JPH02251576A - 熱硬化性粉体塗料 - Google Patents

熱硬化性粉体塗料

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JPH02251576A
JPH02251576A JP7250089A JP7250089A JPH02251576A JP H02251576 A JPH02251576 A JP H02251576A JP 7250089 A JP7250089 A JP 7250089A JP 7250089 A JP7250089 A JP 7250089A JP H02251576 A JPH02251576 A JP H02251576A
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JP
Japan
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particle size
thermosetting powder
powder coating
particle diameter
coating compound
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Pending
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JP7250089A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takahira
等 高比良
Hiroyoshi Tsuchiya
裕義 土屋
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Nitto Denko Corp
Original Assignee
Nitto Denko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 二の発明は、コンデンサー、バリスター、その他の電子
部品の表面保護等に用いられる熱硬化性粉体塗料に関す
るものである。
〔従来の技術〕
近年、コンピューターの普及により、それに用いられる
電子部品は、その用途も多岐にわたり、例えば自動車の
電子部品等のような過酷な環境下においても使用されて
いる。このような電子部品について、上記使用環境下に
耐えることができるような高い信頼性を獲得するために
、その表面を封止用塗料で塗装し保護する機会が増加し
ている。そして、従来から、上記封止用塗料としては、
液体塗料が用いられているが、次第に無公害、省資源、
省エネルギー形塗料の粉体塗料に移行しつつある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、封止用塗料を用いて電子部品の表面を塗
装保護する場合、電子部品の信鎖性を向上させるために
は、封止用塗料を塗装し塗膜を形成する際に生じる内部
応力の低減および被着体である電子部品との良好な密着
性を図らなければならない。そこで、内部応力の低減お
よび良好な密着性を実現するために、例えば粉体塗料を
構成する成分の一つである充填剤の配合量を多(するこ
とが考えられるが、充填剤の配合量を多くすると、粉体
塗料の溶融粘度が液体塗料に比べて高くなるため、流れ
性が低下し塗料のたれが発生する等外観性が損なわれる
という問題が生じる。また、塗膜形成された電子部品が
過酷な環境下で用いられることから、粉体塗料は耐湿性
、耐熱衝撃性等にも優れていなければならない。
この発明は、このような事情に鑑みなされたもので、塗
膜形成後の外観性、低応力性、耐湿性。
耐熱衝撃性に優れた熱硬化性粉体塗料の提供をその目的
とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、この発明の熱硬化性粉体塗
料は、下記の(A)〜(C)成分を含有し、(C)成分
の含有量が熱硬化性粉体塗料全体の30〜60重量%の
範囲に設定されている熱硬化性粉体塗料であって、上記
熱硬化性粉体塗料自体が、平均粒径30〜70μ、粒子
径12μ以下の粒子の占める体積割合が5〜40%、最
大粒径が800μ以下の粒度に設定されているという構
成をとる。
(A)熱硬化性樹脂。
(B)硬化剤。
(C)アスペクト比が1.0〜1.5.平均粒径が10
〜50μ2粒子径が6.0μ以下の粒子の占める体積割
合が60%以下、最大粒径が200μ以下の球状の充填
剤。
〔作用〕
すなわち、本発明者らは、塗膜形成後の外観性、低応力
性、耐湿性、耐熱衝撃性に優れた熱硬化性粉体塗料を得
るために一連の研究を重ねた。その結果、主要構成成分
の一つである充填剤として特定の形状および粒径のもの
を特定の割合で用い、かつ得られる熱硬化性粉体塗料と
して特定の粒径のものおよびそのなかでもさらに特定の
粒径のものを特定の割合で用いると、上記の目的を達成
しうるようになることを見出しこの発明に到達した。
この発明の熱硬化性粉体塗料は、熱硬化性樹脂(A成分
)、硬化剤(B成分)および特定の球状充填剤(C成分
)とを用いて得られる。
上記A成分である主剤の熱硬化性樹脂は、特に限定する
ものではな(従来公知のものを用いることができ、例え
ばエポキシ樹脂、ウレタン樹脂。
フェノール樹脂等があげられる。
上記B成分の硬化剤も、特に限定するものではな〈従来
公知のものを用いることができ、例えば酸無水物系硬化
剤、酸系硬化剤、アミン系硬化剤ジシアン系硬化剤等が
あげられる。
そして、上記C成分である特定の球状充填剤としては、
従来から熱硬化性樹脂組成物の含有される種々の充填剤
が用いられる。特に好適なものとしては、シリカ、アル
ミナ、酸化チタン、炭酸カルシウム等があげられ、単独
でもしくは併せて用いられる。このようなC成分の特定
の球状充填剤は、アスペクト比が1.0〜1.5で、平
均粒径が10〜50μのものでなければならない。さら
に、粒子径6μ以下の粒子の占める体積割合がC成分全
体の60%以下で、最大粒径が200μ以下でなければ
ならない。すなわち、平均粒径が10μ未満で粒子径6
μ以下の粒子の占める体積割合がC成分全体の60%を
超えると、得られる熱硬化性粉体塗料の流れ性が低下し
、塗膜の平滑性が損なわれ外観性が劣化することになる
。逆に、平均粒子径か50μを超えるかもしくは最大粒
径が200μを超えると耐熱衝撃性および外観性が低下
するからである。
さらに、このようなC成分の特定の球状充填剤の含有量
は、熱硬化性粉体塗料全体の30〜60重量%(以下「
%」と略す)の範囲に設定する必要がある。すなわち、
充填剤の含有量が30%未満であると、得られる熱硬化
性粉体塗料の線膨張率が増大し耐湿性および耐熱衝撃性
が低下し、逆に60%を超えると外観性が劣化するから
である。
