JPH02253312A - デジタイジング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明はモデルをスキャニングしてデジタイズデータを
作成し、このデジタイズデータを基に加工プログラムを
作成するデジタイジング装置に関する。

（従来の技術） 従来のデジタイジング装置は、ペンシルスキャニング機
能にて針状のスタイラスをモデルの罫書線上に移動させ
、スタイラスで罫書線上をスキャニングすることで座標
値データをサンプリングしてトレランス処理を行ない、
デジタイズデータを作成してから加工プログラムを作成
している。なお、上記ペンシルスキャニング機能とは、
スタイラスが加圧されることにより発生する変位量を打
消すようにトレーサーヘッドを移動させる制御をいう。

（発明が解決しようとする課題） 上述した従来のデジタイジング装置により作成されたデ
ジタイズデータは多数の座標値デ＝りの集合であるので
、作成される加工プログラムが大容量となったり、例え
ば第６図に示すように罫書線が直線と円弧で構成されて
いる場合、直線部分が微少に横揺れしてエツジ部のだれ
が生じたり、円弧部分が多角形になってしまうという欠
点があった。また、スキャニングした部分以外のプログ
ラムは作成されないため、加工開始時のアプローチ動作
や加工終了時のエスケープ動作を加工プログラムに組入
れることができなかった。

本発明は上述した事情から成されたものであり、本発明
の目的は、正確なモデル形状の加工を加工開始から加工
終了に至るまで行なうことができる小容量の加工プログ
ラムを作成することができるデジタイジング装置を提供
することにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、モデルをスキャニングしてデジタイズデータ
を作成し、このデジタイズデータを基に加工プログラム
を作成するデジタイジング装置に関するものであり５本
発明の上記目的は、前記スキャニングを行なうトレーサ
ーヘッドのスタイラスを所望の位置へ順次８勤させ、当
該位置の座標値データとその種類を区別するための標識
データとを順次記憶する記憶手段と、当該記憶手段に記
憶されている前記座標値データ及び標識データに基づい
て円弧指令を含む加工プログラムを作成するプログラム
作成手段とを具備することによって達成される。

（作用） 本発明のデジタイジング装置は、オペレータがスタイラ
スを所望の位置へ移動させ、所望の位置のみの座標値デ
ータを標識データと共に記憶し、各データに基づいて加
工プログラムを作成すると共にアプローチプログラムや
エスケーププログラムを組み入れるので、スキャニング
中におけるプレ等による加工プログラムへの悪影響が排
除され、精度の高い加工を行なうことができる小容量の
加工プログラムを作成することができる。

（実施例） 第１図は本発明のデジタイジング装置の一例を示すブロ
ック図である。なお、点線枠内が本発明部分である。ス
タイラスのスキャニングにより得られる座標値データが
現在位置読込部１に読込まれ、切換スイッチＳ胃がＢ側
に切換えられているときに従来通り座標値データがサン
プリング処理部２でサンプリングされ、トレランス処理
部３でトレランス処理が施され、デジタイズデータ作成
処理部４でデジタイズデータが作成されて加工プログラ
ムが作成されるようになっている。

一方、切換スイッチＳｗがＡ側に切換えられると、座標
値データが座標値データ書込処理部１１に入力され、入
力された座標値データとその種類を区別するための選択
スイッチ１２からの標識データＳ＾とが記録釦１３から
の現在位置書込指令ＳＢに従って内部データファイル記
憶部１４に書込まれる。内部データファイル記憶部１４
に書込まれた各データがオペレータ操作によって発生す
るプログラム作成指令ＳＣによりプログラム作成処理部
！５に順次読出され、作成プログラムパラメータ記憶部
１６からのパラメータＳＤに従って加工プログラムが作
成されるようになっている。

このような構成において、その動作例を第２図のフロー
チャート及び第３図の具体例で説明すると、オペレータ
はペンシルスキャニング機能とパルスハンドルによる手
ｔｅａを使用してスタイラスを罫書繰上の加工開始点ｐ
Ｈに移動させ、選択スイッチ１２を“１′に合わせて記
録釦１３を押す、座標値データ書込処理部１１は記録釦
１３から現在位置書込指令ＳＢを受けると、加工開始点
Ｐ、の座標値データを現在位置読込部１から読出し、そ
の座標値データと選択スイッチ１２からの標識データ“
１”とを内部データファイル記憶部１４に書込む０次に
スタイラスを罫書線上の点（例えば円弧開始点ＰＩＬ　
）に移動させ、選択スイッチ１２を“２“に合わせて記
録釦１３を押す、座標値データ書込処理部１１は上述し
たと同様に円弧開始点ｐＨ。

