JPH02245674A - 電気部品の温度特性測定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、高周波フェライトコア等の電気部品の温度特
性測定装置に関するものである。

［従来の技術］ 高周波フェライトコア等の電気部品の温度依存性（温度
特性）を測定する場合には、電気部品を恒温槽に入れ、
恒温槽の外部に配置された測定回路と電気部品とを測定
信号線で接続する。恒温槽に複数の電気部品を収容する
場合には、測定回路を各電気部品に選択的に接続する。

この選択的接続は、測定回路と電気部品との接続を手で
切り換える方法、又はリードリレー等から成るスキャナ
ーを使用する方法で行われている。

［発明が解決しようとする課題〕 しかし、従来の方法では、電気部品の数に応じて接続ワ
イヤやリードリレー等の数が多くなり、構成が複雑にな
るばかりでなく、浮遊容量が大きくなって高周波測定に
おいて誤差が生じる。

そこで、本発明の目的は比教的簡単な構成で多数の電気
部品の温度特性を自動的に且つ正確に測定することがで
きる温度特性測定装置を提供することにある。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するための本発明は、電気部品の温度特
性を測定するための装置において、前記電気部品を収容
するための空間を有し、且つ所定温度の雰囲気を得るこ
とができるように形成されている包囲体と、前記包囲体
内の温度を所定温度にするための手段と、前記電気部品
を所定角度間隔で複数個配置するように形成され、且つ
前記包囲体内に配置されているターンテーブルと、前記
ターンテーブルの回転手段と、前記複数個の電気部品を
それぞれ接続するために前記ターンテーブルに設けられ
た複数の電気部品接続端子と、前記複数の電気部品接続
端子にそれぞれ接続されており、且つ前記ターンテーブ
ルに設けられている複数の第１の接触端子と、前記第１
の接触端子に選択的に接触するように配置され且つ前記
ターンテーブルの外に設けられている第２の接触端子と
、前記電気部品の特性を測定するために前記第２の接触
端子に接続された測定回路とを備えていることを特徴と
する電気部品の温度特性測定装置に係わるものである。

なお、扉を回動式の扉とし、これによってターンテーブ
ル及び第２の接触端子を支持することが望ましい。

また、ターンテーブルの角度位置検出手段を設け、この
出力で回転手段及び第２の接触端子を制御することが望
ましい。

［作　用］ 本発明に係わるターンテーブルは電気部品の支持板（配
列板）として機能すると共に、複数の電気部品から選択
されたものを測定回路に接続するための選択接続手段と
しても機能する。第２の接触端子に対して電気部品は第
１の接触端子を介して選択的に接続されるので、ターン
テーブルの回転に従って複数の電気部品の特性を順次に
測定することが可能になる。

［実施例］ 次に、第１図〜第４図を参照して本発明の一実施例に係
わる高周波フ、エライトコアの鉄損の温度依存性の自動
測定装置を説明する。

恒温雰囲気を得るための恒温槽形成用包囲体１は、本体
２と開閉扉３とがら成る。包囲体２の中には孔４を有す
る隔壁５が設けられ、この一方の側には所定温度雰囲気
を得るためのヒータ６、ファン７及び冷却用熱交換機８
が配置されている。

ヒータ６で加熱された空気はファン７によって恒温室９
に送り込まれる。なお、ヒータ６に接続されている温度
制御回路１ｏ、ファン７のモータ１１及び冷却機１２は
恒温室９と熱的に分離された収容部１３に配置されてい
る。

回動式の開閉扉３の内側に一対の支持腕１４．１５が固
着され、この一対の支持腕１４．１５の先端部が軸受と
なって回転シャフト１６を回転自在に支持している０回
転シャフト１６には部品配１用ターンテーブル１７と駆
動用回転体１８とが取付けられている。

