JPH02243956A - 光音響信号検出方法及びその装置並びに半導体素子内部欠陥検出方法 - Google Patents

光音響信号検出方法及びその装置並びに半導体素子内部欠陥検出方法

Info

Publication number
JPH02243956A
JPH02243956A JP1063604A JP6360489A JPH02243956A JP H02243956 A JPH02243956 A JP H02243956A JP 1063604 A JP1063604 A JP 1063604A JP 6360489 A JP6360489 A JP 6360489A JP H02243956 A JPH02243956 A JP H02243956A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
sample
photoacoustic
spot
focused
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP1063604A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2659429B2 (ja
Inventor
Toshihiko Nakada
俊彦 中田
Yukio Kenbo
行雄 見坊
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP1063604A priority Critical patent/JP2659429B2/ja
Priority to US07/479,712 priority patent/US5062715A/en
Publication of JPH02243956A publication Critical patent/JPH02243956A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2659429B2 publication Critical patent/JP2659429B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B21/00Microscopes
    • G02B21/0004Microscopes specially adapted for specific applications
    • G02B21/002Scanning microscopes
    • G02B21/0024Confocal scanning microscopes (CSOMs) or confocal "macroscopes"; Accessories which are not restricted to use with CSOMs, e.g. sample holders
    • G02B21/0052Optical details of the image generation
    • G02B21/0072Optical details of the image generation details concerning resolution or correction, including general design of CSOM objectives
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N29/00Investigating or analysing materials by the use of ultrasonic, sonic or infrasonic waves; Visualisation of the interior of objects by transmitting ultrasonic or sonic waves through the object
    • G01N29/22Details, e.g. general constructional or apparatus details
    • G01N29/24Probes
    • G01N29/2418Probes using optoacoustic interaction with the material, e.g. laser radiation, photoacoustics
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/04Wave modes and trajectories
    • G01N2291/042Wave modes
    • G01N2291/0423Surface waves, e.g. Rayleigh waves, Love waves
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N2291/00Indexing codes associated with group G01N29/00
    • G01N2291/26Scanned objects
    • G01N2291/269Various geometry objects
    • G01N2291/2697Wafer or (micro)electronic parts

