JPH02248542A - 構造物用高減衰付加装置 - Google Patents
構造物用高減衰付加装置Info
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- JPH02248542A JPH02248542A JP7118389A JP7118389A JPH02248542A JP H02248542 A JPH02248542 A JP H02248542A JP 7118389 A JP7118389 A JP 7118389A JP 7118389 A JP7118389 A JP 7118389A JP H02248542 A JPH02248542 A JP H02248542A
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Landscapes
- Buildings Adapted To Withstand Abnormal External Influences (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野〕
本発明は構造物の架橋本体と可変剛性要素、または架構
内に設けた可変剛性要素どうしを連結し、地震時などの
構造物の振動レベルに応じ、その連結状態および減衰係
数を受動的に変化させることにより、構造物を振動外乱
から守るための高減衰付加装置に関するものである。
内に設けた可変剛性要素どうしを連結し、地震時などの
構造物の振動レベルに応じ、その連結状態および減衰係
数を受動的に変化させることにより、構造物を振動外乱
から守るための高減衰付加装置に関するものである。
出願人は構造物の柱梁架構内に、プレースや壁などの形
で可変剛性要素を組み込み、可変剛性要素自体の剛性、
あるいは架橋本体と可変剛性要素との連結状態を可変と
し、地震や風などの振動外力に対し、振動外力の特性を
コンピューターにより解析して、非共振となるよう構造
物の剛性を変化させて構造物の安全を図る能動的制置シ
ステムおよび可変剛性構造を種々提案している(例えば
特開昭62−268479号、特開昭63−11477
0号、特開昭63−114771号など)。
で可変剛性要素を組み込み、可変剛性要素自体の剛性、
あるいは架橋本体と可変剛性要素との連結状態を可変と
し、地震や風などの振動外力に対し、振動外力の特性を
コンピューターにより解析して、非共振となるよう構造
物の剛性を変化させて構造物の安全を図る能動的制置シ
ステムおよび可変剛性構造を種々提案している(例えば
特開昭62−268479号、特開昭63−11477
0号、特開昭63−114771号など)。
ところで、従来の能動的制置システムは、主として地震
動などの卓越周期と、構造物の固有振動数(通常、1次
の固有振動数が問題となる場合が多い)との関係に着目
し、卓越1周期に対し、構造物の固有振動数を能動的に
ずらすことにより、共振現象を避け、応答量の低減を図
っている。
動などの卓越周期と、構造物の固有振動数(通常、1次
の固有振動数が問題となる場合が多い)との関係に着目
し、卓越1周期に対し、構造物の固有振動数を能動的に
ずらすことにより、共振現象を避け、応答量の低減を図
っている。
しかし、特に地震動などの場合、非定常振動であること
から、例えば卓越周期がはっきりしない場合や卓越周期
が複数ある場合など、必ずしも最適な制御とならない場
合も考えられる。
から、例えば卓越周期がはっきりしない場合や卓越周期
が複数ある場合など、必ずしも最適な制御とならない場
合も考えられる。
また、能動的制置システムの場合、制御用のコンピュー
ターの他、各種センサーを用いるため、何らかの異常が
あった場合に対し、種々の安全維持機構を必要とするな
ど制御機構が複雑となり、コスト面での問題も考えられ
る。その他、制御の遅れにより十分な効果を発揮するま
で時間を要するような場合も考えられる。
ターの他、各種センサーを用いるため、何らかの異常が
あった場合に対し、種々の安全維持機構を必要とするな
ど制御機構が複雑となり、コスト面での問題も考えられ
る。その他、制御の遅れにより十分な効果を発揮するま
で時間を要するような場合も考えられる。
本発明の高減衰付加装置は架橋本体と可変剛性要素との
間に介在させた場合において、装置の減衰係数が振動外
乱による構造物の振動レベルに応じ、自動的に変化する
よう構成し、コンピュータープログラムなどによる制御
