中最小のTe (1,47)と、電気陰
性度の値が上記■、族元素中最大のGa(t13)間に
おける電気陰性度差が0.34あり、一方、その電気陰
性度の値が、上記Vl 、族元素中最大の3 (1,8
7)と、電気陰性度の値が上記■、族元素中最小のT 
j (0,94)間における電気陰性度差が0.93あ
り、■ 族元素−■、族元素間における電気陰性度差が
0.34〜0.93と大きく、■。
族原子−■、族原子問におけるイオン結合力も強い。
以上から、I族原子−■、族原子間の結合力、並びに■
 族原子−■、族原子間の結合力はイオン結合力が強い
分だけGe−8b−Teを構成する各原子間の結合力(
大部分が共有結合力)より強くなると考えられる。
従って、請求項2〜4に係わる発明においては、I、、
VIb型の化学量論的化合物と、Vb2VIb3型の化
学量論的化合物、IIIb2”b3型の化学問論的化合
物、又は、IVbVIb2型の化学問論的化合物との混
合体に相当する組成を有する化学量論的3元化合物中に
結合力の強い■広原子−■、族原子間の結合を含むため
、 また、請求項5〜7に係わる発明におい工は、頂りVI
b型の化学問論的化合物と、IVゎ■、型の化学問論的
化合物、IVbVIb2型の化学量論的化合物、又は、
IIIbVIb型の化学量論的化合物との混合体に相当
する組成を有する化学量論的3元化合物中に結合力の強
い■、族原子−■、族原子間の結合を含むため、 更K、請求項8〜9に係わる発明においては、” b2
VIb3型の化学量論的化合物と、IIIb2”b3型
の化学量論的化合物又はIVbMl、型の化学量論的化
合物との混合体に相当する組成を有する化学&1論的3
元化合物中に結合力の強い■、族原子−■。
族原子間の結合を含むため、上記Ge−8b−Teより
結晶相の自由エネルギが低下し、結晶相とアモルファス
相との自由エネルギ差、すなわち変態エネルギが大きく
なるため、請求項2〜9における上記記録材料は従来の
記録材料であるGe−3b−Teと比較してその結晶化
速度が速まるものと推察される。
尚、Sb Te3はイオン結合力の強い結合を含んでい
ないにも拘らず結晶化時間が短い。これは上記の議論に
反するようであるが、Sb2Te3の結晶化時間が短い
理由は変態エネルギが大きいためではなく活性化エネル
ギが小さいためと考えられ、上記の議論に反するもので
はない。
一方、請求項1〜9においてその記録材料層におけるア
モルファス相の安定性が従来の記録材料であるGe−8
b−TeやSb2Te3に較べて高い理由は以下のよう
に推察している。
まず、上記Ge−8b−Teはイオン結合性が弱く共有
結合性が強いため、元素数が増加すると歪みの発生に伴
う自由エネルギの上昇によりアモルファス相が不安定化
し易いが、請求項2〜9における記録材料はイオン結合
性が強く、このイオン結合は結合方向及び結合距離に対
する制限の弱い結合であることから、幾分歪みのある構
造でも安定化し、上記Ge−8b−Teに較べてそのア
モルファス相の安定性が高い。
また、請求項1〜9における記録材料が4元以上の多元
材料であるため原子半径の違いによる原子移動の阻止効
果が強く、2元材料である5b2Tθ3や3元材料であ
るGe−3b−Teに較べて活性化エネルギが大きくな
り、この点がらも上記記録材料層におけるアモルファス
相の安定性が更に高くなる。
第 2表 [実施例] 以下、本発明の実施例について詳細に説明する。
O第一実施例 この実施例に係る光記録媒体は、第1図に示ずように厚
さ 1.2Mのアクリル製基板(1)と、この基板(1
)上に形成された厚さ1000■の5i02製無機誘電
体F!! (2)と、この無機誘電体層(2)上に形成
された厚さ100 na+の3 n −8b−Bi−T
e製、又は、5n−sb−3e−1”e製記録材料層(
3)と、この記録材料層(3)上に形成された厚ざto
o rvのSiO2製無機誘電体層(4)と、この無機
誘電体層(4)トに紫外線硬化樹脂製の接着層(5)を
介して形成された厚さ1.2emのアクリル製保護板(
6)とでイの主要部が構成されているものである。
ここで、上記光記録媒体における記録材料層〈3)は、
夫々(SnSb2Te4)と(SnB i  T e 
4) 、及び、(S rlS b 2 T e 4)と
(Snob  Te4)の2の合金ターゲットを用いた
RFマグネトロンスパッタリングにより形成され、夫々
の合金ターゲットへの投入RFパワーを適宜調整し、光
記録媒体1については(SnSb2Te4)と(SnB
 +、、Te4)とを45:55の割合で、また、光記
録媒体2については(SnSb2Te4”)と(SnS
b2Te4)とを74:26の割合で混合して第3表の
1〜2に示された組成を有する4元固溶体を得たもので
ある。
尚、第3表中の光記録媒体3〜5は比較例であり、3は
記録材料として3b−Teを用いた第一実施例と同一構
造の光記録媒体、4は記録材料としてGe−8b−Te