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光音響効果(P hotoacoustic
E ffect )を利用して、試料の表面及び内部情
報を検出する光音響信号検出方法及びその装置並びに半
導体素子内部欠陥検出方法に関する。
〔従来の技術〕
光音響効果は、1881年チンダル(Tyndall)
、ベル(B ell) 、レントゲン(R6ntoge
n )らによって発見された。すなわち、第23図に示
すように、強度変調した光(断続光)19をレンズ5に
より、試料7上に集光して照射すると、光吸収領域Vo
p21において熱が発生し、熱拡散長μs22で与えら
れる熱拡散領域Vth23を周期的に拡赦し、この熱歪
波によって表面弾性波(超音波)が発生する現象である
。この超音波すなわち光音響信号をマイクロホン(音響
電気変換器)や圧電素子あるいは光干渉計を用いて検出
し、入射光の変調周波数と同期した信号成分を求めるこ
とにより、試表の表面及び内部の情報を得ることができ
る。上記光音響信号の検出方式に関しては1例えば、文
献「非破壊検査;第36巻第10号。
p、730〜P、736 (昭和62年10月)」や「
アイ・イー・イー・イー、1986ウルトラソニツクス
 シンポジウムp、515〜526(1986年)(I
EEE雪1986ULTRASONIC8SYMPO8
IUM−p、515〜526 (1986))Jにおい
て論じられている。その−例を第22図に基づいて説明
する。レーザ1から出射した平行光を音響光学変調素子
(A○変調器)2により強度変調し、その断続光をビー
ムエキスパンダ3により所望のビーム径に拡大した後、
ハーフミラ−4で反射させ、レンズ5により、XYステ
ージ6上の試料7の表面に集光させる。試料7上の集光
部21において生じた熱歪波により、超音波が発生し、
同時に試料表面に微小変位が生じる。この微小変位を以
下に述べるマイケルソン干渉計で検出する。レーザ8か
ら出射した平行光をビームエキスパンダ9により所望の
ビーム径に拡大した後、ハーフミラ−10で2つの光路
に分離し、一方はレンズ5により試料7上の集光部21
に集光させる。他方は参照ミラー11上に照射させる。
試料7からの反射光と参照ミラー11からの反射光は、
ハーフミラ−1゜」二で互いに干渉し、この干渉パター
ンがレンズ12により、ホトダイオード等の光電変換素
子13上に集光される。光電変換された干渉強度信号は
プリアンプ14で増1限された後、ロックインアンプ1
6に送られる。ロックアンプ16では。
音響光学変調素子2の1組動に用いる発振器15からの
変調周波数信号を参照信号として、干渉強度信号に含ま
れる変調周波数成分のみが抽出される。。
この周波数成分がその周波数に応じた試料の表面あるい
は内部の情報をもつ。変調周波数を変えることにより、
熱拡散長μs21を変えることができ、試料の深さ方向
の情fuを得ることができる。熱拡散領域Vth23内
にクラック等の欠陥があれば、干渉強度信号中の変調周
波数成分に信号変化が現れ、その存在を知ることができ
る。XYステージ移動信号とロックインアンプ16から
の出力信号は計算機17で処理され、試料上の各点にお
ける光音響信号がモニタTV等の表示器18に画(i情
報として出力される。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術は、非接触・非破壊で光音響信号を検出で
きる極めて有効な手段であるが、以下のような課題をも
っている。
光音響信号の横方向分解能と深さ方向分解能は、光吸収
領域Vop21すなわちレーザ光のスポット径が、熱拡
散領域Vth23よりも小さい場合には、熱波jfl長
μs22で与えられる。このμsは(1)式で定義され
る。
但し、k:試料の熱伝導率 ρ:密度 C:比熱 f:レーザの強度変調周波数 例えば、f=10kHzのとき、SiやMはμs〜50
μmであり、SiO□はμS〜5μm程度である。
今、ある変調周波数で第24図(α)に示すような熱拡
散領域Vth23ctが与えられているとき。
横方向分解能と深さ方向分解能は各々μso”Fμ8、
μl1l(押2μsで与えられる。試料のより深い位置
の内部情報を得るには、(1)式より変調周波数fを小
さくし、第24図(b)に示すように熱拡散長μsを大
きくする必要がある。しかし、その結果、図に示すよう
に横方向分解能μIIHと深さ方向分解能μsuが低下
してしまう。すなわち、従来技術においては、深さ方向
の情報を得るためにレーザの変調周波数fを変え熱拡散
長μsを変えることにより、横方向及び深さ方向の分解
能が変化してしまうという課題がある。特に、より深い
情報を得るためには熱拡散長μsを大きくシ1分解能を
低下させなければならず、現状ではμmオーダの微細構
造をもつ試料の内部情報の検出は極めて困難である。
本発明の目的は、試料の様々な深さの内部情報を、横方
向及び深さ方向分解能を低下させることなく安定に検出
できるようにした光音響信号検出方法及びその装置を提
供することにある。
本発明の他の目的は、半導体素子の深さの内部情報を光
音響効果によって検出し、半導体素子内部の欠陥を検出
できるようにした半導体素子内部欠陥検出方法。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため1本発明は、第1の光源と、該
光源からの光を所望の周波数で強度変調する変調手段と
、25強度変調された光を試料(例えば半導体に子)上
に集光する集光手段と、試料内で発生した光音響効果を
検出する検出手段と、該検出信号から試料の表面及び内
部情報を抽出する情報抽出手段から成る光音響信号検出
装置において、上記第1の光源からの光を試料を透過す
る波長の光とし、かつ集光された光スポットを、試料内
部において試料の深さ方向に走査することにより、光音
響信号の横方向及び深さ方向の分解能を低下させること
なく、試料の任意深さ位置の内部情報を安定に検出可能
としたものである。
また、上記目的を達成するため、本発明は、光干渉を利
用して光音響効果を検出する光干渉検出手段と、該光f
渉検出手段において、干渉光を得るために試料表面に入
射した第2の光源からの光が、試料表面上で常に最小の
大きさの光スポットとして集光し、かつ試料表面からの