システムを必要としない受動的制置を可能とするもので
あり、減衰性を考慮して構造物の安全性を確保するとと
もに、快適な居住空間を実現することを目的としている
。
間に介在させた場合において、装置の減衰係数が振動外
乱による構造物の振動レベルに応じ、自動的に変化する
よう構成し、コンピュータープログラムなどによる制御
システムを必要としない受動的制置を可能とするもので
あり、減衰性を考慮して構造物の安全性を確保するとと
もに、快適な居住空間を実現することを目的としている
。
以下に、本発明の高減衰付加装置を実施例に対応する符
号を用いて説明する。
号を用いて説明する。
本発明の高減衰付加装置1は第2図の概念図に示すよう
に、シリンダー2内で往復動する両ロッド形式のピスト
ン3の左右に油圧室5を設け、この左右の油圧室5を連
結する油路に開閉弁6などからなる可変オリフィスを設
け、このオリフィスの開度がシリンダー2とピストン3
の相対速度により生じる油路の油圧に応じて、自動的、
すなわち受動的に変化するようになっている。
に、シリンダー2内で往復動する両ロッド形式のピスト
ン3の左右に油圧室5を設け、この左右の油圧室5を連
結する油路に開閉弁6などからなる可変オリフィスを設
け、このオリフィスの開度がシリンダー2とピストン3
の相対速度により生じる油路の油圧に応じて、自動的、
すなわち受動的に変化するようになっている。
そして、シリンダー2およびロッド4の一方が構造物の
架橋本体および可変剛性要素または可変剛性要素どうし
の一方に連結され、他方が架橋本体および可変剛性要素
または可変剛性要素どうしの他方に連結される。
架橋本体および可変剛性要素または可変剛性要素どうし
の一方に連結され、他方が架橋本体および可変剛性要素
または可変剛性要素どうしの他方に連結される。
高減衰付加装置1の減衰力はオリフィスの開度に応じて
、シリンダー2とピストン3の相対速度の2乗にほぼ比
例する抵抗力として得られ、架構に対し最大の減衰定数
りを与える付近で架橋の固有周期が短い方へ移行し、減
衰定数りも徐々に低下する。
、シリンダー2とピストン3の相対速度の2乗にほぼ比
例する抵抗力として得られ、架構に対し最大の減衰定数
りを与える付近で架橋の固有周期が短い方へ移行し、減
衰定数りも徐々に低下する。
第3図のグラフはこのような架橋の特性を眉間振幅が数
cI11程度の大振動から眉間振幅が数+nm程度の小
振動までの5種類の振動レベル(速度v、〜VS)につ
いて概念的に示したものであり、Cは連結装置の減衰係
数、hは架構の減衰定数を示している。このグラフから
も明らかなように、振動レベル、すなわち相対速度Vが
大きくなるに従って、最大の減衰効果を与える高減衰付
加装置の減衰係数Cは小さなものとなる。
cI11程度の大振動から眉間振幅が数+nm程度の小
振動までの5種類の振動レベル(速度v、〜VS)につ
いて概念的に示したものであり、Cは連結装置の減衰係
数、hは架構の減衰定数を示している。このグラフから
も明らかなように、振動レベル、すなわち相対速度Vが
大きくなるに従って、最大の減衰効果を与える高減衰付
加装置の減衰係数Cは小さなものとなる。
表−1はこの関係をまとめたものである。
表−1
第3図および表−1より、地震や風などに対する構造物
の揺れを最小(減衰定数りを最大)にするためには、振
動が大きくなるに従い、装置1の減衰係数Cを小さくす
ればよいことになる。すなわち、振動が大きくなるに従
い、オリフィスの開度を大きくして行けばよい。
の揺れを最小(減衰定数りを最大)にするためには、振
動が大きくなるに従い、装置1の減衰係数Cを小さくす
ればよいことになる。すなわち、振動が大きくなるに従
い、オリフィスの開度を大きくして行けばよい。
本発明はこの架橋特性を利用し、架橋の減衰効果が最大
となるように、振動レベルに応じて、装置の減衰係数を
調整するものであり、前記オリフィスにシリンダー2と
ピストン3の相対速度に応じた開度を実現できる特性を
持たせておく。すなわち、オリフィスの開度を相対速度
の増減に応じて自動的に増減し、できるだけ大きな減衰
効果を得るための所要の減衰係数を与えるよう調整を行
うことにより、地震、風などの振動外乱に対し、構造物
の揺れを最小に抑えることができる。
となるように、振動レベルに応じて、装置の減衰係数を
調整するものであり、前記オリフィスにシリンダー2と
ピストン3の相対速度に応じた開度を実現できる特性を
持たせておく。すなわち、オリフィスの開度を相対速度
の増減に応じて自動的に増減し、できるだけ大きな減衰
