JPH02253803A - スケール防止を図ったフラッシュタンク - Google Patents
スケール防止を図ったフラッシュタンクInfo
- Publication number
- JPH02253803A JPH02253803A JP7568889A JP7568889A JPH02253803A JP H02253803 A JPH02253803 A JP H02253803A JP 7568889 A JP7568889 A JP 7568889A JP 7568889 A JP7568889 A JP 7568889A JP H02253803 A JPH02253803 A JP H02253803A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- flash tank
- hot water
- temperature
- jacket
- scale
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
- 239000012530 fluid Substances 0.000 claims abstract description 23
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 21
- 239000007791 liquid phase Substances 0.000 claims description 11
- 239000012071 phase Substances 0.000 claims description 3
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 claims description 2
- 230000015572 biosynthetic process Effects 0.000 abstract description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 2
- 230000008021 deposition Effects 0.000 abstract 1
- 238000011010 flushing procedure Methods 0.000 description 6
- VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L Calcium carbonate Chemical compound [Ca+2].[O-]C([O-])=O VTYYLEPIZMXCLO-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 4
- 238000004140 cleaning Methods 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 229910000019 calcium carbonate Inorganic materials 0.000 description 2
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 2
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 2
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 2
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 2
- 230000002265 prevention Effects 0.000 description 2
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000010248 power generation Methods 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 239000012858 resilient material Substances 0.000 description 1
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Heat Treatment Of Water, Waste Water Or Sewage (AREA)
- Vaporization, Distillation, Condensation, Sublimation, And Cold Traps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
この発明は、熱水をフラッシュさせて気相と液相とに分
離するフラッシュタンクに関し、特に、地熱水のように
スケール成分を含んだ流体を扱う地熱発電その他の各種
熱設備、プラント等において利用することができるもの
である。
離するフラッシュタンクに関し、特に、地熱水のように
スケール成分を含んだ流体を扱う地熱発電その他の各種
熱設備、プラント等において利用することができるもの
である。
従来のフラッシュタンクは第2図に示すように密閉した
容1 (2)からなり、これに熱水を供給して内部でフ
ラッシュさせ、発生した蒸気は容器(2)の上部から取
り出し、残留した熱水は容器(2)の下部から取り出す
ようにしである。
容1 (2)からなり、これに熱水を供給して内部でフ
ラッシュさせ、発生した蒸気は容器(2)の上部から取
