JPH0224540Y2 - - Google Patents

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JPH0224540Y2
JPH0224540Y2 JP18972087U JP18972087U JPH0224540Y2 JP H0224540 Y2 JPH0224540 Y2 JP H0224540Y2 JP 18972087 U JP18972087 U JP 18972087U JP 18972087 U JP18972087 U JP 18972087U JP H0224540 Y2 JPH0224540 Y2 JP H0224540Y2
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solder
pot
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terminal
flux
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  • Molten Solder (AREA)
  • Connections Effected By Soldering, Adhesion, Or Permanent Deformation (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、オーデイオヘツドコイルや小型リレ
ーコイル等の微少コイルの端子に半田付けをする
のに好適なコイル端子用半田付け装置に関する。
「従来の技術」 一般に、オーデイオヘツドコイル等の微小コイ
ルは、コアへの巻線から端子への半田処理や検査
などの各種処理を経て完成されるまでの一連の連
続した流れ工程として自動的に製作するに至つて
いる。上記半田処理は、コアに巻線を施し、該巻
線の始端と終端とをコアの各端子にからげ付けた
後、斯る端子を溶融半田内に浸漬するようになつ
ている。従来のコイル端子に半田付けをする装置
としは、第5図に示す如きものが知られるところ
である。即ち、巻線が施されたコイル1に比較し
て大容積の半田槽2を有している。該半田槽2
は、半田付け装置としての機体フレームに固設さ
せてある。半田槽2内には溶融半田3を収納し、
かつレベリング装置4により、溶融半田3の液面
が常時一定位置になるように糸半田2を自動供給
できるようになつていて、取付け治具6の先端に
装着したコイル1の端子1aが常時一定量だけ溶
融半田3内に浸漬されるようになつている。取付
け治具6は、上記コイル1の端子1aへの半田処
理が可能に上下動及び前後左右に移動し、更に所
定の角度だけ回動できるようになつている。又上
記溶融半田3の表面には酸化被膜が形成され、該
酸化被膜が上記端子1aへの半田付けの不良を招
くことがあるため、半田滓取り板7で溶融半田3
の表面を適時掻き取つて除去するようになつてい
る。溶融半田3の表面から取り除かれた酸化被
膜、所謂半田滓8は、半田槽2の側部に設置した
回収皿9に回収するようになつている。
「考案が解決しようとする問題点」 しかし、上記従来の半田付け装置は、半田槽2
内の溶融半田3が使用するにつれて劣化するため
に、一定期間毎に交換をする必要があるが、斯る
交換に際しては、その都度、機体フレームからボ
ルトを弛めるなどして半田槽2を取り外して行わ
ねばならず、しかも半田が固化していると、半田
槽2内から排出できないために、該半田槽2がか
なりの高温の下での作業となり、作業員が火傷を
負うなど危険を伴い、又交換すべき半田の量も極
めて多く、必要以上に冗費することになつてい
る。更に上記半田付け装置は、表面積が広いた
め、作業員が半田槽2の上方でコイル1の点検や
その他の保守管理などの作業を行う場合に、半田
槽2の高温を受けて火傷するなどの危険性もあ
る。
そこで、本考案は、上記事情に鑑み、ポツト部
に収納する溶融半田の量を必要最小限に抑えて無
駄の発生を無くすと共に、ポツト部の溶融半田の
交換が極めて容易で作業員による保守点検等の作
業も安全に行えるコイル端子用半田付け装置を提
供することを目的とする。
「考案が解決しようとする手段」 本考案は、上記目的を達成すべく、コイル端子
が挿入可能な大きさの溶融半田収納用のポツトを
備えた半田ポツト部と、該半田ポツト部に脱着自
在に結着されたヒータ部と、半田ポツト部及びヒ
ータ部を反転させる反転機構と、ポツト上面を往
復摺動する半田滓取り兼用の均し板と、ポツトに
糸半田を供給する糸半田自動供給機構とから成る
コイル端子用半田付け装置を特徴とするものであ
る。
「作用」 本考案は、上記手段において、糸半田自動供給
装置によりポツト内に糸半田を自動供給した後、
均し板がポツト上面を摺動して、ポツト内の溶融
半田を定量化すると共に、溶融半田表面の所謂半
田滓を除去し、次いでコイルの端子をポツト内の
溶融半田に浸漬し、以後上記動作を繰返し、適時
反転機構によりポツト内の溶融半田を排出し、糸
半田自動供給装置によりポツト内に新たな糸半田
を供給し交換するようにしたものである。
「実施例」 以下に、本考案に係るコイル端子用半田付け装
置の一実施例を図面に基づき説明する。第1図に