を用いた同一構造の光記録媒体、5は記録材料として5
n−8b−Teを用いた同一構造の光記録媒体である。
また、上記3においてはSb Te3の合金ターゲット
を1つ用いたRFマグネトロンスパッタリングにより、
また、4はSb Te3とGe■eの2の合金り一ゲッ
トを用い67:33の割合によるRFマグネトロンスパ
ッタリングにより、また、5は、Sb Te3と5nT
eの2の合金ターゲットを用い50 : 50の割合に
占るRFマグネトロンスバIタリングにより夫々形成さ
れている。
そして、これ等光記録媒体(1〜5)における光吸収は
可視から近赤外中にわたっており、少なくとも400 
n1〜860 rvの範囲で光記録媒体とじて使用可能
であった。
そこで、波長830 nmの半導体レーザを光源としで
使用したときの記録消去特性を第3表に示す。
第 表 ここで、第3表における評価基準は以下のようにしで行
った。
すなわち、「結晶化時間Jについては100 nsで結
晶化可能な場合を○、不可能な場合を×で示した。
また、1安定性」については結晶化温度が120℃以下
のものを×で、120℃〜160℃のものをOで、16
0℃以上のものをOで示した。
そして、この第3表から明らかなように第一実施例に係
る光記録媒体(1〜2)については比較例における4と
較べて結晶化時間が短く、従来より高速で情報の記録消
去が可能となり、かつ、比較例における3〜5と較べて
結晶化温度が高くアモルファス相の安定性にも優れてい
た。
尚、1〜2における光記録媒体の記録材料は、擬2元系
状態図(第2図)に示された光記録媒体5における5n
ob  Te4の構成元素であるsb並びにTeを、互
いに全率固溶の関係にあるB1とSeにより部分置換し
て得られた構造を有する4元固溶体であり、置換前にお
ける光記録媒体5と比較してアモルファス相の安定性が
更に向上していることが確認できた。
◎第二実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がL 
1−8b−3e−Teで構成されている以外は第一実施
例に係る光記録媒体と路間−である。
尚、このL +−8b−8e−Teで示された記録材料
は、L j 253 b 253 e 3oT e 2
0の組成で示される4元固溶体のターゲットを1枚用い
たスパッタリングにより形成されている。
また、この4元固溶体は擬2元系状態図(第3図)に示
されたL + S b S e 2の構成元素であるS
eを、互いに全率固溶の関係にある1”eにより部分置
換して得られた構造を有するものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
O第三実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がAに
l−1n−Tj−Te、及び、Ag−InTl−8e−
Teで構成されている以外は第−実施例に係る光記録媒
体と路間−である。
尚、上記AQ−In−Tj−Teで示される光記録媒体
1の記録材料は、 (f’1Te)と(InTlと(TlTs)の3の合金
ターゲットを用いた同時スパッタリングにより形成され
、夫々、50:40:10の割合に設定して得られた4
元固溶体である。
また、AQ−1n−Tl−3e−Te?示すしる光記録
媒体8の記録材料は、上記同様、(AoTe)と(In
Te>と(1−I S e )の3の合金ターゲットを
用いた同時スパッタリングにより形成され、夫々゛、5
0:40:10の割合に設定して得られた5元固溶体で
ある。
尚、光記録媒体7の4元固溶体は、擬2元系状態図(第
4図)に示されたAg■nTe2の構成元素であるIn
をTlにより部分置換して得られた構造を有するもので
あり、一方、光記録媒体8の5元固溶体は、擬2元系状
態図(第4図)に示された上記AalnTe2の構成元
素であるin並びにTeを、Tl及びTeと全率固溶の
関係にあるSeにより部分置換して得られた構造を有す
るものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
O第四実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がCu
−Au−8n−8eで構成されている以外は第一実施例
に係る光記録媒体と路間−である。
尚、このCu−Au−8n−8et’示される記録材料
は、Cu2□Au25Sn13Se37の組成で示され
る4元固溶体のターゲットを1枚用いたスパッタリング
により形成されている。
また、この4元固溶体は擬2元系状態図(第5図)に示
されたCU2SnS03の構成元素であるCUをALJ
により部分置換して得られた構造を有するものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
