JPH02251698A - 輪転オフセット印刷用塗工紙 - Google Patents

輪転オフセット印刷用塗工紙

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JPH02251698A
JPH02251698A JP6576789A JP6576789A JPH02251698A JP H02251698 A JPH02251698 A JP H02251698A JP 6576789 A JP6576789 A JP 6576789A JP 6576789 A JP6576789 A JP 6576789A JP H02251698 A JPH02251698 A JP H02251698A
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JP
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coated paper
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JP6576789A
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Yoshihiro Gondo
権藤 義弘
Kunio Suzuki
邦夫 鈴木
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Mitsubishi Paper Mills Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Paper Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (A)産業上の利用分野 本発明は輪転オフセット印刷用塗工紙に関し特に印刷時
の耐ブリスター適性が良好、で、しかも高い不透明度、
剛直度を有し、なおかつ白紙光沢及び印刷光沢に優れた
輪転オフセット印刷用塗工紙に関するものである。
(B)従来の技術及び問題点 近年、塗工紙の軽量化、印刷物の視覚化が印刷用塗工紙
に益々強く望まれるようになってきた。
又、印刷においては、高速化が進みそれに絶え得る塗工
紙が必要になってきている。高速化の意味からは輪転オ
フセット印刷は優れた印刷方式であるが、枚葉オフセッ
ト印刷適性に加えて優れたウェット強度と耐ブリスター
適性を備えた、より高度な性能が要求される。
枚葉印刷と輪転印刷の相違点は、後者が印刷されたイン
キを瞬間的に乾燥させることが必要であり、この高温、
高速乾燥機中で耐ブリスター性の悪い紙は印刷用紙とし
て不適である。ブリスター現象は塗工紙の含有水分が高
温によって瞬間的に水蒸気になるため内部圧を生じるこ
とにより発生する。この対策としては■原紙の内部結合
強度を上げる、■コート層の多孔性を向上させること等
が考えられるが、■はパルプの選択、叩解、内添薬品等
により対応する必要があり、■は塗工液に用いるラテッ
クスの選択、カチオン化剤の添加等が考えられる。しか
しいずれの対策もそれぞれ問題点を内在している。特に
塗工液での対応は往々にして液性の悪化を招き、操業性
を損なう。
一方塗工紙の生産の立場からは、いかに生産効率を上げ
るかが以前にも増して最も重要な課題になってきている
。こうした中で塗工紙の軽量化が進んでいるが特に留意
すべき品質は、不透明度と剛直度である。*直皮は印刷
の高速作業性の上からも大切である。
印刷物の視覚化の面から考えると不透明度に加えて、平
滑性及び高い光沢を有することが大切である。高不透明
度を得るための手法は今までに知られたものがいくつか
ある6例えば使用するパルプとしてメカニカルパルプを
選択する、あるいは原紙に高い填料分を抄き込むといっ
たような配合面からの対応や、仕上げ工程からは高い線
圧を有するスーパーカレンダーより比較的低い線圧で処
理するグロスカレンダーを用いる等である。
しかし実°際に塗工紙を製造する場合こうした対策を取
ろうとすると、それに伴う欠点も同時に現われ、なかな
か目的とする塗工紙を現実のものとすることは難しい。
例えば仕上げ方法により、得られる塗工紙の不透明度、
