JPH0225193A

JPH0225193A - 磁気再生装置

Info

Publication number: JPH0225193A
Application number: JP63173913A
Authority: JP
Inventors: Osamu Nagahara; 収永原
Original assignee: Toshiba Corp
Current assignee: Toshiba Corp
Priority date: 1988-07-14
Filing date: 1988-07-14
Publication date: 1990-01-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［発明の目的］（産業上の利用分野）本発明は磁気テープより再生した映像信号にコントロー
ル信号が混入することに起因して画面下部に発生づ゛る
色ノイズを極力軽減するようにした磁気再生装置に関す
る。

（従来の技術）磁気記録再生装置例えば家庭用ビデオテープレコーダに
おけるテープの磁化パターンは第４図に示Ｊ゛ようにな
っている。即ら、ビデオテープ１の記録面の大部分を回
転ビデオヘッドＡ、Ｂによるビデオトラックが占めてお
り、テープ下端にはコントロールトラックが割当てられ
、テープ上端にはオーディオトラックが割当てられてい
る。

第５図は回転シリンダに巻き付けられるテープの走行状
態を示すものである。回転シリンダ２上に備付けられた
回転ビデオヘッドＡ、Ｂはシリンダ２上に略正確に１８
０°の位置に配置され、テープの互換性を考慮して磁気
テープ１はシリンダ２に対して１８０°十α（但し、α
はＶＨ８方式では概ね２４°である）巻き付けられる。

Ｃはコントロールヘッドであり、３．４はテープガイド
である。

然るに、巻付は角の上限に規定はなく、またコントロー
ルヘッドＣに対してビデオヘッドＡ、Ｂの相対高さのば
らつきにより、記録時、ビデオトラックとコントロール
トラックがオーバーラツプする場合も発生し得る。そし
て、再生時、回転ビデオヘッドはコントロールトラック
からコントロール信号を拾い、映像信号にとっては低域
のノイズとなる。低域変換色信号記録方式の場合、結果
的に画面の一部に色ノイズが現れる。

第６図は回転ビデオヘッドが拾う映像信号及びコントロ
ール信号を示すものである。（ａ）はへヘッドで再生さ
れる映像信号のエンベロープを示しており、その映像信
号の前ではコントロール信号が再生されている。（ｂ）
はＢヘッドで再生される映像信号のエンベロープを示し
ており、（ａ）と同様にコントロール信号が再生されて
いる。（Ｃ）はヘラｌ−’Ａ、８をスイッチングして得
られる映像信号の出力を示している。回転ビデオヘッド
Δ、Ｂの再生出力は各ヘッド出力を継ぎ合わせることで
得られ、通常、継ぎ合わせる位置は、再生映像信号の位
相が合いにくいため、画面上目立もにくい垂直同期信号
直前の５乃至８水平開期期間の位置で行なわれる。この
ため、回転ビデオヘッドが拾ったコントロール信号は、
継ぎ合わせにより、原理的には現れないことになる。し
かし、回転シリンダ上に備えつけられた回転ビデオヘッ
ドから再生信号を取出１時、ロータリートランス等によ
り、２つのヘッドＡ、Ｂの信号が多少クロストークを持
ち、その結果ヘッド△、Ｂをスイッチングづることによ
って得られる出力には第６ｆｆ（ａ）に示すようなノイ
ズが現われる。そして、画面下部に色ノイズとなって発
生する。

この色ノイズはちらついて大変見苦しいため、低域変換
色信号の下側帯波側をフィルタで帯域制限することによ
り、目立ちにくくすることも考えられるが、色信号帯域
が挟まり、画面全体に色ずれ、にじみ等の弊害が生じて
しまう。

（発明が解決しようとする課題）上記の如く、従来は、ビデオヘッドがコントロール信号
を拾うことに起因して、画面上に色ノイズが発生すると
いう問題があった。

そこで、本発明は上記の問題を除去するためのもので、
クロストークされるコントロール信号に起因した色ノイ
ズを効果的に除去することができる磁気再生装置を提供
することを目的とＪるものである。

［発明の構成］（課題を解決するための手段）本発明の磁気再生装置は、幅方向中間部分に回転ヘッドによって色副搬送波が低域
に周波数変換された映像信号が斜め方向に順次トラック
を形成覆るように記録されると共に、幅方向端部に長手
方向に連続したトラックを形成するようにコントロール
信号が記録された磁気テープから前記回転ヘッドによっ
て前記映像信号を再生し、複合映像信号に戻ず処理を行
う再生処理手段であって、前記再生した映像信号から低域搬送色信号を分離し、そ
の搬送周波数を元に戻１Ｊ−色信号再生処理手段と、この色信号再生処理手段に設けられ、制御信号によって
制御されて色信号の帯域を制限りる帯域制限フィルタと
、前記再生映像信号から垂直同期信号を分離し、この垂直
同期信号に基づいて前記再生映像信号の所定期間に対応
した制御信号を作成し、前記帯域制限フィルタに供給す
る制御信号発生手段と、を有した再生処理手段を具備し
たことを特徴とするものである。

