JPH02250207A - 絶縁電線 - Google Patents

絶縁電線

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JPH02250207A
JPH02250207A JP7115689A JP7115689A JPH02250207A JP H02250207 A JPH02250207 A JP H02250207A JP 7115689 A JP7115689 A JP 7115689A JP 7115689 A JP7115689 A JP 7115689A JP H02250207 A JPH02250207 A JP H02250207A
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JP
Japan
Prior art keywords
insulating layer
crystallinity
peek
insulated wire
conductor
Prior art date
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Pending
Application number
JP7115689A
Other languages
English (en)
Inventor
Izumi Ishikawa
石川 泉
Hideo Sunatsuka
砂塚 英夫
Isao Takahashi
功 高橋
Akira Yoshino
明 吉野
Setsuo Sugiyama
杉山 節雄
Motohisa Murayama
村山 元久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujikura Ltd
Original Assignee
Fujikura Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Fujikura Ltd filed Critical Fujikura Ltd
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Publication of JPH02250207A publication Critical patent/JPH02250207A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 コノ発明は、耐熱性の優れたポリエーテルエーテルケト
ン(以下、PEEKと略記する。)を絶縁層として用い
た絶縁電線に関するものである。
「従来の技術」 近時、極めて耐熱性の優れた絶縁電線として、P E 
E Kを絶縁層とした絶縁電線が注目されている。
これは、PEEKが340°C以上の高融点を有し、か
つ100〜300°Cの範囲の温度において優れた熱安
定性を有するためである。
このようなP E E、Kからなる絶縁層を有する絶縁
電線は、導体上にPEEKを押出被覆することによって
製造されている。
「発明が解決しようとする課題」 しかしながら、このようなPEEKからなる絶縁層を有
する絶縁電線にあっては、PEEKが剛直で硬質のポリ
マーであることから、その絶縁層を厚くした場合には、
絶縁電線としたときの可撓性が劣るなどの欠点があり、
このため高電圧電線には不適当であった。
「課題を解決するための手段」 この発明では、導体上にポリエーテルエーテルケトンか
らなる絶縁層を二層以上設けることによって、上記課題
を解決するようにした。
以下、この発明を図面に基づいて説明する。
第1図は、この発明の絶縁電線の第、1の例を示すもの
で、図中符号lは、銅、銅合金などからなる導体である
。この導体l上にはPEEKあるいはこれに充填剤、老
化防止剤などの種々の配合剤を添加した組成物を押出被
覆することによって得られた第1の絶縁層2が設けられ
ており、この第1の絶縁層2上には同様にして得られた
第2の絶縁層3が設けられている。これらの絶縁層2.
3間は両者が融合して一体とはなっておらず、単に接し
ている状態となっている。
第1の絶縁層2を構成するPEEKの結晶度と第2の絶
縁層3を構成するPEEKの結晶化度とは同一であって
もまた異なっていてもよい。結晶化度が異なる場合には
、内側の第1の絶縁層2のPEEKの結晶化度を低くし
、外側の第2の絶縁層3のPEEKの結晶化度を高くす
るようにした方が、後述するように好ましいが、これと
逆の組合せのものであってもよい。また、第1の絶縁層
2および第2の絶縁層3の厚さは同一でもよければ異な
っていてもよく、それぞれの厚さは特に限定されること
はないが、通常は0.05〜21程度の範囲とされる。
このような絶縁電線を製造するにあたっては、まず導体
1上に通常の押出被覆法によって、第1の絶縁層2を設
けたのら、この第1の絶縁層2の上に改めて第2の絶縁
層3を同様に押出被覆法によって設ける方法が採用され
る。また、第1の絶縁層2と第2の絶縁層3とのPEE
Kの結晶化度が異なるものを製造する場合には、押出被
覆直後のPEEKの冷却速度を互いに異ならせればよく
、第1の絶縁層2の押出被覆に際して溶融PEEKを水
冷などの急速冷却を行えば第1の絶縁層2のPEEKは
結晶化度の低い非晶質となり、第2の絶縁層2の押出被
覆に際して溶融PEEKを放冷などの徐冷を行えば、第
2の絶縁層3のPE E Kは結晶化度の高い結晶質と
なる。また、第1の絶縁層2について徐冷を採用し、第
2の絶縁層3において急冷を採用して、第1の絶縁層2
の結晶化度を高め、第2の絶縁層3の結晶化度数を低め
ることもできる。
このような構造の絶縁電線にあっては、その絶縁層が2
層となっており、かつ第1の絶縁層2と第2の絶縁層3
とが層間で融着しておらず、かつそれぞれの絶縁層2,
3の厚さを1層のものよりも薄くできることから、可撓
性が良好となる。
また、第1の絶縁層2の結晶化度を低くし、第2の絶縁
層3の結晶化を高くしたものでは、第1の絶縁層2が軟
かく、可撓性に富み、第2の絶縁層3が可撓性に乏しい
ものの耐薬品性が良好であることから耐薬品性が良好で
あり、かつ可撓性に富むものとなる。