反射光が、光電変換素子上で常に最小の大きさの光スポ
ットとして集光するよう、集光位置制御手段を設けるこ
とにより、光音響信号のより安定な検出を可能としたも
のである。
また、上記目的を達成するため、第1の光源からの光を
赤外光とし、かつ強度変調された光を試料上に集光する
集光手段及び光干渉を利用して光音響効果を検出する光
干渉検出手段を共焦点光学系として構成することにより
、光音響信号の横方向分解能と検出感度の向上及び表面
に凹凸のある例えば半導体素子への適用を可能としたも
のである。
〔作用〕
光音響信号検出装置において、第1の光源からの光を試
料を透過する波長の光とすることにより、その集光スポ
ットを試料(例えば半導体素子)内部において、深さ方
向に走査することが可能となり、横方向及び深さ方向の
分解能を低下させることなく、試料の任意深さ位置の内
部情報を安定に検出できる。
また、光音響効果を検出する手段として、光干渉を利用
する光干渉検出手段を採用し、試料表面へ入射した第2
の光源からの光が、試料表面上でフ;りに最小の光スポ
ットとして集光し、がっ試料表面からの反射光が、光電
変換素子上で常に最小の光スポットとして集光するよう
、集光位置を制御することにより、光音響信号が常に安
定に検出できる。
また、第1の光源からの光を赤外光とし、かつその集光
手段及び光干渉検出手段を共焦点光学系として構成する
ことにより、不要な高次回折光成分が除去された理想的
なピーク部を有するスポット光を形成することが可能と
なり、光音響信号の横方向分解能と検出感度の向上及び
表面に凹凸のある試料への適用が可能となる。
また本発明の構成により半導体素子の内部欠陥(配線の
断線や、クラック等)を光音響効果により検出すること
ができる。
〔実施例〕
本発明の詳細な説明する前に、その基本原理を、第1図
に基づいて説明する。本発明では、試料中に熱歪波及び
超音波を発生させるための励起光として試料例えば半導
体素子を透過できる波長の光を用いる。そして、所望の
分解能が得られる熱拡散長となるよう励起光の変調周波
数を設定した後、第1図(a)、(b)、(c)に示す
ように、変調周波数を変えることなく励起光の集光スポ
ット(光吸収領域)位置27を深さ方向に走査する。以
上の原理によれば、従来技術のように横方向及び深さ方
向の分解能を低下させることなく、試料の任意深さ位置
の内部情報を、安定に検出することができる。この時の
横方向及び深さ方向の分解能は共にμ、と一定である。
以下、本発明の第1の実施例を第2図〜第10図に基づ
いて説明する。第2図は1本発明の第1の実施例におけ
る光音響検出光学系を示すものである。本光学系は、光
音響効果を生じさせるためのHe −N e赤外レーザ
(波長1.2μm)31を光源とする変調レーザ照射光
学系510、光音響信号を検出するためのマイケルソン
干渉光学系520、自動焦点用レーザ照射光学系530
、自動焦点光学系454o及び信号処理系550がら成
る。変調レーザ照射光学系510において、He、Ne
赤外レーザ31がら出射した平行光を音響光学変調素子
32により、所望の周波数で強度変調し、そのIFrf
tt光をビームエキスパンダ33により所望のビーム径
に拡大した後、レンズ34によりその後側焦点位置9o
に集光させる。焦点位置90にはピンホール35が設置
されており、第3図に示すように、集光スポットのピー
ク部100の周辺に存在する高次回折光成分101a及
び101bを遮光する。その結果、ピンホール35通過
直後の光強度分布は第4図に示すように、ピ” 部10
0だけとなる。焦点位置9oはレンズ36の前側焦点位
置となっているので、ピンホール35通過後の光束は、
レンズ36通過後平行光となる。この平行光はダイクロ
イックミラー37(波長1μm以上は反射、1μm以下
は透過)で反射された後、対物レンズ38によりその前
倒焦点位′E191に集光され、第4図に示すと同様の
光強度分布をもつスポットとなる。すなわち、レンズ3
6の前側焦点位置9oと対物レンズ38の前側焦点位置
91とは兵役であると同時に共焦点の関係にある。また
、本実施例ではその大きな特徴トシテ、試料42を搭載
したZステージ41を走査することにより、第1図に示
すように対物レンズ38の前側焦点位置91すなわちH
e −N e赤外レーザ光の集光スポットを試料42の
内部において試料42の深さ方向に走査する。その具体
的方法については後述する。試料42表面あるいは試料
42内部の集光スポット位置91(対物レンズ38の前
側焦点位置)において光音響効果により生じた熱歪波に
より、超音波が発生し、同時に試料42表面に微ホ変位
が生じる。
マイケルソン干渉光学系520において、Arレーザ(
波長0.515μm)43から出射した円偏光の平行光
をビームエキスパンダ44により所望のビーム径に拡大
した後、レンズ45によりその後側焦点位置92に集光
させる。焦点位置92にはピンホール46が設置されて
おり、第3図に示すと同様にして、集光スポットのピー
ク部周辺の高次回折光成分が遮光される。焦点位置92
はレンズ49の前側焦点位置となっており、ピンホール
46通過後の光束はレンズ49により平行光となる。こ
の平行光は偏光ビームスプリッタ50によりP偏光とS
偏光に分離される。P偏光は偏光ビームスプリッタ50
を透過し、ダイクロイックミラー70(波長0.6μm
以下は透過、0.6μm以上は反射)、ビームスプリン
タ71(波長0.5〜0.7μmにおいて透過率二反射
率=7 : 3)、ダイクロイックミラー37.及びλ
/4板55を通過した後、”円偏光となり、対物レンズ
38により、試料42上の91の位置(対物レンズ38
の前側焦点位置)に集光され、第4図に示すと同様の光
強度分布をもつスポットとなる。一方、S偏光は偏光ビ
ームスプリッタ50で反射され、λ/4板5板製1過し
た後円偏光となり、参照ミラー52に入射する。試料4
2からの反射光は、試料42表面で生じた微小変位を位
相情報としてもっており、対物レンズ38、λ/4板5
5を通過した後S偏光となり、偏光ビームスプリッタ5
0で反射される。参照ミラー52からの反射光はλ/4
板5板製1過した後P偏光となり、偏光ビームスプリッ
タ50を透過する。第5図の110は試料42からの反
射光の偏光方向を、111は参照ミラー52からの反射
光の偏光方向を示している。両者は互いに直交している