剛直度、光沢、平滑性は大きく異なる。
マシンカレンダー仕上げの場合は通常非加熱の2本の鋼
ロール間をウェブが通過するために、平滑性を向上させ
るが光沢を向上させることは難しい。
スーパーカレンダーは、交互に鋼と弾性体の多数ロール
から構成され、その線圧は180〜450 kgf/c
m、ニップ圧140〜300kgf/c−であり、ロー
ル温度は60〜80℃が通常である。
このために得られる塗工紙は高い光沢と平滑性を有する
が、潰れることは避けられず高い不透明度と腰を得るた
めには不利である。他の仕上げ方法はグロスカレンダー
であり、これは加熱された仕上げ用ロールを使用してス
ーパーカレンダー仕上げの如く高い線圧で仕上げずに、
ニップ通過時間を長く取ることにより塗工紙または塗工
板紙に高い光沢を生じさせる。
装置の線圧は90〜180 kgf/cm、ニップ圧7
0〜140 kgf/c+a” 、温度100〜150
℃特に高いもので230℃くらいが製造条件である。
この比較的低い線圧による仕上げは、紙の漬れを余り生
じさせないので比較的良好な不透明度を生じさせ、他方
、この比較的高温は塗工層を軟化させ光沢向上を可能に
する。
従って、この塗工紙の表面はスーパーカレンダーで得ら
れるような平滑性を有さず、一般に高品質を得ることは
難しい。
又、特公昭63−56360号公報に見られるように、
ニップ圧、ロール線圧、ウェブのニップでの滞留時間等
を規制してスーパーカレンダーに匹敵する品質を得よう
とする方法もあるが、この場合でも好ましいニップ幅は
、1.27〜2.54 C1lとスーパーカレンダーの
ニップ幅α6〜1.2cmに比べて非常に広く、グロス
カレンダーを用いる時の操業上の問題である、ロールの
耐久性、ドラムの汚れに関しては改良されない、もう1
つの最近の仕上げ方法にソフトカレンダーを用いる方法
がある。ソフトカレンダーは、金属ロールと弾性ロール
を組み合わせ、少ニップ数でカレンダー掛けするもので
ある。
弾性ロールは、スーパーカレンダーに匹敵する、あるい
はそれ以上の硬度を有する特殊合成樹脂被覆ロールを使
用しているが、キーポイントはこのロール材質にある。
即ち、高ニツプ圧下で耐熱性、耐摩耗性に優れ、傷がつ
き難い特別な素材を選択する必要がある。このためこの
仕上げの方法の適用はマット仕上げ等比較的ロールに負
荷のかからないものが主流である。それ故このソフトカ
レンダーを用いてグロス仕上げを行う場合には、なんら
かのソフト面からの対応が必要であるが、未だ良い方法
が見出されていない。
カレンダー負荷を減少させる手段としては、塗工紙前原
紙面の平滑性を向上させる方法がある。
その手段としては原紙への抄き込み填料を増すといった
方法も考えられる。又、原紙に下塗り塗工紙を行うこと
も効果がある方法である。しかしながら、下塗り塗工紙
を行った原紙は、印刷時の表面強度を確保するため、−
船釣に下塗り後のバインダーが多くなる。特にゲートロ
ールコータ−等のロール転写コーターで下塗り塗工した
場合にその傾向が顕著である。そのようにバインダー量
の多い塗液を下塗りするため、バインダー系を工夫しな
い限り、耐ブリスター性を確保することが難しい。
この場合の1つの対応策としては特開昭62−1620
97号公報に示すような、ゲル量が特異な範囲(5〜6
0重量%)のラテックスを用いる方法がある。しかしな
がら、同公報(特開昭62−162097)に用いたゲ
ル量の範囲のラテックスを用いた下塗り塗工液を塗工し
た原紙を用いてソフトカレンダー処理を行った場合、上
塗り後の白紙光沢が出難くなる問題がある。
以上のような現状から耐ブリスター適性が良好で、不透
明度、剛直度、白紙光沢、印刷光沢に優れた塗工紙を安
値に操業性よく実現すること、特に輪転オフセット印刷
用塗工紙として得ることができないのが現状であり、そ
の実現が塗工紙を製造する者にとって大きな課題となっ
ている。
(C)発明の目的 かかる現状に鑑み、本発明の目的は耐ブリスター適性が
良好で、しかも高い不透明度と剛直度を有しながら、な
おかつ優れた白紙光沢、印刷光沢を有する輪転オフセッ
ト印刷用塗工紙を得ることである。
(D)課題を解決するための手段 本発明は原紙と上塗り顔料塗工層との間にラテックスと
