JPH02250001A - 反射防止膜 - Google Patents

反射防止膜

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Publication number
JPH02250001A
JPH02250001A JP1070377A JP7037789A JPH02250001A JP H02250001 A JPH02250001 A JP H02250001A JP 1070377 A JP1070377 A JP 1070377A JP 7037789 A JP7037789 A JP 7037789A JP H02250001 A JPH02250001 A JP H02250001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
film
reflectivity
optical
polarized light
Prior art date
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Pending
Application number
JP1070377A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigeo Iizuka
飯塚 重夫
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Filing date
Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、OA機器や光通信、光情報処理、カメラなど
の光学応用機器等を構成する光学部品に対して施される
反射防止膜に関する。
〔従来の技術〕
従来から、レンズ、プリズムなどの光学部品には、その
表面の反射を防止するために反射防止層を設けることが
行われている。
このような光学部品に対する反射防止層は、−般にフッ
化マグネシウムなどからなる単層構造、または高屈折率
層と低屈折率層を組み合わせた多層構造の膜として、た
とえば真空蒸着法などにより形成されることが多い。特
に適用される光がレーザである場合には波長が単一であ
るので、コストの面から単層膜が主として利用されてい
る。しかし、かかる単層膜は入射角が小さいときは反射
率も低い値を示すが、入射角が大きくなるにつれて反射
率が高(なり、また同時にS偏光成分の反射率も一層高
い値をとるという欠点があった。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、最近のOA機器などではレーザ応用光学系が
多く利用され、これらに用いられている光学部品に対し
ては単に反射率が低いだけではなく、入射角が大きいと
きも反射率が高くならずまたS偏光成分とP偏光成分の
反射率の差も大きくならないような反射防止膜を設ける
ことが求められている。
このような事情のもとで、本発明は、入射角が大きい場
合でも反射率が低くまたS偏光成分とP偏光成分の反射
率の差も小さくて、構成の単純な反射防止膜を提供しよ
うとするものである。
〔課題を解決するための手段〕
かかる本発明の目的は、イツトリアまたはランタニアか
らなる第1層とシリカからなる第2層とを順次積層して
なり、該第1層と該第2層との光学的膜厚がそれぞれ下
記の式: %式% 但し、λは適用される光の波長、n1yn!は波長λの
光に対するそれぞれ第1層、第2層の屈折率、d、、d
、はそれぞれ第1層。
第2層の膜厚である。
で表される範囲内のn、d、とnz d、の値を有する
ことを特徴とする光学部品の反射防止膜によって達成す
ることができる。
本発明の反射防止膜を光学部品の表面上に形成するには
、まずイツトリアまたはランタニアからなる第1層をた
とえば真空蒸着法やイオンブレーティング法、スパッタ
リング法などの成膜技術を用いて形成するが、その厚さ
は適用する光の波長をλ、第1Nの屈折率をnl、第1
層の膜厚をd。
とするときに、光学的膜厚すなわちn、d、が0゜28
λ〜0.30λの範囲に入るように制御することが必要
である。
つぎに第2層として、前記と同様な方法で第1層の上に
シリカの層を形成する。このときの第2層の厚さは、前
記と同様な意味での光学的膜厚が0.25λ〜0.33
λの範囲に入るように制御する必要がある。
〔作 用〕
このようにしてイツトリアまたはランタニアからなる層
とシリカからなる層とを順次積層して形成された本発明
の反射防止膜は、格段に優れた光学特性を有するもので
ある。
〔実施例1〕 光学硝子基板(BK7 、n、: 1.51)を精密洗
浄したのち真空蒸着装置内に取り付け、基板の加熱温度
280 ”C前後、真空度I X 10−’  トール
の条件下で、ランタニア(n:1.8)の層を前記基板
の表面上に、光学的膜厚が250nmとなるように蒸着
した。
次に、同様な方法でシリカ(n:1.45)の層を、ラ
ンタニアの層のうえに光学的膜厚が21On+mとなる
よう蒸着して、2層の反射防止膜を形成した。
こうして得た反射防止膜を構成する2層の膜の光学的膜
厚は、波長λが830nn+の光に対して、それぞれ第
1層が0.30λ、第2層が0.25λとなっている。
更に、この反射防止膜に対して光を入射させて入射角θ
が46°のときの反射特性を測定したところ、極めて優
れた反射防止性能を有していることが分かった。その結
果を第1図に示すが、1は平均反射率、2はP偏光成分
の反射率、3はS偏光成分の反射率で、いずれも1%以
下であり、それぞれの反射率の差も小さい。
(実施例2〕 ポリゴンミラー防塵硝子(FL2フロート硝子、nd 
:1.52)の表面に、実施例1と同様な膜形成条件で
、イツトリア(n:1.8)の層を光学的膜厚が210
nmとなるよう蒸着し、つぎに、イツトリアの層のうえ
にシリカ(n:1.45)の層を光学的膜厚が225n
mとなるよう蒸着して、2層の反射防止膜を形成した。
こうして得た反射防止膜は、構成する2層の膜の光学的
膜厚が、波長λが750nmの光に対してそれぞれ第1
Nは0.28λ、第2層は0.30λとなっている。
また、この膜に対する光の入射角θが46°のときの反
射特性を測定した結果は、第2図に示すとおり、反射率
はいずれも1%以下であり、またそれぞれの反射率の差
も小さくて、極めて優れた反射防止性能を有していた。
(対照例〕 実施例1の光学硝子基板を用い、実施例1と同様にして
、フッ化マグネシウム層を厚さ200nmとなるように
蒸着し、単層膜の反射防止膜を形成した。
この反射防止膜に対して光の入射角θが46゜のときの
反射特性を測定したところ、第3図に示すように、平均
反射率は約2.2%でありまたS偏光成分の反射率は4
.4%にも達している。
〔発明の効果〕
本発明の反射防止膜は、広い波長範囲にわたって反射率
が低いばかりでなく、光の反射率が高くなる入射角θが
46°付近においても有効な反射防止性能を有しており
、簡単な構成であって製造コストも低いという利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ本発明の実施例1および
実施例2の反射防止膜の反射特性図であり、 第3図は対照例の反射防止膜の反射特性図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 イットリアまたはランタニアからなる第1層とシリカか
    らなる第2層とを順次積層してなり、該第1層と該第2
    層との光学的膜厚がそれぞれ下記の式; 0.28λ<n_1d_1<0.30λ、 および 0.25λ<n_2d_2<0.33λ 但し、λは適用される光の波長、n_1、n_2は波長
    λの光に対するそれぞれ第1層、第2層の屈折率、d_
    1、d_2はそれぞれ第1層、第2層の膜厚である。 で表される範囲内のn_1d_1とn_2d_2の値を
    有することを特徴とする光学部品の反射防止膜。
JP1070377A 1989-03-24 1989-03-24 反射防止膜 Pending JPH02250001A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008209923A (ja) * 2008-02-18 2008-09-11 Olympus Corp 画像表示装置

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