部品配置用ターンテーブル１７は第２図に示すように円
板状に形成され、切込み１９を有する。

回転シャフト１６は第３図に示すように扁平部２０を有
し、この禰千部２０とターンテーブル１７の切込み１９
との嵌合によってターンテーブル１７が離脱可能に回転
シャフト１６に固定されている０部品配置用ターンテー
ブル１７には複数の電気部品２１を接続するための接続
端子２２が１つの電気部品２１に対して４個ずつ役けら
れている。

また、ターンテーブル１７の外周面に第１の接触端子２
３が１つの電気部品２１に対して４個ずつ設けられ、そ
れぞれの接続端子２２に接続されている。

開閉扉３の外側には、第２の接触端子２４を有する移動
体く測定用ヘッド）２５、電磁ソレノイド２６、測定回
路２７、駆動モータ２８、電源回路２９、インタフェー
ス回路３０、及びファン３１が開閉扉３に一体的に配置
されている。なお、開閉扉３には各部を覆うカバー３２
が鎖線で示すように設けられており、こににコネクタ３
３．３４．３５が投けられている。

移動体２５は電磁ソレノイド２６の付勢に応答してター
ンテーブル１７の方向（水平方向）に移動し、第２の接
触端子２４を第１の接触端子２３に接触させる。第２の
接触端子２４はゲープルで測定回路２７４３　ｔｌ続さ
れている。測定回路２７かち得られる測定データはコン
ピュータ３６に送られる。

３７は位置検出器であって、駆動用回転体１８の外周面
に対向配置され且つ開閉扉３に固定されている。駆動用
回転体１８の外周面には磁性体の突出部から成る指標が
一定角度間隔に配置されており、位置検出器３７は電磁
的に指標を検出する。

なお、駆動用回転体１８に投けられている位置検出用の
指標の角度間隔は部品配置用ターンテーブル１７の電子
部品２１の配置間隔に一致している。

また、駆動用回転体１８に初期位置を示す指標も設けら
れている。位置検出器３７の出力はインクフェース回路
３０を介してコンピュータ３６に送られ、電磁ソレノイ
ド２６及びモータ２８の制御に使用される。

モータ２８の回転軸は開閉扉３を貫通して恒温室９内の
ギヤ３８に連結されている。ギヤ３８は駆動用回転体１
８に設けられた歯に噛合し、モータ２８の回転を駆動用
回転体１８に伝達する。なお、第１図で各部の接続が単
線で示されているが、実際には複数本から成る。

［動　作］ 電気部品２１の温度特性を測定する際には、まず、ター
ンテーブル１７に複数の電気部品２１を配置し、これを
回転シャフト１６に取付け、開閉扉３を閉める。次に、
コンピュータ３６からの指令で温度制御回路１０を動作
させ、恒温室９を所定の温度状態になす。

次に、電源回路２９をオンにすると、コンピュータ３６
は位置検出Ｈ３７の出力に応答して自動的にターンテー
ブル１７の初期位置を設定する。

即ち、位置検出器３７が回転体１８の位置を検出すると
、これがインタフェース回路３０を介してコンピュータ
３６に与えられ、コンピュータ３６は回転体１８の初期
位置が検出されるまで、モータ２８の回転を指令する０
回転体１８の初期位置指標が検出されると、これがコン
ピュータ３６に通知され、コンピュータ３６は測定開始
を指令する。測定開始の指令に応答してｔ磁ソレノイド
２６が作動し、第２の接触端子２４が第１の接触端子２
３に接触し、第１番目の電気部品２１が測定回！ｉ１！
２７に接続され、測定データはコンピュータ３６に送ら
れて集録（記録）される。

第１番目の電気部品２１の測定が終了したら、コンピュ
ータ３６はモータ２８を駆動する指令を出し、ターンテ
ーブル１７上の第２番目の電気部品２１を測定位置に導
く、シかる後、ｔｒｊ＆ソレノイド２６が付勢され、第
１番目の電気部品２１と同様な測定が実行される。この
様にターンテーブル１７を間欠的に回転し、複数の電気
部品２１の特性を次々に測定する。

