JPH02247088A - 多層薄膜体の加工装置及びその方法 - Google Patents

多層薄膜体の加工装置及びその方法

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JPH02247088A
JPH02247088A JP1065857A JP6585789A JPH02247088A JP H02247088 A JPH02247088 A JP H02247088A JP 1065857 A JP1065857 A JP 1065857A JP 6585789 A JP6585789 A JP 6585789A JP H02247088 A JPH02247088 A JP H02247088A
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JP
Japan
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film
processing
laser light
drum
plastic film
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Pending
Application number
JP1065857A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Ito
弘 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH02247088A publication Critical patent/JPH02247088A/ja
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  • Laser Beam Processing (AREA)
  • Heating, Cooling, Or Curing Plastics Or The Like In General (AREA)
  • Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明はプラスチックフィルムに蒸着された金属膜を
レーザ光で除去する多層薄膜体の加工装置に関する。
1〜5μmの薄いプラスチックフィルムにアルミニュウ
ムなどの金属を蒸着した多層薄膜体が用いられている。
このようなプラスチックフィルムにより構成されるコン
デンサは、上記プラスチックフィルムを2枚重ね合せて
巻込んで作る方法と、積層させて作る方法とがある。ど
ちらの方法においても、プラスチックフィルム間の耐圧
を確保するため、金属膜が付着していない部分であるマ
ージン部が必要である。
すなわち、第8図においてaはプラスチックフィルム、
bはそのプラスチックフィルムaに蒸着された金属膜、
Cは金属膜すが除去されたマージン部である。
従来、上記マージン部Cはプラスチックフィルムaに金
属を蒸着するときにマスキングして形成するようにして
いた。しかしながら、このような方法によると、マージ
ン部Cの幅が1 ++++++以下になると、蒸着部と
非蒸着部と゛の境界かはけてしまうので、適用すること
ができなかった。
そこで、マスキングによる方法に代わり第9図に示すよ
うに金属膜をレーザ光で照射蒸発させてマージン部Cを
形成する方法が採用されている。
すなわち、同図中dはピークパワーの高いQスイッチY
AGレーザなどのレーザ発振器で、このレザ発振器dか
ら発振されたレーザ光りは集束レンズeを介して光ファ
イバfに導入される。この光ファイバfから出射したレ
ーザ光りは、複数のレンズgからなる加工光学系りに導
入される。この加工光学系りて集束されたレーザ光りは
矢示方向に走行させられるプラスチックフィルムaを照
射し、それによってこのプラスチックフィルムaに蒸着
された金属膜すが除去されてマージン部Cが形成される
ことになる。
しかしながら、レーザ光りによって金属膜すを溶融除去
すると、加工時に金属膜すの金属が融点あるいは沸点に
近い温度に上昇するため、これによって下地の誘電体と
なるプラスチクフィルムaに熱影響か及んでしまう。そ
れによって、プラスチックフィルムaの一部が伸びてし
わが生じるので、そのしわによって耐電圧の低下を招い
たり、コンデンサ形状に悪影響を及ぼすなどのことが生
しる。
(発明が解決しようとする課題) このように、プラスチクフィルムに蒸着された金属膜を
レーザ光で溶融除去すると、そのときの熱影響によって
プラスチックフィルムが損傷するということがあった。
この発明は上記事情にもとずきなされたもので、その目
的とするところは、レーザ光の熱影響を受けてプラスチ
クフィルムが損傷するのを防止できるようにした多層薄
膜体の加工装置を提供することにある。
[発明の構成] (課題を解決するための手段及び作用)上記課題を解決
するためにこの発明は、プラスチックフィルムの表面に
金属膜が設けられた多層薄膜体を上記プラスチックフィ
ルム側を加工ドラムの外周面に接触させて走行させると
ともに、上記加工ドラムの箇所で上記多層薄膜体にレー
ザ光を上記金属膜側から照射して金属膜の一部を除去す
る多層薄膜体の加工装置において、上記多層薄膜体の上
記加工ドラムに接触している部−位を冷却する冷却手段
を備える。
それによって、レーザ光で金属膜を溶融除去する・とき
に、プラスチックフィルムが溶融金属の熱影響を受けす
らいようにした。
(実施例) 以下、この発明の一実施例を第1図乃至第5図を参照し
て説明する。第1図は多層薄膜体としてのコンデンサ用
フィルムの加工装置を示し、この加工装置は供給ローラ
ーを備えている。この供給ローラーにはコンデンサ用フ
ィルム2が巻装されている。このコンデンサ用フィルム
2は、第3図に示すようにポリプロピレンやポリエステ
ルなどの厚さか1〜5umの薄いプラスチックフィルム
3の表面(一方の面)全体にアルミニュムなどの金属膜
4が蒸着されてなる。このコンデンサ用フィルム2は上
記供給ローラーとほぼ同じレベルで配置された巻取りロ
ーラ5によって巻取られるようになっている。
上記(p:給ローラーと巻取りローラ5との間には、こ
れらのローラよりも大径な加工トラムロが上記各ローラ
ー、5よりも高いレベルで回転自在に配置されている。
それによって、上記コンデンサ用フィルム2は上記加工
トラムロの外周面の周方向の所定角度の範囲、たとえば
約120〜180度にわたって金属膜4が蒸着されてい
ない面を接触させて走行するようになっている。
なお、上記巻取りローラ5は図示しない駆動源によって