おいて、11は半田ポツト部である。該半田ポツ
ト部11は、熱伝導性及び耐腐蝕性の良好な材質
から成り、角柱状のブロツクの一角部を狭間隔を
おいて複数箇所だけ斜めに欠落した形状に形成さ
せてあり、残存する箇所の上面にはポツト12を
形成する。各ポツト12は、その孔径及び深さが
半田付けをすべきコイル13の端子13aを充分
に余裕をもつて嵌入できる程度の大きさに設定し
てある。上記半田ポツト部11はヒータ部14に
ビス15で脱着可能に固設する。ヒータ部14は
内部に電熱ヒータ16を有してリード線17,1
8を介し外部の電源から通電されるようになつて
いる。ヒータ部14も熱伝導性及び耐腐蝕性の良
好な材質のもので形成することは勿論である。ヒ
ータ部14の両端には支軸19,20を有し、該
支軸19,20を支持板21,22に回転自在に
支承させる。支持板21,22は機体フレーム等
に固設させてある。一方の支軸19には反転機構
Aを連結する。該反転機構Aは支軸19にクラン
クアーム23の一端を固設し、該クランクアーム
23の他端にエアシリンダ24のピストンロツド
24aを枢着する。エアシリンダ24は機体フレ
ーム等に揺動自在に枢着させてある。上記半田ポ
ツト部11の下方には断面コ字形状の回収皿25
を配設する。回収皿25は機体フレーム等に固設
させておく。半田ポツト部11の上面及びヒータ
部14の上面には、上記ポツト12の孔縁を摺接
する略L字状の均し板26を配設する。均し板2
6の基端には取付部材27が固設させてあつて、
該取付部材27にエアシリンダによつて前後動す
る駆動ロツド28を固設する。半田ポツト部11
及びヒータ部14の上方には糸半田自動供給装置
Bを配設する。糸半田自動供給装置Bは、パルス
モータ29で回転駆動される送りロール30と該
送りロール30に追従して回転自在なバツクロー
ル31とで糸半田32を挾持して送り出し、ノズ
ル33からポツト12内に糸半田23を供給する
ようになつている。糸半田自動供給装置Bはポツ
ト12の数に対応させて機体フレーム等に配設す
ることは勿論である。一方、コイル13は、図示
しない周知の制御機構により上下動及び前後左右
に移動自在でかつ回動自在な取付け治具34に装
着されるようになつている。取付け治具34の設
置数は、上記ポツト12の数に対応させてある。
次に、上記構成のコイル端子用半田付け装置の
動作について説明する。まず外部の電源からリー
ド線17,18を介して電熱ヒータ16に通電さ
せてヒータ部14を加熱し、更にヒータ部14に
より半田ポツト部11を設定温度に加熱する。次
いで、パルスモータ29を駆動させて糸半田32
をポツト12内に送り込み、斯る糸半田32が半
田ポツト部11の高温度を受けてポツト12内で
溶融し、収納される。その後、均し板26がポツ
ト12の孔縁を往復摺動して、ポツト12内の余
分な溶融半田と溶融半田表面の酸化被膜、所謂半
田滓を除去して回収皿25に回収する。更に各取
付け治具34を移動させてコイル13の何れかの
端子13aを各ポツト12の上方に位置させた
後、各取付け治具34を一定の範囲内で上下動さ
せて、均し板26の摺動後直ちに、ポツト12内
の酸化被膜が形成されていない溶融半田に上記端
子13aを浸漬させて、半田付けをする。次に他
の端子13aを半田付けすべく、取付け治具34
を所定の角度だけ回動させた後、上記と同様に取
付け治具34を上下動させる。コイル13の各端
子13aの半田付けが終了する度毎に、上記取付
け治具34は元の所定位置に復帰して次の上記の
如き半田処理すべきコイル13と交換することは
勿論であり、以後上記動作を繰返す。取付け治具
34に対するコイル13の交換は、作業員自身の
手作業による場合はもとより、周知の受渡し装置
により自動的に行う形式の何れであつても可能で
ある。上記動作中において、適時エアシリンダ2
4を動作させて、クランクアーム23を介しヒー
タ部14と共に半田ポツト部11を90度乃至180
度の範囲内において反転させ、これにより使用に
伴い劣化したポツト12内の溶融半田を回収皿2
5内に捨てた後、糸半田自動供給装置Bにより新
たな糸半田23を所定量だけ供給する。又半田ポ
ツト部11を保守点検し、若しくは新たなコイル
の端子に適合したポツトと交換する必要性が生じ
た時は、ビス15を弛めてヒータ部14から半田
ポツト部11を取り外して分離する。
上記コイル13の端子13aに、半田付けをす
る前に予めフラツクスを塗布する必要性がある
が、フラツクスを塗布する装置としては、第2図
に示す如き装置Cを上記半田付け装置の手前側等
の適宜位置に配設しておく。フラツクス塗布装置
Cは、溶融フラツクスを収納するフラツクス槽3
5と、エアシリンダ36等により取付け部材37
を介し上下動する上記ポツト12の数と対応する
フラツクスカツプ38を備えた塗布カツプ部39
とから成つている。フラツクスカツプ38は、上
記ポツト12と同様に小容量に形成させてある。
そして、各取付け治具34が上記ポツト12の
方向に伸長等移動する途中において、各取付け治
具34に装填したコイル13をフラツクスカツプ
38の下方に位置させ、エアシリンダ36等によ
り塗布カツプ部39を下降させて、フラツクスカ