また、この発明の熱硬化性粉体塗料には、上記A−C成
分以外にも、必要に応じて従来より用いられているその
他の添加剤を配合してもよい。
上記その他の添加剤としては、硬化促進剤、顔料、流れ
調整剤、難燃助剤、カップリング剤等があげられる。
上記硬化促進剤は、硬化を促進させるために用いられる
もので、B成分の硬化剤の種類に適合したものを必要に
応じて配合される。例えば、三級アミン、イミダゾール
、ホスフィン系化合物等があげられる。
上記顔料としては、カーボンブラック、べんがら、酸化
チタン、酸化クロム、シアニンブルーシアニングリーン
等があげられる。
このようなその他の添加剤の配合割合は、その種類や用
途に応じて適宜配合されるが、通常、熱硬化性粉体塗料
全体中0.3〜2.0%の範囲に設定させるのが好まし
く、特に好ましくは0.4〜5%である。
この発明の熱硬化性粉体塗料は、例えばつぎのようにし
て製造することができる。すなわち、上記A−C成分お
よび必要に応じてその他の添加剤を乾式混合法や溶融混
合法等の従来公知の混合方法により混合して、粉砕およ
び分級することにより製造することができる。
このようにして得られる熱硬化性粉体は、平均粒径が3
0〜70μで、粒子径12μ以下の粒子の占める体積割
合が5〜40%、かつ最大粒径が800μ以下でなけれ
ばならない。特に好適なのは、平均粒径が40〜50μ
で、粒子径12μ以下の粒子の占める体積割合が10〜
30μ、かつ最大粒径が200μ以下である。すなわち
、平均粒径が30μ未満であったり、粒子径12μ以下
の粒子の占める体積割合が40%を超えると、ブロッキ
ングが発生し易くなる。逆に、平均粒径が70μを超え
たり、粒子径12μ以下の粒子の占める体積割合が5%
未満で最大粒径が800μを超えると、熱硬化性粉体塗
料の流動性が低下し、塗装作業性に悪影響をおよぼし外
観性が低下するからである。
なお、この発明の熱硬化性粉体塗料の嵩密度を0.5〜
0.9 g /ccの範囲に設定するのが好ましい、特
に好ましいのは、0.6〜0.8g/ccである。
すなわち、嵩密度が0.5 g /cc未満では流動性
が低下する傾向になり、逆に0.9 g /ccを超え
るとブロッキングを発生し易くなるからである。また、
この発明の熱硬化性粉体塗料の150℃における流れ特
性は2〜20%の範囲になるように設定するのが好適で
ある。特に好適なのは5〜10%である。すなわち、流
れ特性が20%を超えるとこの発明の熱硬化性粉体塗料
を塗料として用い塗膜を形成した場合塗膜のだれが発生
し易くなり、逆に2%未満では外観が劣化する傾向にな
るからである。
この発明の熱硬化性粉体塗料を電子部品等の表面塗料と
して用いる場合の塗装方法としては、従来からの粉体塗
料を用いて行われる塗装方法があげられる。特に好適な
塗装方法としては、流動浸漬法、静電塗装法があげられ
る。
このようにして得られる熱硬化性粉体塗料は、特定の球
状充填剤(C成分)を用いて得られる特定の組成物であ
るため、例えばこれを電子部品等の表面保護用塗料とし
て用いた場合、極めて優れた塗装後の塗膜外観性、低応
力性、耐湿性、耐熱衝撃性を与えることになる。
〔発明の効果〕
以上のように、この発明の熱硬化性粉体塗料は、C成分
の特定の球状充填剤を含む特殊な組成物であり、これを
塗料として用いた場合、優れた塗膜外観性、低応力性、
耐湿性、耐熱衝撃性を発揮する。したがって、上記熱硬
化性粉体塗料を、例えば電子部品等の表面保護用粉体塗
料として用いて塗膜を形成すると、過酷な条件下におい
ても極めて優れた信頼性を備えた電子部品が得られるよ
うになる。
つぎに、実施例について比較例と併せて説明する。
〔実施例1〜9、比較例1〜10〕 まず、充填剤として、下記の第1表に示すアスペクト比
1.2の球状シリカA−Eを準備した。
(以下余白) 第−一」−一一表 つぎに、後記の第2表に示す原料を同表に示す割合で配
合し、乾式混合した後、溶融混合を行い、篩により粒度
を調整して目的とする熱硬化性粉体塗料を得た。
(以下余白) このようにして得られた熱硬化性粉体塗料について、平
均粒径、12μ以下の粒子の占める体積割合、最大粒径
、嵩密度(嵩比重)、浮上率(流動性)、ブロッキング
性、150°Cにおける流れ性、耐湿性、耐熱衝撃性、
線膨張率、塗装時のだれの発生の有無を下記に示す測定
方法により測定した。その結果を後記の第3表に示す。
(平均粒径、12μ以下の粒子の占める体積割合、最大
粒径) レーザー式粒度分布測定機により測定した。
(嵩密度(嵩比重)) パウダーテスターを用いて測定した。
(浮上率(流動性)) 110X90X80m+の流動浸漬槽に試料粉末300
gを入れ、空気室に空気を挿入して空気圧1 kg /
 c4にする。つぎに、空気挿入前後の試料粉末上面の
高さを測定し、下記の式により浮動率を算出する。
(以下余白) 浮動率(%) (ブロッキング性) 試料粉末100gを30°C×65%RHの条件下に3
時間放置した後、取り出して手で握りしめた際に、塊状
になるものを×、塊状にならないものをOとして示した
(塗装時のたれの発生の有無(外観性))幅15m、長
さ100mm、厚み1.0順の鋼板を150℃に予熱し
て流動浸漬法にて塗装を行ったのち、150°Cで15
分間保持して硬化させた。
この硬化物表面を目視判定し、平滑なものをO1平滑で
ないものを×として示した。また、このときのたれの発
生の有無を調べた。
(150°Cにおける流れ性) 粉末試料を1.0±0.1g秤量し、直径15鵬のタブ
レットにプレス成形した。そして、このタブレットを1
0100X100X1の鋼板状に載置し150°Cの乾
燥機に入れ30分間保持したのち、タブレットの直径を
測定し、下記の式により流れ性を算出した。
流れ性(%) を作製し、この硬化物を機械的熱分析装置(TMA)を
用いて測定した。
(以下余白) (耐湿性) 上記塗装時のたれの発生の有無(外観性)を測定する際
に得られる塗装硬化物を2気圧、100%RH雰囲気下
で100時間放置した。その結果、塗膜にクラックが発
生したものを×、クラックが発生しなかったものを○と
して示した。
(耐熱衝撃性) 上記塗装時のだれの発生の有無(外観性)を測定する際
に得られる塗装硬化物を、熱衝撃試験機に入れ、80°
C,−40°Cの温度に各1時間放置し、これを100
回繰り返した。その結果、塗膜にクラックが発生したも
のを×、クラックが発生しなかったものをOとして示し
た。
(線膨張率) 粉末試料を150°Cで30分間硬化させ硬化物第3表
の結果から、実施例品は比較例品に比べて、粉体特性で
ある浮上率(流動性)、ブロッキング性および硬化物特
性である150°Cにおける流れ性、耐湿性、耐熱衝撃
性、線膨張率、塗装時のたれの発生の有無(外観性)の
全てに優れていることがわかる。
特許出願人  日東電工株式会社 代理人 弁理士 西 藤 征 彦