O第五実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がI 
n−Ge−8e−Teで構成されている以外は第−実施
例に係る光記録媒体と路間−である。
尚、このI n−Ge−5e−Teで示さレル記録材料
は、I n 25G e 258 e 13T e 3
7(7)組成で示される4元固溶体のターゲットを1枚
用いたスパッタリングにより形成されている。
また、この4元固溶体は擬2元系状態図(第6図)に示
されたInGeTe2の構成元素である1’ eを互い
に全率固溶の関係にあるSeにより部分置換して得られ
た構造を有するものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
◎第六実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がGa
−Tl−Ge−8eで構成されている以外は第一実施例
に係る光記録媒体と路間−である。
尚、このGa−Tj−Ge−8sで示される記録材料は
、Ga Tj Ge2oSe6oの組成で示される4元
固溶体のターゲットを1枚用いたスパッタリングにより
形成されている。
また、この4元固溶体はGaGe503の構成元素であ
るGaをTlにより部分置換して得られた構造を有する
ものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
O第七実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がI 
n−Tj−8e−Teで構成されている以外は第一実施
例に係る光記録媒体と路間−である。
尚、このIn−Tj−8e−Teで示される記録材料は
、I n 2ST 1258 e 3oT e 20の
組成で示される4元固溶体のターゲットを1枚用いたス
パッタリングにより形成されている。
また、この4元固溶体は擬2元系状態図(第7図)に示
されたInTlSe2の構成元素であるSeを互いに全
率固溶の関係にあるTeにより部分置換して得られた構
造を有するものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
◎第八実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がI 
n−8−8e−Teで構成されている以外は第一実施例
に係る光記録媒体と路間−である。
尚、このI n−8−8e−Teで示される記録材料は
、In4oS2oSe13Te2□の組成で示され64
元固溶体のターゲットを1枚用いたスパッタリングによ
り形成されている。
また、この4元固溶体は擬2元系状態図(第8図)に示
されたIn 5Te2の構成元素である1− eを互い
に全率固溶の関係にあるSeにより部分置換して得られ
た構造を有するものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
O第九実施例 この実1111g4に係る光記録媒体は、その記録材料
層がQa−Tj−8n−Te1及び、Ga−8n−3e
−Teで構成されている以外は第一実施例に係る光記録
媒体と路間−である。
尚、Ga−Tj−3n−Tet’示すレル光記録111
一体14(7)記録材料は、Ga29T 15 S n
8l−esaの組成で示される4元固溶体のターゲット
を1枚用いたスパッタリングにより、また、Ga−8n
−3e −1’ eで示される光記録媒体15の記録材
料は、Ga34Sn8Se15Te43の組成で示され
る4元固溶体のターゲットを1枚用いたスパッタリング
により形成されている。
また、光記録媒体14の4元固溶体は擬2元系状態図(
第9図)に示されたGa  5nTe、の構成元素であ
るGaをTlにより部分置換して得られた構造を有し、
また、光記録媒体15の4元固溶体は擬2元系状態図(
第9図)に示されたGa45nTe7の構成元素である
Te@互いに全率固溶の関係にあるSeにより部分置換
して得られた構造を有するものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
O第十実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がPb
−B i −8−8e−Tet’構成されティる以外は
第−実IMfp4に係る光記録媒体と路間−である。
尚、上記Pb−B 1−8−8e−Teで示される光記
録媒体16の記録材料は、(PbSe)と(Bi  8
e3)と(B i 2 S T e 2 )の3の合金
ターゲツトを用いた同時スパッタリングにより形成され
、夫々、33:51:16の割合に設定して得られた5
元固溶体である。
尚、光記録媒体16の5元固溶体は、擬2元系状態図(
第10図)に示されたPbB i  Se7の構成元素
である1のSeを2のSとTeにより部分置換して得ら