してゲル含有率が15〜70%重量である共重合体ラテ
ックスを含む下塗り顔料塗工層が設けられた塗工紙を、
乾燥後その塗工面をソフトカレンダーに圧着することを
特徴とする輪転オフセット印刷用塗工紙である。さらに
、そのソフトカレンダーによる処理は塗工面をニップ数
6以下のソフトカレンダーに圧着する条件として以下の
3つの条件を満たすものである。
a:ソフトカレンダー弾性ロールの硬度が72以上(シ
ョアーD硬度)であること。
b=以下の式で定義される指数りが以下の条件を満たす
こと。
V i (D o+p m)・(1,48exp(0,
IIS o)))” ”’L≦α0025 ※但し Do二弾性ロール外径cm Dn=剛性ロール外径cm D」:弾性ロール鉄芯外径cya PL:ニップ線圧 kgf/c鵬 SD:弾性ロール硬度(ショアーD) ■ =ライン処理速度C鳳/5ec K=3  (Do   D  、)   ・  (Do
/Dt)  ”’シC:ニツプ線圧が以下の条件を満た
すこと100≦PL≦500 本発明においては、上述の如く、下塗り顔料塗工層に特
定のラテックスを含有することを特徴としているが、本
発明でいう特定のラテックスとは、そのゲル含有量が1
5〜70重量%である共重合体ラテックスであり、特に
はスチレン・ブタジェン系、・アクリル系、スチレン・
ブタジェン・アクリル系ラテックスを指すものである。
ここでいうゲル含有量とは、室温乾燥にてラテックスフ
ィルムを作成し、そのフィルムを約200〜800倍の
ベンゼンに入れ、48時間放置溶解し、濾紙(#2)で
濾過後、濾液を70℃で乾燥し、ラテックスフィルムの
ゾル量より換算し算出した。
使用するラテックスとして、そのゲル含有量が15重量
%未満であると十分な接着強度が得られず、又、上塗り
後の白紙光沢が著しく低下してしまう、一方、ゲル量の
上限は主に耐ブリスター適性の点から決まるが、ソフト
カレンダー処理では塗層が嵩高化仕上げされるなめスー
パー処理に比べ、耐ブリスター適性が得易い、それでも
、70重量%を越えると、耐ブリスター効果が無くなる
ばかりでなく、その後のカレンダー処理による平滑化効
果も低下する。
尚かかる顔料の特定のゲル含有量を有するラテックスの
使用量は下塗り顔料塗工層の全顔料に対して、7重量%
から30重量%が好ましく、7重量%以下では強度を保
つために他のバインダーを使用した場合には耐ブリスタ
ー適性の効果が無く、30重量%より多くなっても耐ブ
リスター適性の効果が劣ってしまう。
また、上塗り顔料塗工層に使用する顔料及びバインダー
は特に限定されず、通常使用されるものを使用すること
が可能である。
本発明で用いる塗工紙用顔料としては、カオリン、炭酸
カルシウム、クレー、サチンホワイト、タルク、酸化チ
タン、水酸化アルミニウム、シリカ、酸化亜鉛、活性白
土、酸性白土、珪素土、レーキ、プラスチックピグメン
ト等が挙げられる。
本発明で用いるバインダーとしては、スチレン・ブタジ
ェン系、スチレン・アクリル系、酢ビ系・アクリル系、
エチレン・酢ビ系・ブタジェン・メチルメタクリル系、
酢ビ・ブチルアクリレート系等の各種共重合体及びポリ
ビニルアルコール、無水マレイン酸・スチレン共重合体
、イソブチン・無水マレイン酸共重合体、アクリル酸・
メチルメタクリレート系共重合体等の合成バインダー酸
化澱粉、エーテル化澱粉、エステル化澱粉、酵素変性澱
粉やそれらをフラッシュドライして得られる冷水可溶性
澱粉、カゼイン、大豆蛋白等の天然系バインダーなどの
一般に知られたバインダーが挙げられる。また必要に応
じて、分散剤、増粘剤、保水剤、消泡剤、耐水化剤、着
色剤等の通常用いられている各程助剤が適宜使用できる
尚、本発明によるゲル含有率が15〜70重量%である
共重合体ラテックスを含む顔料塗工層は原紙と上塗り顔
料塗工層との間に複数の層がある場合、どの層になって
も良く、例えば原紙にサイズプレスしたもの、または原
紙に顔料塗工層をロールコータ−等で塗工したものの上
に本発明の15〜70重量%のゲル含有量のラテックス
を含んだものを塗工し、上塗り顔料塗工層を塗工する場
合も含まれる。
本発明による塗被組成物を基紙に塗工する方法は特に限
定されるものではなく、各種ブレードコーター、ロール