なお、ターンテーブル１７は回転体１８に同期して回転
し、回転体１８はコンピュータ３６で指示された位置に
回転する。恒温室９を興なる温度にする時には、コンピ
ュータ３６の指令に基づいて温度の切換えが行われ、新
しい温度による測定が前の温度の場合と同様な方法で行
われる。

本実施例の測定装置は次の効果を有する。

（１）　測定中の電気部品２１のみが測定回路２７に接
続され、その他の電気部品２１に関係する回路は測定回
路２７に対して接続されないので、浮遊容量の少ない測
定回路が実現でき、高精度な高周波測定が可能になる。

（２）　開閉扉３に、ターンテーブル１７、回転体１８
、毫−夕２８等を取付けたので、外部の相互関係を正確
に設定することができ、且つ取扱いが容易になる。

［変形例］ 本発明は上述の実施例に限定されるものでなく、例えば
次の変形が可能なものである。

（１）　ギヤ３８と回転体１８とを介さないで、回転シ
ャフト１６をモータ２８で直接に駆動するように構成し
てもよい。

（２）　位置検出器３７を光学式位置検出器とすること
ができる。

（３）　位置検出の指標をターンテーブル１７に設けて
もよい、また位置検出器３７によって初期位置のみを検
出するようにしてもよい。

（４）　コンピュータ３６を開閉扉３に一体的に取付け
ることができる。

（５）　第２の接触端子２４をターンテーブル１７の外
周縁に常に接触させておいてもよい、なお、第２の接触
端子２４にバネ性を与えることが望ましい。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、被測定電気部品と
測定回路との間の容量成分を低減し、高周波による測定
を正確に行うことが可能になる。

また、請求項２によれば、開閉扉に種々の装置を取付け
るので、取扱いが容易になる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例に係わる電気部品の温度特性測
定装置を原理的に示す断面図、第２図は第１図のターン
テーブルに電子部品を装着した状態を示す平面図、 第３図は第１図の回転シャフトを示す横断面図、第４図
は第１図の第１及び第２の接触端子部を拡大して示す平
面図である。 １・・・包囲体、２・・・本体、３・・・扉、１７・・
・ターンテーブル、２１・・・電気部品、２２・・・接
続端子、２３・・・第１の接触端子、２４・・・第２の
接触端子、２７・・・測定回路、３７・・・位置検出器
。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 電気部品の温度特性を測定するための装置において、 前記電気部品を収容するための空間を有し、且つ所定温
   度の雰囲気を得ることができるように形成されている包
   囲体と、 前記包囲体内の温度を所定温度にするための手段と、 前記電気部品を所定角度間隔で複数個配置するように形
   成され、且つ前記包囲体内に配置されているターンテー
   ブルと、 前記ターンテーブルの回転手段と、 前記複数個の電気部品をそれぞれ接続するために前記タ
   ーンテーブルに設けられた複数の電気部品接続端子と、 前記複数の電気部品接続端子にそれぞれ接続されており
   、且つ前記ターンターブルに設けられている複数の第１
   の接触端子と、 前記第１の接触端子に選択的に接触するように配置され
   且つ前記ターンテーブルの外に設けられている第２の接
   触端子と、 前記電気部品の特性を測定するために前記第２の接触端
   子に接続された測定回路と を備えていることを特徴とする電気部品の温度特性測定
   装置。 ［２］前記包囲体は、本体と扉とから成り、前記扉は回
   動式扉であり、前記ターンテーブル及び前記第２の接触
   端子が前記回動式扉に支持されていることを特徴とする
   請求項１記載の電気部品の温度特性測定装置。 ［３］更に、前記ターンテーブルの角度位置を検出する
   位置検出手段と、 前記位置検出手段から得られた位置検出信号に応答して
   前記ターンテーブルを間欠的に回転させるように前記回
   転手段を制御する制御回路と、前記位置検出信号に応答
   して前記第２の接触端子を前記第１の接触端子に間欠的
   に離間又は接触させる駆動装置と を備えていることを特徴とする請求項１又は２記載の電
   気部品の温度特性測定装置。