り出し、残留した熱水は容器(2)の下部から取り出す
ようにしである。
上述したところかられかる・ように、従来のフラッシュ
タンクはスケール付着の問題を考慮した構造とはなって
おらないため、とりわけ地熱水のようにスケール成分を
多く含んだ流体を扱う場合、定期的に、運転を止めて容
器内部の洗浄を行う必要がある。その結果、システムの
連続運転ができな(なり、稼働率が低下することとなる
。
タンクはスケール付着の問題を考慮した構造とはなって
おらないため、とりわけ地熱水のようにスケール成分を
多く含んだ流体を扱う場合、定期的に、運転を止めて容
器内部の洗浄を行う必要がある。その結果、システムの
連続運転ができな(なり、稼働率が低下することとなる
。
そこで、この発明の主たる目的は、スケールの生成、付
着を防止して洗浄を不要にし、もしくはその頻度を大幅
に減少させ得るフラッシュタンクの改良構造ないしその
スケール防止方法を堤供することである。
着を防止して洗浄を不要にし、もしくはその頻度を大幅
に減少させ得るフラッシュタンクの改良構造ないしその
スケール防止方法を堤供することである。
この発明のフラッシュタンクは、容器の下部すなわち液
相に対応する部分を二重構造にしである。すなわち、二
重構造部分の内外壁間にジャケットが形成される。
相に対応する部分を二重構造にしである。すなわち、二
重構造部分の内外壁間にジャケットが形成される。
ジャケットには容器内の液相温度と異なる温度の流体を
供給する。
供給する。
その流体温度は熱水に含まれるスケール成分に応じて調
整する。
整する。
二重壁部分の内側壁は、例えばゴムのような弾性物質製
としてもよい。
としてもよい。
また、二重壁部分の内側壁をスケールと熱膨張率の異な
る物質例えば合成樹脂でつ(ることもできる。
る物質例えば合成樹脂でつ(ることもできる。
この発明のフラッシュタンクは、容器の液相に対応する
部分を二重構造にしたので種々のスケール防止操作を行
うことができるようになった。
部分を二重構造にしたので種々のスケール防止操作を行
うことができるようになった。
まず、温度制御によるものとして、内外壁間に形成され
るジャケットに容器内の液相温度と異なる温度の流体を
供給する。その流体の温度は熱水に含まれるスケール成
分に応じて調整する0例えば、シリカsio 、のよう
に析出温度がフラッシング前の源熱水温度より低いスケ
ール成分が含まれている場合、フラッシングの結果容器
内に貯まる熱水は源熱水より温度が低くなるので、スケ
ールが発生することになる。したがって、この場合、ジ
ャケット内の流体温度を容器内の液相温度より高くして
加熱を行わせる、これにより、スケールが付着しようと
する容器内の液相壁面の温度を当該スケール成分の析出
温度より高く保ち、スケールの発生を防止する。
るジャケットに容器内の液相温度と異なる温度の流体を
供給する。その流体の温度は熱水に含まれるスケール成
分に応じて調整する0例えば、シリカsio 、のよう
に析出温度がフラッシング前の源熱水温度より低いスケ
ール成分が含まれている場合、フラッシングの結果容器
内に貯まる熱水は源熱水より温度が低くなるので、スケ
ールが発生することになる。したがって、この場合、ジ
ャケット内の流体温度を容器内の液相温度より高くして
加熱を行わせる、これにより、スケールが付着しようと
する容器内の液相壁面の温度を当該スケール成分の析出
温度より高く保ち、スケールの発生を防止する。
また、スケール成分によっては、炭酸カルシウムCaC
O3のように、温度が下がると溶解度が高くなるものも
ある。このようなスケール成分は、フラッシング後の熱
水は温度が下がることから、通常は析出しないと思われ
る。ところが、源熱水が既に過飽和の状態までそのよう
なスケール成分を含んでいるときは、フラッシングによ
って液相すなわち溶媒が減少する結果、スケールが発生
することになる。したがって、この場合、ジャケット内
の流体温度を容器内の液相温度より低くして冷却を行わ
せる。これにより、スケールが付着しようとする容器内
の液相壁面の温度を下げて当該スケール成分を一層溶解
せしめ、スケールの発生を防止する。
O3のように、温度が下がると溶解度が高くなるものも
ある。このようなスケール成分は、フラッシング後の熱
水は温度が下がることから、通常は析出しないと思われ
る。ところが、源熱水が既に過飽和の状態までそのよう
なスケール成分を含んでいるときは、フラッシングによ
って液相すなわち溶媒が減少する結果、スケールが発生
することになる。したがって、この場合、ジャケット内
の流体温度を容器内の液相温度より低くして冷却を行わ
せる。これにより、スケールが付着しようとする容器内
の液相壁面の温度を下げて当該スケール成分を一層溶解
せしめ、スケールの発生を防止する。
次に、二重構造部の内側壁を弾性物質製としたときは、
圧力制御によるスケール防止操作を行うことが可能であ
る。−例として、二重構造部の内外壁間に形成されるジ
ャケット内の圧力を通常は一定に保持しておき、所望時
、減圧又は加圧して内側壁を弾性変形させることにより
、壁面に付着したスケールを剥離させることができる。
圧力制御によるスケール防止操作を行うことが可能であ
る。−例として、二重構造部の内外壁間に形成されるジ
ャケット内の圧力を通常は一定に保持しておき、所望時
、減圧又は加圧して内側壁を弾性変形させることにより
、壁面に付着したスケールを剥離させることができる。
同様の作用は、二重構造部分の内側壁の熱膨張率がスケ
ールと熱膨張率とが異なる場合にも得られる。
ールと熱膨張率とが異なる場合にも得られる。