ツプ38内にフラツクス槽35内の溶融フラツク
スを汲み上げた後、塗布カツプ部39を上昇させ
て、フラツクスカツプ38内の溶融フラツクスに
コイル13の端子13aを浸漬させ、これにより
該端子13aにフラツクスを塗布する。取付け治
具34はコイル13の各端子13aにフラツクス
を塗布する度毎に所定の角度だけ回動して次に塗
布すべき端子13aをフラツクスカツプ38の方
向に向ける。一方、塗布カツプ部39は、コイル
13の端子13aにフラツクスを塗布させる度毎
に、上下動してフラツクス槽35内の溶融フラツ
クスを汲み上げた後、フラツクスカツプ38内の
溶融フラツクス内にコイル13の端子13aを浸
漬させる。各コイル13の端子13aにフラツク
スを塗布させた後、取付け治具34がコイル13
を上記半田付け装置に搬送する。
第3図及び第4図は、他の実施例を示すもの
で、コイル13に対する端子13aの向きが上記
第1図及び第2図に示すものとは相違してコイル
13の軸方向に端子13aが突出する形式にあつ
ては、上記取付け治具34が基端で90度だけ回動
できるようになつている。
又、コイル13の端子13aをポツト12内に
浸漬した時に、ポツト12内の溶融半田が激しく
飛散することを防止すべくシヤツター40,41
を付設することもできる。この時上記均し板26
に代えてシヤツター40を兼用させる。該シヤツ
ター40,41は、ポツト12の上方に位置させ
てくの字形状の切欠42,43を形成させてあ
る。その他は、第1図及び第2図に示す実施例の
ものと同一である。そして、糸半田自動供給装置
Bにより糸半田32を各ポツト12内に供給した
後、エアシリンダ44によりリンク機構45を介
して各シヤツター40,41を互いにオーバラツ
プする如く閉じ動作させて、一方のシヤツター4
0で、上記均し板26と同様に、ポツト12内の
余分な溶融半田と半田滓とを除去した後、同様に
エアシリンダ44によりリンク機構45を介して
シヤツター40,41を開き、次いでコイル13
の端子13aをポツト12内の溶融半田に浸漬さ
せるべくコイル13を下降させると同時に、上記
の如くシヤツター40,41を閉じ動作させ、上
記コイル13の端子13aがポツト12内の溶融
半田に略完全に浸漬された時に、第4図に示す如
く、シヤツター40,41の切欠42,43で端
子13aを挾持させる如くポツト12を閉塞し、
これにより半田付け時におけるポツト12内の溶
融半田の飛散をシヤツター40,41で防ぐもの
である。
「考案の効果」 以上の如く、本考案に係るコイル端子用半田付
け装置によれば、ポツト部に収納する溶融半田の
量を必要最小限に抑えて冗費することを防ぐと共
に、ポツト部の溶融半田の交換が極めて容易であ
り、作業員による保守点検等の作業も安全に行い
得て、特にコアへの巻線から半田処理などの各種
処理工程を経てコイルとして完成されるまで一連
の流れ工程として自動的に製造する装置に組入れ
るのに頗る好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るコイル端子用半田付け
装置の構成を示す斜視図、第2図は、第1図のコ
イル端子用半田付け装置に利用するフラツクス塗
布装置の構成を示す斜視図、第3図は他の実施例
を示す要部断面図、第4図は第3図のコイル端子
用半田付け装置の要部平面図、第5図は従来のコ
イル端子用半田付け装置の構成を示す要部断面図
である。 11……半田ポツト部、12……ポツト、13
……コイル、13a……端子、14……ヒータ
部、16……電熱ヒータ、25……回収皿、32
……糸半田、34……取付け治具、A……反転機
構、B……糸半田自動供給機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. コイル端子が挿入可能な大きさの溶融半田収納
    用のポツトを備えた半田ポツト部と、該半田ポツ
    ト部に脱着自在に結着されたヒータ部と、半田ポ
    ツト部及びヒータ部を反転させる反転機構と、ポ
    ツト上面を往復摺動する半田滓取り兼用の均し板
    と、ポツトに糸半田を供給する糸半田自動供給機
    構とから成ることを特徴とするコイル端子用半田
    付け装置。
JP18972087U 1987-12-14 1987-12-14 Expired JPH0224540Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP18972087U JPH0224540Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

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JP18972087U JPH0224540Y2 (ja) 1987-12-14 1987-12-14

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JPH0196261U JPH0196261U (ja) 1989-06-26
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