（作用）本発明においては、再生映像信号の所定期間に帯域制限
フィルタを動作させることにより、画面の下部にちらつ
きとなって現れる色ノイズを軽減できると共に、単に帯
域制限フィルタを用いて色ノイズを除去する場合に比し
、画面全体に色ずれや色にじみが発生することもなく、
色画質を損う部分を最小限にとどめたノイズ除去が可能
となる。

（実施例）以下、図面に示した実施例に基づいて本発明を説明覆る
。

第１図は本発明の一実施例の磁気再生装置を示すブロッ
ク図である。

この図において、回転ビデオヘッドＡ、Ｂからの再生映
像信号はロータリトランス１１を通し、前置増幅器１２
．１３で増幅された後、スイッチ回路１４により継ぎ合
わされた映像信号となる。

その模、増幅器１５で適度に増幅を受け、バイパスフィ
ルタ（ト（ＰＦ）１６に人力される。バイパスフィルタ
１６では再生映像信号に重畳されていた輝度信号成分が
分離され、その輝度信号成分は輝度信号処理回路１７で
ＦＭ復調等の輝度信号再生処理を受ける。この再生され
た輝度信号より、同期分離回路１８では垂直同期信号を
分離し、分離した垂直同期信号に基づいて単安定マルチ
バイブレーク（ＭＭ）１９．２０では再生映像信号にノ
イズの乗る期間に略対応したパルスを作成し、更にこの
パルスを積分回路２１で積分して前記ノイズの乗るタイ
ミングで波高値が最大付近になる信号を得る。この積分
信号は、制御信号として帯域制限フィルタ２２に供給さ
れる。帯域制限フィルタ２２は、制御信号のレベルに応
じて（即ち、積分信号の波高値に応じて）低域帯域制限
特性が変化づるフィルタである。前記増幅器１５からの
再生映像信号はこの帯域制限フィルタ２２を通った後、
ローパスフィルタ（ＬＰＦ）２３に供給され、ここで低
域変換色信号が分離され、平衡変調器等の再生色信号処
理回路２４にて色信号再生処理を受け、元の色副搬送波
信号を得る。この色副搬送波信号は加算鼎２５で前記再
生輝度信号と混合され、複合映像信号として出力される
。

上記帯域制限フィルタ２２は、前記増幅器１５の出力端
とＬＰＦ２３の入力端の間にコンデンサＣ１を接続し、
コンデンサＣ１の出力端と基準電位点間にコイルＬｌ、
コンデンサＣ２，及びトランジスタ（ＦＥＴ）Ｔｒｌの
ドレイン・ソース路を直列に接続し、更に前記積分回路
２１からの積分信号をコンデン１ｔ０３を通して前記ト
ランジスタＴｒ１のゲートに供給Ｊるようにし、ゲート
には負電源Ｅ１から抵抗Ｒ１を介して負バイアスが供給
されるようになっている。この回路では、通常はトラン
ジスタＴｒ１はオフしているが、積分信号の波高値が上
がるに伴い、ドレイン・ソース間のインピーダンスが下
がり、トランジスタＴｒ１に直列に接続するコイル上１
．コンデンサＣ２ににす、コンデンサＣ１を通過した信
号の低域帯域制限特性が変化する。即ち、ＣＩ　、　Ｌ
ｌ　、　Ｃ２で構成されるバイパスフィルタによって比
較的低域な色ノイズ成分が除去される。

第２図は第１図の回路各部における信号波形を示すもの
である。（ａ）はスイッチ回路１４から出力される再生
映像信号のエンベロープを示しており、ヘッドスイッチ
ング位置の近くにコントロール信号にＶづいたノイズが
発生している。（ｂ）は再生輝度信号処理回路１７から
の１フイ一ルド期間の再生輝度信号を示し、（Ｃ）は同
期分離回路１８によって分離される垂直同期信号を示し
ている。