ので、このままでは干渉しない。しかし、偏光板56を
光路に挿入し、その偏光方向を第5図の112に示すよ
うに45″方向とすることにより両反射光は干渉する。
この干渉パターンには、試料42表面で生じた微小変位
が光強度情報として含まれており、これをレンズ57に
よりその後側焦点位置93に集光し、ホトダイオード等
の光電変換素子63で検出する。また、後側焦点位置9
3にピンホール62を設置することにより、対物レンズ
38内で発生した迷光や試料42を構成する透明薄膜内
で発生した多重干渉成分やあるいは試料42表面の微小
な凹凸により発生した高次回折光成分を遮光する0以上
述べたように、このマイケルソン干渉光学系520にお
いて、レンズ49の前側焦点位置92、対物レンズ38
の前側焦点位置91及びレンズ57の後側焦点位r11
93とは兵役であると同時に共焦点の関係にある。光電
変換された干渉強度信号はプリアンプ64で増幅された
後、ロックインアンプ81に送られる。ロックインアン
プ81では、音響光学変調素子32の廓動に用いる発振
rt80からの変調周波数信号を参照信号として、干渉
強度信号に含まれる変調周波数成分の振幅と変調周波数
信号に対する位相成分が抽出される。この周波数成分と
位相成分がその変調周波数で定義される熱拡散領域vt
h内の情報をもつ。従って、この熱拡散領域vth内に
クラック等の欠陥があれば、干渉強度信号中の変調周波
数成分の振幅と位相が変化し、その存在を知ることがで
きる。
本実施例では、先に述べたように、試料42を搭載した
Zステージ41を走査することにより、第1図に示すよ
うに、対物レンズ38の前側焦点位置91すなわちHa
 −N a赤外レーザ光の集光スポットを試料42の内
部において、試料42の深さ方向に走査する。一方、光
音響効果により生じた試料42表面の微小変位を検出す
るためのマイケルソン干渉光学系520中のArレーザ
光の集光スポットは、Zステージ41の位置に関係なく
、常に試料42表面上に集光している必要がある。もし
、そうでないならば、試料42表面からの反射光は、ピ
ンホール62の位置で完全に集光せず、ピンホール62
を通過する光量は大きく減少し、干渉強度信号は極めて
微弱となり、試料42の内部情報を得ることは困難とな
る。そこで。
本実施例では、この現象を逆に利用することにより、極
めて高精度な自動焦点機能を付加している。
すなわち、自動焦点用レーザ照射光学系530中のHe
 −N eレーザ(波長QJ333μm)65から出射
した平行光を、ビームエキスパンダ66により所望のビ
ーム径に拡大した後、レンズ67によりその後側焦点位
置94に集光させる。焦点位置94にはピンホール68
が設置されており、第3図に示すと同様にして、集光ス
ポットのピーク部周辺の高次回折光成分が遮光される・
焦点位置94はレンズ69の前側焦点位置となっており
、ピンホール68通過後の光束はレンズ69により平行
光となる。この平行光はダイクロイックミラー70で反
射され、ビームスプリッタ71及びダイクロイックミラ
ー37通過後、対物レンズ38により、試料42上の9
1の位置(対物レンズ38の前側焦点位置)に集光され
、第4図に示すと同様の光強度分布をもつスポットとな
る。試料42からの反射光は、対物レンズ38、ダイク
ロイックミラー37通過後、ビームスプリンタ71で反
射され、自動焦点光学系540に導かれ、さらにビーム
スプリッタ72で2つのビームに分離される。各々のビ
ームは、レンズ73及び76により各後側焦点位置に集
光される。各光路にホトダイオード等の光電変換素子7
5及び78を、またその直前にピンホール74及び77
を設置する。
ここで、ピンホール74はレンズ73の後側焦点位置よ
りもFaだけ後側に、またピンホール77はレンズ76
の後側焦点位置よりもFb (=Fa)だけ前側に設置
する。今、説明を簡略化するため、対物レンズ38が、
He−Ne赤外レーザ光(波長1.2μm)、He−N
eレーザ光(波長0.633.um)及びArレーザ光
(波長0.515μm)に対して色収差補正されており
、各ビームが試料42の表面上に集光されているものと
する。
この時のZステージの位置を基準位置とする。第6図に
示すように、Zステージが上昇し、試料表面42Pが+
側に移動する(図中の破#I)と、第7図に破線で示す
ように、ピンホール74を通過する光量は増加し、ピン
ホール77を通過する光量は減少する。第8図は、2ス
テージの移動量と2つの光電変換索子75の出力電流1
03及び78の出力電流104の関係を示したものであ
る。
両出力電流を第2図の比較回路79で比較すれば。
常にZステージの位置をモニタすることができる。
第9図は、比較回路79からの2ステ一ジ移動信号によ
り、マイケルソン干渉光学系520のArレーザ43の
ビーム集光位置及び試料表面42Pからの反射光の集光
位置を各々制御する方法を示したものである。同図(α
)は、励起光であるH e −N e赤外レーザ31が
らのビーム140(破線)とArレーザ43がらのビー
ム141(実a)が、共に試料表面4.2 Pの91の
位置に集光している状態を示したものである。一方、同
図(b)は、Zステージ41を上R1させることにより
、He −N 6赤外レーザ31のビーム140′の集
光スポットを試料42の内部で深さ方向に走査している
様子を示したものである。2ステージ41の上昇により
、そのままの状態では、Arレーザ43からのビーム1
41は試料表面42P上には集光しない。そこで、前述
の自動焦点光学系540の比較回路79がら2ステ一ジ
移動量信号をPZT屏動回動回路54り、Arレーザ4
3がらのビーム141′が試料表面42P上に集光する
ように、PZT素子53を恥動し、くさび形ガラス47
を微動させる。同様に、pz”r倣動回路61を介して
PZT素子60を即動し、試料表面42Pからの反射光
が光電変換素子63の93の位置に集光するように、く
さび形ガラス59を微動させる。以上の動作により、2
ステージ41の移動にかかわらず、Arレーザ43から
のビーム141′を常に試料表面42P上に集光させる
と同時に、その反射光も光電変換素子63上に集光させ
ることが可能となる。信号処理系550においては、Z
ステージ41、xyステージ40の移動信号及びロック