効果を得るための所要の減衰係数を与えるよう調整を行
うことにより、地震、風などの振動外乱に対し、構造物
の揺れを最小に抑えることができる。
次に、図示した実施例について説明する。
第1図は本発明の高減衰付加装置1の構造物への設置を
概念的に示したもので、柱33と梁34からなる架構本
体31と、各層の架構本体31内に組み込んだ可変剛性
要素としての逆V型プレース35との間に、高減衰付加
装置1を介在させている。地震や風などの振動外乱に対
し、構造物が振動すると、高減衰付加装置1のシリンダ
ー2とピストン3の相対速度に応じ、オリフィスの開度
が自動的に変化し、最適の減衰係数Cにより、構造物に
最大の減衰力を与えることができる。
概念的に示したもので、柱33と梁34からなる架構本
体31と、各層の架構本体31内に組み込んだ可変剛性
要素としての逆V型プレース35との間に、高減衰付加
装置1を介在させている。地震や風などの振動外乱に対
し、構造物が振動すると、高減衰付加装置1のシリンダ
ー2とピストン3の相対速度に応じ、オリフィスの開度
が自動的に変化し、最適の減衰係数Cにより、構造物に
最大の減衰力を与えることができる。
第4図は高減衰付加装置lの一実施例における回路図を
示したもので、シリンダー2内で往復動する両ロッド形
式のピストン3の左右に油圧室5を設け、この左右の油
圧室5内の圧油の流動をオリフィスとしての開閉弁6の
開度により調整し、ピストン3とシリンダー2の相対移
動に対する減衰力を調整する構造となっている。
示したもので、シリンダー2内で往復動する両ロッド形
式のピストン3の左右に油圧室5を設け、この左右の油
圧室5内の圧油の流動をオリフィスとしての開閉弁6の
開度により調整し、ピストン3とシリンダー2の相対移
動に対する減衰力を調整する構造となっている。
シリンダー2およびロッド4はその一方が構造物の架構
本体および可変剛性要素または可変剛性要素どうしの一
方に連結され、他方が架構本体および可変剛性要素また
は可変剛性要素どうしの他方に連結される。
本体および可変剛性要素または可変剛性要素どうしの一
方に連結され、他方が架構本体および可変剛性要素また
は可変剛性要素どうしの他方に連結される。
左右の油圧室5には、それぞれ油圧室5の圧油の流出を
阻止する流出阻止用チェック弁7および油圧室5への圧
油の流入を阻止する流入阻止用チェック弁8が設けられ
、左右の流出阻止用チェック弁7どうしを流入用流路9
が連結し、左右の流入阻止用チェック弁8どうしを流出
用流路10が連結している。
阻止する流出阻止用チェック弁7および油圧室5への圧
油の流入を阻止する流入阻止用チェック弁8が設けられ
、左右の流出阻止用チェック弁7どうしを流入用流路9
が連結し、左右の流入阻止用チェック弁8どうしを流出
用流路10が連結している。
開閉弁6はこの流入用流路9と流出用流路10を結ぶ流
路に設けられており、開閉弁6の開度を変化させること
により、装置1の減衰係数Cを調整することができる。
路に設けられており、開閉弁6の開度を変化させること
により、装置1の減衰係数Cを調整することができる。
第5図は第4図の実施例における開閉弁6の構造を示し
たもので、スプール弁の流入ポート13と流出ポート1
4間を塞ぐ弁体11に非線形ばねである円錐型コイルば
ね12を設け、流入ポート13側の流入圧(前圧)に対
抗させている。
たもので、スプール弁の流入ポート13と流出ポート1
4間を塞ぐ弁体11に非線形ばねである円錐型コイルば
ね12を設け、流入ポート13側の流入圧(前圧)に対
抗させている。
上述の構成から明らかなように、本実施例ではピストン
3が左右どちらに動いても、圧油は常に開閉弁6の下側
から流入するようになっており、流入ポート13からの
油圧により、弁体11が押し上げられ、流出ポート14
に圧油が流れ出る。
3が左右どちらに動いても、圧油は常に開閉弁6の下側
から流入するようになっており、流入ポート13からの
油圧により、弁体11が押し上げられ、流出ポート14
に圧油が流れ出る。
すなわち、流入圧に応じた弁体11の移動量を非線形ば
ね12で制御することで、架橋に最適の減衰力を与える
ことができる。この関係を示したのが、表−2である。
ね12で制御することで、架橋に最適の減衰力を与える
ことができる。この関係を示したのが、表−2である。
表−2
第6図は高減衰付加装置1の他の実施例における回路図
を示したものであり、基本的な構成は第4図の実施例の
場合と同様であるが、オリフィスとしての開閉弁20に