上述の温度制御による操作と圧力制御による操作は、そ
れぞれ単独で選択的に実施するほか、組み合わせて実施
することもできる。
れぞれ単独で選択的に実施するほか、組み合わせて実施
することもできる。
(実施例)
第1図に示すフラッシュタンクは、源熱水を供給する供
給配管(4)ならびに蒸気配管(6)および液配管(8
)を接続した容器(20)を有する。容器(20)の下
部は、内部に貯溜する液相に対応する範囲で、二重構造
となっている。
給配管(4)ならびに蒸気配管(6)および液配管(8
)を接続した容器(20)を有する。容器(20)の下
部は、内部に貯溜する液相に対応する範囲で、二重構造
となっている。
すなわち、内側壁(22)と外側壁(24)とでジャケ
ット(26)が形成されている。ジャケット(26)は
この実施例では密閉されており、流体供給管(28)お
よび流体排出管(30)を取り付けである。流体供給管
(28)は、漏熱水の供給配管(4)から分岐している
。つまり、この実施例は、フラッシング前の漏熱水をジ
ャケット(26)に供給することによって、フラッシン
グ後の温度の下がった熱水を加熱するようにしたもので
ある。なお、熱源として漏熱水を利用しないときは、流
体供給管(28)は別の適当な流体供給源に接続する。
ット(26)が形成されている。ジャケット(26)は
この実施例では密閉されており、流体供給管(28)お
よび流体排出管(30)を取り付けである。流体供給管
(28)は、漏熱水の供給配管(4)から分岐している
。つまり、この実施例は、フラッシング前の漏熱水をジ
ャケット(26)に供給することによって、フラッシン
グ後の温度の下がった熱水を加熱するようにしたもので
ある。なお、熱源として漏熱水を利用しないときは、流
体供給管(28)は別の適当な流体供給源に接続する。
また、流体排出管(30)は図示例のように液配管(8
)と合流させるほか、別々に取り出すようにしてもよい
。
)と合流させるほか、別々に取り出すようにしてもよい
。
シャケ7 ト(26)内の流体によって容器(20)内
の液相の冷却を行わせる場合には、流体供給管(28)
は供給配管(4)とは別の、冷却水等の適当な冷熱源に
接続する。
の液相の冷却を行わせる場合には、流体供給管(28)
は供給配管(4)とは別の、冷却水等の適当な冷熱源に
接続する。
流体供給管(28)またはジャケット(26)に、加熱
または冷却のためのヒーターその他の適当な装置を付設
することもできる。
または冷却のためのヒーターその他の適当な装置を付設
することもできる。
ジャケット(26)は図示のように密閉式に限らず、ジ
ャケット内部の洗浄等を考慮して開放式あるいは分解可
能な構造とするのも好ましい。
ャケット内部の洗浄等を考慮して開放式あるいは分解可
能な構造とするのも好ましい。
以上説明したようにこの発明は、フラッシュタンクを二
重構造にしたことによって、簡単な構造で、スケール防
止のための対策を容易に講することができる。そして、
温度制御および/または圧力制御を採用することで、シ
ステムの運転を停止することなくスケール防止ないしス
ケール除去を行うことができるので、システムの稼働率
を低下させず、長期にわたって初期の運転条件を維持し
うるフラッシュタンクを提供することができる。
重構造にしたことによって、簡単な構造で、スケール防
止のための対策を容易に講することができる。そして、
温度制御および/または圧力制御を採用することで、シ
ステムの運転を停止することなくスケール防止ないしス
ケール除去を行うことができるので、システムの稼働率
を低下させず、長期にわたって初期の運転条件を維持し
うるフラッシュタンクを提供することができる。
第1図はこの発明の実施例を示すフラッシュタンクの断
面略図、 第2図は従来のフラッシュタンクの断面略図である。 20:容器 26:ジャケット 22:内側壁 24:外側壁 28:流体供給管 30:流体排出管
面略図、 第2図は従来のフラッシュタンクの断面略図である。 20:容器 26:ジャケット 22:内側壁 24:外側壁 28:流体供給管 30:流体排出管
Claims (6)
- (1)熱水をフラッシュさせて気相と液相に分離するフ
ラッシュタンクにおいて、 液相に対応する部分を二重構造にしたことを特徴とする
フラッシュタンク。 - (2)二重構造部分の内外壁間にフラッシュタンク内の
液相温度と異なる温度の流体を供給するようにした請求
項1のフラッシュタンク。 - (3)熱水に含まれるスケール成分に応じて上記流体の
温度を調整するようにした請求項2のフラッシュタンク
。 - (4)二重構造部分の内側壁が弾性物質でできている請
求項1のフラッシュタンク。 - (5)内外壁間の圧力を変化させるようにした請求項4
のフラッシュタンク。 - (6)二重構造部分の内側壁の熱膨張率がスケールの熱
膨張率と異なる請求項1のフラッシュタンク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7568889A JP2766855B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | スケール防止を図ったフラッシュタンク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7568889A JP2766855B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | スケール防止を図ったフラッシュタンク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02253803A true JPH02253803A (ja) | 1990-10-12 |