コータ−、エアーナイフコーターバーコーター、ロッド
ブレードコーター、ショートドフェルコーター、等の通
常の各種塗工装置が用いられる。
かくして塗工、乾燥された塗工紙はソフトカレンダー処
理を施される。即ち本発明では、ソフトカレンダーにお
いて特別な条件で塗工紙を処理することを特徴としてい
る。前述のようにソフトカレンダーは2〜6ニフツとス
ーパーカレンダーに比較して少ないニップ数であり、弾
性ロールは硬質の鉄芯が合成樹脂または合成ゴム(ショ
アーD硬度で72−97度)で薄く覆われている。
この為、ニップ幅は狭くなる。又、剛性ロールはチルド
ロール、鍛造鋼鉄ロール等からなり、加熱機構を持ち、
100℃を超える高温でも紙匹を処理できる。
スーパーカレンダーに於いては、ソフトカレンダーに比
較して広いニップ幅と多数のニップ数(8〜14ニツプ
)を通過することに依って、紙の密度は急激に高くなり
、不透明度と剛直度が共に損なわれる。このようにカレ
ンダーでの処理を特徴づけるのはニップ通過時間である
しかしながら、通紙処理中のニップ通過時間を把握する
為には、ニップ幅を明確にする必要がある。前述の特公
昭63−56360号公報でも、静的な状態で弾性ロー
ルが変形してできるニップの幅を、弾性ロールの弾性率
(E)、ポアソン比(σ)等の値から求める式(ヘルツ
の式)が示されている(TAPPl 1978年10月
 第115〜118へ°−シ゛)が、これを以下に示す
※但し Ro:弾性ロール半径C鳳 R轟:剛性ロール半径C麿 PL:ニップ線圧 kgf/Cm ところが、この式から求められるニップ幅は弾性材質の
厚みが非常に厚い系について求められた式であり、ソフ
トカレンダーの様に弾性材質層の厚みが比較的薄いカレ
ンダーについては適用が難しい、また、ニップ間に紙が
存在する場合、すなわち紙を処理している場合は処理時
の紙の弾性率を考慮しなければならない0紙の弾性率は
紙の原料配合、製造条件だけでなく、坪量に依っても変
化してしまう。
そこで、発明者等は感圧特性を持つ塗液を塗工した原紙
坪量25〜100g/♂、塗工量3〜30g1rfの塗
工紙を用いて、ニップ通過時間とカレンダー条件の関係
を検討した結果、上述の原紙坪量及び塗工量の領域では
上述の因子(L)がニップ通過時間と対応し、このしの
因子が既に述べた様に以下の関係を満たすと、低い密度
、高い不透明度、剛直度で、高い白紙光沢、印刷光沢が
得られる事を見出した。
L≦Q、OO25 Lの値がCLO025を越えると、密度の上昇が起こり
、剛直度、不透明度が著しく低下してしまう為、Lの値
はQ、0025を越えない領域に抑えられなければなら
ない。
上述の様に、ソフトカレンダーでのしの値は小さい値に
抑えられているため、結果として同じ線圧に於いて、高
いニップ面圧を得ることができる。
このため、あまり高い線圧をかけると、ウェブの高密度
化が起こる為500 kgf/cmを越える高い線圧を
かけるべきではない、又、塗層面の平滑性、良好な印刷
適性を得るためには、最低限100 kgf/C@以上
の線圧を加える必要がある。
当然のことながら、ニップ数の増大は密度の上昇を招く
ことになるので、ニップ数は6以内に抑える必要がある
(E)実施例 以下で、実施例を用い、更に詳細に本発明の詳細な説明
するが、本発明はこれにより限定されるものではない。
なお、実施例中の諸測定値は次の方法によって得られた
ものである。
1)ゲル含有率二室温乾燥にてラテックスフィルムを作
成し、そのフィルムを約200から800倍のベンゼン
に入れ、48時間放置溶解し、濾紙(#2)で濾過後、
濾液を70℃で乾燥し、ラテクスフィルムのゾル量を求
め、この値より換算して算出した。(重量%表示) 2)白紙光沢度:JISP8142に従い、角度75度
で測定した。(単位二%) 3)重色印刷光沢度:ローランドオフセット印刷機にて
印刷し、−昼夜室温にて放置し、サンプルのブラック、
マゼンタ、シアン、イエローの4色重ね刷りベタ印刷部
について、60度の角度で光沢を測定した。(単位二%
) 4)塗層強度ドライ:RI印刷機(明製作所)を用いて
IPIインキにより印刷し、印刷面のピッキングの程度
を目視判定した。5段階評価で5が最も良い水準。