回転駆動されるようになっている。
上記加工トラムロの上方にはたとえばYAGレサなとの
レーザ発振器7が配設されている。このレーザ発振器7
から出力されたレーザ光りは第1のレンズ8で集束され
て光ファイバ9に入射する。
この光ファイバ9から出射したレーザ光りは、複数の第
2のレンズ11からなる加工光学系12によって集束さ
れて上記コンデンサ用フィルム2の金属II! 4か蒸
着された面を照射し、それにょフて上記金属膜4を溶融
除去してコンデンサ用フィルム2にマージン部1Bを形
成する。
上記加工トラムロは熱伝導率の高い4A料、たとえばア
ルミニュム、銅、鋼なとの金属によって中空状に形成さ
れていて、その一方の端面には供給パイプ14の一端が
接続されている。この供給パイプ]4の他端は図示しな
い液体窒素15の供給源に連通している。したがって、
上記加工トラムロはこの内部空間に供給される液体窒素
15によって冷却されるようになっている。
このように、加工トラムロを中空状に形成してその内部
空間に液体窒素15を供給するようにしたことにより、
上記加工トラムロが低温度に冷却される。そのため、巻
取りローラ5によって巻取られて走行するコンデンサ用
フィルム2は、上記加工トラムロに接触することで低温
に冷却されながら加工点に到達し、上記加工トラムロに
接触した状態でレーザ光りの照射を受けることになる。
したがって、コンデンサ用フィルム2がレーザ光りの照
射を受けて金属膜4が溶融温度に達しても、プラスチク
フィルム3の温度上昇は少ないから、そのプラスチック
フィルム3にしわができすらくなるなど損傷を受けこと
がほとんどなくなる。
第4図はコンデンサ用フィルム2がレーザ光りによって
照射されたときに温度勾配を示し、同図中Aは加工トラ
ムロを冷却した場合で、Bは冷却しない場合であり、こ
の図から明らかなように冷却することによってプラスチ
ックフィルム3の温度上昇を十分に低くすることができ
る。
また、第5図は第4図におけるX点、つまりプラスチッ
クフィルム2の温度変化を示したもので、同図中入は加
工トラムロを冷却した場合で、Bは冷却しない場合であ
る。この図から明らかなように、X点における温度は、
加工トラムロを冷却することによって加工後に短時間で
低下するから、そのことによっても、プラスチックフィ
ルム3が損傷を受けすらいことになる。
第6図はこの発明の他の実施例を示し、この実施例は加
工トラムロとコンデンサ用フィルム2との接触面間に熱
伝導率の高い水溶液などの液体16を供給ノズル17に
よって供給するようにした。この場合、液体16が加工
トラムロとコンデンサ用フィルム2との間に確実に介在
するようコンデンサ用フィルム2を下方に向かって湾曲
させて加工トラムロと接触させた。それによって、コン
デンサ用フィルム2と加工トラムロとが熱伝導率の高い
液体16を介して密告することになるから、コンデンサ
用フィルム2の冷却効率を高めることができるばかりか
、レーザ光りの照射によってプラスチックフィルム3が
受けた熱が回転ドラム6へ逃げ易くなる。
第7図はこの発明のさらに他の実施例を示し、この実施
例は加工トラムロを冷却せずに、加工点よりも手前で冷
却された気体18をノズル19がらコンデンサ用フィル
ム2に向けて噴射させるようにしたもので、このような
構成であっても、プラスチックフィルム3が受ける熱影
響を低減することができる。
[発明の効果] 以上述べたようにこの発明は、プラスチックフィルムに
金属膜が設けられた多層薄膜体の加工ドラムに接触する
部位を冷却するようにした。したがって、上記金属膜を
レーザ光で溶融除去する際に、プラスチックフィルムが
受ける熱影響を低減させることができるから、プラスチ
ックフィルムにしわが生じたり、損傷するなどのことを
防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例を示す装置全体の概略的構
成の斜視図、第2図は同じく加工ドラムの断面図、第3
図は同じくコンデンサ用フィルムの拡大断面図、第4図
は同じくレーザ光が照射されたときのコンデンサ用フィ
ルムの温度勾配のグラフ、第5図は同じくプラスチック
フィルムの温度と時間の関係のグラフ、第6図と第7図
はそれぞれこの発明の他の実施例を示す側面図、第8図
は一般的なコンデンサ用フィルムを説明するための斜視
図、第9図は従来の加工装置の説明図である。 2・・・コンデンサ用フィルム(多層薄膜体)、3・・
・プラスチックフィルム、4・・・金属膜、5・・加工
ドラム、7・・・レーザ発振器、15・・・液体窒素(
冷却手段)、16・・・液体(冷却手段)、]8・・・
気体(冷却手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1.  プラスチックフィルムの表面に金属膜が設けられた多
    層薄膜体を上記プラスチックフィルム側を加工ドラムの
    外周面に接触させて走行させるとともに、上記加工ドラ
    ムの箇所で上記多層薄膜体にレーザ光を上記金属膜側か
    ら照射して上記金属膜の一部を除去する多層薄膜体の加
    工装置において、上記多層薄膜体の上記加工ドラムに接
    触している部位を冷却する冷却手段を備えていることを
    特徴とする多層薄膜体の加工装置。
JP1065857A 1989-03-20 1989-03-20 多層薄膜体の加工装置及びその方法 Pending JPH02247088A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0890271A (ja) * 1994-09-16 1996-04-09 Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd レーザ加工装置
JPH08118045A (ja) * 1994-10-19 1996-05-14 Fuji Electric Corp Res & Dev Ltd レーザ加工方法およびレーザ加工装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS61249693A (ja) * 1985-04-24 1986-11-06 シ−メンス、アクチエンゲゼルシヤフト プラスチツクフイルム上の金属の無い帯状部の形成方法
JPS62244593A (ja) * 1986-04-17 1987-10-24 Matsushita Electric Ind Co Ltd 蒸着フイルムのレ−ザ加工方法

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