JPH0225132A - 通信方式とその通信システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 親局と１以上の子局との間の通信方式、例えばＨＤ　Ｌ
　Ｃ手順による通信方式であって、親局から子局へ伝送
される情報フレーム内の情報はその種類に応じて子局内
の複数の処理チャネルのいずれかにおいて処理される通
信方式において、処理チャネルのいずれかが未処理の情
報で満杯に至った時にはそのチャネルのアドレスを指定
したビジー情報を親局へ送出し、親局は以後その処理チ
ャネルへの情報フレームの送信を停止することにより、
成る特定の処理チャネルがビジーになることにより子局
全体がビジー状態になることを防止する。

〔産業上の利用分野〕

ＮＣ工作機械を使用した機械加工業の分野では、セルコ
ントローラを中心としてＮＣ工作機械、ロボット及びそ
の他の関連周辺機器を組み合わせて加工セルを構成し、
それらの群制御により機械加工を進める、いわゆるファ
クトリオートメーション（ＦＡ）化が進行している。本
発明はそのようなシステムにおいて特に有用な通信方式
及びその通信システムについて言及する。

〔従来の技術〕 前述のような加工セルにおける群制御は、セルコントロ
ーラを親局としＮＣ工作機械、ロボット及び関連周辺機
器を子局とした１対Ｎの通信方式により、相互に情報を
交換しながら遂行される。

親局すなわちセルコントローラから子局例えばＮＣ工作
機械へ送るべき情報フレームとしては例えばＮＣ工作機
械内で実行すべき加工手順をＮＣ言語で記述した加ニブ
ログラムあるいはセルコントローラに付属するデイスプ
レィ上に機械加工の進行状況を図式的にリアルタイムに
表示するための位置情報の送信をＮＣ工作機械へ要求す
るコマンド等がある。これらの情報フレームは子局すな
わちＮＣ工作機械において情報の種類に応じて種分けさ
れ、各処理チャネルに振り分けられて、加ニブログラム
の格納あるいは位置情報の送信等の処理が行なわれる。

いずれかの処理チャネルにおいて未処理の情報で満杯に
なってさらに次の情報が受けられなくなった時、子局は
親局側ヘビジー情報を含む情報フレームを送出し、処理
が進んで受入れ可能となるまで、新たな情報フレームの
送出が停止される。

〔発明が解決しようとする課題〕

前述のような通信方式では、いずれかの処理チャネルに
おいて未処理の情報フレームが溜ると、他の処理チャネ
ルを宛先とする情報フレームの送出も、仮にその処理チ
ャネルに余裕があっても同時に停止してしまい、それが
比較的緊急の処理を要するコマンドである場合に問題と
なる。前述の例で言えば、長い加ニブログラムを転送中
にバッファが満杯となると、位置情報送出のコマンドが
送れなくなってしまい、転送が終了するまで表示画面の
更新が停止してしまうという問題を生じる。

したがって本発明の目的は、一部の処理チャネルにおい
て未処理の情報が溜って新たな情報フレ提供することに
ある。

〔課題を解決するための手段〕

第１図は本発明の原理図である。本図において、本発明
の通信方式は親局１０と１以上の子局１２との間の通信
方式である。親局１０から子局１２へ伝送され処理され
る情報を含む情報フレームはその種類に応じて子局１２
内の複数の処理チャネル１４のいずれか１つにおいて処
理される。複数の処理チャネル１４のいずれかが未処理
の情報フレームで満杯に至った時には、満杯に至った処
理チャネル１４のアドレスとビジー情報とを組み合わせ
た情報フレームを子局１２から親局ｌＯへ送出する。ビ
ジー情報を受信した親局１０は、以後、ビジー情報に組
み合わされたアドレスに対応する処理チャネル１４へ向
けた情報フレームの送信を停止する。

次に、このような通信方式が適用される通信システムに
ついて説明する。本発明の通信システムは親局１０と親
局１０に双方向の通信線で接続された１以上の子局１２
とから構成される。子局１２は、処理チャネル１４のそ
れぞれにおいて処理チャネル１４が未処理の情報フレー
ムで満杯に至った時には、ビジー情報を含む情報フレー
ムを形成するチャネルビジー情報形成手段２０を具備し
ている。親局１０は、ビジー情報を受信したか否かを判
定し、ビジー情報を受信したと判定されればビジー情報
に組み合わされたアドレスに対応する処理チャネル１４
へ向けた情報の送信を停止するビジー情報処理手段２２
を具備している。

〔作　用〕

子局１２の処理チャネル１４毎にビジー情報が送出され
るので、１つの処理チャネル１４が受入れ不能に陥って
も処理に余裕のあるチャネルには情報フレームの送出が
可能となる。

〔実施例〕

第２図は本発明の通信方式の一実施例としてＨＤＬＣ手
順に従う通信方式のフレームフォーマットを表わす図で
ある。図中Ｆは同期をとるだめのフラグシーケンスであ
り、“０１１１１１１０”のピットパターンよりなって
いる。Ａは子局のアドレスを表わす８ビツトよりなるア
ドレス部であり、Ｃは各種の制御情報を表わす８ビツト
の制御部であり、Ｆｅ２は誤り制御用の１６ピツトのフ
レーム検査シーケンスである。以上は標準のＨＤＬＣ手
順において定められるフレームフォーマットである。可
変ビット長の情報部Ｃ内には処理チャネルのアドレスを
表わす８ビツトのチャネルアドレス部ａと、各処理チャ
ネルのレベルで定義された制御情報を表わす８ビツトの
チャネル制御部すが割り当てられている。