5)塗層強度ウェット:RI印刷機(明製作所)を用い
てロールで試験片上に水を付け、その直後にIPIイン
キで印刷を行い、印刷面のピッキングの程度を目視判定
した。5段階評価で5が最も良い水準。
6)耐ブリスター性:試験片の両面に市販オフモト輪転
印刷用インキをRI印刷機にて印刷し、その試験片をア
ルミフォイルでつうみ、300’Cのシリコンオイル中
に5秒間入れ、そのブリスターの出方を目視判定した。
−5段階評価で5が最も良い水準である。
実施例1 ・’LBKP(濾水度350m1csf) : 30部
−NBKP(濾水度420m1csf) : 70部以
下の実施例、比較例に於いて特に断わらない限り、上記
のパルプ配合で調成される。
〈内添薬品〉 ・軽質炭酸カルシウム      :10部零(平均粒
径:1μ、カルサイト系) *原紙中灰分量で表示。
・市販アルキルケテンダイマー系内添サイズ剤(AKD
)         :(103部・市販カチオン化澱
粉     :α2部・市販カチオン系ポリアクリルア
ミド歩留り向上剤           二003部以
下の実施例、比較例に於いて、特に断わらない限り、内
添薬品は上記の配合で調成される。
上記の配合で40g/n?の坪量(絶乾)の原紙を抄造
し、これに対してゲートロールコータ−で以下の配合の
塗液を片面当たり2g/♂の塗工量で両面塗工した。
・市販重質炭酸カルシウム (ニスカロン1500): 50部 ・市販2級カオリン(ウルトラコート):50部・市販
ポリアクリル酸系分散剤    :02部・市販燐酸エ
ステル化澱粉      =8部・スチレン・ブタジェ
ン・ラテックス (ゲル含有1230重量%)    :12部・水酸化
ナトリウム        :CL15部以下の実施例
、比較例に於いて、特に断わらない限り、下塗り塗液は
上記の配合で調製される。
下塗り塗工量も通例、上記に同じ。
上記の条件で下塗りした原紙に対して、下記の配合の塗
液を片面当たりLog/rfの塗工量で、ブレードコー
ターで両面塗工した。
〈上塗り塗液配合〉 ・市販2級カオリン(ウルトラコート)ニア0部・市販
湿式重質炭酸カルシウム (カーとタル90):30部 ・市販ポリアクリル酸系分散剤    :α1部・市販
燐酸エステル化澱粉      : 5部・スチレン・
ブタジェン・ラテックス (ゲル含有量;55重量%)     =11部・ステ
アリン酸カルシウム      : 0.3部・水酸化
ナトリウム        :α15部・塗液固形分濃
度          :63%以下の実施例、比較例
に於いて、特に断わらない限り、上塗り塗液は上記の配
合で調製される。上塗り塗工量も通例、上記に同し。
上記の条件で塗工された塗工紙を以下の条件で、塗工、
乾燥直後にソフトカレンダー処理した。
くソフトカレンダー仕様〉 ニップ数:2(塗抹紙表裏各面に1回ずつ剛性ロール面
が当たる様に ニップを形成する) ・剛性ロール:直径80cm、鍛造鋼ロール・弾性ロー
ル:直径70c+a、 ゛合成樹脂被覆ロール ショアーD硬度:80度 〈ソフトカレンダー処理条件〉 ・処理速度     : 1667 cm/sec・剛
性ロール表面温度:120℃ ・線圧       : 150 kgf/cm・L値
      :CLOOl 実施例1の製品の特性は第1表にまとめたが、満足のい
く特性値が得られている。
実施例2 下塗り液に配合するラテックス・ゲル含有率を20重量
%とじたほかは実施例1と同じ原紙に、実施例1と同じ
塗工条件で塗工を施しやはり、実施例1と同じソフトカ
レンダー条件で処理を行った。
実施例2の製品の特性は第1表にまとめたが、特性値は
満足する水準に有る。
実施例3 下塗り液に配合するラテックス・ゲル含有率を65重量
%とじ、上塗り液に配合するラテックスのゲル含有率を
30重量%としたほかは実施例1と同じ原紙に、実施例
1と同じ塗工条件で塗工を施しやはり、実施例1と同じ
ソフトカレンダー条件で処理を行った。
実施例3の製品の特性は第1表にまとめたが、特性値は
満足する水準に有る。
実施例4 上塗り液に配合するラテックスのゲル含有率を70重量
%とじたほかは実施例1と同じ原紙に、実施例1と同じ
塗工条件で塗工を施しやはり、実施例1と同じソフトカ