ついて、弁体21の流入ポート23と反対側にアキュム
レーター28に連結された背圧ポート25を設けである
。この背圧ポート25はバイパス26により流入ポート
23側とも連結されており、アキュムレーター28との
間に介在させた前圧調整弁27により、背圧を調整し、
それによって開閉弁20の開度を調整している。背圧調
整弁27は第7図に示すような円錐状の弁体29を有す
るポペット弁であり、開閉弁20の前圧に応じ、背圧調
整弁27の弁体29がアキュムレーター28の圧力に抵
抗して移動し、背圧が制御される。このようにして、開
閉弁20の開度が振動レベルに応じた最適の減衰係数を
装置lに与え、構造物の揺れを抑制することができる。
を示したものであり、基本的な構成は第4図の実施例の
場合と同様であるが、オリフィスとしての開閉弁20に
ついて、弁体21の流入ポート23と反対側にアキュム
レーター28に連結された背圧ポート25を設けである
。この背圧ポート25はバイパス26により流入ポート
23側とも連結されており、アキュムレーター28との
間に介在させた前圧調整弁27により、背圧を調整し、
それによって開閉弁20の開度を調整している。背圧調
整弁27は第7図に示すような円錐状の弁体29を有す
るポペット弁であり、開閉弁20の前圧に応じ、背圧調
整弁27の弁体29がアキュムレーター28の圧力に抵
抗して移動し、背圧が制御される。このようにして、開
閉弁20の開度が振動レベルに応じた最適の減衰係数を
装置lに与え、構造物の揺れを抑制することができる。
第8図〜第15図は本発明における可変減衰機構を有す
る連結装置の構造物架橋に対する適用位置の例を示した
ものである。
る連結装置の構造物架橋に対する適用位置の例を示した
ものである。
第8図の例では架構本体31としての柱梁架構と、可変
剛性要素としての逆■型プレース35の間に高減衰付加
装置1を介在させている。
剛性要素としての逆■型プレース35の間に高減衰付加
装置1を介在させている。
第9図の例は架構本体31としての柱梁架構と、上下の
梁34より立設したまたは垂下させたフレーム41どう
しの間に高減衰付加装置1を介在させて、可変剛性要素
としてのモーメント抵抗フレームを構成した場合である
。
梁34より立設したまたは垂下させたフレーム41どう
しの間に高減衰付加装置1を介在させて、可変剛性要素
としてのモーメント抵抗フレームを構成した場合である
。
第10図の例では架構本体2としての柱梁架構と、可変
剛性要素としてのRC耐震壁42との間に高減衰付加装
置lを介在させている。
剛性要素としてのRC耐震壁42との間に高減衰付加装
置lを介在させている。
第11図の例は、免震構造物の基部に積層ゴムなどの免
震ゴム43と併用して高減衰付加装置lを設けた場合の
例であり、高減衰付加装置1が免震構造におけるダンパ
ーの役割を果たしている。
震ゴム43と併用して高減衰付加装置lを設けた場合の
例であり、高減衰付加装置1が免震構造におけるダンパ
ーの役割を果たしている。
この場合の可変剛性要素は構造物の基礎と考えることが
できる。
できる。
第12図の例では架構本体31としての柱梁架構内に設
けたX型プレース44を可変剛性要素としており、X型
の中央に高減衰付加装置1を横向き(横型)に介在させ
である。
けたX型プレース44を可変剛性要素としており、X型
の中央に高減衰付加装置1を横向き(横型)に介在させ
である。
第13図の例は第12図の例と同様X型プレース45に
適用した例であり、第12図の例が高減衰付加装置1を
横向きに設けた横型だったのに対し、本例では高減衰付
加装置1を縦向きに設け、縦型としている。
適用した例であり、第12図の例が高減衰付加装置1を
横向きに設けた横型だったのに対し、本例では高減衰付
加装置1を縦向きに設け、縦型としている。
第14図の例は第10図の例と同様、架構本体31とし
ての柱梁架構と、可変剛性要素としてのRC耐震壁46
との間に高減衰付加装置1を介在させたものであるが、
高減衰付加装置1を出入口などの開口部47の上方に設
けた点に特徴を有している。
ての柱梁架構と、可変剛性要素としてのRC耐震壁46
との間に高減衰付加装置1を介在させたものであるが、
高減衰付加装置1を出入口などの開口部47の上方に設
けた点に特徴を有している。
第15図の例は、大架構におけるX型プレース48の中
央に高減衰付加装21を介在させたもので、中間の大梁
49とプレース48は分離されている。