第３図は第２図内のチャネル制御部すのビット構成の一
例を表わす図である。当該処理チャネルが新たな情報フ
レームを受入れ可能であることを示すＲＲ及び受入れ不
可であるＲＮＲは図の如く定義することができる。

第４図は本発明の通信システムの一実施例において、第
２図及び第３図で説明した通信方式を適用するときの子
局における受信処理の処理フローチャートである。

第２図で表わされるようなフォーマットに従う■フレー
ムを受信しくステップａ）、制御部Ｃ（第２図）を調べ
て情報部を伴うエフレームであるか否かを判定する（ス
テップｂ）。■フレームでなければ通常ＨＤＬ［：手順
で定義された処理を実行する（ステップｌ）。■フレー
ムであれば、次に情報部Ｃ（第２図）内のチャネルアド
レス部ａ（第２図）を読み出しくステップＣ）、その値
に応じて各処理チャネルへ分岐する。（ステップｄ）。

処理チャネルの１つについて説明すると、チャネル制御
部及びチャネル情報部（第２図）の内容に応じて、例え
ば加ニブログラムの格納等の処理を行ない（ステップｅ
）、そのフレームがファイナルであるかを調べる（ステ
ップｇ）。そうであれば、当該チャネルの処理状態が次
のフレームの受は入れ可能な状態であるかを調べる。受
は入れ可能であればＲＲ（第３図）を設定しくステップ
ｌ）、受は入れ不可能であればＲＮ　Ｒを設定して（ス
テップｈ）、当該チャネルのアドレスを設定して（ステ
ップ］）■フレームを形成して親局側へ送信する（ステ
ップｋ）。他のチャネルにおける処理（ステップｍ〜２
）もそれぞれステップｅ−にの処理と同様である。

第５図は本発明の通信システムの一実施例において、第
２図及び第３図で説明した通信方式を適用するときの親
局における受信処理フローチャートである。

第２図で表わされるフォーマットに従うＩフレームを受
信しくステップａ）、制御部Ｃ（第２図）を調べて情報
部を伴う■フレームであるかを判定する（ステップｂ）
。エフレームでなければ通常のＨＯＬＣ手順で定められ
た処理を実行する（ステップｆ）。Ｉフレームであれば
、次に、チャネル制御部ｂ（第２図）を調べ、第３図で
定義されたＲＮＲであるかを調べる（ステップＣ）。Ｒ
ＮＲでなければ対応する所定の処理を行なう（ステップ
ｅ）。ＲＮＲであれば、アドレス部Ａ（第２図）及びチ
ャネルアドレス部ａ　（第２図）で定まる処理チャネル
への送信処理を停止する（ステップｄ）。

〔発明の効果〕

以上述べてきたように本発明によれば、一部の処理チャ
ネルにおいて情報フレームの受は入れが不能に陥っても
、すべてのチャネルの受は入れ処理が停止することがな
く、特に、セルコントローラ及びＮＣ工作機械等で構成
されるＦＡシステムにおいて、威力を発揮する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理図、 第２図は本発明の通信線の一実施例におけるフレームフ
ォーマットの一例を表わす図、第３図は第２図のフレー
ムフォーマットにおけるチャネル制御部のビット構成を
表わす図、第４図は子局の受信処理のフローチャート、
第５図は親局の受信処理のフローチャート、である。 図において、 Ｆ・・・フラグシーケンス、　Ａ・・・アドレス部、Ｃ
・・・制御部、 ＦＣ３・・・フレーム検査シーケンス、ＲＲ・・・受入
れ可、 ＲＮＲ・・・受入れ不可。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、親局（１０）と１以上の子局（１２）との間の通信
   方式であって、該親局（１０）から該子局（１２）へ伝
   送され処理される情報を含む情報フレームは該情報の種
   類に応じて該子局（１２）内の複数の処理チャネル（１
   ４）のいずれか１つにおいて処理される通信方式におい
   て、 該複数の処理チャネル（１４）のいずれかが未処理の情
   報フレームで満杯に至った時には、満杯に至った処理チ
   ャネル（１４）のアドレスとビジー情報とを組み合わせ
   た情報フレームを該子局（１２）から該親局（１０）へ
   送出し、該ビジー情報を受信した親局（１０）は、以後
   、該ビジー情報に組み合わされたアドレスに対応する処
   理チャネル（１４）へ向けた情報フレームの送信を停止
   することを特徴とする通信方式。 ２、請求項１記載の通信方式が適用される通信システム
   であって、前記親局（１０）と該親局（１０）に双方向
   の通信線で接続された前記１以上の子局（１２）とから
   構成される通信システムにおいて、該子局（１２）は前
   記処理チャネル（１４）のそれぞれにおいて該処理チャ
   ネル（１４）が未処理の情報フレームで満杯に至った時
   には、ビジー情報を含む情報フレームを形成するチャネ
   ルビジー情報形成手段（２０）を具備し、 該親局（１０）は前記ビジー情報を受信したか否かを判
   定し、該ビジー情報を受信したと判定されれば該ビジー
   情報に組み合わされたアドレスに対応する処理チャネル
   （１４）へ向けた情報の送信を停止するビジー情報処理
   手段（２２）を具備することを特徴とする通信システム
   。