レンダー条件で処理を行った。
実施例4の製品の特性は第1表にまとめたが、特性値は
満足する水準に有る。
比較例1 下塗り液に配合するラテックス・ゲル含有率を75重量
%とじたほかは実施例1と同じ原紙に、実施例1と胃、
し塗工条件で塗工を施しやはり、実施例1と同じソフト
カレンダー条件で処理を行った。
比較例1の製品特性は第1表にまとめたが、実施例1に
比べ、耐ブリスター適性が著しく低下し満足のいく特性
値が得られない。
比較例2 下塗り液に配合するラテックス・ゲル含有率を90重量
%とじ、上塗り液に配合するラテックスのゲル含有率を
30重量%としたほかは実施例1と同じ原紙に、実施例
1と同じ塗工条件で塗工を施しやはり、″実施例1と同
じソフトカレンダー条件で処理を行った。
比較例2の製品特性は第1表にまとめたが、実施例1に
比べ、耐ブリスター適性が著しく低下し。
満足のいく特性値が得られない。
比較例3 下塗り液に配合するラテックス・ゲル含有率を10重量
%とし、上塗り液に配合するラテックスのゲル含有率を
55重量%とじたほかは実施例1と同し原紙に、実施例
1と同じ塗工条件で塗工を施しやはり、実施例1と同じ
ソフトカレンダー条件で処理を行った。
比較例3の製品特性は第1表にまとめたが、実施例1に
比べ、耐ブリスター適性が著しく低下し、満足のいく特
性値が得られない。
実施例5 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施例1と
同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーの弾性ロ
ール硬度を89°とする外は実施例1と同一の条件で処
理を行った。
実施例5の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例1
に比べ、密度は変化なく、他の特性も大差なく、満足す
べき特性値が得られている。
実施例6 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施例1と
同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーの弾性ロ
ール硬度を95°とする外は実施例1と同一の条件で処
理を行った。
実施例6の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例1
に比べ、密度は若干低下するが、他の特性も大差なく、
満足すべき特性値が得られている。
実施例7 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施例1と
同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーのニップ
線圧も150 kgf/cllと実施例1と同一条件と
するが、実施例1に示した仕様のソフトカレンダーを2
台直列に通す、(塗抹紙表裏各面に2回ずつ剛性ロール
面が当たる様にニブを形成する)点を除き、実施例1と
同一の条件で処理を行った。
実施例7の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例1
に比べ、密度が若干高くなる外は他の特性がすべて改善
され、満足すべき特性値が得られている。
実施例8 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施例1と
向じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーのニップ
線圧を250 kgf/cmとする外は実施例1と同一
の条件で処理を行った。
実施例8の製品の特性は第2表にまとめたが実施例1に
比べ、密度が若干高くなる外は他の特性がすべて改善さ
れ、満足すべき特性値が得られている。
実施例9 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施例1と
同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーのニップ
線圧を500 kgf/cmとする外は実施例1と同一