れた構造を有するものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示す。
第 表 ◎第十−実施例 この実施例に係る光記録媒体は、その記録材料層がCu
−Tj−8b−8eで構成されている以外は第一実施例
に係る光記録媒体と路間−である。
尚、このCu−丁j−3b−8eで示される記録材料は
、CU2oTj5Sb25Se5oの組成で示される4
元固溶体のターゲットを1枚用いたスパッタリングによ
り形成されている。
また、この4元固溶体は擬2元系状態図(第11図)に
示されたCu5bS02の構成元素であるIb族のCu
をllIb族のTlにより部分W1換して得られた構造
を有するものである。
そして、この光記録媒体の記録消去特性を以下の第4表
に示ず。
上記第4表より明らかなようK、第二実施例〜第十−実
施例に係る光記録媒体(6〜17)は、第3表において
示した第一実施例に係る光記録媒体(1〜2)と同様、
比較例と較べて結晶化時間が短〈従来より高速で情報の
記録消去が可能で、しかも、結晶化温度が高くアモルフ
ァス相の安定性にも優れていた。
尚、第三実施例に係る光記録媒体1及び8の4元固溶体
と5元固溶体は、共に擬2元系状態図(第4図)に示さ
れたAa I nTe、、の構成元系であるinをTj
により部分置換して得られた構造を具備しており、上記
Tlの作用により結晶化速度が更に速まる利点を有して
いた。
同様K、第六実施例に係る光記録媒体11、第九実施例
に係る光記録媒体14、及び、第十−実施例に係る光記
録媒体17の4元固溶体についても、11についてはG
aGe503の構成元素であるQaをTlにより、14
についてはGa45nTe7の構成元素であるGaをT
jにより、また、17についてはCu5bSe2の構成
元素であるCUをTlにより部分置換して得られた構造
を具備しており、夫々、結晶化速度が更に速まる利点を
有していた。
[発明の効果] 以上のように請求項1に係る発明によれば、上記記録材
料層を構成する記録材料がSn、又はPbから選択され
るIVb族元素とS、Se、又はTeから選択されるV
Ib族元素から成りその化学゛・式がIVb VIbで
表現されるIVbVlゎ型の化学量論的化合物と、Sb
、Bi、又はAsから選択されるVb族元素とS、Se
又はTeから選択される■、族元素から成りその化学式
がVb2”b3で表現されるVb2VIb3型の化学量
論的化合物との混合体に相当する組成を有する化学量論
的3元化合物の結晶構造を具備しており、 また、請求項2に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、L i N N a 、K、Rb、
Cs、Cu5AQ1又はAuから選択される■族元素と
5Sse、又はTeから選択される■、族元素から成り
その化学式がI、 VIbで表現される:r2vi、型
の化学量論的化合物と、As。
sb又はB iから選択されるVb族元素と、51Se
又はTeから選択されるVIb族元素から成り、その化
学式がVb2VIb3で表現されるVb2■■b3型の
化学量論的化合物との混合体に相当する組成を有する化
学量論的3元化合物の結晶構造を具備し、一方、請求項
3に係る発明によれば上記記録材料層を構成する記録材
料が、上記I2VIb型の化学量論的化合物と、Ga、
In又はTlから選択されるIIIb族元素と、S、S
el又はTeから選択されるVl  族元素から成り、
その化学式が”b2Vl  で表現されるIIIb2V
Ib3型の化学量論的化合物との混合体に相当する組成
を有する化学量論的3元化合物のt晶構造を具備し、更
K、請求項4に係る発明によれば上記記録材料層を構成
する記録材料が、上記I2VIb型の化学量論的化合物
と、Ge、Sn又はPbから選択されるIVb族元素と
、S、Se、又はTeから選択される■ 族元素から成
り、その化学式がIV。
■ で表現されるIVbVIb2型の化学量論的化合物
との混合体に相当する組成を有する化学量論的3元化合
物の結晶構造を具備しており、 また、請求項5に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、Ga、In又はTlから選択される
■、族元素とS、Se、又はTeから選択される■、族
元素から成りその化学式がm、 VIbで表現されるI
II、vt、型の化学量論的化合物と、(3e、3n又
はPbから選択されるIVb族元素とS、Sel又はT
eから選択される■■b族元素から成りその化学式がf
V、VIbで表現されるIVbVlゎ型の化学口論的化
合物との混合体に相当する組成を有する化学量論的3元
化合物の結晶構造を具備し、 一方、請求項6に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、上記III、 VIb型の化学量論
的化合物と、QeS3n、又はPbから選択されるIV