央に高減衰付加装21を介在させたもので、中間の大梁
49とプレース48は分離されている。
本発明の高減衰付加装置は、架構本体と可変剛性要素と
の間に介在させた場合において、装置の減衰係数が振動
外乱による構造物の振動レベルに応じて自動的に変化し
、可変剛性要素と装置の連結状態を変化させ、その構造
物の特性に応じた最適な減衰性を与えることができる。
の間に介在させた場合において、装置の減衰係数が振動
外乱による構造物の振動レベルに応じて自動的に変化し
、可変剛性要素と装置の連結状態を変化させ、その構造
物の特性に応じた最適な減衰性を与えることができる。
これにより、構造物の応答量を低減し、安全性を確保す
るとともに、快適な居住空間を実現することができる。
るとともに、快適な居住空間を実現することができる。
また、受動的制置機構を与えるものであるため、設置の
際の構造物の特性に応じた設計および調整を必要とする
だけであり、複雑な制御システムや付帯設備を必要とせ
ず、能動的制置機構に比べ低コストで設置することがで
きる。
際の構造物の特性に応じた設計および調整を必要とする
だけであり、複雑な制御システムや付帯設備を必要とせ
ず、能動的制置機構に比べ低コストで設置することがで
きる。
第1図は本発明の高減衰付加装置の構造物への設置例の
概要図、第2図は本発明の装置の概念図、第3図は本発
明の装置を設置した場合の架構の特性を説明するための
グラフ、第4図は本発明の一実施例における油圧回路図
、第5図は第4図の実施例において使用する開閉弁の構
造を示す断面図、第6図は本発明の他の実施例における
油圧回路図、第7図は第6図の実施例において使用する
背圧調整弁の構造を示す断面図、第8図〜第15図は本
発明の高減衰付加装置の構造物架構に対する具体的な適
用位置の例を示す概要図である。 1・・・高減衰付加装置、2・・・シリンダー、3・・
・ピストン、4・・・ピストンロッド、5・・・油圧室
、6・・・開閉弁、7・・・流出阻止用チェック弁、8
・・・流入阻止用チェック弁、9・・・流入用流路、l
O・・・流出用流路、11・・・弁体、12・・・ばね
、13・・・流入ポート、14・・・流出ポート、20
・・・開閉弁、21・・・弁体、23・・・流入ポート
、24・・・流出ポート、25・・・背圧ポート、26
・・・バイパス、27・・・背圧調整28・・・アキュ
ムレーター 29・・・弁体 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図
概要図、第2図は本発明の装置の概念図、第3図は本発
明の装置を設置した場合の架構の特性を説明するための
グラフ、第4図は本発明の一実施例における油圧回路図
、第5図は第4図の実施例において使用する開閉弁の構
造を示す断面図、第6図は本発明の他の実施例における
油圧回路図、第7図は第6図の実施例において使用する
背圧調整弁の構造を示す断面図、第8図〜第15図は本
発明の高減衰付加装置の構造物架構に対する具体的な適
用位置の例を示す概要図である。 1・・・高減衰付加装置、2・・・シリンダー、3・・
・ピストン、4・・・ピストンロッド、5・・・油圧室
、6・・・開閉弁、7・・・流出阻止用チェック弁、8
・・・流入阻止用チェック弁、9・・・流入用流路、l
O・・・流出用流路、11・・・弁体、12・・・ばね
、13・・・流入ポート、14・・・流出ポート、20
・・・開閉弁、21・・・弁体、23・・・流入ポート
、24・・・流出ポート、25・・・背圧ポート、26
・・・バイパス、27・・・背圧調整28・・・アキュ
ムレーター 29・・・弁体 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図 第 図
Claims (3)
- (1)構造物の架構本体または可変剛性要素または架構
本体内に設けた可変剛性要素どうしの一方に連結される
シリンダーと、 前記架構本体または可変剛性要素または架構本体内に設
けた可変剛性要素どうしの他方に連結され、前記シリン
ダー内で往復動する両ロッド形式のピストンと、 前記ピストンの両側に設けられた油圧室と、前記両油圧
室を連結する油路と、 前記油路に設けたオリフィスとからなり、 前記オリフィスの開度を前記シリンダーと前記ピストン
の相対速度の増減に応じて自動的に増減し、前記架構本
体の架構特性における前記シリンダーと前記ピストンの
相対速度に応じて、できるだけ大きな減衰効果を得るた
めの所要の減衰係数を与えるよう調整したことを特徴と