の座標値データと標識データ“２″！とを内部データフ
ァイル記憶部１４に書込む、ここで、円弧は点ＰＩＬか
ら始まり点Ｐ３Ｌにて終了するので、プログラム作成処
理部１５にてＰＩＬ””Ｐ３Ｌを円弧と判断させるため
、スタイラスを円弧上の任意の一点（例えばＰ２Ｃ）に
移動させ、選択スイッチ１２を“３“に合わせて記録釦
１３を押す、座標値データ奮迅処理部１１は上述したと
同様に円弧上の点Ｐ２Ｃの座標値データと標識データ″
３”とを内部データファイル記憶部１４に書込む、この
ような処理を罫書線上の各点Ｐ３Ｌ＋’４Ｌ＋ＰＳｅ、
・・・＋ＰＩ２Ｌに対して行ない、最後にスタイラスを
加工終了点Ｐ、に移動させ、選択スイッチ１２を“４″
に合わせて記録釦１３を押すことで、加工終了点ＰＥの
座標値データと標識データ“４”とを内部データファイ
ル記憶部１４に書込む。

プログラム作成処理部１５は、内部データファイル記憶
部１４から最初の１ポイント分の座標値データとＰＡ識
データとを読出しくステップＳｌ）　、　３４出した標
識データにより最初の点ｐｓが加工開始点Ｐ。

であるか否かを確認する（ステップＳ２）、最初の点Ｉ
’ｓは加工開始点Ｐ３であるので、作成プログラムパラ
メータ記憶部１６からのパラメータＳ［１内のアプロー
チ指令の有無を確認しくステップＳ３）、アプローチ指
令が無い場合には加工開始点Ｐ、の座標値データを加工
プログラムの開始点として出力しくステップＳ５）、ス
テップ５１に戻る。一方、前記判断ステップＳ４におい
て、アプローチ指令が有る場合には、アプローチプログ
ラムを作成して加工プログラムに組入れ（ステップＳ４
）、アプローチ動作開始点を加工プログラムの開始点と
して出力しくステップＳ５）、ステップ５１に戻る。な
お、アプローチプログラムによるアプローチ動作は加工
開始点ｐｓに接する円弧を描くもので、このアプローチ
プログラムを例えばレーザ切断用プログラムに組入れる
と加工開始点におけるカットマークを無くすことができ
る。

プログラム作成処理部１５は、内部データファイル記憶
部１４から次の１ポイント分の座標値データと標識デー
タとを読出しくステップｓｌ）　、ｕ出した標識データ
により今回の点ＦＩＬが加工開始点Ｐ３でないと判断す
るので（ステップＳ２）、加工終了点ＰＥであるか否か
を確認する（ステップＳ６）、今回の点ＰＩＬは加工終
了点Ｐ６ではないでの、円弧上の点Ｐ、％ｃ　　（ｎは
整数）であるか否かを確認する（ステップＳ７）、今回
の点Ｐｌｔ、は円弧上の点ＰｎＣではないので、前回の
点Ｐ、と今回の点ＰＩＬとを結ぶ線を直線とみなし、前
回の点ｐｇと今回の点ＰＩＬを通る直線指令を出力しく
ステップＳＪ）　、ステップＳｔに戻る。