インアンプ82からの出力信号が、計算機82で処理さ
れ、試料42内部の3次元光音響像がモニタTV等の表
示器83に出力される。
本実施例によれば、励起光として赤外光を用いることに
より、S<のような可視光に対して不透明な試料の内部
において、その集光スポットを深さ方向に走査すること
が可能となり、横方向及び深さ方向の分解能を低下させ
ることなく、試料(例えば半導体素子)の任意深さ位置
の内部情報(内部欠陥)を安定に検出することができろ
。また、総ての光学系を共焦点光学系として構成するこ
とにより、光音響信号の横方向分解能と検出感度を向上
させることができ、同時に多層膜中の多重干渉の影響を
低減することができる。。また、共焦点光学系で構成し
た自動焦点光学系を付加し、試料表面の位置をモニタす
ると共に、マイケルソン干渉光学系のレーザ集光スポッ
ト位置を可変とすることにより、常に最小の大きさの集
光スポットを試料表面及び光電変換素子上に形成するこ
とが可能となり、光音響信号の安定検出が可能となる。
また、上記機能により、第10図に示すように、回路パ
ターンの形成された半導体ウェハのように試料表面に凹
凸がある場合でも、常に安定にレーザ光を試料表面に集
光することができる。
本発明の第2の実施例を第11図〜第13図に基づいて
説明する。第11図は、第2の実施例における光音響検
出光学系を示すものである。本光学系は第1の実施例に
おける光学系と同様、光音響効果を生じさせるためのH
e −N e赤外レーザ(波長1.2μm)31を光源
とする変調レーザ照射光学系510.光音響信号を検出
するためのマイケルンン干渉光学、?′+52o、自動
焦点用レーザ照射光学系530、自動焦点光学系540
及び信号処理系55Qから成る。各光学系の構成とその
機能は第1の実施例と全く同じであるので説明は省略す
る。第1の実施例と異なる点は以下の通りである。すな
わち、第1の実施例では、励起光である11 e −N
 e赤外レーザ光の集光スポットを試料内部で走査する
手段として、Zステージの走査を採用しているが、本実
施例では、対物レンズ38を光軸方向に微動させること
により、この機能を実現している。
第12図は、対物レンズ38の微動機構を示したもので
ある。対物レンズ38はホルダ130に固定され、さら
に板バネ131a、131bを介してホルダ120に保
持されている。計算機82からの微動信号により、PZ
T1%動回路121を介してPZT素子133を駆動し
、対物レンズ38を光軸方向に微動する。
第13図は、比較回路79からの対物レンズ移動信号に
より、マイケルソン干渉光学系520のArレーザ43
のビーム集光位置及び試料表面42Pからの反射光の集
光位置を各々制御する方法を示したものである。同図(
a)は、励起光であるH e −N e赤外レーザ31
からのビーム160(破!IA)  とArレーザ43
からのビーム161(実線)が、共に試料表面42Pの
91の位置に集光している状態を示したものである。一
方、同図(b)は、対物レンズ38を降下させることに
より、He−Ne赤外レーザ31のビーム160′の集
光スポットを試料42の内部で深さ方向に走査している
様子を示したものである。第1の実施例と同様、自動焦
点光学系540の比較回路79から対物レンズ移動量信
号をPZT暉動回動回路54り、Arレーザ43のビー
ム161′が試料表面42p上に集光するように、PZ
T素子53を邸動し、くさび形ガラス47を微動させる
。同様に、PZT廓動回動回路61してPZT素子60
を駆動し、試料表面42pからの反射光が光電変換素子
63の93の位置に集光するように、くさび形ガラス5
9を微動させる。以上の動作により、対物レンズ38の
微動にかかわらず、Arレーザ43のビーム161′を
常に試料表面42P上に集光させると同時に、その反射
光も光電変換素子63上の93の位置に集光させること
が可能となる。
信号処理系550においては、対物レンズ38、XYス
テージ40の移動信号及びロックインアンプ82からの
出力信号が、計算$482で処理され、試料42内部の
3次元光音響像がモニタTV等の表示器83に出力され
る。
本実施例によれば、第1の実施例と全く同様の効果が得
られる。
本発明の第3の実施例を第14図〜第17図に基づいて
説明する。第14図は、第3の実施例における光音響検
出光学系を示すものである。本光学系の基本構成とその
機能は第1の実施例と全く同じであるので説明は省略す
る。第1の実施例と異なる点は以下の通りである。すな
わち、本実施例では、第15図に示すように対物レンズ
38と試料42との間にリレーレンズ153を挿入し、
これを光軸方向に微動させることにより、対物レンズ3
8の焦点距離を実効的に変化させ、励起光であるH e
 −N e赤外レーザ31の集光スポットを試料内部で
走査させる。リレーレンズ153はホルダ151に固定
され、さらに板バネ152a、152bを介して、対物
レンズ38に固定されたホルダ150に保持されている
。計算機82からの微動信号により、PZTl[u動回
路121を介してPZT素子133を能動し、リレーレ
ンズ153を光軸方向に微動する。第16図は、単レン
ズとしてモデル化した対物レンズ38′とリレーレンズ
153の配置を示したものである。対物レンズ38′の
焦点距離をfo、リレーレンズの焦点距離をfl、両レ
ンズ間の距離をaとすると、対物レンズ38′からレー
ザ集光スポットまでの距離、すなわち実効的焦点距離f
cは、(2)式%式% 両レンズ間の距離aを大きくすることにより、実効的焦
点距離faが大きくなることが判る。
第17図は、比較回路79からのリレーレンズ移動信号
により、マイケルソン干渉光学系520のArレーザ4
3のビーム集光位置及び試料表面4、3 pからの反射
光の集光位置を各々制御する方法を示したものである。
同図(a)は、励起光であるHe−Ne赤外レーザ31
からのビーム170(破線)とArレーザ43からのビ
ーム171(実線)が、共に試料表面42pの91の位
置に集光している状態を示したものである。一方、同図
(b)は、リレーレンズ153を降下させることにより
、He−Ne赤外レーザ31のビーム170′の集光ス
ポットを試料42の内部で深さ方向に走査している様子
を示したものである。第1及び第2の実施例と同様、く
さび形ガラス47及び59を上記集光スポットの移動量