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の(A)〜(C)成分を含有し、(C)成分
    の含有量が熱硬化性粉体塗料全体の30〜60重量%の
    範囲に設定されている熱硬化性粉体塗料であつて、上記
    熱硬化性粉体塗料自体が、平均粒径30〜70μ、粒子
    径12μ以下の粒子の占める体積割合が5〜40%、最
    大粒径が800μ以下の粒度に設定されていることを特
    徴とする熱硬化性粉体塗料。 (A)熱硬化性樹脂。 (B)硬化剤。 (C)アスペクト比が1.0〜1.5、平均粒径が10
    〜50μ、粒子径6.0μ以下の粒子 の占める体積割合が60%以下、最大粒 径が200μ以下の球状の充填剤。
JP7250089A 1989-03-24 1989-03-24 熱硬化性粉体塗料 Pending JPH02251576A (ja)

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JP7250089A JPH02251576A (ja) 1989-03-24 1989-03-24 熱硬化性粉体塗料

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JP (1) JPH02251576A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0598193A (ja) * 1991-10-11 1993-04-20 Nippon Paint Co Ltd 粉体塗料及び粉体塗料用原料
EP0737567A4 (en) * 1994-10-31 1999-01-07 Dainippon Printing Co Ltd DECORATIVE MATERIAL WITH ABRASION RESISTANCE

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0598193A (ja) * 1991-10-11 1993-04-20 Nippon Paint Co Ltd 粉体塗料及び粉体塗料用原料
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