の条件で処理を行った。
実施例9の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例1
に比べ、密度が若干高くなる外は他の特性がすべて改善
され、満足すべき特性値が得られている。
実施例10 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施例1と
同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーのニップ
線圧を100 kgf/c膳とする外は実施例1と同一
の条件で処理を行った。
実施例10の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例
1に比べ、密度が若干低くなる外は他の特性がすべて若
干低下するが実用上問題の無い特性値が得られている。
実施例11 ・LBKP (濾水度350+m1csf)   : 
20部・NBKP (濾水度420m1csf)   
: 40部・広葉樹CMP (濾水度300m1csf
) : 40部のパルプ配合で調成したほかは実施例1
と同し内添薬品で調成し抄造した原紙に、実施例1と同
じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーの弾性ロー
ル硬度を72°とし、ソフトカレンダーのニップ線圧を
400 kgf/cmとする外は実施例1と同一の条件
で処理を行った。
実施例11の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例
1に比べ、密度が低くなる外は他の特性がすべて若干低
下するが実用上問題の無い特性値が得られている。
実施例12 ・LBKP (濾水度350+alcsf)    :
 20部・NBKP (濾水度420m1csf)  
  : 40部・針葉樹CTMP (濾水度100m1
csf) : 40部のパルプ配合で調成したほかは実
施例1と同じ内添薬品で調成し抄造した原紙に、実施例
1と同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーの弾
性ロール硬度を72°とし、ソフトカレンダーのニップ
線圧を500 kgf/cmとする外は実施例1と同一
の条件で処理を行った。
実施例12の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例
1に比べ、密度が低くなる外は他の特性がすべて若干低
下するが実用上問題の無い特性値が得られている。
比較例4 実施例1と同じ配合の原紙に、実施例1と同じ塗工条件
で塗工を施した塗工紙に対し、以下の条件でスーパーカ
レンダー処理を行った。
くスーパーカレンダー仕様〉 ・段数210段 ・剛性ロール:チルドロール、外径40cm・弾性ロー
ル:コツトンロール、外径42cmくスーパーカレンダ
ー処理条件〉 ・処理速度: 1000 c+*/see・ 線圧 :
  2 5 0kg/c鳳・ホローロール温度:65℃ 比較例4の製品特性は第2表にまとめたが、実施例1に
比べ、密度が著しく高くなり、剛直度も低く、満足のい
く特性値が得られない。
比較例5 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施例1と
同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーのニップ
線圧を50 kgf/c麿とし、L値をα0006とす
る外は実施例1と同一の条件で処理を行った。
比較例5の製品特性は第2表にまとめたが、実施例1に
比べ、密度がやや低いが、光沢等が著しく低く、満足の
いく特性値が得られない。
比較例6 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施例1と
同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーのニップ
線圧を600 kgf/cmとして、L値を0.016
とする外は同一のソフトカレンダー条件で処理を行った
比較例6の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例1