プログラム作成処理部１５は、内部データファイル記憶
部１４からさらに次の１ポイント分の座標値データと標
識データとを読出しくステップＳｔ）、読出した標識デ
ータにより今回の点ＰｉＣが加工開始点ｐｓ及び加工終
了点Ｐ。ではなく（ステップＳ２゜Ｓ６）、円弧上の点
Ｐｎｃであると判断するので（ステップＳ７）、今回の
点Ｐ２Ｃの次の点Ｐ３Ｌの座標値データを読出しくステ
ップＳ９）、前回の点ＰＩＬと今回の点Ｐ２Ｃと次回の
点Ｐ５．．とを結ぶ線を円弧とみなし、前回の点ＰＩＬ
と今回の点ｐ２ｅと次回の点Ｐ３Ｌを通る円弧指令を出
力しくステップ５１０）、ステップＳｌに戻る。ここで
、上記円弧指令における円弧は、前回の点点ＰＩＬと今
回の点２２ｃとを結ぶ直線の垂直二等分線と、今回の点
ｐｔｃと次回の点ｐｓｔ、とを結ぶ直線の垂直二等分線
との交点Ｐ０を円弧中心として決定される。

以上の処理を各点Ｐ４いｈｃ＋・・・Ｐ１２Ｌに対して
行ない、読出した標識データにより加工終了点ＰＥが判
断されたら、作成プログラムパラメータ記憶部１６から
のパラメータＳＤ内のエスケープ指令の有無を確認しく
ステップ５１１）、エスケープ指令が無い場合には加工
終了点ＰＥの座標値データを加工プログラムの終了点と
して出力しくステップ５１３）、全ての処理を終了する
。一方、前記判断ステップＳｌｌにおいて、エスケープ
指令が有る場合にはエスケーププログラムを作成して加
工プログラムに組入れ（ステップ５１２）、エスケープ
動作終了点を加工プログラムの終了点として出力しくス
テップ５１３）、全ての処理を終了する。なお、エスケ
ーププログラムによるエスケープ動作は加工終了点Ｐア
に接する円弧を描くものである。

以上の処理により作成された加工プログラムによる加工
軌跡は第４図に示すようになめらかなものとなる。また
、第５図に示すように本発明装置により作成された加工
プログラムＰＲＨの容量は座標値データの数が減少する
ので従来の加工プログラムＰＲＯの容量に比べ大幅に削
減されることになる。

（発明の効果） 以上°のように本発明のデジタイジング装置によれば、
正確なモデル形状の加工を行なうことができる小容量の
加工プログラムを作成することができるので、加工不良
率の低減や加工効率の向上を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のデジタイジング装置の一例を示すブロ
ック図、第２図はその動作例を説明するフローチャート
、第３図は本発明のデジタイジング装置による加工プロ
グラムの作成を説明するための図、°第４図はその加工
プログラムによる加工軌跡を示す図、第５図は本発明の
デジタイジング装置により作成された加工プログラム例
と従来のデジタイジング装置により作成された加工プロ
グラム例とを比較する図、第６図は従来のデジタイジン
グ装置の問題点を説明するための図である。 Ｉ・・・現在位置読込部、２・・・サンプリング処理部
、３・・・トレランス処理部、４・・・デジタイズデー
タ作成処理部、１１・・・座標値データ書込処理部、１
２・・・選択スイッチ、１３・・・記録釦、１４・・・
内部データファイル記憶部、１５・・・プログラム作成
処理部、１６・・・作成プログラムパラメータ記憶部。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、モデルをスキャニングしてデジタイズデータを作成
   し、このデジタイズデータを基に加工プログラムを作成
   するデジタイジング装置において、前記スキャニングを
   行なうトレーサーヘッドのスタイラスを所望の位置へ順
   次移動させ、当該位置の座標値データとその種類を区別
   するための標識データとを順次記憶する記憶手段と、当
   該記憶手段に記憶されている前記座標値データ及び標識
   データに基づいて円弧指令を含む加工プログラムを作成
   するプログラム作成手段とを設けたことを特徴とするデ
   ジタイジング装置。 ２、前記円弧指令における円弧は、連続する３つの前記
   座標値データのうち連続する２つの座標値を結ぶ２本の
   線分の各垂直二等分線の交点を円弧中心として決定され
   るようにした請求項１に記載のデジタイジング装置。 ３、前記標識データが、加工開始点、加工終了点、直線
   若しくは円弧の開始点又は終了点、円弧上の点の４種類
   からなる請求項１に記載のデジタイジング装置。 ４、前記プログラム作成手段が、作成した加工プログラ
   ムに加工開始時のアプローチプログラム及び加工終了時
   のエスケーププログラムを付加するようにした請求項１
   に記載のデジタイジング装置。