に応じて微動させることにより、リレーレンズ153の
微動にかかわらず、Arレーザ43のビーム171′を
常に試料表面42p上に集光させると同時に、その反射
光も光電変換素子63上の93の位置に集光させること
ができる。
信号処理系550においては、リレーレンズ153、X
Yステージ40の移動信号及びロックインアンプ82か
らの出力信号が、計算機82で処理され、試料42内部
の3次元光音響像がモニタTV等の表示器83に出力さ
れる。
本実施例によれば、第1の実施例と全く同様の効果が得
られる。また、He −N e赤外レーザ31の集光ス
ポットの移動手段として、単純な1枚のリレーレンズの
微動を採用することにより、駆動時における光学系の機
械的安定性が増し、より安定な光音響信号検出が可能と
なる。
本発明の第4の実施例を、第18図〜第21図に基づい
て説明する。第18図は、第4の実施例における光音響
検出光学系を示すものである。本光学系の基本構成とそ
の機能は第1の実施例と全く同じであるので説明は省略
する。第1の実施例と異なる点は以下の通りである。す
なわち、本実施例では、第19図に示すように、対物レ
ンズ38と試料42との間に2組のくさび形ガラス18
3及び184を挿入し、くさび形ガラス183を光軸と
直交する方向に微動させることにより、対物レンズ38
の焦点距離を実効的に変化させ、励起光であるI(e 
−N e赤外レーザ31の集光スポットを試料内部で走
査させる。くさび形ガラス184は、対物レンズ38と
共にホルダ180に固定されている。計算機82からの
微動信号により、pzT昧動回動回路121してPz1
゛素子181を乱動し、くさび形ガラス183を光軸と
直交する方向に微動する。第20図は、単レンズとして
モデル化した対物レンズ38′とくさび形ガラス183
及び184の配置を示したものである。対物レンズ38
′の焦点距離をf。。
2枚のくさび形ガラスの厚さの和をg、<さび形ガラス
の屈折率をnl、空気の屈折率を1.0とすると、対物
レンズ38′からレーザ集光スポットまでの距離、すな
わち近軸領域における実効的焦点距離f、は、(3)式
で与えられる。
f、=  1−−g+f、       (3)g くさびガラスの厚さの和とを大きくすることにより、実
効的焦点距離f1が大きくなることが判る。
第21図は、比較回路79からのくさび形ガラス移動信
号により、マイケルソン干渉光学系520のArレーザ
43のビーム集光位置及び試料表面42pからの反射光
の矢先位置を各々制御する方法を示したものである。同
図(、)は、励起光であるH e −N e赤外レーザ
31からのビーム190(破線)とArレーザ43から
のビーム191(実線)が、共に試料表面42pの91
の位置に集光している状態を示したものである。
方、同図(b)は、くさび形ガラス183をガラス厚が
増加する方向に微動させることにより、He −N e
赤外レーザ31のビーム190′の集光スポットを試料
42の内部で深さ方向に走査している様子を示したもの
である。第1〜第3の実施例と同様、くさび形ガラス4
7及び59を、上記集光スポットの移動量に応じて微動
させることにより、くさび形ガラス183の微動にかか
わらず、Arレーザ43のビーム191′を常に試料表
面42p上に集光させると同時に、その反射光も光電変
換素子63上の93の位置に集光させることができる。
Gj号処理系550においては、くさび形ガラス183
、XYステージ40の移動信号及びロックインアンプ8
2からの出力信号が、計算機82で処理され、試料42
内部の3次元光音響像がモニタTV等の表示器83に出
力される。
本実施例によれば、第1の実施例と全く同様の効果が得
られる。また、He−Na赤外レーザ31の集光スポッ
トの移動手段として、単純な1枚のくさび形ガラスの微
動を採用することにより。
原動時における光学系の機械的安定性が増し、より安定
な光音響信号検出が可能となる。
以上述べた4つの実施例では、試料に光音響効果を生じ
させるための励起光として、He−Ne赤外レーザ(波
長1.2μm)を用いたが、赤外半導体レーザを用いれ
ば、注入電流を振幅変調することにより、強度変調され
たビームを得ることができる。その場合には、音響光学
変調素子は不要になる。また、本発明においては、励起
光は赤外光に限定されるものではなく、試料(例えば半
導体素子)を透過できる波長の光であればどのような光
でも適用可能である。
また、試料内(例えば半導体素子内)で発生した超音波
による試料表面の微小変位を検出する手段は、マイケル
ソン干渉計に限定されるものではなく、マツハ・ツエン
ダ干渉計、ヘテロダイン干IJ 計、PZT素子あるい
はマイクロフォン等も十分適用できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、試料中に熱歪波及び超音波を発生させ
るための励起光として、試料を透過できる波長の光を用
い、変調周波数を変えることなくその集光スポット位置
を試料の深さ方向に走査することにより、光音響信号の
横方向及び深さ方向の分解能を低下させることなく、試
料の任意深さ位置の内部情+11(例えば半導体素子の
内部欠陥)を、安定に検出することができるという効果
を有する。また、光学系を総て共焦点光学系として構成
することにより、光音響信号の横方向分解能と検出感度
が向上し、同時に多層膜中の多重干渉の影響低減と表面
に凹凸のある例えば半導体素子の欠陥検出への適用も可
能になるという効果を有する。また、干渉光学系のレー
ザ集光スポットを常に試料表面及び光電変換素子上に形
成するよう制御することにより、光音響信号の安定検出
が可能になるという効果を有する。
また半導体素子内の配線の断線やクラック等を検出する
ことができる効果を有する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の基本原理を示す図、第2図は本発明の
第1の実施例における光音響検出光学系を示す図、第3
図はレーザスポットの高次回折光成分がピンホールによ
り遮光される様子を示す図。 第4図はピンホール通過直後の光強度分布を示す図、第
5図は偏光板の偏光方向を示す図、第6図は2ステージ
の上昇を示す図、第7図は自動焦点光学系を示す図、第
8図はZステージの移動量と2つの光電変換素子の出力