また、絶縁層2.3にピンホール等の欠陥が存在しても
、その存在位置がそれぞれの絶縁層2゜3によって異な
るため、これら欠陥によるif?4圧の低下が少なく、
単層のものに比して耐電圧特性が向上する。
第2図は、この発明の絶縁電線の第2の例を示すもので
ある。この例の絶縁電線は、導体1上に、P E I”
: Kからなる第1の絶縁層2、第2の絶縁層3および
第3の絶縁層4を順次設けた3層構造のものである。こ
の例においても第1ないし第3の3つの絶縁層2.3.
4のPEEKの結晶化度は同じでも異なってもよく、結
晶化度か異なる場合には、次表に示す組合せが可能とな
る。
第1ないし第3の絶縁層2,3.4のそれぞれの結晶化
度が互いに異なる場合、 第1表 3つの絶縁層のうち、いずれか2つが等しく、残りの1
つがこれと異なる場合、 第2表 この例の絶縁電線にあっても、PEEKからなる絶縁層
が多層構造となっているので、可撓性に優れるとともに
耐電圧性が優れたものとなる。
「実施例」 (実施例1) 径1 、0 mmの軟銅線上に結晶化度30%のPEE
Kからなる厚さ0.25+amの第1の絶縁層を設け、
この上に結晶化度30%のPEEKからなる厚さ0.2
5mmの第2の絶縁層を順次設けて絶縁電線を得た。
(実施例2) 径1 、 Onu+の軟銅線上に結晶化度15%、厚さ
0.25ma+の第1の絶縁層を設け、この上に結晶化
度30%、厚さ0.25mmの第2の絶縁層を順次設け
て、絶縁電線を得た。
(実施例3) 径1.01の軟銅線上に結晶化度O%、厚さ025mm
の第1の絶縁層を設け、この上に結晶化度30%、厚さ
0.25mmの第2の絶縁層を順次設けて絶縁電線を得
た。
(実施例4) 径1 、0 mmの軟銅線上に結晶化度30%、厚さ0
.25nmの第1の絶縁層を設け、この上に結晶化度O
%、厚さ0.25mmの第2の絶縁層を順次設けて絶縁
電線を得た。
(実施例5) 径1 、 Olinの軟銅線上に結晶化度30%、厚さ
0.1661inの第1〜第3の絶縁層を順次3層設け
て絶縁電線を得た。
(実施例6) 径1 、 Ol11mの軟銅線上に結晶化度30%、厚
さ0.1+amの第1の絶縁層を設け、この上に結晶化
度0%、厚さ0 、3 mmの第2の絶縁層を設け、こ
の上にさらに結晶化度30%、厚さO,1mmの第3の
絶縁層を順次設けて絶縁電線を得た。
(比較例) 径0.1amの軟銅線上に結晶化度30%、厚さ0 、
5 a+giの1層構造の絶縁層を設けて絶縁電線を得
た。
以上の実施例および比較例で得られた各絶縁電線につい
て、交流短時間破壊電圧と可撓性とについて評価した。
可撓性については、絶縁電線を所定の太さの丸棒に巻き
付け、絶縁層に割れ、クラックを生じない最小の丸棒の
径を絶縁電線の自己径(d)の倍率で示した。
結果を第1表に示す。
第1表 導体上にポリエーテルエーテルケトンからなる絶縁層を
二層以上設けたものであるので、可撓性が良好で耐電圧
性も高いものとなるなどの効果をイアする。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はいずれもこの発明の絶縁電線の例
を示す概略断面図である。 ■・・・・・・導体、 2・・・・・・第1の絶縁層、 3・・・・・・第2の絶縁層、 4・・・・・・第3の絶縁層。 第1表の結果から明らかなように、この発明の構造の絶
縁電線にあっては、可撓性に富み、1liF!電圧性も
向上することがわかる。 「発明の効果」

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)導体上にポリエーテルエーテルケトンからなる絶
    縁層を二層以上設けたことを特徴とする絶縁電線。
  2. (2)それぞれの絶縁層のポリエーテルエーテルケトン
    の結晶化度を互いに異ならせたことを特徴とする請求項
    (1)記載の絶縁電線。
JP7115689A 1989-03-23 1989-03-23 絶縁電線 Pending JPH02250207A (ja)

Priority Applications (1)

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JP7115689A JPH02250207A (ja) 1989-03-23 1989-03-23 絶縁電線

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JP7115689A JPH02250207A (ja) 1989-03-23 1989-03-23 絶縁電線

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JPH02250207A true JPH02250207A (ja) 1990-10-08

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ID=13452479

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JP7115689A Pending JPH02250207A (ja) 1989-03-23 1989-03-23 絶縁電線

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7009113B2 (en) * 2003-01-22 2006-03-07 Schlumberger Technology Corporation High temperature electrical cable having interstitial filler
CN104170026A (zh) * 2012-11-30 2014-11-26 古河电气工业株式会社 绝缘电线和电气/电子设备
EP3250627B1 (en) 2015-01-30 2022-09-14 Victrex Manufacturing Limited Insulated conductors

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