JP2766855B2 JP2766855B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=13583392
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7568889A Expired - Lifetime JP2766855B2 (ja) | 1989-03-27 | 1989-03-27 | スケール防止を図ったフラッシュタンク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2766855B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000017582A1 (de) * | 1998-09-22 | 2000-03-30 | Axair Ag | Dampferzeuger mit mindestens teilweise doppelwandigem verdampfungsgefäss |
-
1989
- 1989-03-27 JP JP7568889A patent/JP2766855B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2000017582A1 (de) * | 1998-09-22 | 2000-03-30 | Axair Ag | Dampferzeuger mit mindestens teilweise doppelwandigem verdampfungsgefäss |
US6427637B1 (en) | 1998-09-22 | 2002-08-06 | Axair Ag | Steam generator with at least partially double-walled evaporation tank |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2766855B2 (ja) | 1998-06-18 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4848447A (en) | Tube-type heat exchanger and liquid distributor head therefor | |
JP2005083708A (ja) | 蒸気発生装置及びそれを備えた加熱調理器 | |
CN109097120B (zh) | 一种天然气水合物静态强化快速连续生成装置及方法 | |
JPS63164437A (ja) | 半導体薄片の処理装置 | |
JPH02253803A (ja) | スケール防止を図ったフラッシュタンク | |
EP0720584B1 (en) | Method and device for cooling and carbonating a liquid | |
CN205393093U (zh) | 超声波清洗器 | |
JPH0658624A (ja) | 浴室廃水の熱回収装置 | |
JPH08128596A (ja) | ガス蒸発装置及びガス供給方法 | |
WO2008150178A1 (en) | A device for a plant producing biogas from biological material | |
JPS58224683A (ja) | 発酵槽 | |
RU2204514C1 (ru) | Способ разогрева и слива высоковязких продуктов из емкости и устройство для его осуществления | |
JPH07185302A (ja) | 固体材料の溶融装置 | |
US1817232A (en) | Apparatus for temperature regulation | |
JPH0546175Y2 (ja) | ||
JPS591898A (ja) | 配管閉止装置 | |
KR810000329B1 (ko) | 고압 반응기 | |
US2499493A (en) | Apparatus for melting coating materials and the like | |
RU95115140A (ru) | Свч установка для пастеризации и обеззараживания жидкостей | |
US2291556A (en) | Liquid treating apparatus | |
RU2046677C1 (ru) | Способ нанесения защитного покрытия на внутреннюю поверхность резервуара | |
JPH07284653A (ja) | 低温流体深海投入装置 | |
JP2977160B2 (ja) | 容器処理装置 | |
SU617341A1 (ru) | Установка дл разогрева высоков зких жидкостей в железнодорожных цистернах при сливе | |
SU1551619A1 (ru) | Емкость дл транспортировки жидкости и устройство дл разгрузки емкости |