JPH0224798Y2 - - Google Patents

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JPH0224798Y2
JPH0224798Y2 JP1983144132U JP14413283U JPH0224798Y2 JP H0224798 Y2 JPH0224798 Y2 JP H0224798Y2 JP 1983144132 U JP1983144132 U JP 1983144132U JP 14413283 U JP14413283 U JP 14413283U JP H0224798 Y2 JPH0224798 Y2 JP H0224798Y2
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JP
Japan
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front plate
plate
guide rail
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roller
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JP1983144132U
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JPS6052277U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は折畳式コンテナ、特にフオークリフ
トで移動させるような大型のものであつて、前板
を天板下面に収納してから底板上に折畳んで積層
できるようにした折畳式コンテナに関するもので
ある。
(考案の背景) フオークリフトで移動するような大型のコンテ
ナにおいては、荷物の運搬後の帰路で折畳んで形
状を小型にできることが望ましい。例えば特開昭
53−8278号公報には、前扉を着脱可能とし、後扉
を底板上面に重ね、取り外した前扉をこの倒した
後扉の上に重ね、最後に左右の側壁の中央付近を
内側へ折畳んで天井枠体と前扉と後扉とを底板に
積層するものが示されている。
しかしこれは荷物の出入れ、コンテナの折畳
み、あるいは組立時に、前扉を着脱しなければな
らない。この種の大型のコンテナでは前扉だけで
も相当大きくかつ重いものであり、この前扉を着
脱する作業が大変なだけでなく荷物の出入れ時に
は前扉を近くに立て掛けたりしておくスペースが
必要となる。このため前扉の開閉や、コンテナの
折畳・組立のために大きい作業スペースが必要で
あり、また作業能率が悪くなるという問題があつ
た。特に大きいコンテナでは前扉の開閉(着脱)
に複数の作業者が必要になるという問題もあつ
た。
またこの前扉の開閉軌跡がコンテナ内に大きく
入る場合には、荷物の収容容積が減少することに
なるから、この開閉軌跡はコンテナ内に入らない
ことが望ましい。
(考案の目的) 本考案はこのような事情に鑑みなされたもので
あり、前板(前扉)の開閉やコンテナの折畳・組
立に要する作業スペースが小さくてすみ、その作
業性も極めて良好で作業能率を著しく高めること
ができ、しかも前板の開閉は単独の作業者でも容
易に行えるよようにし、また荷物スペースが減少
することもない折畳式コンテの前板収納装置を提
供することを目的とする。
(考案の構成) 本考案によればこの目的は、前板が天板下面に
収容された状態で底板上に折畳積層される折畳式
コンテナにおいて、前記天板の前縁下方近傍に配
設された受部材と、天板下面に沿つて前後方向に
配設された案内レールと、前記前板の上縁に設け
られ前記案内レールに係合して移動可能なコロと
を備え、前記コロを前記案内レールに案内させか
つ前記前板の内面を前記受部材に摺接させつつ前
記前板を開閉し前記天板下面に収納可能とする一
方、前記前板はその下部を水平な軸回りに内側へ
折曲可能とし、前記前板の収納状態では、前記前
板の下縁を前記受部材に係止すると共に、前板の
中間部の下方への屈曲を屈曲防止部材により防止
したことを特徴とする折畳式コンテナの前板収納
装置により達成される。
(実施例) 以下、本考案を詳細に説明する。
これらの図において、符号1は前板、2は後
板、3,3は左側板、4は天板、5は底板であつ
て、これらに囲まれる内側に荷物の収容スペース
が形成される。
6は天板の下面に前後方向に沿つて固設された
案内レールであり、第6図に示す様に断面L字型
の部材を対称的に合体してT字型に形成したもの
である。
前板1は、上板部1bと下板部1cからなり両
者は幅方向のロツド14によつて内側にのみ屈曲
されるように枢着連結されている。すなわち下板
部1cの下部は、上板部1bの下縁に位置するロ
ツド14の水平な軸回りに内側へ折曲可能であ
る。
前板1の上端1aには、短かいリンクアーム8
が回動自在に枢着され、このリンクアーム8の回
動端にコロ7が装着されている。このコロ7は案
内レール6に案内されて転動する。すなわち前板
1の上縁はリンクアーム8、コロ7を介してこの
案内レール6に案内されて天板4の下面に沿い前
後に移動する。
9は案内レール6の先端位置で天板4下面に突
設したコロストツパ、10は後端ストツパであ
り、コロ7は両ストツパ9,10間で転動する。
11は天板4の前縁下方近傍に位置するように
左右の各側板3,3に固定された受部材であり、
この受部材11には、前板1の開閉時に前板1の
内面が摺接するようになつている。そして前板1
の収納状態においては、前板1の下端1dはこの
受部材11に支持される(第5図)。また前板1
を引き出した閉板状態では、コロ7がコロストツ
パ9に当接すると共に前板1内面がこの受部材1
1に当接することにより前板1の上部が安定に直
立状態に保持される。
なお、22,24,25は前板1の側縁を左右
側板に固定するための金具部材である。
また第1,2図において27はフオークリフト
のフオークが係入するフオーク用引掛体、29は
同様にクレーンなどのフツクが係入するフツク引
掛体であり、これらは天板4の上面に配設されて
いる。30はフオークリフトのフオークの案内部
材であり底板5の下面に配設されている。
この実施例において、前板1を収容する場合に
は前板1の下部を第3図のX方向に持ち上げる
と、前板上端1aはこの内面が受部材11に当接
し、受部材11を支点として回動する。この時リ
ンクアーム8は、第3図で前板1に対し相対的に
時計方向に約180゜回動し、前板1の上縁1aは案
内レール6の下面に臨む。前板1のX方向への回
動により前板1の下板部1cは蝶番を形成するロ
ツド14を中心にして下方へ折れまがる。従つて
以後作業者はこの下板部1cを持つて上端部1b
を略水平な位置まで持ち上げ、前板1の上板部1
bがほぼ水平になつた状態で後板側に押し入れ
る。するとコロ7はリンクアーム8を介して前板
上端1aを吊り下げた状態で案内レール6上を転
動し、第4図に示すように前板1を案内レール6