b族元素と、S、Se、又はTeから選択される■、族
族元から成りその化学式がIvゎVl  で表現される
IVbVIb2型の化学量論的化合物との混合体に相当
する組成を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具
備し、 更K、請求項7に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、2種類のIIIbVIb型化常噛論
的化合物をa合した混合体に相当視る組成を有する化学
量論的3元化合物の結晶構造を具備しており、 また、請求項8に係る発明によれば上記記録材料層を構
成する記録材料が、Ga、in又はTlから選択される
IIIb族元素と、S、Se又はTeから選択される■
■b/A元素から成りその化学式が111b2VIb3
’r表現される2種類の” b2VIb3型化学鯖論的
化合物を混合した混合体に相当する組成を右づる化学量
論的3元化合物の結晶構造を具備し、一方、請求項9に
係る発明によれば上記記録材料層を構成する記録材料が
、上記IIIb2”b3型の化学4論的化合物と、Ge
、3n、又はPbから選択されるIVb族元素とS、S
e又はTeから選択されるVIb族兄素から成りその化
学式がIVbVIbで表現されるIVbVIゎ型の化学
量論的化合物との混合体に相当する組成を有する化学量
論的3元化合物の結晶構造を具備しているため、記録材
料層の結晶化速度が速まると共に記録材料層におけるア
モルファス相の安定性も高くなる。
また、請求項1〜9に係わる発明において上記記録材料
層を構成する記録材料が、化学51論的3元化合物の3
の構成元素の少なくとも−を他の元素により部分的に置
換させた4元以上の固溶体にて構成されているため、記
録材料層におけるアモルファス相の安定性を更に高める
ことが可能となる。
従って、高速での書換が可能であるという効果を有して
いると共K、長期に亘って記録情報を確実に保持できる
効果を有している。
更K、請求項1〜9に係わる発明の記録材料層を構成す
る記録材料が、Se又はTeの少なくとも一方を含み、
可視及び近赤外光に対し光吸収があるため、広く利用さ
れている半導体レーザ等が使用できる効果を右している
また、請求項10に係わる発明によれば、化学量論的3
元化合物の「置換される元素」と「置換する他の元素」
とがηいに全率固溶の関係にあり、l記置換に伴う結晶
構造の歪みが比較的小さく置換前における化学量論的3
元化合物の結晶#l造が変化し難いため、置換〃1合を
広い範囲で設定できる効果を有している。
史K、請求項11に係わる発明によれば、化学M110
0化合物の構成元素を置換する他の元素がllIb族の
丁!にて構成され、得られる4元以上の固溶体にお1フ
る結晶化速度が更に速まるため、書換速度がより向−卜
する効果を有している。
【図面の簡単な説明】
第1図は実施例に係る光記録媒体の層構成を示?1lI
i面図、また、第2図〜第11図は第一実施例〜第五実
施例、及び、第七実施例〜第十−実施例において使用さ
れた記録材料の置換前における化学1−1論的3元化合
物の擬2元系状態図を夫々示している。 [符号説明] (1)・・・基板 (2>(4)・・・無機誘電体層 (3)・・・記録材料層 (5)・・・接着層 (6)・・・保護板 特 許 出 願 人 富士ゼロックス株式会社代  理
  人  弁理上  中  村  智  廣 (外2名
)第 図 nTe 恥 80 Sb、Te。 第4 図 mol 、 ’f・ 第3図 第5 因 nSe2 mol、/・ u2Se 第6図 InGeTe。 eTe 印 帥 nTe mol、”ム 第8図 n2S3 mol、”/・ n2Te3 弔 図 ff1Se nSe 第9図 mol、’/e 0C 第10 図 第11図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光、熱等の手段によつてその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Sn又は
    Pbから選択されるIV_b族元素とS、Se又はTeか
    ら選択されるVI_b族元素から成りその化学式がIV_b
    VI_bで表現されるIV_bVI_b型の化学量論的化合物
    と、Sb、Bi、又はAsから選択されるV_b族元素
    とS、Se又はTeから選択されるVI_b族元素から成
    りその化学式がV_b_2VI_b_3で表現されるV_
    b_2VI_b_3型の化学量論的化合物との混合体に相
    当する組成を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を
    具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一が、上記各族の元素及びIV_b族のSi、Geから選