（ｄ）は単安定マルチバイブレータ１９で（Ｃ）の垂直
同期信号に基づいて発生されるｔ１１１間のパルスであ
り、（ｅ）は単安定マルチバイブレータ２０により（ｄ
）のパルスの立下り時点から発生されるｔ２明間のパル
スを示している。（ｆ）は（Ｑ）のパルスを積分回路２
１で積分して得られる信号であり、この積分信号は（ｅ
）の再生映像信号のノイズの乗るタイミングで波高値が
最大付近となる信号である。従って、（［）に示づ様な
積分波形の信号で帯域制限フィルタ２２の低域帯域制限
特性が変化することにより、色ノイズが発生しやすい画
面上の位置に応じて（ａ）の再生映像信号に帯域制限を
かけることができる。これにより、回転ビデオヘッドが
コントロール信号を拾ってしまっても、色ノイズを抑え
ることができ、更に色ノイズが乗る部分でのみ帯域制限
されるので、画面全体の画質を損うことなく、画面上、
色画質を損う部分を最小にとどめることが可能となる。

第３図は本発明の他の実施例を示すもので、第１図の実
施例で述べた制御信号レベルに応じて低域帯域制限特性
が変化する帯域ｆ、ＩＩ限フィルタ２２に代えて、ノイ
ズが重畳する付近のみ低域帯域制限を行うように切換え
ることが可能な帯域制限フィルタ２２Ａを用い、第１図
の積分回路２１を不要とした構成である。即ち、帯域制
限フィルタ２２Ａは、増幅器１５の出力端とＬＰＦ２３
の入力端の間にコンデンサＣ１を接続し、コンデン’Ｊ
−０１の出力端と基準電位点間にコイルＬｌ、コンデン
サＣ２，及びトランジスタＴｒ２のコレクタ・エミツタ
路を直列に接続し、トランジスタＴｒ２のベースには単
安定マルチバイブレータ１９Ａからのパルスを抵抗Ｒ２
を介して供給するようにしである。単安定マルチバイブ
レータ１９Ａは、同期分離回路１８からの垂直同期信号
に基づいてノイズに対応する期間のパルスを発生し、こ
のパルスにてトランジスタＴｒ２をオンしてフィルタ２
２Ａに低域帯域制限動作をさせる。

尚、上記実施例では、帯域制限フィルタ２２または２２
Ａの制御信号を単安定マルチバイブレータで垂直同期信
号に基づいて作成しているが、ｉ＋制御信号を発生する
手段としては単安定マルチバイブレータによるものに限
定されない。

［発明の効果］以上のべたように本発明によれば、コントロール信号の
混入に起因して画面下部に発生ずる色ノイズを軽減する
ことができる。しかも、画面上、色ノイズがでる画面下
部のみ帯域制限を行うことができ、画面全体の画質を損
うことがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の磁気再生装置のブロック図
、第２図は第１図の回路各部の信号波形図、第３図は本
発明の他の実施例を示すブロック図°、第４図はビデオ
テープの磁化パターンの一例を示す説明図、第５図は回
転シリンダ及びコントロールヘッドに対するビデオテー
プの巻付は状態の説明図、第６図は回転ビデオヘッドに
よって再生される映像信号及びコントロール信号を説明
する説明図である。 Δ、Ｂ・・・ビデオヘッド、１１・・・ロータリトランス、１４・・・スイッチ回路
、１６・・・バイパスフィルタ、１７・・・再生色信号処理回路、１８・・・同期分離回路、１９．１９Ａ、２０・・・単安定マルチバイブレータ、２１・・・積分回路、２２．２２Ａ・・・帯域制限フィルタ、２３・・・Ｏ−
バスフィルタ、２４・・・再生色信号処理回路。第５図代理人　　弁理士　　則　近　　憲　缶周　　　　　　
　　　　宇　　治　　　　　弘第６図

Claims

【特許請求の範囲】幅方向中間部分に回転ヘッドによって色副搬送波が低域
に周波数変換された映像信号が斜め方向に順次トラック
を形成するように記録されると共に、幅方向端部に長手
方向に連続したトラックを形成するようにコントロール
信号が記録された磁気テープから前記回転ヘッドによつ
て前記映像信号を再生し、複合映像信号に戻す処理を行
う再生処理手段であつて、前記再生した映像信号から低域搬送色信号を分離し、そ
の搬送周波数を元に戻す色信号再生処理手段と、この色信号再生処理手段に設けられ、制御信号によつて
制御されて色信号の帯域を制限する帯域制限フィルタと
、前記再生映像信号から垂直同期信号を分離し、この垂直
同期信号に基づいて前記再生映像信号の所定期間に対応
した制御信号を作成し、前記帯域制限フィルタに供給す
る制御信号発生手段と、を有した再生処理手段を具備し
たことを特徴とする磁気再生装置。