に比べ、密度が著しく上昇し、全体的に満足のいく特性
値が得られない。
比較例7 実施例1と同じ製造条件で調製した原紙に、実施Mlと
同じ塗工条件で塗工を施し、ソフトカレンダーの弾性ロ
ール硬度を60°、ニップ線圧を550 kgf/c粛
として、L値をα027とするする外は実施例1と同一
の条件で処理を行った。
比較例7の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例1
に比べ、密度が著しく上昇し、全体的に満足のいく特性
値が得られない。
比較例8 下塗り液に配合するラテックス・ゲル含有率を55重量
%とし、上塗り液に配合するラテックスのゲル含有率を
90jl量%とじたほかは実施N1と同じ原紙に、実施
例1と同じ塗工条件で塗工を施した塗工紙に対し、比較
例4と同し条件でスーパーカレンダー処理を行った。
比較例8の製品の特性は第2表にまとめたが、実施例1
に比べ、密度が著しく上昇し、又耐ブリスター適性も著
しく低下し、満足のいく特性値が得られない。
(以下余白) (F)発明の効果 本発明を実施することにより、印刷時の耐ブリスター適
性が良好で、しかも高い不透明度、剛直度を有し、なお
かつ白紙光沢及び印刷光沢に優れた輪転オフセット印刷
用塗工紙を製造する事ができる。
■、事件の表示平成 1年特許願第 65767号2、
発明の名称 輪転オフセット印刷用塗工紙 3、補正をする者 事件との関係  特許出願人 住 所    東京都千代田区丸の白玉丁目4番2号名
称   (59g)三菱製紙株式会社4、補正の対象 三菱製紙株式会社゛特許部 fi  (600) 24111 (1)明細書、第32頁第1表、比較例1の欄の下塗り
ラテックスゲル含有率の行 「70」を「75」に補正する。
(2)明細書、第33頁第2表、 比較例4の欄の線圧の行 r200Jをr250Jを補正する。
(3)同、第2表、 比較例8の欄の線圧の行 r200Jをr250Jを補正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原紙と上塗り顔料塗工層との間にラテックスとし
    てゲル含有量が15〜70重量%である共重合体ラテッ
    クスを含む下塗り顔料塗工層が設けられた塗工紙をソフ
    トカレンダー処理してなる輪転オフセット印刷用塗工紙
  2. (2)塗工面をニップ数6以下のソフトカレンダーに圧
    着する条件として以下の3つの条件を満たす事を特徴と
    する請求項1記載の輪転オフセット印刷用塗工紙。 a:ソフトカレンダー弾性ロールの硬度が72以上(シ
    ョアーD硬度)であること。 b:以下の式で定義される指数Lが以下の条件を満たす
    こと。 L=[{K・D_O・D_B・P_L}^0^.^3^
    3^3]/[V{(D_O+D_B)・(1.48ex
    p(0.11S_D))}^0^.^3^3^3] L≦0.0025 ※但しD_O:弾性ロール外径cm D_B:剛性ロール外径cm D_i:弾性ロール鉄芯外径cm P_L:ニップ線圧kgf/cm S_D:弾性ロール硬度(ショアーD) V:ライン処理速度cm/sec K=3(D_O−D_i)・(D_o/D_i)^0^
    .^5 c:ニップ線圧が以下の条件を満たすこと 100≦P_L≦500
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002519525A (ja) * 1998-06-25 2002-07-02 ヴァルメット コーポレイション コーティングの前及び後に紙及び厚紙をカレンダ加工する方法及び装置

Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62162097A (ja) * 1986-01-06 1987-07-17 三菱製紙株式会社 輪転オフセツト印刷用塗被紙
JPS63196793A (ja) * 1987-02-04 1988-08-15 旭化成株式会社 ダブル塗工紙

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