    択された他の元素により部分的に置換された4元以上の
    固溶体にて構成されていることを特徴とする光記録媒体
  2. (2)光、熱等の手段によつてその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Li、N
    a、K、Rb、Cs、Cu、Ag、又はAuから選択さ
    れる I 族元素とS、Se又はTeから選択されるVI_
    b族元素から成りその化学式が I _2VI_bで表現さ
    れる I _2VI_b型の化学量論的化合物と、As、S
    b又はBiから選択されるV_b族元素と、S、Se又
    はTeから選択されるVI_b族元素から成り、その化学
    式がV_b_2VI_b_3で表現されるV_b_2VI_
    b_3型の化学量論的化合物との混合体に相当する組成
    を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一の元素が、上記各族の元素から選択された他の元素に
    より部分的に置換された4元以上の固溶体にて構成され
    ていることを特徴とする光記録媒体。
  3. (3)光、熱等の手段によつてその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Li、N
    a、K、Rb、Cs、Cu、Ag、又はAuから選択さ
    れる I 族元素とS、Se又はTeから選択されるVI_
    b族元素から成りその化学式が I _2VI_bで表現さ
    れる I _2VI_b型の化学量論的化合物と、Ga、I
    n又はTlから選択されるIII_b族元素と、S、Se
    又はTeから選択されるVI_b族元素から成り、その化
    学式がIII_b_2VI_b_3で表現されるIII_b_2
    VI_b_3型の化学量論的化合物との混合体に相当する
    組成を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し
    、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一の元素が、上記各族の元素及びIII_b族のAlから
    選択された他の元素により部分的に置換された4元以上
    の固溶体にて構成されていることを特徴とする光記録媒
    体。
  4. (4)光、熱等の手段によつてその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Li、N
    a、K、Rb、Cs、Cu、Ag、又はAuから選択さ
    れる I 族元素とS、Se又はTeから選択されるVI_
    b族元素から成りその化学式が I _2VI_bで表現さ
    れる I _2VI_b型の化学量論的化合物と、Ge、S
    n又はPbから選択されるIV_b族元素と、S、Se又
    はTeから選択されるVI_b族元素から成り、その化学
    式がIV_bVI_b_2で表現されるIV_bVI_b_2型
    の化学量論的化合物との混合体に相当する組成を有する
    化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一の元素が、上記各族の元素及びIV_b族のSiから選
    択された他の元素により部分的に置換された4元以上の
    固溶体にて構成されていることを特徴とする光記録媒体
  5. (5)光、熱等の手段によってその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ga、I
    n、又はTlから選択されるIII_b族元素とS、Se
    又はTeから選択されるVI_b族元素から成りその化学
    式がIII_bVI_bで表現されるIII_bVI_b型の化学
    量論的化合物と、Ge、Sn、又はPbから選択される
    IV_b族元素とS、Se、又はTeから選択されるVI_
    b族元素から成りその化学式がIV_bVI_bで表現され
    るIV_bVI_b型の化学量論的化合物との混合体に相当
    する組成を有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具
    備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一の元素が、上記各族の元素、III_b族のAl、及び
    IV_b族のSiから選択された他の元素により部分的に
    置換された4元以上の固溶体にて構成されていることを
    特徴とする光記録媒体。
  6. (6)光、熱等の手段によつてその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ga、I