する構造物用高減衰付加装置。 - (2)前記両油圧室には両油圧室の圧油の流出を阻止す
る一対の流出阻止用チェック弁と、両油圧室への圧油の
流入を阻止する一対の流入阻止用チェック弁とが設けら
れ、 前記油路は前記両流出阻止用チェック弁を連結する流入
用流路と、前記両流入阻止用チェック弁を連結する流出
用流路とからなり、 前記オリフィスは前記流入用流路と流出用流路との連結
位置に設けられた開閉弁であり、該開閉弁には前記シリ
ンダーと前記ピストンの相対速度に応じて生じる該開閉
弁の前圧に対し、該開閉弁を前記所要の減衰係数を与え
る開度に保つばねを設けたことを特徴とする請求項1記
載の構造物用高減衰付加装置。 - (3)前記両油圧室には両油圧室の圧油の流出を阻止す
る一対の流出阻止用チェック弁と、両油圧室への圧油の
流入を阻止する一対の流入阻止用チェック弁とが設けら
れ、 前記油路は前記再流出阻止用チェック弁を連結する流入
用流路と、前記両流入阻止用チェック弁を連結する流出
用流路とからなり、 前記オリフィスは、前記流入用流路と流出用流路との連
結位置に設けられ、弁体の一端側に流入ポートと流出ポ
ートを有し、他端側にバイパスによって前記流入ポート
と連結される背圧ポートを有する開閉弁であり、前記弁
体の背圧ポート側に、アキュムレーターに連結され、前
記シリンダーと前記ピストンの相対速度に応じて生じる
前記開閉弁の前圧に応じて移動する円錐状の弁体を有す
るポペット弁からなる背圧調整弁を設けたことを特徴と
する請求項1記載の構造物用高減衰付加装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071183A JP2526660B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 構造物用高減衰付加装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1071183A JP2526660B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 構造物用高減衰付加装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02248542A true JPH02248542A (ja) | 1990-10-04 |
JP2526660B2 JP2526660B2 (ja) | 1996-08-21 |
Family
ID=13453287
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1071183A Expired - Fee Related JP2526660B2 (ja) | 1989-03-23 | 1989-03-23 | 構造物用高減衰付加装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2526660B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5491938A (en) * | 1990-10-19 | 1996-02-20 | Kajima Corporation | High damping structure |
JP2014159850A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Kayaba System Machinery Co Ltd | 液圧ダンパ |
-
1989
- 1989-03-23 JP JP1071183A patent/JP2526660B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5491938A (en) * | 1990-10-19 | 1996-02-20 | Kajima Corporation | High damping structure |
JP2014159850A (ja) * | 2013-02-20 | 2014-09-04 | Kayaba System Machinery Co Ltd | 液圧ダンパ |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2526660B2 (ja) | 1996-08-21 |
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