電流の関係を示す図、第9図はレーザビームの集光位置
の制御方法を示す図、第10図は凹凸のある試料表面上
にレーザ光が集光する図、第11図は本発明の第2の実
施例における光音響検出光学系を示す図、第12図は対
物レンズの微動機構を示す断面図、第13図はレーザビ
ームの集光位置の制御方法を示す図、第14図は本発明
の第3の実施例における光音響検出光学系を示す図、第
15図はリレーレンズの微動機構を示す断面図、第16
図は対物レンズとリレーレンズの配置を示す図、第17
図はレーザビームの集光位置の制御方法を示す図、第1
8図は本発明の第4の実施例における光音響検出光学系
を示す図、第19図はくさび形ガラスの微動機構を示す
断面図、第20図は対物レンズとくさび形ガラスの配置
を示す図、第21図はレーザビームの集光位置の制御方
法を示す図、第22図は従来の光音響検出光学系を示す
図、第23図は光音響効果の原理を示す図、第24図は
変調周波数の変化による熱拡散領域の変化を示す図であ
る。 1.8・・・レーザ、31・・・He −N e赤外レ
ーザ、43− A rレーザ、65− He −N e
レーザ、2.32・・・音響光学変調素子、7,42・
・・試料、13.63,75.78・・・光電変換素子
、16゜81・・・ロックインアンプ、17.82・・
・計算機、38・・・対物レンズ、52・・・参照ミラ
ー、47゜48.58,59,183,184・・・く
さび形ガラス、153・・・リレーレンズ。 第 1 図 為 図 35−  とりホール 集 仝 図 纂 図 第 図 阜 図 112−−−一編伏鋼反の槁尤方内 第 図 ■ 図 (b) +18−・・地しン入゛ 4に爬 36,5ター°−<すしc形ガ°ラス 38、3E3’−−−−メ十物レンズ。 /33−−−−FZT業子 葛 図 (Q−) (b) 手7,48 58、sグ°゛°〈さひf〉力゛ラス 第 図 R 153−−−−リレーレフスゞ 稟 !4 図 集 図 38ζ−−−す干物し′ノス°゛ 153−〜−−リレーレンス゛ l7 図 +7A8 58.5デーべ之ひ°形ガラス 図 3B−−−一対物しンス tBl−−−−F’1丁素子 183、784−−−−べすζλ形ガラス18B、18
4−−−−−<すム゛デ5力゛ラス纂 2I 図 (b) 1M3,1σ〒 集 図 23−一一一熱抹徹領夙 第 図 第 図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、第1の光源から得られる試料を透過する波長の光を
    所望の周波数で強度変調し、該強度変調された光を試料
    上に集光し、集光された光スポットを試料内部において
    試料の深さ方向に走査し、試料内で発生した光音響効果
    を検出し、該検出信号から試料の表面及び内部情報を抽
    出することを特徴とする光音響信号検出方法。 2、光音響効果は光干渉を利用して検出し、かつ干渉光
    を得るために試料表面に入射した第2の光源からの光が
    、試料表面上で常に最小の大きさのスポットとして集光
    し、かつ試料表面からの反射光が光電変換素子上で常に
    最小の大きさの光スポットとして集光するよう、集光位
    置を制御することを特徴とする請求項1記載の光音響信
    号検出方法。 3、第1の光源と、該光源からの光を所望の周波数で強
    度変調する変調手段と、該強度変調された光を試料上に
    集光する集光手段と、試料内で発生した光音響効果を検
    出する検出手段と、該検出信号から試料の表面及び内部
    情報を抽出する情報抽出手段から成る光音響信号検出装
    置において、上記第1の光源からの光を試料を透過する
    波長の光とし、かつ集光された光スポットを、試料内部
    において試料の深さ方向に走査する光スポット走査手段
    を設けたことを特徴とする光音響信号検出装置。 4、光干渉を利用して光音響効果を検出する光干渉検出
    手段と、該光干渉検出手段において、干渉光を得るため
    に試料表面に入射した第2の光源からの光が試料表面上
    で常に最小の大きさの光スポットとして集光し、かつ試
    料表面からの反射光が光電変換素子上で常に最小の大き
    さの光スポットとして集光するよう、集光位置制御手段
    を設けたことを特徴とする請求項3記載の光音響信号検
    出装置。 5、該光源からの光を赤外光とし、かつ、強度変調され
    た光を試料上に集光する集光手段及び光干渉を利用して
    光音響効果を検出する光干渉検出手段を共焦点光学系と
    して構成したことを特徴とする請求項4記載の光音響信
    号検出装置。 6、第1の光源から得られる半導体素子を透過する波長
    の光を所望の周波数が強度変調し、該強度変調された光
    を半導体素子上に集光し、集光された光スポットを半導
    体素子内部において深さ方向に走査し、半導体素子内で
    発生した光音響効果を検出し、該検出信号から半導体素
    子の表面及び内部情報を抽出することを特徴とする半導
    体素子内部欠陥検出方法。 7、強度変調された光スポットを半導体素子内部におい
    て深さ方向に走査し、半導体素子内で発生した光音響効
    果を検出して半導体素子内の欠陥を検出することを特徴
    とする半導体素子内部欠陥検出方法。
JP1063604A 1989-03-17 1989-03-17 光音響信号検出方法及びその装置並びに半導体素子内部欠陥検出方法 Expired - Lifetime JP2659429B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1063604A JP2659429B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 光音響信号検出方法及びその装置並びに半導体素子内部欠陥検出方法
US07/479,712 US5062715A (en) 1989-03-17 1990-02-14 Method and apparatus for detecting photoacoustic signal and method for detecting internal defect of semiconductor device