    n、又はTlから選択されるIII_b族元素とS、Se
    又はTeから選択されるVI_b族元素から成りその化学
    式がIII_bVI_bで表現されるIII_bVI_b型の化学
    量論的化合物と、Ge、Sn、又はPbから選択される
    IV_b族元素と、S、Se又はTeから選択されるVI_
    b族元素から成り、その化学式がIV_bVI_b_2で表
    現されるIV_bVI_b_2型の化学量論的化合物との混
    合体に相当する組成を有する化学量論的3元化合物の結
    晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一の元素が、上記各族の元素、III_b族のAl、及び
    IV_b族のSiから選択された他の元素により部分的に
    置換された4元以上の固溶体にて構成されていることを
    特徴とする光記録媒体。
  7. (7)光、熱等の手段によつてその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ga、I
    n、又はTlから選択されるIII_b族元素とS、Se
    又はTeから選択されるVI_b族元素から成りその化学
    式がIII_bVI_bで表現される2種類のIII_bVI_b
    型化学量論的化合物を混合した混合体に相当する組成を
    有する化学量論的3元化合物の結晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一の元素が、上記各族の元素及びIII_b族のAlから
    選択された他の元素により部分的に置換された4元以上
    の固溶体にて構成されていることを特徴とする光記録媒
    体。
  8. (8)光、熱等の手段によつてその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ga、I
    n、又はTlから選択されるIII_b族元素と、S、S
    e又はTeから選択されるVI_b族元素から成りその化
    学式がIII_b_2VI_b_3で表現される2種類のII
    I_b_2VI_b_3型化学量論的化合物を混合した混
    合体に相当する組成を有する化学量論的3元化合物の結
    晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一の元素が、上記各族の元素及びIII_b族のAlから
    選択された他の元素により部分的に置換された4元以上
    の固溶体にて構成されていることを特徴とする光記録媒
    体。
  9. (9)光、熱等の手段によってその光学的性質が可逆的
    に変化する記録材料層を基板上に備え、その光学的変化
    を利用して情報の記録・再生・消去を行う光記録媒体に
    おいて、 上記記録材料が、 Se又はTeの少なくとも一方を含み、かつ、Ga、I
    n、又はTlから選択されるIII_b族元素とS、Se
    又はTeから選択されるVI_b族元素か ら成りその化
    学式がIII_b_2VI_b_3で表現されるIII_b_2
    VI_b_3型の化学量論的化合物と、Ge、Sn、又は
    Pbから選択されるIV_b族元素とS、Se、又はTe
    から選択されるVI_b族元素から成りその化学式がIV_
    bVI_bで表現されるIV_bVI_b型の化学量論的化合
    物との混合体に相当する組成を有する化学量論的3元化
    合物の結晶構造を具備し、 この化学量論的3元化合物の3の構成元素の少なくとも
    一の元素が、上記各族の元素、III_b族のAl、及び
    IV_b族のSiから選択された他の元素により部分的に
    置換された4元以上の固溶体にて構成されていることを
    特徴とする光記録媒体。
  10. (10)上記化学量論的3元化合物の置換される元素と
    置換する他の元素とが、互いに全率固溶の関係にあるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第9項記載の
    光記録媒体。
  11. (11)上記化学量論的3元化合物の構成元素を置換す
    る他の元素が、III_b族のTlであることを特徴とす
    る特許請求の範囲第3項、第5項乃至第9項記載の光記
    録媒体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US11145810B2 (en) 2019-03-20 2021-10-12 Toshiba Memory Corporation Memory device

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