下方の収納部32に引入れる。
この時例えばコンテナの全高が2m程であつて
も前板1の下板部1cは折曲して作業者が容易に
持つことができるので、作業性が非常に良好であ
る。
この状態から更に前板1を押し込むと、前板1
の下端部1dが受部材11の段部に係合して安定
に支持される。このときコロ7は後端ストツパ1
0に当接する。
12は前板1の側面に転接して前板1の左右方
向の位置決めを行う側面ローラ、13は前板1の
荷重を受ける中間受けローラである。
前板1が収納された状態で左右側板3,3のZ
方向への折畳作業に移り、各側板3,3は連接部
16a,16b,16cで内側へ折畳まれる。
コンテナの組立作業は以上と反対の操作で行わ
れ、前板1の引き出しは、下端1dを受部材11
から離脱させてそのまま引き出し、コロ7を前端
ストツパ9に衝突させて下方に降ろすと、前板1
の自重により受部材11の上縁を支点とする回動
力によつて第3図の状態になるのである。
なおこの実施例では、前板1を収納した状態で
は、その下縁が受部材11に係止される。またこ
の前板1の中間部分は中間受けローラ13に当接
してその下方への屈曲が防止される。すなわちこ
の中間受けローラ13は前板1の中間部の下方へ
の屈曲を防ぐ屈曲防止部材となつている。なお前
板1の下板部1cは内側へのみ折曲可能とされて
いるので、この枢着部分にこの下板部1cの外側
への屈曲を防止する屈曲防止部材を備えることに
なる。従つてこの実施例によれば、中間受けロー
ラ13がなくても前板11の中間部が下方へ屈曲
することはないが、これを設けることにより前板
1の収納は一層滑らかになる。
(考案の効果) 本考案は以上のように、天板下面付近に案内レ
ールと受部材とを配設し、前板の上縁に設けたコ
ロを案内レールに案内させ、かつ前板の内面を受
部材に摺接させるようにして天板下面に収納する
ようにする一方、前板はこの下部を水平な軸回り
に内側へ折曲できるようにしたものである。した
がつて前板の開閉や、コンテナの折畳・組立作業
時には前板の下部の分だけ前板の回動軌跡が小さ
くなり、作業スペースが小さくて済む。また折曲
された下部を持つて前板の収納・引出し作業がで
きるので、天板が高くても一人の作業者で能率良
く作業できる。さらに、前板の開閉軌跡はコンテ
ナ内に入らないので荷物の収容容積を減らすこと
もない。
【図面の簡単な説明】
第1図は折畳コンタナの平面図、第2図は正面
図、第3図は前板の構成を示す要部側面図、第4
図は前板の引込状態を示す側面図、第5図は前板
の収納状態を示す側面図、第6図は第1図の−
線拡大断面図、第7図は第1図の図の−線
の拡大断面図、第8図は第1図の図−線の拡
大断面図、第9図は折畳中間状態を示す正面図で
ある。 1……前板、4……天板、6……案内レール、
7……コロ、11……受部材、13……屈曲防止
部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 前板が天板下面に収容された状態で底板上に折
    畳積層される折畳式コンテナにおいて、 前記天板の前縁下方近傍に配設された受部材
    と、天板下面に沿つて前後方向に配設された案内
    レールと、前記前板の上縁に設けられ前記案内レ
    ールに係合して移動可能なコロとを備え、前記コ
    ロを前記案内レールに案内させかつ前記前板の内
    面を前記受部材に摺接させつつ前記前板を開閉し
    前記天板下面に収納可能とする一方、前記前板は
    その下部を水平な軸回りに内側へ折曲可能とし、
    前記前板の収納状態では、前記前板の下縁を前記
    受部材に係止すると共に、前板の中間部の下方へ
    の屈曲を屈曲防止部材により防止したことを特徴
    とする折畳式コンテナの前板収納装置。
JP14413283U 1983-09-17 1983-09-17 折畳式コンテナの前板収納装置 Granted JPS6052277U (ja)

Priority Applications (1)

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JP14413283U JPS6052277U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 折畳式コンテナの前板収納装置

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JP14413283U JPS6052277U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 折畳式コンテナの前板収納装置

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Publication Number Publication Date
JPS6052277U JPS6052277U (ja) 1985-04-12
JPH0224798Y2 true JPH0224798Y2 (ja) 1990-07-06

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ID=30321506

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JP14413283U Granted JPS6052277U (ja) 1983-09-17 1983-09-17 折畳式コンテナの前板収納装置

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
NL2003079C2 (en) * 2009-06-24 2010-12-27 Univ Delft Tech Foldable container.

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59199443A (ja) * 1983-04-13 1984-11-12 日綜産業株式会社 折り畳み自在なコンテナ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4712028U (ja) * 1971-03-08 1972-10-13
JPS58144132U (ja) * 1982-03-25 1983-09-28 日信工業株式会社 車両用ブレ−キシリンダのオ−トアジヤスト装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS59199443A (ja) * 1983-04-13 1984-11-12 日綜産業株式会社 折り畳み自在なコンテナ

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JPS6052277U (ja) 1985-04-12

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