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1063604A JP2659429B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 光音響信号検出方法及びその装置並びに半導体素子内部欠陥検出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02243956A true JPH02243956A (ja) 1990-09-28
JP2659429B2 JP2659429B2 (ja) 1997-09-30

Family

ID=13234056

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1063604A Expired - Lifetime JP2659429B2 (ja) 1989-03-17 1989-03-17 光音響信号検出方法及びその装置並びに半導体素子内部欠陥検出方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US5062715A (ja)
JP (1) JP2659429B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817615B1 (ko) * 2005-09-20 2008-03-31 한국원자력연구원 물체의 결함을 측정하기 위한 레이저 유도 초음파 검사장치 및 그 구현 방법

Families Citing this family (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5377006A (en) * 1991-05-20 1994-12-27 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for detecting photoacoustic signal
US5479259A (en) * 1991-05-20 1995-12-26 Hitachi, Ltd. Method and apparatus for detecting photoacoustic signal
US5202875A (en) * 1991-06-04 1993-04-13 International Business Machines Corporation Multiple data surface optical data storage system
US5258612A (en) * 1992-04-01 1993-11-02 Clark William G Timed-resolved spectroscopy with split pump and probe pulses
JPH0743251B2 (ja) * 1992-06-19 1995-05-15 工業技術院長 光学式変位計
US5285260A (en) * 1992-07-06 1994-02-08 General Electric Company Spectroscopic imaging system with ultrasonic detection of absorption of modulated electromagnetic radiation
US5285261A (en) * 1992-07-06 1994-02-08 General Electric Company Dual interferometer spectroscopic imaging system
EP0766298A3 (en) * 1995-09-27 1998-09-16 Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. Method of and apparatus for determining residual damage to wafer edges
DK1145066T3 (da) * 1998-12-21 2005-07-04 Evotec Ag Positionering af målevolumen i en scanningsmikroskopisk fremgangsmåde
JP4251601B2 (ja) * 2001-12-20 2009-04-08 株式会社東芝 レーザ超音波検査装置
US20050018199A1 (en) * 2003-07-24 2005-01-27 Leblanc Philip R. Fiber array interferometer for inspecting glass sheets
CN100437022C (zh) * 2004-09-02 2008-11-26 哈尔滨工业大学 三差动共焦显微成像方法
US7345816B2 (en) * 2005-01-11 2008-03-18 Olympus Corporation Optical microscope
US20070057211A1 (en) * 2005-05-25 2007-03-15 Karsten Bahlman Multifocal imaging systems and method
EP1744194B1 (en) * 2005-07-11 2017-05-10 Olympus Corporation Laser scanning microscope and image acquiring method of laser scanning microscope
JP2012047607A (ja) * 2010-08-27 2012-03-08 Hitachi Ltd 内部欠陥検査方法及びその装置
US9289191B2 (en) 2011-10-12 2016-03-22 Seno Medical Instruments, Inc. System and method for acquiring optoacoustic data and producing parametric maps thereof
JP2013090867A (ja) * 2011-10-27 2013-05-16 Canon Inc 被検体情報取得装置およびその制御方法
US9814394B2 (en) 2011-11-02 2017-11-14 Seno Medical Instruments, Inc. Noise suppression in an optoacoustic system
US11191435B2 (en) 2013-01-22 2021-12-07 Seno Medical Instruments, Inc. Probe with optoacoustic isolator
US9730587B2 (en) 2011-11-02 2017-08-15 Seno Medical Instruments, Inc. Diagnostic simulator
US9743839B2 (en) 2011-11-02 2017-08-29 Seno Medical Instruments, Inc. Playback mode in an optoacoustic imaging system
US11287309B2 (en) 2011-11-02 2022-03-29 Seno Medical Instruments, Inc. Optoacoustic component utilization tracking
US9733119B2 (en) 2011-11-02 2017-08-15 Seno Medical Instruments, Inc. Optoacoustic component utilization tracking
CA2866840C (en) 2012-03-09 2022-03-29 Seno Medical Instruments, Inc. Statistical mapping in an optoacoustic imaging system
WO2013185784A1 (en) * 2012-06-11 2013-12-19 Helmholtz Zentrum München Deutsches Forschungszentrum Für Gesundheit Und Umwelt (Gmbh) Imaging system and method for imaging an object
JP6210873B2 (ja) * 2013-12-25 2017-10-11 オリンパス株式会社 光音響顕微鏡
JP6358735B2 (ja) * 2014-02-26 2018-07-18 オリンパス株式会社 光音響顕微鏡装置
CN114088811A (zh) * 2021-11-16 2022-02-25 宝宇(武汉)激光技术有限公司 一种激光可变焦异形工件无损检测方法及系统

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH022921A (ja) * 1987-11-27 1990-01-08 Cogent Ltd 超音波でサンプルを調査する装置

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0200301A1 (en) * 1985-03-01 1986-11-05 Therma-Wave Inc. Method and apparatus for evaluating surface and subsurface features in a semiconductor
US4689491A (en) * 1985-04-19 1987-08-25 Datasonics Corp. Semiconductor wafer scanning system

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH022921A (ja) * 1987-11-27 1990-01-08 Cogent Ltd 超音波でサンプルを調査する装置

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100817615B1 (ko) * 2005-09-20 2008-03-31 한국원자력연구원 물체의 결함을 측정하기 위한 레이저 유도 초음파 검사장치 및 그 구현 방법

Also Published As

Publication number Publication date
US5062715A (en) 1991-11-05
JP2659429B2 (ja) 1997-09-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH02243956A (ja) 光音響信号検出方法及びその装置並びに半導体素子内部欠陥検出方法
US5083869A (en) Photocoustic signal detecting device
US5377006A (en) Method and apparatus for detecting photoacoustic signal
US7821647B2 (en) Apparatus and method for measuring surface topography of an object
US20060272418A1 (en) Opto-acoustic methods and apparatus for perfoming high resolution acoustic imaging and other sample probing and modification operations
US4011748A (en) Method and apparatus for acoustic and optical scanning of an object
US8610897B2 (en) High-resolution surface plasmon microscope with heterodyne interferometry in radial polarization mode
JP4151159B2 (ja) 媒質の測定装置
JP2003028774A (ja) 近接場光を用いた光学装置
JPH0216419A (ja) 散乱表面からの過渡運動の光学的検出方法及び装置
CN104020085B (zh) 一种不受背景影响的微纳粒子的光学探测与显微成像方法
JP2846079B2 (ja) 光音響信号検出方法及び装置
US20120019907A1 (en) High-resolution surface plasmon microscope that includes a heterodyne fiber interferometer
US5202740A (en) Method of and device for determining the position of a surface
US8269157B2 (en) Optical imaging system
JP2001510889A (ja) 超音波顕微鏡
JP3082208B2 (ja) 光音響信号検出方法および装置並びに半導体素子内部欠陥検出方法
JP3379180B2 (ja) 光音響信号検出方法及びその装置
JP3261704B2 (ja) 光音響信号検出方法及び装置
JP2950004B2 (ja) 共焦点レーザ顕微鏡
JP3000729B2 (ja) 光音響信号検出方法およびその装置
JPH0540225A (ja) 走査形顕微鏡
JPH08261728A (ja) 光学的界面間寸法測定装置
JP2002169268A (ja) 光学式レチクル基板検査装置及びそのビーム走査方法
CN115112770A (zh) 一种光声成像装置及方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080606

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

Year of fee payment: 12

EXPY Cancellation because of completion of term
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090606

Year of fee payment: 12